JPWO2005084813A1 - 電気集塵器 - Google Patents

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Abstract

電気集塵器(1)は、吸気口(8)及び排気口(9)を連通する空気通路(10)が形成されたハウジング(11)と、空気通路(10)内に空気の流れを発生させる気流発生部(14)と、微粒子(103)にコロナ放電(100)を荷電する放電部(2)及び放電ガイド部(3)と、コロナ放電(100)によって荷電された微粒子(103)を、クーロン力を利用して反発させる荷電部(4)と、微粒子(103)を、クーロン力を利用して吸着させて捕集する吸着部(5)と、コロナ放電(100)の発生及び荷電部(4)によるクーロン力による反発のための放電電圧を供給するための電圧供給部(15)と、放電プレート及び吸着プレートを回転駆動させる駆動制御部(20)とから主に構成されている。

Description

本発明は、電気集塵器に関するものであり、特に、荷電された微粒子を回転する吸着プレートで捕集することが可能な電気集塵器に関するものである。
従来から、工場のボイラー排気や発電所などから大量に排出される煤煙などのいわゆる「産業廃ガス」を大気中に放出する前に、産業廃ガス中に含まれる種々の粉体物や油分或いは水分等を含むミストやダストなどの大気を汚染する恐れの有る微粒子を取除く空気清浄化処理が行なわれることがある。これらの微粒子を含む産業廃ガスを直接大気中に放出することは、地球環境に甚大な影響を及ぼすため、国や地方自治体などの基準によって回収することが義務づけられていることがある。また、都市部では、車の排気ガスなどによる大気汚染が深刻な状態にあり、一般家庭でも室内用の空気清浄機を備え、使用するところもある。さらに、飲食店などの厨房においても、調理時等に発生する煙や汚染空気を外部に放出する前に、清浄化する空気清浄機を設置しているところが多い。
これらの大気汚染の原因となる汚染空気に含まれる微粒子を回収し、清浄空気に浄化するための集塵装置には、捕集原理などの違いから数多くのものが知られている。具体的には、微粒子の捕集原理から分類すると、ろ過式、重力式、慣性式、遠心力式、電気式、及び洗浄式などが挙げられる。これらは、捕集する微粒子の大きさや、種類、或いは設置条件などによって適宜選択されている。この中でも、集塵性能の点から見ると、ろ過式(バグフィルターなど)及び電気式のものが特に優れているため、種々の産業分野において広く普及している。
ここで、電気集塵器の捕集原理は、放電極から発生させたコロナ放電によって微粒子に電荷を与え、荷電(帯電)した微粒子を、クーロン力を利用して対極となる集塵電極に電気的に引寄せて捕集するものである。この電気集塵器の特徴は、1)圧力損失が小さい、2)大量のガスの処理が可能、3)集塵率が高いなどの優れた利点を有している。そのため、工場や発電所などの特に大量に汚染空気を排出する環境で利用されている。
電気集塵器の主要な構成としては、微粒子に電荷を与えるためのコロナ放電を発生させる針や線材などの表面曲率の大きい形状で形成された放電極と、対極として荷電した微粒子を捕集する平板状に形成された集塵電極と、電気集塵器内の気流の流れを整える整流部と、付着した微粒子を集塵電極から剥離するための槌打装置(乾式)またはスプレー装置(湿式)と、剥離した微粒子を集めるホッパと、付属装置としてコロナ放電をさせるための電源装置及び荷電制御装置などとから一般に構成されている。
上述した槌打装置は、乾式の電気集塵器に用いられ、集塵電極をハンマーなどで叩くことによって、捕集した微粒子をふるい落とし、下方に設けられたホッパーなどの回収部に溜めるために用いられるものである。一方、湿式の場合は、集塵電極に捕集された微粒子を水などの洗浄液を噴射することによって洗い流して除去するものである。集塵電極に多量の微粒子が捕集された状態では、荷電された微粒子を引寄せるクーロン力が弱くなり、集塵効率が低下することがある。したがって、安定した状態で集塵が行なえなくなるのを防ぐ目的で、上述した乾式及び湿式の方式によって、集塵電極から微粒子を除去することが為されている。
一方、近年では、放電極及び集塵電極をカートリッジなどに収容し、交換可能としたタイプのものが採用されている。これよると、集塵電極に微粒子が多く付着して集塵効率が低下した場合には、該カートリッジを取替えることによって、集塵効率を一定に保つことができるものである。なお、使用済みのカートリッジはメーカーに設置された専用の設備などで微粒子の除去が行なわれ、再利用されることが多い。これにより、装置の保守作業が容易となるとともに、上述した除去設備を備える必要がないため、装置全体を小型化し、製造コストを下げることができる。
ところが、乾式及び湿式の電気集塵器は、既に述べたように装置が大型化する傾向があり、設置される場所も大きな工場や発電所などに限られることが多かった。一方、カートリッジ方式の場合、集塵効率が低下するたびにカートリッジを交換する必要があり、一度に大量の汚染空気を処理する環境では、係る交換作業を頻繁に行なう必要があり、作業員の労力負担及び交換コストなどが嵩み、不経済となることがあった。加えて、飲食業などの厨房に設置可能なコンパクトな形状を有し、かつ高い集塵効率を得ることができるような電気集塵器が望まれていた。本願出願人は、上記実情に鑑み、新規な構成を有する電気集塵器を発明し、既に特許出願を行っている(特開2003−126729号公報)。
