JPWO2004105387A1 - 機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法 - Google Patents

機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法 Download PDF

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Abstract

本発明はデジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとしてホスト機器に取り付け可能なデジタル放送受信装置を提供する。機能モジュールカードは、カード制御部と、デジタル放送信号を入力し、TSとTS転送用のTSクロックとを生成し、バスを介してホスト機器のデコーダ兼デスクランブラに直接転送するチューナ部とを有し、ホスト機器は、カード制御部との間で通信を行うホスト制御部と、入出力部と、デコーダ兼デスクランブラとを有する。ホスト制御部をマスターとしてホスト制御部のクロックを用いたマスター/スレーブ方式のデータ転送方式によってカード制御部とホスト制御部の間のデータ転送を行い、TSクロックを用いてチューナ部とデコーダ兼デスクランブラとの間のデータ転送を行う。

Description

本発明は、機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法に関する。
近年、地上波デジタル放送が開始された。これに応じて、様々なデジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法が提案されている(例えば、特開2002−300128号公報、特開2002−218341号公報、2002−135808号公報、特開2001−197025号公報及び特許第3389843号公報を参照)。
デジタル放送受信装置において、デジタル放送受信機能モジュールは高価である。従って、デジタル放送受信機能モジュールを内蔵している高価な機器よりも、デジタル放送受信機能モジュールをオプションユニットとして取り付け可能であり機器本体としては安価な機器の方が、ユーザにとって魅力的である場合が多い。本発明は、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカード、その機能モジュールカードをオプションユニットとして取り付け可能な安価なホスト機器を実現する。
このような機能モジュールカード及びホスト機器を実現するに当たり、以下の2つの課題が生じる。
(i)第1の課題
汎用性の高いインターフェースを有する機能モジュールカードに、デジタル放送受信機能を搭載することができれば、ユーザにとってホスト機器及びオプションを選択する範囲が非常に広がるので魅力的である。また、汎用性の高いインターフェースを有する機能モジュールカードがデジタル放送受信機能と、他の機能とを合わせて持っていれば、その機能モジュールカードは更にユーザにとって魅力的である。逆に、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードが専用のインターフェースでしかホスト機器と接続できないのであれば、特定のホスト機器にしかその機能モジュールカードを取り付けることができず、またホスト機器には特定の機能モジュールカードしか取り付けることができない。従ってホスト機器と機能モジュールカードとの組み合わせのバリエーションは非常に限定されたものになる。そのような機能モジュールカードは高価になり易く、またホスト機器及びオプションを選択する範囲が限られることは、それらの商品をユーザにとって魅力の無いものにする。
しかし、一般に汎用の機能モジュールカードは、ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信(ホスト機器が通信クロックを定める。)によりホスト機器と通信するものが多い。一方、時間軸上で連続するデジタル放送信号は、基本的にデジタル放送信号から生成されるクロックで処理し出力する必要がある。そうしなければ、無信号区間が発生したり(画面(又は音声)のブラックアウト又はフリーズ)、信号を出力できないで放棄する場合(画面又は音声のスキップ)が発生する可能性があるからである。両者即ち汎用の機能モジュールカードの通信クロックとデジタル放送信号から生成されるクロックの制御方法は全く異なる。従って従来の汎用のインターフェースを有する機能モジュールカードに、デジタル放送信号受信機能を搭載しても、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送することができないという第1の課題が生じる。
本発明は、汎用のインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカード、それに対応するホスト機器及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
(ii)第2の課題
有料デジタル放送において、放送局は、スクランブルし又は暗号化したデジタル放送信号を送信し、対価を支払ったユーザが有する機器にそのデスクランブル又は暗号の復号化に必要な情報をロードする。これにより、対価を支払ったユーザのみがデジタル放送を視聴できるようにしている。しかし、機能モジュールカードがデジタル放送受信機能を有すると、1つの機能モジュールカードを複数のユーザが使い回すことにより、一人のユーザが放送局に対価を支払うだけで、複数のユーザが不法にデジタル放送を視聴できることになる。即ち、放送局から送信されるデジタルコンテンツの著作権を保護できないという、第2の課題が生じる。
本発明は、デジタル放送受信機能を有し、ホスト機器にオプションユニットとして取り付け可能であり、放送されるデジタルコンテンツの著作権を保護できる機能モジュールカード、それに対応する安価なホスト機器及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。本発明の1つの観点による機能モジュールカードは、複数の接続線を介してホスト機器との間で通信する通信部と、デジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する放送信号受信部と、を有し、前記通信部は、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記ホスト機器に送信する第2のデータ転送モードと、を有する。
本発明は、オプションユニットとしてホスト機器に任意に取り付け可能であり、ホスト機器本体が安価であるシステム(デジタル放送受信装置)を構成する機能モジュールカードを実現する。
本発明は、汎用のインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカードを実現する。本発明は、通常のデータ転送とデジタル放送信号の転送とをホスト機器との間で実行可能な機能モジュールカードを実現する。本発明により、ホスト機器は映像信号及び/又は音声信号を正しく再生できる。ホスト機器からチャンネル設定指令を通常のデータ転送機能を利用して機能モジュールカードに送信することにより、例えばホスト機器から機能モジュールカードのチューナ部(放送信号受信部に含まれる。)のチャンネル設定等の操作を行える。
機能モジュールカードに入力する信号は、地上波デジタル放送、BSデジタル放送及びCSデジタル放送等のデジタル放送信号である。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードにおいては、前記データ信号がトランスポートストリームである。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードは、前記通信部は更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスラインとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を転送する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記ホスト機器との間でデータを転送する。
本発明は、更に、デジタル放送信号をホスト機器に送信しているモードにおいても、通常のデータ転送が可能な機能モジュールカードを実現する。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードにおいて、起動時に、前記通信部は前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器と通信を開始し、前記ホスト機器から前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を受信した場合に、前記通信部は前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記ホスト機器と通信する。
本発明は、デジタル放送信号受信機能を有する本発明の機能モジュールカードに対応するホスト機器との間で通常のデータ転送とデジタル放送信号の転送とを実行し、本発明の機能モジュールカードに対応していないホスト機器との間で通常のデータ転送を適切に実行する機能モジュールカードを実現する。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードは、前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を格納するバッファメモリを更に有し、前記通信部は、前記ホスト機器からの指令に応じて選択的に、前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を前記第2のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信し、又は前記バッファメモリに格納し、格納したバッファメモリから読み出した前記データ信号を、前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信する。
