JP2001332556A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JP2001332556A JP2001332556A JP2000154089A JP2000154089A JP2001332556A JP 2001332556 A JP2001332556 A JP 2001332556A JP 2000154089 A JP2000154089 A JP 2000154089A JP 2000154089 A JP2000154089 A JP 2000154089A JP 2001332556 A JP2001332556 A JP 2001332556A
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- pattern
- film
- scribe
- photomask
- semiconductor wafer
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- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 下地パターンの疎密を解消することで、スク
ライブ領域におけるCMP工程での平坦性を向上するこ
とのできる技術を提供する。 【解決手段】 フォトマスクのスクライブ領域の左辺部
にAパターンを配置し、右辺部にBパターンを配置し、
ステップ・アンド・リピート方式による露光工程におい
て、上記Aパターンと上記Bパターンとを多重露光する
ことによって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミー
パターンを形成する。
ライブ領域におけるCMP工程での平坦性を向上するこ
とのできる技術を提供する。 【解決手段】 フォトマスクのスクライブ領域の左辺部
にAパターンを配置し、右辺部にBパターンを配置し、
ステップ・アンド・リピート方式による露光工程におい
て、上記Aパターンと上記Bパターンとを多重露光する
ことによって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミー
パターンを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
技術に関し、特に、基板上に堆積された絶縁膜または金
属膜の表面の凹凸を平坦に加工する化学的機械研磨(Ch
emical Mechanical Polishing:CMP)法を用いた半
導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
技術に関し、特に、基板上に堆積された絶縁膜または金
属膜の表面の凹凸を平坦に加工する化学的機械研磨(Ch
emical Mechanical Polishing:CMP)法を用いた半
導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造過程におけるCMP装
置による平坦化プロセスでは、下地パターンの疎密が研
磨均一性に多大な影響を与える。
置による平坦化プロセスでは、下地パターンの疎密が研
磨均一性に多大な影響を与える。
【0003】たとえば、工業調査会発行「半導体平坦化
CMP技術」1998年7月15日発行、P199の図
4.16に孤立および密集配線上の層間絶縁膜の研磨時
間依存性が示されている。孤立配線上の突出した層間絶
縁膜の表面の研磨レートは、広い凹部の研磨レートに比
べて相対的に大きい。これに対して、密集した配線上の
層間絶縁膜の表面の研磨レートは、その表面が連続的に
平坦な大面積パターンとみなせるため、広い凹部の研磨
レートと差がなく、長い時間研磨しても平坦化されにく
く、最終的な段差が残ってしまう。
CMP技術」1998年7月15日発行、P199の図
4.16に孤立および密集配線上の層間絶縁膜の研磨時
間依存性が示されている。孤立配線上の突出した層間絶
縁膜の表面の研磨レートは、広い凹部の研磨レートに比
べて相対的に大きい。これに対して、密集した配線上の
層間絶縁膜の表面の研磨レートは、その表面が連続的に
平坦な大面積パターンとみなせるため、広い凹部の研磨
レートと差がなく、長い時間研磨しても平坦化されにく
く、最終的な段差が残ってしまう。
【0004】たとえば、ロジックULSIにおいては配
線がランダムに設計されるため、配線が密集している領
域と疎に孤立している領域とがランダムに存在する。従
って、これら配線上に設けられる層間絶縁膜の表面の凹
凸の疎密は一定ではなく、層間絶縁膜のCMP研磨特性
の不均一性を招いてしまう。
線がランダムに設計されるため、配線が密集している領
域と疎に孤立している領域とがランダムに存在する。従
って、これら配線上に設けられる層間絶縁膜の表面の凹
凸の疎密は一定ではなく、層間絶縁膜のCMP研磨特性
の不均一性を招いてしまう。
【0005】このため、半導体チップ内の下地パターン
の疎密の均一化を図るため、下地パターンが疎な領域に
下地パターンと同層のダミーパターンを配置する方法が
検討されている。
の疎密の均一化を図るため、下地パターンが疎な領域に
下地パターンと同層のダミーパターンを配置する方法が
検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体チッ
プの周辺には約100μm程度の幅のスクライブ領域が
設けられており、このスクライブ領域には、たとえばフ
ォトリソグラフィ工程で用いられるターゲットやアライ
メントパターン、検査工程で用いられる膜厚QC(Qual
ity Control)パターンや素子特性の検査用ダミーパタ
ーン等が配置されている。
プの周辺には約100μm程度の幅のスクライブ領域が
設けられており、このスクライブ領域には、たとえばフ
ォトリソグラフィ工程で用いられるターゲットやアライ
メントパターン、検査工程で用いられる膜厚QC(Qual
ity Control)パターンや素子特性の検査用ダミーパタ
