JPWO2005108171A1 - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる駐車支援装置を提供する。【解決手段】 駐車支援装置は、車両80の後方を撮像する撮像装置と、撮像装置によって撮像された画像を表示する表示装置と、運転者による車両80の駐車を支援するための駐車支援ガイドを撮像装置によって撮像された画像上に重畳して表示装置に表示させる画像処理装置とを備え、駐車支援ガイドは、車両80の操舵の開始を運転者に知らせるための操舵開始マーカー31を含み、操舵開始マーカー31は、所定の軌跡32の互いに異なる2点における接線33、34の交点であり、軌跡32は、車両80が最大の舵角で後退するときに車両80に対する所定の固定点35が描くと予測される軌跡であり、固定点35は、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点である。

Description

本発明は、運転者による車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを車両の後方の画像上に重畳して表示する駐車支援装置に関するものである。
従来の駐車支援装置としては、車両の直進方向に対してそれぞれ略45°の角度を成して互いに直交する2本のガイドを駐車支援ガイドとして車両の後方の画像上に重畳して表示するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−11762号公報(第7−8頁、第6−7図)
しかしながら、従来の駐車支援装置においては、運転者によって車両の駐車操作が開始されるときに車両が駐車場所に対して略直交していなければ、運転者に車両を駐車させることが困難であるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる駐車支援装置を提供することを目的とする。
本発明の駐車支援装置は、車両の後方を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する表示手段と、運転者による前記車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを前記撮像手段によって撮像された画像上に重畳して前記表示手段に表示させる画像処理手段とを備え、前記駐車支援ガイドは、前記車両の操舵の開始を前記運転者に知らせるための操舵開始マーカーを含み、前記操舵開始マーカーは、所定の軌跡の互いに異なる2点における接線の交点であり、前記所定の軌跡は、前記車両が最大の舵角で後退するときに前記車両に対する所定の固定点が描くと予測される軌跡であり、前記固定点は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側に位置する点である構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、車両の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカーによって運転者に知らせることができるので、運転者によって車両の駐車操作が開始されるときに車両が駐車場所に対して略直交していなくても、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記駐車支援ガイドは、前記車両が現在の舵角で後退するときに前記固定点が描くと予測される軌跡である現在舵角軌跡を含む構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、運転者が車両を駐車場所に駐車するための最適な舵角を現在舵角軌跡によって運転者に知らせることができるので、より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記駐車支援ガイドは、前記操舵開始マーカーに対して固定された固定ガイドを含み、前記固定ガイドは、前記所定の軌跡と、前記接線との少なくとも1つを含む構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、操舵開始マーカーだけでなく固定ガイドによっても運転者による車両の駐車を支援することができるので、より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記固定ガイドは、前記2点における接線のうち少なくとも1本の接線であって前記操舵開始マーカーと一体に表示される接線を含む構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、操舵開始マーカーと固定ガイドとが別々のものとして表示される場合と比較して、操舵開始マーカーと固定ガイドとを1つの駐車支援ガイドとして運転者に容易に把握させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記2点における接線は、前記車両が直進で後退するときに前記固定点が描くと予測される軌跡に対してそれぞれ略45°、略90°の角度を成す構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、車両が駐車場所に対して0°以上45°未満傾いている状態と比較して運転者が車両の経路を予測し難い状態、即ち、車両が駐車場所に対して45°以上傾いている状態であっても、車両の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカーによって運転者に知らせることができるので、より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援方法は、車両の後方を撮像する撮像ステップと、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する表示ステップと、運転者による前記車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを前記撮像ステップによって撮像された画像上に重畳して前記表示ステップに表示させる画像処理ステップとを備え、前記駐車支援ガイドは、前記車両の操舵の開始を前記運転者に知らせるための操舵開始マーカーを含み、前記操舵開始マーカーは、所定の軌跡の互いに異なる2点における接線の交点であり、前記所定の軌跡は、前記車両が最大の舵角で後退するときに前記車両に対する所定の固定点が描くと予測される軌跡であり、前記固定点は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側に位置する点である構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援方法は、車両の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカーによって運転者に知らせることができるので、運転者によって車両の駐車操作が開始されるときに車両が駐車場所に対して略直交していなくても、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記固定点は、前記車両の後輪軸延長線上の点で、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側の前記車両の最側面部に位置し、前記所定の軌跡と前記操舵開始マーカーとの距離は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側の前記車両の最後端部が駐車場所の遠方の境界線と所定の間隔を有するように設定される構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、例えば、車体の幅の大きい大型車や、横幅の狭い駐車場でも有効に駐車を支援することが可能になる。
