JPWO2005070341A1 - 眼内レンズ挿入装置及びそのカートリッジ - Google Patents

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    • A61F2/1664Instruments for inserting intraocular lenses into the eye for manual insertion during surgery, e.g. forceps-like instruments

Abstract

プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上げることによる眼内レンズの損傷を防止する確度を高くすることができる眼内レンズ挿入装置を提供する。眼内レンズ50が挿入される挿入口20と、眼内レンズ50が排出される排出口16と、挿入口20から排出口16へ貫通する貫通孔22と、挿入口20から挿入された眼内レンズ50を押圧して排出口16から排出するプランジャー68とを備え、貫通孔22にプランジャー68が侵入可能に形成された溝46を備えた。溝46を挿入口20から排出口16に向かって徐々に浅くなるように貫通孔22の内面に対して傾斜して形成した。

Description

本発明は、眼球の切開された創口から眼球内の水晶体嚢へ眼内レンズを挿入するための眼内レンズ挿入装置及びそのカートリッジに関する。
従来、眼球内の水晶体嚢へ眼内レンズを挿入するための眼内レンズ挿入(インジェクション)装置として、例えば、特許文献1に開示されるように、眼内レンズを押し出すためのプランジャーを有するハンドピースと、長手方向の中心線を有する貫通孔(内腔)を備えたカートリッジ(インジェクションカートリッジ)を備えたものが知られている。なお、前記カートリッジは、前記プランジャーが前記貫通孔を移動可能であるように、前記ハンドピース内に受容される。
前記プランジャーの先端部は、丸いノーズ部と、前記貫通孔の中心線に対して非対称にオフセットされているレンズ接触部分とを有する。そして、当該眼内レンズ挿入装置では、オフセットされたプランジャーの先端部が、プランジャーの先端部が下方に向かって、すなわち、カートリッジの貫通孔の底部に対して確実に付勢されるようになっている。このような下方への付勢によって、プランジャーの先端部が眼内レンズ(IOL)の上に乗り上がることが防止されるようになっている。なお、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上がってしまうと、プランジャーの先端部の周りが眼内レンズで包まれて、プランジャーで眼内レンズを押したときに眼内レンズが進まずにプランジャーの先端部のみが進んでしまい、眼内レンズを眼内に挿入することができない。
また、プランジャーの先端部のオフセットによって、眼内レンズのループ(ハプティックス;haptics)がプランジャーのロッド部とカートリッジの貫通孔との間に捕捉されにくくなっている。このため、眼内レンズのループが損傷したり、眼内レンズが貫通孔内を進むことを妨げられたりすることが防止される。
一方、特許文献2には、プランジャー(押し出し軸)の先端部に設けられるとともに眼内レンズ(眼内挿入用レンズ)と接触するレンズ接触部と、前記レンズ接触部を、眼内レンズを眼内に挿入するための挿入筒の内壁に押し付ける方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする眼内レンズ挿入装置が開示されている。そして、この眼内レンズ挿入装置は、所定の形状記憶特性を有する変形可能な弾性体で形成した光学部と、該光学部と同じ材料又は異種の材料で形成され前記光学部を眼内で支えるループ(支持部)からなる眼内レンズを、前記挿入筒と略同軸に設けたプランジャーを押し出し機構により前進移動させ、前記挿入筒の先端から眼内に押し出すものである。
当該眼内レンズ挿入装置によれば、レンズ接触部が眼内レンズの辺縁を乗り越えることにより発生する眼内レンズの傷や破損を防ぐことができ、より確実に眼内レンズを眼内に挿入することができる。
また、特許文献3には、細長い貫通孔の内壁(内腔)の全長を通じて連続した凹部を形成したカートリッジを備えた眼内レンズ挿入装置が開示されている。そして、この眼内レンズ挿入装置は、プランジャー(プランジャ・ロッド)の先端(係合ヘッド)がこの凹部に位置合わせされ、内壁の中を移動するようになっている。この眼内レンズ挿入装置によれば、凹部と眼内レンズの隙間にプランジャーの先端の一部が位置することで、眼内レンズがプランジャーの先端でしっかりと捕捉される。
特表2002−516709号公報 特開平11−113939号公報 WO02/074208国際公開パンフレット
