JPWO2004111876A1 - 検索条件を再利用する検索システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
提供部は、過去の文書検索で用いられた複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を格納し、検索条件を入力する入力部からの要求に応じてその情報を転送する。入力部は、受け取ったキーワードの階層構造を画面上に表示する。
Description
本発明は、データベースおよびファイルの集合等を使用して作成された文書の集合から、利用者が意図する文書を検索するための検索システムおよびその方法に関する。この技術は、通常、インターネットのホームページ検索等において検索エンジンと呼ばれている。
インターネットのホームページ検索における検索エンジンのように、今日では各種の検索エンジンが存在するが、過去の文書検索に用いた検索条件を少し手直しして、新たな条件で検索したい場合、保存してある条件を探すのに手間がかかる。しかしながら、再度、同じような検索条件を入力するのは、利用者にとって面倒なものである。
従来の検索エンジンでは、過去の検索に用いられた検索条件に対して、以下のようなアプローチがとられていた。
(1)直前に指定された条件以外は記憶せずに、利用者に対して、毎回、条件の入力を求める。したがって、検索条件を再利用しない。
(2)検索エンジンの起動後、その動作中は検索条件を記憶して再利用するが、停止時に記憶を消去する。したがって、次の起動時には、検索条件を再利用しない。
(3)検索条件を無条件にディスク等に保存して再利用する。この場合、単純に検索条件のログが保存される。
(4)利用者の指示に従って検索条件をディスク等に保存し、再利用する。
このように、検索条件の記憶/保存方法としては、いくつかの手法が存在する。また、記憶/保存された検索条件は、以下のようにして再利用される。
(1)最新または最古の検索条件を順番に表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。この場合、検索条件は単純なログとして表示される。
(2)検索条件を文字列等でソートして表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。
(3)検索条件を登録するときにグループを指定しておき、グループ単位に検索条件を表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。
(4)検索条件を似通った検索条件の順番に(グループとして)表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。
過去の検索条件が表示された場合、当然のことながら、利用者は選択した検索条件の一部を変更して、新たな検索条件として利用することができる。
従来の検索エンジンは、利用者から指定された検索条件(例えば、キーワードと条件の組み合わせ)をそのままの形で保存および表示している。この検索条件の形式は、例えば、以下のようなものである(例えば、非特許文献1参照)。
キーワード1 AND キーワード2 OR (キーワード3 NOT キーワード4)・・・
しかしながら、上記のような従来の検索条件表示/再利用においては、利用者は、表示された複数の検索条件に対して、a)参照、b)選択、c)更新、という手順で作業を行わなければならない。このうち、表示された検索条件のa)参照とb)選択は手間のかかる煩雑な作業である。まして、検索条件を登録するときにグループを指定する場合等においては、利用者が記憶に頼って、検索条件がどのグループに属しているか等を判断するため、利用者の負担がさらに大きくなる。
そこで、検索条件が表示された後のa)参照やb)選択を利用者が容易に行えるような技術が望まれる。
"YAHOO!(登録商標)検索ヘルプ"、[online]、YAHOO!(登録商標)JAPAN、[平成15年4月9日検索]、インターネット<URL:http://help.yahoo.co.jp/help/jp/ysearch/ysearch−15.html>
従来の検索エンジンでは、過去の検索に用いられた検索条件に対して、以下のようなアプローチがとられていた。
(1)直前に指定された条件以外は記憶せずに、利用者に対して、毎回、条件の入力を求める。したがって、検索条件を再利用しない。
(2)検索エンジンの起動後、その動作中は検索条件を記憶して再利用するが、停止時に記憶を消去する。したがって、次の起動時には、検索条件を再利用しない。
(3)検索条件を無条件にディスク等に保存して再利用する。この場合、単純に検索条件のログが保存される。
(4)利用者の指示に従って検索条件をディスク等に保存し、再利用する。
このように、検索条件の記憶/保存方法としては、いくつかの手法が存在する。また、記憶/保存された検索条件は、以下のようにして再利用される。
(1)最新または最古の検索条件を順番に表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。この場合、検索条件は単純なログとして表示される。
(2)検索条件を文字列等でソートして表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。
(3)検索条件を登録するときにグループを指定しておき、グループ単位に検索条件を表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。
(4)検索条件を似通った検索条件の順番に(グループとして)表示し、表示された条件のいずれかを利用者に選択させる。
過去の検索条件が表示された場合、当然のことながら、利用者は選択した検索条件の一部を変更して、新たな検索条件として利用することができる。
従来の検索エンジンは、利用者から指定された検索条件(例えば、キーワードと条件の組み合わせ)をそのままの形で保存および表示している。この検索条件の形式は、例えば、以下のようなものである(例えば、非特許文献1参照)。
キーワード1 AND キーワード2 OR (キーワード3 NOT キーワード4)・・・
しかしながら、上記のような従来の検索条件表示/再利用においては、利用者は、表示された複数の検索条件に対して、a)参照、b)選択、c)更新、という手順で作業を行わなければならない。このうち、表示された検索条件のa)参照とb)選択は手間のかかる煩雑な作業である。まして、検索条件を登録するときにグループを指定する場合等においては、利用者が記憶に頼って、検索条件がどのグループに属しているか等を判断するため、利用者の負担がさらに大きくなる。
そこで、検索条件が表示された後のa)参照やb)選択を利用者が容易に行えるような技術が望まれる。
"YAHOO!(登録商標)検索ヘルプ"、[online]、YAHOO!(登録商標)JAPAN、[平成15年4月9日検索]、インターネット<URL:http://help.yahoo.co.jp/help/jp/ysearch/ysearch−15.html>
本発明の課題は、文書検索のための検索条件の表示/再利用において、利用者の負担を改善する検索システムおよびその方法を提供することである。
本発明の第1の局面において、情報提供装置は、格納部、抽出部、および転送部を備え、文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する。
格納部は、過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を格納する。抽出部は、入力部からの要求に応じて、格納部からキーワードの階層構造の情報を取り出す。そして、転送部は、取り出されたキーワードの階層構造の情報を入力部に転送する。
入力部および情報提供装置は、例えば、後述する図2のクライアント201およびサーバ202にそれぞれ対応し、格納部および抽出部は、例えば、図2の条件保存辞書223およびサーバ機構222にそれぞれ対応し、転送部は、例えば、後述する図11のネットワーク接続装置1107に対応する。
本発明の第2の局面において、上記格納部は、上記複数のキーワードからなる検索条件式において、第1のキーワードと第2のキーワードが特定の演算子で結合されているとき、その第1のキーワードと第2のキーワードをそれぞれ異なる階層の要素として格納し、第2のキーワードと第3のキーワードがその他の演算子で結合されているとき、その第2のキーワードと第3のキーワードを同じ階層の要素として格納する。
本発明の第3の局面において、文書検索の検索条件を入力する入力部は、過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を画面上に表示し、表示されたキーワードの階層構造において利用者が階層間の移動を指示したとき、更新されたキーワードの階層構造を表示する。
入力部は、例えば、後述する図2のクライアント201に対応する。
本発明の第4の局面において、検索システムは、入力部、提供部、検索部、および文書格納庫からなり、文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する。
入力部は、過去の検索条件を提供部に要求し、提供部から受け取った過去の検索条件の情報を画面上に表示する。提供部は、入力部からの要求に応じて、過去の検索条件の情報を格納部から取り出して入力部に転送し、入力部からの要求に応じて、検索部に文書検索を依頼する。そして、検索部は、提供部からの依頼に応じて文書格納庫の文書を検索する。
この検索システムでは、入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は互いに独立して動作し、入力部、提供部、検索部、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更可能である。
入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は、例えば、後述する図2のクライアント201、サーバ202、検索部203、および文書格納庫242にそれぞれ対応する。
本発明の第1の局面において、情報提供装置は、格納部、抽出部、および転送部を備え、文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する。
格納部は、過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を格納する。抽出部は、入力部からの要求に応じて、格納部からキーワードの階層構造の情報を取り出す。そして、転送部は、取り出されたキーワードの階層構造の情報を入力部に転送する。
入力部および情報提供装置は、例えば、後述する図2のクライアント201およびサーバ202にそれぞれ対応し、格納部および抽出部は、例えば、図2の条件保存辞書223およびサーバ機構222にそれぞれ対応し、転送部は、例えば、後述する図11のネットワーク接続装置1107に対応する。
本発明の第2の局面において、上記格納部は、上記複数のキーワードからなる検索条件式において、第1のキーワードと第2のキーワードが特定の演算子で結合されているとき、その第1のキーワードと第2のキーワードをそれぞれ異なる階層の要素として格納し、第2のキーワードと第3のキーワードがその他の演算子で結合されているとき、その第2のキーワードと第3のキーワードを同じ階層の要素として格納する。
本発明の第3の局面において、文書検索の検索条件を入力する入力部は、過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を画面上に表示し、表示されたキーワードの階層構造において利用者が階層間の移動を指示したとき、更新されたキーワードの階層構造を表示する。
入力部は、例えば、後述する図2のクライアント201に対応する。
本発明の第4の局面において、検索システムは、入力部、提供部、検索部、および文書格納庫からなり、文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する。
入力部は、過去の検索条件を提供部に要求し、提供部から受け取った過去の検索条件の情報を画面上に表示する。提供部は、入力部からの要求に応じて、過去の検索条件の情報を格納部から取り出して入力部に転送し、入力部からの要求に応じて、検索部に文書検索を依頼する。そして、検索部は、提供部からの依頼に応じて文書格納庫の文書を検索する。
この検索システムでは、入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は互いに独立して動作し、入力部、提供部、検索部、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更可能である。