本発明は、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる駐車支援装置を提供することができるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装置及び車両の構成図 図1に示す駐車支援装置の表示装置に表示される画像を示す図 図1に示す駐車支援装置の駐車支援ガイドの説明図 図1に示す駐車支援装置の構成を示すブロック図 駐車操作の開始時に車両と駐車場所との距離が比較的遠い場合の図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図5に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図6に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図7に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 駐車操作の開始時に車両と駐車場所との距離が比較的近い場合の図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図9に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 本発明の第2の実施の形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図 図11に示す駐車支援装置の駐車支援ガイドの説明図 図11に示す駐車支援装置の表示装置に表示される画像を示す図 図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図14に示す状態より後の状態での図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図15に示す状態より後の状態での図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図16に示す状態より後の状態での図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置の表示装置に表示される画像を示す図 本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図19に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図20に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図21に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図22に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 駐車操作の開始時における車両と駐車場所との関係を示す図。 駐車操作の終了時における車両と駐車場所との関係を示す図。
符号の説明
10 駐車支援装置
11 撮像装置(撮像手段)
12 表示装置(表示手段)
20 画像処理装置(画像処理手段)
31 操舵開始マーカー(駐車支援ガイド)
32 軌跡(所定の軌跡)
33 接線(駐車支援ガイド)
34 接線
35 固定点
36 回転中心点
38 軌跡
80 車両
110 駐車支援装置
120 画像処理装置(画像処理手段)
131 現在舵角軌跡(駐車支援ガイド)
T 車両の左最後端部
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態において、車両の動きはアッカーマンモデルによって説明する。
また、車両の右後方の駐車場所に駐車する場合について説明する。車両の左後方の駐車場所に駐車する場合については車両の右後方の駐車場所に駐車する場合と同様であるので冗長を避けるために省略する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係る駐車支援装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る駐車支援装置10は、車両80の後方を撮像する撮像手段としての撮像装置11と、車両80の運転者に対して画像を表示する表示手段としての表示装置12と、運転者による車両80の駐車を支援するための駐車支援ガイドを撮像装置11によって撮像された画像上に重畳して表示装置12に表示させる画像処理手段としての画像処理装置20とを備えている。
ここで、画像処理装置20は、車両80の操舵の開始を運転者に知らせるための操舵開始マーカー31(図2参照)を駐車支援ガイドとして表示装置12に表示させるようになっている。
操舵開始マーカー31は、図3に示すように、所定の軌跡32の互いに異なる2点における接線33、34の交点である。ここで、軌跡32は、車両80が最大の舵角で後退するときに車両80に対する所定の固定点35が描くと予測される軌跡であり、固定点35は、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点である。ここで、固定点35とは車両80の後輪軸の延長線上の点で、車両80の側面部からの距離が一定で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点とする。
また、図4に示すように、画像処理装置20は、撮像装置11によって撮像された画像に対して撮像装置11のレンズ歪に起因する歪みの補正等の種々の画像変換を行う画像変換装置21と、画像変換装置21によって画像変換が行われた画像上に駐車支援ガイドを重畳するガイド重畳装置22とを有している。
ガイド重畳装置22は、駐車支援ガイドの画像中の位置や色等を表すデータを格納するデータ部22aと、表示装置12に出力する画像信号を生成する生成部22bとを有している。ここで、生成部22bは、画像変換装置21から順次入力される画像データと、データ部22aによって格納されているデータとに基づいて、画像変換装置21によって画像変換が行われた画像上に駐車支援ガイドを重畳した画像信号を生成するようになっている。即ち、ガイド重畳装置22は、データ部22aのデータが変更されることによって、任意の駐車支援ガイドを画像上に重畳することができるようになっている。
次に、駐車支援装置10を利用した並列駐車の方法について説明する。
まず、図5に示すように駐車操作の開始時に車両80と駐車場所90との距離が比較的遠い場合の並列駐車の方法について説明する。
運転者は、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、駐車支援装置10(図4参照)を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図4参照)に表示された画像を見ながら、図6に示すように操舵開始マーカー31が駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に位置するまで、車両80を直進で後退させる。
操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、図7に示すように車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図5参照)が略0°になるまで、車両80を最大の舵角で後退させる。
車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図5参照)が略0°になると、運転者は、車両80を直進で後退させることによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
次に、図9に示すように駐車操作の開始時に車両80と駐車場所90との距離が比較的近い場合の並列駐車の方法について説明する。
運転者は、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、駐車支援装置10(図4参照)を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図4参照)に表示された画像を見ながら、図10に示すように操舵開始マーカー31が駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に位置するまで、車両80を直進で後退させる。
操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、車両80を最大の舵角で後退させ始め、その後、車両80外の回転中心点36側の様子を車両80のサイドミラーによって確認して最大の舵角から適当にハンドルを戻しながら車両80を後退させることによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