しかしながら、前者の特許文献1に開示された技術では、プランジャーの先端部が、プランジャーのロッド部における長手方向の中心線に対して下方にオフセットされ、カートリッジに形成されている貫通孔の底部に対して下方に付勢することによって、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上がることによる眼内レンズの損傷を防止することとしているものの、カートリッジの貫通孔の底部に当接するプランジャーの先端角部のR寸法が眼内レンズの光学部の縁部の厚さ寸法より大きい場合には、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上がることによる眼内レンズの損傷を防止する確度が低下するという問題点があった。特に、眼内レンズの材料が、弾性材料又はゴム材料よりも粘着性が高い粘弾性材料の場合には、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上がりやすいという問題があった。
また、上記のように、プランジャーの先端部がカートリッジに形成されている貫通孔の底部に対して下方に付勢されているため、プランジャーが貫通孔内を移動するときにプランジャーの先端部と貫通孔の底部との摩擦によって塵埃が発生するという問題点があった。
また、特許文献2に開示された技術では、プランジャーの先端部に設けられるとともに眼内レンズと接触するレンズ接触部と、レンズ接触部を挿入筒の内壁に押し付ける方向に付勢する付勢手段を設けたことによって、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上がることによる眼内レンズの損傷を防止することとしているものの、前者の技術と同様に、挿入筒の内壁に当接するレンズ接触部の先端角部のR寸法が眼内レンズの光学部の縁部の厚さ寸法より大きい場合には、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上がることによる眼内レンズの損傷を防止する確度が低下するという問題点があった。また、上記のように、プランジャーのレンズ接触部が付勢手段によって挿入筒の内壁に押し付ける方向に付勢されているため、プランジャーが挿入筒内を移動するときにレンズ接触部と挿入筒内壁との摩擦によって塵埃が発生するという問題点があった。
さらに、特許文献3に開示された技術では、カートリッジの貫通孔の内壁の全長を通じて連続した凹部を形成し、凹部にプランジャーの先端の一部が位置することで、眼内レンズがプランジャーの先端でしっかりと捕捉されるようになっている。このような構成において、カートリッジの眼内レンズ挿入口側では貫通孔の断面が大きく、眼内レンズに作用する応力が小さく、眼内レンズが傷付く虞がない。ところが、眼内レンズ排出口側では貫通孔の断面が小さく、眼内レンズに作用する応力が大きくなる。したがって、眼内レンズ排出口側で凹部によって眼内レンズが傷付いてしまうという問題があった。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたもので、プランジャーで眼内レンズを眼球内の水晶体嚢へ挿入する際に、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上げることによる眼内レンズの損傷を防止する確度を高くすることができると共に、プランジャーが貫通孔内を移動する際にプランジャーの先端部と貫通孔との摩擦によって発生する塵埃を低減することができ、さらに、眼内レンズを傷付けることない眼内レンズ挿入装置及びそのカートリッジを提供することを目的とする。
前述の課題を解決するため、本発明に係る眼内レンズ挿入装置及びそのカートリッジは、次のような手段を採用する。
即ち、請求項1記載の発明の眼内レンズ挿入装置は、眼内レンズが挿入される挿入口と
、眼内レンズが排出される排出口と、前記挿入口から前記排出口へ貫通する貫通孔と、前記挿入口から挿入された眼内レンズを押圧して前記排出口から排出するプランジャーとを備えるとともに、前記貫通孔は前記プランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は前記挿入口から前記排出口に向かって徐々に浅くなるように前記貫通孔の内面に対して傾斜して形成されたことを特徴とする。
貫通孔はプランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は挿入口から排出口に向かって徐々に浅くなるように貫通孔の内面に対して傾斜して形成されているため、眼内レンズが挿入口から貫通孔に挿入されると眼内レンズは貫通孔の曲率に略一致して湾曲し、プランジャーが貫通孔に形成されている溝に侵入することにより、挿入口部ではプランジャーの先端の中心付近で眼内レンズの後端面を押圧することができて、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上げることによる眼内レンズの損傷を防止する確度を高くすることができる。また、溝は挿入口から排出口に向かって徐々に浅くなるように貫通孔の内面に対して傾斜して形成されているため、眼内レンズに作用する応力が大きい排出口側において、溝によって眼内レンズが傷付くことがない。