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、コンパクトな形状で狭小な場所でも設置可能に形成され、長時間の稼働によっても微粒子を捕集する捕集能力及びコロナ放電の発生効率の低下を生じる可能性の小さい電気集塵器の提供を課題とするものである。
本発明の電気集塵器は、「微粒子を含む汚染空気を吸込む吸気口及び前記微粒子が除去された清浄空気を排出する排気口を連通する空気通路が内部に形成されたハウジングと、前記空気通路に気流を発生させ、前記汚染空気の吸気及び前記清浄空気の排出を行う気流発生手段と、前記空気通路に設けられ、コロナ放電によって前記汚染空気に含まれる前記微粒子を荷電する放電手段と、前記空気通路に設けられ、前記放電手段によって荷電された前記微粒子を、クーロン力を利用して捕集する捕集手段と、前記放電手段と接続し、前記コロナ放電を発生可能な放電電圧を供給する放電電圧供給手段とを具備する電気集塵器において、前記捕集手段は、前記空気通路の前記放電手段の下流側に設けられ、互いの荷電面を対向させた状態で取付けられた複数の荷電プレートを有し、前記放電手段によって荷電された前記微粒子をクーロン力を利用して前記荷電面から反発させる荷電部と、吸着軸、及び略円板状を呈し、互いに隣接する前記荷電プレートの間に挿入され、前記荷電面に吸着面を近接させた複数の吸着プレートを有し、荷電された前記微粒子をクーロン力を利用して前記吸着面に吸着させた捕集する吸着部と、前記吸着部の前記吸着軸を回転可能に軸支する吸着軸受部と、前記吸着軸と連結し、前記吸着軸を軸回転させ、前記吸着プレートを回転させる吸着プレート回転手段と」を具備するから主に構成されている。
ここで、汚染空気に含まれる微粒子とは、工場などから排出される産業廃ガスや車から排出される排気ガス中に含まれる固体の粉体物や、飲食店の厨房などから排出される油分や水分を多量に含むミスト状のものが例示され、ガス中に浮遊する浮遊粒子状物質が相当する。また、気流発生手段とは、空気通路内に気流を発生させるものであり、例えば、モータなどの駆動装置に接続したプロペラ(羽根)を回転させ、プロペラの回転力によって空気の流れ(気流)を生じさせるものである。なお、吸引用のプロペラの径や駆動するモータの回転数などを制御することにより、空気通路内を流れる気流の流量や流通速度を適宜変化させることができる。
また、捕集手段とは、放電手段によって気流中の微粒子に電荷(例えば、プラスの電荷)が与えられると、荷電した微粒子の電気的に対極(この場合、マイナスに相当)となる側にクーロン力を利用し、電気的に吸着させて捕集するものである。一方、荷電部とは、放電手段によって荷電された微粒子を、電気的に同極(この場合、プラスに相当)に荷電された荷電プレートによって、クーロン力の作用によって反発させることが可能なものであり、対向して配された吸着プレートの吸着面に向かって強制的に導出させることができるものである。
したがって、本発明の電気集塵器によれば、放電電圧供給手段によってコロナ放電を発生させる放電電圧が放電手段に供給され、これにより発生したコロナ放電に気流中の汚染空気に含まれる微粒子が接することにより、微粒子に電荷(例えば、プラス)が与えられる。そして、荷電された状態の微粒子は、荷電部及び吸着部の設置された個所に到達する。このとき、吸着部の吸着プレートは、荷電された微粒子とは相対する電荷(マイナス)に設定されているため、クーロン力の作用によって吸着プレートの吸着面に吸付けられるようにして捕集される。なお、吸着プレートは、吸着軸を軸として吸着プレート回転手段によって回転しているため、微粒子の捕集される吸着面の箇所は、時々刻々変化している。そのため、微粒子の捕集が一カ所に集中することがない。その結果、微粒子の凝集に伴うクーロン力の低下が発生する可能性が低くなり、その結果、捕集に係る効率が低下することがない。すなわち、長時間にわたって安定して微粒子の捕集を行うことができる。
加えて、吸着プレートは、回転可能な吸着軸に取設されているため、微粒子を捕集した吸着プレートの吸着面では、捕集された微粒子に対しては遠心方向への回転中は加わっている。そのため、吸着軸から外周(遠心)方向に向かおうとする遠心力が、微粒子を吸着している吸着面の吸着力に抗すると、微粒子は吸着プレートの吸着面から離れ、重力に従って空気通路内を下方に向かって落下する。その結果、吸着プレートの回転によって、電気集塵器を稼働した状態であっても吸着プレートから微粒子を除去することが自然に行われ、吸着プレートの吸着面を清掃する回数を少なく抑えることができる。
また、本発明の電気集塵器は、荷電部の荷電プレート及び吸着部の吸着プレートが、互いの荷電面及び吸着面が近接するように形成されている。加えて、荷電面を有する荷電プレートは、荷電された微粒子と電気的に同位になるように反発電圧が与えられている。その結果、荷電プレートに近づこうとする荷電された微粒子は、電気的に同極であるため、クーロン力による反発力が作用し、荷電プレートに近づくことができず、荷電プレートから離間しようとする。換言すれば、微粒子はクーロン力によって吸着プレートのある方向に強制的に近づけられる。これにより、吸着面での微粒子の捕集効率が高められる。さらに、放電手段によって荷電された微粒子は、時間の経過とともに徐々に電荷が放出され、次第に電気的に中位の状態となる。そのため、クーロン力による吸引作用が十分に奏せられないことがある。そこで、荷電プレートによって微粒子を反発させることによって、吸着面に近づけ、電荷が放出され始めた状態の微粒子でも吸着させることが可能となる。なお、荷電プレートの形状は、特に限定されないが、回転する吸着プレートの吸着面の全体を被覆するように、例えば、正方形の板状を呈するものなどが挙げられる。
