JPWO2005104198A1 - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

半導体基板はウェハと、前記ウェハ上の表面上に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面上に第2の、異なった面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面上に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成され、平坦化表面を有する層間絶縁膜とよりなり、前記表面上に、前記層間絶縁膜により覆われて少なくとも第1および第2の膜厚モニタパターンを有し、前記表面上には前記第1の膜厚モニタパターンを囲むように別の複数のパターンよりなる第1のパターン群が形成され、前記表面上には前記第2の膜厚モニタパターンを囲むように別の複数のパターンよりなる第2のパターン群が形成され、前記表面上において前記第1の膜厚モニタパターンおよび前記第1のパターン群は第3の面積率を有し、前記第2の膜厚モニタパターンおよび前記第2のパターン群は第4の面積率を有し、前記第3の面積率と前記第4の面積率とは互いに異なる。

Description

本発明は一般に半導体装置に係り、特に強誘電体膜を有する半導体装置に関する。
いわゆるDRAMあるいはSRAM等の半導体記憶装置はコンピュータを始めとする情報処理装置において高速主記憶装置として広く使われているが、これらは揮発性の記憶装置であり、電源をオフにすると記憶された情報は失われてしまう。これに対し、従来よりプログラムやデータを格納する大容量補助記憶装置として不揮発性の磁気ディスク装置が使われている。
しかし、磁気ディスク装置は大型で機械的に脆弱であり、消費電力も大きく、さらに情報を読み書きする際のアクセス速度が遅い欠点を有している。これに対し、最近では不揮発性補助記憶装置として、フローティングゲート電極に情報を電荷の形で蓄積するEEPROMあるいはフラッシュメモリが使われていることが多くなっている。特にフラッシュメモリはDRAMと同様なセル構成を有するため大きな集積密度に形成しやすく、磁気ディスク装置に匹敵する大容量記憶装置として期待されている。
一方、EEPROMやフラッシュメモリでは、情報の書き込みがトンネル絶縁膜を介してのフローティングゲート電極へのホットエレクトロンの注入によってなされるため、必然的に書き込みに時間がかかり、また情報の書き込みおよび消去を繰り返すとトンネル絶縁膜が劣化してしまう問題が生じていた。トンネル絶縁膜が劣化してしまうと書き込みあるいは消去動作が不安定になってしまう。
これに対し、情報を強誘電体膜の自発分極の形で記憶する強誘電体記憶装置(以下FeRAMと記す)が提案されている。かかるFeRAMでは個々のメモリセルトランジスタがDRAMの場合と同様に単一のMOSFETよりなり、メモリセルキャパシタ中の誘電体膜をPZT(Pb(Zr,Ti)O)あるいはPLZT(Pb(Zr,Ti,La)O)、さらにはSBT(SrBiTa)、SBTN(SrBi(Ta,Nb))等の強誘電体に置き換えた構成を有しており、高い集積密度での集積が可能である。また、FeRAMは電界の印加により強誘電体キャパシタの自発分極を制御するため、書き込みをホットエレクトロンの注入によって行なうEEPROMやフラッシュメモリに比べて書き込み速度が1000倍あるいはそれ以上速くなり、また消費電力が約1/10に低減される有利な特徴を有している。さらにトンネル酸化膜を使う必要がないため寿命も長く、フラッシュメモリの10万倍の書き換え回数を確保できると考えられる。
図1は、従来のFeRAM20の構成を示す。
図1を参照するに、FeRAM20はフィールド絶縁膜22により画成されたp型ウェル21Aとn型ウェル21Bとを有するp型あるいはn型のSi基板21上に形成されており、前記p型ウェル21A上にはポリサイド構造のゲート電極24Aが、ゲート絶縁膜23Aを介して形成されている。また前記n型ウェル21B上には、ポリサイド構造のゲート電極24Bがゲート絶縁膜23Bを介して形成されている。さらに前記p型ウェル21A中には、前記ゲート電極24Aの両側にn型拡散領域21a,21bが形成されており、前記n型ウェル21B中には前記ゲート電極24Bの両側にp型拡散領域21c,21dが形成されている。前記ゲート電極24Aは活性領域の外ではフィールド酸化膜22上を延在し、FeRAMのワード線(WL)の一部を構成する。
前記ゲート電極24A,24Bの各々は側壁絶縁膜を有し、前記Si基板21上に前記フィールド絶縁膜22を覆うようにCVD法により形成された厚さが約200nmのSiONカバー膜25により覆われている。
前記カバー膜25は、さらにTEOSガスを原料としたCVD法により形成された厚さが約1μmのSiO層間絶縁膜26により覆われており、前記層間絶縁膜26の表面はCMP法により平坦化されている。
さらに前記層間絶縁膜26の平坦化表面上には厚さが10〜30nm、好ましくは約20nmのTi膜と、厚さが100〜300nm、好ましくは約175nmのPt膜とを順次積層した構造の下部電極27と、厚さが100〜300nm、好ましくは約240nmのPZT((Pb(Zr,Ti)O)あるいはPZLT((Pb,La)(Zr,Ti)O)よりなる強誘電体キャパシタ絶縁膜28と、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28上に形成された厚さが100〜300nm、好ましくは約200nmのIrOxよりなる上部電極29とを順次積層した構成の強誘電体キャパシタが形成されている。前記Ti膜およびPt膜は、典型的にはスパッタリングにより形成され、一方、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28は、典型的にはスパッタリングの後、酸素雰囲気中、725°Cで20秒間、急速熱処理を行うことにより結晶化される。前記強誘電体膜28は、CaとSrとを添加されているのが好ましく、スパッタリング以外にも、スピンオン法、ゾルゲル法、MOD(metal organic deposition)法、あるいはMOCVD法により形成することができる。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28としては、PZTあるいはPLZT膜以外にも、SBT(SrBi(Ta,Nb))膜,BTO(BiTi12)膜などを使うことが可能である。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28の代わりにBST((Ba,Sr)TiO)膜やSTO(SrTiO)膜などの高誘電体膜を使うことにより、DRAMを形成することも可能である。また、前記上部電極29を構成するIrOx膜は、典型的にはスパッタリングにより形成される。なお、前記上部電極29としては、IrOx膜の代わりにPt膜やSRO(SrRuO)膜を使うことも可能である。