本発明は、更に、通常のデータ転送によってもデジタル放送信号を転送可能な機能モジュールカードを実現する。
例えばホスト機器は、トランスポートストリームを転送するためのクロックの時間間隔に応じて、モニタへの画像データの出力速度を調整する。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードは、前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する。
本発明は、汎用のマスター/スレーブ方式の通信を行うインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカードを実現する。
本発明の1つの観点によるホスト機器は、複数の接続線を介して機能モジュールカードとの間で通信する通信部と、前記機能モジュールカードから伝送されたデジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを入力し、所定の処理を行って出力する放送信号出力部と、を有し、前記通信部は、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記機能モジュールカードから入力する第2のデータ転送モードと、を有する。
本発明は、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとして取り付け可能な、安価なホスト機器を実現する。本発明により、ホスト機器は映像信号及び/又は音声信号を正しく再生できる。ホスト機器からチャンネル設定指令を通常のデータ転送機能を利用して機能モジュールカードに送信することにより、例えばホスト機器から機能モジュールカードのチューナ部のチャンネル設定等の操作を行える。
本発明は、汎用のインターフェースを有し、本発明の機能モジュールカードから正しいクロックでデジタル放送信号を受信するホスト機器を実現する。本発明は、通常のデータ転送とデジタル放送信号の受信とを本発明の機能モジュールカードとの間で実行可能なホスト機器を実現する。
本発明の別の観点による上記のホスト機器においては、前記データ信号がトランスポートストリームである。
本発明の別の観点による上記のホスト機器においては、前記通信部は更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を入力する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記機能モジュールカードとの間でデータを転送する。
本発明は、更に、機能モジュールカードからデジタル放送信号を受信しているモードにおいても、同時に通常のデータ転送が可能なホスト機器を実現する。
本発明の別の観点による上記のホスト機器においては、起動時に、前記通信部は前記第1のデータ転送モードで前記機能モジュールカードと通信を開始し、前記機能モジュールカードがデジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する場合は、前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を前記機能モジュールカードに送信し、前記通信部は前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記機能モジュールカードと通信する。
本発明は、本発明の機能モジュールカードから正しいクロックでデジタル放送信号を受信するホスト機器を実現する。
「前記機能モジュールカードと通信を開始し、前記機能モジュールカードがデジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する」か否かは、典型的にはホスト機器が機能モジュールカードから入力した機能モジュールカードの識別情報又は機能モジュールカードの機能の情報に基づいて判断する。
本発明の別の観点による上記のホスト機器は、前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する。
本発明は、汎用のマスター/スレーブ方式の通信を行うインターフェースを有し、本発明の機能モジュールカードから正しいクロックでデジタル放送信号を受信するホスト機器を実現する。
本発明の1つの観点による上記のホスト機器は、機能モジュールカードと接続し、前記機能モジュールカードからデジタル放送信号のトランスポートストリームを受信する通信部と、前記通信部で受信した、スクランブルされたデジタル放送信号のトランスポートストリームをデスクランブルし、又は暗号化されたデジタル放送信号のトランスポートストリームを復号化し、出力する放送信号出力部と、を有する。
本発明は、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとして任意に取り付け可能であり、ユーザが放送局に対価を支払っている場合に限り、機能モジュールカードから入力したデジタル放送を正常に出力するホスト機器を実現する。
デジタル放送受信装置の機能を、ホスト機器と機能モジュールカードに分割して搭載するので、安価なホスト機器を実現できる。放送されたデジタルコンテンツの著作権を保護できる。
本発明は、上記と同様の作用及び効果を有する機能モジュールカードの制御方法、及びホスト機器の制御方法を実現する。
本発明の機能モジュールカード及びホスト機器によれば、機能モジュールカードからホスト機器にデジタル放送信号を転送し、且つ両者の間で通常のデータ転送を実行するデジタル放送受信装置を実現できる。更に、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとしてホスト機器に任意に取り付け可能であり、放送されるデジタルコンテンツの著作権を保護できるデジタル放送受信装置を実現できる。
発明の新規な特徴は添付の請求の範囲に特に記載したものに他ならないが、構成及び内容の双方に関して本発明は、他の目的や特徴と共に、図面と共同して理解されるところの以下の詳細な説明から、より良く理解され評価されるであろう。
図1は本発明の実施の形態1の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。
図2は本発明の実施の形態1のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、機能モジュールカードのチューナ部が動作開始するまでの機能モジュールカード及びホスト機器の制御方法を示すフローチャートである。
図3は本発明の実施の形態1、2及び3のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ホスト機器160から機能モジュールカード110への視聴するチャンネルの指定方法及び、機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの転送方法を示すフローチャートである。
図4は本発明の実施の形態2の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。
図5は本発明の実施の形態2及び3のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、セレクタが切り替わるまでの機能モジュールカード及びホスト機器の制御方法を示すフローチャートである。
図6は本発明の実施の形態3の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。
図面の一部又は全部は、図示を目的とした概要的表現により描かれており、必ずしもそこに示された要素の実際の相対的大きさや位置を忠実に描写しているとは限らないことは考慮願いたい。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1〜図3を用いて、本発明の実施の形態1の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図1において、110は機能モジュールカード、160はホスト機器である。機能モジュールカード110は、地上波デジタル放送信号を受信し、チューナ112で選択されたチャンネルの放送信号(映像信号及び音声信号を含む。)のトランスポートストリーム(以下、「TS」と言う。)をホスト機器160に転送する。ホスト機器160は入力したTSをデコード及びデスクランブルし、地上波デジタル放送の映像信号及び音声信号を出力する。
機能モジュールカード110は、アンテナ150、チューナ部111、カード制御部114、メモリ118を有する。チューナ部111は、チューナ112及び復調部113を有する。カード制御部114は、通信部115、チューナ部コントローラ116及びカード情報記憶部117を有する。ホスト機器160は、CPU(Central Processing Unit)161、バスライン162、デコーダ兼デスクランブラ163、ホスト制御部164、入出力部165及びクロック生成部166を有する。
ホスト機器160は、機能モジュールカード110を装着可能なカードスロット(図示しない。)を有する。ホスト機器160のカードスロットに設けられたコネクタ(図示しない。)は、カードスロットに装着された機能モジュールカード110のコネクタ(図示しない。)と接続される。このコネクタを通じて、ホスト機器160は、機能モジュールカード110に電力及び制御コマンド、データ等を出力し、機能モジュールカード110が出力する動画の映像信号及び音声信号、データ等を入力する。ホスト機器160はPDA(Personal Digital Assistants)である。ホスト機器160は他の機器(例えばノートパソコン、携帯電話)であっても良い。
ホスト機器160は、そのカードスロット(その中のコネクタを含む。)に、機能モジュールカード110の他、種々の機能モジュールカード(メモリ機能のみを有する機能モジュールカード、メモリ機能と他の機能(例えば無線通信機能)を有する機能モジュールカード等)を装着し、動作させることができる。
