JPH07308599A - オイルミスト除去装置 - Google Patents
オイルミスト除去装置Info
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- JPH07308599A JPH07308599A JP12961794A JP12961794A JPH07308599A JP H07308599 A JPH07308599 A JP H07308599A JP 12961794 A JP12961794 A JP 12961794A JP 12961794 A JP12961794 A JP 12961794A JP H07308599 A JPH07308599 A JP H07308599A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠心衝突方式により捕捉できなかった小さい
粒子を捕捉するできるようにすると共に、メンテナンス
性の良いオイルミスト除去装置を提供する。 【構成】 遠心衝突方式の第1のオイルミスト除去部
で、大きい粒子のオイルミストを除去し、この第1のオ
イルミスト除去部で捕捉できなかった微細なオイルミス
トを第2のオイルミスト除去部の荷電部で帯電し、集塵
部で捕捉することができるために、大きいオイルミスト
及び微細なオイルミストを捕捉して除去することができ
る。また、第2のオイルミスト除去部で除去するオイル
ミスト量は微細なオイルミストのみであるために、集塵
部に吸着されるオイルミスト量が少なくなり、集塵部の
交換頻度を抑制することができる。
粒子を捕捉するできるようにすると共に、メンテナンス
性の良いオイルミスト除去装置を提供する。 【構成】 遠心衝突方式の第1のオイルミスト除去部
で、大きい粒子のオイルミストを除去し、この第1のオ
イルミスト除去部で捕捉できなかった微細なオイルミス
トを第2のオイルミスト除去部の荷電部で帯電し、集塵
部で捕捉することができるために、大きいオイルミスト
及び微細なオイルミストを捕捉して除去することができ
る。また、第2のオイルミスト除去部で除去するオイル
ミスト量は微細なオイルミストのみであるために、集塵
部に吸着されるオイルミスト量が少なくなり、集塵部の
交換頻度を抑制することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、旋盤や研削盤等の工
作機械から生じるオイルミストを含んだ空気から、この
オイルミストを捕捉して除去するためのオイルミスト除
去装置に関する。
作機械から生じるオイルミストを含んだ空気から、この
オイルミストを捕捉して除去するためのオイルミスト除
去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオイルミスト除去装置としては、
特開平5−60091号公報、特開平5−60092号
公報及び特開平5−60093号において遠心衝突凝集
方式のオイルミスト除去装置が開示されている。このオ
イルミスト除去装置は、ケーシング9内の一端部に吸い
込み部2を設け、また他端側に排気部3を設けて吸い込
み部2から排気部3に至るオイルミスト除去風路1を構
成する。
特開平5−60091号公報、特開平5−60092号
公報及び特開平5−60093号において遠心衝突凝集
方式のオイルミスト除去装置が開示されている。このオ
イルミスト除去装置は、ケーシング9内の一端部に吸い
込み部2を設け、また他端側に排気部3を設けて吸い込
み部2から排気部3に至るオイルミスト除去風路1を構
成する。
【0003】また、ケーシング9にはモータ11により
回転するモータ軸10が嵌挿してあり、複数のファン4
がこのモータ軸10に固定してある。また、ケーシング
9の内周壁24はファン4の遠心力でファン4の外周方
向に飛ばされるオイルミストの凝集物が衝突するための
オイルミスト捕捉部7となっている。さらに、ケーシン
グ9の内周壁24には螺旋状にオイル排出溝25が形成
してあり、このオイル排出溝25の端部は全内周にわた
