JPWO2004106858A1 - ステレオカメラシステム及びステレオ光学モジュール - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特開平11−211469号公報には、1対のカメラを用いてステレオ画像を撮像するステレオ撮像ユニット(ステレオ光学モジュール)とステレオ撮像画像を処理する画像処理ユニット(中央制御ユニット)とを組み合わせたステレオ画像処理システムが提案されている。このステレオ撮像ユニットでは、1対のカメラの互いの特性のバラツキを補正するために、カメラ特性データを記憶しておく不揮発性メモリが内部に設けられている。そして、このようなステレオ撮像ユニットとステレオ画像処理ユニットとを通信回線を介して接続することで、不揮発性メモリに記憶された補正データを、通信回線を介してステレオ画像処理ユニットに転送出力することが可能である。また、ステレオ撮像ユニット内のカメラで撮像されたステレオ画像データは、アナログ形式の映像信号として通信回線を介してステレオ画像処理ユニットに出力され、ステレオ画像処理ユニット内部では、ステレオ撮像ユニットから入力されたそれらアナログ形式の映像信号と補正データとから補正演算が行われる。
また、特開平11−328413号公報には、撮像装置(ステレオ光学モジュール)と画像処理ユニット(中央制御ユニット)との間を1系統のアナログの画像信号用ケーブルで接続し、この画像信号用ケーブルを使用してステレオ画像の各々を選択的に送る撮像装置が提案されている。
また、特開2001−88609号公報には、車載カメラ(ステレオ光学モジュール)と画像認識装置(中央制御ユニット)とを映像信号線とシリアルの通信線とを用いて接続し、更に、車載カメラに温度を検出するための温度センサを実装しておくことで、この温度センサからの出力を、シリアル通信線を介して画像認識装置に送ることが可能な車載カメラが提案されている。
更に、特開2002−259966号公報には、複数の車載カメラ(ステレオ光学モジュール)と周辺認識装置(中央制御ユニット)とからなるシステムが提案されている。
ここで、上記特開平11−211469号公報で提案されているシステムや上記特開平11−328413号公報で提案されている撮像装置では、ステレオ光学モジュールと中央制御ユニットとの間でアナログ形式の通信回線を使用してステレオ画像データを送っている。このため、ステレオ光学モジュール内部ではアナログの映像信号しか存在しない。
また、ステレオ光学モジュール内部で得られたステレオ画像は、例えば被写体までの距離を求めるのに利用されるが、距離演算を行う前には、1対のカメラがそれぞれ有する1対の光学系の間で発生する種々のアンバランスを補正するための補正演算が必要である。しかしながら、ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像をステレオ光学モジュール内で補正することは困難である。したがって、この場合には、中央制御ユニット側で補正を行う必要が生じてくる。この補正について、上記特開平11−211469号公報では、補正データをステレオ光学モジュールに記憶させておき、その補正データを、通信回線を使用して中央制御ユニット側に送信することで、中央制御ユニット側で補正演算を行うという手法を提案している。
ここで、上述した光学系の間で発生する種々のアンバランスは、ステレオ光学モジュール内部の光学系の取り付け位置ずれや経年変化によるずれ等のステレオ光学モジュール毎に固有のバラツキを有する。このため、特開平11−211469号公報のような手法では、中央制御ユニット側にステレオ光学モジュール固有のバラツキを補正するための演算部が必要になるので、中央制御ユニット側の構成が複雑になってしまう。
また、上記特開2002−259966号公報等に示すような、複数のステレオ光学モジュールと1つの中央制御ユニットとからなるシステムの場合には、複数のステレオ光学モジュールのそれぞれにおいて発生する種々のバラツキを補正する演算部を、全て中央制御ユニット側に持たせる必要があり、中央制御ユニットの構造が非常に複雑なものとなってしまう。例えば、中央制御ユニットをカーナビゲーションシステムの中央制御ユニットとして用いる場合等では、製造の手間などの観点からも補正演算部をステレオ光学モジュール内に持たせてしまうことが望ましい。
また、上記特開平11−211469号公報では、ステレオ光学モジュールと中央制御ユニットとの間でアナログ形式の通信ラインを使用してステレオ画像データを送っている。ここで、特開平11−211469号公報ではデジタルデータを送受信するためのシリアル通信線とアナログの画像データを送信するためのビデオ信号線とに、別個に設けられた2系統の信号線が用いられている。
ここで、ステレオカメラシステムを車載等に使用する場合、車の中にはワイヤーハーネス類を設置するスペースが少なく、なおかつ最近の車内の電子化の進歩から非常にワイヤーハーネス類の使用量が増えてきている。このため、特開平11−211469号公報のように、2系統の信号線を使用するシステムを搭載すると、それだけスペースを占有してしまう。特に特開2002−259966号公報のような複数のステレオ光学モジュールを用いるシステムにおいては、よりスペースを占有してしまうことになる。
また、本発明の目的は、ステレオカメラシステムにおける中央制御を行う中央制御ユニットの構造を簡単化してステレオ画像撮像時のアンバランスを補正することも可能なステレオカメラシステム及びステレオ光学モジュールを提供することである。
更に、本発明の目的は、使用する信号線の本数を減らすことが可能なステレオカメラシステム及びステレオ光学モジュールを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データを出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、前記中央制御ユニットは、前記ステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて前記被写体の評価を行うために、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力されたステレオ画像データを入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像データに基づいて対象となる被写体までの距離を求める距離画像評価装置とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様のステレオ光学モジュールは、ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路において画像処理されたステレオ画像データを通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備する。
これら、第1及び第2の態様によれば、ステレオ光学モジュール内で得られたステレオ画像データに対して所定の画像処理演算が行われる。即ち、画像処理演算をステレオ光学モジュール内で行うことによって、中央制御ユニット側の構造を簡略化することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された前記キャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して前記通信回線に出力されるステレオ画像データを該中央制御ユニットに入力させるためのユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像データに基づいて対象となる被写体までの距離を求める距離画像評価装置とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第4の態様のステレオ光学モジュールは、ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された前記キャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路において画像処理されたステレオ画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備する。
これら、第3及び第4の態様によれば、ステレオ光学モジュール内に更にキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリを設けることにより、この補正情報メモリに記憶されたキャリブレーションデータを使用してステレオ光学モジュール内において所定の画像処理を行うことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第5の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータであって、第1のキャリブレーションデータ及び第2のキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された第1のキャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、前記画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データ及び前記補正情報メモリに記憶された第2のキャリブレーションデータを前記通信回線に出力するためのモジュール側通信インタフェースとを具備し、前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して前記通信回線に出力されるステレオ画像データを該中央制御ユニットに入力させるためのユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像データ及び前記第2のキャリブレーションデータに基づいて対象となる被写体までの距離を求める距離画像評価装置とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第6の態様のステレオ光学モジュールは、ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータであって、第1のキャリブレーションデータ及び第2のキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された第1のキャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、前記画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データ及び前記補正情報メモリに記憶された第2のキャリブレーションデータを前記通信回線に出力するためのモジュール側通信インタフェースとを具備する。
これら、第5及び第6の態様によれば、ステレオ光学モジュール内に更に第1のキャリブレーションデータと第2のキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリを設けている。この中で第1のキャリブレーションデータは、ステレオ光学モジュール側で所定の画像処理演算を行う際に用いられる。一方、第2のキャリブレーションデータは、中央制御ユニット側に送信することで、中央制御ユニット側で距離演算が行われる。即ち、少なくとも第1のキャリブレーションデータを使用する所定の画像処理演算の部分だけ、中央制御ユニットを簡略化することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第7の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力された距離画像データを入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記距離画像データに基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第8の態様のステレオ光学モジュールは、ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備する。
これら第7及び第8の態様によれば、ステレオ光学モジュール内で得られたステレオ画像データに対して、画像出力処理回路で所定の画像処理が行われ、さらに、距離画像算出ユニットにおいて距離画像データが生成される。即ち、画像処理演算を行う画像出力処理回路と距離画像データを作成する距離画像算出ユニットとをステレオ光学モジュール内に設けることによって、中央制御ユニット側の構造を簡略化することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第9の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によってステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方の画像データを出力するモジュール側通信インタフェースとを具備するステレオ光学モジュールと、距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方を入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方に基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備する中央制御ユニットと、前記モジュール側通信インタフェースと前記ユニット側インタフェースとの間を接続し、前記ステレオ光学モジュールと前記中央制御ユニットとの間でデータの通信を可能とする通信回線とから構成される。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第10の態様のステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データ及び前記撮像素子によって発生させたステレオ画像データの少なくとも何れか一方の画像データを通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備する。
これら第9及び第10の態様によれば、距離画像データの他にステレオ画像データも中央制御ユニットに出力することが可能である。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第11の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力された距離画像データを入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記距離画像データに基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第12の態様のステレオ光学モジュールは、ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第13の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に関するデータに基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールと前記中央制御ユニットとをデジタル信号により通信する通信回線と、から構成され、前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記中央制御ユニットから制御コマンドを受けた場合に、当該ステレオ光学モジュールで取得されたステレオ画像に関連した情報を前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力された前記ステレオ画像に関連した情報を入力させると共に当該中央制御ユニットから前記ステレオ光学モジュールに制御コマンドを出力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像に関連した情報に基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備する。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第14の態様のステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部とを具備し、外部から入力された制御コマンドに応答して前記ステレオ画像に関連した情報を通信回線に出力する。