ところで、このようにして形成された強誘電体キャパシタでは、半導体プロセスに伴う還元性雰囲気、特に水素に暴露されると前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28に容易に還元が生じてしまい、電気特性が著しく劣化する。このため前記強誘電体キャパシタは、常温下におけるスパッタリング法により形成された厚さが約50nmのAlよりなるエンキャップ層330Aにより覆われており、さらに前記エンキャップ層330Aは、前記層間絶縁膜26上にスパッタリングにより約20nmの厚さに形成された別のAlエンキャップ層330により覆われている。ここで前記Alエンキャップ層330は、水素の進入を阻止するバリア膜として機能する。
前記エンキャップ層330上には、SiO層間絶縁膜30がSiH、あるいはSi,Si,SiClなどのポリシラン化合物、あるいはSiFあるいはTEOSを原料としたCVD法、好ましくはプラズマCVD法により、前記上部電極29から上で約400nmの厚さになるように形成されており、前記層間絶縁膜30中には前記上部電極29および下部電極27をそれぞれ露出するコンタクトホール30A,30Bが、また前記層間絶縁膜26中に延在し、それぞれ前記拡散領域21a,21b,21cおよび21dを露出するコンタクトホール30C,30D,30Eおよび30Fが形成されている。また、前記層間絶縁膜30中には、前記素子分離膜22上に形成されたワード線パターンWLを露出するコンタクトホール30Gが形成されている。
図1の従来のFeRAM20では、前記コンタクトホール30Aおよび30Bの各々において、それぞれのコンタクトホール内壁面に直接に接するように、また露出された上部電極29あるいは下部電極27の表面と直接に接するように、TiNなどの導電性窒化物よりなる密着膜31Aあるいは31Bが約50nmの厚さに形成され、前記コンタクトホール30Aにおいては前記TiN密着膜31A上に、Wよりなる導体プラグ32Aが、また前記コンタクトホール30Bにおいては前記TiN密着膜31B上に、Wよりなる導体プラグ32Bが、WF,ArおよびHの混合ガスを使ったCVD法により形成されている。
また前記FeRAM20では同様に、前記コンタクトホール30C〜30Gのそれぞれの内壁面上にTi/TiN密着層31C〜31Gが形成されており、前記Ti/TiN密着層31C〜31Gの各々の上には、それぞれのコンタクトホールを充填するように、Wプラグ32C〜32Gが形成されている。
さらに前記層間絶縁膜30上には、前記Wプラグ32A〜32Gの各々に対応して、Alよりなる配線パターン33A〜33Fが形成されており、前記配線パターン33A〜33Fは、プラズマCVD法により形成されたSiO膜よりなる次の層間絶縁膜34により覆われている。前記層間絶縁膜30と同様に、層間絶縁膜34はSiH、あるいはSiやSi、SiClなどよりなるポリシラン化合物、あるいはTEOSを原料として形成することができる。
さらに前記層間絶縁膜34上にはSiOよりなる保護絶縁膜35を、プラズマCVD法により、100nm以上の厚さに形成する。このようにして形成された保護絶縁膜35は、層間絶縁膜34の形成に続く平坦化工程(CMP)により露出されたスリット(空洞)を覆う。
さらに前記保護絶縁膜35中には前記層間絶縁膜34を貫通して、前記配線パターン33Aおよび33Fを露出するコンタクトホール35A,35Bがそれぞれ形成され、前記コンタクトホール35A,35Bの内壁面上には、TiN密着層36A,36Bをそれぞれ介してWプラグ37A,37Bが形成されている。
さらに前記保護絶縁膜35上には、前記Wプラグ37A,37BとコンタクトするAlあるいはAl合金よりなる配線パターン38A,38Bが形成される。その際、前記配線パターン38Aあるいは38Bと前記保護絶縁膜35との間には、前記コンタクトホール35A,35Bの内壁面を覆うTiN密着膜36A,36Bが延在する。
さらに前記配線パターン38A,38Bは、前記層間絶縁膜30あるいは34と同様にして形成された層間絶縁膜39により覆われ、さらに前記保護絶縁膜35と同様な保護絶縁膜40により覆われた後、前記保護絶縁膜40上にビット線(BL)パターンを含む配線パターン41A〜41Eが形成される。
図1のFeRAM20は、図2A〜図2Fの工程により製造される。
図2Aを参照するに、前記拡散領域21a〜21dを形成され前記ポリサイドゲート電極24A,24Bを担持するSi基板21上には、前記ゲート電極24A,24Bを覆うようにSiO層間絶縁膜26がTEOSを原料としたプラズマCVD法により約1μmの厚さに形成されている。さらに前記層間絶縁膜26をCMP法により平坦化した後、Ti膜とPt膜とを順次、それぞれ20nmおよび175nmの厚さに堆積し、その上にスパッタリングにより、先にも説明したように好ましくはCaとSrとを添加されたPLZTなどの強誘電体膜を240nmの厚さに形成する。このようにして形成されたPLZT膜は、酸素雰囲気中、725°Cにて20秒間、125°C/秒の昇温速度の急速熱処理工程により結晶化される。
さらに強誘電体膜の結晶化の後、前記強誘電体膜上にIrOx膜をスパッタリング法により、200nmの厚さに形成する。
このようにして形成されたIrOxをレジストプロセスによりパターニングすることにより、前記上部電極29が形成される。前記レジストプロセスの後、前記強誘電体膜は、再び酸素雰囲気中、650°Cで60分間熱処理され、IrOx膜のスパッタリング工程およびパターニング工程の際に強誘電体膜中に導入された欠陥が補償される。
次に、前記上部電極29を含むようにレジストパターンを形成し、かかるレジストパターンをマスクに前記強誘電体膜をパターニングし、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28を形成する。前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28の形成の後、さらに窒素雰囲気中において熱処理を行うことにより、前記層間絶縁膜26中の脱水を行う。
さらに前記Pt/Ti層上に、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28および上部電極29を覆うようにAl膜を常温でスパッタリングすることにより、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜28をHから保護するエンキャップ層330Aを形成する。前記エンキャップ層330Aの形成後、酸素雰囲気中、550°Cで60分間の熱処理を行い、エンキャップ層330Aの膜質を向上させる。
さらにこのようにして形成されたエンキャップ層330A上にレジストパターンを形成し、かかるレジストパターンをマスクに前記Pt/Ti層をパターニングし、下部電極27を形成する。
さらに前記下部電極27のパターニングの際に使ったレジストパターンを除去し、350°Cにて30分間熱処理し、さらに前記層間絶縁膜26上にAl膜をスパッタリングすることにより、第2のエンキャップ層330を、エンキャップ層330がその下のエンキャップ層330Aを覆うように形成する。