さらに、本発明の電気集塵器は、上記構成に加え、「前記放電手段は、放電軸、及び略円板状を呈し、互いの放電面を対向させた状態で前記放電軸の軸周に取設された複数の放電プレートを有する放電部と、前記放電部の前記放電軸を回転可能に軸支する放電軸受部と、前記放電軸と連結し、前記放電軸を軸回転させ、前記放電プレートを回転させる放電プレート回転手段と、互いに隣接する前記放電プレートの間に挿入され、前記放電面に放電ガイド面を近接させた複数の放電ガイドを有する放電ガイド部とを具備し、前記放電部は、前記放電電圧供給手段と電気的に接続され、前記放電プレート回転手段によって回転する前期放電プレートの前記放電面、及び前記放電ガイドの前記放電ガイド面の間で、前記コロナ放電を発生させ、前記放電面及び前記放電ガイド面の間を通過する前記汚染空気に含まれる前記微粒子を荷電する」ものであっても構わない。
したがって、本発明の電気集塵器によれば、放電軸に従って回転可能な放電プレートと、該放電プレートの放電面に近接する放電ガイド面を有する放電ガイドとの間でコロナ放電を発生することができる。これにより、該放電プレート及び放電ガイドの間を流れる汚染空気の微粒子がプラスなどに荷電される。このとき、放電プレートは、放電プレート回転手段によって回転しているために、コロナ放電が一カ所から集中して発生することがない。なお、係る放電プレートには、コロナ放電が発生しやすいように、複数の放電突起が形成されている。そのため、一枚の放電プレート及び対向する放電ガイドの間で複数箇所からコロナ放電を発生させることが可能であり、汚染空気に含まれる微粒子を効率的に荷電することができる。さらに、放電プレートが回転することにより、放電プレートの放電突起の位置と、対向する放電ガイドの位置が相対的に逐次変化することができるため、放電プレート及び放電ガイドの間で高電圧の連続リーク(アーク放電)状態になることを回避することができる。その結果、放電突起等が発熱したり、コロナ放電による摩耗・劣化が生じる可能性が低くなり、放電プレートを高寿命化させることができる。これにより、放電プレートの交換頻度を長くすることができ、さらに交換等のメンテナンスに係るコストを抑えることができる。
さらに、本発明の電気集塵器は、上記構成に加え、「前記放電部の前記放電軸受部、及び前記荷電部の前記荷電プレートを支持する荷電軸の少なくともいずれか一方は、ガラス繊椎を含有し、耐熱防炎性及び前記ハウジングに対する電気絶縁性を備えるエンジニアリングプラスチック素材が利用される」ものであっても構わない。
ここで、エンジニアリングプラスチックとは、例えば、ポリアミド樹脂、ポリアラミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びフッ素樹脂などを例示することができる。これらは、上述した耐熱防炎性及び電気絶縁性以外にも、高強度、高弾性、耐摩耗性などの優れた特性を有するものであり、多くの工業製品に活用されている。特に、内部にガラス繊維を含有して形成された繊維強化エンジニアリングプラスチックは、ガラス繊維の耐熱性などが強化された性質を有している。
したがって、本発明の電気集塵器によれば、電気絶縁性を備えるエンジニアリングプラスチックを素材と使用することにより、高電圧に晒され、漏電等の生じる危険性の高い当該部位での事故及び故障の発生を抑えることが可能である。なお、電気絶縁性材料としては、セラミックス素材を利用することが一般的に行われているが、コスト及び重量などの点で問題を生じることがあった。特に、ガラス繊維の特性を備える繊維強化エンジニアリングプラスチックを用いることにより、軽量化及び加工容易性に優れたものとすることができ、電気集塵器における信頼性等を向上させることができる。
さらに、本発明の電気集塵器は、上記構成に加え、「前記放電軸及び前記荷電部の前記荷電プレートを支持する荷電軸の少なくともいずれか一方は、水を含む導通媒体の侵入を防ぐラビリンス構造を呈して構成される」ものであっても構わない。
したがって、本発明の電気集塵器によれば、放電軸受部及び荷電軸の少なくともいずれか一方が、ラビリンス構造を有して形成されている。ここで、ラビリンス構造とは、水、ゴミ、及び溶剤などの電気を導通する導通媒体の侵入を防ぐものである。特に、放電軸受部及び荷電軸は、放電軸及び荷電プレートに対し、高電圧を付加し、コロナ放電による微粒子の荷電及び荷電された微粒子を反発する必要がある。しかしながら、空気通路内には、後述する洗浄液等が噴射され、水などの導通媒体が残存しやすい傾向がある。そのため、特に放電軸受部及び荷電軸の箇所で、係る導通媒体による漏電等の事故が発生する危険性が想定される。そのため、当該部位をラビリンス構造にて形成することにより、導通媒体が軸受部等に侵入する可能性を低くし、ハウジングへの漏電の危険性を回避することができる。