これら第13及び第14の態様によれば、ステレオ光学モジュールと中央制御ユニットとの間の通信をデジタル信号のみで行うことにより、信号線の本数を減らすことができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の第15の態様のステレオカメラシステムは、同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、ステレオ画像を取得するための少なくとも1つのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールとは異なる画像を取得するための少なくとも1つの光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュール及び前記光学モジュールのシーケンス制御を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュール、前記光学モジュール、及び前記中央制御ユニットを通信接続する通信回線とから構成される。
この第15の態様によれば、1本の通信回線に複数のモジュールを接続することができ、信号線の本数を減らすことができる。
図2は、第1の実施形態におけるステレオ光学モジュールの回路構成を示すブロック図であり、
図3Aは、ステレオ光学モジュールのステレオ光学系の構造について示す上面図であり、
図3Bは、ステレオ光学モジュールの外観図であり、
図4Aは、ステレオ光学モジュールの構造について示す斜視図であり、
図4Bは、ステレオ光学モジュール内の回路配置について説明するための上面図であり、
図5は、ステレオ画像の例を示す図であり、
図6は、本発明の第1の実施形態におけるステレオ光学モジュールにおける中央制御ユニットの回路構成を示すブロック図であり、
図7は、第1の実施形態のステレオカメラシステムを車両に搭載する場合の例を示す図であり、
図8Aは、視野マスクの第1の変形例を示す図であり、
図8Bは、視野マスクの第2の変形例を示す図であり、
図9は、中央制御ユニットの変形例を示すブロック図であり、
図10は、本発明の第2の実施形態におけるステレオ光学モジュールの回路構成を示すブロック図であり、
図11は、本発明の第2の実施形態の中央制御ユニットの回路構成を示すブロック図であり、
図12は、本発明の第3の実施形態におけるステレオ光学モジュールの回路構成を示すブロック図であり、
図13は、DVフォーマットやNTSC規格等のビデオフォーマットを用いた通信内容例を示す図であり、
図14は、本発明の第4の実施形態におけるステレオカメラシステムのメイン動作シーケンスのフローチャートであり、
図15は、センサチェックシーケンスのフローチャートであり、
図16は、キャリブレーションデータ補正シーケンスのフローチャートであり、
図17は、運転支援シーケンスのフローチャートであり、
図18は、車間距離警告の表示例を示す図であり、
図19は、道路面認識結果の表示例であり、
図20は、回避警告の表示例であり、
図21は、レーン認識結果の表示例であり、
図22は、メイン動作シーケンスのフローチャートの変形例について示すフローチャートであり、
図23は、センサチェックシーケンスの第1の変形例について示すフローチャートであり、
図24は、センサチェックシーケンスの第2の変形例について示すフローチャートであり、
図25は、本発明の第5の実施形態におけるステレオカメラシステムの構成を示すブロック図であり、
図26は、従来の雨滴センサの構成図であり、
図27は、本発明の第6の実施形態としての雨滴検出時のステレオ画像例を示す図であり、
図28は、オーバラップ領域について説明するための図であり、
図29は、従来の対応点探索を模式的に示した図であり、
図30は、第6の実施形態における雨滴検出時の対応点探索を模式的に示した図であり、
図31は、オーバラップ領域外の領域に雨滴が付着した場合のステレオ画像例を示す図であり、
図32は、オーバラップ領域外の領域の雨滴画像検出手法について説明するための図であり、
図33は、光ビーム投光器を用いた雨滴検出について説明するための図であり、
図34は、雨滴検出コーティングの例を示す図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るステレオカメラシステムの基本的な構成を示すブロック図である。ここで、このステレオカメラシステムは、車両、船舶、航空機、ロボット等の移動体に搭載可能なシステムを想定している。以後図1〜図9を参照して、車両に搭載される例について説明する。
即ち、このカメラシステムは、基本的に、図1に示すように、ステレオ光学モジュール1と、通信回線2と、中央制御ユニット3とから構成されている。ステレオ光学モジュール1は、被写体の撮像を行ってステレオ画像を取得すると共にその取得したステレオ画像の補正を行うものである。通信回線2は、ステレオ光学モジュール1と中央制御ユニット3との間の通信回線である。中央制御ユニット3は、通信回線2を介してステレオ光学モジュール1から入力されたステレオ画像に基づいて、ステレオ光学モジュール1の撮影対象である被写体の評価を行うものである。具体的には、中央制御ユニット3は、入力されたステレオ画像に基づいて後で説明する距離画像を求め、この求めた距離画像の評価を行う。
以下、これらの構成について更に詳しく説明する。
まず、ステレオ光学モジュール1について説明する。図2は、このステレオ光学モジュールの内部を詳細に示したブロック図である。即ち、ステレオ光学モジュール1は、図2に示すように、ステレオ光学系4と、撮像素子5と、撮像素子駆動回路6と、補正情報メモリ7と、画像出力処理回路8と、モジュール(M)側通信インタフェース9と、雨滴センサ10と、温度センサ11とから構成されている。
ステレオ光学系4は、図3Aに示すように、視野マスク(右左)19a,19bと、前玉ユニット(右左)20a,20bと、1次偏向ミラー(右左)21a,21bと、2次偏向ミラー(右左)22a,22bと、後玉ユニット23と、ローパスフィルタ24とから構成されており、図示しない被写体からの像を撮像素子5に結像させる。
ここで、ステレオ光学モジュール1の外観は、図3Bに示すように、視野マスク開口25a,25bが設けられたケーシング部材26に覆われており、これら視野マスク開口25a,25bからステレオ光学系4に光が入射するようになっている。ここで、ケーシング部材26は、当該ステレオ光学モジュールの内部機構を外部から保護するための部材であり、外光を遮断する機能、防塵機能、及び内部機構を支持する機能等を有するカバー部材である。
また、図3A、図3Bに示すように、視野マスク開口25a,25bからステレオ光学系4に入射した、一定距離離れた図示しない被写体からの光束は、その一部が視野マスク19a,19bにより遮光され、残りが右左の前玉ユニット20a,20bに入射する。ここで、視野マスク19a,19bは、前玉ユニット20a,20bの視野を絞るための絞りとして機能する。第1の実施形態では、図4Aに示すように、視野マスク19aは前玉ユニット20aの上半分領域を遮蔽しており、視野マスク19bは前玉ユニット20bの下半分領域を遮蔽している。
なお、視野マスク19a,19bを有するこれら前玉ユニット20a,20bのレンズの実効的な光軸(以下、光軸と称する)は、被写体からの光束の中心、即ち視野マスク19a,19bが無い場合の中心軸とは一致しない。また、図4Aに示すように、右左の前玉ユニット20a,20bの光軸は互いに同一平面上になく、捩れた状態となっている。
前玉ユニット20a,20bを介して入射した被写体からの光束は、1次偏向ミラー21a,21bで反射される。これら1次偏向ミラー21a,21bは、前玉ユニット20a,20bを透過した光束を、反射可能な程度のサイズを持っている。即ち、1次偏向ミラー21a,21bは、前玉ユニット20aの遮蔽されていない領域とほぼ同じかそれよりも少し大きい程度のサイズを持つ。また、1次偏向ミラー21a,21bは、水平方向には約45度、垂直方向には撮像素子側に数度傾いて配置されている。このように配置することにより、1次偏向ミラー21a,21bで反射された光束が2次偏向ミラー22a,22bに入射する。
2次偏向ミラー22a,22bは、水平方向には1次偏向ミラー21a,21bと略直交するように、垂直方向には撮像素子側に数度傾いて配置されている。このように配置することにより、2次偏向ミラー22a,22bで反射された光束が後玉ユニット23に入射する。図4Bに示すように、上面方向から見ると、2次偏向ミラー22a,22bは、互いに交差するように配置されている。即ち、1次偏向ミラー21aから入射してくる光束は、2次偏向ミラー22aで反射されて後玉ユニット23の下方向に入射するように偏向される。一方、1次偏向ミラー21bから入射してくる光束は、2次偏向ミラー22bで反射されて後玉ユニット23の上方向に入射するように偏向される。
このように偏向された光束は、後玉ユニット23を介して、ローパスフィルタ24に入射し、ローパスフィルタで高周波雑音成分が除去される。その後、右側の前玉ユニット20aを介して入射した光束は、撮像素子5の下半分の領域に結像し、左側の前玉ユニット20bを介して入射した光束は、撮像素子5の上半分の領域に結像する。即ち、視野マスク19a,19bで視野を限定することにより、上下の画像はオーバラップせずに、撮像素子上に結像する。この結果、図5に示すような左右の視差を持ったステレオ画像が、撮像素子上に上下に並んで結像することになる。これにより、1台のステレオ光学モジュールをのみでステレオ画像を取得することが可能である。
ここで、2次偏向ミラー22a,22bは、撮像素子5に対して垂直方向に数度の角度をつけて配置されているので、像は、物界に対し傾いて結像することになる。そこで、入射光束を撮像素子5に効率的に結像させるために、撮像素子5は、図4Aに示すように斜めに傾けて配置することが好ましい。
このようにして撮像素子5に結像したステレオ画像は、図2のブロック図で示す、撮像素子駆動回路6の働きにより、アナログ信号として画像出力処理回路8に順次出力される。ここで、画像出力処理回路8の内部は、A/D変換部12と、C−Y変換部13と、圧縮処理部14と、レクティフィケーション処理部15と、γ変換処理部16と、シェーディング補正処理部17と、フレームバッファメモリ18とから構成されている。
また、画像出力処理回路8と、上記雨滴センサ10及び温度センサ11は、図4A及び図4Bに示すように視野マスク19a,19bの後方、2次偏向ミラー22a,22bの裏面側の空きスペースである回路配置スペース27a,27bに設置される。図4A及び図4Bに示すように、右側の光学系には1次偏向ミラー21a及び2次偏向ミラー22aの上方に回路配置スペース27aが存在し、左側の光学系には1次偏向ミラー21b及び2次偏向ミラー22bの下方に回路配置スペース27bが存在する。これは、上述したように、右側前玉ユニット20aは上半分が視野マスク19aによりマスクされており、左側前玉ユニット20bは下半分が視野マスク19bによりマスクされているので、それら視野マスク19a,19bの後方には光学部材が配置されることはなく、空きスペースとなるからである。そこで、この空きスペースに画像出力処理回路8等の回路を設けるようにすれば、入射してくる光を遮ることなく、かつ、ステレオ光学モジュール内の空きスペースを有効利用することができ、ステレオ光学モジュールの小型化に繋がる。ここで、これらの空きスペースに設けることができる回路は、例えば電気信号を出力する電気信号出力回路であり、上記した画像出力処理回路の他に、例えば、撮像素子駆動回路、補正データを記憶するデジタルメモリ(補正情報メモリ)、温度センサ、及び雨滴センサや、照度センサ、GPSアンテナ、ETCカードシステム等が含まれる。また、この空きスペースには、ステレオ光学モジュールの図示しない電源回路を設けても良いし、メカニカルな機構部材を設けても良い。この機構部材として、例えばステレオ光学系をメカニカルに調整するための図示しない調整機構を設けても良い。また、ステレオ光学系に入射する光量を調整するための図示しないNDフィルタを挿脱式にしておき、このNDフィルタの退避スペースとして上記した空きスペースを使用するようにしてもよい。
次に、図2の画像出力処理回路8の各部について説明する。画像出力処理回路8内部では、まず、A/D変換部12でアナログ信号であるステレオ画像がデジタルデータであるデジタルステレオ画像データに変換される。なお、撮像素子5の前面には、図示しない光学色フィルタが設けられており、この光学色フィルタによって撮像素子5はRGBの各色に対応したステレオ画像データを出力するようになっている。C−Y変換部13では、これらのRGBの原色信号が輝度信号と2つの色差信号に変換される。これは、圧縮処理部14で、モーションJPEG(Motion−JPEG)信号に変換するための準備の処理である。その後、これらの信号は、フレームバッファメモリ18に記憶される。
このフレームバッファメモリ18に記憶されたステレオ画像データは、シェーディング補正処理部17に入力される。シェーディング補正処理部17では、補正情報メモリ7に格納されたシェーディング補正データに基づきシェーディング補正処理が施される。次に、γ変換処理部16において画像入出力特性を適正にするためにγ変換処理が施され、更にレクティフィケーション処理部15で補正情報メモリ7に格納されたキャリブレーションデータに基づきレクティフィケーション処理が実施される。
なお、レクティフィケーション処理とは、ステレオ光学系4内部の光学部材などの機械ずれなどにより生じる左右画像のエピポーラ線のずれやレンズの歪曲(ディストーション)等による画像の歪みを画像処理によって補正する処理である。この様な処理では、例えば、左画像で選択された特徴点に対応する点が右画像のどこにあるかを検出し、この対応点が本来のっているべき直線(エピポーラ線)上から、どれだけずれているのかを検出し、この検出したずれに応じた画像変形を行う。このようにしてレクティフィケーション処理された左右画像(以後、レクティフィケーション画像と称する)は、規定の座標に正規化された後、図5に対応するように上下に配置された形でフレームバッファメモリ18に書き戻される。
また、補正情報メモリ7に記憶されているキャリブレーションデータは、ステレオ光学モジュールの熱変形等を考慮するための複数のキャリブレーションデータが記憶されている。即ち、温度センサ11で検出した温度値は、M側通信インタフェース9を介して画像出力処理回路8に入力され、この入力された温度に基づいて、レクティフィケーション処理部15は、補正情報メモリ7に記憶されているキャリブレーションデータを選択してレクティフィケーション処理を実施することで、温度変化にロバストな処理を実現する。
その後、上記フレームバッファメモリ18に書き戻されたデジタルステレオ画像データは、圧縮処理部14に入力され、モーションJPEGのようなデータ圧縮方式を用いてデータ圧縮が施された後、M側通信インタフェース9を介して通信回線2に出力される。また、M側通信インタフェース9には、雨滴センサ10及び温度センサ11も接続されており、これらセンサの出力も通信回線2や画像出力処理回路8に出力可能である。
次に通信回線2について説明する。通信回線2は、第1の実施形態では、レクティフィケーション画像データ及びステレオ光学モジュールの制御を行うためのデータ信号を伝送する複数のUSB通信線を持つ。これらの通信線は、それぞれステレオ光学モジュール1のM側通信インタフェース9と中央制御ユニット3のユニット(u)側通信インタフェース28とに接続される。