さらに図2Aの工程では、前記エンキャップ層330の形成の後、酸素雰囲気中、650°Cで30分間の熱処理を行い、強誘電体キャパシタ絶縁膜28中に導入されたダメージを解消する。さらに前記エンキャップ層330上に層間絶縁膜30を、先にも説明したように、SiH、あるいはSi,SiやSiCl等のポリシラン化合物、あるいはSiFを原料としたプラズマCVD法により、約1200nmの厚さに形成する。前記層間絶縁膜30は、TEOSを原料として形成することも可能である。また、プラズマCVD法の他に、熱励起CVD法やレーザ励起CVD法を使うこともできる。前記層間絶縁膜30は、形成された後、CMP法により、上部電極29の表面から測った厚さが約400nmになるまで研磨され、平坦化される。
次に図2Bの工程において前記層間絶縁膜30の脱水処理を、NプラズマあるいはNOプラズマを使って行った後、CHFおよびCFとArの混合ガスを使ったレジストプロセスにより、前記層間絶縁膜30中に、前記エンキャップ層330および330Aを貫通して、それぞれ前記上部電極29および下部電極27を露出するようにコンタクトホール30Aおよび30Bを形成する。
さらに図2Bの工程では、このようにして形成された構造を酸素雰囲気中、550°Cで60分間熱処理し、コンタクトホール30Aおよび30Bの形成に伴って生じる強誘電体キャパシタ絶縁膜28の膜質劣化を回復させる。
次に図2Cの工程において図2Bの構造上にコンタクトホール30C〜30Fに対応する開口部を有するレジストパターンRを形成し、前記レジストパターンRをマスクに前記層間絶縁膜30および26をパターニングし、拡散領域21a〜21dをそれぞれ露出するコンタクトホール30C〜30Fを形成する。図2Cおよび以下の説明では、図1に示したコンタクトホール30Gの形成は、簡単のため省略して示している。
次に図2Dの工程において前記レジストパターンRを除去し、Arプラズマエッチングによる前処理を行った後、前記層間絶縁膜30上にTiN膜31をスパッタリングにより、約50nmの厚さに、前記TiN膜31が前記コンタクトホール31Aの内壁面および底面、また前記コンタクトホール31Bの内壁面および底面を連続して覆うように形成する。このようにして形成されたTiN膜31は、前記コンタクトホール31Aの底面において前記上部電極29の露出部にコンタクトし、また前記コンタクトホール31Bの底面において前記下部電極27の露出部にコンタクトする。また前記TiN膜31は、コンタクトホール30C〜30Fにおいて、露出された拡散領域21a〜21dとコンタクトする。
次に図2Eの工程において、図2Dの構造上にWFとArおよびHを使ったCVD法により、W層32を前記TiN膜31上に、前記コンタクトホール30C〜30Fの各々を充填するように堆積する。
図2Eの工程では、W層のCVD工程においてHが使われるが、図2Eの構造では強誘電体膜28を含む強誘電体キャパシタ全体がエンキャップ層330,330Aおよび前記TiN膜31により連続的に覆われているため、Hが強誘電体膜28に到達することはなく、還元による強誘電体キャパシタの特性劣化の問題が回避される。
次に図2Fの工程において、前記層間絶縁膜30上のW層32をCMP法により研磨・除去し、その結果、コンタクトホール30A〜30F内に残留したW層部分により、Wプラグ32A〜32Fがそれぞれ形成される。また、かかるCMP工程の結果、前記TiN膜31も平坦化され、各々のコンタクトホール30A〜30Fに対応してTiNパターン31A〜31Fが形成される。
このようにして形成されたWプラグ32A〜32Fのうち、Wプラグ32AはIrOxよりなる上部電極29とTiNパターン31Aを介してコンタクトするが、TiNパターン31AはIrOxなどの導電性酸化物と反応することがなく、このためコンタクト抵抗の増大は生じない。
さらに、図2Fの構造上に通常の工程により多層配線構造を形成することにより、図1のFeRAM20が得られる。
特開平11−219922号公報
このようなFeRAM20においては、前記下部電極27および強誘電体キャパシタ絶縁膜28が典型的には200nm程度の膜厚に、また上部電極29が250nm程度の膜厚に形成されるため、強誘電体キャパシタは前記層間絶縁膜26上において650nm程度の高さを有することになる。このため、図2Aに先立つ工程において前記強誘電体キャパシタを層間絶縁膜30で覆う際に、層間絶縁膜30の表面が可能な限り平坦化されるように前記層間絶縁膜30を非常に大きな、典型的には2.6μm程度の厚さに形成することが行われている。
このような場合、図2Aの状態に到達するためには、前記層間絶縁膜30をCMP法により、1.6μmも研磨する必要がある。
ところで図1のFeRAM20を製造する場合、上記の化学機械研磨工程はFeRAM20が半導体ウェハ200中に形成されている状態で行われ、従って、かかる半導体ウェハ200上には図3に示すように、各々前記FeRAM20を含む様々なFeRAMチップ20〜20が形成される。このような半導体ウェハ200を個々のチップに、スクライブラインに沿ってダイシングすることにより、所望のFeRAMが製造される。
このようなFeRAMの製造工程においては、同一ウェハ上であってもチップ毎にFeRAM20の集積密度が異なる場合があり、例えば図4に示すように、メモリセルの占有面積が30%のチップと50%のチップと80%のチップとが、半導体ウェハ200上において近接して、例えば同一のレチクルによる露光範囲に対応した領域に形成されることになる。
ところでこのように同一基板上に強誘電体キャパシタの面積率の異なる複数のFeRAMチップが形成される構成では、図5に示すように強誘電体キャパシタCの密度が低い、すなわち面積率が小さいチップ領域では、強誘電体キャパシタCを覆うように層間絶縁膜30を堆積した場合、層間絶縁膜30は突出する強誘電体キャパシタCの間の空間を充填して薄く形成されるのに対し、強誘電体キャパシタCの密度が高いチップ領域では、前記層間絶縁膜30は、強誘電体キャパシタCの間の空間が少ないため、厚く形成されることになる。ただし図5において、強誘電体キャパシタCは図1のものと同一の構成を有している。
そこでこのような構造に対してCMP法を適用し、膜厚モニタパターンの光学測定により前記層間絶縁膜30の膜厚を所定の値まで減少させた場合、このような膜厚モニタパターンが、前記層間絶縁膜30の膜厚が小さいチップの近傍に形成されている場合、前記層間絶縁膜30の膜厚を所定値に管理したつもりでも、元々前記層間絶縁膜30の膜厚値が大きい領域では、CMP工程を行っても層間絶縁膜30の膜厚は前記所定値よりも大きく、このため例えば図2Bの工程において前記上部電極29あるいは下部電極27を露出するドライエッチングを行った場合、形成される開口部30A,30Bがこれらの電極に到達しない場合が生じうる。
また逆に、前記膜厚モニタパターンが前記層間絶縁膜30の膜厚が大きいチップの近傍に形成されている場合にこのような膜厚モニタパターンによりCMP処理後の層間絶縁膜30の膜厚を管理すると、層間絶縁膜30の膜厚が薄い領域において研磨が過剰となってしまう恐れがある。
