JPWO2005093059A1 - 酵母、乳酸菌及び偏性嫌気性菌検出・識別のためのプライマー及びプライマーセット並びにそれらを用いた検出・識別方法 - Google Patents

酵母、乳酸菌及び偏性嫌気性菌検出・識別のためのプライマー及びプライマーセット並びにそれらを用いた検出・識別方法 Download PDF

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Abstract

サッカロミセス(Saccharomyces)属酵母のrRNA遺伝子内D2領域の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、(a)第1のセグメントとして、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、(b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の塩基配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、を含むことを特徴とするプライマー。

Description

本発明は、ビールを混濁させる酵母、乳酸菌及び偏性嫌気性菌の検出又は識別法に関する。本発明は、ビールを混濁させる酵母、乳酸菌及び偏性嫌気性菌のリボソームRNA(rRNA)遺伝子、DNAジャイレースサブユニットB遺伝子又はメリビアーゼ遺伝子に特異的なプライマーに関する。さらに詳しくは、本発明は、ビールを混濁させる酵母、乳酸菌及び偏性嫌気性菌のリボソームRNA遺伝子、DNAジャイレースサブユニットB遺伝子又はメリビアーゼ遺伝子の特定領域を増幅可能なビールを混濁させる微生物検出用プライマー又はプライマーセット並びに下面ビール酵母識別用プライマー又はプライマーセットに関する。本発明は、また、前記プライマー又はプライマーセットをLAMP法に使用する、ビールを混濁させる微生物の検出・識別方法にも関する。本発明は、さらに、LAM法に使用する試薬の保存方法、LAMP法に使用するキット、及びLAMP法により核酸を増幅させる方法にも関する。
近年のビールの生ビール化への流れは、ビール鮮度という新たな価値観をもたらした。こうした背景から、ビール製造会社にとっては、ビールの製造から出荷までの時間を劇的に短縮するために、ビール又は発泡酒を混濁させる微生物(以下、「ビール増殖菌」という。)の汚染を迅速かつ正確に判定する必要が高まっている。
汚染事故を未然に防ぐために、PCR法(Polymerase Chain Reaction)やFISH法(fluorescence in situ hybridization)を用いた各種検出法が既に報告されている(特許文献1〜5など)。しかし、何れの場合も高価な機器を必要とし、また煩雑な操作を伴うため、日々の微生物検査に使用するには問題がある。
特開平5−15400号公報 特開平6−141899号公報 特開平7−289295号公報 特開平10−210980号公報 特開平14−034578号公報
上記の問題点に鑑み、従来技術の手法とは別の観点から、簡便かつ迅速なビール増殖菌の検出法及び識別法の開発が望まれている。したがって、本発明の目的は、前記の課題を解決し、製品ビールや発泡酒、製品として出来上がる前の醸造途中の液体(以下、「半製品」という。)、又は醸造環境におけるビール増殖菌の有無について、簡便かつ迅速な検出・識別法を提供することにある。
下面ビール酵母は、ろ過工程で取り除かれるものであるが、もし、ろ過漏れなどが生じ、製品ビールに混入した場合には、最発酵や増殖による混濁を引き起こす可能性がある。したがって、ろ過工程以降の検査で下面ビール酵母が検出された場合、下面ビール酵母もビール増殖菌として取り扱われる。そこで、本発明の目的は、下面ビール酵母の簡便かつ迅速な検出・識別法を提供することにある。
さらに、上記方法に関連して、本発明の目的は、LAMP法を実施するにあたり、必要とされる操作を簡便かつ効率良く実施する方法を提供することにある。
本発明者らは、かかる課題を解決するべく検討を重ね、等温の遺伝子増幅反応であるLoop-mediated isothermal amplification(LAMP)法(国際特許公開WO00/28082号パンフレット)を利用することにより、ビール増殖菌の検出・識別を簡便かつ迅速に行い得ることを見出した。
すなわち、本発明はビール増殖菌のrRNA遺伝子、DNAジャイレースサブユニットB遺伝子又はメリビアーゼ遺伝子に特異的なプライマー又はプライマーセットを提供する。本発明は、また、ビール増殖菌の検出・識別方法を提供する。
例えば、ビール増殖菌がサッカロミセス(Saccharomyces)属酵母の場合、本発明は下記(1)〜(4)を提供する。
(1)サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子内D2領域の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、(a)第1のセグメントとして、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、(b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の塩基配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、を含むことを特徴とするプライマー。
(2)配列番号1〜5で表される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なサッカロミセス属酵母検出用プライマーセット。
(3)検体中に存在するサッカロミセス属酵母の検出方法であって、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を標的とし、(2)に記載のプライマーセットで該rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、サッカロミセス属酵母の検出方法。
(4)検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、(2)に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、サッカロミセス属酵母のリボソームRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、サッカロミセス属酵母の識別方法。
本発明は、また、ビール増殖菌のrRNA遺伝子又はDNAジャイレースサブユニットB遺伝子に特異的なプライマー又はプライマーセット、鎖置換型DNAポリメラーゼ、dNTPs、反応緩衝液を少なくとも含むことを特徴とする、ビール中で増殖し得る微生物検出・識別用キットを提供する。
本発明の所定のプライマーセットをLAMP法に使用すると、対応するビール増殖菌のrRNA遺伝子、DNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域にアニールする。これをLAMP法で定める増幅条件の下で増幅すると、特定の遺伝子領域が増幅される。このような増幅産物の有無を、電気泳動法又は簡易検出法によって確認する。このようにして、ビール増殖菌を検出することができる。