ここで、レクティフィケーション画像はモーションJPEG形式で圧縮された形でUSB信号線に伝送され、また、雨滴センサ10で検出された雨滴センサ情報や温度センサ11で検出された温度センサ情報等の環境情報や、被写体の測光情報などの情報も、USB通信線を介して伝送される。そして、これらの情報は、通信回線2を介して、中央制御ユニット3に伝送される。ここで、ステレオ画像データは、上述のように圧縮処理部14で圧縮されているので、通信時の情報量を削減することができ、画像データの他のデータを送受信可能な情報量を増すことができる。ここで、通信回線2、即ちUSB通信線は、上述したように、レクティフィケーション画像のデータ、雨滴センサ情報、及び温度センサ情報等を、デジタルデータによりステレオ光学モジュール1から中央制御ユニット3に対して通信する。ここで、ステレオ光学モジュール1は、中央制御ユニット3から制御コマンドを受けて所定のデータを発生させる温度センサ、雨滴センサ、補正情報メモリなどのデータ発生装置を備えている。通信回線2は双方向のデジタル通信回線になっており、中央制御ユニット3からは、各種制御コマンドをこの通信回線2を介してステレオ光学モジュール1に対して送る。この制御コマンドは、第1の実施形態では、詳細な記述を省略するが、例えばステレオ光学モジュール1の電源制御コマンド(動作モードと省電力モードとを切り換えるコマンド)であるとか、温度センサ情報、雨滴センサ情報を中央制御ユニット側に読み出すための要求信号、あるいは補正情報メモリ7に記憶された情報を中央制御ユニット3側に読み出すための要求信号などである。このように1系統の通信線を用いてより効率よく相互のデータ通信を行うことができる。
また、第1の実施形態の変形例であるが、レクティフィケーション画像のデータをアナログの通信線を使用して送信することも可能である。例えば、撮像素子5の出力をモジュール側のM側通信インタフェース9にてNTSC等のフォーマットに準拠したアナログ画像信号に変換した後に通信回線2に出力する。この場合には、ステレオ光学モジュール内で圧縮処理部14は不要になる。この変形例の特徴としては、通信回線2がアナログの通信線とデジタルの通信線の2系統を持つ必要があり、通信回線を通す部分のスペースが余分に必要になる。また、通信コネクタの占有スペースが余計に必要になる等のデメリットはあるが、その反面、画像データを通信するスピードを高めることができるというメリットが発生する。
またレクティフィケーション画像をアナログの通信線で送信する場合に、ブランキング信号中に情報を重畳する文字放送用の領域などを利用して画像データ以外の制御データを伝送するようにしても良い。
次に中央制御ユニット3について説明する。図6に示すように、中央制御ユニット3は、u側通信インタフェース28と、画像入力装置29と、フレームメモリ30と、EPROM31と、距離画像算出ユニット32と、距離画像などを元に物体認識等を行う距離画像評価装置としての周辺環境判定ユニット及びシーケンスコントローラ(以下、周辺環境判定ユニットと称する)33から構成されている。更に、中央制御ユニット3は、画像出力装置34、ポインティング入力装置36、オーディオ出力装置37、オーディオ入力装置40、及び表示灯出力装置41も有している。以上の回路や装置はバスを介して接続されており、相互にデータの転送が可能になっている。
また、画像出力装置34及びポインティング入力装置36は表示入力装置35に接続されている。また、オーディオ出力装置37はスピーカ38に接続されており、オーディオ入力装置40はマイクロホン39に接続されている。更に、表示灯出力装置41は表示灯42に接続されている。
通信回線2を介して中央制御ユニット3に入力されてきたレクティフィケーション画像は、u側通信インタフェース28、画像入力装置29を介してフレームメモリ30に一時格納され、その後、距離画像算出ユニット32に入力される。
ここで、中央制御ユニット3に入力されてきたレクティフィケーション画像は、モーションJPEGの規格で圧縮されたデータであるので、上記した画像入力装置29で、この圧縮されたデータを伸長して復元する。
距離画像算出ユニット32は、ステレオ画像から左右別の画像を切り出すステレオ画像切り出し部43と、ウインドーマッチング部46とを持つ。即ち、距離画像算出ユニット32に入力されてきたレクティフィケーション画像は、ステレオ画像切り出し部43で左右画像44,45に切り出される。そして、これら切り出された左右画像44,45に対してウインドーマッチング部46においてウインドーマッチングが行われ、それぞれの対応点のずれ、即ち視差量の検出が行われ、この結果、視差画像47が生成される。その後、この視差量が、距離画像生成部48において距離情報に変換され、この距離情報とEPROM31に記憶されているキャリブレーションデータ49に基づいて距離画像が生成される。ここで、用語「距離画像」は、撮像された被写体画像の画素ごとに距離情報を有している画像のことを言うものとする。また、このキャリブレーションデータ49は、通信回線2を介して入力されてきた雨滴センサ情報や温度センサ情報に従って選択される距離情報補正用のデータである。
その後、生成された距離画像は、周辺環境判定ユニット33に送られる。
周辺環境判定ユニット33は、一般のパーソナルコンピュータやマイクロコンピュータによる制御装置と同等に、通信バスに接続された、中央演算処理部(CPU)50、メインメモリ(RAM)51、デジタル信号処理部(DSP)52、ハードディスク(HDD)53などを持ち、距離画像を評価して物体を認識するシーケンスやその他の各種シーケンス制御などをソフトウェア的に実現するように構成されている。
即ち、距離画像が周辺環境判定ユニット33に入力されてくると、CPU50がHDD53に格納された物体認識処理のプログラムをRAM51に展開して実行し、ステレオ光学モジュール1で得られた2次元のレクティフィケーション画像や距離画像算出ユニット32で求められた距離画像に基づいて、障害物(例えば、道路上では、歩行者、車両、落下物など)の検出や、特徴的な環境情報(例えば、道路上では白線や、ガードレール、標識など)を認識する処理を行う。そして、CPU50は、この認識処理の結果に基づいて、例えば、画像出力装置34を制御して表示入力装置35に認識結果を表示したり、オーディオ出力装置37を制御してスピーカ38から車両が近づいている旨などを警告音により告知したり、表示灯出力装置41を制御して表示灯42を点灯したりして、運転者などの操作者の注意を促したりする運転支援に関する制御を実施する。また、逆に表示入力装置35のようなマニュアル操作部材やマイクロホン39などの音声入力装置により操作者からの指示があった場合には、その指示をポインティング入力装置36やオーディオ入力装置40を介して取り込み、その指示内容に応じた制御を実行する。
以上のようなステレオカメラシステムを車両に搭載した場合には、通信回線2に、図7に示すように、ステレオ光学モジュール1及び中央制御ユニット3に加えて、更に、レーダー装置が搭載されたレーダーモジュール54、車両の速度を検出するための車速センサモジュール55、車両の位置を運転者等に知らせるためのカーナビゲーションモジュール56、エンジン制御を行うエンジンコントロールモジュール57、車両の側方を監視するための側方カメラモジュール58、車両内を監視するための室内監視モジュール59、ブレーキを制御するためのブレーキセンサモジュール61、車両の後方を監視するための後方カメラモジュール62、車内の積載量を検出するための積載検出モジュール63、超音波レーダー装置が搭載された後方超音波レーダーモジュール64等を接続して、各種車載モジュール間の相互の連携がとれるように構成しても勿論構わない。なお、これらのモジュールは、従来のものがそのまま使用可能である。
このような車内ネットワークの一部として用いる場合のユニットやモジュール間の通信には、無線通信技術であるBluetoothやIEEE802.11、IEEE802.1xなどを用いることも可能である。また、USB、IEEE1394、イーサネットなどの有線ネットワークや、VoIP(ボイスオーバーアイピー)などの音声データの伝送プロトコルや、リアルタイムメッセージング機能(RTC/SIPclient)などを用いてもよく、IPv6などにより各機器にIPアドレスを割り当てた車内LANを構築してもよい。更に、車内ノイズ等に強い車載用光ネットワーク規格「MOST」や「CAN」などの、オープンスタンダード規格に対応した通信バスラインを用いるようにしてもよい。
以上説明したような、この第1の実施形態には、次のような特有の効果がある。
即ち、この第1の実施形態ではステレオ光学モジュール内でレクティフィケーション、γ補正、シェーディング補正、輝度信号と色差信号への分離などの当該ステレオ光学モジュールのために必要となる画像処理を行うようにしている。これによって、中央制御ユニット側での回路負荷を軽減でき、さらに中央制御ユニット側での仕様を簡略化できシステムの汎用性を高めることができる。
またデジタル画像データを圧縮してから通信するようにしているので、アナログ通信の場合に近いフレームレートでデジタル画像データを伝送することができる。
また、ステレオ光学モジュール1に温度センサ11を設けているので、レクティフィケーション処理時の温度による補正が適切に行われる。このため、中央制御ユニット3で実施されるウインドーマッチングの探索領域をエピポーラ線上に限って実施すればよく、より高速な処理を実現できる。
なお、この第1の実施形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
例えば、以上説明したようなステレオ光学モジュール1を複数用いることも可能である。この場合には、各ステレオ光学モジュールから得られるレクティフィケーション画像に、カメラIDを埋め込むことにより、どのステレオ光学モジュールからのレクティフィケーション画像なのかを明確に識別できるようにしてもよい。
また、第1の実施形態において、ステレオ光学モジュール1は、γ変換処理や、C−Y変換処理、圧縮処理などの処理回路が含まれているが、必ずしもこれらの機能は必要ではなく、一般的な、ビデオカメラやデジタルスチルカメラと同等の画像処理が行えればよい。
また、ステレオ光学モジュール1の補正情報メモリ7には、レクティフィケーション処理、シェーディング補正処理用の補正情報のほかに、各ステレオ光学モジュールが車両にどのように取り付けられているのかをキャリブレーションした補正情報を記憶させておくようにしてもよい。このようにすることにより、中央制御ユニット内のEPROM31の省略又は記憶容量の削減を行うこともできる。更に、キャリブレーションによって得られた中央制御ユニット3からの情報をステレオ光学モジュール1などに通信で送り、この情報をステレオ光学モジュール1に記憶させるようにしてもよい。また、中央制御ユニット3の距離画像算出ユニット32で用いられるキャリブレーションデータも、ステレオ光学モジュール1の補正情報メモリ7に記憶させておき、距離画像算出時には、このキャリブレーションデータをステレオ光学モジュール1から中央制御ユニット3に通信できるようにしてもよい。
即ち、この変形例は、補正情報メモリ7に記憶させている補正情報の中で一部の補正情報(キャリブレーションデータ)をステレオ光学モジュール内での画像処理演算に使用し、その他の補正情報を通信回線2を介して中央制御ユニット3に送信して、中央制御ユニット側での距離演算等の補正に使用するようにしたものである。
また、中央制御ユニット3は、内部の各種処理回路が専用の特定用途向集積回路(ASIC)を用いたハードウェア的な結線で実現されてもよく、更には、これらをダイナミックに書き換えることができるリコンフィギュアラブルプロセッサなどによって構築されていても勿論よい。
また、ステレオカメラシステムの制御にとどまらず、温度センサや雨滴センサの情報、補正情報、切り出し領域の情報などを伝送するようにしてもよい。これは、ステレオ光学モジュール1、通信回線2、中央制御ユニット3だけでなく、各種車載モジュール間の通信に適応することができるのは勿論である。
また、各通信回線2と、ステレオ光学モジュール1、中央制御ユニット3間はフォトカプラなどで電気的に絶縁することで、ハーネスに印加される各種スパイクノイズなどの影響を回路が受けないように絶縁しておいても構わない。
また、通信回線2に流す映像のフォーマットとして、アナログ方式ならば、NTSC方式の他にPAL方式やSECAM方式でもよく、またデジタル形式ならば各種圧縮フォーマット、例えば、静止画の圧縮方式であるJPEG方式や動画の圧縮方式であるMPEG方式、DV(デジタルビデオ)などの規格で伝送するようにしてもよい。
また、入力や表示については、例えば、マイクロソフト(登録商標)社のAutomotive UI Toolkitなどの車載機器用のユーザーインタフェースデザインツールにより構築されたGUIや音声インタフェースを用いてもよい。
更に、図4Aにおいて、視野マスク19a,19bは、前玉ユニット20a,20bを半分覆う形に描かれているが、より効果的に視野を規制するために図8Aに示すように、方形の開口部25を持つ視野マスク19を前玉ユニット20の光軸からオフセットした位置に配置してもよく、また、図8Bに示すようにレンズ自体を4辺Dカットするなどして、視野マスクを配置したのと同等の効果を得るようにしてもよい。
また、図9に示すように、中央制御ユニット3内にステレオ光学系のキャリブレーションデータ66を算出するためのステレオ光学系キャリブレーション装置65や車両とステレオ光学モジュール1の位置関係を計測しシステムキャリブレーションデータ68を算出する車両系キャリブレーションを実施する車両系キャリブレーション装置67などを持つように構成してもよい。
更に、補正情報メモリ7に記憶される補正情報は、シェーディング補正処理やレクティフィケーション処理のためのキャリブレーションデータであるとしているが、画像の切り出し領域の情報や車体との位置関係のキャリブレーションデータなどを加えても勿論構わない。また、補正情報メモリ7を中央制御ユニット3側に配置してもよい。また、通信回線2を介して適宜読み書きすることができるように構成しておいてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明のステレオカメラシステムの第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については、同一の参照符号を付すことで説明を省略する。
即ち、この第2の実施形態においては、図10に示すように、ステレオ光学モジュール1に、レクティフィケーション処理部15、γ変換処理部16、及びシェーディング補正処理部17などの処理回路と、補正情報メモリ7を搭載せず、これらを図11に示すように中央制御ユニット3に搭載する。
これにより、ステレオ光学モジュール内の電子回路の回路規模を小さくすることができる。即ち、ステレオ光学モジュール内で発生する熱を抑制して、ステレオ光学モジュール内の光学系等の熱変形によるキャリブレーションデータの変動を抑制することができる。また、撮像素子5の冷却が、他の発熱要素の減少により効率的に行えるので、熱雑音の発生を抑えることができ、より良好なステレオ画像を通信回線2に出力することが可能である。
なお、この第2の実施形態の各構成は、当然、第1の実施形態と同様に各種の変形、変更が可能である。
[第3の実施の形態]
次に、本発明のステレオカメラシステムの第3の実施形態について説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の構成については、同一の参照符号を付すことで説明を省略する。即ち、第3の実施形態における中央制御ユニットは、図12に示すように、図6で示す第1の実施形態の中央制御ユニットから距離画像算出ユニットを除いたものである。
即ち、この第3の実施形態においては、図12に示すように、ステレオマッチング処理までをステレオ光学モジュール内で実施する。そのため、距離画像算出ユニット32もステレオ光学モジュール1に内蔵している。この場合、通信回線2には、物体認識に用いる2次元画像と距離画像が出力される。なお、第3の実施形態において第1の実施形態と異なる点は、ステレオ光学モジュール内のM側通信インタフェース9から画像データをNTSC準拠のアナログ方式で送り出す点も異なる。