このような問題は、強誘電体キャパシタの形成密度すなわち面積率が異なる領域を含む基板の研磨を単一の膜厚モニタパターンで管理することに起因しており、高さの異なる膜厚モニタパターンを強誘電体キャパシタの形成密度に対応して複数設けることで対応できると考えられるが、一般にこのような高さの異なる膜厚モニタパターンは形成が困難で、また膜厚モニタパターンは半導体集積回路装置の設計時にスクライブライン上の適当な領域に自動的に配置されることが多く、強誘電体キャパシタの形成密度に対応して所望の箇所に形成することは困難である。
また膜厚測定を、モニタパターンを使わずに強誘電体キャパシタ自体を使って行うことも考えられるが、このような膜厚の光学測定にはある程度の平面が必要で、実際の強誘電体キャパシタを膜厚モニタパターンとして使うのは困難である。
本発明の一の観点によれば、
ウェハと、
前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、
前記表面に第2の、異なった面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、
前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成され、平坦化表面を有する層間絶縁膜とよりなる半導体基板であって、
前記表面に、前記層間絶縁膜により覆われて少なくとも第1および第2の膜厚モニタパターンを有し、
前記表面には前記第1の膜厚モニタパターンを囲むように複数のパターンよりなる第1のパターン群が形成され、
前記表面には前記第2の膜厚モニタパターンを囲むように別の複数のパターンよりなる第2のパターン群が形成され、
前記表面において前記第1の膜厚モニタパターンおよび前記第1のパターン群は第3の面積率を有し、前記第2の膜厚モニタパターンおよび前記第2のパターン群は第4の面積率を有し、
前記第3の面積率と前記第4の面積率とは互いに異なる半導体基板が提供される。
本発明の他の観点によれば、
ウェハと、前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面に第2の、より大きな面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成された層間絶縁膜とを含む半導体装置の製造方法であって、
前記層間絶縁膜を、化学機械研磨法により研磨する工程を含み、
前記研磨工程は、前記表面に、複数のパターンに囲まれて前記第1の面積率に実質的に等しい第3の面積率で形成された第1の膜厚モニタパターンと、前記表面に、別の複数のパターンに囲まれて、前記第2の面積率に実質的に等しい第4の面積率で形成された第2の膜厚モニタパターンとを使って実行される半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、異なった面積率を有する複数の段差構造を有する半導体装置の製造において、かかる段差構造を覆う層間絶縁膜をCMP法により研磨する際に、面積率の異なる少なくとも二つの膜厚モニタパターンを使うことにより、それぞれの膜厚モニタパターン上には、実際に前記複数の段差構造上に堆積したのと同じ厚さで層間絶縁膜が堆積するため、これらの膜厚モニタパターンを使って層間絶縁膜の膜厚測定を行うことにより、前記層間絶縁膜の研磨後の膜厚を所望の値に管理することが可能になる。
本発明のさらに他の観点によれば、
ウェハと、
前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、
前記表面に第2の、異なった面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、
前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成され、平坦化表面を有する層間絶縁膜とよりなる半導体基板であって、
前記表面に、前記層間絶縁膜により覆われて少なくとも一つの膜厚モニタパターンを有し、
前記表面には前記膜厚モニタパターンを囲むように複数のパターンよりなるパターン群が形成されている半導体基板が提供される。
また本発明の他の観点によれば、
ウェハと、前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面に第2の、より大きな面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成された層間絶縁膜とを含む半導体装置の製造方法であって、前記表面上には膜厚モニタパターンが、他のパターンとともに前記第2の面積率に実質的に等しい面積率で形成されており、
前記半導体装置の製造方法は、前記層間絶縁膜を、化学機械研磨法により研磨する工程を含み、
前記研磨工程は、前記膜厚モニタパターンを使って、前記膜厚モニタパターンにより求められた前記層間絶縁膜の膜厚が、許容膜厚上限値以下になるように実行される半導体装置の製造方法が提供される。
さらに本発明の他の観点によれば、
ウェハと、前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面に第2の、より大きな面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成された層間絶縁膜とを含む半導体装置の製造方法であって、前記表面には膜厚モニタパターンが、他のパターンとともに前記第1の面積率に実質的に等しい面積率で形成されており、
前記半導体装置の製造方法は、前記層間絶縁膜を、化学機械研磨法により研磨する工程を含み、
前記研磨工程は、前記膜厚モニタパターンを使って、前記膜厚モニタパターンにより求められた前記層間絶縁膜の膜厚が、許容膜厚下限値を切らないように実行される半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、膜厚モニタパターンを囲むように複数のパターンよりなるパターン群を形成することで、膜厚モニタパターンを含む領域の面積率を、前記段差構造のうち、層間絶縁膜の膜厚管理においてクリティカルとなる部分の面積率に対応させることができ、従って、かかる膜厚モニタパターン上に堆積した層間絶縁膜の膜厚を前記膜厚モニタパターンにより管理することにより、前記層間絶縁膜の膜厚を所望の範囲に収めることが可能になる。
本発明のその他の課題および特徴は、以下に図面を参照しながら行う本発明の詳細な説明より明らかとなろう。
図1は、従来のFeRAMの構成を示す断面図;
図2A〜2Fは、図1のFeRAMの製造工程を示す図;
図3は、FeRAMのチップ領域を含む半導体ウェハを示す平面図;
図4は、本発明の課題を説明する図;
図5は、本発明の課題を説明する別の図;
図6は、本発明の第1実施例を説明する図;
図7は、図6中の膜厚モニタパターンを説明する断面図;
図8A,8Bは、図6中の膜厚モニタパターンを説明する平面図;
図9は、本発明の第1実施例によるCMP工程の最適化を説明する図;
図10は、図9の最適化プロセスを示すフローチャート;
図11は、本発明の第2実施例によるFeRAMの構成を示す断面図;
図12A〜12Jは、本発明の第2実施例によるFeRAMの製造工程を示す図である。
[第1実施例]
図6は、本発明の一実施例による半導体ウェハの100一部を示す平面図である。
