JPWO2006019142A1 - 軸受用保持器 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ポリフェニレンサルファイドと、ポリフェニレンサルファイドよりも1.8MPaでの荷重たわみ温度が高い第2の樹脂とを含む樹脂組成物によって形成した軸受用保持器であって、従来の、ポリエーテルエーテルケトン製の軸受用保持器とほぼ同等の、高い耐熱性、耐薬品性、耐油性、高温強度等を備えると共に、前記ポリエーテルエーテルケトン製の軸受用保持器に比べて、寸法、形状の精度が高く、しかも、コスト安価に製造することができる。前記第2の樹脂としては、ポリフェニレンサルファイドよりも曲げ弾性率が高い樹脂を用いるのが好ましい。また、樹脂組成物には、強化繊維として炭素繊維を含有させるのが好ましい。

Description

本発明は、転がり軸受の転動体を保持するための、軸受用保持器に関するものである。
ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、結晶性の熱可塑性樹脂の中でも、高いレベルの耐熱性、耐薬品性、耐油性(潤滑油やグリースに対する耐性)、高温強度、クリープ強度等を有している。そのため、これらの特性を活かして、例えば、180℃以上の高温で高速回転(15,000rpm以上)される、オルタネータ用の転がり軸受等に使用可能な樹脂製の軸受用保持器を、前記PEEKによって製造することが検討されている。
例えば、特許文献1には、PEEKの、先に説明した優れた特性と、熱可塑性樹脂としての、射出成形が可能な特徴とを活かして、ポリベンゾイミダゾール等の、熱可塑性樹脂よりも高い耐熱性を有するものの、射出成形が困難な耐熱性樹脂の粉末を、前記PEEK中に分散させることで、射出成形可能な樹脂組成物を作製し、前記樹脂組成物を射出成形して軸受用保持器を製造することが記載されている。前記構成によれば、これまでは、切削によって製造するしかなかった耐熱性樹脂製の軸受用保持器と、ほぼ同等の、高い耐熱性等を有する軸受用保持器を、射出成形によって製造できるため、軸受用保持器の製造コストを大幅に低減することができる。
WO−A1−9901676
しかし、PEEKは、成形収縮率が大きいため、特に、冠型保持器のように片側が開放された形状の軸受用保持器においては、射出成形し、離型した後に、開放側の寸法が変化したり、それに伴って開放側の形状が変形したりしやすく、軸受用保持器の所定の寸法、形状の精度が低いという問題がある。また、PEEKは、熱可塑性樹脂として非常に高価であるという問題もある。そのため、PEEK製の軸受用保持器と、ほぼ同等の、高い耐熱性、耐薬品性、耐油性、高温強度、クリープ強度等を備えると共に、PEEK製の軸受用保持器に比べて、寸法、形状の精度が高く、しかも、コスト安価に製造することができる樹脂製の軸受用保持器が求められている。
本発明は、ポリフェニレンサルファイドと、第2の樹脂とを含む樹脂組成物によって形成される軸受用保持器であって、前記第2の樹脂が、ポリフェニレンサルファイドよりも、1.8MPaでの荷重たわみ温度が高い樹脂であることを特徴とするものである。
前記第2の樹脂としては、ポリフェニレンサルファイドよりも曲げ弾性率が高い樹脂が好ましい。また、第2の樹脂としては、ポリアミドイミド、全芳香族ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、およびポリエーテルエーテルケトンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂が好ましい。
本発明の軸受用保持器は、前記第2の樹脂を、ポリフェニレンサルファイド100重量部に対して、10〜100重量部の割合で含んでいるのが好ましい。また、強化繊維としての炭素繊維を含んでいるのが好ましい。
本発明においては、PEEKよりも安価で、しかも、PEEKとほぼ同等の、高い耐熱性、耐薬品性、耐油性を有する上、射出成形が可能なポリフェニレンサルファイド(PPS)と、前記PPSよりも荷重たわみ温度が高いため、PPS単体では、PEEKに比べて不足する高温強度を補うことができる、第2の樹脂とを含む樹脂組成物を用いて、軸受用保持器を形成している。しかも、前記樹脂組成物は、PEEKに比べて成形収縮率が小さい。そのため、本発明によれば、従来の、PEEK製の軸受用保持器とほぼ同等の、高い耐熱性、耐薬品性、耐油性、高温強度等を備えると共に、寸法、形状の精度が高い軸受用保持器を、前記PEEK製の軸受用保持器に比べて、コスト安価に製造することが可能となる。
