JPWO2005038141A1 - 路面の付着物除去装置並びに路面の付着物除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リターン材からの粉砕物の除去効率を高めることができ、しかも粉砕物量の増減による影響も低減できる、路面の付着物除去装置並びに路面の付着物除去方法を提供する。【解決手段】 路面12に対して磁性体からなるショット材14を投射する投射手段15と、投射されたショット材14及び剥離した粉状の粉砕物16を含むリターン材17を真空吸引する吸引路18とを有する路面の付着物除去装置10において、吸引路18の出口側に第1の篩部材33が設けられ、リターン材17から分離されたショット材14を投射手段15に供給して繰り返し使用し、リターン材17から分離された粉状の粉砕物16を粉体排出口36を介して外部に排出する。

Description

本発明は、路面の付着物除去装置並びに路面の付着物除去方法に関する。詳しくは、ショット材と粉砕物とを篩い分けることによって、粉砕物の除去効率を高めようとした、路面の付着物除去装置並びに路面の付着物除去方法に係るものである。
従来、例えば道路表面には、樹脂製の塗料などを用いて横断歩道の指示表示線が描かれている。しかしこの指示表示線は、道路の新設、改良、再舗装などに伴って、描かれる場所を変更する必要があるため、付着物除去装置(ショットブラスト装置)を用いて消去される場合がある。例えば特開2002−363916号公報に記載の付着物除去装置は、道路表面に付着した付着物である指示表示線に対してショット材を投射する投射手段と、投射されたショット材及び剥離した粉状の付着物(粉状の粉砕物)を含むリターン材を吸引する吸引路とを有するものである。なお、吸引路を通過して分離室に回収されるリターン材中の付着物は、分離室の上部に設けられた吸引手段によって吸引除去され、残ったショット材は、分離室の下部に設けた投射手段に供給され、付着物の除去に繰り返し使用されている。
しかしながら、リターン材中の粉状の付着物は、分離室の上部に設けられた吸引手段によって吸引除去されるので、例えば付着物がショット材中に混在している場合、付着物の全てを除去できない恐れがある。特に、リターン材中の粉状の付着物量が多く吸引手段の回収能力を超える場合、上方から付着物を吸引して除去したのでは付着物の除去効率が低下する。これにより、分離室中の付着物の割合は、付着物除去装置の作業時間の経過に伴って増加するので、作業途中で装置を停止し分離室内の付着物を除去する必要性が生じ、作業効率が低下すると共に作業性も悪くなる。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、リターン材からの粉砕物の除去効率を高めることができ、しかも粉砕物量の増減による影響も低減できる、路面の付着物除去装置並びに路面の付着物除去方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の路面の付着物除去装置は、路面に対して固形物からなるショット材を投射する投射手段と、投射された前記ショット材及び該ショット材が投射されて路面から除去された粉状の粉砕物を含むリターン材を吸引する吸引手段を備える路面の付着物除去装置において、前記リターン材から前記ショット材を分離すると共に、分離された前記ショット材を前記投射手段へ供給するよう構成された分離手段を備え、該分離手段が、前記粉砕物を通す篩目を有して前記ショット材と前記粉砕物とを篩い分ける第1の篩部材を備える。
ここで、第1の篩部材を備えることによって、ショット材と粉砕物とを分離するので、例えば粉砕物がショット材中に混在している場合でも、粉砕物の除去を確実にかつ効率的に実施できる。
なお、ここでいう「路面」とは、例えば、コンクリート面、アスファルト面、煉瓦、その他のセラミックスのいずれか1又は2以上からなる路面を意味し、床面を意味する場合もある。また、「粉砕物」とは、例えば、樹脂製の塗料などを用いて路面に形成した横断歩道の指示表示線(白線)、車両通行区分、路側帯を表示する規制表示線、進行方向を示す指示線、被覆膜等の付着物や、路面を形成するコンクリート、アスファルト、煉瓦、その他のセラミックスのいずれか1又は2以上の粉砕された物を意味する。