また、図10に示すように操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、最大の舵角から適当にハンドルを戻しながら車両80を後退させる方法ではなく、車両80を最大の舵角で駐車場所90の入り口92付近へ後退させた後、切り返し操作によって車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することもできる。この方法の場合、駐車場所90の入り口92付近へ後退させた車両80が駐車場所90の遠方の境界線91側ではなく手前の境界線93側に寄るため、運転者は、毎回の駐車操作において同じような切り返し操作を行えば良く、比較的早期に駐車操作を習熟することができる。
なお、図5に示すように、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33、34が成す角度39、40は、任意に設定することが可能である。ただし、接線33、34が軌跡38と成す角度39、40がそれぞれ90°、45°付近である場合には、その有効性は顕著となる。並列駐車操作においては、駐車場所90の入り口92の前を一旦前進で通過した後、駐車操作に入る。この場合、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が45°以上の位置から駐車操作を開始するケースが多い。ここで、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が0°以上45°未満であるときは、運転に不慣れな運転者でも、駐車支援装置10を使用しなくても車両80と駐車場所90との位置関係を容易に把握することができるので比較的容易に駐車できるが、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が45°以上90°以下であるときは、運転に不慣れな運転者にとって、車両80と駐車場所90との位置関係を把握して車両80を駐車場所90に駐車することは困難である。したがって、軌跡38に対して接線33、34が成す角度39、40をそれぞれ略90°、略45°に設定することで、運転に不慣れな運転者の駐車操作を有益に支援できる。また、軌跡38に対して接線33、34が成す角度39、40がそれぞれ略90°、略45°である場合、軌跡32と操舵開始マーカー31との距離Lは、車両80が最大の舵角で後退するときの回転半径をRとすると「数1」のようになる。即ち、例えばR=500cmとしてL=41cmであるので、運転者に要求されるハンドル操作は、車両80の位置の微調整程度となる。
以上に説明したように、駐車支援装置10は、車両80の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカー31によって運転者に知らせることができるので、運転者によって車両80の駐車操作が開始されるときに車両80が駐車場所90に対して略直交していなくても、従来より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
また、駐車支援装置10は、駐車操作の開始時に車両80と駐車場所90との距離が比較的近くても運転者に車両80を駐車させることができるので、駐車場所90の入り口92の前方に広い領域が確保できない駐車場でも運転者に車両80を駐車させることができる。
また、駐車支援装置10は、駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に操舵開始マーカー31が位置するまで運転者に車両80を直進で後退させるという簡単な運転操作だけで、車両80の操舵の開始を運転者に知らせることができる。
また、駐車支援装置10は、画像変換装置21を備えているので、駐車場所90の境界線91等の路面上の直線を表示装置12が表示する画像内でも直線として表示することができ、表示装置12が表示する画像内で路面上の直線が歪んで表示される場合と比較して、平行の判断等、表示装置12が表示する画像に基づいた運転者の判断を容易にすることができる。もちろん、駐車支援装置10は、画像変換装置21を備えていなくても良い。
(第2の実施の形態)
まず、第2の実施の形態に係る駐車支援装置の構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る駐車支援装置の構成のうち、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)の構成と同様な構成については、駐車支援装置10の構成と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態に係る駐車支援装置110の構成は、画像処理手段としての画像処理装置120を画像処理装置20(図4参照)に代えて駐車支援装置10(図4参照)が備えた構成と同一である。
また、画像処理装置120の構成は、車両80(図12参照)が現在の舵角で後退するときに固定点35(図12参照)が描くと予測される軌跡である現在舵角軌跡131(図12参照)を演算する軌跡演算装置121を画像処理装置20が備えた構成と同一である。
ここで、軌跡演算装置121は、車両80のハンドルや操舵輪の角度信号等の車両80の進行方向を規定できる信号であって外部から入力される舵角信号と、予め設定されている車両80のホイールベース長、車幅等の車両80の諸元とを利用して、アッカーマンモデルによって現在舵角軌跡131を算出するようになっている。また、軌跡演算装置121は、撮像装置11の設置位置や画角等のカメラパラメータを用いて現在舵角軌跡131が画像中に投影される位置を算出するようになっている。また、軌跡演算装置121は、算出したデータをガイド重畳装置22のデータ部22aに入力するようになっている。
即ち、画像処理装置120は、図13に示すように、操舵開始マーカー31と、現在舵角軌跡131とを駐車支援ガイドとして表示装置12(図11参照)に表示させるようになっている。
次に、駐車支援装置110を利用した並列駐車の方法について説明する。
運転者は、図14に示すように、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、駐車支援装置110(図11参照)を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図11参照)に表示された画像を見ながら、図15に示すように駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に操舵開始マーカー31が位置するまで、車両80を直進で後退させる。
ここで、操舵開始マーカー31が直線91a上に位置するときの軌跡32は、直線91a上、或いは、直線91aに対して車両80側に位置する。
したがって、運転者は、操舵開始マーカー31が直線91a上に位置したとき、図16に示すように現在舵角軌跡131が直線91aに接するように車両80のハンドルを操作した後、ハンドルの舵角を維持したまま車両80を後退させることによって、図17に示すように車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図14参照)を略0°にすることができる。
そして、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が略0°になると、運転者は、車両80を直進で前進或いは後退させて車両80の駐車場所90に対する前後位置を調整することによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
以上に説明したように、駐車支援装置110は、運転者が車両80を駐車場所90に駐車するための最適な舵角を現在舵角軌跡131によって運転者に知らせることができるので、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)と比較して、より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
また、駐車支援装置110は、画像変換装置21を備えているので、駐車場所90の境界線91等の路面上の直線を表示装置12が表示する画像内でも直線として表示することができ、表示装置12が表示する画像内で路面上の直線が歪んで表示される場合と比較して、平行の判断等、表示装置12が表示する画像に基づいた運転者の判断を容易にすることができる。もちろん、駐車支援装置110は、画像変換装置21を備えていなくても良い。
(第3の実施の形態)