実施の形態1では、機能モジュールカード110はSDカード(登録商標)である。機能モジュールカード110は、任意の汎用の機能モジュールカード、例えばSDカード、ICカード、メモリースティック(登録商標)である。ホスト機器160に機能モジュールカード110を装着することにより、ホスト機器160に、機能モジュールカード110に搭載された機能を付加できる。実施の形態1では、機能モジュールカード110は、地上波デジタル放送信号を受信する機能とメモリ機能とを有し、それらの機能をホスト機器160に付加する。
ホスト機器160の入出力部165は、外部からコマンドを受信する。例えば、ユーザが地上波デジタル放送の受信開始指令、受信チャンネルの指定指令などの指令を、ホスト機器160に入出力部165(操作部を含む。)を介して入力する。更に入出力部165は、接続した外部機器である又は内蔵するディスプレイ及びスピーカに映像信号及び音声信号を出力する。入出力部165が、映像信号及び音声信号を出力する方法については、後述する。
CPU161は、ホスト機器160内部の動作を制御する(PDAとしての動作及びデコーダ兼デスクランブラ163等の動作を制御することを含む。)と共に、機能モジュールカード110にその動作を指示し、ホスト制御部164と通信部115との間の通信を制御する。
ホスト機器160は、内部で生成し、又は入出力部165を通じて外部から入力したデータを、機能モジュールカード110のメモリ118に記憶させ、又はメモリ118から読み出したデータを処理し、出力することができる。
機能モジュールカード110とホスト機器160とは、バス170を介して接続している。バス170は、チューナ部111とクロック生成部166及びデコーダ兼デスクランブラ163との間の通信を実行するためのクロック線131及びデータ線132と、ホスト制御部164と通信部115との間の通信を実行するためのクロック線141、データ線143、144、及びコマンド/レスポンス線142と、を有する。ホスト機器160から機能モジュールカード110に電源を供給する電源線及びグラウンド線が、両者の接続線に含まれる(図示しない。)。機能モジュールカード110は、ホスト機器160から電力を供給されて動作する。
ホスト制御部164と通信部115とは、クロック線141、データ線143、144及びコマンド/レスポンス線142で接続され、ホスト機器160をマスターとし機能モジュールカード110をスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信を行う(以下、「第1のデータ転送方式」と言う)。第1のデータ転送方式は、ホスト制御部164が出力するクロック(以下、「ホストクロック」と言う。クロック線141で伝送される。)によってコマンド及びレスポンス(コマンド/レスポンス線142で伝送される。)と、データ(データの種類に応じて、コマンド/レスポンス線142で伝送され、又はデータ線143及び144で伝送される。)と、を双方向に伝送するシンクロナス方式の通信である。ホスト制御部164がコマンド(又はコマンド及びデータ)を通信部115に伝送し、コマンドに応じて通信部115がホスト制御部164にレスポンス(又はレスポンス及びデータ)をホスト制御部164に伝送する。また第1のデータ転送方式のみを使用してデータ転送を行なうモードを第1のデータ転送モードとする
チューナ部コントローラ116は、ホスト制御部164から通信部115に伝送された受信開始指令又は受信チャンネルの指定等の指令に従って、チューナ112の受信を開始し、受信チャンネルを設定等する。
チューナ112は、チューナコントローラ116の指令に従って、選択されたチャンネルの地上波デジタル放送信号を受信する。チューナ部111の復調部113は、チューナ112が受信した地上波デジタル放送信号をベースバンド信号に復調し、そのTS及びTSのデータ転送用のクロック(以下、「TSクロック」と言う。)を生成する。
復調部113とデコーダ兼デスクランブラ163とは、データ線132で接続されている。復調部113とクロック生成部166とは、クロック線131で接続されている。復調部113は、クロック線131及びデータ線132を介し一方向に、クロック生成部166及びデコーダ兼デスクランブラ163に、連続信号であるTSクロック及びTS(映像信号及び音声信号を含む。)を転送する(以下、「第2のデータ転送方式」と言う)。第2のデータ転送方式は、TSクロックを使用するシンクロナス方式の通信である。また第2のデータ転送方式を使用してデータ転送を行なうモードを第2のデータ転送モードとする(第1のデータ転送方式と第2のデータ転送方式を同時に使用する場合も含む)。
クロック生成部166は、TSクロックを入力し、N分周する。更に、TSクロックそのものをデコーダ兼デスクランブラ163に転送し、N分周したTSクロックを入出力部165に転送する。
デコーダ兼デスクランブラ163には、TSクロック及びTSが入力される。ホスト機器160のデコーダ兼デスクランブラ163は、TSクロックに応じてTSを入力し、地上波デジタル放送信号をデコードし、デスクランブルする。
入出力部165は、デコーダ兼デスクランブラ163が出力した映像信号及び音声信号を、N分周したTSクロックのタイミングで、ディスプレイ及びスピーカ(外部機器として接続し又は内蔵する。)に出力する。
カード情報記憶部117は、機能モジュールカード110が地上波デジタル放送を受信可能であること、地上波デジタル放送のTSを第2のデータ転送方式で送信可能であること、及び第1のデータ転送方式でデータ信号を送受信可能であることを含む、機能モジュールカード110の機能に関する情報(「カード情報」と呼ぶ。)を記憶している。
メモリ118は、不揮発性メモリ(実施の形態1においてはフラッシュメモリ)である。メモリ118は、ホスト機器160のホスト制御部164から通信部115に送信されたデータが書き込まれ、又メモリ118から読み出したデータは通信部115及びホスト制御部164を介してホスト機器160に伝送される。
機能モジュールカード110において、チューナ部111のTS及びTSクロックの出力バッファ(図示しない。)と通信部115とは、機能モジュールカード110の通信部を構成する。チューナ部111のチューナ112及び復調部113は、放送信号受信部を構成する。
ホスト機器160において、デコーダ兼デスクランブラ163の入力バッファ(図示しない。)と、クロック生成部166の入力バッファ(図示しない。)と、ホスト制御部164の通信部115との通信インターフェースとは、ホスト機器160の通信部を構成する。デコーダ兼デスクランブラ163と、クロック生成部166と、入出力部165の映像信号及び音声信号の出力インターフェース(図示しない。)とは、ホスト機器160の放送信号出力部を構成する。
図2及び図3を用い、本発明の実施の形態1の機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を説明する。図2は、本発明の実施の形態1のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器160に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、機能モジュールカード110のチューナ部111が動作開始するまでの機能モジュールカード110及びホスト機器160の制御方法を示すフローチャートである。
ユーザは、入出力部165に地上波デジタル放送の受信開始指令を入力する。ホスト制御部164は、地上波デジタル放送の受信開始指令を入出力部165からバスライン162を介して受け取る。ステップ221でホスト制御部164は、コマンド/レスポンス線142を介して通信部115にカード情報の送信要求指令を送信する。ホスト制御部164は、コマンド又はデータを送信時及びレスポンス又はデータを受信時、クロック線141からホストクロックを出力する。
機能モジュールカード110の通信部115は、カード情報の送信要求指令を受信する(ステップ201)。通信部115は、機能モジュールカード110が地上波デジタル放送を受信可能であること、及び地上波デジタル放送のTSを第2のデータ転送方式で送信可能であること、を含むカード情報をカード情報記憶部117から読み出し、ホスト制御部164にデータ線143、又はデータ線143及び144を介して送信する(ステップ202)。ホスト制御部164はステップ222でカード情報を受信し、ステップ223で機能モジュールカード110に第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可する通知を、コマンド/レスポンス線142を介して通信部115に送信する。ステップ203で通信部115は、第2のデータ転送方式によるデータ転送の許可通知を受信する。通信部115は、チューナ部コントローラ116にチューナ部111の受信開始を指令する。チューナ部コントローラ116は、チューナ部111の動作を開始させる(ステップ204)。
図3は、本発明の実施の形態1のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ホスト機器160から機能モジュールカード110への視聴するチャンネルの指定方法及び、機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの転送方法を示すフローチャートである。
ユーザは、ホスト機器160の入出力部165を介し、視聴するチャンネルを指定する。入出力部165はホスト制御部164に受信チャンネル指定指令の送信を指示する。ホスト制御部164は機能モジュールカード110の通信部115に、コマンド/レスポンス線142を介して受信チャンネル指定の指令を送信し、データ線143又はデータ線143及び144を介して受信チャンネルの値を送信する(ステップ321)(以後、受信チャンネル指定指令とそのチャンネルの値とを合わせて「受信チャンネル指定指令」と呼ぶ。)。ホスト制御部164は、コマンド又はデータを送信時及びレスポンス又はデータを受信時、クロック線141からホストクロックを出力する。機能モジュールカード110の通信部115は受信チャンネル指定指令を受信する(ステップ301)。通信部115は、コマンド/レスポンス線142を介してホスト制御部164にACK信号を送信する(ステップ302)。ホスト制御部164はACK信号を受信する(ステップ322)。