また、本発明の路面の付着物除去方法は、路面に対して固形物からなるショット材を投射し、投射された前記ショット材及び該ショット材が投射されて路面から除去された粉状の粉砕物を含むリターン材を吸引する路面の付着物除去方法において、吸引された前記ショット材と前記粉砕物とを篩によって分離すると共に、分離された前記ショット材を路面に対して投射する。
ここで、ショット材と粉砕物とを篩によって分離することで、例えば粉砕物がショット材中に混在している場合でも、粉砕物の除去を確実にかつ効率的に実施できる。
本発明に係る路面の付着物除去装置は、リターン材からの粉砕物の除去効率を高めることができ、しかも粉砕物量の増減による影響も低減できる。
また、本発明に係る路面の付着物除去方法は、リターン材からの粉砕物の除去効率を高めることができ、しかも粉砕物量の増減による影響も低減できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は本発明の一実施の形態に係る路面の付着物除去装置の説明図、図2は同路面の付着物除去装置の篩部材の説明図、図3(A)及び図3(B)はそれぞれ同路面の付着物除去装置の振動手段の側断面図及び部分正面図、並びに図4は本発明を適用した路面の付着物除去装置に備わった分離室の他の実施形態を示す概略断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る路面の付着物除去装置(以下、単に付着物除去装置ともいう)10は、道路11の表面である路面12に付着した付着物13に対して、例えば粒径が1〜3mm程度の磁性体からなる鉄製のショット材14を投射する投射手段15と、投射されたショット材14及び剥離した例えば粒径が1mm未満の粉状の付着物(紛状の粉砕物の一例)16を含むリターン材17を真空吸引する吸引路18とを有するものである。なお路面12は、例えばアスファルト面又はコンクリート面等である。また付着物13は、例えば、薄い塗膜を形成するペイント式、塗料を70〜80℃程度に加熱して塗布し中程度の塗膜厚みを形成する加熱式、又は塗料を200℃程度に加熱して塗布し厚い塗膜厚みを形成する溶着式等により描かれた横断歩道の指示表示線(白線)である。以下、詳しく説明する。
図1に示すように、付着物除去装置10は、投射手段15及び吸引路18を載置し、前後に車輪19及び車輪20をそれぞれ備え、電動モータ21によって走行可能な搭載台車22を有している。これにより、付着物除去装置の移動が容易となる。
搭載台車22の一方側(進行方向64に対して後側)に配置された投射手段15は、路面12に対して斜め(例えば40〜70度)に設けられ、その上流側端部にショット材14の流入口23が設けられ、下流側端部にショット材14の投射口24が設けられたケーシング25を有している。この投射口24の断面形状は、例えば、幅5cm、奥行き30cm程度の長方形となっている。
また、投射手段15は、ケーシング25の上流側端部に配置され軸心を中心として放射状に設けられた複数枚の投射羽根を備える回転体(インペラ)26と、回転体26を軸心を中心として回転駆動させる電動モータ27とを有している。この電動モータ27は、プーリ(図示しない)及び回転軸28を介して、回転体26を回転可能にしている。また、回転体26の軸心部には羽根車(図示しない)が設けられ、この羽根車によってショット材14を回転体26の投射羽根に、必要な量だけ供給可能となっている。
これにより、投射口24の内部に供給されたショット材14は、回転体26の投射羽根の遠心力によって例えば50〜100m/秒の速度で路面12の付着物13に叩きつけられる。
搭載台車22の他方側(進行方向64に対して前側)に配置された吸引路18は、ショット材14が投射される路面12を中央にして投射口24と反対側に配置され、しかも路面12に対して斜め(例えば40〜70度)に設けられており、その上流側端部に吸引口29が設けられている。この吸引口29の断面形状は、例えば、幅10cm、奥行き30cm程度の長方形となっている。この吸引口29及び投射口24の下流側端部は、路面12と僅かな隙間(例えば、5〜10mm程度)をあけて設けられた開口部30で囲まれている。この開口部30の前側及び両側の周縁には磁石(図示しない)及びブラシ31が設けられ、後側には路面12を滑るように進む漏れ止め板32が設けられている。この漏れ止め板32は、ゴムで構成され、その形状が長方形となっている。なお、開口部30と路面12との間隔調整は、吸引口29及び投射口24に対して開口部30を上下動させたり、また開口部30に設けた磁石に例えば薄鋼板等を配置して行う。