まず、第3の実施の形態に係る駐車支援装置の構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る駐車支援装置の構成は、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)の構成とほぼ同様であるので、駐車支援装置10の構成と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る駐車支援装置の画像処理装置20(図4参照)は、図18に示すように、操舵開始マーカー31と、操舵開始マーカー31と一体に表示された接線34とを駐車支援ガイドとして表示装置12(図4参照)に表示させるようになっている。
ここで、接線34は、操舵開始マーカー31に対して固定された固定ガイドを構成している。
次に、本実施の形態に係る駐車支援装置を利用した並列駐車の方法について説明する。
運転者は、図19に示すように、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、本実施の形態に係る駐車支援装置を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図1参照)に表示された画像を見ながら、図20に示すように駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に操舵開始マーカー31が位置するまで、車両80を直進で後退させる。
操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、図21に示すように固定ガイドである接線34の延在方向と、直線91aの延在方向とが同一方向になるまで、車両80を最大の舵角で後退させる。
ここで、図20に示すように操舵開始マーカー31が直線91a上に位置するときの軌跡32が直線91a上、或いは、直線91aに対して車両80側に位置するので、図21に示すように接線34の延在方向と、直線91aの延在方向とが同一方向になったときの接線34は、直線91a上、或いは、直線91aに対して車両80側に位置する。
運転者は、接線34の延在方向と、直線91aの延在方向とが同一方向になったときに接線34が直線91aに対して車両80側に位置する場合、図22に示すように接線34が直線91a上に位置するまで、車両80を直進で後退させる。
接線34が直線91a上に位置すると、運転者は、車両80を最大の舵角で後退させることによって、図23に示すように車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図19参照)を略0°にすることができる。
そして、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が略0°になると、運転者は、車両80を直進で前進或いは後退させて車両80の駐車場所90に対する前後位置を調整することによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る駐車支援装置は、操舵開始マーカー31だけでなく固定ガイドである接線34によっても運転者による車両80の駐車を支援することができるので、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)と比較して、より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
例えば、本実施の形態に係る駐車支援装置は、駐車操作の開始から車両80の駐車場所90に対する前後位置の調整までの間、車両80を最大の舵角或いは直進で運転者に後退させるだけであり、運転者にギアを後退から前進に入れ換えさせたり、運転者に最大の舵角から適当にハンドルを戻させたりする必要がないので、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10と比較して、より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
また、本実施の形態に係る駐車支援装置は、第2の実施の形態に係る駐車支援装置110(図11参照)と異なり外部から舵角信号が入力される必要が無いので、車両80の舵角を検出する構成を車両80に備えなくても良く、駐車支援装置110と比較して車両80の構成を簡単にすることができる。
また、本実施の形態に係る駐車支援装置は、固定ガイドとして操舵開始マーカー31と一体に表示される接線34を使用するようになっているので、操舵開始マーカー31と固定ガイドとが別々のものとして表示される場合と比較して、操舵開始マーカー31と固定ガイドとを1つの駐車支援ガイドとして運転者に容易に把握させることができる。なお、本実施の形態に係る駐車支援装置は、固定ガイドとして軌跡32や接線33を使用するようになっていても良い。
また、本実施の形態に係る駐車支援装置は、画像変換装置21を備えているので、駐車場所90の境界線91等の路面上の直線を表示装置12が表示する画像内でも直線として表示することができ、表示装置12が表示する画像内で路面上の直線が歪んで表示される場合と比較して、平行の判断等、表示装置12が表示する画像に基づいた運転者の判断を容易にすることができる。特に、本実施の形態に係る駐車支援装置は、固定ガイドとして直線である接線33や接線34を使用する場合には、画像変換装置21を備えていると効果的である。もちろん、本実施の形態に係る駐車支援装置は、画像変換装置21を備えていなくても良い。
さらに、上述のそれぞれの実施の形態に係る駐車支援装置の説明において、固定点35を車両80の後輪軸の延長線上の点で、車両80の側面部からの距離が一定で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、固定点35は車両80との関係が一定で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点であれば同様の効果が得られる。例えば、図24に示すように、固定点35を車両80の後輪軸延長線上の点で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側の車両最側面部に位置するようにしても良い。この場合、軌跡32と操舵開始マーカー31との距離Lは、図25に示すように車両80の左側面部と駐車場所90の遠方の境界線91との間の距離と等しくなる。ここで距離Lを車両80の幅と駐車場所90の幅を考慮して設定すると、例えば、車体の幅の大きい大型車や、横幅の狭い駐車場でも有効に駐車を支援することが可能になる。具体的には、図24に示すように、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側の車両80の最後端部となる車両80の左側最後端部Tが駐車中に駐車場所90の遠方の境界線91と接することのない程度の間隔を有するように距離Lを設定しても良い。この場合、左側最後端部Tは、車両80の左後方の駐車場所90に駐車する場合に駐車場所90の遠方の境界線91と最も接触しやすい車両80のバンパー部に相当するため、車体の幅の大きい大型車や、横幅の狭い駐車場などでも有効に駐車を支援することが可能になる。また、距離Lは運転者が運転に熟練している場合は短く設定しても良く、また、運転者が運転経験の少ない場合は長く設定するなど、運転者の状況も考慮して設定することも可能である。
以上のように、本発明に係る駐車支援装置は、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができるという効果を有し、自動車の駐車支援装置等として有用である。
本発明は、運転者による車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを車両の後方の画像上に重畳して表示する駐車支援装置に関するものである。
従来の駐車支援装置としては、車両の直進方向に対してそれぞれ略45°の角度を成して互いに直交する2本のガイドを駐車支援ガイドとして車両の後方の画像上に重畳して表示するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−11762号公報(第7−8頁、第6−7図)
しかしながら、従来の駐車支援装置においては、運転者によって車両の駐車操作が開始されるときに車両が駐車場所に対して略直交していなければ、運転者に車両を駐車させることが困難であるという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる駐車支援装置を提供することを目的とする。