入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は、例えば、後述する図2のクライアント201、サーバ202、検索部203、および文書格納庫242にそれぞれ対応する。
図1は、キーワード表示画面を示す図である。
図2は、検索システムの構成図である。
図3は、利用者の作業手順のフローチャートである。
図4は、条件保存辞書のデータ構造を示す図である。
図5は、条件保存辞書の具体例を示す図である。
図6は、クライアント機構の処理のフローチャートである。
図7は、サーバ機構の処理のフローチャートである。
図8は、検索エンジンの処理のフローチャートである。
図9は、検索機構の処理のフローチャートである。
図10は、キーワード編集機構の処理のフローチャートである。
図11は、情報処理装置の構成図である。
図12は、記録媒体を示す図である。
図2は、検索システムの構成図である。
図3は、利用者の作業手順のフローチャートである。
図4は、条件保存辞書のデータ構造を示す図である。
図5は、条件保存辞書の具体例を示す図である。
図6は、クライアント機構の処理のフローチャートである。
図7は、サーバ機構の処理のフローチャートである。
図8は、検索エンジンの処理のフローチャートである。
図9は、検索機構の処理のフローチャートである。
図10は、キーワード編集機構の処理のフローチャートである。
図11は、情報処理装置の構成図である。
図12は、記録媒体を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態の検索システムは、以下のような4つの大きな特徴を有する。
(1)検索システムの機能を、検索キーワード表示、検索条件保存、検索エンジン、および文書格納庫に分割し、それぞれの機能が独立して動作できる機構を採用する。これにより、負荷分散、独立動作、および組み合わせ自由度の拡大が促進され、検索キーワード表示、検索条件保存、検索エンジン、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更することが可能となる。
(2)検索キーワード表示の機能は、検索キーワードを階層構造で表示するとともに、過去の検索におけるヒット件数を併せて表示する。これにより、過去の検索条件に基づいて検索を行った場合の検索結果(ヒット件数)を、利用者が容易に推測することができる。
(3)検索条件保存の機能は、検索キーワードの階層構造と過去のヒット件数を保存する。これにより、上記のような検索キーワード表示の機能が実現される。
(4)同一の検索条件で複数の文書格納庫を検索する。過去に行った文書検索の実績に基づいて、同じ検索条件で異なる文書格納庫を検索することができる。
従来の検索システムでは、複数の機能が統合されていて、それぞれが分離されていなかったため、表示を行うクライアント側に階層構造のキーワードを保存すると他のクライアントから利用できず、また検索を行うサーバ側に階層構造のキーワードを保存すると他のサーバの検索で同じ階層構造のキーワードを利用できない等の問題が生じる。
これに対して、(1)に示したように、検索キーワード表示、検索条件保存、検索エンジン、および文書格納庫の機能を分離することで、階層構造のキーワードをフレキシブルに再利用することが可能となる。
また、(2)の検索キーワード表示の機能は、キーワードの階層構造を表示するだけでなく、階層構造の一部を選択して従来形式の検索条件を表示することもできる。これにより、利用者は、表示された検索条件をコピーして、従来形式の検索条件を必要とする従来型の検索エンジン等に入力し、検索を行うことができる。
また、階層構造で表示されたキーワードには、前回の検索結果(ヒット件数)が表示されるため、利用者は、実際に検索を実施する前に、その検索結果(ヒット件数)を予測することができる。
従来の検索エンジンは、指定されたキーワードをそのまま保存していたが、(3)の検索条件保存の機能は、検索を実施した結果のヒット件数を併せて保存する。これにより、利用者に対して、過去の検索によるヒット件数を提示することが可能となる。
本実施形態の検索システムは、さらに以下の2つの特徴を有する。
(5)検索に利用するキーワード集の編集機能として、次のような機能を追加する。
・検索結果のキーワードに読み、発音(音声データ)等を付加する。
・外部から通信手段を利用して、検索に使用するキーワード(文節)を登録する。
検索でヒットしたキーワードに読みや発音を追加できるようにすることで、キーワードー覧を表示する際に、五十音順の一覧表示が可能となる他に、意味が同じで発音が異なるキーワード(英語と日本語等)を一度に表示することも可能となる。
なお、この読みを追加する手段としては、利用者による登録と、従来から存在する日本語/英語等の変換辞書との連携で読みを追加する手段とがある。例えば、検索エンジンにより“engine”というキーワードが検出された場合、利用者は、検出されたキーワードに“えんじん”、“エンジン”、“はつどうき(発動機)”、“げんどうき(原動機)”等の読みを追加できる。
また、文節をキーワードとして登録することで、本来検索でヒットする単語単位のキーワードとは異なる、複数の単語を組み合わせた文節をキーワードとした検索が可能となる。ここでの文節とは、通常は複数のキーワードに分かれるべき単語を複数組み合わせたものを意味する。例えば、“検索エンジンとは”という文節は、“検索”、“エンジン”、および“とは”の3つの単語からなる。
(6)従来の検索エンジンにおける検索結果の返答方法は、夜間等の空き時間を利用して事前に検索しておいた結果を返答するか、または呼び出されたときに実際の物理的な文書検索を実行して結果を返答するかのいずれか一方であった。
これに対して、本実施形態では、検索エンジンを呼び出すときに物理検索を行うか否かの選択肢を設け、利用者が最新文書を検索したい場合には、実際の物理的な文書検索を実行し、そうでない場合は、事前に検索しておいた結果を返答する。
図1は、本実施形態におけるキーワード表示画面の例を示している。検索システムは、利用者から指定された検索条件の中のキーワードと条件(演算子)を分類し、検索条件をAND条件等の特定の演算子を元にした階層構造で保存し、それ以外の条件およびキーワードを階層構造の要素として保存する。
図1の画面は、検索対象101、検索条件102、配下の検索条件or結果103、および検索条件式104の表示領域からなる。検索対象101の領域には、検索される文書格納庫の識別情報が表示され、検索条件102には、過去の検索で用いられた検索条件が階層構造で表示される。
この例では、検索条件102として、“特許 OR PATENT”を最初の要素とする階層構造と、“カタログ NOT 車”を最初の要素とする階層構造が表示されている。前者の階層構造では、“特許 OR PATENT”の下位の階層に“アイデア”という要素が含まれており、後者の階層構造では、“カタログ NOT 車”の下位の階層に“NOT 富士通”という要素が含まれている。
ここでは、AND条件を元にした階層構造を用いているため、各要素のキーワードの前に演算子が付加されていなければ、そのキーワードと上位の階層の要素はAND条件で結合される。また、各要素のキーワードの前に演算子が付加されていれば、そのキーワードと上位の階層の要素はその演算子により結合される。
したがって、“特許 OR PATENT”と“アイデア”はAND条件で結合されており、“カタログ NOT 車”と“富士通”はNOT条件で結合されている。
利用者は、表示された検索条件102の中からいずれかの要素を選択することで、任意の検索条件を指定することができる。例えば、利用者がポインティングデバイスにより“アイデア”をクリックすると、“特許 OR PATENT”と“アイデア”を結合した以下の検索条件が指定される。
(特許 OR PATENT) AND アイデア
このとき、配下の検索条件or結果103には、“アイデア”の下位の階層の要素と、指定された検索条件で過去に検索を行った結果(アドレス、格納場所)が表示される。検索結果としては、従来の検索エンジンと同様に、ヒット率、サンプル、格納場所、サイズ、日付等の情報が表示される。
ここでは、“アイデア”の下位の階層の要素として、“メモ”、“作成中”、および“結果報告書”の3つの要素が表示されており、検索結果として、2つの文書のヒット率、サンプル、およびアドレスまたは格納場所が表示されている。
また、検索条件102および配下の検索条件or結果103において各要素の右側の括弧内に記されている数字は、対応する検索条件で過去に検索を行ったときのヒット件数を表す。
利用者が以前に指定した検索条件を再利用する場合に、以前の検索条件をこのような階層構造で表示することで、利用者は、検索条件を視覚的に理解して、必要な条件を簡単に選択することができる。
検索条件の操作としては、メニューボックス105に示されているように、切り取り、コピー、張り付け、表示、変更、追加(作成)、削除、最新表示、最新表示(物理)、検索条件の出力等を行うことができる。検索条件の追加では、表示された階層構造の上に新たな要素(演算子とキーワード)を生成することで、既存の検索条件に新たな条件を追加することができる。
最新表示では、事前に検索しておいた結果を用いて、指定された検索条件の検索結果を最新の状態に更新することができ、最新表示(物理)では、指定された検索条件に基づく実際の文書検索を実行させて、検索結果を最新の状態に更新することができる。
また、検索条件の出力では、階層化された検索条件を従来の検索条件の形式で出力する。図1では、指定された検索条件が、従来の形式で検索条件式104に表示されている。利用者は、出力された検索条件をコピーして従来の検索エンジンに入力することにより、同じ検索条件による検索結果を従来の検索エンジンで得ることができる。
次に、図2から図10までを参照しながら、本実施形態の検索システムの構成と動作についてより詳細に説明する。
図2は、検索システムの構成図である。図2の検索システムは、クライアント201、サーバ202、検索部203、および文書公開部204からなる。利用者は、クライアント201を操作することで、サーバ202に対して検索等の処理要求を送り、サーバ202は要求された検索を検索部203に依頼する。検索部203は、文書公開部204から検索条件に合致する文書情報を取り出し、検索結果として保存する。
検索キーワードの階層表示を行うために、クライアント201、サーバ202、検索部203、および文書公開部204は、それぞれ独立して動作できる機構として構成される。
これらの4つの機構は、1つまたは複数の情報処理装置(コンピュータ)により実現される。例えば、各機構をそれぞれ独立したコンピュータにより構成した場合、これらの機構はインターネット等の通信ネットワークを介して接続され、互いに情報交換を行うことができる。
したがって、クライアント201:サーバ202:検索部203:文書公開部204には、1:n:n:nの対応関係を持たせることができる。言い換えれば、1つのクライアント201に対して、n個のサーバ202、n個の検索部203、およびn個の文書公開部204を接続することができる。このように各機構を分離することにより、階層構造のキーワードを容易に再利用することが可能となる。
クライアント201は、表示装置211(ディスプレイ)、Webブラウザ212(Webクライアント)、およびクライアント機構213を備え、サーバ202は、Webサーバ221、サーバ機構222、および条件保存辞書223を備える。
表示装置211は、利用者からの操作入力を受け付け、Webブラウザ212からの出力情報を画面上に表示する。Webブラウザ212は、利用者とWebサーバ221のインタフェースとして動作するプログラムであり、Webサーバ221は、Webブラウザ212とサーバ機構222のインタフェースとして動作するプログラムである。条件保存辞書223は、検索条件を階層構造で保存する辞書である。
検索部203は、検索エンジン231、高速検索に向けた検索機構232、キーワード編集機構233、検索結果保存辞書234、用語辞書235、およびキーワード集236を備える。
検索結果保存辞書234は、検索を高速化するための検索結果を保存する辞書である。検索エンジン231は、サーバ機構222からの依頼に応じて、検索結果保存辞書234から検索結果を取り出し、サーバ機構222に返信する。
用語辞書235は、日本語や英語の用語の読み、意味、用例、発音等の付加情報が登録された辞書である。キーワード集236は、利用者が登録したキーワードの集まりであり、各キーワードは検索機構232により検索キーとして用いられる。キーワード集236には、過去に用いられたあらゆるキーワードが保存されている。