また、前記第2の樹脂として、PPSよりも曲げ弾性率が高い樹脂を用いた場合には、軸受用保持器に、PEEK製の軸受用保持器とほぼ同等の、高いクリープ強度を付与することもできる。これらの特性を満足する第2の樹脂として、ポリアミドイミド、全芳香族ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、およびポリエーテルエーテルケトンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂を用いた場合には、前記樹脂が、PPSと完全に相溶するか、または均一な海島構造を構成するため、先に説明した、第2の樹脂による、PPSの高温強度を補う効果や、軸受用保持器に高いクリープ強度を付与する効果を、さらに向上させることができる。
本発明の軸受用保持器が、第2の樹脂を、ポリフェニレンサルファイド100重量部に対して、10〜100重量部の割合で含んでいる場合には、PPSによる、耐熱性、耐薬品性、耐油性と、第2の樹脂による、高温強度等とを、共に、良好な範囲に維持することができる。また、本発明の軸受用保持器が、強化繊維としての炭素繊維を含んでいる場合には、前記軸受用保持器の高温強度やクリープ強度を、さらに向上させることができる。また、軸受用保持器の摩擦係数を低減し、摩耗量を減少させることもできる。
図1は本発明の、実施例、比較例で製造した玉軸受用保持器の外観を示す斜視図である。 図2は前記実施例、比較例の玉軸受用保持器を回転試験するために用いた試験装置の断面図である。 図3は実施例1、2、比較例1の玉軸受用保持器における、回転試験後の寸法変化量を示すグラフである。 図4は実施例1〜4、比較例1の玉軸受用保持器における、回転試験後の寸法変化量を示すグラフである。 図5は実施例の玉軸受用保持器を静的クリープ試験するために、前記玉軸受用保持器の上に、金属球を載置した状態を示す斜視図である。 図6は実施例1、3の玉軸受用保持器における、静的クリープ試験後の寸法変化量を示すグラフである。
発明を実施するための形態
本発明の軸受用保持器は、PPSと、前記PPSよりも荷重たわみ温度が高い第2の樹脂とを含む樹脂組成物を用いて、射出成形等によって形成されるものである。前記PPSとしては、式(1):
Figure 2006019142
で表される繰り返し単位を有し、例えば、重合によって低重合度のポリマーを合成後、空気の存在下で加熱して部分橋かけを行って高分子量化した、いわゆる、橋かけタイプのPPSや、重合時に、高分子量の重合物を得る、いわゆる、リニアタイプのPPS等のうち、射出成形が可能な、従来公知の種々のグレードのPPSが、いずれも使用可能である。特に、リニアタイプのPPSが好ましい。
また、リニアタイプのPPSは、軸受用保持器に、高い耐熱性、高温強度およびクリープ強度を付与することを考慮すると、その数平均分子量Mnが、できるだけ大きいことが好ましく、特に、数平均分子量Mnが8000以上であるのが好ましい。なお、リニアタイプのPPSの数平均分子量Mnは、耐熱性等の、熱的な特性を向上することを考慮すると、前記範囲内でも、大きいほど好ましい。
しかし、分子量が大きすぎる場合には、樹脂組成物を加熱して溶融させる際の流動性が低下して、射出成形時に、前記樹脂組成物を、金型の、軸受用保持器の形状に対応した型窩内の隅々まで、十分に充てんさせることができないおそれがある。そのため、リニアタイプのPPSの数平均分子量Mnは、前記範囲内でも、特に、20000以下であるのが好ましく、8500〜12000であるのがさらに好ましい。
第2の樹脂としては、軸受用保持器の高温強度を高めるために、荷重たわみ温度が、組み合わせるPPSの荷重たわみ温度よりも高い樹脂を用いる必要がある。荷重たわみ温度がPPSと等しいか、または、低い樹脂を配合しても、軸受用保持器の高温強度等を向上できないためである。