このように、開口部30の周囲に設けられた磁石、ブラシ31、及び漏れ止め板32は、投射口24、吸引口29、及び路面12の処理する部分を囲んだ状態に配置されているので、投射口24から投射されたショット材14を外部へ漏らすことなく吸引口29を介して吸引路18へ送り込むことができる。
図1、図2に示すように、吸引路18の出口側には、内部に第1の篩部材33、第2の篩部材34が設けられたケーシング35が配置され、下方へ向かって縮径した下部に粉体排出口36が設けられた分離室37が接続されている。
この第1の篩部材33は、ケーシング35の内壁に例えば5〜30度程度傾斜して取付けられた、第1のスクリーン38、第2のスクリーン39を有している。なお、第1のスクリーン38の下流側であってその下方には、第2のスクリーン39が設けられている。また、平面視して、分離室37の内壁と第1のスクリーン38の下流側端部との間には隙間40が設けられ、この隙間40の下方に第2のスクリーン39の上流側端部が配置されている。この第1のスクリーン38、第2のスクリーン39は、共に篩目の大きさがショット材14の粒径より小さく、且つ粉状の付着物16の大きさより大きくなっており、ショット材14と粉状の付着物16とを分離可能なものである。ここで、第1のスクリーン38でリターン材17から分離できなかった残った粉状の付着物16は、第1のスクリーン38から流れ落ちた後、第2のスクリーン39上に落下して分離される。
また、第1の篩部材33は、第1のスクリーン38の下方に隙間を有して配置され、ケーシング35の内壁に設けられた傾斜板41を有している。この傾斜板41の一方側(側部)上方には、その長手方向に略等間隔で多数の噴出孔が設けられたノズル42が配置され、第1のスクリーン38によって分離され傾斜板41上に落下した粉状の付着物16を、ノズル42を介して吹き付けられる空気の流れ(気流)によって他方側に追いやることができる。この気流により、粉状の粉砕物の飛散を抑制でき、ショット材回収作業が容易となる。また、第1のスクリーンと第2のスクリーンの間に傾斜板が配置されているので、第1の篩部材をコンパクトにできる。
なお、傾斜板41の下流側端部は、ケーシング35の内壁と隙間43を有しており、この隙間43から落下した粉状の付着物16が、開口したケーシング35の下部から分離室37の下部に設けられた粉体排出口36を介して外部へ輩出される構成となっている。この粉体排出口36には、フレキシブルホース(ホースの一例)の一方側が接続され、このフレキシブルホースの下流側端部に真空集塵機(図示しない)が設けられている。これにより、粉体排出口36から排出される粉状の付着物16は、フレキシブルホースを介して真空集塵機に回収される。また、この真空集塵機の吸引作用により、リターン材17を吸引路18を介して真空吸引できる。これにより、回収可能な粉砕物量を多くでき、粉砕物の除去作業を効率的に実施できる。
第2の篩部材34は、第1のスクリーン38の上流側であって、第1のスクリーン38の上方に水平に配置され、篩目の大きさがショット材14の粒径より大きく、且つショット材14によって破砕された大型の破砕物(例えば、道路を構成する骨材等)の粒径(例えば、粒径が3mmを超える程度)より小さくなっており、リターン材17から破砕物を除去することができるものである。
図1、図2、図3(A)及び図3(B)に示すように、第1の篩部材33及び第2の篩部材34には、ケーシング35を介して振動手段44が取付けられている。
振動手段44は、ケーシング35の上面の幅方向両端部に固定ビス45で取付けられた2つの固定金具46と、各固定金具46に設けられた篩用ベアリング47と、篩用ベアリング47に対応した位置に篩用パイプ48がそれぞれ設けられた2本のシャフト49とを有し、篩用ベアリング47に篩用パイプ48が回転自在に挿通されている。なお、篩用パイプ48は、篩用パイプ48の軸心がシャフト49の軸心と異なる位置になるようにシャフト49に取付けられている。
一方側のシャフト49は、分離室37の側部に設けられた駆動モータ50に接続され、他方側のシャフト49は、分離室37の内側壁の上部に配置されたベアリング取付け金具51の上に設けられたシャフト受けベアリング52に回転自在に取付けられている。なお、シャフト49の駆動モータ50及びシャフト受けベアリング52への取付けは、2本のシャフト49を接続する接続部分53で長さ調節を行った後、割りピン54を用いてその調節位置を固定することで行う。