さらに、本発明の電気集塵器は、上記構成に加え、「前記気流発生手段によって前記吸気口から吸込まれた前記汚染空気を分流し、前記放電部まで整流して導出する整流ガイドを」さらに具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の電気集塵器によれば、吸気口から吸込まれた気流を放電部まで整流して導出する整流ガイドを有している。すなわち、気流発生手段によって吸気口から吸込まれた気流は、一般に空気通路内の全体に拡散するように流れる傾向がある。そのため、上述した放電部の放電プレート及び放電ガイドの間を流れる気流の流量が少なくなり、コロナ放電による放電効率が低下する可能性がある。さらに、吸気口の近傍では、気流発生手段によって発生した気流が乱れる(乱気流)になることも想定される。そこで、空気通路の放電部の上流側に整流ガイドを設けることにより、吸気口から吸込まれた微粒子を含む汚染空気の気流を分流し、整えた上で放電プレート及び放電ガイドの間に流通させることが可能となり、放電効率を高めることができる。
さらに、本発明の電気集塵器は、「前記放電プレートの前記放電面及び前記吸着プレートの前記吸着面の少なくともいずれか一方に対し、洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、前記洗浄液噴射手段による前記洗浄液の噴射時に、前記放電プレート及び前記吸着プレートの少なくともいずれか一方を回転させる洗浄回転制御手段と」をさらに具備するものであっても構わない。
したがって、本発明の電気集塵器によれば、洗浄回転制御手段によって回転された状態の放電プレート若しくは吸着プレートの放電面または吸着面に対して洗浄液が噴射される。これにより、吸着面または放電面に捕集された汚染空気に含まれる微粒子が洗い流される。このとき、放電プレート及び吸着プレートは、回転制御されているために、洗浄液噴射手段によって吸着面または放電面の少なくとも一カ所に洗浄液の噴射ノズルを向けることにより、吸着面及び放電面の全面にわたって洗浄液を噴射することができる。すなわち、洗浄液噴射手段に設けられた洗浄ノズル等の向きを移動させることなく、洗浄を行うことが可能となる。加えて、放電プレート及び吸着プレートが回転することによって、各面に噴射された洗浄液が汚れとともに円周方向に向かって移動し、遠心力によってとばされる。そのため、放電面及び吸着面の汚れを落とし、水切りを同時に行うことが可能となる。これにより、洗浄後に短時間で再び電気集塵器を稼働させることができる。
本発明の効果として、微粒子をコロナ放電によって荷電する放電部及び放電ガイド部からなる放電手段と、荷電された微粒子を捕集する捕集手段とを空気通路内に分離して設け、さらに捕集手段に設けられた荷電部によって、荷電された状態の微粒子を吸着プレートに向かって反発させることができる。その結果、吸着プレートの吸着面に捕集される微粒子の捕集効率を上げることができる。さらに、吸気口から吸込んだ気流を、整流ガイドによって確実に放電プレート及び放電ガイドの間に安定した流れで導出することができ、放電効率の向上を図ることができる。
図1は電気集塵器の概略構成を示す正面から見た模式図であり、図2は電気集塵器の概略構成を示す側面から見た模式図であり、図3は放電部及び放電ガイド部の構成を示す説明図であり、図4は荷電部及び吸着部の構成を示す説明図であり、図5は荷電部及び吸着部における微粒子の挙動を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態である電気集塵器1について、図1乃至図5に基づいて説明する。
本発明の一実施形態である電気集塵器1は、微粒子103を含む汚染空気101を吸込む吸気口8及び浄化された清浄空気102を排出する排気口9を連通する空気通路10が内部に形成されたハウジング11と、吸気口8から汚染空気101を吸込むとともに、排気口9から清浄空気102を排出するために空気通路10内に空気の流れを発生させる回転ファン12及びファン駆動モータ13を有する気流発生部14と、空気通路10の上流側(図1及び図2において紙面下方側に相当)に配設され、取込んだ汚染空気101に含まれる微粒子103にコロナ放電100を接触させ、プラス極に荷電する放電部2及び放電ガイド部3と、コロナ放電100によって荷電された状態の微粒子103をクーロン力を利用して反発させる荷電部4と、荷電部4によって反発した微粒子103をクーロン力を利用して吸着させて捕集する吸着部5と、コロナ放電100の発生及び荷電部4によるクーロン力による反発のための放電電圧を供給するための電圧供給部15と、放電部2の放電プレート16及び吸着部5の吸着プレート33を回転駆動させる回転駆動モータ18、回転駆動モータ18の回転をそれぞれ同期させ、放電プレート16及び吸着プレート33を協働して回転させるための駆動ベルト19、及び駆動ベルト19にテンションを加えるテンションローラ19aを有する駆動制御部20とから主に構成されている。ここで、気流発生部14が本発明における気流発生手段に相当し、電圧供給部15が本発明における放電電圧供給手段に相当し、回転駆動モータ18及び駆動ベルト19を有する駆動制御部20が本発明における放電プレート回転手段及び吸着プレート回転手段に相当する。
