JP2008173618A - オイルミスト捕集装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルミスト捕集装置を提供する。
【解決手段】加工機械の作動により生じたオイルミスト入り空気を流入可能に管状に形成される流入部と、高電圧を生じさせて荷電/予備凝集部に与えるための高電圧発生部と、筐体により外部と気密になり、高電圧発生部の陽極に接続される放電素子及び接地素子と高電圧発生部の陰極に接続される放電素子及び接地素子とにより構成され、高電圧の印加時にプラズマを形成し、これを用いて空気中に含まれているオイルミストの表面を+または−に荷電させて一部を凝集させる荷電/予備凝集部と、荷電/予備凝集部を通過して表面が荷電され、一部凝集した空気を高速にて強制回転させることにより遠心力及び慣性衝突力によりオイルミストを空気中から分離して落下させるミスト捕集部と、ミスト捕集部によりオイルミストが分離されて清浄化した空気を排気し、オイルミスト捕集装置の全体空気流に動力を与えるためのファンを備えると共に、管状に形成される排気部と、を備えてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、オイルミスト捕集装置に係り、さらに詳しくは、加工機械の作動時に生じるオイルミストを容易に捕集するためのオイルミスト捕集装置に関する。具体的に、本発明は、加工機械の作動時に生じるオイルミストを高電圧放電を用いて荷電/凝集させ、荷電/凝集したオイルミストを強力な回転に適用させて捕集するオイルミスト捕集装置に関する。
通常、金属、プラスチックなどの切削、研削及び洗浄などの加工工程を行う機械加工においては、冷却油及び切削油などを過量用いているが、実際には、使用された冷却油及び切削油のごく一部だけが冷却用途として用いられ、残りのほとんどは空気中に飛び散ってオイルミストを形成する。
このようにして生じたオイルミストは極めて微細なものであるために発生の有無を確かめ難く、機械加工を行う作業者が自分も知らないうちにこれを吸い込んでしまうことになるが、このようなオイルミストの吸入は作業効率を低下させるだけではなく、酷い場合には作業者の身体に致命的な影響を及ぼすこともあり、オイルミストが機械装置または製品などに付着して影響を及ぼすこともある。
これにより、機械加工を行うほとんどの作業場においては、オイルミストを捕集するための捕集装置を別設して用いることを余儀なくされる。
このような用途として用いられるオイルミスト捕集装置のうち、最も汎用されているものが繊維状のフィルターを用いるろ過捕集装置であり、このろ過捕集装置は、オイルミストにより汚れた気体、すなわち、空気を繊維状のフィルターによりろ過させることによりオイルミストは分離して捕集し、浄化された空気は排出する装置である。
しかしながら、繊維状のフィルターを用いるろ過捕集装置は取り付けが簡便であり、投資コストなどが安価であるというメリットがあるのに対し、繊維状のフィルターを周期的に交換することを余儀なくされるという短所があり、繊維状のフィルターの頻繁な目詰まりによりフィルターを通過する空気の流量を一定に保ち難いだけではなく、フィルターの交換にかかる費用が高く、しかも、交換される繊維状のフィルターが産業廃棄物として扱われるため、これに対する処理もまた問題点として指摘されている。
このように、繊維状のフィルターを用いることによるろ過捕集装置の短所を越える普遍的な捕集装置として用いられるものが、オイルミストを放電部の陽極に荷電し、これによる静電誘導現象を用いて捕集する電気捕集装置である。
しかしながら、電気捕集装置もまた、取り付け初期のオイルミストの捕集効率には優れているが、電気集塵のためのスパークにより放電部を構成する構成要素そのものが損傷するという状況が頻繁に起こるために耐久性に劣るという短所があり、オイルミストを捕集する集塵電極部が汚れ易く、この汚れた集塵電極部により前記オイルミストの捕集効率が格段に低下するという問題点が指摘されている。
また、汚れた集塵電極部の捕集効率を高めるためのメンテナンスを行い続ける必要があるが、このようにしてメンテナンスを行うとしても、捕集効率は低下する一方であるという問題点もあり、本発明の対象となるオイルミストのように液状の汚染物質に対しては気体状の汚染物質に比べて捕集効率に劣るという問題点もある。
