JPWO2006019046A1 - 空調衣服 - Google Patents

空調衣服 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2006019046A1
JPWO2006019046A1 JP2006531757A JP2006531757A JPWO2006019046A1 JP WO2006019046 A1 JPWO2006019046 A1 JP WO2006019046A1 JP 2006531757 A JP2006531757 A JP 2006531757A JP 2006531757 A JP2006531757 A JP 2006531757A JP WO2006019046 A1 JPWO2006019046 A1 JP WO2006019046A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
garment
heat insulating
material portion
clothing material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006531757A
Other languages
English (en)
Inventor
市ヶ谷 弘司
弘司 市ヶ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SFT Laboratory Co Ltd
Original Assignee
SFT Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SFT Laboratory Co Ltd filed Critical SFT Laboratory Co Ltd
Publication of JPWO2006019046A1 publication Critical patent/JPWO2006019046A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D27/00Details of garments or of their making
    • A41D27/28Means for ventilation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/002Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with controlled internal environment
    • A41D13/0025Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches with controlled internal environment by means of forced air circulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる空調衣服を提供する。服地部10には、外布11の内側に断熱材13が設けられている。この服地部10は、断熱材13を外布11と内布12との間に挿入した三層構造になっている。断熱材13としては、例えば羽毛又はアクリルの綿などが用いられる。暑いときには、空調衣服の着用者は、送風手段50を駆動して服地部10と身体又は下着との間の空間に空気を流通させることにより、身体を冷却することができる。一方、寒いときには、空調衣服の着用者は、送風手段50を駆動せずに空調衣服を通常の衣服として着用することにより、服地部10に設けられた断熱材を利用して身体を保温することができる。