これら2次元画像と距離画像とは、図13に示すように、例えば1つのNTSC方式の画面内に並べて再配置され、ビデオ信号として出力される。これにより、通信回線2を介して、距離画像と2次元画像とを、同期させた状態で中央制御ユニット3に送出することが可能である。また、これらの画像に、基準画像として左右どちらの画像を用いて出力したかや温度センサ11で検出した温度や雨滴センサ10で検出した情報等を、例えば文字放送などに用いられている信号領域にエンコーディングして送出することにより、画像と同期させた通信を行うことも可能である。
このようにして通信が行われた後は、中央制御ユニット3は、u側通信インタフェース28によりその画像をデコードして2次元画像、距離画像、及びセンサ情報として処理することにより、各種認識処理を実現する。具体的には、中央制御ユニット3は、u側通信インタフェース28を介して入力された距離画像データに基づいて、距離画像評価装置である周辺環境判定ユニット33にて図示しない被写体の評価を行う。
なお、これらのステレオ光学モジュールを複数用いることも可能であり、例えば、2つのステレオ光学モジュールを用いるときには、画面の上下画像にそれぞれのステレオ光学モジュールのカメラIDを示すコードと距離画像とを埋め込み、単一の映像に同期させて中央制御ユニット3に送信するようにしてもよい。
また、中央制御ユニット3は、内部の各種処理回路が専用のASICでハードウェア的な結線で実現されてもよく、さらにはこれらがダイナミックに書き換えることができるリコンフィギュアラブルプロセッサなどによって構築されていても勿論よい。
また、第3の実施形態では、物体認識に用いる2次元画像と距離画像とをNTSC方式のアナログ信号線を使用して出力したが、上記した第1の実施形態と同じように、デジタルデータとしてデジタル通信回線に出力するようにしてもよい。この場合は、上記した第1の実施形態と同じようにモーションJPEG、MPEG方式等のデータ圧縮方式を用いてデータ圧縮処理を施した後に通信回線2に出力するようにしてもよい。
特に車載用にした場合には、通信回線2に、図7に示すように、ステレオ光学モジュール1、中央制御ユニット3、運転状況検出モジュール等を接続して、各種車載モジュールの相互の連携がとれるように構成しても勿論構わない。ここで、運転状況検出モジュールとしては、例えば、図7に示すような車速センサモジュール55、エンジンコントロールモジュール57、ブレーキセンサモジュール61等がある。また、環境監視モジュールとしては、図7に示すようなレーダーモジュール54、カーナビゲーションモジュール56、側方カメラモジュール58、室内監視モジュール59、後方カメラモジュール62、積載検出モジュール63、後方超音波レーダーモジュール64等がある。このような車内ネットワークの一部として用いる場合のユニットやモジュール間の通信には、無線通信技術であるBluetoothやIEEE802.11、IEEE802.1xなどを用いることも可能である。また、USB、IEEE1394、イーサネットなどの有線ネットワークや、VoIP(ボイスオーバーアイピー)などの音声データの伝送プロトコルや、リアルタイムメッセージング機能(RTC/SIP client)などを用いてもよく、IPv6などにより各機器にIPアドレスを割り当てた車内LANを構築してもよい。更に、車内ノイズ等に強い車載用光ネットワーク規格「MOST」や「CAN」などの、オープンスタンダード規格に対応した通信バスラインを用いるようにしてもよい。
また、通信回線2と、ステレオ光学モジュール1や中央制御ユニット3との間をフォトカプラなどで電気的に絶縁することで、ハーネスに印加される各種スパイクノイズなどの影響を回路が受けないように絶縁しておいてもかまわない。
また、入力や表示については、例えば、マイクロソフト(登録商標)社のAutomotive UI Toolkitなどの車載機器用のユーザーインタフェースデザインツールにより構築されたGUIや音声インタフェースを用いてもよい。
即ち、この第3の実施形態では、ステレオ光学モジュール内で得られたステレオ画像データに対して、レクティフィケーション、γ補正、シェーディング補正、輝度信号と色差信号への分離などの当該ステレオ光学モジュールのための必要となる画像処理だけでなく、距離画像の算出までもステレオ光学モジュール内で行うようにした。したがって、第1の実施形態と比べてさらに中央制御ユニット側における回路負荷を軽減でき、中央制御ユニット側での仕様をさらに簡略化でき、中央制御ユニットの汎用性を高めることができる。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。この第4の実施形態においては、より良好な距離画像算出を行うために実施するステレオカメラシステムの動作シーケンスを説明する。なお、ここでは、車載用途の場合のトリガ信号を例として挙げる。なお、第4の実施形態は、第1の実施形態で示すステレオカメラシステムの動作シーケンスを示すものである。第2又は第3の実施形態のような構成においても同様に適用可能なことは言うまでもない。
まず、図14を参照してステレオカメラシステムにおけるメイン動作シーケンスについて説明する。即ち、運転者などの操作者によりドアキーのオープンや、イグニッションキーのONを検出すると、スリープ状態にあった中央制御ユニット3がレジュームし(ステップS1)、起動する(ステップS2)。中央制御ユニット3は、起動すると同時に、ステレオ光学モジュール1の画像出力処理回路8及び撮像素子5を起動させる(ステップS3,S4)。ここでは、中央制御ユニット3から通信回線2を介してステレオ光学モジュール1に対して、ステレオ光学モジュール1を起動させるための「起動コマンド」が送信される。ステレオ光学モジュール1は、この「起動コマンド」を受けて内部の図示しない電源回路を省電力モードから動作モードに切り換え、それに引き続いて画像出力処理回路8及び撮像素子5を起動させる。これにより、撮像が開始される。また、同時に中央制御ユニット3は、図15に示すセンサチェックシーケンスを開始させる(ステップS5)。このセンサチェックシーケンスの詳細については、後に述べる。
センサチェックシーケンスの結果、問題ない環境情報データ100がレクティフィケーション処理部15に出力されると、レクティフィケーション処理が開始される。即ち、レクティフィケーション処理部15は、この環境情報データ100や補正情報メモリ7に記憶されたキャリブレーションデータ101等に基づいてレクティフィケーション処理を行う(ステップS7)。そして、このレクティフィケーション処理が実施されたレクティフィケーション画像は、通信回線2を介して中央制御ユニット3に送られる。なお、中央制御ユニット3では、例えば周辺環境判定ユニット33で、フレームメモリ30に記憶されたこのレクティフィケーション処理に使用されたキャリブレーションデータ101が適正であるか否かをレクティフィケーション画像よりチェックし(ステップS8)、そのキャリブレーションデータ101に問題がある場合には、このときのレクティフィケーション画像は、以降の処理に使用しないように、フレームメモリ30から削除する。そして、後に説明するキャリブレーションデータ補正処理を行い(ステップS9)、キャリブレーションこの補正処理によって補正されたキャリブレーションデータを通信回線2を介してステレオ光学モジュール1の補正情報メモリ7に上書きすることで、そこに記憶されているキャリブレーションデータ101を更新する(ステップS10)。そして、ステップS7のレクティフィケーション処理において、この更新したキャリブレーションデータ101を使用してレクティフィケーション処理を行うことになる。これにより、常に最新且つ正しいキャリブレーションデータでレクティフィケーション処理が実行される。
レクティフィケーション処理が実施されたレクティフィケーション画像よりキャリブレーションデータに問題が無いと判別された場合には、中央制御ユニット3内の距離画像算出ユニット32は、入力されたレクティフィケーション画像に基づいて、ウインドーマッチング処理を行った後(ステップS12)、距離画像を生成し、この生成した距離画像を周辺環境判定ユニット33に出力する(ステップS13)。この距離画像を用いて、中央制御ユニット3の周辺環境判定ユニット33は、後に説明する運転支援を実施する(ステップS14)。
ここで、ドアキーがオープンされたり、イグニッションキーがOFFされるとステップS15の判定をyesに分岐して、現在のキャリブレーションデータを記録させ(ステップS16)、中央制御ユニット3はスリープ状態に入り、ステレオ光学モジュール1も動作を停止する。ここでも中央制御ユニット3から通信回線2を介してステレオ光学モジュール1に対して、ステレオ光学モジュール1の動作を停止させるための「動作停止コマンド」が送信される。ステレオ光学モジュール1は、この「動作停止コマンド」を受けて所定の動作を行った後に省電力モードに入る。
次に、図14のステップS5におけるセンサチェックシーケンスについて図15を参照して説明する。なお、ここでは、ステレオ光学モジュール1を、車内のルームミラーに取り付け、フロントウインドガラスを介して車体前方を撮像する場合を想定して説明する。
このセンサチェックにおいて、まず、中央制御ユニット3は、既知の手法によりフロントウインドガラスのクモリ・結露の検出を行って(ステップS21)、車両のフロントウインドガラスにクモリや結露がないか否かを判定する(ステップS22)。この判定においてクモリがあると判定した場合には、中央制御ユニット3は、図示しないデフロスタをONしてクモリの除去を開始するとともに(ステップS23)、表示入力装置35にクモリ警告表示を行う(ステップS24)。そして、デフロスタの効果によりクモリが除去された場合、中央制御ユニット3は、ステップS22の判定においてクモリなしと判定し、上記クモリ警告表示を消灯する(ステップS25)。
次に、中央制御ユニット3は、通信回線2を介して送られてきた雨滴センサ10の出力により雨滴の検出を行い(ステップS26)、フロントウインドガラスに雨滴がついていないか否かを判定する(ステップS27)。この判定において雨滴がついていると判定した場合には、中央制御ユニット3は、図示しないワイパーを動作させて雨滴の除去を開始するとともに(ステップS28)、表示入力装置35に雨警告表示を行う(ステップS29)。そして、ワイパーの効果により、雨滴がなくなった場合、中央制御ユニット3は、ステップS27の判定において雨滴なしと判定し、上記雨警告表示を消灯する(ステップS30)。
次に、中央制御ユニット3は、温度センサ11によりステレオ光学モジュール1周囲の温度検出を行い(ステップS31)、検出した温度がステレオ光学モジュール1の動作に適正な範囲内であるか否かを判定する(ステップS32)。この判定において検出した温度が適正範囲内でないと判定した場合には、中央制御ユニット3は、図示しないエアコンを動作させて温度調節を行うとともに(ステップS33)、表示入力装置35に温度警告表示を行う(ステップS34)。そして、エアコンの効果により、温度が適正温度範囲内になった場合、中央制御ユニット3は、ステップS32の判定において適正温度範囲内であると判定し、上記温度警告表示を消灯する(ステップS35)。
これらのセンサチェックは、中央制御ユニット3が動作している間は実行される。即ち、中央制御ユニット3は、停止信号が入力されたか否かを判定し(ステップS36)、停止信号が入力されたと判定した場合には、このセンサチェックを終了させる。一方、停止信号が入力されていないと判定した場合には、検出された、クモリ情報、雨滴センサ情報、及び温度センサ情報といった環境情報データ100を、通信回線2を介してステレオ光学モジュール1のレクティフィケーション処理部15に出力した後(ステップS37)、ステップS21に戻り、センサチェックを継続する。
なお、このセンサチェックのフローチャートよりわかるように、上記環境情報データ100は、クモリ・結露、雨滴、温度が所定の条件範囲内にあるときにのみ出力されるものであり、よって、この環境情報データ100を使用するレクティフィケーション処理は、たとえ撮像素子5によりステレオ画像が撮像されていたとしても開始されることはない。従って、そのような場合には、故障により動作がされないのではなく、所定の条件が得られていないために動作しないのであることを運転者に知らせるための警告表示を、表示入力装置35により行うことが好ましい。
図16は、図14のステップS9におけるキャリブレーションデータ補正のシーケンスを示すフローチャートである。
即ち、この図16に示すように、周辺環境判定ユニット33は、まず、通信回線2を介して入手した温度センサ11で検出した温度情報等の環境条件が変化したか否かの判定を行い(ステップS41)、例えば、温度変化などによる熱膨張などのためにキャリブレーションデータが変化する場合には、EPROM31又はHDD53に予め用意された温度別のキャリブレーションデータテーブル102から、その温度に対応するキャリブレーションデータ101を読み出し、それを通信回線2を介してステレオ光学モジュール1の補正情報メモリ7に書き込むことで(ステップS47)、キャリブレーションデータ101を更新する。
次に、あるいは上記ステップS41で環境条件変化なしと判別した場合には、既知形状物体画像(ここでは、通信回線2を介したステレオ光学モジュール1からのステレオ画像)を取得し(ステップS42)、ステレオ光学モジュール1の取り付け位置などの取り付け条件が変化したか否かを判定し(ステップS43)、取り付け条件が変化している場合には、その変化に応じてキャリブレーションデータを補正し(ステップS44)、その補正した更新キャリブレーションデータ103を上記キャリブレーションデータテーブル102に追記すると共に、通信回線2を介してステレオ光学モジュール1の補正情報メモリ7に書き込むことで、レクティフィケーション処理に使用されるキャリブレーションデータ101を更新する。
このような補正を行うことにより、レクティフィケーション処理やウインドーマッチングが常に良好な状態で実施可能である。
図17は、図14のステップS14の運転支援のシーケンスの一例を示すフローチャートである。
即ち、周辺環境判定ユニット33は、この運転支援シーケンスに入ると、通常画像(ステレオ画像切り出し部43で切り出した一方の画像)104、距離画像105を入力として用い、距離分布に基づくセグメンテーション処理を実施した後(ステップS52)、先行車両認識(ステップS54〜S57)、道路面認識(ステップS58〜S59)、障害物認識(ステップS61〜S70)、及びレーン認識(ステップS71〜S73)などを実施する。
先行車両認識では、レーザレーダーなどを用いたレーダーモジュール54により車両から反射したレーザーを検出することで認識された先行車両を通常画像104から抽出し、距離画像105のセグメンテーションと整合をつけて先行車両の領域を認識し(ステップS54)、先行車両の車幅などの情報も含めて抽出することで、先行車両との車間距離を抽出する(ステップS55)。次に、先行車両との距離をチェックし(ステップS56)、先行車両との距離が適正でない(例えば、近すぎる)場合には、画像出力装置34を介して表示入力装置35に図18に示すような画像表示を行うことにより、車間距離警告を実施する(ステップS57)。
道路面検出では、距離画像105において、道路面があると想定される位置に距離画像105から認識できる平面を発見して(ステップS58)、その平面の範囲を道路面と同一平面状のある平面として認識する。そして、この道路平面を基準面として設定する(ステップS59)。この基準面のデータ106を各認識処理に用いることで、物体の認識や、先行車両の認識、レーンの認識などに利用できる。このときには、図19に示すように、画像出力装置34を介して表示入力装置35に認識平面を表示してもよい。