これにより、ケーシング35の外側部に設けられたスイッチ55を入れて駆動モータ50を作動させることで、篩用パイプ48はシャフト49を中心として偏心した状態で回転する。このため、シャフト49の回転と共にケーシング35が上下左右に揺れ、リターン材17からのショット材14及び粉状の付着物16の除去を更に効果的に行うことができる。
また、分離室37の内側には、その側壁に沿ってショット材14の搬送路56が設けられ、この搬送路56の上部にはショット材投入口57が、下部にはショット材排出口58がそれぞれ設けられている。なお、搬送路56の途中には、ケーシング35内部の第2のスクリーン39の下流側端部に連通する中継路59が設けられている。これにより、第2のスクリーン39上を転がって下流側へ流れるショット材14は、中継路59を介して搬送路56へ送られた後、更にショット材排出口58へ送られる。なお、ショット材排出口58にはシャッター60が設けられ、ショット材排出口58の開口割合を調整することで、ショット材14を投射口24へ適量供給可能となっている。
このように、リターン材17から分離されたショット材14は、投射口24に供給され繰り返し路面12の付着物13の除去に使用することができる。また、リターン材17から分離され真空集塵機に回収された粉状の付着物16は、付着物13の除去作業が終了した後、廃棄される。
なお、搭載台車22の前側には、把手部61、操作部62、及び制御部63が設けられ、この操作部62は、例えば、メインスイッチ、電動モータON/OFFスイッチ、及び使用時間計測器等を有し、制御部63は、例えば、緊急停止スイッチ、前進後退切換スイッチ、移動速度調節スイッチ、及び電流計等を有し、付着物除去装置10の装置及び制御が可能になっている。
図4は本発明を適用した路面の付着物除去装置に備わった分離室の他の実施形態を示す概略断面図である。図4に示されているように、分離室は、内部に第1のスクリーン38と第2のスクリーン39からなる第1の篩部材33と、その上流に配置された、第1の篩部材よりも篩目が大きい第2の篩部材34と、第2の篩部材付近に位置し、吸引路を通って吸引された磁性体からなる鉄製のショット材14、粉塵16a及び小石16bが分離室内に排出されてくる際に通るショット材回収口67と、第2の篩部材を通過して第1のスクリーン38や第2のスクリーン39上に落下した粉塵16aやショット材14に圧縮空気42aを吹き付ける多数の噴出孔が設けられたノズル42とが取付けられたケーシング35と、ケーシング35の上面に取付けられると共にケーシングの両端に備わったバネ70を介してケーシングを上下左右に振動させるフィーダー66と、第2の篩部材を通らずケーシングに設けられた小石落し口69を通った小石16b及び第1の篩部材と第2の篩部材を通過した粉塵16aが集まる集塵室68と、集塵室の下部に設けられて小石と粉塵が排出されるように構成された粉体排出口36と、小石落し口が設けられたケーシングとは反対側のケーシングに設けられた中継路59をショット材14が通って導入される搬送路56と、搬送路の下流端部に設けられ開口割合を調整できるよう構成されたシャッター60と、フィーダーを覆う保護カバー65で構成されている。搬送路は投射手段と連通し、回収されたショット材は投射手段へと供給される。
ここで、第1の篩部材よりも篩目が大きい第2の篩部材が上流に位置しているので、ショット材より大きな大型の破砕物を、第2の篩部材によってリターン材から予め除去でき、大型の破砕物が投射手段へ侵入することを抑制でき、例えば大型の破砕物に起因した投射手段の故障等を抑制でき、付着物除去装置を安定して操業できる。
また、第1のスクリーン38と第2のスクリーン39によって、ショット材と粉塵を分離するので、粉塵がショット材中に混在していても粉塵の除去を確実にかつ効率的に実施でき、粉塵の量が多くなった場合でも、粉塵の除去を確実にかつ効率的に実施できる。従って、作業途中で付着物除去装置を停止することなく作業を継続して実施できるので、作業効率を高めることができると共に作業性も良好となる。