なお、加工機械作業場において生じるオイルミストを捕集する上で使用可能な種々の技術が先行特許文献に開示されている。例えば、下記の特許文献1には、中央部に繊維状のメディア付き多段予備フィルターを持つミスト捕集器が示してある。
また、ろ過用のフィルター付き構成要素を振り払うようにすることにより、フィルターの目詰まり現象を低減可能にした循環装置が提案されている(例えば、下記の特許文献2参照)。
さらに、加工機械において生じる切削油や冷却油のオイルミスト除去用として講じられたものではないが、これに応用可能な類似技術も特許上の先行技術として多数見られるが、例えば、下記の特許文献3には、各種のペイント噴射作業時の過度噴射により生じるミストを水状オイルエマルジョンを用いて接触除去することによりペイント噴射時に発生するペイントオイルミストを除去するための除去システムが示してある。
さらにまた、下記の特許文献4には、空気中の微細な油滴、いわゆるブルースモークを除去するためのものとして、多数のフィルターリング段階を経てアスファルト工事時に生じるオイルミストを含むブルースモークを浄化する捕集システムが示してある。
しかしながら、これらの先行技術のほとんどは、依然としてフィルターを用いることから、フィルターを周期的に交換しなければならず、流量の調節が容易でないほか、フィルターの交換費が高く、2次産業の副産物として廃フィルターを生じさせるという短所がある、液状の汚染物質を捕集・浄化させる効率に劣る、設備自体が複雑であり、維持/運転が容易ではなく、高いコストがかかる、実際の実現の有無が疑問視される、などの問題点のうちいずれか1以上の問題点を依然として抱えていた。
アメリカ特許第6、007、608号公報 アメリカ特許第6、267、794号公報 アメリカ特許第7、077、740号公報 アメリカ特許第6、923、851号公報
本発明は、上記の如き従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、空気の流れを妨げるフィルターを用いないことから、流量の調節が容易であり、フィルターの交換費が不要になり、廃フィルターを生じることがないほか、設備が簡単であり、取り付け及び維持/運転コストが安価であり、液状の汚染物質を浄化する効果に優れたオイルミスト捕集装置を提供することにある。
このための本発明は、加工機械の作動により生じたオイルミスト入り空気を流入可能に管状に形成される流入部と、高電圧を生じさせて荷電/予備凝集部に与えるための高電圧発生部と、筐体により外部と気密になり、高電圧発生部の陽極に接続される放電素子及び接地素子と高電圧発生部の陰極に接続される放電素子及び接地素子とにより構成され、高電圧の印加時にプラズマを形成し、これを用いて空気中に含まれているオイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させて一部を凝集させる荷電/予備凝集部と、荷電/予備凝集部を通過して表面が荷電され、一部凝集した空気を高速にて強制回転させることにより遠心力及び慣性衝突力によりオイルミストを空気中から分離して落下させるミスト捕集部と、ミスト捕集部によりオイルミストが分離されて清浄化した空気を排気し、オイルミスト捕集装置の全体空気流に動力を与えるためのファンを備えると共に、管状に形成される排気部と、を備えてなることを特徴とするオイルミスト捕集装置を提供する。
本発明の他の目的及び長所は、後述する本発明の実施例により明らかになる。また、本発明の目的及び長所は特許請求範囲に記載の手段及び組み合わせにより実現される。
本発明は、加工機械の作動時に生じるオイルミストを高電圧放電を用いて荷電/凝集させ、荷電/凝集したオイルミストを強力な回転に適用させて捕集するオイルミスト捕集装置に関し、12kVの高電圧を用いてオイルミストの表面を陽極または陰極に荷電させ、予備凝集させ、予備凝集によりある程度大きくなったオイルミストを高速回転により凝集及び捕集して空気から分離させた後、捕集されたオイルミストは自然落下により下部に排出してオイルミストの除去された清潔な空気だけを排出可能にしたオイルミスト捕集装置に関する。
具体的に、本発明のオイルミスト捕集装置は、加工機械の作動により生じたオイルミスト入り空気を流入可能に管状に形成される流入部と、高電圧を生じさせるための高電圧発生部と、