障害物認識では、例えば、上記道路面検出された平面から立ち上がって距離画像105のセグメンテーション処理によって認識されている物体を認識し(ステップS61)、障害物として、その距離、大きさなどをラベリングする。これに応じて、障害物の距離を抽出し(ステップS62)、衝突コースか否かを判定し(ステップS63)、衝突コースの場合には、画像出力装置34を介して表示入力装置35にて操作者に回避を促すような回避警告をする(ステップS64)。次に、上記ステップS62で抽出した距離が、操作者つまり運転者の自発的なブレーキ操作によって安全に停止できる距離か否かを判定し(ステップS65)、安全に停止可能な場合には、操作者にブレーキを踏ませるように画像出力装置34を介して表示入力装置35にて警告する(ステップS66)。一方、安全に停止することが出来ない距離である場合には、操作者にブレーキを踏むように画像出力装置34を介して表示入力装置35にて指示を行うと共に、アクセルを自動的に緩める(ステップS67)。更に、ここで回避動作が可能である場合には(ステップS68)、エマージングドライブとして画像出力装置34を介して表示入力装置35にてハンドル操作を促すなどして強制的に安全対策を講じる(ステップS69)。
衝突が不可避の場合は、エアバックなどのパッシブセーフティのための前準備を行う(ステップS70)。特に、車外通信システムなどが作動可能な場合などは、現在地や、事故発生の通報などの事故報告を自動的に実施するように構成してもよい。
レーン認識は、基準平面上にある白線を通常画像104の輝度値からの認識や、基準平面から一定高さに突出したガードレールなどを距離画像105から認識することなどから、レーンを認識する(ステップS71)。これにより、走行可能域を認識するとともに、レーン内から外れていないことをチェックし(ステップS72)、レーンから外れそうになったときは、図21に示すように、画像出力装置34を介して表示入力装置35にレーン警告の表示などを行う(ステップS73)。
なお、第4の実施形態では、上記警告として、図6に示した中央制御ユニット3に接続された表示入力装置35の画面上に警告表示する例について示したが、当然の変形例として、スピーカ38からの音声警告や、表示灯42の点灯、また図示していないが、運転シートを振動させるなどの手段で操作者に注意を促す形で警告を行ってもよい。これは、特に、上記ステップS64,S66,S67のように緊急性が高く、また操作者が前方から視線をそらすことが好ましくない場合に、有効である。
以上説明したように、第4の実施形態によれば、環境情報に適応させてキャリブレーションデータを適切に選択及び補正しながらステレオマッチングを実施することができる。
なお、この第4の実施形態の各構成もまた、当然、各種の変形、変更が可能である。
例えば、キャリブレーションデータの補正は、予め温度等により、テーブルを変換した複数のキャリブレーションデータテーブルから選択することで補正を行うようにしてもよい。
また、センサチェックで、センサが問題を発見した際の対応手段としては、第4の実施形態で示したデフロスタ、ワイパー、及びエアコンに限定されるものではなく、別の手段、例えば、デフロスタの代わりにクモリ防止コーティングや熱線ヒータを用いたり、ワイパーの代わりに超撥水ガラスコートやブロアを用いたり、エアコンの代わりにペルチェ素子や空冷ファンを用いてもよい。
また、図14で示した動作シーケンスのフローチャートも各種の変更が可能である。例えば、センサチェックにおいてクモリ・結露、雨滴、温度が所定の条件範囲内にないときも環境情報データ100を出力するようにし、図22に示すように、その環境情報データ100より環境情報の条件が不適切であり(ステップS87:no)、レクティフィケーション処理等が行えない場合には、センサチェックシーケンスを起動するとともに、距離画像の出力処理を停止し処理不能警告を画像出力装置34を介して表示入力装置35に表示する(ステップS88)ことで、運転者などの操作者にその旨を伝達するようにしてもよい。
また、図15におけるセンサチェックシーケンスでは、クモリ除去やワイパーなどを継続的に用いるようになっているが、図23のようにデフロスタやワイパー、エアコンを、センサ情報が良好になった場合にOFFする(ステップS105,S111,S117)ようにしても勿論よい。また、環境情報(温度センサ情報等)のデータを定期的に出力させる(ステップS120)ようにしてもよい。
また、図15におけるセンサチェックシーケンスでは、全ての処理が直列的に実行される例を示したが、図24のように、並列的に各環境条件のチェック(ステップS122,S128,S134)や、計測不能を解消するための動作(ステップS123,S129,S135)を実施するようにしてもよい。また、計測不能を解消するための動作はシステムが自動的に実施するようにしてもよく、操作者には、警告のみで、自らは、処理が不能である旨を表示したりするようにしてもよい。
また、第4の実施形態では、クモリ、雨滴、及び温度を代表的な環境情報として提示したが、霧、撮像素子のトラブル、昼夜間の切り替え、照度情報、枯葉や烏の糞、車内に釣られたマスコットなどによるウインドガラスの汚れや遮蔽、又は対向車両の相対位置などの情報などを環境情報として用いてもよい。
更に、第4の実施形態は、複数の撮像素子を用いたステレオカメラの場合でも用いることが可能である。
[第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。この第5の実施形態は、複数の光学モジュールを有するシステムに関して説明する。個々の光学モジュールの構成については、上記した第1から第4の実施形態に準ずる。
即ち、図25のように複数のステレオ光学モジュール1a,1b、単眼光学モジュール71a,71bが通信回線2に接続される。通信回線2には中央制御ユニット3が接続されるとともに、運転状況検出モジュール72、環境監視モジュール60などが接続される。
ここで、単眼光学モジュールとしては、図7に示す、側方カメラモジュール58や、後方カメラモジュール62が挙げられる。また、運転状況検出モジュール72としては、図7に示す、エンジンコントロールモジュール57、ブレーキセンサモジュール61や、図示しないステアリング角検出モジュール、変速機監視モジュール等が挙げられる。更に、環境監視モジュール60としては、図7に示す、レーダーモジュール54、車速センサモジュール55、カーナビゲーションモジュール56、室内監視モジュール59、積載検出モジュール63、後方超音波レーダーモジュール64等が挙げられる。
ここで、光学モジュールで得られた画像情報には、各光学モジュールのカメラIDや、それぞれの光学モジュールにおけるキャリブレーションデータ等の情報を付加して送受信を実施し、それを中央制御ユニット3が判別させるようにすれば、どの光学モジュールの情報をどのキャリブレーションデータを用いて処理すれば良いかを判定可能である。
また、通信回線2はやはり1系統の通信回線であり、この通信回線2を使用して中央制御ユニット3とステレオ光学モジュール1aを始めとした各ユニットの間で効率よく相互の通信を行うことができるようになっている。即ち、この通信においては、中央制御ユニット3が、全体システムのシーケンス制御を統括して行い、中央制御ユニット3から各ユニットに対してはデータ要求コマンドを始めとした各種制御コマンドを、また各ユニットから中央制御ユニット3に対しては、要求されたデータ等を送り返す。
また、図25に示すように、通信回線2を共通で用いることにより、車内ハーネスの削減に繋がる。このため、重量の軽減、ノイズ混信の影響削減等の効果も得られる。
[第6の実施形態]
次に本発明の第6の実施形態について説明する。この第6の実施形態は、ステレオ光学モジュールに搭載される雨滴センサ10の一実施形態である。
従来の雨滴センサは、例えば、図26に示すように、ウインドガラス73に密着したガラスブロック74に向けて、赤外光や可視光の発光ダイオード(投光LED)75から投光を行う。この光を投光レンズ76で集光し、この集光光線のガラス外側面における反射光を、反射ミラー77等により受光レンズ78に導く。そして、受光レンズ78でその導かれた光を集光し、この集光光線をフォトダイオード等の受光センサ79で検出する。このとき、ウインドガラス73に雨滴が付着している場合には、光が散乱して光量が変化するので、雨滴量を計測することが可能である。
しかしながら、この従来の雨滴センサでは、ガラス面に密着して、雨滴センサを設けなければならず、スペースやコスト上の制約となっていた。また、運転者の視野の妨げになったり、雨滴センサの他に車両の前方の障害物等を検出するためのステレオ光学モジュールを搭載する場合は、ステレオ光学モジュールの視野が遮蔽されてしまう問題やステレオ光学モジュール1に対する雨滴センサの設置位置などの問題がある。
そこで、第6の実施形態における雨滴センサは、ステレオ光学モジュール1で撮像された画像を用いて雨滴を検出する。
上記した実施形態で説明したステレオ光学モジュール1では、左右視差の横長の画像を、図5のように上下に振り分けて撮像素子上に結像させるステレオ光学系が用いられており、この結果、図27に示すような横長のステレオ画像が得られる。ここで、ステレオ計測の原理によると、一般に遠距離の物体は視差が小さく、近距離の物体は視差が大きい。即ち、上記した実施形態で説明した光学系では、計測できる視差範囲を広く取れるので、ステレオ画像のある領域では、基線長から考えると従来に比べ非常に近距離(例えば、十数センチの基線長で、十数センチから数十センチの近距離)から無限遠方まで対応することができる。
図28は、第6の実施形態で用いるステレオ光学モジュール1の左右2視点のステレオ画像の画角について示した図である。即ち、第6の実施形態では、少なくとも雨滴検出対象である車両のウインドガラスが、左右視点における画角がオーバラップするオーバラップ領域83に入るようにステレオ光学モジュール1を配置する。例えば、図27の例における雨滴検出用探索範囲は、図28のオーバラップ領域83のうち、ウインドガラスの存在する距離域(図の斜線部)になる。
特に、車載用途を考えた場合には、障害物認識などは数メートルから数十、或いは数百メートルという遠距離を計測するので、視差量が小さい。このため、一般にウインドーマッチングをする場合は、処理の高速化を狙ってエピポーラ線上における対応点の探索幅を短くする。なお、近距離の場合には、探索幅が広くなるので、それだけ対応点の探索に時間がかかる。
しかしながら、近距離だけ、特に第6の実施形態のようにウインドガラスのある数十センチ以内の領域だけのウインドーマッチングを行うのであれば、視差量を大きくとれる。極端な例としては、図27に示す雨滴検出用探索範囲のみを探索すれば、雨滴の検出が可能である。
これを図29及び図30を参照して更に詳しく説明すると、従来のように、遠距離から近距離までの物体を連続的に測距して距離画像を算出するときに、画面端の基準点から探索を開始した場合には、探索ウインドを、画面を横断して移動させながらウインドーマッチングを行う必要がある。これでは、探索に時間がかかり、特に車載など距離計測に時間的な制約がある用途では、致命的な欠陥になりかねない。
そこで、第6の実施形態では、雨滴検出と障害物や車両などの検出をモードとして切り替える。即ち、雨滴検出のモードでは、図29に示すように、基準画像80の内、近距離対応の範囲でウインドーマッチングを行う。一方、障害物などを検出するモードでは、探索範囲を限定し、例えば3mから100mに相当する視差量分の探索を行う。
また特に、雨滴検出を頻繁に行う場合には、探索画像81側の探索範囲を、図30に示すようにウインドガラス73表面を含む限定した距離領域(例えば、ウインド形状に沿った狭い領域)に対応する探索範囲(図中、斜線部)に限定するようにしてもよい。即ち、図27に示す右画像の左端及び左画像の右端の雨滴検出用探索範囲のみを探索範囲とするように、探索範囲の値にオフセットをかけるようにしてもよい。このように探索範囲を限定することで、より高速なウインドーマッチングによる雨滴検出が実現できる。
更に、図30に示すように、ウインドガラス73の傾斜に対応して探索範囲も傾斜している場合には、画面上端はより近距離であり、画面下端は上端に比べると遠距離であるので、図30に射線部で示すように、探索範囲のオフセット量を画面上端側の探索から画面下端の探索にかけて、減少させつつウインドーマッチングをするようにしてもよい。
以上説明したように、第6の実施形態では、雨滴センサとしての機能を近距離限定のウインドーマッチングにより実現することで、中央制御ユニット3やステレオ光学モジュール1に新たな装置を追加せずに、雨滴やガラスの汚れ等を検出することが可能である。
また、通常の障害物の距離計測は、視差の小さな範囲でのマッチングで、雨滴検出は視差の大きな範囲でのマッチングで並列して行う、若しくは時分割で行うなどすることで、障害物の距離計測をしながら雨滴検出の機能を実現することもできる。
なお、この第6の実施形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
例えば、第6の実施形態では、撮像画像をパッシブで処理する例を示したが、ウインドガラス73に特定の波長の光を特定の周期で発光させるなどして、それによる雨滴からの散乱光を元に雨滴検出を行うようなアクティブな方式を併用してもよい。この場合、時系列的に、雨滴検出と距離計測とを切り換えてステレオ光学モジュールの右左いずれかの視野内に投光すればよい。また、並列して処理する場合には、図31や図32に示すオーバラップ領域外の画像を2次元の画像として撮影し、オーバラップ領域外の領域に、図33に示すような光ビーム投光器82から、赤外光などの光ビームを投光して雨滴の検出を行うようにしてもよい。なお、この場合には、遠距離になっても、オーバラップしないので、輻輳角を外側に開いて視点を設置するようにしてもよい。また、オーバラップ領域外の領域は、ステレオ計測には用いられないので、この視野範囲のみに赤外光を投光して雨滴の検出を実施することもできる。
更には、図34のようにオーバラップ領域外の領域に相当するウインドガラス表面に雨滴検出用のコーティング84を施すようにしてもよく、例えば、ウインドガラス73の表面にクモリガラスになるよう拡散面を設け、雨滴が付着した部分の透過性が上がるように構成してもよい。また、濡れ判定の発色シートの貼り込みなどをすることによっても雨滴検出が可能である。
また、撥水シートと親水シートのウインドへの張り込みにより、より明確な雨滴有無の判定ができるようにしてもよい。
また、より近距離撮影に適するように正のパワーを持つクローズアップレンズを、視野マスクの該当視野部に設置することにより、合焦域を近距離、少なくともウインドガラス面とステレオカメラシステムとの間の距離に限定して、雨滴の検出を、2次元画像からの検出、赤外光の撮影、形状抽出、色検出等で実施してもよい。これらの検出を距離計測に用いない領域で行えば、距離計測に悪影響を及ぼすことなく、単一の撮像素子だけで、雨滴の検出を実現できる。
また、赤外光を投影する場合は、予め、オーバラップ領域外の領域を撮影する撮像素子に設けられた赤外カットフィルタを除去するか、若しくはこの部分をバンドパスフィルタに置換することで、より効果的な計測を実現することができる。
更に、第6の実施形態では、オーバラップ領域外の領域に、投光や雨滴検出コートをするように構成したが、画面周辺部は測距に用いないのであれば、その部分に相当する、画面周囲のウインドガラスに対して、上記した雨滴の検出手段を設けるように構成しても勿論かまわない。
なお、上記した各実施形態について、ステレオ光学系にピント合わせ機構を設けることなく、ウインドガラスの近傍から前方の所定距離(例えば、50〜300m)までを被写界深度とするような所謂パンフォーカスのステレオ光学系を構成してもよい。この場合には、ピント合わせ機構を設けなくとも、ウインドガラスに付着した雨滴又は付着物と前方の障害物の双方に概略ピント合わせが可能であり、双方の形状認識を同時に行うことが可能である。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。例えば、上記した実施形態では、車両搭載型のステレオカメラシステムについて説明しているが、例えばロボットのような移動体において距離計測を行う場合等でも利用可能である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