ここで、ショット材を粉塵等から分離できるのであれば、ノズル、第2の篩部材及びフィーダーは取付けなくてもよい。また、粉塵16aやショット材14に圧縮空気を吹き付けることによって、強制的に粉塵を飛ばして落すと共に、ショット材の衝撃により加熱された粉塵は冷されて固くなるので篩い分けされやすくなり、そして粉塵同士の凝集固化を抑制できて粉塵の搬送流路の閉塞を抑制できるが、粉塵16aやショット材14に吹き付けるものはガスであれば、必ずしも圧縮空気でなくてもよい。
続いて、上記した路面の付着物除去装置10を使用して路面12の付着物13を除去する方法について説明する。
まず、作業者は、操作部62のメインスイッチを入れ、把手部61をもって進行方向を調整しながら、搭載台車22により付着物除去装置10を作業場所まで移動させる。なお作業者は、ショット材14を分離室37のショット材投入口57から予め投入している。
次に作業者は、スイッチ55を入れて駆動モータ50を作動させ、振動手段44を介してケーシング35を振動させて、第1の篩部材33、第2の篩部材34を振動させる。ここで、空気供給ポンプを作動させ、ノズル42への空気の供給も行う。また、真空集塵機に設けられた真空ポンプを作動させ、粉状の付着物16を真空集塵機に吸引可能な状態にする。
上記した準備が整った後、作業者は、操作部62及び制御部63を操作し、路面12の付着物13の除去作業を行う。このとき、投射口24から投射されるショット材14は、路面12の付着物13に衝突し、粉状の付着物16及び破砕した破砕物と共に、リターン材17として吸引口29を介して吸引路18へ吸引される。なお、リターン材17には、ショット材14によって粉砕された粒径が例えば1mm未満の道路を構成していた小型の粉状物(例えば、砂等)も含まれる。吸引路18から分離室37に流入したリターン材17は、まず第2の篩部材34で処理され、リターン材17から大型の破砕物が除去される。
破砕物が除去されたリターン材17は第1の篩部材33に落下し、また第2の篩部材34上に残った破砕物は除去作業が終了された後除去される。
落下したリターン材17は、第1の篩部材33の第1のスクリーン38で処理され、リターン材17に含まれる粉状の付着物16の大部分が第1のスクリーン38の篩目を通過して傾斜板41上へ落下する。このとき、粉状物の大部分も、粉状の付着物16と共に傾斜板41上に落下する。この落下した粉状の付着物16及び粉状物は、ノズル42から吹き出される空気によって隙間43に追いやられ、隙間43から分離室37の粉状排出口36へ落下する。なお、粉状の付着物16は、通常樹脂で構成されているため、ショット材17の衝撃等によって発生する熱により軟化しており、ノズル42から吹き付けられた空気によって粉状の付着物16が冷却される。これにより、粉状の付着物16がショット材14に接触しても、ショット材14に付着することを防止できる。
一方、第1のスクリーン38上に残ったショット材14を含むリターン材17は、篩目を通過しなかった少量の粉状の付着物16及び粉状物と共に第1のスクリーン38を流れ落ち、第2のスクリーン39で処理される。ここで、リターン材17に含まれる粉状の付着物16及び粉状物は、第2のスクリーン39の篩目を通過して分離室37の粉体排出口36へ落下する。
このように、粉体排出口36へ落下した粉状の付着物16及び粉状物は、フレキシブルホースを介して真空集塵機に回収される。
また、粉状の付着物16及び粉状物が除去されたショット材14は、第2のスクリーン39を流れ落ち中継路59を介して搬送路56へ流れ込み、ショット材排出口58から投射口24へ繰り返し供給される。
上記した動作が繰り返し行われ、路面12の付着物13の除去作業が実施される。
なお、路面12の付着物13の除去作業が終了した後、作業者は操作部62のメインスイッチを切り、付着物除去装置10を停止させ、真空集塵機に回収された粉状の付着物16及び粉状の材料を真空集塵機から取り出し廃棄する。
以上、本発明を、一実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の路面の付着物除去装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
また、前記実施の形態においては、道路を構成するコンクリート面やアスファルト面等の路面に描かれた横断歩道の指示表示線を消す場合について説明したが、コンクリート面、煉瓦やその他のセラミックスからなる面等の路面に付着した付着物を除去することもできる。また、付着物除去装置は、床面を保護するために使用された被覆膜を除去する場合に使用することも可能である。