また、請求項2記載の眼内レンズ挿入装置は、請求項1において、前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記貫通孔の中央との間まで形成されたことを特徴とする。
溝は、前記挿入口から、挿入口と貫通孔の中央との間まで形成されたことにより、排出口においては溝が形成されておらず、眼内レンズに作用する応力が大きい排出口側において、溝によって眼内レンズが傷付くことが確実に防止される。
また、請求項3記載の眼内レンズ挿入装置は、請求項1において、前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記挿入口から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間まで形成されたことを特徴とする。
溝は、挿入口から、挿入口と挿入口から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間まで形成されているため、眼内レンズが挿入口から貫通孔に挿入されると眼内レンズは溝が形成されていない部位で貫通孔の曲率に略一致して湾曲してその状態が眼内レンズの剛性で保持されることにより、挿入口から貫通孔に眼内レンズを挿入する際に正常に眼内レンズが挿入されない場合に、眼内レンズが溝に落ち込むことを防止することができる。
また、請求項4記載の眼内レンズ挿入装置は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記挿入口において、前記溝の底面と前記貫通孔の内面との間に前記溝の底面から隙間を開けて前記プランジャーの先端の一側端が位置し、前記プランジャーの先端の他側端は前記貫通孔の内面より内側に位置するように構成されたことを特徴とする。
挿入口において、溝の底面と貫通孔の内面との間に前記溝の底面から隙間を開けてプランジャーの先端の一側端が位置し、前記プランジャーの先端の他側端は前記貫通孔の内面より内側に位置するように構成されているため、挿入口でプランジャーの先端が溝の底面と隙間を形成することができて、貫通孔のプランジャーが貫通孔内を移動する際にプランジャーの先端部と貫通孔とが摺動して発生する塵埃を低減することができる。
また、請求項5記載の眼内レンズ挿入装置は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記溝の幅は、前記貫通孔の内径よりも小さいことを特徴とする。
溝の幅は、貫通孔の内径よりも小さいので、挿入口から貫通孔に正常に挿入された眼内レンズが溝に落ち込んで眼内レンズの曲率に変化を生じさせることがない。
また、請求項6記載の眼内レンズ挿入装置は、請求項1〜5のいずれか1項において、眼内レンズが装填されるカートリッジと、このカートリッジを着脱自在に支持するとともに前記プランジャーを有するハンドピースとを備え、前記挿入口、前記排出口、前記貫通孔は前記カートリッジに設けられたことを特徴とする。
眼内レンズが装填されるカートリッジと、このカートリッジを着脱自在に支持するとともにプランジャーを有するハンドピースとを備え、挿入口、排出口、貫通孔はカートリッジに設けられたので、挿入口、排出口、貫通孔を備えたカートリッジをハンドピースと別体に構成することでカートリッジを使い捨てにすることができ、衛生的に優れる。
また、請求項7記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジは、眼内レンズが装填されるカートリッジと、このカートリッジを着脱自在に支持するとともに前記プランジャーを有するハンドピースとを備えた眼内レンズ挿入装置のカートリッジであって、眼内レンズが挿入される挿入口と、眼内レンズが排出される排出口と、前記挿入口から前記排出口へ貫通する貫通孔とを備えるとともに、前記貫通孔は前記プランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は前記挿入口から前記排出口に向かって徐々に浅くなるように前記貫通孔の内面に対して傾斜して形成されたことを特徴とする。
貫通孔はプランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は挿入口から排出口に向かって徐々に浅くなるように貫通孔の内面に対して傾斜して形成されているため、眼内レンズが挿入口から貫通孔に挿入されると眼内レンズは貫通孔の曲率に略一致して湾曲し、プランジャーが貫通孔に形成されている溝に侵入することにより、挿入口部ではプランジャーの先端の中心付近で眼内レンズの後端面を押圧することができて、プランジャーの先端部が眼内レンズの上に乗り上げることによる眼内レンズの損傷を防止する確度を高くすることができる。また、溝は挿入口から排出口に向かって徐々に浅くなるように貫通孔の内面に対して傾斜して形成されているため、眼内レンズに作用する応力が大きい排出口側において、溝によって眼内レンズが傷付くことがない。