Description

本発明は、身体の表面に略平行な空気の流れを発生させることにより身体を冷却する空調衣服に関する。
最近、身体を冷却する空調衣服が広く知られるようになってきた(例えば、特許文献1参照。)。かかる空調衣服は、服地と身体又は下着との間に空気を流通させるための流通路と、服地に取り付けられた送風手段とを備える。空調衣服を着用し、送風手段を駆動すると、その送風手段により服地と身体又は下着との間の空間に空気の流れが強制的に生じ、服地と身体又は下着との間の空間において空気が身体の表面に沿って流通するようになる。これにより、身体の表面における湿度勾配を大きくして、身体が必要とする放熱量に対応して供給される汗をすべて気化させることができる。そして、汗が気化すると、その気化の際に熱が身体から奪われるため、身体が冷却される。このように、従来、空調衣服は、汗をかくような暑い環境において身体を冷却するために使用されている。
国際公開第02/067708号パンフレット
ところで、上述したように、従来の空調衣服は、汗をかくような暑い環境においてその着用者の身体を冷却することを主目的として使用されており、寒い環境の下で空調衣服を使用することはそれ程考慮されていなかった。例えば、季節の変わり目においては、朝や夕と昼との温度差が大きく、昼間は汗ばむほど暑いが、朝や夕は肌寒い場合がある。このような季節に空調衣服を使用する場合、着用者は、昼には送風手段を駆動することにより空調衣服の冷却機能を発揮させるが、一方、朝や夕には送風手段の駆動を停止して、その空調衣服の上にセーター等を着用することがある。しかしながら、このような空調衣服の使い方をしたのでは、着用者は空調衣服の上に着用するための別の衣服を持ち運ばなければならず、着用者にとってとても不便である。このため、寒い環境の下で着用する場合であっても、別の衣服を着用することなく、着用者に快適さを与えることができる空調衣服の実現が望まれている。
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる空調衣服を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明に係る空調衣服は、身体の所定部位を覆うと共に、身体又は下着との間の空間において空気を身体又は下着の表面に沿って案内するための服地部と、前記服地部と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるための一又は複数の送風手段と、前記送風手段に電力を供給する電源手段と、を具備し、前記服地部として、外布の内側に断熱材が設けられたものを用いたことを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の空調衣服において、前記断熱材として羽毛又はアクリルの綿が用いられ、前記服地部は前記断熱材が外布と内布との間に挿入された三層構造になっていることを特徴とするものである。
更に、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の空調衣服において、前記服地部が長袖の衣服形状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明に係る空調衣服では、服地部の外布の内側に断熱材が設けられている。暑い環境の下で空調衣服を使用する場合には、送風手段を駆動して服地部と身体又は下着との間の空間に空気を流通させることにより、着用者の身体を冷却することができる。一方、寒い環境の下で空調衣服を使用する場合には、送風手段を駆動せずに空調衣服を通常の衣服として着用することにより、服地部に設けられた断熱材によって着用者の身体を保温することができる。このように、本発明の空調衣服は、暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる。
請求項2記載の発明に係る空調衣服では、断熱材として羽毛又はアクリルの綿を用い、服地部は断熱材が外布と内布との間に挿入された三層構造になっている。このため、寒い環境の下で空調衣服を使用する場合に、着用者の身体の保温効果をより高めることができる。
請求項3記載の発明に係る空調衣服では、服地部を長袖の衣服形状に形成している。このため、日差しの強い夏などの季節に空調衣服を使用する場合には、胸部及び胴部だけでなく腕部をも冷却することができると共に紫外線から腕部を保護することができ、一方、寒い季節に空調衣服を使用する場合には、腕部を外部の寒さから保護することができる。
(a)は本発明の一実施形態である空調衣服の概略正面図、(b)はその空調衣服の概略背面図である。 本実施形態の空調衣服に用いられる服地部の概略断面図である。
符号の説明
10 服地部
11 外布
12 内布
13 断熱材
20 前部開閉手段
30 空気漏れ防止手段
40a,40b,40b 空気流通部
50 送風手段
60 電源手段
以下に、図面を参照して、本願に係る発明を実施するための最良の形態について説明する。図1(a)は本発明の一実施形態である空調衣服の概略正面図、図1(b)はその空調衣服の概略背面図である。
本実施形態の空調衣服は、図1に示すように、服地部10と、前部開閉手段20と、空気漏れ防止手段30と、空気流通部40a,40b,40bと、二つの送風手段50,50と、電源手段60とを具備するものである。
かかる空調衣服は、送風手段50,50により服地部10と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせ、服地部10と身体又は下着との間の空間において空気を身体又は下着の表面に沿って流通させるものである。このため、身体の表面における湿度勾配を大きくして、身体が必要とする放熱量に対応する量の汗を気化させることができるので、その気化の際に人体から気化熱が奪われることを利用して人体を冷却することができる。この作用を「生理クーラー」と称する。尚、本実施形態では、「下着」とは、空調衣服の下に着用される衣類を意味する。空調衣服は、身体の上に直接着用してもよいが、下着の上に着用することもできる。