って設けた環状溝25aと連通し、環状溝25aの最下
端部にケーシング9を貫通するように排出孔26が設け
られる。
回転するモータ軸10が嵌挿してあり、複数のファン4
がこのモータ軸10に固定してある。また、ケーシング
9の内周壁24はファン4の遠心力でファン4の外周方
向に飛ばされるオイルミストの凝集物が衝突するための
オイルミスト捕捉部7となっている。さらに、ケーシン
グ9の内周壁24には螺旋状にオイル排出溝25が形成
してあり、このオイル排出溝25の端部は全内周にわた
って設けた環状溝25aと連通し、環状溝25aの最下
端部にケーシング9を貫通するように排出孔26が設け
られる。
【0004】これによって、遠心力によってオイルミス
ト捕捉部7に衝突して捕捉されたオイルミストは螺旋状
のオイル排出溝25を伝わって環状溝25aを介して排
出孔26から外部に排出されるものである。
ト捕捉部7に衝突して捕捉されたオイルミストは螺旋状
のオイル排出溝25を伝わって環状溝25aを介して排
出孔26から外部に排出されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記遠
心衝突方式のオイルミスト除去装置においては、図2の
Aで示す領域(約0.8μm以上)のオイルミストに関
しては良好な除去能力を有するもので、通常90%程度
の除去能力を有するが、超微細なオイルミストは捕捉が
できないという問題点を有している。尚、この遠心衝突
方式の場合、オイルパンに収拾されたオイルを排気する
だけでよいため、メンテナンスの回数を抑制することが
できるという効果を有している。
心衝突方式のオイルミスト除去装置においては、図2の
Aで示す領域(約0.8μm以上)のオイルミストに関
しては良好な除去能力を有するもので、通常90%程度
の除去能力を有するが、超微細なオイルミストは捕捉が
できないという問題点を有している。尚、この遠心衝突
方式の場合、オイルパンに収拾されたオイルを排気する
だけでよいため、メンテナンスの回数を抑制することが
できるという効果を有している。
【0006】また、他の除去方法、例えばフィルター方
式の場合、微細なオイルミストの除去ができない、フィ
ルター交換を頻繁に行う必要がある等の問題を有してお
り、さらに電気集塵方式の場合、集塵部を頻繁に交換す
る必要が生じ、メンテナンス性が悪いという問題点を有
している。
式の場合、微細なオイルミストの除去ができない、フィ
ルター交換を頻繁に行う必要がある等の問題を有してお
り、さらに電気集塵方式の場合、集塵部を頻繁に交換す
る必要が生じ、メンテナンス性が悪いという問題点を有
している。
【0007】このために、この発明は、遠心衝突方式に
より捕捉できなかった小さい粒子を捕捉するできるよう
にすると共に、メンテナンス性の良いオイルミスト除去
装置を提供することにある。
より捕捉できなかった小さい粒子を捕捉するできるよう
にすると共に、メンテナンス性の良いオイルミスト除去
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明のオ
イルミスト除去装置は、オイルミストを含んだ空気を吸
入すると共にこの空気を外方に吹き出すファンと、この
ファンの外周を覆い前記外方に吹き出された空気が衝突
する外周壁と、前記ファンを回転させる電動機とを具備
している第1のオイルミスト除去部と、高圧電圧が印加
される放電電極及びこの放電電極に対向して設けられる
接地電極からなる荷電部と、所定の電位差を有する2つ
の電極が交互に配される集塵部とを具備している第2の
オイルミスト除去部とによって構成されることにある。
イルミスト除去装置は、オイルミストを含んだ空気を吸
入すると共にこの空気を外方に吹き出すファンと、この
ファンの外周を覆い前記外方に吹き出された空気が衝突
する外周壁と、前記ファンを回転させる電動機とを具備
している第1のオイルミスト除去部と、高圧電圧が印加
される放電電極及びこの放電電極に対向して設けられる
