JPWO2005088298A1 - 酸素検知剤 - Google Patents

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Abstract

Ce1-x—yAxByO2-z(ただし、0<x≦0.3、0≦y≦0.3、0≦z≦0.3、Aは、Nb,Ta,Vのうちのいずれか、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる蛍石型の結晶構造をなす平均粒径10nm〜100μmの無機材料を有する酸素検知剤、又は、Ce1-wBwO2-z(ただし、0≦w≦0.5、0≦z≦0.3、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる蛍石型の結晶構造をなす平均粒径10nm〜100μmの無機材料を有する酸素検知剤である。

Description

本発明は、酸素を検知する酸素検知剤に関し、特に、食品産業において食材の鮮度をモニターする際に利用すると有効なものである。
例えば、食品産業において、食材の鮮度をモニターする際に利用される酸素検知剤としては、現在、有機材料のメチレンブルーが用いられている。このメチレンブルーは、還元状態で無色を呈する一方、酸化状態で青色を呈するため、酸素の有無がわかりやすく、優れた酸素検知能力を有するものである。
特許第2580157号公報 特開2000−039429号公報 特開2000−214152号公報 特開2000−214155号公報 特開2003−028850号公報
ところで、メチレンブルーは、食品保管庫等の冷暗所のような光照射の少ない環境における化学的安定性が高いものの、太陽光や蛍光灯等の光源によって照らされる環境における化学的安定性が乏しいため、例えば、消費者の目に曝すように蛍光灯や白熱電球等でライトアップしている食品陳列棚のような環境において酸素検知剤として用いることができなかった。
このようなことから、本発明は、光に暴露される環境下であっても、安定して酸素を検知することができる酸素検知剤を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための、第一番目の発明に係る酸素検知剤は、Ce1-x-yxy2-z(ただし、0<x≦0.3、0≦y≦0.3、0≦z≦0.3、Aは、Nb,Ta,Vのうちのいずれか、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる無機材料を有することを特徴とする。
そして、前述した課題を解決するための、第二番目の発明に係る酸素検知剤は、Ce1-ww2-z(ただし、0≦w≦0.5、0≦z≦0.3、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる無機材料を有することを特徴とする。
また、上述した酸素検知剤において、前記無機材料の結晶構造が蛍石型であることを特徴とする。
また、上述した酸素検知剤において、前記無機材料の平均粒径が10nm〜100μmであることを特徴とする。
また、上述した酸素検知剤において、前記無機材料を可撓性材料に担持させたものであることを特徴とする。
また、上述した酸素検知剤において、前記無機材料が色素で着色されていることを特徴とする。
また、本発明に係る酸素検知方法は、上述した酸素検知剤を利用する酸素検知方法であって、前記無機材料を予め還元処理しておき、当該無機材料の酸化反応による色調の変化に基づいて酸素を検知することを特徴とする。
本発明に係る酸素検知剤によれば、食品保管庫等の冷暗所のような光照射の少ない環境での酸素の検知を容易に行うことができるはもちろんのこと、生鮮食料品のように鮮度及び保存状態に対する要求が厳しく、消費者の目に曝すように蛍光灯や白熱電球等でライトアップしている食品陳列棚のような環境においても、劣化や性能低下を起こすことなく酸素に対する暴露量を色調変化により容易に検知することができる。
比較試験Aにおける耐光性試験結果を表わすグラフである。 比較試験Bにおける耐光性試験結果を表わすグラフである。
[第一番目の発明に係る酸素検知剤]
第一番目の発明に係る酸素検知剤は、Ce1-x-yxy2-z(ただし、0<x≦0.3、0≦y≦0.3、0≦z≦0.3、Aは、Nb,Ta,Vのうちのいずれか、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる無機材料を有するものである。このような酸化セリウムをベースとした無機材料を有する酸素検知剤は、有機材料に比べて化学的に安定であると共に、3eV以上のバンドギャップを有していることから、可視光領域で明確なスペクトル変化を示し、色調変化で酸素の吸着状態を容易に判定することができる。
このような第一番目の発明に係る酸素検知剤においては、前記無機材料の酸素に対する選択吸着性が高いので、酸素以外に周囲に存在する他のガスの影響を受けることなく酸素のみを検知することが容易にできると共に、上記無機材料の還元・酸化前後での色調変化が明確であるので、当該無機材料における酸素の吸着・拡散に伴う当該無機材料の色調変化により酸素を検知することが容易にできる。