高電圧発生部と電気的に接続され、流入部とミスト捕集部との間で外部と気密になり、高電圧発生部の陽極に接続される放電素子及び接地素子と高電圧発生部の陰極に接続される放電素子及び接地素子とにより構成され、高電圧の印加時にプラズマを形成することにより、オイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させて一部を凝集させる荷電/予備凝集部と、荷電/予備凝集部から伝達された空気を強制回転させることにより発生する遠心力及び慣性衝突力によりオイルミストを空気中から分離して落下させるミスト捕集部と、ミスト捕集部によりオイルミストが分離されて清浄化した空気を排気するためのファンを備える排気部と、を備えてなる。
前記予備荷電/凝集部は、ワイヤープレートタイプ製であり、陽極と陰極が交互に同時に与えられることにより、捕集したいオイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させることになる。
本発明においては、陰極と陽極に隙間を形成し、プラズマ電圧を印加することによりプラズマを形成し、これを用いて捕集したいオイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させているが、このようにプラズマを用いる方法は、直接的にオイルミストの表面に電気力を用いて荷電させる代わりに、先ず、プラズマを形成し、この形成されたプラズマを用いてオイルミストを間接的に荷電させる方法であって、人体に有害な物質とされるオゾンをほとんど生成しない方法であるといわれている。
一方、本発明によるオイルミスト捕集装置は、前記オイルミスト捕集部により強制回転される気流の回転数を測定するための回転数測定部と、前記オイルミスト捕集部に流れ込む流体の流量を測定するための流量測定部と、をさらに備えることが好ましい。
このような構成を有する本発明によるオイルミスト捕集装置は、オイルミストを凝集してこれを回転させ、慣性衝突力を用いて捕集することにより、捕集効率を極大化できる一方で、このオイルミスト捕集装置を半永久的に使用することができる。また、予備荷電/凝集部及びオイルミスト捕集部は気体または液体を対象とするので、汎用性に優れている。
本発明によれば、加工機械の作動により生じたオイルミスト入り空気を流入可能に管状に形成される流入部10と、高電圧を生じさせて荷電/予備凝集部30に与えるための高電圧発生部20と、筐体31により外部と気密になり、高電圧発生部20の陽極に接続される放電素子32及び接地素子33と高電圧発生部20の陰極に接続される放電素子32及び接地素子33とにより構成され、高電圧の印加時にプラズマを形成し、これを用いて空気中に含まれているオイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させて一部を凝集させる荷電/予備凝集部30と、荷電/予備凝集部30を通過して表面が荷電され、一部凝集した空気を高速にて強制回転させることにより遠心力及び慣性衝突力によりオイルミストを空気中から分離して落下させるミスト捕集部40と、ミスト捕集部40によりオイルミストが分離されて清浄化した空気を排気し、オイルミスト捕集装置の全体空気流に動力を与えるためのファン51を備えると共に、管状に形成される排気部50と、を備えてなることを特徴とするオイルミスト捕集装置が得られる。
本発明によれば、空気の流れを妨げるフィルターを用いないことから、流量の調節が容易であり、フィルターの交換費が不要になるほか、廃フィルターを生じることなく、設備が簡単であり、取り付け及び維持/運転費が安価であり、液状の汚染物質を浄化させる効果に優れたオイルミスト捕集装置が得られる。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。これに先立ち、この明細書及び請求範囲に使われている用語や単語は通常的または事前的な意味に限定して解釈されるものではなく、発明者は、自分の発明を最良な方法により説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則を踏まえて、本発明の技術的な思想に即する意味と概念として解釈されなければならない。
このため、この明細書に記載された実施例と図面に示す構成は本発明の最適な一実施形態に過ぎず、本発明の技術的な思想をいずれも表現するものではないため、本願出願時において、これらに代わりうる種々の均等物と変形例が実現可能であることを理解しなければならない。
また、本発明の各構成要素の具体的な材質や大きさ、電源の表示、付随する測定装置の具体的な種類など本発明の技術的な思想と直接的な関係のないものは省略されており、このような省略により本発明の範囲が縮小されないということは当業者にとって自明である。