図6を参照するに、前記半導体ウェハ100上にはスクライブライン101により複数のチップ領域100A,100B,100C・・・が形成されており、各々のチップ領域には図1に説明したのと同様なFeRAMが多数形成されたメモリセル領域が含まれるが、図4の場合と同様に、前記ウェハ100上には強誘電体キャパシタの面積率の異なるチップ領域が含まれている。図示の例では、面積率が30%のチップ領域と50%のチップ領域と80%のチップ領域とが形成されている。ここで強誘電体キャパシタの面積率は、スクライブライン101により画成されたチップ領域中において形成された複数の強誘電体キャパシタが占有する面積と定義する。
このような半導体ウェハ100において例えば図2Aの工程に対応して強誘電体キャパシタを覆う層間絶縁膜をCMP法により研磨する場合、本発明では研磨後の層間絶縁膜の膜厚を管理するために少なくとも二種類の膜厚モニタパターンA,Bを前記スクライブライン101上に配置する。
図7は、膜厚モニタパターンA,Bの原理を示す断面図である。
図7を参照するに、膜厚モニタパターンA,Bは平坦な表面を有する好ましくは反射率の高い金属パターンよりなり、膜厚モニタパターンA,Bで反射された反射光と前記層間絶縁膜30の表面で反射された反射光の干渉により、前記モニタパターン上に残留している層間絶縁膜30の膜厚が測定される。典型的には、前記膜厚モニタパターンA,Bは、平面図上において矩形形状を有する。
先にも説明したように膜厚モニタパターンA,Bは、半導体装置の設計時にスクライブライン101上の適当な空き領域に自動的に配置されるが、本実施例では図8A,8Bに示すように膜厚モニタパターンA,Bの周囲にダミーパターンDを多数配列し、その際、パターンA,Bで前記周辺のダミーパターンを含めた面積率を変化させている。例えばモニタパターンAについては図8Aに示すように面積率を30%に設定し、モニタパターンBについては図8Bに示すように面積率を80%に設定している。前記ダミーパターンDの各々は前記膜厚モニタパターンAあるいはBよりも面積が小さく、所望の面積率を実現するためにスクライブライン101上に自在に配置することが可能である。また前記パターンDをより大きな面積で形成することで、必要に応じてこれに機能を持たせることも可能である。
このような面積率の異なる2種類の膜厚モニタパターンを有する半導体基板をCMP法で研磨した場合、膜厚モニタパターンA上においては30%の面積率に対応して残留層間絶縁膜の膜厚が小さくなり、一方膜厚の見たパターンB上においては80%の面積率に対応して厚い層間絶縁膜が残留する。
そこで前記ウェハ100上に形成される強誘電体キャパシタの面積率の最小値が30%、最大値が80%の場合、CMP工程の際にこのように膜厚モニタパターンA,Bを使って層間絶縁膜30の膜厚を測定することにより、図9に示すようにモニタパターンAについてのみ層間絶縁膜30の膜厚が許容範囲に入っている研磨不足の状態(状態I)あるいはモニタパターンBについてのみ層間絶縁膜30の膜厚が許容範囲に入っている過研磨状態(状態III)を回避し、膜厚の中心地が0.9ミクロンでモニタパターンA,Bのいずれに対しても層間絶縁膜30の膜厚が許容範囲内に収まっている状態(状態II)を実現することが可能になる。
その際、本発明ではモニタパターンAを面積率が30%のチップ領域近傍に配置しモニタパターンBを面積率が80%のチップ領域近傍に配置する必要はなく、半導体装置設計に際して余計な制約が導入されることもない。
図10は、図9に対応したCMP工程のフローチャートを示す。
図10を参照するに、最初にステップ1で前記層間絶縁膜30が研磨され、次にステップ2で前記膜厚モニタパターンAを使って層間絶縁膜30の膜厚tを測定する。
さらに次のステップ3で前記膜厚モニタパターンBを使って層間絶縁膜30の膜厚t(t>t)を測定し、ステップ4において膜厚tが所定の上限膜厚t上限を超えているか否かが判定される。
ステップ4の判定結果がYESであれば、層間絶縁膜30の膜厚は最も薄い部分でも所望の上限膜厚に達しておらず、ステップS5において追加研磨がなされる。ステップ5の追加研磨の後、プロセスは再びステップ2に戻る。
一方、ステップ4の判定結果がNOであれば、層間絶縁膜30の膜厚は少なくとも最も薄い部分において所望の上限膜厚以下となっており、従って次にステップ6において前記膜厚tが前記所望の上限膜厚を超えているか否かが判定される。
ステップ6の判定結果がYESであれば、ステップ5の追加研磨が行われ、プロセスはステップ2に戻る。一方ステップ6の判定結果がNOであれば、前記層間絶縁膜30の膜厚の最大値が所望の上限膜厚以下となっていることを意味しており、次にステップ7において前記膜厚tが前記所望の下限膜厚t下限以上であることが確認される。ステップ7の判定においてYESであればそのウェハについての研磨工程は終了する。
一方、ステップ7の判定結果がNOである場合には研磨は失敗したことになるが、本実施例では図9の許容範囲に対応して強誘電体キャパシタの面積率の範囲を半導体装置の設計時に適正に設定しておくことにより、ステップ7における研磨失敗は、実際上は回避できる。
図10のような手順を採用することにより、図9において膜厚モニタパターンAのみを用いて研磨を最適化した場合に生じる状態1のような研磨の失敗、あるいは膜厚モニタパターンBのみを用いて研磨を最適化した場合に生じる状態IIIのような研磨の失敗を回避でき、半導体装置の製造歩留まりを向上させることが可能になる。
[第2実施例]
図11は、本発明の第2実施例によるFeRAMの素子領域401A上における構成を示す断面図である。
図11のFeRAMは、図1のFeRAM20と同様な構成を有しており、フィールド絶縁膜122により画成されたp型ウェル121Aとn型ウェル121Bとを有するp型あるいはn型のSi基板121上に形成されており、前記p型ウェル121A上にはポリサイド構造のゲート電極124Aが、ゲート絶縁膜123Aを介して形成されている。また前記n型ウェル121B上には、ポリサイド構造のゲート電極124Bがゲート絶縁膜123Bを介して形成されている。さらに前記p型ウェル121A中には、前記ゲート電極124Aの両側にn型拡散領域121a,121bが形成されており、前記n型ウェル121B中には前記ゲート電極124Bの両側にp型拡散領域121c,121dが形成されている。前記ゲート電極124Aは活性領域の外ではフィールド酸化膜122上を延在し、FeRAMのワード線(WL)の一部を構成する。
前記ゲート電極124A,124Bの各々は側壁絶縁膜を有し、前記Si基板121上に前記フィールド絶縁膜122を覆うようにCVD法により形成された厚さが約200nmのSiONカバー膜125により覆われている。
前記カバー膜125は、さらにTEOSガスを原料としたCVD法により形成された厚さが約1μmのSiO層間絶縁膜126により覆われており、前記層間絶縁膜126の表面はCMP法により平坦化されている。