また、本発明の検出方法を特定の検体(例えば、ビールや発泡酒など)に適用するとき、検体から採取した菌を培養してDNA試料を分離し、このDNA試料に本発明の所定のプライマーセットを作用させ、増幅されたDNA増幅産物の有無を確認する。このようにして、ビール増殖菌を検出することができる。
本発明は、また、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子に特異的なプライマー又はプライマーセット、鎖置換型DNAポリメラーゼ、dNTPs、反応緩衝液を少なくとも含むことを特徴とする下面ビール酵母の検出・識別方法を提供する。
本発明の下面ビール酵母に特異的なプライマーセットをLAMP法に使用すると、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子の特定領域にアニールする。これをLAMP法で定める増幅条件の下で増幅すると、特定の遺伝子領域が増幅される。このような増幅産物の有無を、電気泳動法又は簡易検出法によって確認する。このようにして、下面ビール酵母を検出することができる。
また、本発明の下面ビール酵母の検出方法を特定の検体(例えば、ビールや発泡酒など)に適用するとき、検体から採取した菌を培養してDNA試料を分離し、このDNA試料に本発明の所定のプライマーセットを作用させ、増幅されたDNA増幅産物の有無を確認する。このようにして、下面ビール酵母を検出することができる。
ろ過工程以降の検査において、本発明のサッカロミセス属酵母検出用プライマーセットを用いた検査の結果が陽性となった場合、検出された酵母が下面ビール酵母なのか野生酵母のサッカロミセスなのか区別がつかない。本発明の下面ビール酵母検出用プライマーセットは、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子を特異的に増幅することが可能であって、野性酵母のサッカロミセスのメリビアーゼ遺伝子を増幅することはできない。したがって、本発明の下面ビール酵母検出用プライマーを用いることにより、検出酵母が下面ビール酵母なのか野生酵母なのか区別をすることが可能である。
本発明は、さらに、(1)LAMP法に使用する試薬の保存方法であって、第一の容器にLAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容して保存し、第二の容器に鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容して保存することを特徴とする保存方法、(2)LAMP法に使用するキットであって、LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容する第一の容器と、鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容する第二の容器と、を少なくとも備えるキット、(3)LAMP法により核酸を増幅させる方法であって、LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容する第一の容器にDNA試料を添加して混合液を調製し、調製した混合液を、鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容した第二の容器に添加し、LAMP法により核酸を増幅させる方法、及び(4)LAMP法により核酸を増幅させる方法であって、LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容した第一の容器にDNA試料を添加して混合液を調製し、調製した混合液を95〜100℃に加熱し、当該混合液の温度を60〜65℃まで下げ、当該混合液を鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容した第二の容器に添加し、LAMP法により核酸を増幅させる方法を提供する。
LAMP法に使用される酵素(鎖置換型DNAポリメラーゼ)溶液の添加量は1サンプルあたり0.5〜1μLと極少量であり、操作性が悪いという問題点がある。しかし、本発明のLAMP法に使用する試薬の保存方法、LAMP法に使用するキット及びLAMP法により核酸を増幅する方法によれば、比較的容量の多いLAMP用プライマー及びLAMP用反応液を、極少量の酵素溶液及びミネラルオイルが分注されている容器に添加することが可能であり、操作性を改善することが可能である。
また、LAMP反応を開始する前に、DNA試料をLAMP用プライマー及びLAMP用反応液に混ぜた混合液を95〜100℃に加熱し、混合液の温度を60〜65℃まで下げることにより、DNAの変性及びプライマーとのアニーリングを生じさせることが可能である。これによりLAMP法による核酸の増幅効率を上げることが可能である。
本発明は、配列番号1〜18及び20〜54で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを組み合わせたプライマーセットをLAMP法に使用して、ビール増殖菌の検出・識別を可能にする。
また、本発明によるビール増殖菌の検出方法は、配列番号1〜18及び20〜54で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドを組み合わせたプライマーセットを用いて、検体から得られたDNA試料にLAMP法を施し、増幅産物の有無を確認することからなるので、ビール増殖菌の検出・識別を簡易、迅速かつ確実に行わしめる。
図1は、増幅時間と濁度の関係を表わす図である。(a)Pediococcus damnosus SBC8022株由来のゲノムDNAに95℃処理をしたサンプル(b)Malephilus cerevisiae SBC8034株由来のゲノムDNAに95℃処理をしたサンプル(c)Pediococcus damnosus SBC8022株由来のゲノムDNAに95℃処理をしなかったサンプル(d)Malephilus cerevisiae SBC8034株由来のゲノムDNAに95℃処理をしなかったサンプル。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明は、製品ビールや発泡酒、それらの半製品、あるいは醸造環境に、ビール増殖菌が存在するか否かを判定するために、ビール増殖菌に特異的なオリゴヌクレオチドプライマーを用いたLAMP法による等温遺伝子増幅により、ビール増殖菌のrRNA遺伝子、DNAジャイレースサブユニットB遺伝子又はメリビアーゼ遺伝子の特定領域の増幅を行い、増幅産物の有無を確認することを基礎としている。
なお、本明細書で使用する「ビール増殖菌」とは、ビール又は発泡酒中で増殖可能であり、ビール又は発泡酒に混濁や沈殿を生じさせ得る微生物のことを言う。「検体」とは、ビール増殖菌を含む可能性があり、本発明の検出・識別法の対象となるサンプルであるが、特に限定はない。例えば、製品ビールや発泡酒、それらの半製品あるいは醸造環境から直接採取あるいは適当な増菌培養を施したもの等を挙げることができる。また、本明細書で使用する「識別」とは、複数の菌種のなかで検出対象であるビール増殖菌を識別することを指す。また、本明細書で使用する「判定」とは、検出した菌がビール増殖菌か否かを判定することを指し、検出と同義に使用されることもある。
本発明で使用されるLAMP法は、PCR法と異なり、増幅工程での温度調節(サイクル)を不要とし、一種類のDNA合成酵素を用いて、一定温度(等温)で増幅する遺伝子増幅法である(国際特許公開WO00/28082号パンフレット、前掲)。