ーン等が配置されている。
【0007】しかし、このスクライブ領域には孤立パタ
ーンが広く存在するため、スクライブ領域と接する半導
体チップの回路パターン領域では、CMP工程での研磨
レートが相対的に速くなり、下地回路パターンにまで研
磨処理が達することが考えられた。このため、半導体チ
ップ内のみならずスクライブ領域にも、下地パターンの
疎密の均一化を図るためのダミーパターンを形成する必
要性が生じた。
ーンが広く存在するため、スクライブ領域と接する半導
体チップの回路パターン領域では、CMP工程での研磨
レートが相対的に速くなり、下地回路パターンにまで研
磨処理が達することが考えられた。このため、半導体チ
ップ内のみならずスクライブ領域にも、下地パターンの
疎密の均一化を図るためのダミーパターンを形成する必
要性が生じた。
【0008】しかしながら、本発明者が検討したところ
によると、縮小投影露光装置を用いたステップ・アンド
・リピート方式によるフォトリソグラフィ技術において
は、スクライブ領域が多重露光となるため、スクライブ
領域の左辺部パターンと右辺部パターン、上辺部パター
ンと下辺部パターンとがそれぞれ打ち消し合い、スクラ
イブ領域に下地パターンの疎密の均一化を図るためのダ
ミーパターンを形成することが難しいことが明らかとな
った。
によると、縮小投影露光装置を用いたステップ・アンド
・リピート方式によるフォトリソグラフィ技術において
は、スクライブ領域が多重露光となるため、スクライブ
領域の左辺部パターンと右辺部パターン、上辺部パター
ンと下辺部パターンとがそれぞれ打ち消し合い、スクラ
イブ領域に下地パターンの疎密の均一化を図るためのダ
ミーパターンを形成することが難しいことが明らかとな
った。
【0009】本発明の目的は、下地パターンの疎密を解
消することで、スクライブ領域におけるCMP工程での
平坦性を向上することのできる技術を提供することにあ
る。
消することで、スクライブ領域におけるCMP工程での
平坦性を向上することのできる技術を提供することにあ
る。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。 (1)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
を多重露光することによって、半導体ウエハのスクライ
ブ領域にダミーパターンを形成するものである。 (2)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
をステップ・アンド・リピート方式で多重露光すること
によって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパタ
ーンを形成するものである。 (3)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
をステップ・アンド・リピート方式で多重露光すること
によって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパタ
ーンを形成するものであって、第1のパターンが第2の
パターンよりも相対的に大きく、第1のパターンの配置
ピッチと第2のパターンの配置ピッチとを同じとするも
のである。 (4)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
をステップ・アンド・リピート方式で多重露光すること
によって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパタ
ーンを形成するものであって、第1のパターンが第2の
パターンよりも相対的に大きく、第1のパターンの配置
ピッチと第2のパターンの配置ピッチとが同じであり、
第1のパターンと第2のパターンとの一辺の寸法差がフ
ォトリソグラフィの重ね合わせ精度以上の値を有するも
のである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。 (1)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
を多重露光することによって、半導体ウエハのスクライ
ブ領域にダミーパターンを形成するものである。 (2)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
をステップ・アンド・リピート方式で多重露光すること
によって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパタ
ーンを形成するものである。 (3)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
をステップ・アンド・リピート方式で多重露光すること
によって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパタ
ーンを形成するものであって、第1のパターンが第2の
パターンよりも相対的に大きく、第1のパターンの配置
ピッチと第2のパターンの配置ピッチとを同じとするも
のである。 (4)本発明の半導体装置の製造方法は、フォトマスク
のスクライブ領域の一辺に第1のパターンを配置し、第
1のパターンと対置するスクライブ領域の他辺に第2の
パターンを配置し、第1のパターンと第2のパターンと
をステップ・アンド・リピート方式で多重露光すること
によって、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパタ
ーンを形成するものであって、第1のパターンが第2の
パターンよりも相対的に大きく、第1のパターンの配置
ピッチと第2のパターンの配置ピッチとが同じであり、
第1のパターンと第2のパターンとの一辺の寸法差がフ
ォトリソグラフィの重ね合わせ精度以上の値を有するも
のである。
【0012】上記した手段によれば、フォトマスクのス
クライブ領域の4辺のうち一辺に配置される第1のパタ