図1は、本発明の一実施形態によるオイルミスト捕集装置を示す構成図であり、図2は、図1のオイルミスト捕集装置の詳細構成図であり、図3A及び図3Bは、図1の予備荷電/凝集部を示す断面図であり、図4は、本発明によるオイルミスト捕集装置を用いて凝集したオイルミストの直径の分布を示すグラフであり、図5は、本発明によるオイルミスト捕集装置を用いたオイルミストの捕集効率を示すグラフである。
図1ないし図3に示すように、本発明によるオイルミスト捕集装置は、加工機械の作動により生じたオイルミスト入り空気を流入可能に管状に形成される流入部10と、高電圧を生じさせて荷電/予備凝集部30に与えるための高電圧発生部20と、筐体31により外部と気密になり、高電圧発生部20の陽極に接続される放電素子32及び接地素子33と高電圧発生部20の陰極に接続される放電素子32及び接地素子33とにより構成され、高電圧の印加時にプラズマを形成し、これを用いて空気中に含まれているオイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させて一部を凝集させる荷電/予備凝集部30と、荷電/予備凝集部30を通過して表面が荷電され、一部凝集した空気を高速にて強制回転させることにより遠心力及び慣性衝突力によりオイルミストを空気中から分離して落下させるミスト捕集部40と、ミスト捕集部40によりオイルミストが分離されて清浄化した空気を排気し、オイルミスト捕集装置の全体空気流に動力を与えるためのファン51を備えると共に、管状に形成される排気部50と、を備えてなる。
上記のような構成を有する本発明によるオイルミスト捕集装置は、先ず、流入部10を介してオイルミストに汚れた空気を流し込んだ後、流れ込んだ汚染空気を荷電/予備凝集部30に送り、荷電/予備凝集部30においては、高電圧発生部20から印加されたプラズマ電圧を用いてオイルミストの表面を荷電すると共に、電気力による引っ張り力により一部オイルミストを凝集する予備凝集を行った後、荷電及び予備凝集されたオイルミスト入り空気をミスト捕集部40に搬送して強力な回転力による遠心力及び慣性力の衝突によりミスト捕集部40の壁面に沿って捕集し、捕集されたオイルミストは重力によりミスト捕集部40の下部に排出してオイルミストが除去され、清浄化した空気は排気部50を介して排出する。
ここで、オイルミストにより汚れた空気が流入部10−荷電/予備凝集部30−ミスト捕集部40−排気部50を順次に搬送されるが、このときの動力は排気部50のファン51から与えられている。
本発明において、前記管状の流入部10は、作業室の形態または作業ブースの形態の加工機械作業空間から接続される換気管(図示せず)により接続される方式により構成され、作業空間内において生じるオイルミストを吸気可能に構成される。
本発明において、前記高電圧発生部20は、荷電/予備凝集部30に高電圧、特にプラズマを生じさせ得る12,000−24,000Vのプラズマ電圧を与えるものであり、直流、交流またはパルス電圧などプラズマ電圧を生じさせ得るものであれば特に限定されない。
本発明において、荷電/予備凝集部(30)には、図3Aに示すように、タングステンワイヤー製のワイヤープレートよりなる放電素子32と、放電素子とは反対となる極がミスト捕集装置ボディに接地される接地素子33とが組み付けられる。
ここで、放電素子32は、陰極と陽極に交互に接続し、接地素子33もまた陰極と陽極が交互に接地され、このため、このような放電素子32と接地素子33により構成される荷電/予備凝集部30は多数設けられる。
本発明において、このように多数の放電素子32と接地素子33を備える場合、接地素子33の間隔は27〜45mmにし、約36mmを保持することが好ましい。
また、本発明いおいて、荷電/予備凝集部30は、筐体31により外部と気密になり、これにより、装置の汚染による故障を低減することができ、電気装置が外部に露出することにより発生可能な感電事故などの危険を防止することができ、汚染空気と一緒に外部空気が流れ込んでオイルミストの濃度を落とすことにより発生可能なオイルミスト捕集効率の低下を予防することが可能になる。
このように、単一または多数に形成される本発明による荷電/予備凝集部30の放電素子32に高電圧発生部20から与えられていたプラズマ電圧が印加されると、放電素子32の周りにプラズマが形成され、この生成されたプラズマと汚染空気中に含まれているオイルミストとの間で電子が交換されてオイルミストの表面が(+)または(−)に荷電されるのである。