さらに前記層間絶縁膜126の平坦化表面上には厚さが10〜30nm、好ましくは約20nmのTi膜と、厚さが100〜300nm、好ましくは約175nmのPt膜とを順次積層した構造の下部電極127と、厚さが100〜300nm、好ましくは約240nmのPZT((Pb(Zr,Ti)O)あるいはPZLT((Pb,La)(Zr,Ti)O)よりなる強誘電体キャパシタ絶縁膜128と、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128上に形成された厚さが100〜300nm、好ましくは約200nmのIrOxよりなる上部電極129とを順次積層した構成の強誘電体キャパシタが形成されている。前記Ti膜およびPt膜は、典型的にはスパッタリングにより形成され、一方、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128は、典型的にはスパッタリングの後、酸素雰囲気中、725°Cで20秒間、急速熱処理を行うことにより結晶化される。前記強誘電体膜128は、CaとSrとを添加されているのが好ましく、スパッタリング以外にも、スピンオン法、ゾルゲル法、MOD(metal organic deposition)法、あるいはMOCVD法により形成することができる。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128としては、PZTあるいはPLZT膜以外にも、SBT(SrBi(Ta,Nb))膜,BTO(BiTi12)膜などを使うことが可能である。また、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128の代わりにBST((Ba,Sr)TiO)膜やSTO(SrTiO)膜などの高誘電体膜を使うことにより、DRAMを形成することも可能である。また、前記上部電極129を構成するIrOx膜は、典型的にはスパッタリングにより形成される。なお、前記上部電極129としては、IrOx膜の代わりにPt膜やSRO(SrRuO)膜を使うことも可能である。
ところで、このようにして形成された強誘電体キャパシタでは、半導体プロセスに伴う還元性雰囲気、特に水素に暴露されると前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128に容易に還元が生じてしまい、電気特性が著しく劣化する。このため前記強誘電体キャパシタは、常温下におけるスパッタリング法により形成された厚さが約50nmのAlよりなるエンキャップ層430Aにより覆われており、さらに前記エンキャップ層430Aは、前記層間絶縁膜126上にスパッタリンクにより約100nmの厚さに形成された別のAlエンキャップ層430により覆われている。ここで前記Alエンキャップ層430,430Aは、水素の進入を阻止するバリア膜として機能する。
前記エンキャップ層430上には、SiO層間絶縁膜130がSiH、あるいはSi,Si,SiClなどのポリシラン化合物、あるいはSiFあるいはTEOSを原料としたCVD法、好ましくはプラズマCVD法により、前記上部電極129から上で約400nmの厚さになるように形成されており、前記層間絶縁膜130中には前記上部電極129および下部電極127をそれぞれ露出するコンタクトホール130A,130Bが、また前記層間絶縁膜126中に延在し、それぞれ前記拡散領域121a,121b,121cおよび121dを露出するコンタクトホール130C,130D,130Eおよび130Fが形成されている。また、前記層間絶縁膜130中には、前記素子分離膜122上に形成されたワード線パターンWLを露出するコンタクトホール130Gが形成されている。
図11のFeRAM120では、前記コンタクトホール130Aおよび130Bの各々において、それぞれのコンタクトホール内壁面に直接に接するように、また露出された上部電極129あるいは下部電極127の表面と直接に接するように、TiNなどの導電性窒化物よりなる密着膜131Aあるいは131Bが約50nmの厚さに形成され、前記コンタクトホール130Aにおいては前記TiN密着膜131A上に、Wよりなる導体プラグ132Aが、また前記コンタクトホール130Bにおいては前記TiN密着膜131B上に、Wよりなる導体プラグ132Bが、WF,ArおよびHの混合ガスを使ったCVD法により形成されている。
また前記FeRAM120では同様に、前記コンタクトホール130C〜130Gのそれぞれの内壁面上にTi/TiN密着層131C〜131Gが形成されており、前記TiN密着層131C〜131Gの各々の上には、それぞれのコンタクトホールを充填するように、Wプラグ132C〜132Gが形成されている。
さらに前記層間絶縁膜130上には、前記Wプラグ132A〜132Gの各々に対応して、Alよりなる配線パターン133A〜133Fが形成されており、前記配線パターン133A〜133Fは、プラズマCVD法により形成されたSiO膜よりなる次の層間絶縁膜134により覆われている。前記層間絶縁膜130と同様に、層間絶縁膜134はSiH、あるいはSiやSi、SiClなどよりなるポリシラン化合物、あるいはTEOSを原料として形成することができる。
さらに前記層間絶縁膜134上にはSiOよりなる保護絶縁膜135を、プラズマCVD法により、100nm以上の厚さに形成する。このようにして形成された保護絶縁膜35は、層間絶縁膜134の形成に続く平坦化工程(CMP)により露出されたスリット(空洞)を覆う。
さらに前記保護絶縁膜135中には前記層間絶縁膜134を貫通して、前記配線パターン133Aおよび133Fを露出するコンタクトホール135A,135Bがそれぞれ形成され、前記コンタクトホール135A,135Bの内壁面上には、TiN密着層136A,136Bをそれぞれ介してWプラグ137A,137Bが形成されている。
さらに前記保護絶縁膜135上には、前記Wプラグ137A,137BとコンタクトするAlあるいはAl合金よりなる配線パターン138A,138Bが形成される。その際、前記配線パターン138Aあるいは138Bと前記保護絶縁膜135との間には、前記コンタクトホール135A,135Bの内壁面を覆うTiN密着膜136A,136Bが延在する。
さらに前記配線パターン138A,138Bは、前記層間絶縁膜130あるいは134と同様にして形成された層間絶縁膜139により覆われ、さらに前記保護絶縁膜135と同様な保護絶縁膜140により覆われた後、前記保護絶縁膜140上にビット線(BL)パターンを含む配線パターン141A〜141Eが形成される。
以下、図11のFeRAMの製造工程を、前記スクライブ領域401Bにおける膜厚モニタパターンの形成工程と合わせて、図12A〜図121を参照しながら説明する。
図12Aを参照するに、シリコン基板121上には層間絶縁膜126が形成されており、前記層間絶縁膜126上には、前記下部電極127を形成する導電膜127Aと、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128を形成する強誘電体膜128Aと、さらに前記上部電極を形成する導電膜129Aとが、素子領域401Aおよびスクライブ領域401Bを覆って一様に形成されている。