Claims (136)
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、
このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、
前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、
前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データを出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、
前記中央制御ユニットは、前記ステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて前記被写体の評価を行うために、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力されたステレオ画像データを入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像データに基づいて対象となる被写体までの距離を求める距離画像評価装置とを具備することを特徴とするステレオカメラシステム。 - 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して、レクティフィケーション処理を施すレクティフィケーション処理回路を含むことを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してγ変換処理を施すγ変換処理回路を含むことを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してシェーディング補正処理を施すためのシェーディング補正処理回路を含むことを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、前記撮像素子の光入射側に、各々のステレオ画像を複数の色成分に分離するための光学色フィルタを更に含み、
前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データの各々に対して輝度信号と色差信号に変換する処理を行う変換回路を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。 - 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをデジタル画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをデータ圧縮して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項6に記載のステレオカメラシステム。
- 前記データ圧縮におけるデータ圧縮方式は、モーションJPEG(Motion−JPEG)の規格に準拠したデータ圧縮方式であることを特徴とする請求項7に記載のステレオカメラシステム。
- 前記データ圧縮におけるデータ圧縮方式は、MPEGの規格に準拠したデータ圧縮方式であることを特徴とする請求項7に記載のステレオカメラシステム。
- 前記データ圧縮におけるデータ圧縮方式は、DVの規格に準拠したデータ圧縮方式であることを特徴とする請求項7に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをIEEE1394規格に準拠したデジタルデータに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項6に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをUSB規格に準拠したデジタルデータに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項6に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをイーサネット規格に準拠したデジタルデータに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項6に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをアナログ画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをNTSC規格に準拠したアナログ画像データに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項14に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをPAL規格に準拠したアナログ画像データに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項14に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、前記ステレオ光学モジュールの周囲の温度を検出する温度センサを更に有し、前記モジュール側通信インタフェースは、前記温度センサで検出された温度データを前記通信回線に出力することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、雨滴量を検出する雨滴センサを更に有し、前記モジュール側通信インタフェースは、前記雨滴センサで検出された雨滴データを前記通信回線に出力することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、当該ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリを更に有し、
前記モジュール側通信インタフェースは、前記補正情報メモリに記憶された前記キャリブレーションデータを通信回線に出力し、
前記距離画像評価装置は、前記ユニット側通信インタフェースから出力されるステレオ画像データと前記キャリブレーションデータとから、対象となる被写体までの距離を求めることを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。 - 前記補正情報メモリに記憶されるキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項19に記載のステレオカメラシステム。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項20に記載のステレオカメラシステム。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項20に記載のステレオカメラシステム。
- 前記距離画像評価装置は、距離画像データを算出することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記中央制御ユニットは、当該ステレオカメラシステムの前方にある障害物を認識し、前記障害物までの距離を判定する周辺環境判定手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記障害物は、当該ステレオカメラシステムの前方を走行する自動車であることを特徴とする請求項24に記載のステレオカメラシステム。
- 前記周辺環境判定手段は、当該ステレオカメラシステムの前方の道路の白線を検知することを特徴とする請求項24に記載のステレオカメラシステム。
- 前記中央制御ユニットは、当該ステレオカメラシステムが搭載された移動体の運転を支援するための運転支援装置を更に有することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記運転支援装置は、前記移動体を運転する運転者に警告を行う警告手段を含むことを特徴とする請求項27に記載のステレオカメラシステム。
- 前記運転支援装置は、前記移動体を運転している運転者に表示による情報の告知を行うための表示手段を含むことを特徴とする請求項27に記載のステレオカメラシステム。
- 前記運転支援装置は、当該ステレオカメラシステムが搭載された移動体の移動を制御する移動制御装置に制御情報を出力することを特徴とする請求項27に記載のステレオカメラシステム。
- 前記中央制御ユニットは、当該ステレオカメラシステムの外部から情報を入力するための情報入力装置を更に有することを特徴とする請求項1に記載のステレオカメラシステム。
- 前記情報入力装置は、マニュアルで情報を入力する装置であることを特徴とする請求項31に記載のステレオカメラシステム。
- 前記情報入力装置から入力される情報は、当該ステレオカメラシステムが搭載された移動体の移動を制御する制御装置から入力される情報であることを特徴とする請求項31に記載のステレオカメラシステム。
- ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、
同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、
このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、
この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、
このA/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、
この画像出力処理回路において画像処理されたステレオ画像データを通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースと、
を具備することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してレクティフィケーション処理を施すレクティフィケーション処理回路を含むことを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してγ変換処理を施すγ変換処理回路を含むことを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してシェーディング補正処理を施すシェーディング補正処理回路を含むことを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記ステレオ光学モジュールは、前記撮像素子の光入射側に、各々のステレオ画像を複数の色成分に分離するための光学色フィルタを更に含み、
前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データの各々に対して輝度信号と色差信号に変換する処理を行う変換回路を更に含むことを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。 - 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをデジタル画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをデータ圧縮して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項39に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記データ圧縮におけるデータ圧縮方式は、モーションJPEG(Motion−JPEG)の規格に準拠したデータ圧縮方式であることを特徴とする請求項40に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記データ圧縮におけるデータ圧縮方式は、MPEGの規格に準拠したデータ圧縮方式であることを特徴とする請求項40に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記データ圧縮におけるデータ圧縮方式は、DVの規格に準拠したデータ圧縮方式であることを特徴とする請求項40に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをIEEE1394規格に準拠したデジタルデータに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項39に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをUSB規格に準拠したデジタルデータに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項39に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをイーサネット規格に準拠したデジタルデータに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項39に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをアナログ画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをNTSC規格に準拠したアナログ画像データに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項47に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記ステレオ画像データをPAL規格に準拠したアナログ画像データに変換して前記通信回線に出力することを特徴とする請求項47に記載のステレオ光学モジュール。
- 当該ステレオ光学モジュールの周囲の温度を検出する温度センサを更に有し、前記モジュール側通信インタフェースは、前記温度センサで検出された温度データを前記通信回線に出力することを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- 雨滴量を検出する雨滴センサを更に有し、前記モジュール側通信インタフェースは、前記雨滴センサで検出された雨滴データを前記通信回線に出力することを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。
- ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリを更に有し、
前記モジュール側通信インタフェースは、前記補正情報メモリに記憶された前記キャリブレーションデータを通信回線に出力することを特徴とする請求項34に記載のステレオ光学モジュール。 - 前記補正情報メモリに記憶されるキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項52に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項53に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項53に記載のステレオ光学モジュール。
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、
このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、
前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、
前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された前記キャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、