本発明のビール増殖菌のリボソームRNA遺伝子、DNAジャイレースサブユニットB遺伝子もしくはメリビアーゼ遺伝子に特異的なプライマーは、その特定領域を標的として、ループを形成する2種類の内部プライマー(FIP、BIP)と2種類の外部プライマー(F3、B3)の計4種類のセットとして、設計する。増幅する遺伝子の特定領域は、100〜500bp程度である。
ここで、内部プライマーは、標的領域の塩基配列を増幅し、(a)第1のセグメントとして、標的遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、(b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の塩基配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、を含むことを特徴とする。
また、増幅反応の起点となるダンベル構造の5’末端側のループの1本鎖部分に相補的な配列を持つループプライマー(LoopB、LoopF)を用いることにより、DNA合成の起点を増やすことが可能となる。このため、ループプライマーを利用すると、増幅効率が上がり、増幅に要する時間を1/3〜1/2に短縮することが可能である。そして、外部プライマーは、標的領域3’末端側にある塩基配列を認識し、かつ合成起点を与える塩基配列を有する。
プライマーのオリゴヌクレオチドの核酸配列が決定されると、オリゴヌクレオチド自身の合成は、公知の手段、例えば、パーキンエルマー社製の自動DNA合成装置を用いて実施できる。
本発明において、ビール増殖菌の一種であるサッカロミセス属酵母を検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号1で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号2で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号3で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号4で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号5で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、サッカロミセス属酵母用プライマーとは、当該酵母のrRNA遺伝子内のD2領域を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種であるデッケラ属酵母を検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号1で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号6で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号7で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号8で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号5で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、デッケラ属酵母用プライマーとは、当該酵母のrRNA遺伝子内のD2領域を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種であるブレタノミセス属酵母を検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号1で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号9で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号10で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号11で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号12で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号5で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ブレタノミセス属酵母用プライマーとは、その酵母のrRNA遺伝子内のD2領域を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種である乳酸菌ラクトバチルス・ブレビスを検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号13で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号14で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号15で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号16で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号17で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号18で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ラクトバチルス・ブレビス用プライマーとは、その菌のDNAジャイレースサブユニットB遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種である乳酸菌ラクトバチルス・リンドネリを検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号20で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号21で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号22で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号23で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号24で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号25で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ラクトバチルス・リンドネリ用プライマーとは、その菌のDNAジャイレースサブユニットB遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。なお、ラクトバチルス・リンドネリのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の一部の塩基配列を配列表の配列番号19に示す。