さらに、詳細に説明すると、本実施形態の電気集塵器1は、空気通路10の吸気口8の近傍に設置され、汚染空気101の中に含まれる大きな夾雑物(図示しない)を物理的にろ過して除去するフィルター部21と、フィルター部21の下流側に位置し、吸気口8から吸込まれた汚染空気101を分流し、さらに流れを整えて空気通路10内の放電部2及び放電ガイド部3の間に導出する整流ガイド22とを有して構成されている。
ここで、放電部2は、空気通路10に架渡した状態で配設される放電軸6と、互いの放電面24を所定の間隔で離間した状態で放電軸6の軸周にそれぞれ取設された複数の放電プレート16とを具備して主に構成されている。なお、放電プレート16は、略円板形状を呈し、円周面にコロナ放電100を発生しやすくするための複数の放電突起26を有して形成されている。そして、空気通路10を遮るようにして、上述の放電部2が三つ並設されている。そして、放電部2の放電軸6は、ハウジング11に対して電気的に絶縁された放電軸受部7によって軸支され、コロナ放電100を発生させるための電圧供給部15及び放電軸6を介して放電プレート16を回転させるための駆動制御部20の駆動ベルト19とそれぞれ接続及び連結されている。
一方、放電ガイド部3は、放電部2の互いに所定間隔で離間した放電プレート16の間にそれぞれ挿入され、放電プレート16の放電面24と放電ガイド面25が略平行の状態を保って近接した放電ガイド23を有して形成されている。係る放電ガイド部3は、空気通路10に設置された放電部2の直ぐ下流側に設置され、放電プレート16及び放電ガイド23が側方から見ると互いに重なり合った状態で形成されている。なお、放電部2の放電軸6は、ハウジング11に対して電気的に絶縁された放電軸受部7によって回転可能に軸支されており、上述した電圧供給部15と接続している。そのため、電圧供給部15によって供給されたコロナ放電100を発生するための高電圧(ここでは、10.5kVに設定)は、放電軸6及び放電プレート16に供給される。一方、放電ガイド23を有する放電ガイド部3は、ハウジング11に対して電気的に絶縁された状態でアース(図示しない)に接続されている。そのため、放電プレート16及び放電ガイド23の間に電位差が生じ、放電プレート16の放電突起26から放電ガイド23の放電ガイド面25に向かってコロナ放電100が発生することになる。なお、このとき、放電軸6に取設された放電プレート16は、駆動制御部20によって放電軸6に従って回転している。そのため、コロナ放電100を発生する放電突起26に対する放電ガイド23の位置が相対的に常に変化している。これにより、同一箇所でコロナ放電100が継続して発生することがなく、放電プレート16及び放電ガイド23の高寿命化を図ることができる。
なお、コロナ放電100の発生効率は、電圧供給部15によって供給される電圧の値と、電極間(すなわち、放電プレート16及び放電ガイド23の間)に形成される電界の距離に大きく依存している。さらに、コロナ放電100は、一般に先端が尖った形状の部分から発生しやすい傾向がある。したがって、本実施形態の電気集塵器1は、放電プレート16の放電面24及び放電ガイド23の放電ガイド面25を近接し、さらに放電プレート16の少なくとも円周方向に沿って複数の尖った放電突起26を設けたことにより、コロナ放電100が発生しやすい状況が創出されている。その結果、整流ガイド22によって整流され、放電部2及び放電ガイド部3まで導出された汚染空気101は、この放電プレート16及び放電ガイド23の間を流通する間にほぼ確実にコロナ放電100に晒されることになる。その結果、電気的にニュートラルの状態にある汚染空気101内の微粒子103は、係るコロナ放電100によって電気的にプラス状態に荷電される。特に、空気通路10内に複数の放電プレート16及び放電ガイド23を配し、さらに整流ガイド22に流れが乱れることなく、放電部2まで導出されるため、従来の電気集塵器と比して微粒子103の荷電効率を大幅に向上させることができる。
さらに、放電部2及び放電ガイド部3の下流側に設けられた荷電部4は、少なくとも四隅を荷電軸27によって固定されて支持され、互いの荷電面28を対向させた状態で配された、略正方形状を呈する複数の荷電プレート29によって主に構成されている。ここで、荷電軸27はハウジング11に対して電気的に絶縁した状態で取設され、さらに電圧供給部15と接続している。そして、係る電圧供給部15からは、11.5kVの反発電圧が供給され、電気的にプラスの状態になっている。これにより、荷電プレート29に近づく荷電された微粒子103をクーロン力によって反発させることが可能となる。なお、荷電プレート29の略中央付近には、後述する吸着部5の吸着軸30の貫通可能な貫通孔部(図示しない)が各々に対して設けられている。
一方、吸着部5は、荷電プレート29の貫通孔部(図示しない)を貫いた状態で空気通路10に架渡された吸着軸30と、互いに離間して配された複数の荷電プレート29のそれぞれの間に挿入され、荷電面28に対して略平行の状態を保って近接する吸着面32を有し、該吸着軸30の軸周に取設された複数の略円板形状を呈する吸着プレート33とを備えて主に構成されている。そして、吸着部5の吸着軸30は、吸着軸受部34によって軸支され、吸着プレート33を回転させるための駆動制御部20の駆動ベルト19と連結されている。なお、吸着プレート33は、放電ガイド部3と同様にアース(図示しない)に接続されている。