前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して前記通信回線に出力されるステレオ画像データを該中央制御ユニットに入力させるためのユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像データに基づいて対象となる被写体までの距離を求める距離画像評価装置とを具備することを特徴とするステレオカメラシステム。 - 前記補正情報メモリに記憶されるキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであり、前記画像出力処理回路で施される画像処理は、前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するための補正演算であることを特徴とする請求項56に記載のステレオカメラシステム。
- 前記キャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのデータであり、前記補正演算は、前記ステレオ画像データにレクティケーション処理を施す演算であることを特徴とする請求項57に記載のステレオカメラシステム。
- 前記キャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのデータであり、前記補正演算は、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施す演算であることを特徴とする請求項57に記載のステレオカメラシステム。
- ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、
同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、
このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、
この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、
前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、
前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された前記キャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、
この画像出力処理回路において画像処理されたステレオ画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースと、
を具備することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 前記補正情報メモリに記憶されるキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであり、前記画像出力処理回路で施される画像処理は、前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するための補正演算であることを特徴とする請求項60に記載のステレオカメラシステム。
- 前記キャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのデータであり、前記補正演算は、前記ステレオ画像データにレクティケーション処理を施す演算であることを特徴とする請求項61に記載のステレオカメラシステム。
- 前記キャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのデータであり、前記補正演算は、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施す演算であることを特徴とする請求項61に記載のステレオカメラシステム。
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、
このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、
前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、
前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータであって、第1のキャリブレーションデータ及び第2のキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された第1のキャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、前記画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データ及び前記補正情報メモリに記憶された第2のキャリブレーションデータを前記通信回線に出力するためのモジュール側通信インタフェースとを具備し、
前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して前記通信回線に出力されるステレオ画像データを該中央制御ユニットに入力させるためのユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像データ及び前記第2のキャリブレーションデータに基づいて対象となる被写体までの距離を求める距離画像評価装置とを具備することを特徴とするステレオカメラシステム。 - 前記第1のキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項64に記載のステレオカメラシステム。
- 前記第1のキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項65に記載のステレオカメラシステム。
- 前記第1のキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項65に記載のステレオカメラシステム。
- 前記第2のキャリブレーションデータは、前記中央制御ユニット内部の前記距離画像評価装置から出力される距離演算結果に対して補正を行うための距離補正データであることを特徴とする請求項64に記載のステレオカメラシステム。
- ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像データを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、
同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータであって、第1のキャリブレーションデータ及び第2のキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリと、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶された第1のキャリブレーションデータとに基づいて所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、前記画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データ及び前記補正情報メモリに記憶された第2のキャリブレーションデータを前記通信回線に出力するためのモジュール側通信インタフェースと、
を具備することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 前記第1のキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項69に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記第1のキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項70に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記第1のキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項70に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記第2のキャリブレーションデータは、前記中央制御ユニット内部の前記距離画像評価装置から出力される距離演算結果に対して補正を行うための距離補正データであることを特徴とする請求項69に記載のステレオ光学モジュール。
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、
前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、
前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力された距離画像データを入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記距離画像データに基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備することを特徴とするステレオカメラシステム。 - 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して、レクティフィケーション処理を施すレクティフィケーション処理回路を含むことを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してシェーディング補正処理を施すためのシェーディング補正処理回路を含むことを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データをデジタル画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データをデータ圧縮した後、デジタルデータとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項77に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データをアナログ画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、当該ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリを更に有し、
前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと前記補正情報メモリに記憶されたキャリブレーションデータとから補正演算を行うことを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。 - 前記補正情報メモリに記憶されるキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項80に記載のステレオカメラシステム。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項81に記載のステレオカメラシステム。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項81に記載のステレオカメラシステム。
- 前記距離画像評価装置は、前記被写体の評価として当該ステレオカメラシステムの前方の障害物を認識し、この認識結果に基づいて前記障害物までの距離を判定することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記距離画像評価装置は、前記被写体の評価として当該ステレオカメラシステムの前方を走行する自動車を認識し、この認識結果に基づいて前記自動車までの距離を判定することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記距離画像評価装置は、前記被写体の評価として当該ステレオカメラシステムの前方の道路の白線を認識することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記中央制御ユニットは、当該ステレオカメラシステムが搭載された移動体の運転を支援するための運転支援装置を更に有することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- 前記中央制御ユニットは、当該ステレオカメラシステムの外部から情報を入力するための情報入力装置を更に有することを特徴とする請求項74に記載のステレオカメラシステム。
- ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、
同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、
このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、
この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、
このA/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、
この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、
この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースと、
を具備することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して、レクティフィケーション処理を施すレクティフィケーション処理回路を含むことを特徴とする請求項89に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対してシェーディング補正処理を施すためのシェーディング補正処理回路を含むことを特徴とする請求項89に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データをデジタル画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項89に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データをデータ圧縮した後、デジタルデータとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項92に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データをアナログ画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項89に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記ステレオ光学モジュールは、当該ステレオカメラシステムのキャリブレーションデータを記憶するための補正情報メモリを更に有し、
前記画像出力処理回路は、前記A/D変換部で発生したデジタルステレオ画像データと補正情報メモリに記憶されたキャリブレーションデータとから補正演算を行うことを特徴とする請求項89に記載のステレオ光学モジュール。 - 前記補正情報メモリに記憶されるキャリブレーションデータは、1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項95に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにレクティフィケーション処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項96に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記1対のステレオ画像データの間で発生するアンバランスを補正するためのキャリブレーションデータは、前記ステレオ画像データにシェーディング補正処理を施すためのキャリブレーションデータであることを特徴とする請求項96に記載のステレオ光学モジュール。