生理クーラーについてもう少し詳しく説明する。人間は皮膚や体で暑さを検出し、この暑さについての情報を脳で処理し、体が要求する冷却量に対応した量の汗を出すようになっている。汗を100%蒸発することができれば、その人にとってその時に丁度よい放熱を行うことができる。汗を蒸発させるためには空気が必要であり、空調衣服は、身体又は下着の表面に沿って大量の空気を流すことにより、汗が100%蒸発できる範囲を拡大することができる。但し、空調衣服を着用していても空気の流量が少なければ、そよ風が吹いている状況下で夏用の通気性のよいシャツを着用している場合の方がかえって快適さが得られることもある。すなわち、空調衣服を着用する場合、身体又は下着の表面に沿って流す空気の流量が少ないと、あまり冷却効果が得られない。したがって、生理クーラーが有効に機能する範囲を拡大するためには、空調衣服の着用者が成人である場合、実用的には3リットル/秒以上、好ましくは5リットル/秒以上の空気の流量が必要である。
服地部10は、身体の所定部位を覆うものである。本実施形態では、かかる服地部10を用いて、上半身を覆う長袖の衣服、具体的にはジャンパー型の衣服を製作している。また、服地部10は、服地部10と身体又は下着との間の空間において、送風手段50,50により発生された空気を身体又は下着の表面に沿って案内するという役割をも果たす。すなわち、服地部10は、身体を覆う衣服としての役割と共に、空気案内手段としての役割をも果たす。この服地部10の構造については後に詳述する。
服地部10の前部には、図1(a)に示すように、前部開閉手段20が設けられている。この前部開閉手段20は、空調衣服を着用する際にその前部を開閉するためのものである。本実施形態では、空調衣服としてジャンパー型の衣服を作製することにしているので、前部開閉手段20としては、ファスナーを用いている。ファスナーは簡単に開閉することができ、しかもファスナーを閉じたときにそのファスナー部分から外部へ空気がほとんど漏れることはない。
服地部10の裾部には、空気漏れ防止手段30が設けられている。この空気漏れ防止手段30は、服地部10の裾部を身体、下着又はズボン等の衣服に密着させることにより、当該裾部から空気が外部に漏れるのを防止するためのものである。本実施形態では、空気漏れ防止手段30として、ゴム等の伸縮性のある素材を用いている。そして、かかる伸縮性のある素材は服地部10の裾部に縫い込まれている。
また、本実施形態の空調衣服では、合計3箇所の空気流通部40a,40b,40bを設けている。具体的には、衣服としての機能上、服地部10の所定の端部に形成される開口部が空気流通部となる。すなわち、襟周り部分の開口部が空気流通部40aとなり、袖口部の開口部が空気流通部40b,40bとなる。なお、以下では、3箇所の空気流通部40a,40b,40bを示すときには、単に空気流通部40とも表示することとする。空気流通部40は、服地部10と身体又は下着との間の空間内を流れる空気を外部に取り出す空気流出部又は外部の空気を服地部10と身体又は下着との間の空間内に取り入れる空気流入部として利用される。空気流通部40を空気流出部として利用するか、空気流入部として利用するかは、送風手段50の送風方式によって決められる。すなわち、送風手段50が外部の空気を服地部10内に取り込むように動作する場合には、空気流通部40は空気流出部として利用され、一方、送風手段50が服地部10内の空気を外部に排出するように動作する場合には、空気流通部40は空気流入部として利用される。本実施形態では、空気流通部40を空気流出部として利用する。
送風手段50は、服地部10と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるものである。二つの送風手段50,50は、外部の空気を服地部10内に取り込む方向に回転する。すなわち、送風手段50,50の送風方式としては吸気方式を採用している。送風手段50,50の送風方式を吸気方式とすると、送風手段50,50を介して外部から服地部10内に流入する空気によって、服地部10と身体又は下着との間に、空気の流通空間が自動的に形成される。送風手段50,50に電力が供給されると、送風手段50,50は外部の空気を服地部10内に取り込み、その取り込まれた空気は、服地部10の存在により服地部10と身体又は下着との間の空間内を流通する。そして、その流通する空気は空気流通部40に達すると、そこから外部に排出される。
電源手段60は、送風手段50,50に電力を供給するためのものである。電源手段60は、例えば服地部10の裏面に設けられたポケットに収納される。ここでは、電源手段60として、経済性の観点から二次電池を用いている。電源手段60と二つの送風手段50,50とは電源ケーブル(不図示)により接続されている。また、電源手段60と二つの送風手段50,50との間には、電源スイッチ(不図示)が設けられている。この電源スイッチは、電源手段60から二つの送風手段50,50に供給する電力をオン・オフするものである。
本実施形態の空調衣服は、暑い環境の下で着用者の身体を冷却するために使用するだけでなく、寒い環境の下でも使用することができるように設計されている。すなわち、空調衣服を寒い環境の下でも使用することを考慮して、服地部10の構造に工夫を凝らしている。
次に、本実施形態の空調衣服に用いられる服地部10の構造について説明する。図2は本実施形態の空調衣服に用いられる服地部10の概略断面図である。
服地部10は、図2に示すように、外部に接する側に設けられた外布11と、人体に対向する側に設けられた内布12と、断熱材13とを備える。外布11の素材としては、空気漏れのあまりないようなものを用いることが望ましい。例えば、外布11の素材としては、ポリエステル布、ナイロン布等のプラスチック繊維で作られた布や、高密度布を用いることができる。むろん使用目的によっては、綿などの天然繊維や、これらの混紡繊維を用いてもよい。