文書公開部204は、公開部241および文書格納庫242を備える。文書格納庫242は、検索対象となる文書情報を格納する格納庫である。公開部241は、ネットワークドライブ、Webサーバ等であり、文書格納庫242の文書情報をネットワーク上に公開する。
次に、図3に示す実際の利用者の作業手順に沿って、図2の検索システムの動作を説明する。
利用者は、まず、クライアント201上のWebブラウザ211を起動し、複数のサーバ202の中からを1つのサーバ202を選択する(ステップ301)。これにより、選択されたサーバ202のサーバ機構222に利用者からの要求が送信され、サーバ機構222は、利用者の正当性を確認するための利用者IDおよびパスワードの入力を要求する。
次に、利用者が利用者IDおよびパスワードを入力すると、サーバ機構222に利用者の認証情報が送信される(ステップ302)。ただし、公開鍵方式の暗号を用いた場合のように、利用者IDおよびパスワード以外の認証情報が用いられることもある。
サーバ機構222は、利用者の正当性検査を実施し、クライアント201からの要求がキーワード階層構造要求であれば、条件保存辞書223を参照して、以下の3つの情報をクライアント201に送信する。
・Webブラウザ212上でキーワードの階層表示等を行うクライアント機構213
・利用者が過去に利用した検索対象(過去に利用された文書格納庫242の一覧)
・以前に作成(入力)されたキーワードの階層構造
Webブラウザ212は、サーバ202から送られた情報を元に、クライアント機構213を呼び出し、表示装置211の画面上にキーワードの階層構造を表示する。
次に、利用者は、画面上で選択または直接入力により、具体的な文書格納庫を検索対象として指定し、クライアント機構213は、指定された検索対象の情報をサーバ機構222に送信する(ステップ303)。
サーバ機構222は、条件保存辞書223を参照して、受け取った検索対象の過去のキーワードの階層構造に対応するヒット件数を取り出し、クライアント機構に送信する。これにより、階層構造のキーワードに過去の検索のヒット件数が表示される。ただし、新たに指定された文書格納庫のヒット件数は表示されない。
利用者が表示された階層構造上のキーワードを順番に選択すると、クライアント機構213が画面表示を変更して、下位の階層のキーワードを表示する(ステップ304)。これにより、利用者は所望のキーワードに辿り着くことができる。このとき、各キーワードとともに表示されるヒット件数が、所望のキーワードを探し易くしている。
利用者は、所望のキーワードに辿り着くと、そのキーワードの最新状態を確認するため、最新表示を指定する。このとき、クライアント機構213は、指定されたキーワードから階層構造を逆順(上位方向)に辿り、最上位の要素に到達した時点で検索条件を作成する。これにより、以下の情報がサーバ機構222に送信される。
・利用者の認証情報(クライアント201とサーバ202の間で通信する度に認証情報を再送することで、通信を切断してサーバ負荷を下げることができる。)
・検索対象の情報(文書格納庫の情報)
・最上位から所望のキーワードに到るキーワードの列(一連の検索条件式への変換も同時にクライアント機構213が行う。)
サーバ機構222は、利用者の認証情報を確認した後、受け取った情報を検索部203の検索エンジン231に転送する。
検索エンジン231は、受け取った情報と検索結果保存辞書234を参照して検索結果を作成し、サーバ機構222に送信する。利用者が最新表示(物理)を指定した場合は、検索機構232が検索対象の文書格納庫242を実際に検索し、その結果を検索結果保存辞書234に蓄積した後、検索結果がサーバ機構222に送信される。
サーバ機構222は、検索結果を受け取ると、ヒット件数を条件保存辞書223に保存した後、検索結果をクライアント機構213に送信する。クライアント機構213は、受け取った検索結果を画面上に表示する。
次に、利用者は、所望の文書の内容を画面上で確認するため、表示された検索結果の中から文書を選択する(ステップ305)。検索結果には、ホームページのアドレスやネットワークドライブのアドレス等が含まれているため、直接、Webブラウザ212が該当文書を参照して画面上に表示する。
図2の構成では、クライアント201およびサーバ202にそれぞれWebブラウザ212およびWebサーバ221を搭載した例を示している。しかしながら、Webブラウザ212およびWebサーバ221の代わりに、固有の画面表示クライアントアプリケーションプログラムおよびそれに対応する画面表示サーバアプリケーションプログラムを使用しても、同様の処理を実現することができる。
図4は、サーバ202においてサーバ機構222の動作を支える条件保存辞書223のデータ構造の例を示している。図4の条件保存辞書は、利用者ID401をキーとしてキーワードの階層構造を複数格納しており、各階層構造を構成する要素は、条件402、キーワード403、ヒット件数404、Nポインタ405(N−ptr)、およびDポインタ406(D−ptr)からなる。
条件402は、要素に指定された条件(OR、NOT、NER等の演算子)である。ORは前後のキーワードのいずれか一方または両方を含むという条件を表し、NOTは指定されたキーワード403を含まないという条件を表し、NERは指定されたキーワード403に近い文字列(近似値)を含むという条件を表す。ヒット件数404は、最上位の要素からその要素までの各要素により表される検索条件に対応する前回の検索のヒット件数である。
Nポインタ405は、同じ階層における次の要素を指すポインタであり、次の要素がない場合は“0”となる。Dポインタ406は、次の階層(下位の階層)の要素を指すポインタであり、次の階層がない場合は“0”となる。
このようなデータ構造を用いて、実際にキーワードの階層構造を作成すると、例えば、図5のようになる。
次に、図6から図10までを参照しながら、各機構の動作をより詳細に説明する。
クライアント201のクライアント機構213は、利用者が最初にサーバ機構222に接続し、利用者の正当性検査で問題がなかった場合に、サーバ機構222からWebブラウザ212に送られ、Webブラウザ212上で動作する。
このクライアント機構213としてはJAVA(登録商標)アプレット等が最適であるが、クライアント201上で動作する他のプログラムとしてクライアント機構213を作成してもよい。なお、クライアント機構213がWebブラウザ212上で動作する場合は、利用者認証までの処理は、Webブラウザ212の機能だけで行うことが可能である。
クライアント機構213は、Webブラウザ212により呼び出されると、サーバ機構222より送られた情報を元に画面表示を行うように、Webブラウザ212に対して指示を出す。
また、利用者が画面上で選択等の操作を実施すると、その都度Webブラウザ212から呼び出され、画面の再表示指示をWebブラウザ212に対して行う。クライアント機構213とWebブラウザ212との情報交換については、一般的であるため、説明を省略する。
図6は、クライアント機構213の処理のフローチャートである。クライアント機構213は、Webブラウザ212により呼び出されると、まず、利用者が行った操作を判定する(ステップ600)。
利用者の操作がキーワード階層の表示(ステップ601)であれば、利用者より指示された、画面推移に必要な処理を、Webブラウザ212に対して指示する(ステップ602)。これを受けて、Webブラウザ212は画面表示を行う。これにより、以下のような処理が行われる。
・サーバ機構222よりクライアント機構213とともに送られたキーワードの階層構造を表示する。
・階層構造で表示されたキーワードを、従来の検索条件の形式で表示する。表示された検索条件は、従来の検索エンジン等の他のアプリケーションプログラムに流用することができる。
・利用者が階層間の移動を指示したときに、更新されたキーワードの階層構造を表示する。
利用者の操作がキーワード追加等の変更(ステップ603)であれば、クライアント機構213は、利用者より指示された操作(変更、追加、削除、最新表示、最新表示(物理)等)の情報を作成する(ステップ604)。
次に、最上位の要素から指定された要素までの各要素を検索条件式に変換して、作成した情報と検索条件式をサーバ202に送信する(ステップ605)。そして、サーバ202から返答を受信し(ステップ607)、その情報に従って画面を表示する処理を、Webブラウザ212に対して指示する(ステップ608)。これを受けて、Webブラウザ212は画面の再構築を行う。これにより、以下のような処理が行われる。
・利用者が指定した検索対象の情報(文書格納庫242のアドレス情報)をサーバ機構222に送り、その結果としてサーバ機構222より送られたヒット件数をキーワードの横に表示する。
・利用者のキーワード操作の情報をサーバ機構222に送り、その結果としてサーバ機構222より送られた、新たなキーワードの階層構造を画面に表示する。
利用者の操作がキーワードの内容表示(ステップ609)であれば、クライアント機構213は、利用者より指示されたキーワードの内容表示の情報を作成する(ステップ610)。
次に、作成した情報を検索部203に送信する(ステップ611)。そして、検索部203から返答を受信し(ステップ612)、その情報に従って画面を表示する処理を、Webブラウザ212に対して指示する(ステップ613)。これを受けて、Webブラウザ212は画面表示を行う。これにより、以下のような処理が行われる。
・利用者のキーワード内容表示操作の情報をキーワード編集機構233に送り、その結果としてキーワード編集機構233より送られた、キーワードの読み、意味、用例、発音等を画面に表示する。この場合、発音の表示とは、スピーカ等により音声データを出力する処理を意味する。
・利用者のキーワード内容操作(登録、削除、変更等)の情報をキーワード編集機構233に送り、その結果としてキーワード編集機構233より送られた、新たな読み、意味、用例、発音等を画面に表示する。
クライアント機構213の処理が終了すると、クライアント201はWebブラウザ212の処理に復帰する。
サーバ202のサーバ機構222は、クライアント201より要求された操作を実施し、その結果をクライアント201に対して返答する。
図7は、サーバ機構222の処理のフローチャートである。サーバ機構222は、Webサーバ221により呼び出されると、まず、利用者の認証情報を元に利用者の正当性検査を実施し(ステップ701)、クライアント201からの要求を判定する(ステップ702)。
キーワード階層構造要求(ステップ703)であれば、サーバ機構222は、受け取った利用者IDと検索条件式をキーとして条件保存辞書223を検索し、対応する階層構造の情報を取得する(ステップ704)。そして、得られた階層構造の情報をクライアント201に返信する(ステップ705)。これにより、以下のような処理が行われる。
・条件保存辞書223に保存されたキーワードの階層構造をクライアント201に送る。
・過去の検索におけるキーワード毎のヒットした文書数(ファイル数)をヒット件数としてクライアント201に送る。
キーワード追加等の変更要求(変更、追加、削除等の場合)(ステップ706)であれば、サーバ機構222は、受け取った利用者IDと検索条件式をキーとして条件保存辞書223を検索し(ステップ707)、要求された変更内容を対応する階層構造の要素に反映する(ステップ708)。そして、変更された階層構造の情報をクライアント201に返信する(ステップ709)。
次に、変更により新たなキーワードが追加されたか否かを判定し(ステップ710)、新たなキーワードが追加されていれば、キーワード編集機構233に対してキーワード追加処理を依頼する(ステップ711)。これを受けて、キーワード編集機構233は、キーワード集236に新たなキーワードを追加する。これにより、以下のような処理が行われる。
・クライアント201より送られたキーワードの変更を、条件保存辞書223に保存する。
・条件保存辞書223に保存されたキーワードを、検索部203に登録(転送)する。
最新情報の検索要求(最新表示および最新表示(物理)の場合)(ステップ712)であれば、サーバ機構222は、受け取った利用者IDと検索条件式をキーとして条件保存辞書223を検索し、対応する階層構造の情報を取得する(ステップ713)。そして、検索条件式と指定された文書格納庫242のアドレス情報を検索エンジン231に転送して、検索を依頼する(ステップ714)。これを受けて、検索エンジン231は、検索結果保存辞書234から対応する検索結果を取得し、サーバ機構222に返信する。
サーバ機構222は、検索結果に含まれるヒット件数を、条件保存辞書223の対応する階層構造の要素に保存し(ステップ715)、検索結果をクライアント201に返信する(ステップ716)。これにより、以下のような処理が行われる。