ーンと第1のパターンと対置する他辺に配置される第2
のパターンとの間にサイズ差を設けて多重露光させるこ
とにより、半導体ウエハのスクライブ領域でのステップ
・アンド・リピート方式の多重露光によるダミーパター
ンの消失を防ぐことができ、ショットの重ね合わせ精度
および露光量に影響されることなく、常に所望したダミ
ーパターンを半導体ウエハのスクライブ領域に形成する
ことができる。これにより、下地パターンの疎密を解消
することができるので、上層の堆積膜のCMP工程にお
いて、半導体チップ内および半導体ウエハ内における堆
積膜の表面の平坦性を向上することが可能となる。
クライブ領域の4辺のうち一辺に配置される第1のパタ
ーンと第1のパターンと対置する他辺に配置される第2
のパターンとの間にサイズ差を設けて多重露光させるこ
とにより、半導体ウエハのスクライブ領域でのステップ
・アンド・リピート方式の多重露光によるダミーパター
ンの消失を防ぐことができ、ショットの重ね合わせ精度
および露光量に影響されることなく、常に所望したダミ
ーパターンを半導体ウエハのスクライブ領域に形成する
ことができる。これにより、下地パターンの疎密を解消
することができるので、上層の堆積膜のCMP工程にお
いて、半導体チップ内および半導体ウエハ内における堆
積膜の表面の平坦性を向上することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0014】図1は、半導体ウエハSWの全体平面図を
示す。半導体ウエハSWの面内には回路パターンが形成
された複数個の半導体チップ(図中、網掛けハッチング
で示す)が配置されている。各半導体チップは周囲4辺
にスクライブ領域と呼ばれる約60〜160μm程度の
切り代を持っており、このスクライブ領域は、たとえば
ダイシング・ソー(Dicing Saw)と呼ばれるダイヤモン
ド微粒を貼り付けた極薄の円形刃を用いて、半導体ウエ
ハSWを縦、横にカットし、個々のダイに分割する領域
である。
示す。半導体ウエハSWの面内には回路パターンが形成
された複数個の半導体チップ(図中、網掛けハッチング
で示す)が配置されている。各半導体チップは周囲4辺
にスクライブ領域と呼ばれる約60〜160μm程度の
切り代を持っており、このスクライブ領域は、たとえば
ダイシング・ソー(Dicing Saw)と呼ばれるダイヤモン
ド微粒を貼り付けた極薄の円形刃を用いて、半導体ウエ
ハSWを縦、横にカットし、個々のダイに分割する領域
である。
【0015】半導体ウエハSWのスクライブ領域には、
たとえばフォトリソグラフィ工程で用いられるターゲッ
トやアライメントパターン、または検査工程で用いられ
る膜厚QCパターンや素子特性の検査用ダミーパターン
が配置される。さらに、前記種々のパターンが配置され
た以外のスクライブ領域には、CMP工程での平坦性を
向上させるためのダミーパターンが配置されている。
たとえばフォトリソグラフィ工程で用いられるターゲッ
トやアライメントパターン、または検査工程で用いられ
る膜厚QCパターンや素子特性の検査用ダミーパターン
が配置される。さらに、前記種々のパターンが配置され
た以外のスクライブ領域には、CMP工程での平坦性を
向上させるためのダミーパターンが配置されている。
【0016】次に、本発明の実施の形態である半導体ウ
エハのスクライブ領域に配置されるダミーパターンの形
成方法の一例を、図2に示したフォトマスク上のパター
ンを用いて説明する。(a)は、フォトマスク上のスク
ライブ領域の左辺部に設けられたパターン図であり、
(b)は、上記フォトマスク上のスクライブ領域の右辺
部に設けられたパターン図である。なお、フォトマスク
上のパターンは、縮小投影露光装置を用いたステップ・
アンド・リピート方式によるフォトリソグラフィ技術に
よって、半導体ウエハ上のレジスト膜に転写される。
エハのスクライブ領域に配置されるダミーパターンの形
成方法の一例を、図2に示したフォトマスク上のパター
ンを用いて説明する。(a)は、フォトマスク上のスク
ライブ領域の左辺部に設けられたパターン図であり、
(b)は、上記フォトマスク上のスクライブ領域の右辺
部に設けられたパターン図である。なお、フォトマスク
上のパターンは、縮小投影露光装置を用いたステップ・
アンド・リピート方式によるフォトリソグラフィ技術に
よって、半導体ウエハ上のレジスト膜に転写される。
【0017】左辺部に設けられたパターン(図(a)
中、網掛けのハッチングで示す)は、一辺の幅がW1の
方形パターン(Aパターン)がピッチT1の間隔で複数
個配置されている。一方、右辺部に設けられたパターン
(図(b)中、網掛けのハッチング示す)は、一辺の幅
がW2の方形のパターン(Bパターン)がピッチT2の間
隔で複数個配置されている。上記Aパターンと上記Bパ
ターンとの関係は、 W1>W2 W1−W2=C,C>0 T1=T2 で表される。
中、網掛けのハッチングで示す)は、一辺の幅がW1の
方形パターン(Aパターン)がピッチT1の間隔で複数
個配置されている。一方、右辺部に設けられたパターン
(図(b)中、網掛けのハッチング示す)は、一辺の幅
がW2の方形のパターン(Bパターン)がピッチT2の間
隔で複数個配置されている。上記Aパターンと上記Bパ
ターンとの関係は、 W1>W2 W1−W2=C,C>0 T1=T2 で表される。
【0018】次に、フォトマスク上のスクライブ領域の
左辺部に設けられたAパターンとフォトマスク上のスク
ライブ領域の右辺部に設けられたBパターンとが、露光
により重ね合わされて半導体ウエハ上のレジスト膜に焼
き付けされた場合に、半導体ウエハ上に形成されるレジ
ストパターンの形状を、図3に示したAパターンとBパ
ターンとの重ね合わせ図を用いて説明する。図中、実線
はAパターン、破線はBパターンを示す。
左辺部に設けられたAパターンとフォトマスク上のスク
ライブ領域の右辺部に設けられたBパターンとが、露光
により重ね合わされて半導体ウエハ上のレジスト膜に焼
き付けされた場合に、半導体ウエハ上に形成されるレジ