以上のステップ301〜302及びステップ321〜322のデータ伝送は、第1のデータ転送方式で実行される。
通信部115はチャンネル指定指令をチューナ部コントローラ116を介してチューナ部111に送る。ステップ303で、チューナ112は、アンテナ150から指定されたチャンネルの地上波デジタル放送信号を受信し、復調部113に入力する。復調部113は、地上波デジタル放送信号をベースバンド信号に復調し、TSを生成し、TSから抽出した同期信号に基づいてTSクロックを生成する(ステップ304)。ステップ305で復調部113は、ホスト機器160のクロック生成部166に、TSクロックをクロック線131を介して送信する。クロック生成部166は、受信したTSクロックを、そのままデコーダ兼デスクランブラ163に転送する。ステップ306で復調部113は、ホスト機器160のデコーダ兼デスクランブラ163に、TSをデータ線132を介して送信しステップ303に戻る。TSは、ホストクロックではなく、復調部113で生成されたTSクロックに同期して転送される。ステップ323で、デコーダ兼デスクランブラ163はTS及びTSクロックを受信する。ステップ305、ステップ306及びステップ323のデータ転送は第2のデータ転送方式により実行される。
デコーダ兼デスクランブラ163は、TSをデコードし、デスクランブルして映像信号及び音声信号を生成し、バスライン162を介して入出力部165に送信する(ステップ324)。入出力部165は、映像信号及び音声信号を受信し、TSクロックをN分周したクロックのタイミングで、ディスプレイ及びスピーカに出力する。映像・音声信号が再生され(ステップ325)。その後ステップ323に戻る。
ホストクロックと、TSクロックとは互いに同期していない全く別個のクロックである。実施の形態1では、通常のマスター/スレーブ方式の通信に使用する信号線(コマンド/レスポンス線142、クロック線141、データ線143及びデータ線144)とは別の2本の信号線(クロック線131及びデータ線132)を介して、TSから生成したTSクロックでTSの転送を行うので、ホスト機器160のデコーダ兼デスクランブラ163は、機能モジュールカード110が受信したデジタル放送信号に完全に同期することが可能である。ホスト機器160は、映像信号及び音声信号を正しく、不連続(例えば画面(又は音声)のブラックアウト、フリーズ又はスキップ)が発生しないように再生できる。
ホスト機器160と機能モジュールカード110とは、第2のデータ転送方式によるTSの伝送と並行して、第1のデータ転送方式により、チャンネル設定の操作指令等を伝送できる。機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの伝送が行われている時に、ホスト機器160はユーザからの受信チャンネル指定指令を受信し、機能モジュールカード110に送信できる。また、ホスト機器160は、機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの伝送が行われているか否かに関係なく、メモリ118にデータを書き込み、又はデータを読み出すことができる。
第1のデータ転送方式における1本のデータ線143又は2本のデータ線143及び144でのデータ転送は、汎用の機能モジュールカードで規定されている、同じデータ転送プロトコルに従って実行される。これにより、機能モジュールカード110は、本発明のホスト機器160のみならず、従来のホスト機器に装着した場合にも、少なくともデジタル放送受信機能以外の機能(例えばメモリ118のデータ格納機能)を実行することができる。本発明のホスト機器160に、本発明の機能モジュールカード110のみならず、従来の機能モジュールカード(TS及びTSクロックを出力できない。)と接続した場合にも、従来の機能モジュールカードの機能を発揮させることができる。
実施の形態1において、SDカードである機能モジュールカード110と、ホスト機器160とは、通常のSDカードで規定されるデータ転送プロトコル(例えば、Matsushita Technical Journal(日本)、2002年、第48巻、第3号、p.110参照。)に従って、第1のデータ転送方式でのデータ転送を実行する。通常のSDカードで規定されるデータ転送プロトコルにおいては、1本のデータ線を使用する1ビットモード又は4本のデータ線を使用する4ビットモードでのデータ転送が可能である。実施の形態1の第1のデータ転送方式はデータ線143、144の何れか1本を使用する1ビットモードのデータ転送である。
実施の形態1では、機能モジュールカード110とホスト機器160とは、チューナ部111とデコーダ兼デスクランブラ163とをそれぞれ分離して搭載している。機能モジュールカード110からバス170には、スクランブルされたTSが出力される。TSは正しいスクランブル情報を有するホスト機器160でしかデスクランブルできないので、例えば機能モジュールカード110を、地上波デジタル放送の視聴契約をしていないユーザのホスト機器に装着しても、そのユーザのホスト機器は、TSを正しくデスクランブルできない。TSに含まれるデジタルコンテンツの著作権を保護できる。
実施の形態1では、ホスト機器160は地上波デジタル放送を視聴するための必要最低限の機能しか搭載していない。その他の機能は機能モジュールカード110に搭載している。ホスト機器160は、機能モジュールカード160を搭載することでその機能を拡張できる。従って、地上波デジタル放送を受信するための全ての機能を搭載したホスト機器に比べ、低コストのホスト機器を提供可能である。ホスト機器160を購入したユーザが、購入後にホスト機器160の機能を拡張したい場合には、拡張する機能を搭載した機能モジュールカードをカードスロットに装着すれば良い。デジタル放送信号の放送規格が受信チャンネルによって異なる場合には、ユーザは、受信を希望するチャンネルのデジタル放送信号の仕様に対応したチューナを内蔵した機能モジュールカードを、カードスロットに装着すれば良い。
《実施の形態2》
図3、図4及び図5を用いて、本発明の実施の形態2の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法を説明する。
図4は、本発明の実施の形態2の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図4において、410は機能モジュールカード、460はホスト機器である。実施の形態2の機能モジュールカード410は、実施の形態1の機能モジュールカード110(図1)のカード制御部114及び通信部115をカード制御部414及び通信部415に置き換え、セレクタ420を加えたものである。セレクタ420は、スイッチ421及び422を有する。実施の形態2のホスト機器460は、実施の形態1のホスト機器160(図1)のホスト制御部164をホスト制御部464に置き換え、セレクタ470を加えたものである。セレクタ470は、スイッチ471及び472を有する。
機能モジュールカード410とホスト機器460とは、バス170を介して接続している。バス170は、クロック線131、データ線132、クロック線141、データ線143及び144及びコマンド/レスポンス線142を有する。また、クロック線131はデータ線として使われる場合もある。
図4に示すデジタル放送受信装置において、図1に示したデジタル放送受信装置と共通の部分には同一の符号を使用し、説明を省略する。
機能モジュールカード410の通信部415とホスト機器460とは、ホスト機器460のクロック(ホストクロック)により実施の形態1で説明した第1のデータ転送方式でデータ転送を実行する。カード制御部414の通信部415とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに1本のデータ線143(又は2本のデータ線143、144、又は4本のデータ線131(クロック線131をデータ線として使用する。)、132、143、144)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。
(i)スイッチ421、422、471及び472が破線側に切り替わっている場合(「第1のデータ転送モード」と呼ぶ。)、機能モジュールカード410からホスト機器460にTS及びTSクロックの転送は行われない。この場合、クロック線131及びデータ線132は、ホスト制御部464と通信部415との間のデータ転送において、データ線として使用される。カード制御部414の通信部415とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに4本のデータ線131、132、143、144(4本のデータ線を使用する場合以外に、1本のデータ線143、又は2本のデータ線143、144を使用する場合があっても良い。)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。例えば、メモリ118からホスト機器460へのデータ転送を行う際に、データ線として使用される。データバス170は最大4ビットのバス幅を有する故、大量のデータを高速伝送することができる。
(ii)スイッチ421、422、471及び472が実線側に切り替わっている場合(第2のデータ転送モード)のデータ転送方式(第2のデータ転送方式)を説明する。機能モジュールカード410の復調部113から、クロック線131を介し、ホスト機器460のクロック生成部166を経由し、デコーダ兼デスクランブラ163にTSクロックが転送される(クロック生成部166からデコーダ兼デスクランブラ163に転送される信号は、TSクロックそのものである。)。復調部113からデコーダ兼デスクランブラ163に直接、データ線132を介しTSが転送される。第2のデータ転送方式は、TSクロックを使用するシンクロナス方式の通信である。