ここで、前記無機材料の結晶構造が蛍石型であると、酸素の可逆的な出入りが容易になると共に、酸素の拡散が十分に早くなるため、非常に好ましい。このような蛍石型の結晶構造を有する上記無機材料は、製造の際の酸化セリウムと元素A及び元素Bとの割合を調整することにより容易に得ることができる。
なお、前記元素Aは、その組成割合xが、0<x≦0.3であると好ましく、0<x≦0.03であるとさらに好ましい。なぜなら、上記xが0よりも大きい、すなわち、前記元素Aを含むと、色調の変化が非常に安定する一方、上記xが0.03を越えると、色調の変化量が小さくなり始め、上記xが0.3を越えると、酸素含有雰囲気中でも色調が変化しなくなってしまうからである。
この理由は、定かではないが、焼成還元すると、結晶格子から酸素が脱離して、酸素サイトの平均的なイオン半径が減少して構造緩和を起こし、酸素欠陥が少なくなるものの、イオン半径の小さなVa族の元素(Nb,Ta,V)がドープされると、カチオンサイトの平均イオン半径も減少して、上記構造緩和が抑制されると共に、Va族の5価の元素(Nb,Ta,V)がFセンター(電子と酸素欠損との対)中の電子を固定化して、色調の変化を安定化させるためではないかと考えられている。
なお、食品産業分野等に使用する場合には、前記元素Aとして、人体に影響の少ないNb又はTaを適用すると好ましい。
他方、前記元素Bは、その組成割合や種類により、色調変化の速度を調整することができる。具体的には、前記元素Bのうち、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zrは、含有量が増えるほど、色調変化の速度が速くなり、Li,Na,K,Tiは、含有量が増えるほど、色調変化の速度が遅くなるのである。なお、上記元素Bの組成割合yが0.3を越えると、当該元素Bが固溶しなくなって色調変化を生じなくなる。
また、前記無機材料の平均粒径が10nm〜100μmであると好ましい。なぜなら、前記無機材料の平均粒径が、10nmよりも小さいと取り扱い性に難点を生じてしまい、100μmを超えると色ムラを生じやすくなってしまうからである。
また、前記無機材料を粉末や錠剤等の形状として適用することも可能であるが、当該無機材料と雰囲気中の酸素との表面反応をできるだけ阻害させることなく当該無機材料を可撓性材料に担持させるようにしたものであると好ましい。このような酸素検知剤は、量産性あるいは省力化を考慮すると、前記無機材料の粉末を水溶液又は非水溶媒に分散させて、スラリー、エマルジョン又はサスペンジョンにしてから、紙や樹脂製のシート等のような可撓性材料に膜状に塗布して乾燥させることにより、容易に製造することができる。
また、前記無機材料が食紅等のような色素で着色されていると、可視光領域での色調変化をより明確にさせることができるので、非常に好ましい。
また、本発明に係る酸素検知方法は、上述した酸素検知剤を利用する酸素検知方法であって、前記無機材料を予め還元処理しておき、当該無機材料の酸化反応による色調の変化に基づいて酸素を検知するものである。
具体的には、上記無機材料は、還元状態が強くなるにしたがって、白、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、黒の順に色調変化する。この色調変化は可逆的であり、強還元状態の上記無機材料は、酸化により、上記順と逆に黒色から白色にまで変化する。この上記無機材料の酸化による色調変化を目視確認することで、酸素量を検知することができる。
ここで、例えば、色素(例えば食紅)を溶解した溶液(例えばピンク色)に、還元した上記無機材料(例えば青色)を浸漬して当該色素で着色すると、当該無機材料は、還元状態で白色を呈する一方、酸化状態でピンク色を呈する色調変化を生じるようになるので、酸素検知剤の色調変化の具合を要求に応じて調整することが容易にできる。
つまり、第一番目の発明に係る酸素検知剤においては、前記無機材料の比表面積をできるだけ大きくすることにより、当該無機材料の表面への酸素の吸着量の増加を図り、また、前記無機材料の結晶構造等を上述したように設定することにより、吸着した酸素の前記無機材料中での移動速度及び前記無機材料中の酸素欠損箇所との会合確率の向上を図り、また、前記元素Aを含有させることにより、結晶格子からの酸素の脱離に伴う構造緩和を抑制すると共に、Fセンタ(電子と酸素欠損との対)中の電子を固定化して、酸素検知剤としての性能の安定化を図り、また、前記元素Bを含有させることにより、前記元素Bとセリウムとの強い相互作用に基づいて、酸素の吸着解離の促進調整を可能として、酸素検知剤としての性能を容易に制御できるようにしたのである。
このため、第一番目の発明に係る酸素検知剤では、酸素の吸着や、吸着した酸素の移動や、吸着した酸素の反応等のような各種現象を所定の条件下(温度や湿度や時間等)で十分に生じさせることができる。
したがって、第一番目の発明に係る酸素検知剤によれば、食品保管庫等の冷暗所のような光照射の少ない環境での酸素の検知を容易に行うことができるはもちろんのこと、生鮮食料品のように鮮度及び保存状態に対する要求が厳しく、消費者の目に曝すように蛍光灯や白熱電球等でライトアップしている食品陳列棚のような環境においても、劣化や性能低下を起こすことなく酸素に対する暴露量を色調変化により容易に検知することができる。