ストパターンの形状を、図3に示したAパターンとBパ
ターンとの重ね合わせ図を用いて説明する。図中、実線
はAパターン、破線はBパターンを示す。
【0019】まず、フォトマスク上のAパターンとBパ
ターンとが、たとえばクロム(Cr)膜からなる遮光パ
ターンで形成される場合について説明する。
ターンとが、たとえばクロム(Cr)膜からなる遮光パ
ターンで形成される場合について説明する。
【0020】半導体ウエハ上に形成されるレジストパタ
ーンは、フォトマスク上でクロムで形成された遮光パタ
ーンであり、露光により縮小投影露光装置からの光源を
遮る部分がパターンとして半導体ウエハ上のポジ型レジ
スト膜に転写される。多重露光領域では、図3に示した
左辺部のAパターンと右辺部のBパターンとの重なり部
分で決まり、その後の現像処理によってBパターンとほ
ぼ同型のレジストパターンが形成される。この際、Aパ
ターンとBパターンとのサイズ差C/2は、縮小投影露
光装置の持つパターン重ね合わせ精度以上の値を持つ。
ーンは、フォトマスク上でクロムで形成された遮光パタ
ーンであり、露光により縮小投影露光装置からの光源を
遮る部分がパターンとして半導体ウエハ上のポジ型レジ
スト膜に転写される。多重露光領域では、図3に示した
左辺部のAパターンと右辺部のBパターンとの重なり部
分で決まり、その後の現像処理によってBパターンとほ
ぼ同型のレジストパターンが形成される。この際、Aパ
ターンとBパターンとのサイズ差C/2は、縮小投影露
光装置の持つパターン重ね合わせ精度以上の値を持つ。
【0021】これにより、多重露光の影響を受けること
なく、半導体ウエハ上にレジストパターンが形成され
て、このレジストパターンをマスクとして被加工膜にフ
ォトマスク上のBパターンとほぼ同型のダミーパターン
が形成できる。
なく、半導体ウエハ上にレジストパターンが形成され
て、このレジストパターンをマスクとして被加工膜にフ
ォトマスク上のBパターンとほぼ同型のダミーパターン
が形成できる。
【0022】次に、フォトマスク上のAパターンとBパ
ターンとが、光が透過する透過パターンで形成される場
合について説明する。
ターンとが、光が透過する透過パターンで形成される場
合について説明する。
【0023】半導体ウエハ上に形成されるレジストパタ
ーンは、フォトマスク上でガラス面で形成された透過パ
ターンであり、露光により縮小投影露光装置からの光源
が透過する部分がパターンとして半導体ウエハ上のネガ
型レジスト膜に転写される。多重露光領域では、図3に
示した左辺部のAパターンと右辺部のBパターンとの最
大部分で決まり、その後の現像処理によってAパターン
とほぼ同型のレジストパターンが形成される。この際、
AパターンとBパターンとのサイズ差C/2は、それぞ
れのパターン描画時に干渉し合うことのない値で、かつ
縮小投影露光装置の持つパターン重ね合わせ精度以上の
値を持つ。
ーンは、フォトマスク上でガラス面で形成された透過パ
ターンであり、露光により縮小投影露光装置からの光源
が透過する部分がパターンとして半導体ウエハ上のネガ
型レジスト膜に転写される。多重露光領域では、図3に
示した左辺部のAパターンと右辺部のBパターンとの最
大部分で決まり、その後の現像処理によってAパターン
とほぼ同型のレジストパターンが形成される。この際、
AパターンとBパターンとのサイズ差C/2は、それぞ
れのパターン描画時に干渉し合うことのない値で、かつ
縮小投影露光装置の持つパターン重ね合わせ精度以上の
値を持つ。
【0024】これにより、多重露光の影響を受けること
なく、半導体ウエハ上にレジストパターンが形成され
て、このレジストパターンをマスクとして被加工膜にフ
ォトレジスト上のAパターンとほぼ同型のダミーパター
ンが形成できる。
なく、半導体ウエハ上にレジストパターンが形成され
て、このレジストパターンをマスクとして被加工膜にフ
ォトレジスト上のAパターンとほぼ同型のダミーパター
ンが形成できる。
【0025】次に、本実施の形態を適用したCMOS
(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイ
スの製造方法を図4〜図11を用いて簡単に説明する。
(a)は、CMOSデバイスの製造過程を示し、(b)
はスクライブ領域の製造過程を示す。ここでは、前述し
た半導体ウエハのスクライブ領域でのダミーパターン
は、配線を覆う層間絶縁膜のCMP工程における平坦性
の向上に適用した。図中、Qnはnチャネル型MISF
ET(Metal Semiconductor Filed Effect Transisto
r)、Qpはpチャネル型MISFETである。
(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイ
スの製造方法を図4〜図11を用いて簡単に説明する。
(a)は、CMOSデバイスの製造過程を示し、(b)
はスクライブ領域の製造過程を示す。ここでは、前述し
た半導体ウエハのスクライブ領域でのダミーパターン
は、配線を覆う層間絶縁膜のCMP工程における平坦性
の向上に適用した。図中、Qnはnチャネル型MISF
ET(Metal Semiconductor Filed Effect Transisto
r)、Qpはpチャネル型MISFETである。
【0026】まず、図4に示すように、たとえばp型の
単結晶シリコンからなる半導体基板1を用意する。次
に、この半導体基板1を熱酸化してその表面に膜厚0.
01μm程度の薄い酸化シリコン膜2を形成し、次いで
その上層に化学的気相成長(Chemical Vapor Depositio
n:CVD)法で膜厚0.1μm程度の窒化シリコン膜3
を堆積した後、レジストパターンをマスクとして窒化シ
リコン膜3、酸化シリコン膜2および半導体基板1を順
次ドライエッチングすることにより、素子分離領域の半
導体基板1に深さ0.35μm程度の素子分離溝4を形
成する。
単結晶シリコンからなる半導体基板1を用意する。次
に、この半導体基板1を熱酸化してその表面に膜厚0.