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によってステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方の画像データを出力するモジュール側通信インタフェースとを具備するステレオ光学モジュールと、
距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方を入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方に基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備する中央制御ユニットと、
前記モジュール側通信インタフェースと前記ユニット側インタフェースとの間を接続し、前記ステレオ光学モジュールと前記中央制御ユニットとの間でデータの通信を可能とする通信回線と、
から構成されることを特徴とするステレオカメラシステム。 - 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方をデジタル画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項99に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方をデータ圧縮した後、デジタルデータとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項100に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方をアナログ画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項99に記載のステレオカメラシステム。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、1フレームの画像データ内の第1の領域に前記複数視点から取得したステレオ画像の中の何れかの視点から見た画像データを割り付け、前記1フレームの画像データ内の前記第1の領域とは異なる第2の領域に前記距離画像データを割り付けて、前記通信回線に出力することを特徴とする請求項102に記載のステレオカメラシステム。
- 前記中央制御ユニットは、前記複数視点から取得したステレオ画像の中の何れかの視点から見た画像データを表示可能な表示手段を更に有することを特徴とする請求項99に記載のステレオカメラシステム。
- 同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、
このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、
この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、
このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに対して所定の画像処理を施す画像出力処理回路と、
この画像出力処理回路で画像処理されたステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、
この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データ及び前記撮像素子によって発生させたステレオ画像データの少なくとも何れか一方の画像データを通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースと、
を具備することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方をデジタル画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項105に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方をデータ圧縮した後、デジタルデータとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項105に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、前記距離画像データ及び前記ステレオ画像データの少なくとも何れか一方をアナログ画像データとして前記通信回線に出力することを特徴とする請求項105に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記モジュール側通信インタフェースは、1フレームの画像データ内の第1の領域に前記複数視点から取得したステレオ画像の中の何れかの視点から見た画像データを割り付け、前記1フレームの画像データ内の前記第1の領域とは異なる第2の領域に前記距離画像データを割り付けて、前記通信回線に出力することを特徴とする請求項105に記載のステレオ光学モジュール。
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールにおいて取得した前記ステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、から構成され、
前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、
前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力された距離画像データを入力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記距離画像データに基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備することを特徴とするステレオカメラシステム。 - ステレオ画像を得るためのステレオ光学モジュールと、前記ステレオ光学モジュールで得られたステレオ画像より対象となる被写体の評価を行う中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールから出力されるステレオ画像に関するデータを前記中央制御ユニットに入力させるための通信回線と、からなり、同一被写体に対して複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるステレオカメラシステムに使用するためのステレオ光学モジュールであって、
同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生するためのステレオ光学系と、
このステレオ光学系において発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、
この撮像素子で発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、
このA/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを生成する距離画像算出ユニットと、
この距離画像算出ユニットで生成された距離画像データを前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースと、
を具備することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するためのステレオ光学モジュールと、このステレオ光学モジュールで得られた前記ステレオ画像に関するデータに基づいて対象となる被写体の評価を行うための中央制御ユニットと、前記ステレオ光学モジュールと前記中央制御ユニットとをデジタル信号により通信する通信回線と、から構成され、
前記ステレオ光学モジュールは、同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、この撮像素子によって発生させたステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部と、前記中央制御ユニットから制御コマンドを受けた場合に、当該ステレオ光学モジュールで取得されたステレオ画像に関連した情報を前記通信回線に出力するモジュール側通信インタフェースとを具備し、
前記中央制御ユニットは、前記モジュール側通信インタフェースを介して出力された前記ステレオ画像に関連した情報を入力させると共に当該中央制御ユニットから前記ステレオ光学モジュールに制御コマンドを出力させるユニット側通信インタフェースと、このユニット側通信インタフェースを介して入力された前記ステレオ画像に関連した情報に基づいて前記被写体の評価を行う距離画像評価装置とを具備することを特徴とするステレオカメラシステム。 - 前記ステレオ画像に関連した情報は、前記デジタルステレオ画像データであることを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを演算する距離画像算出ユニットを更に具備し、
前記前記ステレオ画像に関連した情報は、前記距離画像データであることを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。 - 前記ステレオ光学モジュールは、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを演算する距離画像算出ユニットを更に具備し、
前記ステレオ画像に関連した情報は、前記ステレオ画像の複数の視点の中の何れかの視点における画像データ及び前記距離画像データであることを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。 - 前記ステレオ光学モジュールは、前記中央制御ユニットから前記制御コマンドが入力されるのに応答して所定のデータを発生させて前記中央制御ユニットに出力するデータ発生装置を更に具備することを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。
- 前記所定のデータは、温度に関するデータであり、前記データ発生装置は、前記温度を検出して前記中央制御ユニットに出力する温度センサであることを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。
- 前記所定のデータは、雨滴量に関するデータであり、前記データ発生装置は、前記雨滴量を検出して前記中央制御ユニットに出力する雨滴センサであることを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。
- 前記所定のデータは、キャリブレーションデータであり、前記データ発生装置は、前記キャリブレーションデータが記憶された補正情報メモリであることを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。
- 前記ステレオ光学モジュールは、前記中央制御ユニットから前記制御コマンドが入力されるのに応答して当該ステレオ光学モジュールの電力消費モードの制御を行うことを特徴とする請求項112に記載のステレオカメラシステム。
- 同一被写体に対して複数視点から見た被写体像を発生させるためのステレオ光学系と、
このステレオ光学系で発生した被写体像に基づいてステレオ画像データを発生させる撮像素子と、
この撮像素子によって発生したステレオ画像データをA/D変換してデジタルステレオ画像データを発生させるA/D変換部とを具備し、
外部から入力された制御コマンドに応答して前記ステレオ画像に関連した情報を通信回線に出力することを特徴とするステレオ光学モジュール。 - 前記ステレオ画像に関連した情報は、前記デジタルステレオ画像データであることを特徴とする請求項121に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記ステレオ光学モジュールは、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを演算する距離画像算出ユニットを更に具備し、
前記ステレオ画像に関連した情報は、前記距離画像データであることを特徴とする請求項121に記載のステレオ光学モジュール。 - 前記ステレオ光学モジュールは、前記A/D変換部で発生した前記デジタルステレオ画像データに基づいて距離画像データを演算する距離画像算出ユニットを更に具備し、
前記ステレオ画像に関連した情報は、前記ステレオ画像の複数の視点の中の何れかの視点における画像データ及び前記距離画像データの少なくとも何れか一方であることを特徴とする請求項121に記載のステレオ光学モジュール。 - 前記ステレオ光学モジュールは、外部から前記制御コマンドが入力されるのに応答して所定のデータを前記通信回線に出力するデータ発生装置を更に具備することを特徴とする請求項121に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記所定のデータは、温度に関するデータであり、前記データ発生装置は、前記温度を検出して前記通信回線に出力する温度センサであることを特徴とする請求項125に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記所定のデータは、雨滴量に関するデータであり、前記データ発生装置は、前記雨滴量を検出して前記通信回線に出力する雨滴センサであることを特徴とする請求項125に記載のステレオ光学モジュール。
- 前記所定のデータは、キャリブレーションデータであり、前記データ発生装置は、前記キャリブレーションデータが記憶された補正情報メモリであることを特徴とする請求項125に記載のステレオ光学モジュール。
- 外部から入力された前記制御コマンドが入力されるのに応答して当該ステレオ光学モジュールの電力消費モードの制御を行うことを特徴とする請求項121に記載のステレオ光学モジュール。
- 同一被写体に対して、複数の視点から見た被写体像を撮影し対象となる被写体までの距離を求めるためのステレオカメラシステムであって、
ステレオ画像を取得するための少なくとも1つのステレオ光学モジュールと、
このステレオ光学モジュールとは異なる画像を取得するための少なくとも1つの光学モジュールと、
前記ステレオ光学モジュール及び前記光学モジュールのシーケンス制御を行う中央制御ユニットと、
前記ステレオ光学モジュール、前記光学モジュール、及び前記中央制御ユニットを通信接続する通信回線と、
から構成されることを特徴とするステレオカメラシステム。 - 当該ステレオカメラシステムが搭載された移動体の運転状況を検出し、この検出した運転状況に関する情報を前記通信回線に出力する運転状況検出モジュールを更に有することを特徴とする請求項130に記載のステレオカメラシステム。
- 前記運転状況検出モジュールは、前記移動体に搭載されたエンジンの状況を検出するエシジンコントロールモジュールであることを特徴とする請求項131に記載のステレオカメラシステム。
- 前記運転状況検出モジュールは、前記移動体に搭載されたブレーキの状況を検出するブレーキセンサモジュールであることを特徴とする請求項131に記載のステレオカメラシステム。
- 当該ステレオカメラシステムが搭載された移動体の環境状態を検出し、この検出した環境状態に関する情報を前記通信回線に出力する環境監視モジュールを更に有することを特徴とする請求項130に記載のステレオカメラシステム。
- 前記環境監視モジュールは、前記移動体の外部の状況を検出するレーダーモジュールであることを特徴とする請求項134に記載のステレオカメラシステム。
- 前記環境監視モジュールは、前記移動体の積載状況を検出する積載検出モジュールであることを特徴とする請求項134に記載のステレオカメラシステム。
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