次に図12Bの工程で前記導電膜129Aおよびその下の強誘電体膜128Aを順次パターニングすることにより、前記素子領域401Aにおいて前記導電膜127A上に多数の強誘電体キャパシタ絶縁膜128および上部電極129が、所定の面積率で形成される。その際、図6で説明したように、前記基板121上にはスクライブ領域401Bにより隔てられて、面積率の異なる複数のメモリセルアレイが形成される。
図12Bの工程ではまた、前記スクライブ領域401Bにおいて、前記強誘電体膜129Aのパターニングにより、前記上部電極129と同時に高反射率の導電パターン129Bが、前記上部電極129と同一の組成で同一の厚さに形成され、また前記強誘電体膜128Aのパターニングにより、前記導体パターン129Bの下に強誘電体パターン128Bが、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128と同時に形成される。図12Bの構造はさらに酸素雰囲気中で熱処理され、前記強誘電体キャパシタ絶縁膜128中に導入された酸素欠損が補償される。なお図12Bの工程では、前記上部電極129と導電パターン129Bのパターニング、および強誘電体キャパシタ絶縁膜128と導電パターン128Bのパターニングは、それぞれ同一のマスクを使って行われる。
前記スクライブ領域401Bに形成された導体パターン129Bの周囲には、図示はしていないが図8A,8BのダミーパターンDに対応して同様なダミー導体パターンが、前記導体パターン129Bを含めた面積率が前記上部電極129の面積率と同じになるように形成されている。これにより、前記スクライブ領域401B上には、面積率の異なる2種類の膜厚モニタパターンが形成されることになる。
さらに図12Cの工程において、図12Bの構造上に前記エンキャップ層430Aを形成するAl膜Nが、前記素子領域401Aおよびスクライブ領域401Bを例えば50nmの膜厚で一様に覆うように形成され、図12Dの工程で前記Al膜430Nを前記強誘電体キャパシタが形成される領域にのみ残るようにパターニングすることにより、前記エンキャップ層430Aが形成される。
さらに図12Eの工程において前記導電膜127Aがパターニングされて前記下部電極層127が形成され、これにより前記素子領域401Aには、下部電極層127を有する強誘電体キャパシタFCが形成される。同時に前記スクライブ領域401Bにおいては導電パターン127Aが形成され、前記導電パターン127A,強誘電体パターン128Bおよび導電パターン129Bは、前記スクライブ領域401Bにおいて、膜厚モニタパターン127Mを形成する。前記下部電極127と前記導電パターン127Bのパターニングは、同一のマスクを使って行われる。先にも述べたように、前記膜厚モニタパターン127Mの近傍には、図8A,8Bと同様に、多数のダミーパターンが、前記強誘電体キャパシタFCの面積率に対応した面積率に形成されている。これらのダミーパターンは、前記強誘電体キャパシタFCの形成と同時に形成されるのが好ましく、この場合には、各々のダミーパターンは前記強誘電体キャパシタFCと同一の層構造を有している。
次に図12Fの工程において図12Eの構造上には、前記エンキャップ層430に対応するAl膜430Mが、前記素子領域401Aおよびスクライブ領域401Bを例えば100nmの膜厚で一様に覆うように形成され、図12Gの工程においてこれをパターニングすることにより、前記強誘電体キャパシタFCを前記Alエンキャップ層430Aを介して覆う第2のエンキャップ層430が形成される。なお、図12Gの工程の結果、前記スクライブ領域401Bにおいては前記図12Fの工程では前記Al膜430Mで覆われていた膜厚モニタパターン127Mが露出されている。
次に図12Hの工程で、前記層間絶縁膜126上に次の層間絶縁膜130が例えば1.6μmの厚さに形成され、さらに前記層間絶縁膜130の膜厚を、化学機械研磨により、0.9±0.1μmの所望膜厚範囲まで減少させる。
本実施例においては、図12HのCMP工程を、前記膜厚モニタパターン127Mとして面積率の異なる2種類のものを使い、図10のフローチャートに従った最適化を行うことにより、層間絶縁膜130の研磨後の厚さを、基板121、すなわちウェハ全体にわたり、0.9±0.1μmの範囲に設定する。
次に図121の工程においてフォトリソグラフィ工程およびドライエッチング工程を行うことにより、前記素子領域401Aにおいては前記層間絶縁膜130中に、前記Alエンキャップ層430,430Aを貫通して前記上部電極129および前記下部電極127をそれぞれ露出するコンタクトホール130A,130Bが形成され、さらに図12Jの工程においてTiN膜を図121の構造上に、密着層としてスパッタリングにより堆積し、さらにその上にWFを気相原料としたCVD法によりW膜を堆積し、前記コンタクトホール130A,130Bおよび位置合わせ開口部130mを、前記TiN密着膜を介してW膜により充填し、さらに前記層間絶縁膜130上に残留している余計なTiN膜およびW膜をCMP法により除去することにより、図12Jに示すように前記コンタクトホール130AがTiN密着膜131Aを介してWプラグ132Aにより充填された構造が得られる。
以上、本発明を、強誘電体キャパシタを覆う層間絶縁膜をCMP法により平坦化する工程を含むFeRAMの製造方法について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、段差部分を含む半導体装置あるいは電子装置の製造一般について適用可能である。すなわち本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨内において様々な変形・変更が可能である。
例えば図9の最適化工程において、膜厚モニタパターンBを使って求められる層間絶縁膜の膜厚と膜厚モニタパターンAを使って求められる層間絶縁膜の膜厚とが経験的に、あるいは理論的に既知である場合、状態IIにおいて前記膜厚モニタパターンBのみを使って層間絶縁膜の膜厚を所望の範囲に収めることも可能であり、本発明はかかる場合をも含むものである。この場合には、膜厚モニタパターンBの周囲にダミーパターンを、基板上の最も強誘電体キャパシタが密に形成された領域の面積率に合わせて形成しておく必要がある。すると、前記膜厚モニタパターンBにより求められた層間絶縁膜の膜厚が許容膜厚上限値に達した時点でCMP工程を停止することにより、基板全体において層間絶縁膜の膜厚を許容範囲に収めることが可能となる。
また図9の最適化工程において、状態IIにおいて前記膜厚モニタパターンAのみを使って層間絶縁膜の膜厚を所望の範囲に収めることも可能であり、本発明はかかる場合をも含むものである。この場合には、膜厚モニタパターンAの周囲にダミーパターンを、基板上の最も強誘電体キャパシタが疎に形成された領域の面積率に合わせて形成しておく。すると、前記膜厚モニタパターンAにより求められた層間絶縁膜の膜厚が許容膜厚下限値に達する直前にCMP工程を停止することにより、基板全体において層間絶縁膜の膜厚を許容範囲に収めることが可能となる。
本発明によれば、異なった面積率を有する複数の段差構造を有する半導体装置の製造において、かかる段差構造を覆う層間絶縁膜をCMP法により研磨する際に、面積率の異なる少なくとも二つの膜厚モニタパターンを使って膜厚測定を行うことにより、前記層間絶縁膜の研磨後の膜厚を所望の値に管理することが可能になる。