01μm程度の薄い酸化シリコン膜2を形成し、次いで
その上層に化学的気相成長(Chemical Vapor Depositio
n:CVD)法で膜厚0.1μm程度の窒化シリコン膜3
を堆積した後、レジストパターンをマスクとして窒化シ
リコン膜3、酸化シリコン膜2および半導体基板1を順
次ドライエッチングすることにより、素子分離領域の半
導体基板1に深さ0.35μm程度の素子分離溝4を形
成する。
【0027】次に、図5に示すように、熱リン酸を用い
たウエットエッチングで窒化シリコン膜3を除去した
後、半導体基板1上にCVD法で堆積した酸化シリコン
膜5をエッチバック、またはCMP法で研磨して、素子
分離溝4の内部に酸化シリコン膜5を残すことにより素
子分離領域を形成する。続いて、半導体基板1を約10
00℃でアニールすることにより、素子分離溝4に埋め
込んだ酸化シリコン膜5をデンシファイ(焼き締め)す
る。
たウエットエッチングで窒化シリコン膜3を除去した
後、半導体基板1上にCVD法で堆積した酸化シリコン
膜5をエッチバック、またはCMP法で研磨して、素子
分離溝4の内部に酸化シリコン膜5を残すことにより素
子分離領域を形成する。続いて、半導体基板1を約10
00℃でアニールすることにより、素子分離溝4に埋め
込んだ酸化シリコン膜5をデンシファイ(焼き締め)す
る。
【0028】次に、半導体基板1のnチャネル型MIS
FETQn形成領域にp型ウェル6を形成するためのボ
ロン(B)をイオン注入し、pチャネル型MISFET
Qp形成領域にn型ウェル7を形成するためのリン
(P)をイオン注入する。
FETQn形成領域にp型ウェル6を形成するためのボ
ロン(B)をイオン注入し、pチャネル型MISFET
Qp形成領域にn型ウェル7を形成するためのリン
(P)をイオン注入する。
【0029】次に、半導体基板1を熱酸化して、p型ウ
ェル6およびn型ウェル7のそれぞれの表面にゲート絶
縁膜8を約4nm程度の厚さで形成した後、CVD法で
多結晶シリコン膜9を半導体基板1上に堆積する。次い
で、n型不純物、たとえばリンをイオン打ち込みにより
nチャネル型MISFETQn形成領域の多結晶シリコ
ン膜9へ導入し、続いてp型不純物、たとえばボロンを
イオン打ち込みによりpチャネル型MISFETQpが
形成される領域の多結晶シリコン膜9へ導入する。この
後、多結晶シリコン膜9の上層に窒化シリコン膜10を
堆積する。
ェル6およびn型ウェル7のそれぞれの表面にゲート絶
縁膜8を約4nm程度の厚さで形成した後、CVD法で
多結晶シリコン膜9を半導体基板1上に堆積する。次い
で、n型不純物、たとえばリンをイオン打ち込みにより
nチャネル型MISFETQn形成領域の多結晶シリコ
ン膜9へ導入し、続いてp型不純物、たとえばボロンを
イオン打ち込みによりpチャネル型MISFETQpが
形成される領域の多結晶シリコン膜9へ導入する。この
後、多結晶シリコン膜9の上層に窒化シリコン膜10を
堆積する。
【0030】次に、図6に示すように、レジストパター
ンをマスクとして、窒化シリコン膜10および多結晶シ
リコン膜9を順次エッチングし、窒化シリコン膜10か
らなるキャップ絶縁膜10aおよび多結晶シリコン膜9
によって構成されるnチャネル型MISFETQnおよ
びpチャネル型MISFETQnのゲート電極9aを形
成する。
ンをマスクとして、窒化シリコン膜10および多結晶シ
リコン膜9を順次エッチングし、窒化シリコン膜10か
らなるキャップ絶縁膜10aおよび多結晶シリコン膜9
によって構成されるnチャネル型MISFETQnおよ
びpチャネル型MISFETQnのゲート電極9aを形
成する。
【0031】次に、n型ウェル7をレジスト膜で覆った
後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極9aを
マスクとしてp型ウェル6にn型不純物、たとえばヒ素
(As)を導入し、nチャネル型MISFETQnのソ
ース、ドレインの一部を構成する低濃度のn-型半導体
領域11を形成する。同様に、p型ウェル6をレジスト
膜で覆った後、pチャネル型MISFETQpのゲート
電極9aをマスクとしてn型ウェル7にp型不純物、た
とえばフッ化ボロン(BF2)を導入し、pチャネル型
MISFETQpのソース、ドレインの一部を構成する
低濃度のp-型半導体領域12を形成する。
後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極9aを
マスクとしてp型ウェル6にn型不純物、たとえばヒ素
(As)を導入し、nチャネル型MISFETQnのソ
ース、ドレインの一部を構成する低濃度のn-型半導体
領域11を形成する。同様に、p型ウェル6をレジスト
膜で覆った後、pチャネル型MISFETQpのゲート
電極9aをマスクとしてn型ウェル7にp型不純物、た
とえばフッ化ボロン(BF2)を導入し、pチャネル型
MISFETQpのソース、ドレインの一部を構成する
低濃度のp-型半導体領域12を形成する。
【0032】この後、図7に示すように、半導体基板1
上にCVD法で堆積した酸化シリコン膜(図示せず)を
RIE(Reactive Ion Etching)法で異方性エッチング
して、nチャネル型MISFETQnのゲート電極9a
およびpチャネル型MISFETQpのゲート電極9a
のそれぞれの側壁にサイドウォールスペーサ13を形成
する。
上にCVD法で堆積した酸化シリコン膜(図示せず)を
RIE(Reactive Ion Etching)法で異方性エッチング
して、nチャネル型MISFETQnのゲート電極9a
およびpチャネル型MISFETQpのゲート電極9a
のそれぞれの側壁にサイドウォールスペーサ13を形成
する。
【0033】次に、n型ウェル7をレジスト膜で覆った
後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極9aお
よびサイドウォールスペーサ13をマスクとして、p型
ウェル6にn型不純物、たとえばリンを導入し、nチャ
ネル型MISFETQnのソース、ドレインの他の一部
を構成する高濃度のn+型半導体領域14を形成する。
同様に、p型ウェル6をレジスト膜で覆った後、pチャ
ネル型MISFETQpのゲート電極9aおよびサイド
ウォールスペーサ13をマスクとして、n型ウェル7に
p型不純物、たとえばフッ化ボロンを導入し、pチャネ
ル型MISFETQpのソース、ドレインの他の一部を
構成する高濃度のp+型半導体領域15を形成する。
後、nチャネル型MISFETQnのゲート電極9aお
よびサイドウォールスペーサ13をマスクとして、p型
ウェル6にn型不純物、たとえばリンを導入し、nチャ
ネル型MISFETQnのソース、ドレインの他の一部
を構成する高濃度のn+型半導体領域14を形成する。