このような機構により荷電されたオイルミストはミスト捕集部40への搬送中に一部表面上の異なる荷電状態により互いに融合して予備凝集される効果も持つことになる。
荷電/予備凝集部30において表面荷電及び予備凝集されたオイルミストは、ミスト捕集部40に搬送され、ミスト捕集部40においては、搬送された荷電/予備凝集オイルミスト入り空気に強力な回転気流を適用して回転させることになる。
このとき、気流に沿って高速回転する空気上のオイルミストには遠心力によるミスト捕集部40の内部壁面との衝突力及びオイルミスト粒子相互間の慣性衝突力が働き、このような遠心力及び慣性衝突力により荷電/予備凝集部30において既にサブマイクロの微細粒子状態で予備凝集されたオイルミスト粒子はより大きな粒子として融合されて粗大粒子に成長した後、結果として、自重によりミスト捕集部40の壁面に沿って自由落下する。
このように凝集して自由落下した粗大なオイルミスト粒子はミスト捕集部40の下端に捕集され、オイルミストが分離されることにより清浄化した空気は排気部50を介して外部に排気される。
以上により、本発明によるオイルミスト捕集装置は、オイルミストを荷電させ、荷電されたオイルミストを凝集して前記オイルミストの直径をサブマイクロ微細粒子に拡大させた後、高速回転させることにより、遠心力及び慣性衝突力を用いて粗大化させ、自重による自由落下により容易に分離させる装置として定義することができる。
本発明において、前記ミスト捕集部40は、流体を高速回転可能な遠心分離機であることが好ましいが、場合によっては、汚染された空気をろ過させるフィルタなどを採用することができる。
一方、本発明によるオイルミスト捕集装置のオイルミスト捕集効率を高めてその運用を容易にするために、下記のような構成がさらに含まれる。
本発明によるオイルミスト捕集装置には、図2に示すように、ミスト捕集部40により強制回転される気流の回転数を測定するための回転数測定部60と、前記ミスト捕集部40に流れ込む流体の流量を測定するための流量測定部70と、を備えることができ、前記回転数測定部60としては、タコメータ(tachometer)を採用することができる。
このように、回転数測定部60を設け、回転数を測定することにより回転数の変化に応じてオイルミストが分離される度合いを正確に判断してこれを装置の利用に積極的に応用することによりオイルミスト捕集装置を効率よく運用することができる。
また、流量測定部24が設けられることにより、ミスト捕集部40に流れ込む流量をリアルタイムにて確認することができ、結果として、流量の変化に応じてオイルミストが分離される度合いを正確に判断することができる。
さらにまた、本発明によるオイルミスト捕集装置には、装置を一層効率よく運用すべく、前記汚染空気内のオイルミストの濃度を測定するための濃度測定部80と、空気の流速を測定するための流速測定部90と、をさらに備えることができる。
本発明において、前記濃度測定部80は、前記流入部10を通過する流体と前記排気部50を通過する流体の濃度を比較することができるので、本発明によるオイルミスト捕集装置の捕集効率を正確に確認することができる。
また、前記流速測定部90は、前記流入部10を通過する流体と前記排気部50を通過する流体の流速を測定し、流速の変化を測定することにより、オイルミスト入り汚染空気のオイルミスト分離の有無を確認することができる。
このような構成を有する本発明によるオイルミスト捕集装置のオイルミスト捕集効率を調べてみると、下記の通りである。
図4は、本発明によるオイルミスト捕集装置を用いて凝集したオイルミストの直径の分布を示すグラフである。
図4は、前記荷電/予備凝集部30を用いて凝集されたオイルミストの直径分布を確認した結果であり、(a)の場合は、0kVの電圧を、(b)の場合は11kVの電圧を、そして(c)の場合は12kVの電圧を前記荷電/予備凝集部30に与えた結果である。
試験の結果、高い電圧を与える場合、オイルミストの凝集が容易になることが確認でき、これにより、この実施形態によるオイルミスト捕集装置は、1μm以下の直径を持つオイルミストを効率よく凝集することができるということが分かる。
0.4μm以下の微細粒子はフィルター方式によっては全く捕集されないものであり、本発明においては、微細粒子の捕集効率を画期的に改善して97〜98%まで捕集できるということが分かる。