第2の樹脂の荷重たわみ温度は、組み合わせるPPSの荷重たわみ温度より高ければよい。しかし、軸受用保持器の高温強度を、より一層、向上することを考慮すると、前記第2の樹脂の荷重たわみ温度は、PPSの荷重たわみ温度より20℃以上、特に、30℃以上、高いことが好ましい。第2の樹脂の荷重たわみ温度の上限については、特に、限定されない。第2の樹脂の荷重たわみ温度を高くするほど、軸受用保持器の高温強度を向上できるためである。
また、第2の樹脂としては、荷重たわみ温度が前記条件を満たすと共に、曲げ弾性率が、PPSよりも高い樹脂を用いるのが好ましい。これにより、軸受用保持器に良好なクリープ強度を付与することができる。第2の樹脂の曲げ弾性率は、組み合わせるPPSの曲げ弾性率より高ければよい。しかし、軸受用保持器のクリープ強度をより一層、向上することを考慮すると、前記第2の樹脂の曲げ弾性率は、PPSの曲げ弾性率より500MPa以上、特に、1000MPa以上、高いことが好ましい。第2の樹脂の、曲げ弾性率の上限については、特に、限定されない。第2の樹脂の曲げ弾性率を高くするほど、軸受用保持器のクリープ強度を向上できるためである。
本発明では、PPSおよび第2の樹脂の荷重たわみ温度を、ISO 75−1:1993「プラスチック−荷重たわみ温度の試験方法−第1部:通則」、およびISO75−2:1993「プラスチック−荷重たわみ温度の試験方法−第2部:プラスチック及びエボナイト」において規定される、フラットワイズ試験片の、曲げ応力1.8MPaでの、荷重たわみ温度でもって表すこととする。また、曲げ弾性率は、ISO 178:1993「プラスチック−曲げ特性の試験方法」において規定される曲げ弾性率でもって表すこととする。
さらに、本発明では、PPSと第2の樹脂の荷重たわみ温度、およびクリープ強度を、いずれも、強化繊維や充てん材等を配合しない、その樹脂単体での荷重たわみ温度、クリープ強度でもって表すこととする。PPSの荷重たわみ温度や曲げ弾性率は、PPSの種類や、あるいは、同じ種類のPPSでも、分子量の違いによって、また、橋かけタイプのPPSでは、橋かけ率の違いによって異なる。そのため、組み合わせるPPSに固有の荷重たわみ温度や曲げ弾性率を基準として、前記条件を満たす荷重たわみ温度、および曲げ弾性率を有する第2の樹脂を、選定すればよい。
また、第2の樹脂としては、PPSと完全に相溶するか、または、均一な海島構造を構成する樹脂が好ましい。そのような第2の樹脂としては、例えば、ポリアミドイミド(PAI)、全芳香族ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリサルフォン(PSU)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の1種または2種以上が挙げられ、これらの中から、先に説明した、荷重たわみ温度や曲げ弾性率の条件を満たす樹脂が、選択して使用される。
PPSと第2の樹脂との配合割合については、特に限定されないが、PPS100重量部に対して、第2の樹脂を、10〜100重量部の割合で配合するのが好ましい。第2の樹脂の配合割合が、10重量部未満では、前記第2の樹脂を配合したことによる、軸受用保持器の高温強度やクリープ強度を向上する効果が、十分に得られないおそれがある。また100重量部を超える場合には、相対的に、PPSの割合が少なくなるため、前記PPSを第2の樹脂と併用したことによる、PEEK製の軸受用保持器と同等の高い耐熱性、耐薬品性、耐油性、高温強度、クリープ強度等を維持しながら、軸受用保持器のコストダウンを図る効果が低下するおそれがある。
また、樹脂組成物を加熱して溶融させる際の流動性が低下して、射出成形時に、前記樹脂組成物を、金型の、軸受用保持器の形状に対応した型窩内の隅々まで、十分に充てんさせることができないおそれもある。第2の樹脂を2種以上、併用する場合は、その総量を、前記配合割合の範囲内とするのが好ましい。
樹脂組成物には、強化繊維、充てん材その他、各種の添加剤を配合してもよい。強化繊維としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、繊維状の珪灰石(ウォラストナイト)、炭化ケイ素繊維、ボロン繊維、アルミナ繊維、Si−Ti−C−O繊維、金属繊維(銅、鋼、ステンレス鋼等)、芳香族ポリアミド(アラミド)繊維、チタン酸カリウムウイスカー、グラファイトウイスカー、炭化ケイ素ウイスカー、窒化ケイ素ウイスカー、アルミナウイスカー等の1種または2種以上が挙げられる。