この場合、カード制御部414の通信部415とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに1本のデータ線143(又は2本のデータ線143、144)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。第2のデータ転送方式を実行している時にも(第2のデータ転送モードにおいても)、並行して第1のデータ転送方式でデータ転送を実行できる。
機能モジュールカード410において、チューナ部111のTS及びTSクロックの出力バッファ(図示しない。)、通信部415及びセレクタ420は、機能モジュールカード410の通信部を構成する。チューナ部111のチューナ112及び復調部113は、放送信号受信部を構成する。
ホスト機器460において、デコーダ兼デスクランブラ163の入力バッファ(図示しない。)と、クロック生成部166の入力バッファ(図示しない。)と、ホスト制御部464の通信部415との通信インターフェースと、セレクタ470とは、ホスト機器460の通信部を構成する。デコーダ兼デスクランブラ163と入出力部165の映像信号及び音声信号の出力インターフェース(図示しない。)と、クロック生成部166とは、ホスト機器460の放送信号出力部を構成する。
図3及び図5を用い、本発明の実施の形態2の機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を説明する。図5は、本発明の実施の形態2のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器460に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、セレクタ420及び470(スイッチ421、422、471及び472)が切り替わるまでの機能モジュールカード410及びホスト機器460の制御方法を示すフローチャートである。ホスト機器460及び機能モジュールカード410は、電源起動時に、それぞれスイッチ471、472、421及び422を破線側に設定する。これにより、電源起動時にホスト機器460及び機能モジュールカード410は従来のホスト機器及び機能モジュールカードと同一のインターフェース(第1のデータ転送モード)を有し、従来のホスト機器及び機能モジュールカードと完全なインターフェース上の互換性を有する。ユーザは、入出力部165に地上波デジタル放送の受信開始指令を入力する。ホスト制御部464は、地上波デジタル放送の受信開始指令を入出力部165からバスライン162を介して受け取る。ステップ521でホスト制御部464は、コマンド/レスポンス線142を介して通信部415にカード情報の送信要求指令を送信する。ホスト制御部464は、コマンド又はデータを送信時及びレスポンス又はデータを受信時、クロック線141からホストクロックを出力する。
機能モジュールカード410の通信部415は、カード情報の送信要求指令を受信する(ステップ501)。カード情報記憶部117は、地上波デジタル放送のTSのデータ転送方式に関する情報を含む情報(「カード情報」と呼ぶ。)を記憶している。実施の形態2においてカード情報記憶部117は、機能モジュールカード410が地上波デジタル放送を受信可能であること、地上波デジタル放送のTSを第2のデータ転送方式で送信可能であること、及び第1のデータ転送方式でデータ信号を送受信可能であることを含む、機能モジュールカード410の機能に関する情報情報を記憶している。通信部415は、カード情報をカード情報記憶部117から読み出し、ホスト制御部464にデータ線143、又はデータ線143及び144、又は4本のデータ線131、132、143及び144を介して送信する(ステップ502)。ホスト制御部464はステップ522でカード情報を受信する。CPU161はステップ523で、カード情報に基づき、第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可するか否か判断する。
機能モジュールカード410が第2のデータ転送方式によるデータ転送機能を有し、且つメモリ118がホスト機器460との間で大量のデータを転送中でない場合、CPU161は第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可する。CPU161が第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可する場合、ステップ523からステップ524に進む。ホスト制御部464は、第2のデータ転送方式によるTSの転送の許可通知を通信部415にコマンド/レスポンス線142を介して送信する。CPU161は、セレクタ470のスイッチ471及び472を実線側に切り替える。ステップ503で通信部415は、第2のデータ転送方式の許可通知を受信する。通信部415は、セレクタ420のスイッチ421及び422を実線側に切り替える(ステップ504)。通信部415は、チューナ部コントローラ116にチューナ部111の受信開始を指令する。チューナ部コントローラ116は、チューナ部111の動作を開始させる。チューナ部111はTSクロック及びTSをそれぞれクロック線131及びデータ線132に出力する。チューナ部111は、第2のデータ転送方式でTSをホスト機器460のデコーダ兼デスクランブラ163に伝送する(第2のデータ転送モード)。
機能モジュールカード410が第2のデータ転送方式によるデータ転送機能を有さず、又はメモリ118がホスト機器460との間で大量のデータを急いで転送中である場合、CPU161は第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可しない。CPU161が、第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可しない場合、ステップ523からステップ526に進む。CPU161は、セレクタ470のスイッチ471及びスイッチ472を破線側に維持する(ステップ526)。ステップ503で通信部415は、第2のデータ転送方式の許可通知を受信せず、ステップ505に進む。ステップ505で、セレクタ420のスイッチ421及び422を破線側に維持する。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可する場合、機能モジュールカード410からホスト機器460へのTSの転送は実施の形態1(図3)と同じ方法で実行される。図3は既に説明した。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しない場合、機能モジュールカード410からホスト機器460へのTSの転送は行われない。クロック線131及びデータ線132は、第1のデータ転送方式のデータ線として使用される。最大4本のデータ線でデータを伝送できることを除いて、実施の形態2の第1のデータ転送方式は、実施の形態1の第1のデータ転送方式と同じである。第1のデータ転送方式で動作するバスは、TS以外のデータ(例えば、実施の形態2ではメモリ118のデータ又はカード情報記憶部117のデータ)をホスト機器460と機能モジュールカード410との間で転送する際に利用される。
なお、実施の形態2において、第1のデータ転送モードにおける4本のデータ線131、132、143及び144でのデータ転送(第1のデータ転送方式)と、第2のデータ転送モードにおける1本のデータ線(143,144の何れか1本)でのデータ転送(第1のデータ転送方式)とは、それぞれ通常のSDカードで規定されるデータ転送プロトコル(実施の形態1で既に説明した。)に従って実行される。即ち、第1のデータ転送モードにおける第1のデータ転送方式は4ビットモード、第2のデータ転送モードにおける第1のデータ転送方式は1ビットモードでのデータ転送である。これにより、機能モジュールカード410は、本発明のホスト機器460のみならず、従来のホスト機器に装着した場合にも、少なくともデジタル放送受信機能以外の機能(例えばメモリ118のデータ格納機能)を実行することができる。本発明のホスト機器460に、本発明の機能モジュールカード410のみならず、従来の機能モジュールカード(TS及びTSクロックを出力できない。)と接続した場合にも、従来の機能モジュールカードの機能を発揮させることができる。
《実施の形態3》
実施の形態1の機能モジュールカード110及び実施の形態2の機能モジュールカード410を、第2のデータ転送方式によるTSの転送が不可能なホスト機器又は、第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しないホスト機器と組み合わせて使用する場合、ユーザは地上波デジタル放送を視聴できない。実施の形態3の機能モジュールカードはこの課題を解決するものである。図3、図5及び図6を用いて、本発明の実施の形態3の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法を説明する。
図6は、本発明の実施の形態3の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図6において、610は機能モジュールカード、460はホスト機器である。図6に示すデジタル放送受信装置は、図4に示したデジタル放送受信装置の機能モジュールカード410を、機能モジュールカード610に置き換えたものである。ホスト機器460は、実施の形態2のホスト機器460(図4)と同じであるので、説明を省略する。実施の形態3の機能モジュールカード610は、実施の形態2の機能モジュールカード410(図4参照)のカード制御部414、通信部415、チューナ部111及び復調部113を、それぞれカード制御部614、通信部615、チューナ部611及び復調部613に置き換えたものである。カード制御部614は、TS受信部620、バッファメモリ621、バッファコントローラ622、通信部615、チューナ部コントローラ116及びカード情報記憶部117を有する。チューナ部611は、復調部613で生成したTS及びTSクロックを、セレクタ420とTS受信部620とに転送する。その他の構成は実施の形態2の機能モジュールカード410と同じであるので、共通の部分には同一の符号を使用し、説明を省略する。