なお、前記色素としては、食紅を始めとして、アカキャベツ色素、アカダイコン色素、ムラサキイモ色素、ピートレッド、アルカネット色素、コチニール色素、ラック色素、アカネ色素、ベニバナ色素等を挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[第二番目の発明に係る酸素検知剤]
第二番目の発明に係る酸素検知剤は、Ce1-ww2-z(ただし、0≦w≦0.5、0≦z≦0.3、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる無機材料を有するものである。このような酸化セリウムをベースとした無機材料を有する酸素検知剤は、有機材料に比べて化学的に安定であると共に、人体に影響の少ない元素であり、食品産業分野等に使用することができるだけでなく、3eV以上のバンドギャップを有していることから、可視光領域で明確なスペクトル変化を示し、色調変化で酸素の吸着状態を容易に判定することができる。
このような第二番目の発明に係る酸素検知剤においては、前記無機材料の酸素に対する選択吸着性が高いので、酸素以外に周囲に存在する他のガスの影響を受けることなく酸素のみを検知することが容易にできると共に、上記無機材料の還元・酸化前後での色調変化が明確であるので、当該無機材料における酸素の吸着・拡散に伴う当該無機材料の色調変化により酸素を検知することが容易にできる。
ここで、前記無機材料の結晶構造が蛍石型であると、酸素の可逆的な出入りが容易になると共に、酸素の拡散が十分に早くなるため、非常に好ましい。このような蛍石型の結晶構造を有する上記無機材料は、製造の際の酸化セリウムと元素Bとの割合を調整することにより容易に得ることができる。
また、前記元素Bは、その組成割合や種類により、色調変化の速度を調整することができる。具体的には、前記元素Bのうち、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zrは、含有量が増えるほど、色調変化の速度が速くなり、Li,Na,K,Tiは、含有量が増えるほど、色調変化の速度が遅くなるのである。なお、上記元素Bの組成割合wが0.5を越えると、当該元素Bが固溶しなくなって色調変化を生じなくなる。
また、前記無機材料の平均粒径が10nm〜100μmであると好ましい。なぜなら、前記無機材料の平均粒径が、10nmよりも小さいと取り扱い性に難点を生じてしまい、100μmを超えると色ムラを生じやすくなってしまうからである。
また、前記無機材料を粉末や錠剤等の形状として適用することも可能であるが、当該無機材料と雰囲気中の酸素との表面反応をできるだけ阻害させることなく当該無機材料を可撓性材料に担持させるようにしたものであると好ましい。このような酸素検知剤は、量産性あるいは省力化を考慮すると、前記無機材料の粉末を水溶液又は非水溶媒に分散させて、スラリー、エマルジョン又はサスペンジョンにしてから、紙や樹脂製のシート等のような可撓性材料に膜状に塗布して乾燥させることにより、容易に製造することができる。
また、前記無機材料が食紅等のような色素で着色されていると、可視光領域での色調変化をより明確にさせることができるので、非常に好ましい。
また、本発明に係る酸素検知方法は、上述した酸素検知剤を利用する酸素検知方法であって、前記無機材料を予め還元処理しておき、当該無機材料の酸化反応による色調の変化に基づいて酸素を検知するものである。
具体的には、上記無機材料は、還元状態が強くなるにしたがって、白、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、黒の順に色調変化する。この色調変化は可逆的であり、強還元状態の上記無機材料は、酸化により、上記順と逆に黒色から白色にまで変化する。この上記無機材料の酸化による色調変化を目視確認することで、酸素量を検知することができる。
ここで、例えば、色素(例えば食紅)を溶解した溶液(例えばピンク色)に、還元した上記無機材料(例えば青色)を浸漬して当該色素で着色すると、当該無機材料は、還元状態で白色を呈する一方、酸化状態でピンク色を呈する色調変化を生じるようになるので、酸素検知剤の色調変化の具合を要求に応じて調整することが容易にできる。
つまり、第二番目の発明に係る酸素検知剤においては、前記無機材料の比表面積をできるだけ大きくすることにより、当該無機材料の表面への酸素の吸着量の増加を図り、また、前記無機材料の結晶構造等を上述したように設定することにより、吸着した酸素の前記無機材料中での移動速度及び前記無機材料中の酸素欠損箇所との会合確率の向上を図り、また、前記元素Bを含有させることにより、前記元素Bとセリウムとの強い相互作用に基づいて、酸素の吸着解離の促進調整を可能として、酸素検知剤としての性能を容易に制御できるようにしたのである。