同様に、p型ウェル6をレジスト膜で覆った後、pチャ
ネル型MISFETQpのゲート電極9aおよびサイド
ウォールスペーサ13をマスクとして、n型ウェル7に
p型不純物、たとえばフッ化ボロンを導入し、pチャネ
ル型MISFETQpのソース、ドレインの他の一部を
構成する高濃度のp+型半導体領域15を形成する。
【0034】次に、図8に示すように、半導体基板1上
に第1層間絶縁膜17を形成した後、その表面をスパッ
タエッチング法またはCMP法によって平坦化する。次
いで、レジストパターンをマスクとして第1層間絶縁膜
17をエッチングし、nチャネル型MISFETQnの
n+型半導体領域14の表面、およびpチャネル型MI
SFETQpのp+型半導体領域15の表面に達するコ
ンタクトホール18を開孔する。なお、図示はしない
が、同時にゲート電極9aに達するコンタクトホールが
形成される。
に第1層間絶縁膜17を形成した後、その表面をスパッ
タエッチング法またはCMP法によって平坦化する。次
いで、レジストパターンをマスクとして第1層間絶縁膜
17をエッチングし、nチャネル型MISFETQnの
n+型半導体領域14の表面、およびpチャネル型MI
SFETQpのp+型半導体領域15の表面に達するコ
ンタクトホール18を開孔する。なお、図示はしない
が、同時にゲート電極9aに達するコンタクトホールが
形成される。
【0035】次に、第1層間絶縁膜17の上層に金属膜
(図示せず)、たとえばタングステン(W)膜を堆積
し、たとえばCMP法で、この金属膜の表面を平坦化す
ることによってコンタクトホール18の内部に金属膜を
埋め込みプラグ19を形成する。
(図示せず)、たとえばタングステン(W)膜を堆積
し、たとえばCMP法で、この金属膜の表面を平坦化す
ることによってコンタクトホール18の内部に金属膜を
埋め込みプラグ19を形成する。
【0036】次に、第1層間絶縁膜17の上層に金属膜
20、たとえばタングステン膜またはアルミニウム(A
l)合金膜を堆積した後、第1層配線とスクライブ領域
におけるダミーパターンとを形成するためのレジストパ
ターン21を金属膜20上に形成する。
20、たとえばタングステン膜またはアルミニウム(A
l)合金膜を堆積した後、第1層配線とスクライブ領域
におけるダミーパターンとを形成するためのレジストパ
ターン21を金属膜20上に形成する。
【0037】次に、第1層配線およびダミーパターンを
形成する際にマスクとして用いられる上記レジストパタ
ーン21の形成方法を説明する。
形成する際にマスクとして用いられる上記レジストパタ
ーン21の形成方法を説明する。
【0038】まず、半導体基板1の表面または裏面の異
物を除去した後、レジスト塗布前処理の終わった半導体
基板1上に回転塗布(Spin Coating)法によって、たと
えば汎用のポジ型レジスト膜またはネガ型レジスト膜を
均一に塗布し、次いで半導体基板1にベーク処理を施
す。
物を除去した後、レジスト塗布前処理の終わった半導体
基板1上に回転塗布(Spin Coating)法によって、たと
えば汎用のポジ型レジスト膜またはネガ型レジスト膜を
均一に塗布し、次いで半導体基板1にベーク処理を施
す。
【0039】この後、半導体基板1を、フォトマスクと
共に縮小投影露光装置にセットし、正確な位置合わせを
行った後、たとえば波長0.246μmのKrFエキシ
マレーザを一定時間照射(露光)して、マスクパターン
をレジスト膜に焼き付ける。ここで、上記フォトマスク
のスクライブ領域の左辺部には前述した複数のAパター
ンが配置され、右辺部には前述した複数のBパターンが
配置されている。上記Aパターンと上記Bパターンとは
多重露光されるが、前記図3を用いて説明したように、
AパターンとBパターンとのサイズ差C/2によって、
多重露光によるレジストパターン21の消失を防ぐこと
ができる。
共に縮小投影露光装置にセットし、正確な位置合わせを
行った後、たとえば波長0.246μmのKrFエキシ
マレーザを一定時間照射(露光)して、マスクパターン
をレジスト膜に焼き付ける。ここで、上記フォトマスク
のスクライブ領域の左辺部には前述した複数のAパター
ンが配置され、右辺部には前述した複数のBパターンが
配置されている。上記Aパターンと上記Bパターンとは
多重露光されるが、前記図3を用いて説明したように、
AパターンとBパターンとのサイズ差C/2によって、
多重露光によるレジストパターン21の消失を防ぐこと
ができる。
【0040】図9に、露光工程で使用する縮小投影露光
装置22の一例を簡単に説明する。同図において、23
は、たとえば5〜8インチのシリコン(Si)単結晶か
らなる半導体ウエハ、24はKrFエキシマレーザ、2
5,26は反射鏡、27はインテグレータ、28は反射
鏡、29はコンデンサーレンズ、30はフォトマスクを
保持して少なくともZ軸方向に微動可能なマスクホル
ダ、31は縮小投影レンズである。32は半導体ウエハ
23を吸着するウエハ吸着台、33はZ軸移動台(高さ
方向)、34はX軸移動台(水平横方向)、35はY軸
移動台(水平前後方向)であり、上記X軸移動台34と
共にXYステージを構成する。SMはフォトマスクであ
る。
装置22の一例を簡単に説明する。同図において、23
は、たとえば5〜8インチのシリコン(Si)単結晶か
らなる半導体ウエハ、24はKrFエキシマレーザ、2
5,26は反射鏡、27はインテグレータ、28は反射
鏡、29はコンデンサーレンズ、30はフォトマスクを
保持して少なくともZ軸方向に微動可能なマスクホル
ダ、31は縮小投影レンズである。32は半導体ウエハ
23を吸着するウエハ吸着台、33はZ軸移動台(高さ
方向)、34はX軸移動台(水平横方向)、35はY軸
移動台(水平前後方向)であり、上記X軸移動台34と
共にXYステージを構成する。SMはフォトマスクであ
る。
【0041】露光に際しては、KrFエキシマレーザ2
4から出たビームを2枚の全反射鏡25,26で曲げた
後、インテグレータ27と呼ぶ光学素子によって集光と
拡大、均一化を行う。次に、大型の全反射鏡28でビー
ムを曲げて石英製のコンデンサーレンズ29を通した
後、フォトマスクSMと石英の単色縮小投影レンズ31
とを経て半導体ウエハ23上に結像させる。
4から出たビームを2枚の全反射鏡25,26で曲げた
後、インテグレータ27と呼ぶ光学素子によって集光と
拡大、均一化を行う。次に、大型の全反射鏡28でビー
ムを曲げて石英製のコンデンサーレンズ29を通した
後、フォトマスクSMと石英の単色縮小投影レンズ31
とを経て半導体ウエハ23上に結像させる。
【0042】フォトマスクSMを用いて露光を行った後
は、現像液を半導体基板1の表面に滴下させて表面張力
を利用して盛り、所定の時間現像処理を行った後、純粋
でのリンス、回転乾燥を連続的に行う。これによって、