接地電極からなる荷電部と、所定の電位差を有する2つ
の電極が交互に配される集塵部とを具備している第2の
オイルミスト除去部とによって構成されることにある。
【0009】
【作用】したがって、この発明は、遠心衝突方式の第1
のオイルミスト除去部で、オイルミストを含んだ空気を
外周壁に衝突させることで図3のAの範囲で示される粒
子のオイルミストを除去することができ、この第1のオ
イルミスト除去部で捕捉できなかった図3のBの範囲で
示される微細なオイルミストを第2のオイルミスト除去
部の荷電部で帯電し、集塵部で捕捉することができるた
めに、大きいオイルミスト及び微細なオイルミストの捕
捉し除去することができる。また、第2のオイルミスト
除去部で除去するオイルミスト量は微細なオイルミスト
のみであるために、集塵部に吸着されるオイルミスト量
が少なくなり、集塵部の交換頻度を抑制することができ
る。
のオイルミスト除去部で、オイルミストを含んだ空気を
外周壁に衝突させることで図3のAの範囲で示される粒
子のオイルミストを除去することができ、この第1のオ
イルミスト除去部で捕捉できなかった図3のBの範囲で
示される微細なオイルミストを第2のオイルミスト除去
部の荷電部で帯電し、集塵部で捕捉することができるた
めに、大きいオイルミスト及び微細なオイルミストの捕
捉し除去することができる。また、第2のオイルミスト
除去部で除去するオイルミスト量は微細なオイルミスト
のみであるために、集塵部に吸着されるオイルミスト量
が少なくなり、集塵部の交換頻度を抑制することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
説明する。
【0011】図1及び図2に示すオイルミスト除去装置
1は、ケース2内に画成された吸入室3を有し、この吸
入室3には例えば旋盤や研削盤等の工作機械が配される
室とエアダクトを介して接続される吸入口4が開口して
いる。
1は、ケース2内に画成された吸入室3を有し、この吸
入室3には例えば旋盤や研削盤等の工作機械が配される
室とエアダクトを介して接続される吸入口4が開口して
いる。
【0012】また、前記ケース2内には、遠心衝突方式
の第1のオイルミスト除去部5と、電気集塵方式の第2
のオイルミスト除去部6とが設けられている。
の第1のオイルミスト除去部5と、電気集塵方式の第2
のオイルミスト除去部6とが設けられている。
【0013】第1のオイルミスト除去部5は、直流電動
機等のモータ7と、このモータ7の駆動軸8に固着され
て回転するファン9と、このファン9に隣接して次なる
ファン9に空気を導く固定ガイド羽根10と、これらフ
ァン9及び固定ガイド羽根10に周設された外周壁11
とによって構成される。また、前記外周壁11内に形成
された複数の室(本実施例では、第1及び第2の室)1
4,15の各々には、前記ファン9及び固定ガイド羽根
10が配され、最終段の室(本実施例では第3の室)1
6にはファン9のみが配されるもので、これら複数の室
14,15,16は、中央部分に形成された連通口17
で連通している。
機等のモータ7と、このモータ7の駆動軸8に固着され
て回転するファン9と、このファン9に隣接して次なる
ファン9に空気を導く固定ガイド羽根10と、これらフ
ァン9及び固定ガイド羽根10に周設された外周壁11
とによって構成される。また、前記外周壁11内に形成
された複数の室(本実施例では、第1及び第2の室)1
4,15の各々には、前記ファン9及び固定ガイド羽根
10が配され、最終段の室(本実施例では第3の室)1
6にはファン9のみが配されるもので、これら複数の室
14,15,16は、中央部分に形成された連通口17
で連通している。
【0014】前記ファン9は、駆動軸8に固着された背
面円板18と、中央部分に形成された空気取り込み口1
2と、径方向に放射状に配された羽根部19によって構
成されている。また、前記固定ガイド羽根10は、前記
複数の室14,15,16を仕切る仕切り壁20に固定
されたガイド羽根部21と、中央部分に形成されたガイ