・検索部203に検索を依頼する(事前検索の結果を要求するか物理検索の結果を要求するかの種別を含む)。
利用者が最新表示を指定した場合は、サーバ機構222は、事前検索の結果を検索エンジン231に要求し、検索エンジン231は、検索結果保存辞書234から事前検索の結果を取り出してサーバ機構222に返信する。
また、利用者が最新表示(物理)を指定した場合は、サーバ機構222は、物理検索の結果を検索エンジン231に要求し、検索エンジン231は、検索機構232に文書格納庫242の検索を指示する。そして、検索機構232が検索結果を検索結果保存辞書234に格納すると、検索エンジン231は、その検索結果を取り出してサーバ機構222に返信する。
これにより、以下のような処理が行われる。
・検索部203から検索結果を受け取る。
・検索結果のヒット件数を条件保存辞書223に保存する。
・検索結果をクライアント201に送る。
サーバ機構222の処理が終了すると、サーバ202はWebサーバ221の処理に復帰する。
検索部203の検索エンジン231の基本的な動作は、従来の検索エンジンと同様である。ただし、サーバ機構222からの指示に従って物理検索を行う機能を新たに取り入れている。従来の検索エンジンは、検索結果保存辞書234に登録された情報を検索結果として返すのに対して、検索エンジン231は、物理検索が指示された場合に検索機構232を起動して検索処理を行うため、要求元に最新の検索結果を返すことができる。
図8は、検索部203の検索エンジン231の処理のフローチャートである。検索エンジン231は、サーバ機構222により呼び出されると、まず、要求が物理検索であるか否かを判定する(ステップ801)。
物理検索が要求された場合は、検索機構232を起動して、文書格納庫242のアドレス情報と検索条件式に含まれる各キーワードを転送し、検索を依頼する(ステップ802)。物理検索が要求されていない場合は、検索機構232を起動しない。
次に、検索結果保存辞書234から、文書格納庫242と検索条件式に対応する情報を抽出し(ステップ803)、サーバ機構222に返信する(ステップ804)。
検索機構232の基本的な動作も従来の検索機構と同様であり、夜間等の空き時間を利用してオフラインで文書検索を行い、その結果を検索結果保存辞書234に蓄積する。ただし、検索エンジン231から直接キーワードが指定された場合は、直ちに文書検索を行って、検索結果保存辞書234内の該当キーワードの情報のみを最新化することができる。
図9は、検索機構232の処理のフローチャートである。検索機構232は、あらかじめ決められたスケジュールに従って定期的に起動されるか、あるいは検索エンジン231により呼び出されることで、処理を開始する。まず、辞書キーワード910を初期化し(ステップ901)、呼び出し元からキーワードが指定されているか否かを判定する(ステップ902)。辞書キーワード910は、検索に用いるキーワードを一時的に格納するデータ領域であり、検索部203のメモリ内に生成される。
物理検索のために検索エンジン231からキーワードが指定されている場合は、指定された各キーワードを辞書キーワード910に登録する(ステップ903)。また、定期実行の場合のようにキーワードが指定されていない場合は、キーワード集236と用語辞書235を用いて多数の検索キーワードを生成し、辞書キーワード910に登録する(ステップ906)。
次に、指定された文書格納庫242に関する検索結果保存辞書234内の検索結果のうち、辞書キーワード910に登録された各キーワードに対応する情報を削除する(ステップ904)。ここで、指定された文書格納庫242とは、定期実行のためにあらかじめ指定された文書格納庫242、または検索エンジンにより指定された文書格納庫242を意味する。
そして、指定された文書格納庫242から、辞書キーワード910の各キーワードに該当する情報を抽出し、検索結果保存辞書234に登録する(ステップ905)。このとき、従来とは異なり、キーワード毎のヒット件数もしておく。ステップ905では、以下のような処理が行われる。
・文書格納庫242の文書を読み込む。
・キーワード集236および用語辞書235から辞書キーワード910を作成する
・読み込んだ文書内に存在する、辞書キーワード910のキーワードを抽出する。
・辞書キーワード910のキーワード別にキーワードと文書の関係を分類して、検索結果保存辞書234に登録するとともに、ヒット件数を加算する。
・読み込んだ文書内に存在する単語を抽出する(キーワードが複数の単語からなる文節である場合等)。
・単語別に単語と文書の関係を分類して、検索結果保存辞書234に登録するとともに、ヒット件数を加算する。
検索機構232の処理が終了すると、検索部203は呼び出し元の処理に復帰する。
検索部203のキーワード編集機構233は、クライアント機構213またはサーバ機構222により呼び出され、その指示に従って処理を実行する。
図10は、キーワード編集機構233の処理のフローチャートである。キーワード編集機構233は、まず、呼び出し元から利用者の認証情報を受け取って、利用者の正当性検査を実施し(ステップ1001)、呼び出し元からの要求を判定する(ステップ1002)。
キーワードの一覧要求(ステップ1003)およびキーワードの変更要求(ステップ1007)は、クライアント機構213からサーバ機構222を介してキーワード編集機構233に送られる。また、付加情報の要求(ステップ1011)および付加情報の変更要求(ステップ1015)は、クライアント機構213からキーワード編集機構233に直接送られる。
キーワードの一覧要求(ステップ1003)であれば、キーワード編集機構233は、キーワード集236のキーワードの一覧を作成し(ステップ1004)、検索結果保存辞書234のキーワードの一覧を作成する(ステップ1005)。そして、これらの2つの一覧を合成して1つのテーブルにまとめ、サーバ機構222に返信する(ステップ1006)。これにより、以下のような処理が行われる。
・検索結果保存辞書234およびキーワード集236よりキーワードを抽出して、キーワード別のヒット件数の一覧を作成し、クライアント201の画面上に表示する。
キーワードの変更要求(ステップ1007)であれば、キーワード編集機構233は、まず、新たなキーワードの登録要求(キーワード追加処理)であるか否かを判定し(ステップ1008)、キーワードの登録要求でなければ、変更対象のキーワードをキーワード集236から検索する(ステップ1009)。そして、キーワード集236に対して要求された変更を実施する(ステップ1010)。これにより、以下のような処理が行われる。
・一覧表示されたキーワードの登録、削除、変更等の操作を、キーワード集236に反映する。特に、新たなキーワードを登録する場合、複数の単語からなる文節をキーワードとして登録することができる。
・階層構造で表示されたキーワードの操作を、キーワード集236に反映する。
付加情報の要求(ステップ1011)であれば、キーワード編集機構233は、要求されたキーワードをキーワード集236から検索し(ステップ1012)、要求されたキーワードの読み、意味、用例、発音等の付加情報を用語辞書235から検索する(ステップ1013)。そして、これらの検索結果を併せてクライアント機構213に返信する(ステップ1014)。これにより、以下のような処理が行われる。
・一覧表示されたキーワードの読み、意味、用例、発音等の付加情報を、用語辞書235およびキーワード集236から抽出して、クライアント201の画面上に表示する。このとき、クライアント機構213は、例えば、キーワードの読みに基づいて、上記キーワードの一覧を五十音順(あ〜ん)、アルファベット順(a〜z)等で索引表示することができる。
付加情報の変更要求(ステップ1015)であれば、キーワード編集機構233は、要求された付加情報の変更をキーワード集236に対して実施する(ステップ1016)。これにより、以下のような処理が行われる。
・一覧表示されたキーワードの付加情報の登録、削除、変更等の操作を、キーワード集236に反映する。
以上説明した図2の検索システムでは、クライアント機構213、サーバ機構222、および検索機構232をそれぞれ別のコンピュータ内に設けているが、これらの機構を1つのコンピュータ内に設けてもよい。また、図1に示したキーワードの階層構造では、AND条件を元にして階層構造を生成しているが、OR条件等の他の条件を元にして階層構造を生成してもよい。
図2のクライアント201、サーバ202、検索部203、および文書公開部204は、例えば、図11に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図11の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)1101、メモリ1102、入力装置1103、出力装置1104、外部記憶装置1105、媒体駆動装置1106、およびネットワーク接続装置1107を備え、それらはバス1108により互いに接続されている。
メモリ1102は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU1101は、メモリ1102を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
図2のWebブラウザ212、クライアント機構213、Webサーバ221、サーバ機構222、検索エンジン231、検索機構232、キーワード編集機構233、および公開部241は、メモリ1102に格納されたプログラムに対応する。
入力装置1103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、オペレータ(利用者等)からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置1104は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。図2の表示装置211は、入力装置1103および出力装置1104の機能を併せ持っている。
外部記憶装置1105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置1105に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1102にロードして使用する。外部記憶装置1105は、図2の条件保存辞書223、検索結果保存辞書234、用語辞書235、キーワード集236、文書格納庫242としても用いられる。
媒体駆動装置1106は、可搬記録媒体1109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体1109は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory)、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。オペレータは、この可搬記録媒体1109に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1102にロードして使用する。
ネットワーク接続装置1107は、LAN(local area network)、インターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、必要に応じて、上記プログラムおよびデータを外部の装置からネットワーク接続装置1107を介して受け取り、それらをメモリ1102にロードして使用する。
図12は、図11の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体1109やサーバ1201のデータベース1203に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置1202のメモリ1102にロードされる。サーバ1201は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置1202に送信する。CPU1101は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
本実施形態の検索システムは、以下のような4つの大きな特徴を有する。
(1)検索システムの機能を、検索キーワード表示、検索条件保存、検索エンジン、および文書格納庫に分割し、それぞれの機能が独立して動作できる機構を採用する。これにより、負荷分散、独立動作、および組み合わせ自由度の拡大が促進され、検索キーワード表示、検索条件保存、検索エンジン、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更することが可能となる。