このため、第二番目の発明に係る酸素検知剤では、酸素の吸着や、吸着した酸素の移動や、吸着した酸素の反応等のような各種現象を所定の条件下(温度や湿度や時間等)で十分に生じさせることができる。
したがって、第二番目の発明に係る酸素検知剤によれば、食品保管庫等の冷暗所のような光照射の少ない環境での酸素の検知を容易に行うことができるはもちろんのこと、生鮮食料品のように鮮度及び保存状態に対する要求が厳しく、消費者の目に曝すように蛍光灯や白熱電球等でライトアップしている食品陳列棚のような環境においても、劣化や性能低下を起こすことなく酸素に対する暴露量を色調変化により容易に検知することができる。
なお、前記色素としては、食紅を始めとして、アカキャベツ色素、アカダイコン色素、ムラサキイモ色素、ピートレッド、アルカネット色素、コチニール色素、ラック色素、アカネ色素、ベニバナ色素等を挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明に係る酸素検知剤の実施例を以下に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[第一番目の発明に係る酸素検知剤]
〈実施例A1〉
Ce0.99Nb0.012になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び酸化ニオブ(Nb25)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×で1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、104時間で白色に変化した。
〈実施例A2〉
Ce0.79Nb0.01Ca0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、硝酸カルシウム(Ca(NO32aq)、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、37時間で白色に変化した。
〈実施例A3〉
Ce0.79Nb0.01Mg0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、硝酸マグネシウム(Mg(NO32aq)、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、44時間で白色に変化した。
〈実施例A4〉
Ce0.79Nb0.010.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、硝酸イットリウム(Y(NO33aq)、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、44時間で白色に変化した。
〈実施例A5〉
Ce0.98Nb0.01Ga0.011.995になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、酸化ガリウム(Ga23)、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、70時間で白色に変化した。
〈実施例A6〉
Ce0.79Nb0.01La0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、硝酸ランタン(La(NO33aq)、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、44時間で白色に変化した。
〈実施例A7〉
Ce0.79Nb0.01Pr0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、酸化プラセオジウム、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、44時間で白色に変化した。
〈実施例A8〉
Ce0.79Nb0.01Zr0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、硝酸ジルコニウム(ZrO(NO32aq)、酸化ニオブ(Nb25)をそれぞれ加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、50時間で白色に変化した。
〈実施例A9〉
Ce0.79Nb0.01Na0.011.985になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を加えて撹拌混合した後に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び酸化ニオブ(Nb25)を加えてさらに撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、140時間で白色に変化した。
〈実施例A10〉
Ce0.98Nb0.01Li0.011.985になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に炭酸水素リチウム(LiHCO3)を加えて撹拌混合した後に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び酸化ニオブ(Nb25)を加えてさらに撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、140時間で白色に変化した。