上記の構成により、電圧供給部15に接続した放電部2及び荷電部4は、それぞれ供給される放電電圧(10.5kVに設定)及び反発電圧(11.5kV)によってプラスの電荷が与えられた状態にあり、一方、それぞれアースに接続された放電ガイド部3及び吸着部5は相対的にマイナスの状態になっている。これにより、コロナ放電100によってプラスに荷電された微粒子103はマイナスの電極側に引き寄せられ、特に吸着プレート33によって吸着される。なお、放電ガイド部3及び吸着部5は、アースに接続しているため、捕集された微粒子103の電位はそのまま地表に逃げるため、電気集塵器1に電荷が蓄積されることがない。
なお、放電プレート16及び荷電プレート29に対してそれぞれ放電電圧及び反発電圧を供給するために利用される放電軸受部7及び荷電軸27は、ハウジング11に対して電気的に絶縁状態とするために、ガラス繊維を含有したエンジニアリングプラスチックによって構成されている。さらに、係る放電軸受部7及び荷電軸27は、図5に主に示すように、ラビリンス構造を呈して形成されている。そのため、放電軸受部7または荷電軸27とハウジング11との間に水や不純物などの電気を通し易い物質が侵入することを防ぎ、電気集塵器1を稼働状態としたときに、放電軸受部7等とハウジング11との間で漏電が発生することがない。なお、放電軸6には、放電軸受部7と当接する軸周にベアリング(図示しない)が設けられ、駆動制御部20によって回転している間でも放電プレート16に対して放電電圧を供給することができるようになっている。
加えて、本実施形態の電気集麈器1は、放電プレート16の放電面24及び吸着プレート33の吸着面32に吸着または捕集された微粒子103を物理的に除去するための洗浄装置35を備えている。さらに詳細に説明すると、洗浄装置35は、空気通路10に架渡されるようにして設置された長手形状の洗浄装置本体36と、放電プレート16及び吸着プレート33の各面24,32に洗浄液104を噴射するための複数の噴射ノズル37とによって構成されている。ここで、噴射ノズル37は、略円板形状を呈する放電プレート16または吸着プレート33の円周方向の延長線上に設置され、互いに隣接する各プレート16,33の面24,32に対して同時に洗浄液104を噴射可能なように、二方向に洗浄液104を噴射する分配機能を有している。さらに、係る洗浄液104の噴射時には、放電プレート16及び吸着プレート33をそれぞれ回転させるための駆動が駆動制御部20によって行われている。ここで、洗浄装置35が本発明における洗浄液噴射手段に相当し、駆動制御部20が本発明における洗浄回転制御手段に相当する。
次に、本実施形態の電気集塵器1の使用方法について説明する。まず、気流発生部14を稼働させ、ファン駆動モータ13によって回転ファン12を回転させる。そして、駆動制御部20を制御し、放電軸6及び吸着軸30を回転させ、放電プレート16及び吸着プレート33を空気通路10で回転させる。ここで、回転ファン12の回転により、空気通路10内に気流が発生し、吸気口8から汚染空気101が吸込まれる。そして、フィルター部21によって大きな夾雑物が除去された後、さらに細かいミストなどの微粒子103を含む汚染空気101が空気通路10に導出される。その後、空気通路10の最上流側に相当する箇所に設けられた整流ガイド22に到達する。
ここで、吸込まれた汚染空気101は、その空気の乱れが一定ではなく、吸気口8では乱気流を生じることがある。また、一般に、空気は外側方向に向かって拡散するように流れる傾向が強い。そこで、本実施形態の電気集塵器1は、吸込んだ汚染空気101の流れを整える整流ガイド22を有し、空気通路10内を外側方向に向かって拡散することなく、安定した流れで放電部2及び放電ガイド部3まで導くことができる。これにより、空気通路10を遮るようにして配された放電部2及び放電ガイド部3まで汚染空気101が到達する。
そして、整流ガイド22を通過した汚染空気101は、放電部2の放電プレート16の放電面24及び放電ガイド部3の放電ガイド23の放電ガイド面25の間を通過する。このとき、放電部2の放電プレート16には、電圧供給部15から放電電圧(ここでは、10.5kV)が放電軸受部7及び放電軸6を介して供給されている。一方、放電ガイド部3の放電ガイド23は、ハウジング11を通してアース(図示しない)に接続されている。その結果、両面24,25の間では非常に大きな電位差を有した電界が形成されている。これにより、放電電圧が供給された放電プレート16の放電突起26からコロナ放電100が発生する。そして、この電界の間を通過する汚染空気101に含まれる微粒子103は、コロナ放電100に触れることにより、プラスに荷電される。このとき、放電プレート16は、放電軸6を軸心として所定の回転数(例えば、500rpm)で回転している。そのため、放電プレート16に突出して設けられた放電突起26から発生するコロナ放電100の位置及び対向する放電ガイド23の位置が相対的に逐次変化する。その結果、放電面24の複数箇所からコロナ放電100を発生させることが可能となり、微粒子103を荷電する場合の荷電効率が良好となる。さらに、コロナ放電100が一カ所で集中して発生することがないため、コロナ放電100による放電突起26の摩耗、劣化が生じることが少なくなり、放電プレート16を高寿命化することができる。なお、放電ガイド部3は、放電部2に対して相対的にマイナスの電荷を有しているため、プラスに荷電された微粒子103の一部は、放電ガイド面25に吸着し、捕集される。さらに、汚染空気101と接する放電プレート16にも、物理的に微粒子103が付着することがある。