本発明において、ビール増殖菌の一種である乳酸菌ラクトバチルス・シュードコリノイデスを検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号26で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号27で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号28で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号29で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号30で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号31で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ラクトバチルス・シュードコリノイデス用プライマーとは、その菌のDNAジャイレースサブユニットB遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種である乳酸菌ラクトバチルス・ヘキソーサスを検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号32で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号33で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号34で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号35で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号36で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号37で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ラクトバチルス・ヘキソーサス用プライマーとは、その菌の16S rRNA遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種である乳酸菌ペディオコッカス・ダムノサスを検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号32で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号38で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号39で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号40で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号37で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。さらに、別のプライマーセットの例として、上記プライマーセットのうち、配列番号38で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)の代わりに、配列番号53で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)及び配列番号54で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ペディオコッカス・ダムノサス用プライマーとは、その菌の16S rRNA遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種である偏性嫌気性菌ペクチネイタス属菌を検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号32で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号41で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号42で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号43で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号37で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、ペクチネイタス属菌用プライマーとは、その菌の16S rRNA遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、ビール増殖菌の一種である偏性嫌気性菌マレフィラス・シェルビシエを検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号32で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号44で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号45で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号46で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号37で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、マレフィラス・シェルビシエ用プライマーとは、その菌の16S rRNA遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。
本発明において、下面ビール酵母を検出・識別するためのプライマーセットとして、例えば、配列番号47で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号48で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号49で表されるオリゴヌクレオチド(内部プライマー)と、配列番号50で表されるオリゴヌクレオチド(外部プライマー)と、配列番号51で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、配列番号52で表されるオリゴヌクレオチド(ループプライマー)と、を含むプライマーセットを挙げることができる。ここで、下面ビール酵母用プライマーとは、その酵母のメリビアーゼ遺伝子を特異的に増幅可能なプライマーである。また、サッカロミセス属酵母として検出された酵母が、野生酵母なのか下面ビール酵母なのかを識別することが可能なプライマーである。
検体中に存在するビール増殖菌の検出は、検出しようとするビール増殖菌に応じて上記したプライマーセットを用いて、LAMP法に従い、等温遺伝子増幅(通常、60〜65℃で15分〜1時間)を行う。プライマーセットを個別に、複数のプライマーセットを組み合わせて、又はプライマーセット全てを、1つの反応系に添加し、LAMP反応を行うことが可能である。検体から採取した菌株又は検体そのものを、適当な培地中で培養し、遠心分離等で集菌した後、公知の方法によって菌株のDNAを分離して、このDNAに対して、前記プライマーセットを用いて、増幅反応を行う。増幅したDNA増幅産物の有無は、LAMP法での簡易検出、又は通常の電気泳動によって検出できる。前者の簡易検出には、1)増幅反応液の白濁による目視確認(国際特許公開WO01/83817号パンフレット)および2)蛍光インターカレーターの目視確認がある。いずれも、目視により増幅産物(標的遺伝子の存在)の有無を確認することができる。