内布12は、外布11の内側に設けられた断熱材13が外に出てしまうのを防止するためのものである。また、本実施形態では、肌寒いときには、送風手段50,50を駆動せずに空調衣服を通常の衣服として着用する。かかる場合、内布12の少なくとも一部が直接、肌と接触することになるので、内布12としては肌触りのよい素材を用い、空調衣服の着用感の向上を図ることが望ましい。
断熱材13は、熱の伝導を効果的に遮断するためのものであり、外布11の内側に設けられている。具体的には、断熱材13は、図2に示すように、外布11と内布12との間に挿入されている。すなわち、服地部10は、外布11、内布12及び断熱材13の三層構造になっている。例えば、断熱材13としては、羽毛やアクリルの綿等のように空気含有量の多い材料が用いられる。断熱材13の厚さはそれ程厚くなくてもよく、0.3cm〜2.0cmであれば十分である。このように断熱材13として羽毛等が用いられる場合に、外布11及び内布12は、断熱材12が服地部10から外に出てしまうのを防止する役割をも果たすことになる。
また、断熱材13としては、通常の綿布を用いることもできる。断熱材13として通常の綿布を用いた場合には、羽毛等を用いた場合に比べて、空調衣服を安価に製造することができる。
本実施形態の空調衣服を暑い環境の下で使用する場合には、着用者は、電源手段60と送風手段50,50との間に設けた電源スイッチをオンにする。これにより、二つの送風手段50,50は駆動して、外部の空気を服地部10内に取り込む。このとき、その取り込まれた空気の圧力によって、服地部10と身体又は下着との間に身体の表面に略平行な空気を流すための空間が自動的に形成される。そして、服地部10と身体又は下着との間の空間において、上半身を包み込むような空気の流れが生じる。服地部10と身体又は下着との間の空間を流れる空気は空気流通部40に達すると、そこから外部に排出される。このように、身体の表面に略平行に空気の流れを発生させることにより、身体の表面における湿度勾配を大きくすることができるので、身体が必要とする放熱量に対応する量の汗を気化させ、その気化の際に人体から気化熱が奪われることを利用して身体を冷却することができる。尚、服地部10の外布11の内側に断熱材13を設けたことは、空調衣服の冷却機能に何らの影響をも及ぼすものではない。
一方、本実施形態の空調衣服を肌寒い環境の下で使用する場合には、着用者は、空調衣服を通常の衣服として着用する。すなわち、電源スイッチをオフにして、送風手段50,50を駆動しない状態で、空調衣服を着用する。本実施形態では、服地部10の外布11の内側に断熱材13を設けたことにより、断熱材13で囲まれた部分の熱が外部に容易に逃げ出してしまうのを防止することができる。このため、着用者が外気の影響を受けて寒く感じてしまうことはなく、着用者の身体を保温することができる。
本実施形態の空調衣服では、暑いときには、送風手段を駆動して服地部と身体又は下着との間の空間に空気を流通させることにより、着用者の身体を冷却することができ、一方、寒いときには、送風手段を駆動せずに空調衣服を通常の衣服として着用することにより、服地部に設けられた断熱材によって着用者の身体を保温することができる。例えば、朝や夕と昼との温度差が大きい季節に空調衣服を着用する場合、着用者は、昼の暑いときには、送風手段を駆動することにより、空調衣服の冷却機能を活用して快適に過ごすことができる。一方、朝や夕の肌寒いときには、送風手段の駆動を行わずに空調衣服を着用すれば、その空調衣服の上にセーター等を着用しなくとも、快適に過ごすことができる。このように、本実施形態の空調衣服は、暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる。
また、本実施形態では、服地部を長袖の衣服形状に形成したことにより、日差しの強い夏などの季節において空調衣服を使用する場合、送風手段からの空気は胸部及び胴部だけでなく腕部にも流通するので、腕部をも冷却することができる。しかも、紫外線から腕部を保護することができる。一方、寒い季節において空調衣服を使用する場合には、腕部を外部の寒さから保護することができる。したがって、本実施形態の空調衣服を、上半身を被う衣服に適用する場合には、その空調衣服を半袖の衣服にするよりも長袖の衣服にすることが好ましい。
更に、本実施形態では、断熱材として羽毛又はアクリルの綿を用いることにより、寒い環境の下で空調衣服を使用する場合に、着用者の身体の保温効果をより高めることができる。
尚、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
上記の実施形態において、空調衣服には、送風手段が発生させる空気の流量を調整する流量調整手段を設けることが望ましい。この流量調整手段としては例えばボリュームを用いることができる。着用者は、朝や夕と昼との温度差が大きい場合等に、流量調整手段を用いることにより、その時々の外気の温度に応じて、空調衣服による空調効果をこまめに調節することができる。
上記の実施形態では、服地部の前部を開閉するための前部開閉手段としてファスナーを用いた場合について説明したが、前部開閉手段としては、例えば、ボタンやマジックテープ(登録商標)等を用いてもよい。
また、上記の実施形態では、服地部として、外布と内布との間に断熱材を挿入した三層構造のものを用いた場合について説明したが、使用する断熱材の種類によっては、服地部として、内布を設けずに外布の内側に断熱材を取り付けた二層構造のものを用いてもよい。
以上説明したように、本発明の空調衣服では、服地部の外布の内側に断熱材を設けている。暑い環境の下で空調衣服を使用する場合には、送風手段を駆動して服地部と身体又は下着との間の空間に空気を流通させることにより、着用者の身体を冷却することができ、一方、寒い環境の下で空調衣服を使用する場合には、送風手段を駆動せずに空調衣服を通常の衣服として着用することにより、服地部に設けられた断熱材によって着用者の身体を保温することができる。このように、本発明の空調衣服は、暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる。したがって、本発明の空調衣服は、作業用衣服、アウトドア用衣服、ガーデニング用衣服等、さまざまな用途の衣服に適用することができる。