機能モジュールカード610とホスト機器460とは、バス170を介して接続している。バス170は、クロック線(又はデータ線)131、データ線132、クロック線141、データ線143、144及びコマンド/レスポンス線142を有する。
機能モジュールカード610の通信部615とホスト機器460とは、ホスト機器460のクロック(ホストクロック)により第1のデータ転送方式でデータ転送を実行する。実施の形態3において、カード制御部614の通信部615とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに1本のデータ線143(又は2本のデータ線143、144、又は4本のデータ線131、132、143、144)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。
(i)スイッチ421、422、471及び472が破線側に切り替わっている場合(第1のデータ転送モード)、機能モジュールカード610の復調部613からホスト機器460のホスト制御部464に、後で述べる転送方式によってTSが転送される。
機能モジュールカード610において、チューナ部111のTS及びTSクロックの出力バッファ(図示しない。)、通信部615及びセレクタ420は、機能モジュールカード610の通信部を構成する。チューナ部611のチューナ112及び復調部113は、放送信号受信部を構成する。
図3及び図5を用い、本発明の実施の形態3の機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を説明する。図5は、本発明の実施の形態3のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器460に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、セレクタ420及び470(スイッチ421、422、471及び472)が切り替わるまでの機能モジュールカード410及びホスト機器460の制御方法を示すフローチャートである。図5は実施の形態2のデジタル放送受信方法と同じであるので、同様の動作の説明は省略する。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可する場合、機能モジュールカード610からホスト機器460へのTSの転送は実施の形態1及び実施の形態2(図3)と同じ方法で実行される(スイッチ421、422、471及び472が実線側に切り替わる。第2のデータ転送モード)。図3は既に説明した。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しない場合(第1のデータ転送モード)、機能モジュールカード610からホスト機器460へのTSの転送は、次のように実行される。
TS受信部620は、TS及びTSクロックを復調部613から受信し、TSをバッファコントローラ622に転送する。バッファコントローラ622は、TSを一旦バッファメモリ621に蓄える。ホスト制御部464は、ホスト機器460をマスターとするマスター/スレーブ方式のデータ転送方式によってバッファメモリ621に蓄積されたTSをホスト制御部464に転送する。機能モジュールカード610からホスト機器460に上記の第1のデータ転送方式で(ホストクロックを同期転送用クロックとして使用する。)TSを送信する。クロック線131、データ線132、143及び144の4本の線をTS転送のためのデータ線として使用する。バッファコントローラ622は、ホスト制御部464から、コマンド/レスポンス線142及び通信部615を介して送信されるTS転送指令に基づいて、バッファメモリからTSを読み込み、送信する。
ホスト制御部464は、TSを受信し、CPU161の指令に従って、TSをデコーダ兼デスクランブラ163に転送する。デコーダ兼デスクランブラ163は、TSパケットをデコード及びデスクランブルし、映像信号及び音声信号を入出力部165に転送する。入出力部165は映像信号及び音声信号を出力する。なお、第1のデータ転送方式で、TSが機能モジュールカード610からホスト機器460に転送される場合、入出力部165は、ホストクロックのタイミングで映像信号及び音声信号を出力する。
CPU161は、TSクロックの時間間隔又は一定時間当たりのTSクロック数を、バッファメモリ621に蓄積されているTSの変化量に基づいて監視する。TSクロックの時間間隔が長くなった場合又は一定時間当たりのTSクロック数が減った場合は、デコーダ兼デスクランブラ163に、入出力部165への映像信号及び音声信号の出力速度を遅くする指示を出す。TSクロックの時間間隔が短くなった場合又は一定時間当たりのTSクロック数が増えた場合は、デコーダ兼デスクランブラ163に、入出力部165への映像信号及び音声信号の出力速度を速くする指示を出す。これにより、ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しない場合にも、機能モジュールカード610からホスト機器460へTSを送信することができる。第2のデータ転送方式によるTS伝送ほど映像信号及び音声信号の出力クロックが正確ではないが、画面(又は音声)のブラックアウト、フリーズ又はスキップを生じることなく、映像信号及び音声信号を出力できる。
実施の形態3のホスト機器460はセレクタ470を有し、スイッチ471及びスイッチ472の切り替えによってTSのデータ転送方式を選択できるようになっているが、1つの転送方式にのみ対応しているホスト機器であっても良い。このような場合でも、機能モジュールカード610はセレクタ420のスイッチ421及び422を切り替え、ホスト機器に指定されたデータ転送方式(第1のデータ転送方式又は第2のデータ転送方式)でTSを転送できる。
スイッチ421、422、471及び472が破線側に切り替わっている場合(第1のデータ転送モード)、CPU161からの指令に基づいて、チューナ部611がTS及びTSクロックを出力しないようにすることもできる。チューナ部611がTS及びTSクロックを出力しない場合の機能モジュールカード610及びホスト機器460の動作は、実施の形態2の第1のデータ転送モードにおける機能モジュールカード410及びホスト機器460の動作と同一である。その説明を省略する。
上記の実施の形態において、機能モジュールカード110、410、又は610に入力する信号は、BSデジタル放送及びCSデジタル放送のデジタル放送信号であっても良い。
実施の形態3によれば、ホスト機器が第1のデータ転送方式と第2のデータ転送方式とのいずれのデータ転送方式に対応している場合でも、チャンネル設定などの操作機能(第1の転送方式)とTSの転送(第1又は第2の転送方式)とを両立できるデジタル放送受信装置、その構成要素である機能モジュールカード及び安価なホスト機器を実現するという有利な効果が得られる。
上記の実施の形態では、復調部613からデコーダ兼デスクランブラ163にTSクロックを、クロック生成部166を経由して転送した。これに代えて、復調部613からTSクロックを、クロック生成部166を経由せずに、デコーダ兼デスクランブラ163に転送しても良い。
上記の実施の形態のスクランブルに代えて、デジタル放送信号を暗号化しても良い。この場合、機能モジュールカードがチューナ部を有し、ホスト機器がデコーダ及び暗号の復号化部を有する。機能モジュールカードがデコーダを有していても良い。
なお、上記の実施の形態のトランスポートストリームに代えて、デコード後又はデスクランブル後のデータ信号(デジタル放送信号のデータ信号)であっても良い。この場合、機能モジュールカードがデコーダ又はデコーダ兼デスクランブラを有する。
本発明の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置は、ホスト機器と機能モジュールカードとに、デスクランブラとチューナ部とを分離して搭載する。機能モジュールカードは、TSの同期信号から生成したクロック(TSクロック)とTSとを、バスへ直接出力することができる。
本発明によれば、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとしてホスト機器に取り付け可能なデジタル放送受信装置、その構成要素である機能モジュールカード及び安価なホスト機器を実現するという有利な効果が得られる。
本発明によれば、汎用のインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカード、それに対応するホスト機器及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。
本発明によれば、機能モジュールカードからホスト機器にTSを送信中にも、通常のデータ転送方式によるデータ転送が可能な機能モジュールカード、それに対応するホスト機器及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。
機能モジュールカードは、TSをホスト機器に転送する際、ホスト機器のクロックに同期した第1の転送方式とTSの同期信号から生成したクロックに同期した第2の転送方式とから、ホスト機器が指定した転送方式を選択する。従って、ホスト機器がいずれの転送方式に対応している場合でも、チャンネル設定などの機能(第1の転送方式)とTSの転送(第1又は第2の転送方式)とを両立できるデジタル放送受信装置、その構成要素である機能モジュールカード及び安価なホスト機器を実現するという有利な効果が得られる。
本発明によれば、デジタル放送受信機能を有し、ホスト機器にオプションユニットとして取り付け可能であり、放送局に対価を支払ったユーザのホスト機器に装着しなければ、デジタル放送を正常に出力できない機能モジュールカード、それに対応する安価なホスト機器及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。機能拡張性が高く、デジタルコンテンツの著作権保護が可能な安価なホスト機器、それに対応する機能モジュールカード及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。