また、充てん材としては、例えばフェノール樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂等の耐熱性樹脂の粉末、グラファイト、アルミナ、シリカ、炭化ケイ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、二硫化モリブデン、タルク、珪藻土、石綿、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、シリカバルーン等の無機物の粉末等の1種または2種以上が挙げられる。
強化繊維と充てん材は、いずれか一方のみを、樹脂組成物に配合してもよいし、両方を配合してもよい。その配合割合、すなわち、強化繊維または充てん材のいずれか一方のみを単独で配合する場合は、その単独の成分の配合割合が、また、両者を併用する場合は、その合計の配合割合が、PPSと、第2の樹脂と、強化繊維および/または充てん材の総量100重量部中の、10〜50重量部であるのが好ましい。
強化繊維および/または充てん材の配合割合が、前記範囲未満では、これらの成分の添加効果、つまり、軸受用保持器を補強する効果が、十分に得られないおそれがある。また、配合割合が、前記範囲を超える場合には、樹脂組成物を加熱して溶融させる際の流動性が低下して、射出成形時に、前記樹脂組成物を、金型の、軸受用保持器の形状に対応した型窩内の隅々まで、十分に充てんさせることができないおそれがある。
本発明では、特に、強化繊維として、炭素繊維を配合するのが好ましい。炭素繊維は、最も一般的な強化繊維であるガラス繊維に比べて比重が小さいことから、PPSと第2の樹脂との総量に対して、一定の重量比で配合した際に、体積比で見ると、前記ガラス繊維より多量に配合することができる。そのため、高温での強度低下やクリープ発生の原因となる樹脂の体積比を、相対的に小さくして、軸受用保持器の高温強度やクリープ強度を向上することができる。
また、前記炭素繊維を、軸受用保持器の表面に、ガラス繊維に比べて、より密な状態で、存在させることもできる。その上、炭素繊維は、ガラス繊維に比べて摩擦係数が小さい。そのため、軸受用保持器の表面に密な状態で存在している摩擦係数の小さい炭素繊維の機能によって、前記表面の摩擦係数を低減すると共に、摩耗量を減少させることができる。
炭素繊維としては、その直径が、現在、容易に入手できる炭素繊維の直径の最小値である3μm以上で、かつ15μm以下である炭素繊維を使用するのが好ましい。炭素繊維の直径が15μmを超える場合には、軸受用保持器の靭性が低下して、前記軸受用保持器のポケットに転動体を圧入する際等に、割れたり折れたりしやすくなるおそれがある。なお、軸受用保持器の靭性が低下するのを防止しながら、強化繊維として炭素繊維を配合したことによる、軸受用保持器の高温強度やクリープ強度を向上し、かつ、表面の摩擦係数を低減すると共に、摩耗量を減少させる効果をさらに向上することを考慮すると、炭素繊維の直径は、6〜10μmであるのがさらに好ましい。
炭素繊維の配合割合は、PPSと第2の樹脂と炭素繊維の総量100重量部中の、10〜50重量部であるのが好ましく、20〜40重量部であるのがさらに好ましい。炭素繊維の配合割合が前記範囲未満では、強化繊維として炭素繊維を配合したことによる、軸受用保持器の高温強度やクリープ強度を向上し、かつ、その表面の摩擦係数を低減すると共に、摩耗量を減少させる効果が十分に得られないおそれがある。
また、配合割合が、前記範囲を超える場合には、軸受用保持器の靭性が低下して、前記軸受用保持器のポケットに転動体を圧入する際等に、割れたり折れたりしやすくなるおそれがある。また、樹脂組成物を加熱して溶融させる際の流動性が低下して、射出成形時に、当該樹脂組成物を、金型の、軸受用保持器の形状に対応した型窩内の隅々まで、十分に充てんさせることができないおそれもある。
本発明の軸受用保持器は、前記各成分を溶融、混練し、ペレット状、粉末状等の、成形材料として使用可能な形状にした後、従来同様に射出成形等によって成形することで製造される。本発明の構成は、玉軸受、針状ころ軸受、円筒ころ軸受、円錐ころ軸受等の種々の転がり軸受用の、あらゆる形状の軸受用保持器に適用することができる。