【0002】
に着用するための別の衣服を持ち運ばなければならず、着用者にとってとても不便である。このため、寒い環境の下で着用する場合であっても、別の衣服を着用することなく、着用者に快適さを与えることができる空調衣服の実現が望まれている。
[0005]
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる空調衣服を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
[0006]
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明に係る空調衣服は、身体の所定部位を覆うと共に、身体又は下着との間の空間において空気を身体又は下着の表面に沿って案内するための服地部と、前記服地部の内側に設けられた、外部の空気を前記服地部内に取り入れて前記服地部と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるための、電池で駆動される一又は複数の送風手段と、を具備し、前記服地部として、外布の内側に、内部の熱が外部に逃げるのを防止するための断熱材が設けられたものを用いたことを特徴とするものである。
[0007]
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の空調衣服において、前記断熱材として羽毛又はアクリルの綿が用いられ、前記服地部は前記断熱材が外布と内布との間に挿入された三層構造になっていることを特徴とするものである。
[0008]
更に、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の空調衣服において、前記服地部が長袖の衣服形状に形成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
[0009]
請求項1記載の発明に係る空調衣服では、服地部の外布の内側に断熱材が設けられている。暑い環境の下で空調衣服を使用する場合には、送風手段を駆動して服地部と身体又は下着との間の空間に空気を流通させることにより、着用者の身体を冷却することができる。一方、寒い環境の下で空調衣服を使用する場合には、送風手段を駆動せずに空調衣服を通常の衣服として着用することにより、服地部に設けられた断熱材によって着用者の身体を保温することができる。このように、本発明の空調衣服は、暑い環境のみならず寒い環境の下で着用しても着用者に快適さを与えることができる。
[0010]
請求項2記載の発明に係る空調衣服では、断熱材として羽毛又はアクリルの綿を用