本発明の駐車支援装置は、車両の後方を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する表示手段と、運転者による前記車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを前記撮像手段によって撮像された画像上に重畳して前記表示手段に表示させる画像処理手段とを備え、前記駐車支援ガイドは、前記車両の操舵の開始を前記運転者に知らせるための操舵開始マーカーを含み、前記操舵開始マーカーは、所定の軌跡の互いに異なる2点における接線の交点であり、前記所定の軌跡は、前記車両が最大の舵角で後退するときに前記車両に対する所定の固定点が描くと予測される軌跡であり、前記固定点は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側に位置する点である構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、車両の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカーによって運転者に知らせることができるので、運転者によって車両の駐車操作が開始されるときに車両が駐車場所に対して略直交していなくても、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記駐車支援ガイドは、前記車両が現在の舵角で後退するときに前記固定点が描くと予測される軌跡である現在舵角軌跡を含む構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、運転者が車両を駐車場所に駐車するための最適な舵角を現在舵角軌跡によって運転者に知らせることができるので、より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記駐車支援ガイドは、前記操舵開始マーカーに対して固定された固定ガイドを含み、前記固定ガイドは、前記所定の軌跡と、前記接線との少なくとも1つを含む構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、操舵開始マーカーだけでなく固定ガイドによっても運転者による車両の駐車を支援することができるので、より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記固定ガイドは、前記2点における接線のうち少なくとも1本の接線であって前記操舵開始マーカーと一体に表示される接線を含む構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、操舵開始マーカーと固定ガイドとが別々のものとして表示される場合と比較して、操舵開始マーカーと固定ガイドとを1つの駐車支援ガイドとして運転者に容易に把握させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記2点における接線は、前記車両が直進で後退するときに前記固定点が描くと予測される軌跡に対してそれぞれ略45°、略90°の角度を成す構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、車両が駐車場所に対して0°以上45°未満傾いている状態と比較して運転者が車両の経路を予測し難い状態、即ち、車両が駐車場所に対して45°以上傾いている状態であっても、車両の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカーによって運転者に知らせることができるので、より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援方法は、車両の後方を撮像する撮像ステップと、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する表示ステップと、運転者による前記車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを前記撮像ステップによって撮像された画像上に重畳して前記表示ステップに表示させる画像処理ステップとを備え、前記駐車支援ガイドは、前記車両の操舵の開始を前記運転者に知らせるための操舵開始マーカーを含み、前記操舵開始マーカーは、所定の軌跡の互いに異なる2点における接線の交点であり、前記所定の軌跡は、前記車両が最大の舵角で後退するときに前記車両に対する所定の固定点が描くと予測される軌跡であり、前記固定点は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側に位置する点である構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援方法は、車両の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカーによって運転者に知らせることができるので、運転者によって車両の駐車操作が開始されるときに車両が駐車場所に対して略直交していなくても、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる。
また、本発明の駐車支援装置は、前記固定点は、前記車両の後輪軸延長線上の点で、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側の前記車両の最側面部に位置し、前記所定の軌跡と前記操舵開始マーカーとの距離は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側の前記車両の最後端部が駐車場所の遠方の境界線と所定の間隔を有するように設定される構成を有している。
この構成により、本発明の駐車支援装置は、例えば、車体の幅の大きい大型車や、横幅の狭い駐車場でも有効に駐車を支援することが可能になる。
本発明は、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができる駐車支援装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態において、車両の動きはアッカーマンモデルによって説明する。
また、車両の右後方の駐車場所に駐車する場合について説明する。車両の左後方の駐車場所に駐車する場合については車両の右後方の駐車場所に駐車する場合と同様であるので冗長を避けるために省略する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係る駐車支援装置の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る駐車支援装置10は、車両80の後方を撮像する撮像手段としての撮像装置11と、車両80の運転者に対して画像を表示する表示手段としての表示装置12と、運転者による車両80の駐車を支援するための駐車支援ガイドを撮像装置11によって撮像された画像上に重畳して表示装置12に表示させる画像処理手段としての画像処理装置20とを備えている。
ここで、画像処理装置20は、車両80の操舵の開始を運転者に知らせるための操舵開始マーカー31(図2参照)を駐車支援ガイドとして表示装置12に表示させるようになっている。
操舵開始マーカー31は、図3に示すように、所定の軌跡32の互いに異なる2点における接線33、34の交点である。ここで、軌跡32は、車両80が最大の舵角で後退するときに車両80に対する所定の固定点35が描くと予測される軌跡であり、固定点35は、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点である。ここで、固定点35とは車両80の後輪軸の延長線上の点で、車両80の側面部からの距離が一定で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点とする。
また、図4に示すように、画像処理装置20は、撮像装置11によって撮像された画像に対して撮像装置11のレンズ歪に起因する歪みの補正等の種々の画像変換を行う画像変換装置21と、画像変換装置21によって画像変換が行われた画像上に駐車支援ガイドを重畳するガイド重畳装置22とを有している。
ガイド重畳装置22は、駐車支援ガイドの画像中の位置や色等を表すデータを格納するデータ部22aと、表示装置12に出力する画像信号を生成する生成部22bとを有している。ここで、生成部22bは、画像変換装置21から順次入力される画像データと、データ部22aによって格納されているデータとに基づいて、画像変換装置21によって画像変換が行われた画像上に駐車支援ガイドを重畳した画像信号を生成するようになっている。即ち、ガイド重畳装置22は、データ部22aのデータが変更されることによって、任意の駐車支援ガイドを画像上に重畳することができるようになっている。