また、請求項8記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジは、請求項7において、前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記貫通孔の中央との間まで形成されたことを特徴とする。
溝は、前記挿入口から、挿入口と貫通孔の中央との間まで形成されたことにより、排出口においては溝が形成されておらず、眼内レンズに作用する応力が大きい排出口側において、溝によって眼内レンズが傷付くことが確実に防止される。
また、請求項9記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジは、請求項7において、前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記挿入口から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間まで形成されたことを特徴とする。
溝は、挿入口から、挿入口と挿入口から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間まで形成されているため、眼内レンズが挿入口から貫通孔に挿入されると眼内レンズは溝が形成されていない部位で貫通孔の曲率に略一致して湾曲してその状態が眼内レンズの剛性で保持されることにより、挿入口から貫通孔に眼内レンズを挿入する際に正常に眼内レンズが挿入されない場合に、眼内レンズが溝に落ち込むことを防止することができる。
また、請求項10記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジは、請求項7〜9のいずれか1項において、前記挿入口において、前記溝の底面と前記貫通孔の内面との間に前記溝の底面から隙間を開けて前記プランジャーの先端の一側端が位置し、前記プランジャーの先端の他側端は前記貫通孔の内面より内側に位置するように構成されたことを特徴とする
挿入口において、溝の底面と貫通孔の内面との間に前記溝の底面から隙間を開けてプランジャーの先端の一側端が位置し、前記プランジャーの先端の他側端は前記貫通孔の内面より内側に位置するように構成されているため、挿入口でプランジャーの先端が溝の底面と隙間を形成することができて、貫通孔のプランジャーが貫通孔内を移動する際にプランジャーの先端部と貫通孔とが摺動して発生する塵埃を低減することができる。
さらに、請求項11記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジは、請求項7〜10のいずれか1項において、前記溝の幅は、前記貫通孔の内径よりも小さいことを特徴とする。
溝の幅は、貫通孔の内径よりも小さいので、挿入口から貫通孔に正常に挿入された眼内レンズが溝に落ち込んで眼内レンズの曲率に変化を生じさせることがない。
本発明に係る眼内レンズ挿入装置の一実施形態における眼内レンズ挿入装置のカートリッジを示す平面図である。 図1のカートリッジの断面図である。 図1のカートリッジの把持部を示す拡大図である。 図1のカートリッジの貫通孔の断面を示す斜視図である。 眼内レンズを示す平面図である。 眼内レンズ挿入装置のハンドピースを示す斜視図である。 図1のカートリッジと図6のハンドピースとを示す斜視図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。 図1のカートリッジを用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する図である。
以下、本発明に係る眼内レンズ挿入装置及びそのカートリッジの実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図18は、本発明に係る眼内レンズ挿入装置及びそのカートリッジの一実施形態を説明する図である。
図1〜図4は、本実施形態の眼内レンズ挿入装置のカートリッジ10を示す図である。図1(a)はカートリッジ10の上面図、図1(b)はカートリッジ10の側面図、図1(c)はカートリッジ10の前面図、図1(d)はカートリッジ10の後面図である。