Claims (3)

  1. 身体の所定部位を覆うと共に、身体又は下着との間の空間において空気を身体又は下着の表面に沿って案内するための服地部と、
    前記服地部と身体又は下着との間の空間に空気の流れを強制的に生じさせるための一又は複数の送風手段と、
    前記送風手段に電力を供給する電源手段と、
    を具備し、
    前記服地部として、外布の内側に断熱材が設けられたものを用いたことを特徴とする空調衣服。
  2. 前記断熱材として羽毛又はアクリルの綿が用いられ、前記服地部は前記断熱材が外布と内布との間に挿入された三層構造になっていることを特徴とする請求項1記載の空調衣服。
  3. 前記服地部が長袖の衣服形状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の空調衣服。


JP2006531757A 2004-08-20 2005-08-12 空調衣服 Pending JPWO2006019046A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004240610 2004-08-20
JP2004240610 2004-08-20
PCT/JP2005/014818 WO2006019046A1 (ja) 2004-08-20 2005-08-12 空調衣服

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2006019046A1 true JPWO2006019046A1 (ja) 2008-05-08

Family

ID=35907434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006531757A Pending JPWO2006019046A1 (ja) 2004-08-20 2005-08-12 空調衣服

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPWO2006019046A1 (ja)
WO (1) WO2006019046A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7299612B2 (ja) * 2019-08-09 2023-06-28 株式会社ロゴスコーポレーション 耐熱シート
JP6753032B1 (ja) * 2020-02-20 2020-09-09 株式会社クワンズ 空調服

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4431186B1 (ja) * 1965-05-14 1969-12-13
JP3136622B2 (ja) * 1991-02-28 2001-02-19 ダイキン工業株式会社 冷房服

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006019046A1 (ja) 2006-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI290026B (en) Air-conditioning suit
JP4329118B2 (ja) 冷却衣服
JPWO2004006699A1 (ja) 冷却衣服
JPWO2003103424A1 (ja) 冷却衣服
JP2006132040A (ja) 空調衣服
JP7174531B2 (ja) 衣服
JPWO2002067708A1 (ja) 冷却衣服
BG64578B1 (bg) Средство за вентилация на дреха
WO2006098429A1 (ja) 空調衣服
JP2012046859A (ja) 重ね着用の衣服、重ね着用の衣服に用いられるアウターウェアおよび内層ウェア
JP2023175913A (ja) 空調衣服の服本体及び空調衣服
JP6664443B2 (ja) ヘルメット対応空調衣服の服本体及びヘルメット対応空調衣服
JP3244984U (ja) 送風機能付き衣服
JPWO2006019046A1 (ja) 空調衣服
CN205813612U (zh) 除汗散热服装
JP2006152452A (ja) 空調衣服
JP2006233370A (ja) 空調衣服
JP3140666U (ja) 防護衣
CN210492706U (zh) 一种防晒透气衣
CN208740140U (zh) 一种可加热的消防员灭火防护服
JPWO2004017773A1 (ja) 空調服ユニット
TWM598060U (zh) 機車用冷暖衣
CN219939767U (zh) 一种通风透气服装
TWI841761B (zh) 涼感衣服
JP2020193416A (ja) 空調衣服