半導体基板1上のレジスト膜に所定のレジストパターン
21が形成される。
は、現像液を半導体基板1の表面に滴下させて表面張力
を利用して盛り、所定の時間現像処理を行った後、純粋
でのリンス、回転乾燥を連続的に行う。これによって、
半導体基板1上のレジスト膜に所定のレジストパターン
21が形成される。
【0043】次に、図10に示すように、レジストパタ
ーン21をマスクとして金属膜20をエッチングし、第
1層配線36を形成する。同時に、スクライブ領域には
第1層配線20と同層の金属膜20によってダミーパタ
ーン36aが形成される。
ーン21をマスクとして金属膜20をエッチングし、第
1層配線36を形成する。同時に、スクライブ領域には
第1層配線20と同層の金属膜20によってダミーパタ
ーン36aが形成される。
【0044】次に、半導体基板1上に第2層間絶縁膜3
7を堆積した後、CMP法によって、第2層間絶縁膜3
7を研磨して、その表面を平坦化する。この際、スクラ
イブ領域に第1層配線36と同層の金属膜20で構成さ
れるダミーパターン36aが配置されていることから、
CMP工程における平坦性が向上する。
7を堆積した後、CMP法によって、第2層間絶縁膜3
7を研磨して、その表面を平坦化する。この際、スクラ
イブ領域に第1層配線36と同層の金属膜20で構成さ
れるダミーパターン36aが配置されていることから、
CMP工程における平坦性が向上する。
【0045】次に、図11に示すように、レジストパタ
ーンをマスクとして第2層間絶縁膜37をエッチング
し、第1層配線36に達するスルーホール38を開孔す
る。その後、第2層間絶縁膜37の上層に金属膜、たと
えばタングステン膜を堆積し、たとえばCMP法で、こ
の金属膜の表面を平坦化することによってスルーホール
38の内部に金属膜を埋め込みプラグ39を形成する。
次いで、第2層間絶縁膜37の上層に堆積した金属膜を
エッチングして第2層配線40を形成することにより、
CMOSデバイスが略完成する。
ーンをマスクとして第2層間絶縁膜37をエッチング
し、第1層配線36に達するスルーホール38を開孔す
る。その後、第2層間絶縁膜37の上層に金属膜、たと
えばタングステン膜を堆積し、たとえばCMP法で、こ
の金属膜の表面を平坦化することによってスルーホール
38の内部に金属膜を埋め込みプラグ39を形成する。
次いで、第2層間絶縁膜37の上層に堆積した金属膜を
エッチングして第2層配線40を形成することにより、
CMOSデバイスが略完成する。
【0046】このように、本実施の形態によれば、フォ
トマスクのスクライブ領域の左辺部に配置されるAパタ
ーンと右辺部に配置されるBパターンとの間にサイズ差
C/2を設けて多重露光させることにより、スクライブ
領域での多重露光によるパターンの消失を防ぐことがで
きて、ショットの重ね合わせ精度および露光量に影響さ
れることなく、常に所望したダミーパターン36aを形
成することができる。これにより、第1層配線36の上
層の第2層間絶縁膜37のCMP工程において、半導体
チップ内における第2層間絶縁膜37の表面の平坦性を
向上することが可能となる。さらに、半導体ウエハの最
外周部にも同じくダミーパターンが配置できるので、半
導体ウエハ内における第2層間絶縁膜37の表面の平坦
性を向上することも可能となる。
トマスクのスクライブ領域の左辺部に配置されるAパタ
ーンと右辺部に配置されるBパターンとの間にサイズ差
C/2を設けて多重露光させることにより、スクライブ
領域での多重露光によるパターンの消失を防ぐことがで
きて、ショットの重ね合わせ精度および露光量に影響さ
れることなく、常に所望したダミーパターン36aを形
成することができる。これにより、第1層配線36の上
層の第2層間絶縁膜37のCMP工程において、半導体
チップ内における第2層間絶縁膜37の表面の平坦性を
向上することが可能となる。さらに、半導体ウエハの最
外周部にも同じくダミーパターンが配置できるので、半
導体ウエハ内における第2層間絶縁膜37の表面の平坦
性を向上することも可能となる。
【0047】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0048】たとえば、前記実施の形態では、フォトマ
スクのスクライブ領域の左辺部と右辺部とにダミーパタ
ーンを設けたが、スクライブ領域の上辺部と下辺部にも
設けることができる。
スクのスクライブ領域の左辺部と右辺部とにダミーパタ
ーンを設けたが、スクライブ領域の上辺部と下辺部にも
設けることができる。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0050】本発明によれば、ステップ・アンド・リピ
ート方式の多重露光を用いて半導体ウエハのスクライブ
領域にダミーパターンを形成することができる。これに
より、下地パターンの疎密を解消することができる。従
って、上層の堆積膜のCMP工程において、半導体チッ
プ内および半導体ウエハ内における堆積膜の表面の平坦
性を向上することが可能となる。
ート方式の多重露光を用いて半導体ウエハのスクライブ
領域にダミーパターンを形成することができる。これに
より、下地パターンの疎密を解消することができる。従
って、上層の堆積膜のCMP工程において、半導体チッ
プ内および半導体ウエハ内における堆積膜の表面の平坦
性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体ウエハの全体平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるフォトマスク上の
スクライブ領域に描画されたパターン図であり、(a)
はスクライブ領域の左辺部に描画されたAパターン、
(b)はスクライブ領域の右辺部に描画されたBパター
ンである。
スクライブ領域に描画されたパターン図であり、(a)
はスクライブ領域の左辺部に描画されたAパターン、
(b)はスクライブ領域の右辺部に描画されたBパター
ンである。
【図3】本発明の一実施の形態であるフォトマスク上の
スクライブ領域の左辺部に描画されたAパターンと右辺
部に描画されたBパターンとを重ね合わした図である。
スクライブ領域の左辺部に描画されたAパターンと右辺
部に描画されたBパターンとを重ね合わした図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
半導体基板の要部断面図である。
半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
半導体基板の要部断面図である。
半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
半導体基板の要部断面図である。