(2)検索キーワード表示の機能は、検索キーワードを階層構造で表示するとともに、過去の検索におけるヒット件数を併せて表示する。これにより、過去の検索条件に基づいて検索を行った場合の検索結果(ヒット件数)を、利用者が容易に推測することができる。
(3)検索条件保存の機能は、検索キーワードの階層構造と過去のヒット件数を保存する。これにより、上記のような検索キーワード表示の機能が実現される。
(4)同一の検索条件で複数の文書格納庫を検索する。過去に行った文書検索の実績に基づいて、同じ検索条件で異なる文書格納庫を検索することができる。
従来の検索システムでは、複数の機能が統合されていて、それぞれが分離されていなかったため、表示を行うクライアント側に階層構造のキーワードを保存すると他のクライアントから利用できず、また検索を行うサーバ側に階層構造のキーワードを保存すると他のサーバの検索で同じ階層構造のキーワードを利用できない等の問題が生じる。
これに対して、(1)に示したように、検索キーワード表示、検索条件保存、検索エンジン、および文書格納庫の機能を分離することで、階層構造のキーワードをフレキシブルに再利用することが可能となる。
また、(2)の検索キーワード表示の機能は、キーワードの階層構造を表示するだけでなく、階層構造の一部を選択して従来形式の検索条件を表示することもできる。これにより、利用者は、表示された検索条件をコピーして、従来形式の検索条件を必要とする従来型の検索エンジン等に入力し、検索を行うことができる。
また、階層構造で表示されたキーワードには、前回の検索結果(ヒット件数)が表示されるため、利用者は、実際に検索を実施する前に、その検索結果(ヒット件数)を予測することができる。
従来の検索エンジンは、指定されたキーワードをそのまま保存していたが、(3)の検索条件保存の機能は、検索を実施した結果のヒット件数を併せて保存する。これにより、利用者に対して、過去の検索によるヒット件数を提示することが可能となる。
本実施形態の検索システムは、さらに以下の2つの特徴を有する。
(5)検索に利用するキーワード集の編集機能として、次のような機能を追加する。
・検索結果のキーワードに読み、発音(音声データ)等を付加する。
・外部から通信手段を利用して、検索に使用するキーワード(文節)を登録する。
検索でヒットしたキーワードに読みや発音を追加できるようにすることで、キーワードー覧を表示する際に、五十音順の一覧表示が可能となる他に、意味が同じで発音が異なるキーワード(英語と日本語等)を一度に表示することも可能となる。
なお、この読みを追加する手段としては、利用者による登録と、従来から存在する日本語/英語等の変換辞書との連携で読みを追加する手段とがある。例えば、検索エンジンにより“engine”というキーワードが検出された場合、利用者は、検出されたキーワードに“えんじん”、“エンジン”、“はつどうき(発動機)”、“げんどうき(原動機)”等の読みを追加できる。
また、文節をキーワードとして登録することで、本来検索でヒットする単語単位のキーワードとは異なる、複数の単語を組み合わせた文節をキーワードとした検索が可能となる。ここでの文節とは、通常は複数のキーワードに分かれるべき単語を複数組み合わせたものを意味する。例えば、“検索エンジンとは”という文節は、“検索”、“エンジン”、および“とは”の3つの単語からなる。
(6)従来の検索エンジンにおける検索結果の返答方法は、夜間等の空き時間を利用して事前に検索しておいた結果を返答するか、または呼び出されたときに実際の物理的な文書検索を実行して結果を返答するかのいずれか一方であった。
これに対して、本実施形態では、検索エンジンを呼び出すときに物理検索を行うか否かの選択肢を設け、利用者が最新文書を検索したい場合には、実際の物理的な文書検索を実行し、そうでない場合は、事前に検索しておいた結果を返答する。
図1は、本実施形態におけるキーワード表示画面の例を示している。検索システムは、利用者から指定された検索条件の中のキーワードと条件(演算子)を分類し、検索条件をAND条件等の特定の演算子を元にした階層構造で保存し、それ以外の条件およびキーワードを階層構造の要素として保存する。
図1の画面は、検索対象101、検索条件102、配下の検索条件or結果103、および検索条件式104の表示領域からなる。検索対象101の領域には、検索される文書格納庫の識別情報が表示され、検索条件102には、過去の検索で用いられた検索条件が階層構造で表示される。
この例では、検索条件102として、“特許 OR PATENT”を最初の要素とする階層構造と、“カタログ NOT 車”を最初の要素とする階層構造が表示されている。前者の階層構造では、“特許 OR PATENT”の下位の階層に“アイデア”という要素が含まれており、後者の階層構造では、“カタログ NOT 車”の下位の階層に“NOT 富士通”という要素が含まれている。
ここでは、AND条件を元にした階層構造を用いているため、各要素のキーワードの前に演算子が付加されていなければ、そのキーワードと上位の階層の要素はAND条件で結合される。また、各要素のキーワードの前に演算子が付加されていれば、そのキーワードと上位の階層の要素はその演算子により結合される。
したがって、“特許 OR PATENT”と“アイデア”はAND条件で結合されており、“カタログ NOT 車”と“富士通”はNOT条件で結合されている。
利用者は、表示された検索条件102の中からいずれかの要素を選択することで、任意の検索条件を指定することができる。例えば、利用者がポインティングデバイスにより“アイデア”をクリックすると、“特許 OR PATENT”と“アイデア”を結合した以下の検索条件が指定される。
(特許 OR PATENT) AND アイデア
このとき、配下の検索条件or結果103には、“アイデア”の下位の階層の要素と、指定された検索条件で過去に検索を行った結果(アドレス、格納場所)が表示される。検索結果としては、従来の検索エンジンと同様に、ヒット率、サンプル、格納場所、サイズ、日付等の情報が表示される。
ここでは、“アイデア”の下位の階層の要素として、“メモ”、“作成中”、および“結果報告書”の3つの要素が表示されており、検索結果として、2つの文書のヒット率、サンプル、およびアドレスまたは格納場所が表示されている。
また、検索条件102および配下の検索条件or結果103において各要素の右側の括弧内に記されている数字は、対応する検索条件で過去に検索を行ったときのヒット件数を表す。
利用者が以前に指定した検索条件を再利用する場合に、以前の検索条件をこのような階層構造で表示することで、利用者は、検索条件を視覚的に理解して、必要な条件を簡単に選択することができる。
検索条件の操作としては、メニューボックス105に示されているように、切り取り、コピー、張り付け、表示、変更、追加(作成)、削除、最新表示、最新表示(物理)、検索条件の出力等を行うことができる。検索条件の追加では、表示された階層構造の上に新たな要素(演算子とキーワード)を生成することで、既存の検索条件に新たな条件を追加することができる。
最新表示では、事前に検索しておいた結果を用いて、指定された検索条件の検索結果を最新の状態に更新することができ、最新表示(物理)では、指定された検索条件に基づく実際の文書検索を実行させて、検索結果を最新の状態に更新することができる。
また、検索条件の出力では、階層化された検索条件を従来の検索条件の形式で出力する。図1では、指定された検索条件が、従来の形式で検索条件式104に表示されている。利用者は、出力された検索条件をコピーして従来の検索エンジンに入力することにより、同じ検索条件による検索結果を従来の検索エンジンで得ることができる。
次に、図2から図10までを参照しながら、本実施形態の検索システムの構成と動作についてより詳細に説明する。
図2は、検索システムの構成図である。図2の検索システムは、クライアント201、サーバ202、検索部203、および文書公開部204からなる。利用者は、クライアント201を操作することで、サーバ202に対して検索等の処理要求を送り、サーバ202は要求された検索を検索部203に依頼する。検索部203は、文書公開部204から検索条件に合致する文書情報を取り出し、検索結果として保存する。
検索キーワードの階層表示を行うために、クライアント201、サーバ202、検索部203、および文書公開部204は、それぞれ独立して動作できる機構として構成される。
これらの4つの機構は、1つまたは複数の情報処理装置(コンピュータ)により実現される。例えば、各機構をそれぞれ独立したコンピュータにより構成した場合、これらの機構はインターネット等の通信ネットワークを介して接続され、互いに情報交換を行うことができる。
したがって、クライアント201:サーバ202:検索部203:文書公開部204には、1:n:n:nの対応関係を持たせることができる。言い換えれば、1つのクライアント201に対して、n個のサーバ202、n個の検索部203、およびn個の文書公開部204を接続することができる。このように各機構を分離することにより、階層構造のキーワードを容易に再利用することが可能となる。
クライアント201は、表示装置211(ディスプレイ)、Webブラウザ212(Webクライアント)、およびクライアント機構213を備え、サーバ202は、Webサーバ221、サーバ機構222、および条件保存辞書223を備える。
表示装置211は、利用者からの操作入力を受け付け、Webブラウザ212からの出力情報を画面上に表示する。Webブラウザ212は、利用者とWebサーバ221のインタフェースとして動作するプログラムであり、Webサーバ221は、Webブラウザ212とサーバ機構222のインタフェースとして動作するプログラムである。条件保存辞書223は、検索条件を階層構造で保存する辞書である。
検索部203は、検索エンジン231、高速検索に向けた検索機構232、キーワード編集機構233、検索結果保存辞書234、用語辞書235、およびキーワード集236を備える。
検索結果保存辞書234は、検索を高速化するための検索結果を保存する辞書である。検索エンジン231は、サーバ機構222からの依頼に応じて、検索結果保存辞書234から検索結果を取り出し、サーバ機構222に返信する。
用語辞書235は、日本語や英語の用語の読み、意味、用例、発音等の付加情報が登録された辞書である。キーワード集236は、利用者が登録したキーワードの集まりであり、各キーワードは検索機構232により検索キーとして用いられる。キーワード集236には、過去に用いられたあらゆるキーワードが保存されている。
文書公開部204は、公開部241および文書格納庫242を備える。文書格納庫242は、検索対象となる文書情報を格納する格納庫である。公開部241は、ネットワークドライブ、Webサーバ等であり、文書格納庫242の文書情報をネットワーク上に公開する。
次に、図3に示す実際の利用者の作業手順に沿って、図2の検索システムの動作を説明する。
利用者は、まず、クライアント201上のWebブラウザ211を起動し、複数のサーバ202の中からを1つのサーバ202を選択する(ステップ301)。これにより、選択されたサーバ202のサーバ機構222に利用者からの要求が送信され、サーバ機構222は、利用者の正当性を確認するための利用者IDおよびパスワードの入力を要求する。
次に、利用者が利用者IDおよびパスワードを入力すると、サーバ機構222に利用者の認証情報が送信される(ステップ302)。ただし、公開鍵方式の暗号を用いた場合のように、利用者IDおよびパスワード以外の認証情報が用いられることもある。
サーバ機構222は、利用者の正当性検査を実施し、クライアント201からの要求がキーワード階層構造要求であれば、条件保存辞書223を参照して、以下の3つの情報をクライアント201に送信する。
・Webブラウザ212上でキーワードの階層表示等を行うクライアント機構213
・利用者が過去に利用した検索対象(過去に利用された文書格納庫242の一覧)
・以前に作成(入力)されたキーワードの階層構造
Webブラウザ212は、サーバ202から送られた情報を元に、クライアント機構213を呼び出し、表示装置211の画面上にキーワードの階層構造を表示する。
次に、利用者は、画面上で選択または直接入力により、具体的な文書格納庫を検索対象として指定し、クライアント機構213は、指定された検索対象の情報をサーバ機構222に送信する(ステップ303)。
サーバ機構222は、条件保存辞書223を参照して、受け取った検索対象の過去のキーワードの階層構造に対応するヒット件数を取り出し、クライアント機構に送信する。これにより、階層構造のキーワードに過去の検索のヒット件数が表示される。ただし、新たに指定された文書格納庫のヒット件数は表示されない。