ド口13とによって構成されている。
面円板18と、中央部分に形成された空気取り込み口1
2と、径方向に放射状に配された羽根部19によって構
成されている。また、前記固定ガイド羽根10は、前記
複数の室14,15,16を仕切る仕切り壁20に固定
されたガイド羽根部21と、中央部分に形成されたガイ
ド口13とによって構成されている。
【0015】また、前記最終段の室16には空気吹出口
24が形成され、次なる行程である第2のオイルミスト
除去部6と連通されるものである。
24が形成され、次なる行程である第2のオイルミスト
除去部6と連通されるものである。
【0016】前記吸入室3には、前記第1の室14内に
配されたファン9に形成の空気取り込み口12と対面す
る位置に形成された空気吸い込み口22の周囲を囲むよ
うにプレフィルター25が設けられ、さらに前記空気吸
い込み口22にもフィルター23が配されている。
配されたファン9に形成の空気取り込み口12と対面す
る位置に形成された空気吸い込み口22の周囲を囲むよ
うにプレフィルター25が設けられ、さらに前記空気吸
い込み口22にもフィルター23が配されている。
【0017】前記第2のオイルミスト除去部6は、前記
空気吹出口24と連通するボックス30と、このボック
ス30内に配された荷電部31と、集塵部32と、前記
ボックス30外に設けられた高圧電源33とによって構
成される。この荷電部31は、前記高圧電源33の高圧
側電極(例えば、10〜15KV)と接続される放電電
極34と、この放電電極34に対向して設けられた接地
電極35とによって構成され、さらに集塵部32は、前
記高圧電源の中圧側電極(例えば、5〜7KV)と接続
される第1電極36と、前記接地電極35と接続される
第2電極37が交互に配されて構成される。尚、前記ボ
ックス30には、前記吹出口24と連通する連通口30
aと、フィルター29を配した空気吹出口28が形成さ
れるものである。
空気吹出口24と連通するボックス30と、このボック
ス30内に配された荷電部31と、集塵部32と、前記
ボックス30外に設けられた高圧電源33とによって構
成される。この荷電部31は、前記高圧電源33の高圧
側電極(例えば、10〜15KV)と接続される放電電
極34と、この放電電極34に対向して設けられた接地
電極35とによって構成され、さらに集塵部32は、前
記高圧電源の中圧側電極(例えば、5〜7KV)と接続
される第1電極36と、前記接地電極35と接続される
第2電極37が交互に配されて構成される。尚、前記ボ
ックス30には、前記吹出口24と連通する連通口30
aと、フィルター29を配した空気吹出口28が形成さ
れるものである。
【0018】尚、本実施例においては第1電極36を高
圧電源と接続して強制的に電圧を印加するようにした
が、前記荷電部31と前記集塵部32の間にフロート電
極を配し、このフロート電極と第1電極36を接続して
も中圧電圧を得ることができる。また、第1の電極36
に電圧を印加せず、第2電極37と同様に接地すること
によっても、正電荷に帯電されたオイルミストを吸着で
きるものである。
圧電源と接続して強制的に電圧を印加するようにした
が、前記荷電部31と前記集塵部32の間にフロート電
極を配し、このフロート電極と第1電極36を接続して
も中圧電圧を得ることができる。また、第1の電極36
に電圧を印加せず、第2電極37と同様に接地すること
によっても、正電荷に帯電されたオイルミストを吸着で
きるものである。
【0019】以上の構成のオイルミスト除去装置1にお
いて、モータ7の稼働によって吸入口4から吸入室3内
に吸い込まれたオイルミスト及び粉塵を含んだ空気は、
プレフィルター25を通過することで大きな粉塵が取り
除かれ、さらにフィルター23を通過して粉塵が取り除
かれた後、第1のオイルミスト除去部5の第1の室14
内に配されたファン9の空気取り込み口12に吸い込ま
れる。
いて、モータ7の稼働によって吸入口4から吸入室3内
に吸い込まれたオイルミスト及び粉塵を含んだ空気は、