なお、本発明の路面の付着物除去装置を、コンクリート面やアスファルト面等の路面の凹凸形成に使用する場合も、本発明は適用される。この場合、路面に対してショット材を投射することで発生する粉状の物が、粉砕物に相当する。
本発明の一実施の形態に係る路面の付着物除去装置の説明図である。 同路面の付着物除去装置の篩部材の説明図である。 (A)、(B)はそれぞれ同路面の付着物除去装置の振動手段の側断面図及び部分正面図である。 本発明を適用した路面の付着物除去装置に備わった分離室の他の実施形態を示す概略断面図である。
符号の説明
10 路面の付着物除去装置
11 道路
12 路面
13 付着物
14 ショット材
15 投射手段
16 粉状の付着物(粉状の粉砕物)
16a 粉塵
16b 小石
17 リターン材
18 吸引路
19 車輪
20 車輪
21 電動モータ
22 搭載台車
23 流入口
24 投射口
25 ケーシング
26 回転体
27 電動モータ
28 回転軸
29 吸引口
30 開口部
31 ブラシ
32 漏れ止め板
33 第1の篩部材
34 第2の篩部材
35 ケーシング
36 粉体排出口
37 分離室
38 第1のスクリーン
39 第2のスクリーン
40 隙間
41 傾斜板
42 ノズル
42a 圧縮空気
43 隙間
44 振動手段
45 固定ビス
46 固定金具
47 篩用ベアリング
48 篩用パイプ
49 シャフト
50 駆動モータ
51 ベアリング取付け金具
52 シャフト受けベアリング
53 接続部分
54 割りピン
55 スイッチ
56 搬送路
57 ショット材投入口
58 ショット材排出口
59 中継路
60 シャッター
61 把手部
62 操作部
63 制御部
64 除去装置の進行方向
65 保護カバー
66 フィーダー
67 ショット材回収口
68 集塵室
69 小石落し口
70 バネ

Claims (8)

  1. 路面に対して固形物からなるショット材を投射する投射手段と、
    投射された前記ショット材及び該ショット材が投射されて路面から除去された粉状の粉砕物を含むリターン材を吸引する吸引手段を備える路面の付着物除去装置において、
    前記リターン材から前記ショット材を分離すると共に、分離された前記ショット材を前記投射手段へ供給するよう構成された分離手段を備え、
    該分離手段が、前記粉砕物を通す篩目を有して前記ショット材と前記粉砕物とを篩い分ける第1の篩部材を備える
    ことを特徴とする路面の付着物除去装置。
  2. 前記分離手段が、前記第1の篩部材が有する前記篩目よりも大きい篩目を有する第2の篩部材を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の路面の付着物除去装置。
  3. 前記分離手段が、前記ショット材及び前記粉砕物にガスを吹き付けるガス噴射手段を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の路面の付着物除去装置。
  4. 前記ガスは圧縮空気である
    ことを特徴とする請求項3に記載の路面の付着物除去装置。
  5. 路面に対して固形物からなるショット材を投射し、投射された前記ショット材及び該ショット材が投射されて路面から除去された粉状の粉砕物を含むリターン材を吸引する路面の付着物除去方法において、
    吸引された前記ショット材と前記粉砕物とを篩によって分離すると共に、分離された前記ショット材を路面に対して投射する
    ことを特徴とする路面の付着物除去方法。
  6. 篩による分離は、互いに篩の目の大きさが異なる2種類の篩によって行なう
    ことを特徴とする請求項5に記載の路面の付着物除去方法。
  7. 前記ショット材及び前記粉砕物にガスを吹き付けながら前記ショット材と前記粉砕物とを篩によって分離する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の路面の付着物除去方法。
  8. 前記ガスは圧縮空気である
    ことを特徴とする請求項7に記載の路面の付着物除去方法。
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