〈実施例A11〉
Ce0.79Nb0.010.011.985になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)、硝酸カリウム(KNO3)、酸化ニオブ(Nb25)それぞれを加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、140時間で白色に変化した。
〈実施例A12〉
Ce0.98Nb0.01Ti0.012になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に四塩化チタン(TiCl4)を加えて撹拌混合した後に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び酸化ニオブ(Nb25)を加えてさらに撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、120時間で白色に変化した。
〈比較試験A〉
前述した実施例A1で得られた酸素検知剤(Ce0.99Nb0.012)及び有機材料のメチレンブルーを用いた従来の酸素検知剤を大気中(酸素濃度21%)の明所(蛍光灯1000Lx)及び暗所(0Lx)にそれぞれ置いた場合の色調の変化速度をそれぞれ調べた。その結果を図1に示す。
図1からわかるように、有機材料のメチレンブルーを用いた従来の酸素検知剤は、明所と暗所とでの色調変化速度が大きく異なり、明所での色調変化が著しく早くなってしまい、明所での使用が難しくなってしまうものの、前述した実施例A1で得られた酸素検知剤は、明所と暗所とでの色調変化速度がほぼ同じであり、明所でも何等問題なく使用できることが確認できた。
[第二番目の発明に係る酸素検知剤]
〈実施例B1〉
CeO2になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×で1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、84時間で白色に変化した。
〈実施例B2〉
Ce0.8Ca0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び硝酸カルシウム(Ca(NO32aq)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、17時間で白色に変化した。
〈実施例B3〉
Ce0.8Mg0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び硝酸マグネシウム(Mg(NO32aq)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、24時間で白色に変化した。
〈実施例B4〉
Ce0.80.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び硝酸イットリウム(Y(NO33aq)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、24時間で白色に変化した。
〈実施例B5〉
Ce0.99Ga0.011.995になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び酸化ガリウム(Ga23)微粉末を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、50時間で白色に変化した。
〈実施例B6〉
Ce0.8La0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び硝酸ランタン(La(NO33aq)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、24時間で白色に変化した。
〈実施例B7〉
Ce0.8Pr0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び酸化プラセオジウムを加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、24時間で白色に変化した。
〈実施例B8〉
Ce0.8Zr0.21.8になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び硝酸ジルコニウム(ZrO(NO32aq)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、24時間で白色に変化した。
〈実施例B9〉
Ce0.99Na0.011.985になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を加えて撹拌混合した後に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)を加えてさらに撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、120時間で白色に変化した。