半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
半導体基板の要部断面図である。
半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体装置を示す
半導体基板の要部断面図である。
半導体基板の要部断面図である。
【図9】露光工程で使用する縮小投影露光装置の説明図
である。
である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体装置を示
す半導体基板の要部断面図である。
す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体装置を示
す半導体基板の要部断面図である。
す半導体基板の要部断面図である。
1 半導体基板 2 酸化シリコン膜 3 窒化シリコン膜 4 素子分離溝 4a ダミーパターン 5 酸化シリコン膜 6 p型ウェル 7 n型ウェル 8 ゲート絶縁膜 9 多結晶シリコン膜 9a ゲート絶縁膜 10 窒化シリコン膜 10a キャップ絶縁膜 11 n-型半導体領域 12 p-型半導体領域 13 サイドウォールスペーサ 14 n+型半導体領域 15 p+型半導体領域 17 第1層間絶縁膜 18 コンタクトホール 19 プラグ 20 金属膜 21 レジストパターン 22 縮小投影露光装置 23 半導体ウエハ 24 KrFエキシマレーザ 25 反射鏡 26 反射鏡 27 インテグレータ 28 反射鏡 29 コンデンサーレンズ 30 マスクホルダ 31 縮小投影レンズ 32 ウエハ吸着台 33 Z軸移動台 34 X軸移動台 35 Y軸移動台 36 第1層配線 36a ダミーパターン 37 第2層間絶縁膜 38 スルーホール 39 プラグ 40 第2層配線 Qn nチャネル型MISFET Qp pチャネル型MISFET SM フォトマスク SW 半導体ウエハ W1 幅 W2 幅 T1 ピッチ T2 ピッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 フォトマスクのスクライブ領域の一辺に
第1のパターンを配置し、前記第1のパターンと対置す
る前記スクライブ領域の他辺に第2のパターンを配置
し、前記第1のパターンと前記第2のパターンとを多重
露光することによって、半導体ウエハのスクライブ領域
にダミーパターンを形成することを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項2】 フォトマスクのスクライブ領域の一辺に
第1のパターンを配置し、前記第1のパターンと対置す
る前記スクライブ領域の他辺に第2のパターンを配置
し、前記第1のパターンと前記第2のパターンとをステ
ップ・アンド・リピート方式で多重露光することによっ
て、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパターンを
形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 フォトマスクのスクライブ領域の一辺に
第1のパターンを配置し、前記第1のパターンと対置す
る前記スクライブ領域の他辺に第2のパターンを配置
し、前記第1のパターンと前記第2のパターンとをステ
ップ・アンド・リピート方式で多重露光することによっ
て、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパターンを
形成するものであって、 前記第1のパターンが前記第2のパターンよりも相対的
に大きく、前記第1のパターンの配置ピッチと前記第2
のパターンの配置ピッチとを同じとすることを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 フォトマスクのスクライブ領域の一辺に
第1のパターンを配置し、前記第1のパターンと対置す
る前記スクライブ領域の他辺に第2のパターンを配置
し、前記第1のパターンと前記第2のパターンとをステ
ップ・アンド・リピート方式で多重露光することによっ
て、半導体ウエハのスクライブ領域にダミーパターンを
形成するものであって、 前記第1のパターンが前記第2のパターンよりも相対的
に大きく、前記第1のパターンの配置ピッチと前記第2
のパターンの配置ピッチとが同じであり、 前記第1のパターンと前記第2のパターンとの一辺の寸
法差がフォトリソグラフィの重ね合わせ精度以上の値を
有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000154089A JP2001332556A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18659236
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---|---|---|---|
JP2000154089A Pending JP2001332556A (ja) | 2000-05-25 | 2000-05-25 | 半導体装置の製造方法 |
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---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2005104198A1 (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-03 | Fujitsu Limited | 半導体基板およびその製造方法 |
JP2009532908A (ja) * | 2006-04-03 | 2009-09-10 | モレキュラー・インプリンツ・インコーポレーテッド | インプリント・リソグラフィ・システム |
KR100958606B1 (ko) * | 2004-04-22 | 2010-05-18 | 후지쯔 마이크로일렉트로닉스 가부시키가이샤 | 반도체 기판 및 그 제조 방법 |
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-
2000
- 2000-05-25 JP JP2000154089A patent/JP2001332556A/ja active Pending
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WO2005104198A1 (ja) * | 2004-04-22 | 2005-11-03 | Fujitsu Limited | 半導体基板およびその製造方法 |
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