かくして形成される本発明の軸受用保持器は、従来の、PEEK製の軸受用保持器とほぼ同等の高い耐熱性、耐薬品性、耐油性、高温強度等を備えており、例えば、180℃以上の高温で高速回転(15,000rpm以上)される、オルタネータ用の転がり軸受等に使用することが可能である。また、PPSと第2の樹脂とを含む樹脂組成物は、PEEKに比べて成形収縮率が小さいため、本発明の軸受用保持器は、PEEK製の軸受用保持器に比べて、特に、冠型保持器のように片側が開放された形状の軸受用保持器において、射出成形し、離型した後に、開放側の寸法が変化したり、それに伴って開放側の形状が変形したりするのを防止して、寸法、形状の精度を向上することが可能である。しかもPPSは、PEEKよりも安価で、なおかつ、射出成形が可能であることから、本発明の軸受用保持器は、PEEK製の軸受用保持器に比べて、よりコスト安価に製造することも可能である。
〈第2の樹脂の検討〉
PPSとして、数平均分子量Mn=8700の、リニアタイプのPPSを用いると共に、前記PPSと組み合わせる第2の樹脂について検討した。第2の樹脂としては、下記サンプル1〜6の6種の樹脂を用いた。
サンプル1:PAI系樹脂
サンプル2:PI系樹脂
サンプル3:PEI系樹脂
サンプル4:PES系樹脂
サンプル5:PSU系樹脂
サンプル6:PEEK系樹脂
前記各サンプルの樹脂と、PPSと、そして、70重量部のPPSに30重量部のガラス繊維を配合した複合材料とについて、先に説明したISO75−1および2に則って、フラットワイズの荷重たわみ温度を測定した。また、ISO178に則って、曲げ弾性率を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2006019142
表1より、各サンプルの樹脂は、いずれも、PPSよりも荷重たわみ温度が高いことから、前記いずれかの樹脂を、第2の樹脂としてPPSに配合することによって、軸受用保持器の高温強度を向上できることが判った。また、サンプル1のPAI系樹脂、サンプル3のPEI系樹脂、およびサンプル6のPEEK系樹脂は、PPSよりも曲げ弾性率が高いことから、前記いずれかの樹脂を、第2の樹脂としてPPSに配合することによって、軸受用保持器のクリープ強度をも向上できることが判った。
〈成形収縮率の検討〉
PPSとして、数平均分子量Mn=8700の、リニアタイプのPPSを用いると共に、前記PPSと、サンプル1のPAI系樹脂とを、重量比で70/30の割合で配合すると共に、30重量%の炭素繊維を配合した樹脂組成物を用いて、長さ127mm、幅12.7mm、厚み3.2mmの、成形収縮率測定用の試験片1を射出成形した。また、比較のため、サンプル6のPEEK系樹脂に、30重量%のガラス繊維を配合した樹脂組成物を用いて、同寸法の試験片2を射出成形した。射出成形用の金型としては、長さ方向の端面の中央にゲートを有し、試験片の長さ方向が、ゲートから注入された樹脂組成物の流れ方向と一致する金型を用いた。
前記試験片1、2について、ASTM D955−00に所載の測定方法に則って、前記樹脂組成物の流れ方向、および、試験片の厚み方向と一致する垂直方向の成形収縮率を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2006019142
表より、PPSと第2の樹脂とを併用した樹脂組成物によれば、特に、試験片の垂直方向の成形収縮率を、PEEKに比べて、大幅に、低減して、軸受用保持器の寸法、形状の精度を向上できることが判った。
〈実施例1、2〉
先の結果を踏まえて、前記リニアタイプのPPS〔荷重たわみ温度110℃、曲げ弾性率3200MPa、数平均分子量Mn=8700〕と、第2の樹脂としての、サンプル1のPAI系樹脂〔荷重たわみ温度278℃、曲げ弾性率4900MPa〕とを、重量比70:30(実施例1)、または62.5:37.5(実施例2)の割合で配合した。そして、両樹脂の配合物70重量部に、ガラス繊維30重量部を加えて溶融、混練して樹脂組成物を作製し、前記樹脂組成物を用いて、射出成形により、図1に示す形状を有し、かつポケット側外形寸法D1が40mm、内径寸法D2が30mm、高さTが10mmである玉軸受用保持器Hを製造した。
比較例1:
実施例1、2で使用したのと同じリニアタイプのPPSを単独で使用し、前記PPS70重量部に、ガラス繊維30重量部を加えて溶融、混練して樹脂組成物を作製し、前記樹脂組成物を用いて、射出成形により、同形状、同寸法の玉軸受用保持器Hを製造した。
回転試験:
実施例1、2、比較例1で製造した玉軸受用保持器Hを、転がり軸受に組み込み、フッ素グリース(基油としてのパーフルオロアルキルポリエーテルに、増ちょう剤としてポリテトラフルオロエチレン粉末を配合したグリース)を充てんした状態で、図2に示す試験装置に組み込んだ。
図の試験装置は、内部にカートリッジヒータ1を備える固定側ハウジング2と、前記固定側ハウジング2のフロント側に組み込まれる、試験する転がり軸受3と、リヤ側に組み込まれる軸受4とによって回転自在に支持される回転軸5と、前記回転軸5の、フロント側の一端に固定されるプーリ6と、前記プーリ6と図示しないモータの駆動軸との間に掛け渡されるポリVベルト7とを備えている。
試験する転がり軸受3を、前記試験装置のフロント側に組み込み、ポリVベルト7の張力を調整して、プーリ6に、図中に実線の矢印で示すように、荷重を加えた状態で、モータを作動させて、回転軸5を、18,000rpmの回転速度で回転させると共に、図示しない熱電対で測定した、試験する転がり軸受3の外輪の温度が200℃となるように、同じく図示しない温度調整回路によってカートリッジヒータ1への通電を開始した。
そして、外輪の温度が200℃に達した時点から、1000時間、連続回転させた後、転がり軸受3から玉軸受用保持器Hを取り出して、ポケット側外径寸法D1の寸法変化量(mm)を測定した。結果を図3に示す。図3より、PPSに第2の樹脂を配合した実施例1、2の玉軸受用保持器は、比較例1に比べて、寸法変化量を、約1/5〜1/2ほど低減できたことから、高温強度およびクリープ強度を向上できることが確認された。
実施例3、4:
実施例1、2で使用したのと同じリニアタイプのPPSと、第2の樹脂としての、サンプル1のPAI系樹脂とを重量比70:30(実施例3)、または62.5:37.5(実施例4)の割合で配合した。そして、両樹脂の配合物70重量部に、炭素繊維(直径6μm)30重量部を加えて、溶融、混練して樹脂組成物を作製し、前記樹脂組成物を用いて、射出成形により、同形状、同寸法の玉軸受用保持器Hを製造した。前記実施例3、4で製造した玉軸受用保持器Hについて、先の回転試験を行った。結果を、実施例1、2、比較例1の結果とあわせて、図4に示す。
静的クリープ試験:
実施例1、3で製造した玉軸受用保持器Hを、図5に示すように、水平な基板上に、ポケット側を上にして載置し、その上に、直径40mm、重さ約260gの金属球Mを載置した状態で、200℃に設定した恒温槽中で160時間、静置した後、取り出して、ポケット側内径寸法D2の寸法変化量(mm)を測定した。結果を図6に示す。
図4、6より、強化繊維として炭素繊維を用いた実施例3の玉軸受用保持器の方が、ガラス繊維を用いた実施例1よりも、回転試験および静的クリープ試験における寸法変化量を低減でき、高温強度およびクリープ強度を向上できることが確認された。

Claims (5)

  1. ポリフェニレンサルファイドと、第2の樹脂とを含む樹脂組成物によって形成される軸受用保持器であって、前記第2の樹脂が、ポリフェニレンサルファイドよりも、1.8MPaでの荷重たわみ温度が高い樹脂であることを特徴とする軸受用保持器。
  2. 第2の樹脂が、ポリフェニレンサルファイドよりも曲げ弾性率が高い樹脂である請求項1記載の軸受用保持器。
  3. 第2の樹脂が、ポリアミドイミド、全芳香族ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリサルフォン、およびポリエーテルエーテルケトンからなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂である請求項1記載の軸受用保持器。
  4. 第2の樹脂を、ポリフェニレンサルファイド100重量部に対して、10〜100重量部の割合で含む請求項1記載の軸受用保持器。
  5. 強化繊維としての炭素繊維を含む請求項1記載の軸受用保持器。

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