発明をある程度の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法は、例えば、デジタル放送受信装置を構成する機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法として有用である。
本発明は、機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法に関する。
近年、地上波デジタル放送が開始された。これに応じて、様々なデジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法が提案されている(例えば、特許文献1−5を参照)。
デジタル放送受信装置において、デジタル放送受信機能モジュールは高価である。従って、デジタル放送受信機能モジュールを内蔵している高価な機器よりも、デジタル放送受信機能モジュールをオプションユニットとして取り付け可能であり機器本体としては安価な機器の方が、ユーザにとって魅力的である場合が多い。本発明は、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカード、その機能モジュールカードをオプションユニットとして取り付け可能な安価なホスト機器を実現する。
特開2002−300128号公報。 特開2002−218341号公報。 特開2002−135808号公報。 特開2001−197025号公報。 特許第3389843号公報。
このような機能モジュールカード及びホスト機器を実現するに当たり、以下の2つの課題が生じる。
(i)第1の課題
汎用性の高いインターフェースを有する機能モジュールカードに、デジタル放送受信機能を搭載することができれば、ユーザにとってホスト機器及びオプションを選択する範囲が非常に広がるので魅力的である。また、汎用性の高いインターフェースを有する機能モジュールカードがデジタル放送受信機能と、他の機能とを合わせて持っていれば、その機能モジュールカードは更にユーザにとって魅力的である。逆に、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードが専用のインターフェースでしかホスト機器と接続できないのであれば、特定のホスト機器にしかその機能モジュールカードを取り付けることができず、またホスト機器には特定の機能モジュールカードしか取り付けることができない。従ってホスト機器と機能モジュールカードとの組み合わせのバリエーションは非常に限定されたものになる。そのような機能モジュールカードは高価になり易く、またホスト機器及びオプションを選択する範囲が限られることは、それらの商品をユーザにとって魅力の無いものにする。
しかし、一般に汎用の機能モジュールカードは、ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信(ホスト機器が通信クロックを定める。)によりホスト機器と通信するものが多い。一方、時間軸上で連続するデジタル放送信号は、基本的にデジタル放送信号から生成されるクロックで処理し出力する必要がある。そうしなければ、無信号区間が発生したり(画面(又は音声)のブラックアウト又はフリーズ)、信号を出力できないで放棄する場合(画面又は音声のスキップ)が発生する可能性があるからである。両者即ち汎用の機能モジュールカードの通信クロックとデジタル放送信号から生成されるクロックの制御方法は全く異なる。従って従来の汎用のインターフェースを有する機能モジュールカードに、デジタル放送信号受信機能を搭載しても、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送することができないという第1の課題が生じる。
本発明は、汎用のインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカード、それに対応するホスト機器及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
(ii)第2の課題
有料デジタル放送において、放送局は、スクランブルし又は暗号化したデジタル放送信号を送信し、対価を支払ったユーザが有する機器にそのデスクランブル又は暗号の復号化に必要な情報をロードする。これにより、対価を支払ったユーザのみがデジタル放送を視聴できるようにしている。しかし、機能モジュールカードがデジタル放送受信機能を有すると、1つの機能モジュールカードを複数のユーザが使い回すことにより、一人のユーザが放送局に対価を支払うだけで、複数のユーザが不法にデジタル放送を視聴できることになる。即ち、放送局から送信されるデジタルコンテンツの著作権を保護できないという、第2の課題が生じる。
本発明は、デジタル放送受信機能を有し、ホスト機器にオプションユニットとして取り付け可能であり、放送されるデジタルコンテンツの著作権を保護できる機能モジュールカード、それに対応する安価なホスト機器及びそれらの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。本発明の1つの観点による機能モジュールカードは、複数の接続線を介してホスト機器との間で通信する通信部と、デジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する放送信号受信部と、を有し、前記通信部は、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記ホスト機器に送信する第2のデータ転送モードと、を有する。
本発明は、オプションユニットとしてホスト機器に任意に取り付け可能であり、ホスト機器本体が安価であるシステム(デジタル放送受信装置)を構成する機能モジュールカードを実現する。
本発明は、汎用のインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカードを実現する。本発明は、通常のデータ転送とデジタル放送信号の転送とをホスト機器との間で実行可能な機能モジュールカードを実現する。本発明により、ホスト機器は映像信号及び/又は音声信号を正しく再生できる。ホスト機器からチャンネル設定指令を通常のデータ転送機能を利用して機能モジュールカードに送信することにより、例えばホスト機器から機能モジュールカードのチューナ部(放送信号受信部に含まれる。)のチャンネル設定等の操作を行える。
機能モジュールカードに入力する信号は、地上波デジタル放送、BSデジタル放送及びCSデジタル放送等のデジタル放送信号である。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードにおいては、前記データ信号がトランスポートストリームである。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードは、前記通信部は更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスラインとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を転送する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記ホスト機器との間でデータを転送する。
本発明は、更に、デジタル放送信号をホスト機器に送信しているモードにおいても、通常のデータ転送が可能な機能モジュールカードを実現する。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードにおいて、起動時に、前記通信部は前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器と通信を開始し、前記ホスト機器から前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を受信した場合に、前記通信部は前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記ホスト機器と通信する。
本発明は、デジタル放送信号受信機能を有する本発明の機能モジュールカードに対応するホスト機器との間で通常のデータ転送とデジタル放送信号の転送とを実行し、本発明の機能モジュールカードに対応していないホスト機器との間で通常のデータ転送を適切に実行する機能モジュールカードを実現する。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードは、前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を格納するバッファメモリを更に有し、前記通信部は、前記ホスト機器からの指令に応じて選択的に、前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を前記第2のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信し、又は前記バッファメモリに格納し、格納したバッファメモリから読み出した前記データ信号を、前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信する。
本発明は、更に、通常のデータ転送によってもデジタル放送信号を転送可能な機能モジュールカードを実現する。
例えばホスト機器は、トランスポートストリームを転送するためのクロックの時間間隔に応じて、モニタへの画像データの出力速度を調整する。
本発明の別の観点による上記の機能モジュールカードは、前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する。
本発明は、汎用のマスター/スレーブ方式の通信を行うインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカードを実現する。