カートリッジ10は、略長尺円筒状に形成されたカートリッジ本体12を備えている。カートリッジ本体12の先端部には、切開された眼球の創口へ挿入される挿入筒14が設けられている。挿入筒14の先端には、眼内レンズを外部に排出する排出口16が設けられている。排出口16は、挿入筒14の先端を斜めにカットした楕円状に形成され、この楕円状の排出口16の長軸は、前面視で挿入筒14の上端から反時計回り方向へ40〜50°回転した位置で挿入筒14と交差している。そして、排出口16は、その長軸が挿入筒14と交差した位置を先端として、この先端から後方に向けて傾斜している。挿入筒14の排出口16の長軸と交差する下側の部位には、挿入筒14の軸方向に後方が頂点となるように三角形状に切欠部18が形成されている。
カートリッジ本体12の後端部には、眼内レンズを挿入する挿入口20が形成されている。カートリッジ本体12には、挿入口20から挿入筒14内を通過して排出口16まで眼内レンズが移動可能に、挿入口20から排出口16へ貫通する貫通孔22が形成されている。また、カートリッジ本体12の後端部には、挿入口20から貫通孔22内へ鑷子で眼内レンズを挿入した後に貫通孔22から鑷子を抜くための切欠部24,26が、貫通孔22の上下方向に貫通して形成されている。また、カートリッジ本体12の後端部には、上端に平面部28が形成されている。
カートリッジ本体12の先端部と後端部との間の中間部は、挿入筒14の基端部からカートリッジ本体12の略中央まで後方が径大となるように円錐状に形成されている。カートリッジ本体12の中間部の上面には円筒部30が形成され、円筒部30の外面と貫通孔22の内面の距離、すなわち円筒部30の厚さは略一定となっている。円筒部30の左右には平面部32が形成されており、カートリッジ本体12の中間部の下面において、カートリッジ本体12の略中央から後方には平面部34が形成されている。
カートリッジ本体12の後端部の側面には、左右方向に板状に延びる翼部36,38が形成されている。翼部38の前後方向の略中央から後方において、翼部38の上面から上方に突出すると共にカートリッジ本体12の右面から右方に突出して段部40が形成されている。また、翼部36,38の端部には、上下方向に延びる把持部42,42が形成されている。
カートリッジ本体12の上面には、カートリッジ本体12の後端部の平面部28からカートリッジ本体12の中間部の円筒部30に亘って、表示M1が施されている。この表示M1は、眼内レンズを眼内レンズのループが共に外側に延びるように二重に折り曲げた平面形状を表示するものであって、眼内レンズの折曲部が右側となるように表示されている。翼部38の上面には、上記表示M1を縮小した形状の表示M2が施されている。翼部38の段部40の上面には、所定の文字等を表示する表示M3が施されている。
図2(a)は、図1(d)のA−A線断面図、図2(b)は、図1(d)のB−B線断面図である。
カートリッジ本体12の貫通孔22の右側面には、挿入口20後端から排出口16側に向かって、貫通孔22の内面まで傾斜している溝46が形成されている。溝46は、眼内レンズ挿入装置のハンドピースに設けられているプランジャーが侵入可能な形状で、挿入筒14の基端部後方に形成されている。溝46の底面46aは、挿入口20後端から貫通孔22の内面まで傾斜して形成されている。すなわち、溝46は挿入口20から排出口16に向かって徐々に浅くなるように貫通孔22の内面に対して傾斜して形成されている。なお、この溝46は、本実施例では挿
入口20から、挿入口20と貫通孔22の中央との間まで形成されている。
また、挿入口20後端において、溝46の底面46aと貫通孔22の内面との間に溝46の底面46aから隙間を開けてプランジャーの先端の一側端としての右側端が位置するように形成されている。そして、プランジャーの先端の他側端としての左側端は貫通孔22の内面より内側に位置するように構成されている。
溝46の2つの側面46b,46bは、貫通孔22の中心線に対して上下方向にそれぞれ等距離となる位置に、貫通孔22の中心線と略平行に形成されている。溝46の後端部において、溝46は、2つの側面46b,46b間が後端側に向かって幅広となるように傾斜して形成されている。また、溝46は、2つの側面46b,46b間の距離がプランジャーの上下方向の厚さよりも大きくなるように形成されている。また、挿入口20から貫通孔22に正常に挿入された眼内レンズが溝46に落ち込んで眼内レンズの曲率に変化を生じさせないように、溝46の2つの側面46b,46b間の距離、すなわち溝46の幅は、溝46が形成された部位における貫通口22の内径よりも小さく形成されている。
尚、本実施形態において、カートリッジ本体12の貫通孔22の右側面に形成されている溝46は、挿入筒14の基端部後方において、挿入口20後端から排出口16側に向かって貫通孔22の内面までの間に形成されているが、挿入口20後端から、貫通孔22に挿入された眼内レンズの中心が接する貫通孔22の内面までの間に形成することができる。すなわち、溝46は、貫通孔22の内面において、貫通孔22の中心線方向を基準とした眼内レンズの中央の位置までの間に形成してもよい。このように、挿入口20から、挿入口20と挿入口20から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間までに溝46を形成した場合には、挿入口20から挿入された眼内レンズが溝46に落ち込むことがない。