利用者が表示された階層構造上のキーワードを順番に選択すると、クライアント機構213が画面表示を変更して、下位の階層のキーワードを表示する(ステップ304)。これにより、利用者は所望のキーワードに辿り着くことができる。このとき、各キーワードとともに表示されるヒット件数が、所望のキーワードを探し易くしている。
利用者は、所望のキーワードに辿り着くと、そのキーワードの最新状態を確認するため、最新表示を指定する。このとき、クライアント機構213は、指定されたキーワードから階層構造を逆順(上位方向)に辿り、最上位の要素に到達した時点で検索条件を作成する。これにより、以下の情報がサーバ機構222に送信される。
・利用者の認証情報(クライアント201とサーバ202の間で通信する度に認証情報を再送することで、通信を切断してサーバ負荷を下げることができる。)
・検索対象の情報(文書格納庫の情報)
・最上位から所望のキーワードに到るキーワードの列(一連の検索条件式への変換も同時にクライアント機構213が行う。)
サーバ機構222は、利用者の認証情報を確認した後、受け取った情報を検索部203の検索エンジン231に転送する。
検索エンジン231は、受け取った情報と検索結果保存辞書234を参照して検索結果を作成し、サーバ機構222に送信する。利用者が最新表示(物理)を指定した場合は、検索機構232が検索対象の文書格納庫242を実際に検索し、その結果を検索結果保存辞書234に蓄積した後、検索結果がサーバ機構222に送信される。
サーバ機構222は、検索結果を受け取ると、ヒット件数を条件保存辞書223に保存した後、検索結果をクライアント機構213に送信する。クライアント機構213は、受け取った検索結果を画面上に表示する。
次に、利用者は、所望の文書の内容を画面上で確認するため、表示された検索結果の中から文書を選択する(ステップ305)。検索結果には、ホームページのアドレスやネットワークドライブのアドレス等が含まれているため、直接、Webブラウザ212が該当文書を参照して画面上に表示する。
図2の構成では、クライアント201およびサーバ202にそれぞれWebブラウザ212およびWebサーバ221を搭載した例を示している。しかしながら、Webブラウザ212およびWebサーバ221の代わりに、固有の画面表示クライアントアプリケーションプログラムおよびそれに対応する画面表示サーバアプリケーションプログラムを使用しても、同様の処理を実現することができる。
図4は、サーバ202においてサーバ機構222の動作を支える条件保存辞書223のデータ構造の例を示している。図4の条件保存辞書は、利用者ID401をキーとしてキーワードの階層構造を複数格納しており、各階層構造を構成する要素は、条件402、キーワード403、ヒット件数404、Nポインタ405(N−ptr)、およびDポインタ406(D−ptr)からなる。
条件402は、要素に指定された条件(OR、NOT、NER等の演算子)である。ORは前後のキーワードのいずれか一方または両方を含むという条件を表し、NOTは指定されたキーワード403を含まないという条件を表し、NERは指定されたキーワード403に近い文字列(近似値)を含むという条件を表す。ヒット件数404は、最上位の要素からその要素までの各要素により表される検索条件に対応する前回の検索のヒット件数である。
Nポインタ405は、同じ階層における次の要素を指すポインタであり、次の要素がない場合は“0”となる。Dポインタ406は、次の階層(下位の階層)の要素を指すポインタであり、次の階層がない場合は“0”となる。
このようなデータ構造を用いて、実際にキーワードの階層構造を作成すると、例えば、図5のようになる。
次に、図6から図10までを参照しながら、各機構の動作をより詳細に説明する。
クライアント201のクライアント機構213は、利用者が最初にサーバ機構222に接続し、利用者の正当性検査で問題がなかった場合に、サーバ機構222からWebブラウザ212に送られ、Webブラウザ212上で動作する。
このクライアント機構213としてはJAVA(登録商標)アプレット等が最適であるが、クライアント201上で動作する他のプログラムとしてクライアント機構213を作成してもよい。なお、クライアント機構213がWebブラウザ212上で動作する場合は、利用者認証までの処理は、Webブラウザ212の機能だけで行うことが可能である。
クライアント機構213は、Webブラウザ212により呼び出されると、サーバ機構222より送られた情報を元に画面表示を行うように、Webブラウザ212に対して指示を出す。
また、利用者が画面上で選択等の操作を実施すると、その都度Webブラウザ212から呼び出され、画面の再表示指示をWebブラウザ212に対して行う。クライアント機構213とWebブラウザ212との情報交換については、一般的であるため、説明を省略する。
図6は、クライアント機構213の処理のフローチャートである。クライアント機構213は、Webブラウザ212により呼び出されると、まず、利用者が行った操作を判定する(ステップ600)。
利用者の操作がキーワード階層の表示(ステップ601)であれば、利用者より指示された、画面推移に必要な処理を、Webブラウザ212に対して指示する(ステップ602)。これを受けて、Webブラウザ212は画面表示を行う。これにより、以下のような処理が行われる。
・サーバ機構222よりクライアント機構213とともに送られたキーワードの階層構造を表示する。
・階層構造で表示されたキーワードを、従来の検索条件の形式で表示する。表示された検索条件は、従来の検索エンジン等の他のアプリケーションプログラムに流用することができる。
・利用者が階層間の移動を指示したときに、更新されたキーワードの階層構造を表示する。
利用者の操作がキーワード追加等の変更(ステップ603)であれば、クライアント機構213は、利用者より指示された操作(変更、追加、削除、最新表示、最新表示(物理)等)の情報を作成する(ステップ604)。
次に、最上位の要素から指定された要素までの各要素を検索条件式に変換して、作成した情報と検索条件式をサーバ202に送信する(ステップ605)。そして、サーバ202から返答を受信し(ステップ607)、その情報に従って画面を表示する処理を、Webブラウザ212に対して指示する(ステップ608)。これを受けて、Webブラウザ212は画面の再構築を行う。これにより、以下のような処理が行われる。
・利用者が指定した検索対象の情報(文書格納庫242のアドレス情報)をサーバ機構222に送り、その結果としてサーバ機構222より送られたヒット件数をキーワードの横に表示する。
・利用者のキーワード操作の情報をサーバ機構222に送り、その結果としてサーバ機構222より送られた、新たなキーワードの階層構造を画面に表示する。
利用者の操作がキーワードの内容表示(ステップ609)であれば、クライアント機構213は、利用者より指示されたキーワードの内容表示の情報を作成する(ステップ610)。
次に、作成した情報を検索部203に送信する(ステップ611)。そして、検索部203から返答を受信し(ステップ612)、その情報に従って画面を表示する処理を、Webブラウザ212に対して指示する(ステップ613)。これを受けて、Webブラウザ212は画面表示を行う。これにより、以下のような処理が行われる。
・利用者のキーワード内容表示操作の情報をキーワード編集機構233に送り、その結果としてキーワード編集機構233より送られた、キーワードの読み、意味、用例、発音等を画面に表示する。この場合、発音の表示とは、スピーカ等により音声データを出力する処理を意味する。
・利用者のキーワード内容操作(登録、削除、変更等)の情報をキーワード編集機構233に送り、その結果としてキーワード編集機構233より送られた、新たな読み、意味、用例、発音等を画面に表示する。
クライアント機構213の処理が終了すると、クライアント201はWebブラウザ212の処理に復帰する。
サーバ202のサーバ機構222は、クライアント201より要求された操作を実施し、その結果をクライアント201に対して返答する。
図7は、サーバ機構222の処理のフローチャートである。サーバ機構222は、Webサーバ221により呼び出されると、まず、利用者の認証情報を元に利用者の正当性検査を実施し(ステップ701)、クライアント201からの要求を判定する(ステップ702)。
キーワード階層構造要求(ステップ703)であれば、サーバ機構222は、受け取った利用者IDと検索条件式をキーとして条件保存辞書223を検索し、対応する階層構造の情報を取得する(ステップ704)。そして、得られた階層構造の情報をクライアント201に返信する(ステップ705)。これにより、以下のような処理が行われる。
・条件保存辞書223に保存されたキーワードの階層構造をクライアント201に送る。
・過去の検索におけるキーワード毎のヒットした文書数(ファイル数)をヒット件数としてクライアント201に送る。
キーワード追加等の変更要求(変更、追加、削除等の場合)(ステップ706)であれば、サーバ機構222は、受け取った利用者IDと検索条件式をキーとして条件保存辞書223を検索し(ステップ707)、要求された変更内容を対応する階層構造の要素に反映する(ステップ708)。そして、変更された階層構造の情報をクライアント201に返信する(ステップ709)。
次に、変更により新たなキーワードが追加されたか否かを判定し(ステップ710)、新たなキーワードが追加されていれば、キーワード編集機構233に対してキーワード追加処理を依頼する(ステップ711)。これを受けて、キーワード編集機構233は、キーワード集236に新たなキーワードを追加する。これにより、以下のような処理が行われる。
・クライアント201より送られたキーワードの変更を、条件保存辞書223に保存する。
・条件保存辞書223に保存されたキーワードを、検索部203に登録(転送)する。
最新情報の検索要求(最新表示および最新表示(物理)の場合)(ステップ712)であれば、サーバ機構222は、受け取った利用者IDと検索条件式をキーとして条件保存辞書223を検索し、対応する階層構造の情報を取得する(ステップ713)。そして、検索条件式と指定された文書格納庫242のアドレス情報を検索エンジン231に転送して、検索を依頼する(ステップ714)。これを受けて、検索エンジン231は、検索結果保存辞書234から対応する検索結果を取得し、サーバ機構222に返信する。
サーバ機構222は、検索結果に含まれるヒット件数を、条件保存辞書223の対応する階層構造の要素に保存し(ステップ715)、検索結果をクライアント201に返信する(ステップ716)。これにより、以下のような処理が行われる。
・検索部203に検索を依頼する(事前検索の結果を要求するか物理検索の結果を要求するかの種別を含む)。
利用者が最新表示を指定した場合は、サーバ機構222は、事前検索の結果を検索エンジン231に要求し、検索エンジン231は、検索結果保存辞書234から事前検索の結果を取り出してサーバ機構222に返信する。
また、利用者が最新表示(物理)を指定した場合は、サーバ機構222は、物理検索の結果を検索エンジン231に要求し、検索エンジン231は、検索機構232に文書格納庫242の検索を指示する。そして、検索機構232が検索結果を検索結果保存辞書234に格納すると、検索エンジン231は、その検索結果を取り出してサーバ機構222に返信する。
これにより、以下のような処理が行われる。
・検索部203から検索結果を受け取る。
・検索結果のヒット件数を条件保存辞書223に保存する。
・検索結果をクライアント201に送る。
サーバ機構222の処理が終了すると、サーバ202はWebサーバ221の処理に復帰する。
検索部203の検索エンジン231の基本的な動作は、従来の検索エンジンと同様である。ただし、サーバ機構222からの指示に従って物理検索を行う機能を新たに取り入れている。従来の検索エンジンは、検索結果保存辞書234に登録された情報を検索結果として返すのに対して、検索エンジン231は、物理検索が指示された場合に検索機構232を起動して検索処理を行うため、要求元に最新の検索結果を返すことができる。
図8は、検索部203の検索エンジン231の処理のフローチャートである。検索エンジン231は、サーバ機構222により呼び出されると、まず、要求が物理検索であるか否かを判定する(ステップ801)。
物理検索が要求された場合は、検索機構232を起動して、文書格納庫242のアドレス情報と検索条件式に含まれる各キーワードを転送し、検索を依頼する(ステップ802)。物理検索が要求されていない場合は、検索機構232を起動しない。