次に、駐車支援装置10を利用した並列駐車の方法について説明する。
まず、図5に示すように駐車操作の開始時に車両80と駐車場所90との距離が比較的遠い場合の並列駐車の方法について説明する。
運転者は、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、駐車支援装置10(図4参照)を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図4参照)に表示された画像を見ながら、図6に示すように操舵開始マーカー31が駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に位置するまで、車両80を直進で後退させる。
操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、図7に示すように車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図5参照)が略0°になるまで、車両80を最大の舵角で後退させる。
車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図5参照)が略0°になると、運転者は、車両80を直進で後退させることによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
次に、図9に示すように駐車操作の開始時に車両80と駐車場所90との距離が比較的近い場合の並列駐車の方法について説明する。
運転者は、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、駐車支援装置10(図4参照)を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図4参照)に表示された画像を見ながら、図10に示すように操舵開始マーカー31が駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に位置するまで、車両80を直進で後退させる。
操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、車両80を最大の舵角で後退させ始め、その後、車両80外の回転中心点36側の様子を車両80のサイドミラーによって確認して最大の舵角から適当にハンドルを戻しながら車両80を後退させることによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
また、図10に示すように操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、最大の舵角から適当にハンドルを戻しながら車両80を後退させる方法ではなく、車両80を最大の舵角で駐車場所90の入り口92付近へ後退させた後、切り返し操作によって車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することもできる。この方法の場合、駐車場所90の入り口92付近へ後退させた車両80が駐車場所90の遠方の境界線91側ではなく手前の境界線93側に寄るため、運転者は、毎回の駐車操作において同じような切り返し操作を行えば良く、比較的早期に駐車操作を習熟することができる。
なお、図5に示すように、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33、34が成す角度39、40は、任意に設定することが可能である。ただし、接線33、34が軌跡38と成す角度39、40がそれぞれ90°、45°付近である場合には、その有効性は顕著となる。並列駐車操作においては、駐車場所90の入り口92の前を一旦前進で通過した後、駐車操作に入る。この場合、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が45°以上の位置から駐車操作を開始するケースが多い。ここで、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が0°以上45°未満であるときは、運転に不慣れな運転者でも、駐車支援装置10を使用しなくても車両80と駐車場所90との位置関係を容易に把握することができるので比較的容易に駐車できるが、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が45°以上90°以下であるときは、運転に不慣れな運転者にとって、車両80と駐車場所90との位置関係を把握して車両80を駐車場所90に駐車することは困難である。したがって、軌跡38に対して接線33、34が成す角度39、40をそれぞれ略90°、略45°に設定することで、運転に不慣れな運転者の駐車操作を有益に支援できる。また、軌跡38に対して接線33、34が成す角度39、40がそれぞれ略90°、略45°である場合、軌跡32と操舵開始マーカー31との距離Lは、車両80が最大の舵角で後退するときの回転半径をRとすると「数1」のようになる。即ち、例えばR=500cmとしてL=41cmであるので、運転者に要求されるハンドル操作は、車両80の位置の微調整程度となる。
以上に説明したように、駐車支援装置10は、車両80の操舵の開始タイミングを操舵開始マーカー31によって運転者に知らせることができるので、運転者によって車両80の駐車操作が開始されるときに車両80が駐車場所90に対して略直交していなくても、従来より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
また、駐車支援装置10は、駐車操作の開始時に車両80と駐車場所90との距離が比較的近くても運転者に車両80を駐車させることができるので、駐車場所90の入り口92の前方に広い領域が確保できない駐車場でも運転者に車両80を駐車させることができる。
また、駐車支援装置10は、駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に操舵開始マーカー31が位置するまで運転者に車両80を直進で後退させるという簡単な運転操作だけで、車両80の操舵の開始を運転者に知らせることができる。
また、駐車支援装置10は、画像変換装置21を備えているので、駐車場所90の境界線91等の路面上の直線を表示装置12が表示する画像内でも直線として表示することができ、表示装置12が表示する画像内で路面上の直線が歪んで表示される場合と比較して、平行の判断等、表示装置12が表示する画像に基づいた運転者の判断を容易にすることができる。もちろん、駐車支援装置10は、画像変換装置21を備えていなくても良い。
(第2の実施の形態)
まず、第2の実施の形態に係る駐車支援装置の構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る駐車支援装置の構成のうち、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)の構成と同様な構成については、駐車支援装置10の構成と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態に係る駐車支援装置110の構成は、画像処理手段としての画像処理装置120を画像処理装置20(図4参照)に代えて駐車支援装置10(図4参照)が備えた構成と同一である。
また、画像処理装置120の構成は、車両80(図12参照)が現在の舵角で後退するときに固定点35(図12参照)が描くと予測される軌跡である現在舵角軌跡131(図12参照)を演算する軌跡演算装置121を画像処理装置20が備えた構成と同一である。
ここで、軌跡演算装置121は、車両80のハンドルや操舵輪の角度信号等の車両80の進行方向を規定できる信号であって外部から入力される舵角信号と、予め設定されている車両80のホイールベース長、車幅等の車両80の諸元とを利用して、アッカーマンモデルによって現在舵角軌跡131を算出するようになっている。また、軌跡演算装置121は、撮像装置11の設置位置や画角等のカメラパラメータを用いて現在舵角軌跡131が画像中に投影される位置を算出するようになっている。また、軌跡演算装置121は、算出したデータをガイド重畳装置22のデータ部22aに入力するようになっている。
即ち、画像処理装置120は、図13に示すように、操舵開始マーカー31と、現在舵角軌跡131とを駐車支援ガイドとして表示装置12(図11参照)に表示させるようになっている。