ビール製造工程のうち、ろ過工程以前の工程における半製品には、下面ビール酵母が含まれている。したがって、ろ過工程以前の工程においては、ビール増殖菌用のプライマーセットは、サッカロミセス属酵母検出用プライマーを含まないことが好ましい。
ろ過工程以降の工程における半製品又は製品には、下面ビール酵母が含まれていてはならない。したがって、ろ過工程以降の工程においては、ビール増殖菌用のプライマーセットは、サッカロミセス属酵母検出用プライマーセットを含んでいてよい。そして、下面ビール酵母検出用プライマーセットを組み合わせて用いることにより、検出された酵母が、下面ビール酵母なのか、野生酵母のサッカロミセスなのかを判定することが可能である。
検出された酵母が下面ビール酵母であれば、ろ過工程に不具合があることが推定でき、検出された酵母が野生酵母であれば、充填室での飛び込みであることが推定できる。このようにして、トラブルの原因箇所(ビール増殖菌の混入箇所等)を予測することが可能となる。
LAMP法に使用する試薬のうち、LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を第一の容器に収容して保存し、鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを第二の容器に収容して保存することで、LAMP法の操作性を改善することが可能である。また、LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容する第一の容器と、鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容する第二の容器と、を少なくとも備えるキットを用いることで、LAMP法の操作を改善することが可能である。
このような保存方法やキットにより、比較的容量の多いLAMP用プライマー及びLAMP用反応液を、極少量の酵素(鎖置換型DNAポリメラーゼ)溶液及びミネラルオイルが分注されている容器に添加することが可能であり、操作性を改善でき、LAMP法を簡便かつ効率よく実施することが可能でなる。
また、LAMP反応を開始する前に、DNA試料をLAMP用プライマー及びLAMP用反応液に混ぜた混合液を95〜100℃に加熱し、混合液の温度を60〜65℃まで下げることにより、DNAの変性及びプライマーとのアニーリングを生じさせることが可能である。これによりLAMP法による核酸の増幅効率を上げることができ、LAMP法を簡便かつ効率よく実施することが可能である。
ここで、LAMP用プライマーとは、LAMP反応に用いられるプライマーを指す。LAMP用反応液とは、LAMP反応を行うための反応液を指し、その組成は特に限定されないが、例えば、LAMP反応で通常用いられている反応液(Tris/HCl(pH8.8):40mM、KCl:20mM、MgSO:16mM、(NHSO:20mM、Tween20:0.2%、Betaine:1.6M、dNTPs:各2.8mM)などである。
以下、実施例を挙げて本発明について更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1) ビール増殖菌の検出・識別
(ゲノムDNAの調製)
ビール増殖菌を全麦芽ビール(pH4.5、苦味価30、アルコール5%)に、酵母をYEPD培地(酵母エキス1%、ペプトン2%、グルコース2%、寒天2%)に、乳酸菌をMRS寒天培地(ベクトン・ディッキンソン社)、偏性嫌気性菌をGAM寒天培地(日水製薬社)にそれぞれ植菌し、30℃にて、7〜14日間、好気培養又は嫌気培養(タバイエスペック社製嫌気培養装置、N:H:CO=90:5:5)を行った。培養した菌体から、DNA抽出液PrepMan(商標)Ultra(アプライド・バイオシステム社)を用いてゲノムDNAの抽出を行った。
(微生物の同定)
上記方法により調製したゲノムDNAについて、MicroSeq(商標)System(アプライド・バイオシステム社)を用いて微生物の同定を行った。
(LAMP法による遺伝子増幅)
LAMP法による遺伝子増幅はLoopamp DNA増幅試薬キット(栄研化学社製)、例えば、LAMP反応で通常用いられている反応液(Tris/HCl(pH8.8):40mM、KCl:20mM、MgSO:16mM、(NHSO:20mM、Tween20:0.2%、Betaine:1.6M、dNTPs:各2.8mM)を用いて行った。試薬反応液に上記DNA溶液、及び配列番号1〜18及び20〜46のオリゴヌクレオチドを加え、遺伝子の増幅反応を行った。増幅反応は63℃で、90分間行った。
(増幅産物の検出)
増幅反応が進むにつれ、遊離してくるピロリン酸が、反応液中に存在するマグネシウムイオンとピロリン酸マグネシウムを形成する。増幅が起こっている場合のみ反応液が白濁する。この白濁を観察することで、増幅産物の有無を判断した。
増幅結果をまとめたものが表1及び表2である。
Figure 2005093059
Figure 2005093059
表1及び表2に示したように、全てのビール増殖菌において増幅産物が確認され、ビール増殖性の無い菌においては増幅産物は確認されなかった。
(実施例2)下面ビール酵母の識別
(LAMP法による遺伝子増幅)
LAMP法による遺伝子増幅はLoopamp DNA増幅試薬キット(栄研化学社製)、例えば、LAMP反応で通常用いられている反応液(Tris/HCl(pH8.8):40mM、KCl:20mM、MgSO:16mM、(NHSO:20mM、Tween20:0.2%、Betaine:1.6M、dNTPs:各2.8mM)を用いて行った。試薬反応液に上記DNA溶液、および配列番号47〜52のオリゴヌクレオチドを加え、遺伝子の増幅反応を行った。増幅反応は63℃で、90分間行った。
増幅結果をまとめたものが表3である。
Figure 2005093059
表3に示したように、全ての下面ビール酵母において増幅産物が確認され、野生酵母において増幅産物は確認されなかった。
(実施例3)LAMP法の改良
配列番号1〜18及び20〜46のオリゴヌクレオチドとLAMP用反応液とをあらかじめ入れた容器(a)と、酵素溶液にミネラルオイルを添加した容器(b)とを用意した。実施例1で調製したゲノムDNAを(a)の容器に添加し、95℃で3分処理したのち溶液の温度を63℃まで下げ(以下、この処理を「95℃処理」という。)、溶液を(b)の容器に添加し、63℃で120分間処理してLAMP法による増幅反応を行った。増幅効率の比較は、Loopampリアルタイム濁度測定装置LA−200(テラメックス株式会社製)を用いて行った。
図1は、増幅時間と濁度の関係を表わす図である。図1中(a)はPediococcus damnosus SBC8022株由来のゲノムDNAに95℃処理をしたサンプルを(b)はMalephilus cerevisiae SBC8034株由来のゲノムDNAに95℃処理をしたサンプル(c)Pediococcus damnosus SBC8022株由来のゲノムDNAに95℃処理をしなかったサンプルを(d)はMalephilus cerevisiae SBC8034株由来のゲノムDNAに95℃処理をしなかったサンプルを表わす。
図1に示したように、95℃で3分処理した後に63℃まで温度を下げる処理をした場合、この処理を行わなかった場合と比較して、増幅効率が上がることが確認できた。