一方、上述した放電ガイド面25または放電プレート16に捕集されたなった大部分の微粒子103は、放電部2及び放電ガイド部3の下流側に設けられた荷電部4及び吸着部5まで到達する。ここで、荷電部4の荷電プレート29は、軸支した荷電軸27が電圧供給部15と接続し、反発電圧(ここでは、11.5kV)が供給されている。そのため、放電部2等によってプラスに荷電された状態の微粒子103と電気的に同位となっている。そのため、微粒子103を荷電プレート29の荷電面28に近づかないようにする反発力がクーロン力によって作用する。その結果、微粒子103が荷電プレート29に接することがない。そして、荷電プレート29から反発した微粒子103は、荷電プレート29の荷電面28に対向して設けられた吸着面32を有する吸着プレート33に近づく。このとき、吸着プレート33は前述した放電ガイド部3と同様にアースに接続され、相対的にマイナスの電荷を生じている。そのため、微粒子103はクーロン力によって吸着プレート33の方向に引っ張られる。それから、吸着プレート33の吸着面32に捕集される。これにより、汚染空気101から微粒子103の除去が行われ、排気口9からは浄化された清浄空気102が排出される。
このとき、吸着プレート33は、駆動制御部20の駆動ベルト19に吸着軸30が連結され、空気通路10内で放電プレート16と同期して回転している。そのため、荷電プレート29によって反発した微粒子103がクーロン力によって吸引される吸着面32の位置が常に刻々変化している。
その結果、吸着プレート33の吸着面32に全面にわたって微粒子103を満遍なく捕集することができる。ここで、吸着面32に多量の微粒子103が付着し、一カ所に凝集すると、付着した微粒子103による吸引力の作用が低下することがある。しかしながら、本実施形態の電気集塵器1の吸着プレート33は、微粒子103を平均化して吸着することができるため、上述した一カ所に凝集した場合と比べ、クーロン力の低下の影響をそれほど受けることがない。さらに、吸着面32に捕集された微粒子103は、吸着プレート33の回転によって回転円周方向に向かう遠心力を受けている。そのため、微粒子103は、周囲の微粒子等とともに、円周端に向かって移動する。そして、吸着面32に対する吸着力に抗して、上述の遠心力が強く作用するようになると、吸着面32から微粒子103が飛散する。このとき、微粒子103は吸着面32の周囲の微粒子等と一緒になって、捕集された状態よりも重量及びサイズが増大している。その結果、再び、浄化された清浄空気102とともに浮遊することが困難であり、重力に従って空気通路10の底壁に向かって落下する。そのため、清浄空気102に、微粒子103が混ざることがない。そのため、稼働状態であっても、吸着面32に吸着された微粒子103を形状的に除去することが可能であり、従来の電気集塵器と比して、長時間にわたって集塵部(吸着プレート33に相当)を清掃または交換することなく、稼働させることができる。そのため、長時間の稼働が求められる飲食店などの厨房に設置することが特に好適である。加えて、コロナ放電100を行う放電部2及び放電ガイド部3と、微粒子103の捕集を行う荷電部4及び吸着部5とを分離して空気通路10内に配置しているため、コロナ放電100によって荷電された微粒子103が放電ガイド23に直接付着し、クーロン力の作用を損なうことがない。その結果、長時間にわたって、大量の汚染空気101を処理することが可能となる。
加えて、本実施形態の電気集塵器1は、回転する放電プレート16及び吸着プレート33に対して洗浄液104を噴射可能な洗浄装置35を有している。これにより、洗浄液104の噴射によって放電プレート16の放電面24及び吸着プレート33の吸着面32に付着した微粒子103を除去することができる。なお、係る場合は電圧供給部15から放電電圧及び反発電圧が供給されることはない。しかしながら、駆動制御部20を介して放電軸6及び吸着軸30の回転が行われる。そのため、噴射ノズル37から噴射された洗浄液104は、噴射方向を変化させることなく、回転によって放電プレート16の放電面24及び吸着プレート33の吸着面32の全面にわたって洗浄液104を行き渡らせることができる。これにより、吸着面32等が洗浄され、捕集効率が低下した吸着プレート33を再び使用することができる。これにより、従来と比して、吸着プレート33の洗浄が簡易となる。さらに、本実施形態の電気集塵器1は、放電軸6を軸支する放電軸受部7及び荷電軸27が水などの侵入を防ぐラビリンス構造を呈して形成されている。その結果、上述した洗浄液104による洗浄作業の後、放電プレート16及び吸着プレート33を数分間空転させるだけで水切りが完了し、再び電気集塵器1を稼働させることができる。すなわち、従来は、一端、空気通路の中を洗浄した場合、水分を完全に乾燥させ、導通媒体の除去を確認した上でなければ、漏電等の危険性があって稼働させることができなかった。これに対し、本実施形態の電気集塵器1は、洗浄後の乾燥時間を多く取る必要がなく、さらに空気通路10内に水分が溜まった状態でも稼働が可能となる。そのため、湯気などの水分を多く含む厨房などでの利用に特に好適である。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の電気集塵器1において、放電プレート16及び吸着プレート33を一つの回転駆動モータ18及び駆動ベルト19によって協働して回転させるものを示したがこれに限定されるものではなく、変速ギアなどを設け、異なる回転をさせるものであってもよい。或いは、複数の回転駆動モータをそれぞれの軸6,34に接続し、各プレート16,33を独立して回転させるものであってもよい。これにより、荷電及び捕集に最適な回転数の微調整が可能となる。