次に、駐車支援装置110を利用した並列駐車の方法について説明する。
運転者は、図14に示すように、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、駐車支援装置110(図11参照)を利用した駐車操作を開始する。

運転者は、表示装置12(図11参照)に表示された画像を見ながら、図15に示すように駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に操舵開始マーカー31が位置するまで、車両80を直進で後退させる。
ここで、操舵開始マーカー31が直線91a上に位置するときの軌跡32は、直線91a上、或いは、直線91aに対して車両80側に位置する。
したがって、運転者は、操舵開始マーカー31が直線91a上に位置したとき、図16に示すように現在舵角軌跡131が直線91aに接するように車両80のハンドルを操作した後、ハンドルの舵角を維持したまま車両80を後退させることによって、図17に示すように車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図14参照)を略0°にすることができる。
そして、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が略0°になると、運転者は、車両80を直進で前進或いは後退させて車両80の駐車場所90に対する前後位置を調整することによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
以上に説明したように、駐車支援装置110は、運転者が車両80を駐車場所90に駐車するための最適な舵角を現在舵角軌跡131によって運転者に知らせることができるので、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)と比較して、より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
また、駐車支援装置110は、画像変換装置21を備えているので、駐車場所90の境界線91等の路面上の直線を表示装置12が表示する画像内でも直線として表示することができ、表示装置12が表示する画像内で路面上の直線が歪んで表示される場合と比較して、平行の判断等、表示装置12が表示する画像に基づいた運転者の判断を容易にすることができる。もちろん、駐車支援装置110は、画像変換装置21を備えていなくても良い。
(第3の実施の形態)
まず、第3の実施の形態に係る駐車支援装置の構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る駐車支援装置の構成は、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)の構成とほぼ同様であるので、駐車支援装置10の構成と同一の符号を使用して詳細な説明を省略する。
本実施の形態に係る駐車支援装置の画像処理装置20(図4参照)は、図18に示すように、操舵開始マーカー31と、操舵開始マーカー31と一体に表示された接線34とを駐車支援ガイドとして表示装置12(図4参照)に表示させるようになっている。
ここで、接線34は、操舵開始マーカー31に対して固定された固定ガイドを構成している。
次に、本実施の形態に係る駐車支援装置を利用した並列駐車の方法について説明する。
運転者は、図19に示すように、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が、車両80が直進で後退するときに固定点35が描くと予測される軌跡38に対して接線33が成す角度39と、軌跡38に対して接線34が成す角度40との間の角度であるとき、本実施の形態に係る駐車支援装置を利用した駐車操作を開始する。
運転者は、表示装置12(図1参照)に表示された画像を見ながら、図20に示すように駐車場所90の遠方の境界線91を通る直線91a上に操舵開始マーカー31が位置するまで、車両80を直進で後退させる。
操舵開始マーカー31が直線91a上に位置すると、運転者は、図21に示すように固定ガイドである接線34の延在方向と、直線91aの延在方向とが同一方向になるまで、車両80を最大の舵角で後退させる。
ここで、図20に示すように操舵開始マーカー31が直線91a上に位置するときの軌跡32が直線91a上、或いは、直線91aに対して車両80側に位置するので、図21に示すように接線34の延在方向と、直線91aの延在方向とが同一方向になったときの接線34は、直線91a上、或いは、直線91aに対して車両80側に位置する。
運転者は、接線34の延在方向と、直線91aの延在方向とが同一方向になったときに接線34が直線91aに対して車両80側に位置する場合、図22に示すように接線34が直線91a上に位置するまで、車両80を直進で後退させる。
接線34が直線91a上に位置すると、運転者は、車両80を最大の舵角で後退させることによって、図23に示すように車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37(図19参照)を略0°にすることができる。
そして、車両80の進行方向に延伸する直線と駐車場所90の中心線との成す角度37が略0°になると、運転者は、車両80を直進で前進或いは後退させて車両80の駐車場所90に対する前後位置を調整することによって、車両80を図8に示すように駐車場所90に駐車することができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る駐車支援装置は、操舵開始マーカー31だけでなく固定ガイドである接線34によっても運転者による車両80の駐車を支援することができるので、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10(図4参照)と比較して、より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
例えば、本実施の形態に係る駐車支援装置は、駐車操作の開始から車両80の駐車場所90に対する前後位置の調整までの間、車両80を最大の舵角或いは直進で運転者に後退させるだけであり、運転者にギアを後退から前進に入れ換えさせたり、運転者に最大の舵角から適当にハンドルを戻させたりする必要がないので、第1の実施の形態に係る駐車支援装置10と比較して、より容易に運転者に車両80を駐車させることができる。
また、本実施の形態に係る駐車支援装置は、第2の実施の形態に係る駐車支援装置110(図11参照)と異なり外部から舵角信号が入力される必要が無いので、車両80の舵角を検出する構成を車両80に備えなくても良く、駐車支援装置110と比較して車両80の構成を簡単にすることができる。
また、本実施の形態に係る駐車支援装置は、固定ガイドとして操舵開始マーカー31と一体に表示される接線34を使用するようになっているので、操舵開始マーカー31と固定ガイドとが別々のものとして表示される場合と比較して、操舵開始マーカー31と固定ガイドとを1つの駐車支援ガイドとして運転者に容易に把握させることができる。なお、本実施の形態に係る駐車支援装置は、固定ガイドとして軌跡32や接線33を使用するようになっていても良い。
また、本実施の形態に係る駐車支援装置は、画像変換装置21を備えているので、駐車場所90の境界線91等の路面上の直線を表示装置12が表示する画像内でも直線として表示することができ、表示装置12が表示する画像内で路面上の直線が歪んで表示される場合と比較して、平行の判断等、表示装置12が表示する画像に基づいた運転者の判断を容易にすることができる。特に、本実施の形態に係る駐車支援装置は、固定ガイドとして直線である接線33や接線34を使用する場合には、画像変換装置21を備えていると効果的である。もちろん、本実施の形態に係る駐車支援装置は、画像変換装置21を備えていなくても良い。