また、このキット化した方法を用いて、実施例1及び2で使用した全ての菌株について、表1〜3で得られた結果と同様の結果が得られることを確認した。
Malephilus cerevisiae SBC8034株、Lactobacillus hexosus SBC8050株及びLactobacillus pseudocollinoides SBC8057株は、独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター(日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1 中央第6(郵便番号305−8566))に2003年10月21日に寄託されており、受託番号は、それぞれ、FERM BP−08528、FERM BP−08529及びFERM BP−08530である。
ビール・発泡酒中で増殖し、混濁を生じる全ての微生物を迅速かつ簡便に検出・識別することが可能となった。サッカロミセス属酵母として検出された酵母が、野生酵母なのか下面ビール酵母なのかを迅速かつ簡便に識別することが可能となった。したがって、本発明のプライマー及びプライマーセット並びにそれらを用いるビール増殖菌の検出方法は、ビール・発泡酒等の製造現場で製品の品質管理に役に立つ。
また、ビール増殖菌のいくつかは、ワインや日本酒などにおいても増殖し、品質を劣化させ得ることが知られている。したがって、本発明のプライマーセットおよびそれを用いる酵母、乳酸菌及び偏性嫌気性菌の検出方法は、ワインや日本酒などのアルコール飲料等の製造現場で製品の品質管理にも役に立つ。

Claims (50)

  1. サッカロミセス(Saccharomyces)属酵母のrRNA遺伝子内D2領域の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の塩基配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  2. 配列番号1〜5で表される塩基配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なサッカロミセス属酵母検出用プライマーセット。
  3. 検体中に存在するサッカロミセス属酵母の検出方法であって、サッカロミセス属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項2に記載のプライマーセットで該rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、サッカロミセス属酵母の検出方法。
  4. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項2に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、サッカロミセス属酵母のリボソームRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、サッカロミセス属酵母の識別方法。
  5. デッケラ(Dekkera)属酵母のリボソームRNA遺伝子内D2領域の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、デッケラ属酵母のリボソームRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  6. 配列番号1及び5〜8で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、デッケラ属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なデッケラ属酵母検出用プライマーセット。
  7. 検体中に存在するデッケラ属酵母の検出方法であって、デッケラ属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項6に記載のプライマーセットで該リボソームRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、デッケラ属酵母の検出方法。
  8. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項6に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、デッケラ属酵母のリボソームRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、デッケラ属酵母の識別方法。
  9. ブレタノミセス(Brettanomyces)属酵母のrRNA遺伝子内D2領域の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ブレタノミセス属酵母のrRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  10. 配列番号1、5及び9〜12で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ブレタノミセス属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なブレタノミセス属酵母検出用プライマーセット。
  11. 検体中に存在するブレタノミセス属酵母の検出方法であって、ブレタノミセス属酵母のrRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項10に記載のプライマーセットで該rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ブレタノミセス属酵母の検出方法。
  12. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項10に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ブレタノミセス属酵母のリボソームRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ブレタノミセス属酵母の識別方法。
  13. ラクトバチルス・ブレビス(Lactobacillus brevis)のDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ラクトバチルス・ブレビスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  14. 配列番号13〜18で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ラクトバチルス・ブレビスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を増幅可能なラクトバチルス・ブレビス検出用プライマーセット。
  15. 検体中に存在するラクトバチルス・ブレビスの検出方法であって、ラクトバチルス・ブレビスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を標的とし、請求項14に記載のプライマーセットで該DNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・ブレビスの検出方法。