プレフィルター25を通過することで大きな粉塵が取り
除かれ、さらにフィルター23を通過して粉塵が取り除
かれた後、第1のオイルミスト除去部5の第1の室14
内に配されたファン9の空気取り込み口12に吸い込ま
れる。
【0020】この第1の室14に配されるファン9の空
気取り込み口12に吸い込まれた空気に含まれるオイル
ミストは、羽根部19に衝突して凝集し、さらにファン
9の遠心力によって外周壁11の内周壁面11aに衝突
して凝集し、質量を大きくして空気から分離して内周壁
面11aに付着する。この付着したオイルミストは、こ
の内周壁面11aに沿って下降し、外周壁11の下方に
形成された図示しないオイル排出口から外部に排出され
る。
気取り込み口12に吸い込まれた空気に含まれるオイル
ミストは、羽根部19に衝突して凝集し、さらにファン
9の遠心力によって外周壁11の内周壁面11aに衝突
して凝集し、質量を大きくして空気から分離して内周壁
面11aに付着する。この付着したオイルミストは、こ
の内周壁面11aに沿って下降し、外周壁11の下方に
形成された図示しないオイル排出口から外部に排出され
る。
【0021】前記第1の室14の内周壁面11aに衝突
した空気は、固定ガイド羽根10のガイド羽根部21に
沿って中央方向に迂回し、この固定ガイド羽根10のガ
イド口13から第2の室15内に配されたファン9の空
気取り込み口12に吸入される。以下、第1の室14内
で行われた動作が繰り返されて、オイルミストに含んだ
空気は、最終段の室16に配されたファン9の空気取り
込み口12に至り、このファン9によって外方に吹き出
されて最終段の室16の内周壁面11aにオイルミスト
を衝突させ、前記吹出口24から第2のオイルミスト除
去部6に至るものである。
した空気は、固定ガイド羽根10のガイド羽根部21に
沿って中央方向に迂回し、この固定ガイド羽根10のガ
イド口13から第2の室15内に配されたファン9の空
気取り込み口12に吸入される。以下、第1の室14内
で行われた動作が繰り返されて、オイルミストに含んだ
空気は、最終段の室16に配されたファン9の空気取り
込み口12に至り、このファン9によって外方に吹き出
されて最終段の室16の内周壁面11aにオイルミスト
を衝突させ、前記吹出口24から第2のオイルミスト除
去部6に至るものである。
【0022】これによって、第1のオイルミスト除去部
5において、図3のAで示す領域(0.8μm以上)の
オイルミストを捕捉して除去することができる。この第
1のオイルミスト除去部5で除去されるオイルミスト量
はオイルミスト全体の90%程度である。
5において、図3のAで示す領域(0.8μm以上)の
オイルミストを捕捉して除去することができる。この第
1のオイルミスト除去部5で除去されるオイルミスト量
はオイルミスト全体の90%程度である。
【0023】残りの微細な粒子のオイルミストを含んだ
空気は、吹出口24を介して第2のオイルミスト除去部
6に送られる。この第2のオイルミスト除去部6におい
て、先ず前記空気は、前記荷電部31の放電電極34と
接地電極35の間で発生するコロナ放電中を通過し、こ
の空気含まれるオイルミストは正電荷に帯電される。こ
の正電荷に帯電されたオイルミストは、集塵部32を通
過する時、中電圧が印加された第1電極36に反発する
と共に第2電極37に引き寄せられて、第2電極37に
吸着される。
空気は、吹出口24を介して第2のオイルミスト除去部
6に送られる。この第2のオイルミスト除去部6におい
て、先ず前記空気は、前記荷電部31の放電電極34と
接地電極35の間で発生するコロナ放電中を通過し、こ
の空気含まれるオイルミストは正電荷に帯電される。こ
の正電荷に帯電されたオイルミストは、集塵部32を通
過する時、中電圧が印加された第1電極36に反発する
と共に第2電極37に引き寄せられて、第2電極37に
吸着される。
【0024】これによって、第2のオイルミスト除去部
6においては、第1のオイルミスト除去部5で除去した
90%の残りの10%に相当する図3のBの領域(0.