図5は、本発明によるオイルミスト捕集装置を用いたオイルミストの捕集効率を示すグラフである。
図5は、前記凝集されたオイルミストの直径によるオイルミストの捕集効率を示す結果であり、(d)の場合は0kVの電圧に荷電させてオイルミストを凝集したものであり、(e)の場合は12kVの電圧に、且つ、陽極のみを持つように荷電させてオイルミストを凝集したものであり、(f)の場合は12kVの電圧に、且つ、陰極のみを持つように荷電させてオイルミストを凝集したものであり、そして(g)の場合は、12kVの電圧に、且つ、陽極と陰極を併せ持つように荷電させてオイルミストを凝集したものである。
試験の結果、(g)の場合の方が捕集効率に最も優れており、このため、前記荷電/予備凝集部30は、前記オイルミストに陽極と陰極を同時に荷電させた方が効率的であることが分かる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。
本発明の一実施形態によるオイルミスト捕集装置を示す構成図、 図1のオイルミスト捕集装置の詳細構成図、 図3A及び図3Bは、図1の予備荷電/凝集部を示す断面図、 本発明によるオイルミスト捕集装置を用いて凝集したオイルミストの直径の分布を示すグラフ。 本発明によるオイルミスト捕集装置を用いたオイルミストの捕集効率を示すグラフ。
符号の説明
10 流入部
20 高電圧発生部
30 荷電/予備凝集部
40 ミスト捕集部
50 排気部

Claims (6)

  1. 加工機械の作動により生じたオイルミスト入り空気を流入可能に管状に形成される流入部(10)と、
    高電圧を生じさせて荷電/予備凝集部(30)に与えるための高電圧発生部(20)と、
    筐体(31)により外部と気密になり、高電圧発生部(20)の陽極に接続される放電素子(32)及び接地素子(33)と高電圧発生部(20)の陰極に接続される放電素子(32)及び接地素子(33)とにより構成され、高電圧の印加時にプラズマを形成し、これを用いて空気中に含まれているオイルミストの表面を(+)または(−)に荷電させて一部を凝集させる荷電/予備凝集部(30)と、
    荷電/予備凝集部(30)を通過して表面が荷電され、一部凝集した空気を高速にて強制回転させることにより遠心力及び慣性衝突力によりオイルミストを空気中から分離して落下させるミスト捕集部(40)と、
    ミスト捕集部(40)によりオイルミストが分離されて清浄化した空気を排気し、オイルミスト捕集装置の全体空気流に動力を与えるためのファン(51)を備えると共に、管状に形成される排気部(50)と、を備えてなることを特徴とするオイルミスト捕集装置。
  2. 高電圧発生部(20)は、荷電/予備凝集部(30)に12,000−24,000Vの高電圧プラズマ電圧を与えるものであり、直流、交流及びパルス電圧のうちいずれか1種を用いることを特徴とする請求項1に記載のオイルミスト捕集装置。
  3. 荷電/予備凝集部(30)には、タングステンワイヤー製のワイヤープレートよりなる放電素子(32)と、放電素子とは反対となる極がミスト捕集装置ボディに接地される接地素子(33)とが組み付けられることを特徴とする請求項1に記載のオイルミスト捕集装置。
  4. 前記放電素子(32)は陰極と陽極とが交互に接続され、かつ、接地素子(33)もまた陰極と陽極とが交互に接地されるように多数設けられ、このように多数の放電素子(32)と接地素子(33)が設けられる場合、接地素子(33)の間隔は27〜45mmに調整されることを特徴とする請求項1に記載のオイルミスト捕集装置。
  5. ミスト捕集部(40)は、流体を高速回転可能な遠心分離機であることを特徴とする請求項1に記載のオイルミスト捕集装置。
  6. ミスト捕集部(40)により強制回転される気流の回転数を測定するための回転数測定部(60)と、前記ミスト捕集部(40)に流れ込む流体の流量を測定するための流量測定部(70)と、装置を一層効率よく運用すべく、前記汚染空気内のオイルミストの濃度を測定するための濃度測定部(80)と、空気の流速を測定するための流速測定部(90)と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のオイルミスト捕集装置。
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