さらに、電圧供給部15から供給される放電電圧及び反発電圧をそれぞれ10.5kV及び11.5kVに設定するものを示したが、勿論これに限定されるものではなく、微粒子103の荷電効率及び捕集効率に応じて適宜変更することが可能である。
以上のように、本発明にかかる電気集塵器は、工場から排出される産業廃ガス及び飲食店の厨房から排出されるミスト等を、コロナ放電を利用して清浄化することができる。特に、コンパクトな形状で製作可能であり、家庭用及び飲食店等の業務用に利用することに適している。

Claims (6)

  1. 微粒子を含む汚染空気を吸込む吸気口及び前記微粒子が除去された清浄空気を排出する排気口を連通する空気通路が内部に形成されたハウジングと、
    前記空気通路に気流を発生させ、前記汚染空気の吸気及び前記清浄空気の排出を行う気流発生手段と、
    前記空気通路に設けられ、コロナ放電によって前記汚染空気に含まれる前記微粒子を荷電する放電手段と、
    前記空気通路に設けられ、前記放電手段によって荷電された前記微粒子を、クーロン力を利用して捕集する捕集手段と、
    前記放電手段と接続し、前記コロナ放電を発生可能な放電電圧を供給する放電電圧供給手段と
    を具備する電気集塵器において、
    前記捕集手段は、
    前記空気通路の前記放電手段の下流側に設けられ、
    互いの荷電面を対向させた状態で取付けられた複数の荷電プレートを有し、前記放電手段によって荷電された前記微粒子を、クーロン力を利用して前記荷電面から反発させる荷電部と、
    吸着軸、及び略円板状を呈し、互いに隣接する前記荷電プレートの間に挿入され、前記荷電面に吸着面を近接させた複数の吸着プレートを有し、荷電された前記微粒子を、クーロン力を利用して前記吸着面に吸着させた捕集する吸着部と、
    前記吸着部の前記吸着軸を回転可能に軸支する吸着軸受部と、
    前記吸着軸と連結し、前記吸着軸を軸回転させ、前記吸着プレートを回転させる吸着プレート回転手段と
    を具備することを特徴とする電気集塵器。
  2. 前記放電手段は、
    放電軸、及び略円板状を呈し、互いの放電面を対向させた状態で前記放電軸の軸周に取設された複数の放電プレートを有する放電部と、
    前記放電部の前記放電軸を回転可能に軸支する放電軸受部と、
    前記放電軸と連結し、前記放電軸を軸回転させ、前記放電プレートを回転させる放電プレート回転手段と、
    互いに隣接する前記放電プレートの間に挿入され、前記放電面に放電ガイド面を近接させた複数の放電ガイドを有する放電ガイド部と
    を具備し、
    前記放電部は、
    前記放電電圧供給手段と電気的に接続され、前記放電プレート回転手段によって回転する前記放電プレートの前記放電面、及び前記放電ガイドの前記放電ガイド面の間で、前記コロナ放電を発生させ、前記放電面及び前記放電ガイド面の間を通過する前記汚染空気に含まれる前記微粒子を荷電することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電気集塵器。
  3. 前記放電部の前記放電軸受部、及び前記荷電部の前記荷電プレートを支持する荷電軸の少なくともいずれか一方は、
    ガラス繊維を含有し、耐熱防炎性及び前記ハウジングに対する電気絶縁性を備えるエンジニアリングプラスチック素材が利用されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電気集塵器。
  4. 前記放電軸及び前記荷電部の前記荷電プレートを支持する荷電軸の少なくともいずれか一方は、
    水を含む導通媒体の侵入を防ぐラビリンス構造を呈して構成されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電気集塵器。
  5. 前記気流発生手段によって前記吸気口から吸込まれた前記汚染空気を分流し、前記放電部まで整流して導出する整流ガイドをさらに具備することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の電気集塵器。
  6. 前記放電プレートの前記放電面及び前記吸着プレートの前記吸着面の少なくともいずれか一方に対し、洗浄液を噴射する洗浄液噴射手段と、
    前記洗浄液噴射手段による前記洗浄液の噴射時に、前記放電プレート及び前記吸着プレートの少なくともいずれか一方を回転させる洗浄回転制御手段と
    をさらに具備することを特徴とする請求の範囲第2項に記載の電気集塵器。
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