Claims (15)

  1. ウェハと、
    前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、
    前記表面に第2の、異なった面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、
    前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成され、平坦化表面を有する層間絶縁膜とよりなる半導体基板であって、
    前記表面に、前記層間絶縁膜により覆われて少なくとも第1および第2の膜厚モニタパターンを有し、
    前記表面には前記第1の膜厚モニタパターンを囲むように別の複数のパターンよりなる第1のパターン群が形成され、
    前記表面には前記第2の膜厚モニタパターンを囲むように別の複数のパターンよりなる第2のパターン群が形成され、
    前記表面において前記第1の膜厚モニタパターンおよび前記第1のパターン群は第3の面積率を有し、前記第2の膜厚モニタパターンおよび前記第2のパターン群は第4の面積率を有し、
    前記第3の面積率と前記第4の面積率とは互いに異なる半導体基板。
  2. 前記第3の面積率は前記第1の面積率に略等しく設定され、前記第4の面積率は前記第2の面積率に略等しく設定される請求項1記載の半導体基板。
  3. 前記第1および第2の段差構造は、前記段差部として強誘電体キャパシタを有する請求項1記載の半導体基板。
  4. 前記第1および第2の段差構造は、前記基板上においてスクライブ領域により隔てられており、前記第1の膜厚モニタパターンおよび前記第1のパターン群は前記スクライブ領域に形成されており、前記第2の膜厚モニタパターンおよび前記第2のパターン群も、前記スクライブ領域に形成されている請求項1記載の半導体基板。
  5. 前記第1および第2の段差構造は同一の層構造を有しており、前記第1および第2の膜厚モニタパターンおよび前記第1および第2のパターン群を構成するパターンの各々は、前記第1および第2の段差構造の層構造と同一の層構造を有する請求項1記載の半導体基板。
  6. 前記第1のパターン群を構成するパターンの各々は、前記第1の膜厚モニタパターンよりも小さな面積を有し、前記第2のパターン群を構成するパターンの各々は、前記第2の膜厚モニタパターンよりも小さな面積を有する請求項1記載の半導体基板。
  7. さらに前記表面上には第3の段差構造が、前記第1および第2の面積率の中間の面積率で形成されている請求項1記載の半導体基板。
  8. ウェハと、
    前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、
    前記表面に第2の、異なった面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、
    前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成され、平坦化表面を有する層間絶縁膜とよりなる半導体基板であって、
    前記表面に、前記層間絶縁膜により覆われて少なくとも一つの膜厚モニタパターンを有し、
    前記表面には前記膜厚モニタパターンを囲むように複数のパターンよりなるパターン群が形成されている半導体基板。
  9. 前記第2の面積率は、前記第1の面積率よりも大きく、前記膜厚モニタパターンおよび前記複数のパターンは、前記第2の面積率に実質的に等しい面積率を有する請求項8記載の半導体基板。
  10. 前記第1の面積率は前記第2の面積率よりも小さく、前記膜厚モニタパターンおよび前記複数のパターンは、前記第1の面積率に実質的に等しい面積率を有する請求項8記載の半導体基板。
  11. ウェハと、前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面に第2の、より大きな面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成された層間絶縁膜とを含む半導体装置の製造方法であって、
    前記層間絶縁膜を、化学機械研磨法により研磨する工程を含み、
    前記研磨工程は、前記表面上に、複数のパターンに囲まれて前記第1の面積率に実質的に等しい第3の面積率で形成された第1の膜厚モニタパターンと、前記表面上に、別の複数のパターンに囲まれて、前記第2の面積率に実質的に等しい第4の面積率で形成された第2の膜厚モニタパターンとを使って実行される半導体装置の製造方法。
  12. 前記研磨工程は、前記第1のモニタパターンを使って求めた前記層間絶縁膜の膜厚が所定の下限値以上になるように、また前記第2のモニタパターンを使って求めた前記層間絶縁膜の膜厚が所定の上限値以下になるように実行される請求項11記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の段差構造と前記第2の段差構造とは、前記ウェハ上においてスクライブラインにより相互に分離されており、前記第1および第2のモニタパターンは前記スクライブライン上に形成されており、前記研磨工程の後、前記ウェハを前記スクライブラインに沿って切断する工程を含む請求項11記載の半導体装置の製造方法。
  14. ウェハと、前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面に第2の、より大きな面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成された層間絶縁膜とを含む半導体装置の製造方法であって、前記表面上には膜厚モニタパターンが、他のパターンとともに前記第2の面積率に実質的に等しい面積率で形成されており、
    前記半導体装置の製造方法は、前記層間絶縁膜を、化学機械研磨法により研磨する工程を含み、
    前記研磨工程は、前記膜厚モニタパターンを使って、前記膜厚モニタパターンにより求められた前記層間絶縁膜の膜厚が、許容膜厚上限値以下になるように実行される半導体装置の製造方法。
  15. ウェハと、前記ウェハ上の表面に第1の面積率で形成された複数の段差部よりなる第1の段差構造と、前記表面に第2の、より大きな面積率で形成された複数の段差部よりなる第2の段差構造と、前記表面に、前記第1および第2の段差構造を覆うように形成された層間絶縁膜とを含む半導体装置の製造方法であって、前記表面には膜厚モニタパターンが、他のパターンとともに前記第1の面積率に実質的に等しい面積率で形成されており、
    前記半導体装置の製造方法は、前記層間絶縁膜を、化学機械研磨法により研磨する工程を含み、
    前記研磨工程は、前記膜厚モニタパターンを使って、前記膜厚モニタパターンにより求められた前記層間絶縁膜の膜厚が、許容膜厚下限値を切らないように実行される半導体装置の製造方法。
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