次に、検索結果保存辞書234から、文書格納庫242と検索条件式に対応する情報を抽出し(ステップ803)、サーバ機構222に返信する(ステップ804)。
検索機構232の基本的な動作も従来の検索機構と同様であり、夜間等の空き時間を利用してオフラインで文書検索を行い、その結果を検索結果保存辞書234に蓄積する。ただし、検索エンジン231から直接キーワードが指定された場合は、直ちに文書検索を行って、検索結果保存辞書234内の該当キーワードの情報のみを最新化することができる。
図9は、検索機構232の処理のフローチャートである。検索機構232は、あらかじめ決められたスケジュールに従って定期的に起動されるか、あるいは検索エンジン231により呼び出されることで、処理を開始する。まず、辞書キーワード910を初期化し(ステップ901)、呼び出し元からキーワードが指定されているか否かを判定する(ステップ902)。辞書キーワード910は、検索に用いるキーワードを一時的に格納するデータ領域であり、検索部203のメモリ内に生成される。
物理検索のために検索エンジン231からキーワードが指定されている場合は、指定された各キーワードを辞書キーワード910に登録する(ステップ903)。また、定期実行の場合のようにキーワードが指定されていない場合は、キーワード集236と用語辞書235を用いて多数の検索キーワードを生成し、辞書キーワード910に登録する(ステップ906)。
次に、指定された文書格納庫242に関する検索結果保存辞書234内の検索結果のうち、辞書キーワード910に登録された各キーワードに対応する情報を削除する(ステップ904)。ここで、指定された文書格納庫242とは、定期実行のためにあらかじめ指定された文書格納庫242、または検索エンジンにより指定された文書格納庫242を意味する。
そして、指定された文書格納庫242から、辞書キーワード910の各キーワードに該当する情報を抽出し、検索結果保存辞書234に登録する(ステップ905)。このとき、従来とは異なり、キーワード毎のヒット件数もしておく。ステップ905では、以下のような処理が行われる。
・文書格納庫242の文書を読み込む。
・キーワード集236および用語辞書235から辞書キーワード910を作成する
・読み込んだ文書内に存在する、辞書キーワード910のキーワードを抽出する。
・辞書キーワード910のキーワード別にキーワードと文書の関係を分類して、検索結果保存辞書234に登録するとともに、ヒット件数を加算する。
・読み込んだ文書内に存在する単語を抽出する(キーワードが複数の単語からなる文節である場合等)。
・単語別に単語と文書の関係を分類して、検索結果保存辞書234に登録するとともに、ヒット件数を加算する。
検索機構232の処理が終了すると、検索部203は呼び出し元の処理に復帰する。
検索部203のキーワード編集機構233は、クライアント機構213またはサーバ機構222により呼び出され、その指示に従って処理を実行する。
図10は、キーワード編集機構233の処理のフローチャートである。キーワード編集機構233は、まず、呼び出し元から利用者の認証情報を受け取って、利用者の正当性検査を実施し(ステップ1001)、呼び出し元からの要求を判定する(ステップ1002)。
キーワードの一覧要求(ステップ1003)およびキーワードの変更要求(ステップ1007)は、クライアント機構213からサーバ機構222を介してキーワード編集機構233に送られる。また、付加情報の要求(ステップ1011)および付加情報の変更要求(ステップ1015)は、クライアント機構213からキーワード編集機構233に直接送られる。
キーワードの一覧要求(ステップ1003)であれば、キーワード編集機構233は、キーワード集236のキーワードの一覧を作成し(ステップ1004)、検索結果保存辞書234のキーワードの一覧を作成する(ステップ1005)。そして、これらの2つの一覧を合成して1つのテーブルにまとめ、サーバ機構222に返信する(ステップ1006)。これにより、以下のような処理が行われる。
・検索結果保存辞書234およびキーワード集236よりキーワードを抽出して、キーワード別のヒット件数の一覧を作成し、クライアント201の画面上に表示する。
キーワードの変更要求(ステップ1007)であれば、キーワード編集機構233は、まず、新たなキーワードの登録要求(キーワード追加処理)であるか否かを判定し(ステップ1008)、キーワードの登録要求でなければ、変更対象のキーワードをキーワード集236から検索する(ステップ1009)。そして、キーワード集236に対して要求された変更を実施する(ステップ1010)。これにより、以下のような処理が行われる。
・一覧表示されたキーワードの登録、削除、変更等の操作を、キーワード集236に反映する。特に、新たなキーワードを登録する場合、複数の単語からなる文節をキーワードとして登録することができる。
・階層構造で表示されたキーワードの操作を、キーワード集236に反映する。
付加情報の要求(ステップ1011)であれば、キーワード編集機構233は、要求されたキーワードをキーワード集236から検索し(ステップ1012)、要求されたキーワードの読み、意味、用例、発音等の付加情報を用語辞書235から検索する(ステップ1013)。そして、これらの検索結果を併せてクライアント機構213に返信する(ステップ1014)。これにより、以下のような処理が行われる。
・一覧表示されたキーワードの読み、意味、用例、発音等の付加情報を、用語辞書235およびキーワード集236から抽出して、クライアント201の画面上に表示する。このとき、クライアント機構213は、例えば、キーワードの読みに基づいて、上記キーワードの一覧を五十音順(あ〜ん)、アルファベット順(a〜z)等で索引表示することができる。
付加情報の変更要求(ステップ1015)であれば、キーワード編集機構233は、要求された付加情報の変更をキーワード集236に対して実施する(ステップ1016)。これにより、以下のような処理が行われる。
・一覧表示されたキーワードの付加情報の登録、削除、変更等の操作を、キーワード集236に反映する。
以上説明した図2の検索システムでは、クライアント機構213、サーバ機構222、および検索機構232をそれぞれ別のコンピュータ内に設けているが、これらの機構を1つのコンピュータ内に設けてもよい。また、図1に示したキーワードの階層構造では、AND条件を元にして階層構造を生成しているが、OR条件等の他の条件を元にして階層構造を生成してもよい。
図2のクライアント201、サーバ202、検索部203、および文書公開部204は、例えば、図11に示すような情報処理装置(コンピュータ)を用いて構成することができる。図11の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)1101、メモリ1102、入力装置1103、出力装置1104、外部記憶装置1105、媒体駆動装置1106、およびネットワーク接続装置1107を備え、それらはバス1108により互いに接続されている。
メモリ1102は、例えば、ROM(read only memory)、RAM(random access memory)等を含み、処理に用いられるプログラムおよびデータを格納する。CPU1101は、メモリ1102を利用してプログラムを実行することにより、必要な処理を行う。
図2のWebブラウザ212、クライアント機構213、Webサーバ221、サーバ機構222、検索エンジン231、検索機構232、キーワード編集機構233、および公開部241は、メモリ1102に格納されたプログラムに対応する。
入力装置1103は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル等であり、オペレータ(利用者等)からの指示や情報の入力に用いられる。出力装置1104は、例えば、ディスプレイ、プリンタ、スピーカ等であり、オペレータへの問い合わせや処理結果の出力に用いられる。図2の表示装置211は、入力装置1103および出力装置1104の機能を併せ持っている。
外部記憶装置1105は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置は、この外部記憶装置1105に、上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1102にロードして使用する。外部記憶装置1105は、図2の条件保存辞書223、検索結果保存辞書234、用語辞書235、キーワード集236、文書格納庫242としても用いられる。
媒体駆動装置1106は、可搬記録媒体1109を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体1109は、メモリカード、フレキシブルディスク、CD−ROM(compact disk read only memory)、光ディスク、光磁気ディスク等の任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。オペレータは、この可搬記録媒体1109に上記プログラムおよびデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ1102にロードして使用する。
ネットワーク接続装置1107は、LAN(local area network)、インターネット等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置は、必要に応じて、上記プログラムおよびデータを外部の装置からネットワーク接続装置1107を介して受け取り、それらをメモリ1102にロードして使用する。
図12は、図11の情報処理装置にプログラムおよびデータを供給することのできるコンピュータ読み取り可能な記録媒体を示している。可搬記録媒体1109やサーバ1201のデータベース1203に格納されたプログラムおよびデータは、情報処理装置1202のメモリ1102にロードされる。サーバ1201は、そのプログラムおよびデータを搬送する搬送信号を生成し、ネットワーク上の任意の伝送媒体を介して情報処理装置1202に送信する。CPU1101は、そのデータを用いてそのプログラムを実行し、必要な処理を行う。
本発明によれば、文書検索のための検索条件の表示/再利用において、以下の効果が期待できる。
・過去の検索条件を視覚的に表示して再利用することができ、利用者の負担が少なくなる。
・過去の検索条件に対して、新たな条件を簡単に設定することができる。
また、従来では検索エンジンを起動するときに用いられていたキーワード、あるいはそのときに自動生成されていたキーワードを、本発明では、高速検索に向けた検索機構のオフライン動作時に与えることができる。このため、検索エンジンが起動されたときに必要となる検索結果を、検索結果保存辞書内に事前に準備することができる。これにより、以下の効果が期待できる。
・予想される検索結果が検索結果保存辞書に準備されているため、高速な検索が可能となる。
さらに、高速検索に向けた検索機構による検索結果のキーワード毎のヒット件数を保存しておき、クライアント上で五十音順、アルファベット順等の索引表示を行うことにより、利用者は以下の効果を期待できる。
・ヒット件数が比較的少なく、検索結果の絞り込みに有効と思われるキーワードを組み合わせて検索することが可能となる。
・検索キーワードの語録を参照して、検索の参考資料として利用することができる。
・過去の検索条件を視覚的に表示して再利用することができ、利用者の負担が少なくなる。
・過去の検索条件に対して、新たな条件を簡単に設定することができる。
また、従来では検索エンジンを起動するときに用いられていたキーワード、あるいはそのときに自動生成されていたキーワードを、本発明では、高速検索に向けた検索機構のオフライン動作時に与えることができる。このため、検索エンジンが起動されたときに必要となる検索結果を、検索結果保存辞書内に事前に準備することができる。これにより、以下の効果が期待できる。
・予想される検索結果が検索結果保存辞書に準備されているため、高速な検索が可能となる。
さらに、高速検索に向けた検索機構による検索結果のキーワード毎のヒット件数を保存しておき、クライアント上で五十音順、アルファベット順等の索引表示を行うことにより、利用者は以下の効果を期待できる。
・ヒット件数が比較的少なく、検索結果の絞り込みに有効と思われるキーワードを組み合わせて検索することが可能となる。
・検索キーワードの語録を参照して、検索の参考資料として利用することができる。
Claims (21)
- 文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する情報提供装置であって、
前記過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を格納する格納部と、