図3は、図1の把持部42の拡大図である。図3(a)は把持部42の上面図、図3(b)は把持部42の側面図である。左右の把持部42,42は、カートリッジ10を片手の親指先と人差指とで把持できるように形成されている。把持部42,42の左右外面は、指先の腹部の形状と略一致するように凹状に形成されている。また、把持部42,42の左右外面には、上下方向に複数の溝48が刻設されている。
図4は、カートリッジ本体12に形成されている貫通孔22の挿入口20と排出口16との間の断面形状を示す図である。カートリッジ本体12の後端部の挿入口20は、左右方向を長軸及び上下方向を短軸とする長円状に形成されている。カートリッジ本体12の挿入筒14の排出口16と挿入筒14の基端部との間の断面は円状に形成されている。挿入口20と挿入筒14の基端部との間の断面は、挿入口14の上端直線部が挿入筒14の基端部断面の上端に直線状に収束すると共に、挿入口14の下端直線部が挿入筒14の基端部断面の下端に直線状に収束するように長円状に形成されている。
尚、カートリッジ10の素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、フッ素樹脂等の樹脂等が挙げられる。
図5は、眼内レンズ50を示す図である。図5(a)は眼内レンズ50の正面図、図3(b)は眼内レンズ50の側面図である。眼内レンズ50は、扁平円状に形成され、眼球内において水晶体として機能する光学部52と、線状に形成された2本のループ54,54とから構成されている。2本のループ54,54は、光学部52の円周上の2箇所の対称部位からそれぞれ外側に向かって、光学部52の外周の曲率よりやや大きい曲率で光学部52の外周から離間しながら円弧状に延びている。尚、眼内レンズ50の素材としては、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ハイドロゲル等の二重に折り曲げることができる軟質材料が挙げられる。
図6は、眼内レンズ挿入装置のハンドピース60を示す図である。ハンドピース60は、長尺円筒状に形成されているハンドピース本体62と、ハンドピース本体62の内部にハンドピース本体62に対して進退可能に設けられている挿通部材64とから構成されている。挿通部材64は、円柱状に形成されハンドピース本体62と進退可能に係合する挿通部材本体66と、挿通部材本体66の前部に設けられカートリッジ10内に装填された眼内レンズ50をカートリッジ10の外部に排出するプランジャー68とから構成されている。なお、プランジャー68の先端部は、図15に示すように略平面に形成されている。
図7は、眼内レンズ挿入装置のハンドピース60とカートリッジ10とを示す図である。ハンドピース本体62には、カートリッジ10を案内する案内路72,72と、カートリッジ10の翼部36,38を着脱可能に係止する係止片74,74とが設けられている。
次に、本実施形態におけるカートリッジ10を用いた眼内レンズ挿入装置の使用方法及び動作について説明する。
最初に、図8に示すように、カートリッジ10の貫通孔22の内部に注入器82等で眼科用ヒアルロン酸製剤等の粘弾性物質を充填する。
次いで、図9に示すように、眼内レンズ50を収納して保管することができると共に眼内レンズ50を使用する際に眼内レンズ50を二重に折り曲げることができる機構を有する収納容器84等を用いて、ループ54,54が共に外側に延びるように眼内レンズ50を二重に折り曲げる。
次いで、図10に示すように、二重に折り曲げた眼内レンズ50を二重に折り曲げた状態を保持して鑷子88等で挟持する。
次いで、図11に示すように、カートリッジ10の先端部が手前となるように、かつ、カートリッジ10に表示されている眼内レンズ50の表示M1,M2が上となるようにカートリッジ10の左右の把持部42,42で把持する。
次いで、図12に示すように、鑷子88で挟持している眼内レンズ50の折曲部が右側となるようにして、眼内レンズ50を一方のループ54から挿入口20に挿入する。
次いで、図13に示すように、鑷子88で眼内レンズ50を挿入口20から貫通孔22内へ挿入して、眼内レンズ50を貫通孔22の内部に装填する。
次いで、図14に示すように、カートリッジ10の先端部が前側となるように、かつ、カートリッジ10に表示されている眼内レンズ50の表示M1,M2が上となるようにカートリッジ10の翼部36,38をハンドピース60の案内路72,72に載置し、カートリッジ10を前方に押圧して、ハンドピース60の係止片74,74にカートリッジ10の翼部36,38を係止する。