さらに、上述のそれぞれの実施の形態に係る駐車支援装置の説明において、固定点35を車両80の後輪軸の延長線上の点で、車両80の側面部からの距離が一定で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、固定点35は車両80との関係が一定で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側に位置する点であれば同様の効果が得られる。例えば、図24に示すように、固定点35を車両80の後輪軸延長線上の点で、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側の車両最側面部に位置するようにしても良い。この場合、軌跡32と操舵開始マーカー31との距離Lは、図25に示すように車両80の左側面部と駐車場所90の遠方の境界線91との間の距離と等しくなる。ここで距離Lを車両80の幅と駐車場所90の幅を考慮して設定すると、例えば、車体の幅の大きい大型車や、横幅の狭い駐車場でも有効に駐車を支援することが可能になる。具体的には、図24に示すように、車両80が最大の舵角で後退するときの車両80の回転中心点36側とは車両80に対して反対側の車両80の最後端部となる車両80の左側最後端部Tが駐車中に駐車場所90の遠方の境界線91と接することのない程度の間隔を有するように距離Lを設定しても良い。この場合、左側最後端部Tは、車両80の左後方の駐車場所90に駐車する場合に駐車場所90の遠方の境界線91と最も接触しやすい車両80のバンパー部に相当するため、車体の幅の大きい大型車や、横幅の狭い駐車場などでも有効に駐車を支援することが可能になる。また、距離Lは運転者が運転に熟練している場合は短く設定しても良く、また、運転者が運転経験の少ない場合は長く設定するなど、運転者の状況も考慮して設定することも可能である。
以上のように、本発明に係る駐車支援装置は、従来より容易に運転者に車両を駐車させることができるという効果を有し、自動車の駐車支援装置等として有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る駐車支援装置及び車両の構成図 図1に示す駐車支援装置の表示装置に表示される画像を示す図 図1に示す駐車支援装置の駐車支援ガイドの説明図 図1に示す駐車支援装置の構成を示すブロック図 駐車操作の開始時に車両と駐車場所との距離が比較的遠い場合の図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図5に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図6に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図7に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 駐車操作の開始時に車両と駐車場所との距離が比較的近い場合の図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図9に示す状態より後の状態での図1に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 本発明の第2の実施の形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図 図11に示す駐車支援装置の駐車支援ガイドの説明図 図11に示す駐車支援装置の表示装置に表示される画像を示す図 図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図14に示す状態より後の状態での図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図15に示す状態より後の状態での図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図16に示す状態より後の状態での図11に示す駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置の表示装置に表示される画像を示す図 本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図19に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図20に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図21に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 図22に示す状態より後の状態での本発明の第3の実施の形態に係る駐車支援装置による駐車支援方法の説明図 駐車操作の開始時における車両と駐車場所との関係を示す図。 駐車操作の終了時における車両と駐車場所との関係を示す図。
符号の説明
10 駐車支援装置
11 撮像装置(撮像手段)
12 表示装置(表示手段)
20 画像処理装置(画像処理手段)
31 操舵開始マーカー(駐車支援ガイド)
32 軌跡(所定の軌跡)
33 接線(駐車支援ガイド)
34 接線
35 固定点
36 回転中心点
38 軌跡
80 車両
110 駐車支援装置
120 画像処理装置(画像処理手段)
131 現在舵角軌跡(駐車支援ガイド)
T 車両の左最後端部

Claims (7)

  1. 車両の後方を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する表示手段と、運転者による前記車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを前記撮像手段によって撮像された画像上に重畳して前記表示手段に表示させる画像処理手段とを備え、
    前記駐車支援ガイドは、前記車両の操舵の開始を前記運転者に知らせるための操舵開始マーカーを含み、
    前記操舵開始マーカーは、所定の軌跡の互いに異なる2点における接線の交点であり、
    前記所定の軌跡は、前記車両が最大の舵角で後退するときに前記車両に対する所定の固定点が描くと予測される軌跡であり、
    前記固定点は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側に位置する点であることを特徴とする駐車支援装置。
  2. 前記駐車支援ガイドは、前記車両が現在の舵角で後退するときに前記固定点が描くと予測される軌跡である現在舵角軌跡を含むことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  3. 前記駐車支援ガイドは、前記操舵開始マーカーに対して固定された固定ガイドを含み、
    前記固定ガイドは、前記所定の軌跡と、前記接線との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
  4. 前記固定ガイドは、前記2点における接線のうち少なくとも1本の接線であって前記操舵開始マーカーと一体に表示される接線を含むことを特徴とする請求項3に記載の駐車支援装置。
  5. 前記2点における接線は、前記車両が直進で後退するときに前記固定点が描くと予測される軌跡に対してそれぞれ略45°、略90°の角度を成すことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の駐車支援装置。
  6. 車両の後方を撮像する撮像ステップと、前記撮像手段によって撮像された画像を表示する表示ステップと、運転者による前記車両の駐車を支援するための駐車支援ガイドを前記撮像ステップによって撮像された画像上に重畳して前記表示ステップに表示させる画像処理ステップとを備え、
    前記駐車支援ガイドは、前記車両の操舵の開始を前記運転者に知らせるための操舵開始マーカーを含み、
    前記操舵開始マーカーは、所定の軌跡の互いに異なる2点における接線の交点であり、
    前記所定の軌跡は、前記車両が最大の舵角で後退するときに前記車両に対する所定の固定点が描くと予測される軌跡であり、
    前記固定点は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側に位置する点であることを特徴とする駐車支援方法。
  7. 前記固定点は、前記車両の後輪軸延長線上の点で、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側の前記車両の最側面部に位置し、前記所定の軌跡と前記操舵開始マーカーとの距離は、前記車両が最大の舵角で後退するときの前記車両の回転中心点側とは前記車両に対して反対側の前記車両の最後端部が駐車場所の遠方の境界線と所定の間隔を有するように設定されることを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。
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