8μm以下)で示す微細なオイルミストを捕捉して除去
することができるために、空気吹出口29から吹き出さ
れる空気には、オイルミストがほとんど除去されている
ものである。
6においては、第1のオイルミスト除去部5で除去した
90%の残りの10%に相当する図3のBの領域(0.
8μm以下)で示す微細なオイルミストを捕捉して除去
することができるために、空気吹出口29から吹き出さ
れる空気には、オイルミストがほとんど除去されている
ものである。
【0025】また、前記集塵部32において集塵される
オイルミスト量は、電気集塵方式のみの場合に比べて1
0%程度であることから、集塵部32の交換回数は10
分の1に抑制できるものである。
オイルミスト量は、電気集塵方式のみの場合に比べて1
0%程度であることから、集塵部32の交換回数は10
分の1に抑制できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、遠心衝突方式の第1のオイルミスト除去部で大きい
粒子のオイルミストを除去し、電気集塵方式の第2のオ
イルミスト除去部で微細なオイルミストを除去できるこ
とから、オイルミストの集塵能力を向上できると共に、
第2のオイルミスト除去部の集塵部の交換回数を低減で
きるために、装置自体のメンテナンス正を向上できるも
のである。
ば、遠心衝突方式の第1のオイルミスト除去部で大きい
粒子のオイルミストを除去し、電気集塵方式の第2のオ
イルミスト除去部で微細なオイルミストを除去できるこ
とから、オイルミストの集塵能力を向上できると共に、
第2のオイルミスト除去部の集塵部の交換回数を低減で
きるために、装置自体のメンテナンス正を向上できるも
のである。
【図1】本発明の実施例に係るオイルミスト除去装置の
構成を示した部分斜視図である。
構成を示した部分斜視図である。
【図2】本発明の実施例に係るオイルミスト除去装置の
構成を示した説明図である。
構成を示した説明図である。
【図3】オイルミストの粒子径と集塵量を示した説明図
である。
である。
1 オイルミスト除去装置 5 第1のオイルミスト除去部 6 第2のオイルミスト除去部 7 モータ 9 ファン 10 固定ガイド羽根 11 外周壁 25 プレフィルター 31 荷電部 32 集塵部 33 高圧電源 34 放電電極 35 接地電極 36 第1電極 37 第2電極
Claims (1)
- 【請求項1】 オイルミストを含んだ空気を吸入すると
共にこの空気を外方に吹き出すファンと、このファンの
外周を覆い前記外方に吹き出された空気が衝突する外周
壁と、前記ファンを回転させる電動機とを具備している
第1のオイルミスト除去部と、 高圧電圧が印加される放電電極及びこの放電電極に対向
して設けられる接地電極からなる荷電部と、所定の電位
差を有する2つの電極が交互に配される集塵部とを具備
している第2のオイルミスト除去部とによって構成され
ることを特徴とするオイルミスト除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12961794A JPH07308599A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | オイルミスト除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12961794A JPH07308599A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | オイルミスト除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07308599A true JPH07308599A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=15013904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12961794A Pending JPH07308599A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | オイルミスト除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07308599A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100344758B1 (ko) * | 2000-01-03 | 2002-07-20 | 한국기계연구원 | 오일 미스트 포집 장치 |
WO2005119020A1 (en) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Alfa Laval Corporate Ab | A device and a method for cleaning of a gas |
KR101020034B1 (ko) * | 2008-11-17 | 2011-03-09 | 그린비환경기술연구소 주식회사 | 음식점 악취 유적 처리장치 |
KR101310818B1 (ko) * | 2007-01-16 | 2013-09-25 | 김판점 | 오일미스트 포집장치 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP12961794A patent/JPH07308599A/ja active Pending
Cited By (9)
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