  16. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項14に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ラクトバチルス・ブレビスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・ブレビスの識別方法。
  17. 配列番号19で表される塩基配列を含むラクトバチルス・リンドネリ(Lactobacillus lindneri)のDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の一部。
  18. 配列番号19で表される塩基配列を含むラクトバチルス・リンドネリのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ラクトバチルス・リンドネリのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  19. 配列番号20〜25で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ラクトバチルス・リンドネリのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を増幅可能なラクトバチルス・リンドネリ検出用プライマーセット。
  20. 検体中に存在するラクトバチルス・リンドネリの検出方法であって、ラクトバチルス・リンドネリのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を標的とし、請求項19に記載のプライマーセットで該DNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・リンドネリの検出方法。
  21. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項19に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ラクトバチルス・リンドネリのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・リンドネリの識別方法。
  22. ラクトバチルス・シュードコリノイデス(Lactobacillus pseudocollinoides)のDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ラクトバチルス・ブレビスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  23. 配列番号26〜31で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ラクトバチルス・シュードコリノイデスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を増幅可能なラクトバチルス・シュードコリノイデス検出用プライマーセット。
  24. 検体中に存在するラクトバチルス・シュードコリノイデスの検出方法であって、ラクトバチルス・シュードコリノイデスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を標的とし、請求項23に記載のプライマーセットで該DNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・シュードコリノイデスの検出方法。
  25. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項23に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ラクトバチルス・シュードコリノイデスのDNAジャイレースサブユニットB遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・シュードコリノイデスの識別方法。
  26. ラクトバチルス・ヘキソーサス(Lactobacillus hexosus)の16S rRNA遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ラクトバチルス・ヘキソーサスの16S rRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  27. 配列番号32〜37で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ラクトバチルス・ヘキソーサスの16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なラクトバチルス・ヘキソーサス検出用プライマーセット。
  28. 検体中に存在するラクトバチルス・ヘキソーサスの検出方法であって、ラクトバチルス・ヘキソーサスの16S rRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項27に記載のプライマーセットで該16S rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・ヘキソーサスの検出方法。
  29. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項27に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ラクトバチルス・ヘキソーサスの16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ラクトバチルス・ヘキソーサスの識別方法。
  30. ペディオコッカス・ダムノサス(Pediococcus damnosus)の16S rRNA遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ペディオコッカス・ダムノサスの16S rRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  31. 配列番号32及び37〜40、又は配列番号32、37、39、40、53及び54で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ペディオコッカス・ダムノサスの16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なペディオコッカス・ダムノサス検出用プライマーセット。
  32. 検体中に存在するペディオコッカス・ダムノサスの検出方法であって、ペディオコッカス・ダムノサスの16S rRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項31に記載のプライマーセットで該16S rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ペディオコッカス・ダムノサスの検出方法。
  33. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項31に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ペディオコッカス・ダムノサスの16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ペディオコッカス・ダムノサスの識別方法。