次いで、図15に示すように、ハンドピース60の挿通部材66をハンドピース本体62に対して前進させて、挿通部材66のプランジャー68の先端を眼内レンズ50の後端面に当接させる。尚、プランジャー68はカートリッジ10の溝46に侵入するため、プランジャー68の先端の右側端が眼内レンズ50の右端面の右方となるようにして、プランジャー68の先端の右端部が眼内レンズ50の後端面に当接する。また、プランジャー68が眼内レンズ50の後端面に当接するまでは、プランジャー68の先端の右側端が溝46の底面46aに当接することはない。尚、プランジャー68は、眼内レンズ50を排出口16に向けて押し出す過程で溝46の底面46aに当接し、貫通孔22内の右側面に付勢される。
次いで、図16に示すように、カートリッジ10の挿入筒14を排出口16が下方を向くように、切開した創口Iから眼球E内に挿入する。
次いで、図17に示すように、ハンドピース本体62を一方の手で固定して他方の手で挿通部材66を前進させ、眼内レンズ50を二重に折り曲げた状態で、眼球E内の水晶体嚢Cへの眼内レンズ50の挿入を開始する。
次いで、図18に示すように、眼内レンズ50が開く動きに合わせてハンドピース本体62を時計回り方向に回転させ、更に挿通部材66を前進させて、眼球E内の水晶体嚢Cへの眼内レンズ50の挿入を完了する。
以上、本実施形態によれば、眼内レンズ50が挿入される挿入口20と、眼内レンズ50が排出される排出口16と、挿入口20から排出口16へ貫通する貫通孔22と、挿入口20から挿入された眼内レンズ50を押圧して排出口16から排出するプランジャー68とを備えるとともに、貫通孔22はプランジャー68が侵入可能に形成された溝46を備え、この溝46は挿入口20から排出口16に向かって徐々に浅くなるように貫通孔22の内面に対して傾斜して形成されている。また、溝46は、挿入口20から、挿入口20と貫通孔22の中央との間まで形成されている。
貫通孔はプランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は挿入口から排出口に向かって徐々に浅くなるように貫通孔の内面に対して傾斜して形成されているため、眼内レンズ50が挿入口20から貫通孔22に挿入されると眼内レンズ50は貫通孔の曲率に略一致して湾曲し、プランジャー68が貫通孔22に形成されている溝46に侵入することにより、挿入口20部ではプランジャー68の先端の端部が眼内レンズ50の後端面に対して平行方向に外側に張り出すようにプランジャー68の先端の端部のより中心付近で眼内レンズ50の後端面を押圧することができて、プランジャー68の先端部が眼内レンズ50の上に乗り上げることによる眼内レンズ50の損傷を防止する確度を高くすることができる。また、溝46は挿入口20から排出口16に向かって徐々に浅くなるように貫通孔22の内面に対して傾斜して形成されているため、眼内レンズ50に作用する応力が大きい排出口16側において、溝46によって眼内レンズが傷付くことがない。
なお、溝46が、挿入口20から、挿入口20と挿入口20から挿入された眼内レンズ50の中央が接する位置との間まで形成された場合には、眼内レンズ50が挿入口20から貫通孔22に挿入されると眼内レンズ50は溝46が形成されていない部位で貫通孔22の曲率に略一致して湾曲してその状態が眼内レンズ50の剛性で保持されることにより、挿入口20から貫通孔22に眼内レンズ50を挿入する際に正常に眼内レンズ50が挿入されない場合に、眼内レンズ50が溝46に落ち込むことを防止することができる。さらに、眼内レンズ50に作用する応力が大きい排出口16側において、溝46によって眼内レンズ50が傷付くことが確実に防止される。
また、挿入口20において、溝46の底面46aと貫通孔22の内面との間に溝46の底面46aから隙間を開けてプランジャー68の先端の一側端が位置し、プランジャー68の先端の他側端は貫通孔22の内面より内側に位置するように構成されているため、挿入口20でプランジャー68の先端が溝46の底面46aと隙間を形成することができて、プランジャー68が貫通孔22内を移動する際にプランジャー68の先端部と貫通孔22とが摺動して発生する塵埃を低減することができる。
また、溝46の幅は、貫通孔22の内径よりも小さいので、挿入口20から貫通孔22に正常に挿入された眼内レンズ50が溝46に落ち込んで眼内レンズ50の曲率に変化を生じさせることがない。
また、眼内レンズ50が装填されるカートリッジ10と、このカートリッジ10を着脱自在に支持するとともにプランジャー68を有するハンドピース60とを備え、挿入口20、排出口16、貫通孔22はカートリッジ10に設けられたので、挿入口20、排出口16、貫通孔22を備えたカートリッジ10をハンドピース60と別体に構成することでカートリッジ10を使い捨てにすることができ、衛生的に優れる。