〈実施例B10〉
Ce0.99Li0.011.985になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に炭酸水素リチウム(LiHCO3)を加えて撹拌混合した後に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)を加えてさらに撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、120時間で白色に変化した。
〈実施例B11〉
Ce0.790.011.985になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)及び硝酸カリウム(KNO3)を加えて撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、120時間で白色に変化した。
〈実施例B12〉
Ce0.99Ti0.012になるように炭酸水素アンモニウム(NH4HCO3)溶液(2リットル)に四塩化チタン(TiCl4)を加えて撹拌混合した後に硝酸セリウム(Ce(NO33aq)を加えてさらに撹拌混合し、沈殿物を生成したら静置する(1時間)。続いて、沈殿物中から硝酸イオンを除去するように(濃度:20ppm未満)イオン交換水で洗浄したら、濾過して乾燥(120℃×8時間)した後、焼成(300℃×3時間)することにより、目的組成の無機材料を得た(100g)。
次に、得られた上記無機材料をエタノールでスラリー化して4Nアルミナ基板上に塗布して室温で風乾した後、空気雰囲気中で焼成(800℃×1時間)する。引き続き、爆発限界下の濃度(3%)となるように窒素ガスで希釈した水素を供給して、水素還元雰囲気下に保持(600℃×1時間)した後、当該ガスを流通させながら加熱を停止して、急速(4時間)に室温(25℃)まで冷却したら、窒素ガスのみを供給して(30分)、雰囲気を還元ガスから不活性ガスに完全に置換する。
このようにして製造された酸素検知剤は、基板上に塗布された膜が青色を呈し、室温で大気中(酸素濃度21%)に放置すると、100時間で白色に変化した。
〈比較試験B〉
前述した実施例B1で得られた酸素検知剤(CeO2)及び有機材料のメチレンブルーを用いた従来の酸素検知剤を大気中(酸素濃度21%)の明所(蛍光灯1000Lx)及び暗所(0Lx)にそれぞれ置いた場合の色調の変化速度をそれぞれ調べた。その結果を図2に示す。
図2からわかるように、有機材料のメチレンブルーを用いた従来の酸素検知剤は、明所と暗所とでの色調変化速度が大きく異なり、明所での色調変化が著しく早くなってしまい、明所での使用が難しくなってしまうものの、前述した実施例B1で得られた酸素検知剤は、明所と暗所とでの色調変化速度がほぼ同じであり、明所でも何等問題なく使用できることが確認できた。
本発明に係る酸素検知剤は、食品産業等を始めとした各種産業において酸素を検知する際に極めて有益に利用することができる。

Claims (7)

  1. Ce1-x-yxy2-z(ただし、0<x≦0.3、0≦y≦0.3、0≦z≦0.3、Aは、Nb,Ta,Vのうちのいずれか、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる無機材料を有することを特徴とする酸素検知剤。
  2. Ce1-ww2-z(ただし、0≦w≦0.5、0≦z≦0.3、Bは、Ca,Mg,Y,Ga,La,Pr,Zr,Li,Na,K,Tiのうちのいずれかである。)からなる無機材料を有することを特徴とする酸素検知剤。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記無機材料の結晶構造が蛍石型であることを特徴とする酸素検知剤。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかにおいて、
    前記無機材料の平均粒径が10nm〜100μmであることを特徴とする酸素検知剤。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかにおいて、
    前記無機材料を可撓性材料に担持させたものであることを特徴とする酸素検知剤。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかにおいて、
    前記無機材料が色素で着色されていることを特徴とする酸素検知剤。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかの酸素検知剤を利用する酸素検知方法であって、
    前記無機材料を予め還元処理しておき、当該無機材料の酸化反応による色調の変化に基づいて酸素を検知することを特徴とする酸素検知方法。

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