前記端末装置からの要求に応じて、前記格納部から前記キーワードの階層構造の情報を取り出す抽出部と、
取り出されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送する転送部とを備えることを特徴とする情報提供装置。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する提供部のための検索条件提供プログラムを記録した記録媒体であって、該検索条件提供プログラムは、
前記入力部からの要求に応じて、前記過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を、格納部から取り出し、
取り出されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送する
処理を前記提供部に実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記格納部は、前記複数のキーワードからなる検索条件式において、第1のキーワードと第2のキーワードが特定の演算子で結合されているとき、該第1のキーワードと第2のキーワードをそれぞれ異なる階層の要素として格納し、該第2のキーワードと第3のキーワードがその他の演算子で結合されているとき、該第2のキーワードと第3のキーワードを同じ階層の要素として格納することを特徴とする請求項2記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記格納部は、前記キーワードの階層構造の各要素のキーワードに、前記過去の文書検索におけるヒット件数を付加して格納し、前記提供部は、該ヒット件数が付加されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送することを特徴とする請求項2記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記提供部からの依頼に応じて文書検索を実行する検索部のためのキーワード編集プログラムをさらに記録し、
前記キーワード編集プログラムは、前記入力部からの要求に応じて、各キーワードの読み、意味、用例、および発音のうち少なくとも1つの付加情報を該入力部に転送する処理を前記検索部に実行させ、
前記入力部は、受け取った付加情報を含むキーワードの一覧を画面上に表示する
ことを特徴とする請求項2記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記入力部は、各キーワードの読みを前記付加情報として受け取ったとき、該読みに基づいて前記キーワードの一覧を索引表示することを特徴とする請求項5記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記提供部からの依頼に応じて文書検索を実行する検索部のための検索プログラムをさらに記録し、
前記検索条件提供プログラムは、前記入力部からの要求に応じて、事前に文書検索を実行した結果を要求するか、あるいは現在の文書を実際に検索することを要求するかの種別を指定して、前記検索部に文書検索を依頼する処理をさらに前記提供部に実行させ、
前記検索プログラムは、前記提供部から事前に文書検索を行った結果を要求されたとき、あらかじめ保存されている事前の文書検索の結果を該提供部に転送し、該提供部から現在の文書を実際に検索することを要求されたとき、実際の文書検索を実行して検索結果を該提供部に転送する処理を前記検索部に実行させる
ことを特徴とする請求項2記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部のための検索条件入力プログラムを記録した記録媒体であって、該検索条件入力プログラムは、
過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を画面上に表示し、
表示されたキーワードの階層構造において利用者が階層間の移動を指示したとき、更新されたキーワードの階層構造を表示する
処理を前記入力部に実行させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部のための検索条件入力プログラムと、該入力部に対して過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する提供部のための検索条件提供プログラムと、該提供部からの依頼に応じて文書検索を実行する検索部のための検索プログラムとを記録した記録媒体であって、
前記検索条件提供プログラムは、前記入力部からの要求に応じて、前記過去の検索条件の情報を格納部から取り出して該入力部に転送し、該入力部からの要求に応じて、前記検索部に文書検索を依頼する処理を前記提供部に実行させ
前記検索条件入力プログラムは、前記提供部から受け取った過去の検索条件の情報を画面上に表示する処理を前記入力部に実行させ、
前記検索プログラムは、前記提供部からの依頼に応じて文書格納庫の文書を検索する処理を前記検索部に実行させ、
前記入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は互いに独立して動作し、該入力部、提供部、検索部、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更可能である
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する提供部のための検索条件提供プログラムであって、
前記入力部からの要求に応じて、前記過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を、格納部から取り出し、
取り出されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送する
処理を前記提供部に実行させることを特徴とする検索条件提供プログラム。 - 前記格納部は、前記複数のキーワードからなる検索条件式において、第1のキーワードと第2のキーワードが特定の演算子で結合されているとき、該第1のキーワードと第2のキーワードをそれぞれ異なる階層の要素として格納し、該第2のキーワードと第3のキーワードがその他の演算子で結合されているとき、該第2のキーワードと第3のキーワードを同じ階層の要素として格納することを特徴とする請求項10記載の検索条件提供プログラム。
- 前記格納部は、前記キーワードの階層構造の各要素のキーワードに、前記過去の文書検索におけるヒット件数を付加して格納し、前記提供部は、該ヒット件数が付加されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送することを特徴とする請求項10記載の検索条件提供プログラム。
- 請求項10記載の検索条件提供プログラムと、前記提供部からの依頼に応じて文書検索を実行する検索部のためのキーワード編集プログラムとからなるプログラムであって、
前記キーワード編集プログラムは、前記入力部からの要求に応じて、各キーワードの読み、意味、用例、および発音のうち少なくとも1つの付加情報を該入力部に転送する処理を前記検索部に実行させ、
前記入力部は、受信した付加情報を含むキーワードの一覧を画面上に表示する
ことを特徴とするプログラム。 - 前記入力部は、各キーワードの読みを前記付加情報として受け取ったとき、該読みに基づいて前記キーワードの一覧を索引表示することを特徴とする請求項13記載のプログラム。
- 請求項10記載の検索条件提供プログラムと、前記提供部からの依頼に応じて文書検索を実行する検索部のための検索プログラムとからなるプログラムであって、
前記検索条件提供プログラムは、前記入力部からの要求に応じて、事前に文書検索を実行した結果を要求するか、あるいは現在の文書を実際に検索することを要求するかの種別を指定して、前記検索部に文書検索を依頼する処理をさらに前記提供部に実行させ、
前記検索プログラムは、前記提供部から事前に文書検索を行った結果を要求されたとき、あらかじめ保存されている事前の文書検索の結果を該提供部に転送し、該提供部から現在の文書を実際に検索することを要求されたとき、実際の文書検索を実行して検索結果を該提供部に転送する処理を前記検索部に実行させる
ことを特徴とするプログラム。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部のための検索条件入力プログラムであって、
過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を画面上に表示し、
表示されたキーワードの階層構造において利用者が階層間の移動を指示したとき、更新されたキーワードの階層構造を表示する
処理を前記入力部に実行させることを特徴とする検索条件入力プログラム。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部のための検索条件入力プログラムと、該入力部に対して過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する提供部のための検索条件提供プログラムと、該提供部からの依頼に応じて文書検索を実行する検索部のための検索プログラムとからなるプログラムであって、
前記検索条件提供プログラムは、前記入力部からの要求に応じて、前記過去の検索条件の情報を格納部から取り出して該入力部に転送し、該入力部からの要求に応じて、前記検索部に文書検索を依頼する処理を前記提供部に実行させ、
前記検索条件入力プログラムは、前記提供部から受け取った過去の検索条件の情報を画面上に表示する処理を前記入力部に実行させ、
前記検索プログラムは、前記提供部からの依頼に応じて文書格納庫の文書を検索する処理を前記検索部に実行させ、
前記入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は互いに独立して動作し、該入力部、提供部、検索部、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更可能である
ことを特徴とするプログラム。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する提供部のための検索条件提供プログラムを搬送する搬送信号であって、該検索条件提供プログラムは、
前記入力部からの要求に応じて、前記過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を、格納部から取り出し、
取り出されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送する
処理を前記提供部に実行させることを特徴とする搬送信号。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部のための検索条件入力プログラムを搬送する搬送信号であって、該検索条件入力プログラムは、
過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を画面上に表示し、
表示されたキーワードの階層構造において利用者が階層間の移動を指示したとき、更新されたキーワードの階層構造を表示する
処理を前記入力部に実行させることを特徴とする搬送信号。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する情報提供方法であって、
前記過去の検索条件に含まれる複数のキーワードの各々を要素として構成される、キーワードの階層構造の情報を格納部に格納し、
前記入力部からの要求に応じて、前記キーワードの階層構造の情報を取り出し、
取り出されたキーワードの階層構造の情報を前記入力部に転送する
ことを特徴とする情報提供方法。 - 文書検索の検索条件を入力する入力部に対して、過去の文書検索で用いられた検索条件の情報を提供する情報提供方法であって、
前記入力部は、前記過去の検索条件を提供部に要求し、
前記提供部は、前記入力部からの要求に応じて、前記過去の検索条件の情報を格納部から取り出して前記入力部に転送し、
前記入力部は、前記提供部から受け取った過去の検索条件の情報を画面上に表示し、
前記提供部は、前記入力部からの要求に応じて、検索部に文書検索を依頼し
前記検索部は、前記提供部からの依頼に応じて文書格納庫の文書を検索し、
前記入力部、提供部、検索部、および文書格納庫は互いに独立して動作し、該入力部、提供部、検索部、および文書格納庫の組み合わせを自由に変更可能である
ことを特徴とする情報提供方法。
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