また、本発明の実施態様では、プランジャー68の先端部が略平面に構成されており、例えば特許文献3に開示された発明のように、プランジャーの先端の一部が眼内レンズの下に潜り込んでいないため、排出口16付近の内口断面積をより小さくすることができる。したがって、排出口16の外径を小さくすることができ、眼球への切開創をより小さくして患者への負担を軽減することができる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、カートリッジとハンドピースが着脱可能な構成となっている眼内レンズ挿入装置の一例を示したが、本発明は、カートリッジとハンドピースが一体であって着脱できない構成となっている眼内レンズ挿入装置にも適用することができる。

Claims (11)

  1. 眼内レンズが挿入される挿入口と、眼内レンズが排出される排出口と、前記挿入口から前記排出口へ貫通する貫通孔と、前記挿入口から挿入された眼内レンズを押圧して前記排出口から排出するプランジャーとを備えるとともに、前記貫通孔は前記プランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は前記挿入口から前記排出口に向かって徐々に浅くなるように前記貫通孔の内面に対して傾斜して形成されたことを特徴とする眼内レンズ挿入装置。
  2. 前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記貫通孔の中央との間まで形成されたことを特徴とする請求項1記載の眼内レンズ挿入装置。
  3. 前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記挿入口から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間まで形成されたことを特徴とする請求項1記載の眼内レンズ挿入装置。
  4. 前記挿入口において、前記溝の底面と前記貫通孔の内面との間に前記溝の底面から隙間を開けて前記プランジャーの先端の一側端が位置し、前記プランジャーの先端の他側端は前記貫通孔の内面より内側に位置するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼内レンズ挿入装置。
  5. 前記溝の幅は、前記貫通孔の内径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼内レンズ挿入装置。
  6. 眼内レンズが装填されるカートリッジと、このカートリッジを着脱自在に支持するとともに前記プランジャーを有するハンドピースとを備え、前記挿入口、前記排出口、前記貫通孔は前記カートリッジに設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼内レンズ挿入装置。
  7. 眼内レンズが装填されるカートリッジと、このカートリッジを着脱自在に支持するとともに前記プランジャーを有するハンドピースとを備えた眼内レンズ挿入装置のカートリッジであって、眼内レンズが挿入される挿入口と、眼内レンズが排出される排出口と、前記挿入口から前記排出口へ貫通する貫通孔とを備えるとともに、前記貫通孔は前記プランジャーが侵入可能に形成された溝を備え、この溝は前記挿入口から前記排出口に向かって徐々に浅くなるように前記貫通孔の内面に対して傾斜して形成されたことを特徴とする眼内レンズ挿入装置のカートリッジ。
  8. 前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記貫通孔の中央との間まで形成されたことを特徴とする請求項7記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジ。
  9. 前記溝は、前記挿入口から、前記挿入口と前記挿入口から挿入された眼内レンズの中央が接する位置との間まで形成されたことを特徴とする請求項7記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジ。
  10. 前記挿入口において、前記溝の底面と前記貫通孔の内面との間に前記溝の底面から隙間を開けて前記プランジャーの先端の一側端が位置し、前記プランジャーの先端の他側端は前記貫通孔の内面より内側に位置するように構成されたことを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジ。
  11. 前記溝の幅は、前記貫通孔の内径よりも小さいことを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の眼内レンズ挿入装置のカートリッジ。
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