  34. ペクチネイタス(Pectinatus)属菌の16S rRNA遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、ペクチネイタス属菌の16S rRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  35. 配列番号32、37及び41〜43で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、ペクチネイタス属菌の16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なペクチネイタス属菌検出用プライマーセット。
  36. 検体中に存在するペクチネイタス属菌の検出方法であって、ペクチネイタス属菌の16S rRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項35に記載のプライマーセットで該16S rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ペクチネイタス属菌の検出方法。
  37. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項35に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、ペクチネイタス属菌の16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、ペクチネイタス属菌の識別方法。
  38. マレフィラス・シェルビシエ(Malephilus cerevisiae)の16S rRNA遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、マレフィラス・シェルビシエの16S rRNA遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3´側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5´側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  39. 配列番号32、37及び44〜46で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、マレフィラス・シェルビシエの16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅可能なマレフィラス・シェルビシエ検出用プライマーセット。
  40. 検体中に存在するマレフィラス・シェルビシエの検出方法であって、マレフィラス・シェルビシエの16S rRNA遺伝子の特定領域を標的とし、請求項39に記載のプライマーセットで該16S rRNA遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、マレフィラス・シェルビシエの検出方法。
  41. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項39に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、マレフィラス・シェルビシエの16S rRNA遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、マレフィラス・シェルビシエの識別方法。
  42. 下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子の一部又はその相補鎖から選択される標的領域の塩基配列を増幅し、
    (a)第1のセグメントとして、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子にアニールしてプライマーとして機能する塩基配列と、
    (b)第2のセグメントとして、第1のセグメントの3’側の核酸配列に相補的であり、第1のセグメントの5’側に位置する塩基配列と、
    を含むことを特徴とするプライマー。
  43. 配列番号47〜52で表される核酸配列を含むオリゴヌクレオチドセットからなり、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子の特定領域を増幅可能な下面ビール酵母検出用プライマーセット。
  44. 検体中に存在する下面ビール酵母の検出方法であって、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子の特定領域を標的とし、請求項43に記載のプライマーセットで該メリビアーゼ遺伝子の特定領域を選択的に、LAMP法により増幅させ、該増幅産物の有無を確認することを特徴とする、下面ビール酵母の検出方法。
  45. 検体を増菌培養し、出現菌からDNA試料を分離し、該DNA試料に対して、請求項43に記載のプライマーセットを用いて、LAMP法により増幅反応を行い、下面ビール酵母のメリビアーゼ遺伝子の特定領域を増幅させ、この増幅産物の有無を確認することを特徴とする、下面ビール酵母の識別方法。
  46. 請求項1、2、5、6、9、10、13、14、18、19、22、23、26、27、30、31、34、35、38、39、42又は43に記載のプライマー又はプライマーセット、鎖置換型DNAポリメラーゼ、dNTPs及び反応緩衝液を少なくとも含むことを特徴とする、ビール中で増殖し得る微生物検出・識別用キット。
  47. LAMP法に使用する試薬の保存方法であって、
    第一の容器にLAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容して保存し、第二の容器に鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容して保存することを特徴とする保存方法。
  48. LAMP法に使用するキットであって、
    LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容する第一の容器と、
    鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容する第二の容器と、
    を少なくとも備えるキット。
  49. LAMP法により核酸を増幅させる方法であって、
    LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容する第一の容器にDNA試料を添加して混合液を調製し、
    調製した混合液を、鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容した第二の容器に添加し、
    LAMP法により核酸を増幅させる方法。
  50. LAMP法により核酸を増幅させる方法であって、
    LAMP用プライマー及びLAMP用反応液を収容する第一の容器にDNA試料を添加して混合液を調製し、
    調製した混合液を95〜100℃に加熱し、当該混合液の温度を60〜65℃まで下げ、
    当該混合液を鎖置換型DNAポリメラーゼ及びミネラルオイルを収容した第二の容器に添加し、
    LAMP法により核酸を増幅させる方法。
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