本発明の1つの観点によるホスト機器は、複数の接続線を介して機能モジュールカードとの間で通信する通信部と、前記機能モジュールカードから伝送されたデジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを入力し、所定の処理を行って出力する放送信号出力部と、を有し、前記通信部は、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記機能モジュールカードから入力する第2のデータ転送モードと、を有する。
本発明は、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとして取り付け可能な、安価なホスト機器を実現する。本発明により、ホスト機器は映像信号及び/又は音声信号を正しく再生できる。ホスト機器からチャンネル設定指令を通常のデータ転送機能を利用して機能モジュールカードに送信することにより、例えばホスト機器から機能モジュールカードのチューナ部のチャンネル設定等の操作を行える。
本発明は、汎用のインターフェースを有し、本発明の機能モジュールカードから正しいクロックでデジタル放送信号を受信するホスト機器を実現する。本発明は、通常のデータ転送とデジタル放送信号の受信とを本発明の機能モジュールカードとの間で実行可能なホスト機器を実現する。
本発明の別の観点による上記のホスト機器においては、前記データ信号がトランスポートストリームである。
本発明の別の観点による上記のホスト機器においては、前記通信部は更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を入力する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記機能モジュールカードとの間でデータを転送する。
本発明は、更に、機能モジュールカードからデジタル放送信号を受信しているモードにおいても、同時に通常のデータ転送が可能なホスト機器を実現する。
本発明の別の観点による上記のホスト機器においては、起動時に、前記通信部は前記第1のデータ転送モードで前記機能モジュールカードと通信を開始し、前記機能モジュールカードがデジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する場合は、前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を前記機能モジュールカードに送信し、前記通信部は前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記機能モジュールカードと通信する。
本発明は、本発明の機能モジュールカードから正しいクロックでデジタル放送信号を受信するホスト機器を実現する。
「前記機能モジュールカードと通信を開始し、前記機能モジュールカードがデジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する」か否かは、典型的にはホスト機器が機能モジュールカードから入力した機能モジュールカードの識別情報又は機能モジュールカードの機能の情報に基づいて判断する。
本発明の別の観点による上記のホスト機器は、前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する。
本発明は、汎用のマスター/スレーブ方式の通信を行うインターフェースを有し、本発明の機能モジュールカードから正しいクロックでデジタル放送信号を受信するホスト機器を実現する。
本発明の1つの観点による上記のホスト機器は、機能モジュールカードと接続し、前記機能モジュールカードからデジタル放送信号のトランスポートストリームを受信する通信部と、前記通信部で受信した、スクランブルされたデジタル放送信号のトランスポートストリームをデスクランブルし、又は暗号化されたデジタル放送信号のトランスポートストリームを復号化し、出力する放送信号出力部と、を有する。
本発明は、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとして任意に取り付け可能であり、ユーザが放送局に対価を支払っている場合に限り、機能モジュールカードから入力したデジタル放送を正常に出力するホスト機器を実現する。
デジタル放送受信装置の機能を、ホスト機器と機能モジュールカードに分割して搭載するので、安価なホスト機器を実現できる。放送されたデジタルコンテンツの著作権を保護できる。
本発明は、上記と同様の作用及び効果を有する機能モジュールカードの制御方法、及びホスト機器の制御方法を実現する。
本発明の機能モジュールカード及びホスト機器によれば、機能モジュールカードからホスト機器にデジタル放送信号を転送し、且つ両者の間で通常のデータ転送を実行するデジタル放送受信装置を実現できる。更に、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとしてホスト機器に任意に取り付け可能であり、放送されるデジタルコンテンツの著作権を保護できるデジタル放送受信装置を実現できる。
発明の新規な特徴は添付の請求の範囲に特に記載したものに他ならないが、構成及び内容の双方に関して本発明は、他の目的や特徴と共に、図面と共同して理解されるところの以下の詳細な説明から、より良く理解され評価されるであろう。
図面の一部又は全部は、図示を目的とした概要的表現により描かれており、必ずしもそこに示された要素の実際の相対的大きさや位置を忠実に描写しているとは限らないことは考慮願いたい。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1〜図3を用いて、本発明の実施の形態1の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法を説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図1において、110は機能モジュールカード、160はホスト機器である。機能モジュールカード110は、地上波デジタル放送信号を受信し、チューナ112で選択されたチャンネルの放送信号(映像信号及び音声信号を含む。)のトランスポートストリーム(以下、「TS」と言う。)をホスト機器160に転送する。ホスト機器160は入力したTSをデコード及びデスクランブルし、地上波デジタル放送の映像信号及び音声信号を出力する。
機能モジュールカード110は、アンテナ150、チューナ部111、カード制御部114、メモリ118を有する。チューナ部111は、チューナ112及び復調部113を有する。カード制御部114は、通信部115、チューナ部コントローラ116及びカード情報記憶部117を有する。ホスト機器160は、CPU(Central Processing Unit)161、バスライン162、デコーダ兼デスクランブラ163、ホスト制御部164、入出力部165及びクロック生成部166を有する。
ホスト機器160は、機能モジュールカード110を装着可能なカードスロット(図示しない。)を有する。ホスト機器160のカードスロットに設けられたコネクタ(図示しない。)は、カードスロットに装着された機能モジュールカード110のコネクタ(図示しない。)と接続される。このコネクタを通じて、ホスト機器160は、機能モジュールカード110に電力及び制御コマンド、データ等を出力し、機能モジュールカード110が出力する動画の映像信号及び音声信号、データ等を入力する。ホスト機器160はPDA(Personal Digital Assistants)である。ホスト機器160は他の機器(例えばノートパソコン、携帯電話)であっても良い。
ホスト機器160は、そのカードスロット(その中のコネクタを含む。)に、機能モジュールカード110の他、種々の機能モジュールカード(メモリ機能のみを有する機能モジュールカード、メモリ機能と他の機能(例えば無線通信機能)を有する機能モジュールカード等)を装着し、動作させることができる。
実施の形態1では、機能モジュールカード110はSDカード(登録商標)である。機能モジュールカード110は、任意の汎用の機能モジュールカード、例えばSDカード、ICカード、メモリースティック(登録商標)である。ホスト機器160に機能モジュールカード110を装着することにより、ホスト機器160に、機能モジュールカード110に搭載された機能を付加できる。実施の形態1では、機能モジュールカード110は、地上波デジタル放送信号を受信する機能とメモリ機能とを有し、それらの機能をホスト機器160に付加する。
ホスト機器160の入出力部165は、外部からコマンドを受信する。例えば、ユーザが地上波デジタル放送の受信開始指令、受信チャンネルの指定指令などの指令を、ホスト機器160に入出力部165(操作部を含む。)を介して入力する。更に入出力部165は、接続した外部機器である又は内蔵するディスプレイ及びスピーカに映像信号及び音声信号を出力する。入出力部165が、映像信号及び音声信号を出力する方法については、後述する。
CPU161は、ホスト機器160内部の動作を制御する(PDAとしての動作及びデコーダ兼デスクランブラ163等の動作を制御することを含む。)と共に、機能モジュールカード110にその動作を指示し、ホスト制御部164と通信部115との間の通信を制御する。
ホスト機器160は、内部で生成し、又は入出力部165を通じて外部から入力したデータを、機能モジュールカード110のメモリ118に記憶させ、又はメモリ118から読み出したデータを処理し、出力することができる。
機能モジュールカード110とホスト機器160とは、バス170を介して接続している。バス170は、チューナ部111とクロック生成部166及びデコーダ兼デスクランブラ163との間の通信を実行するためのクロック線131及びデータ線132と、ホスト制御部164と通信部115との間の通信を実行するためのクロック線141、データ線143、144、及びコマンド/レスポンス線142と、を有する。ホスト機器160から機能モジュールカード110に電源を供給する電源線及びグラウンド線が、両者の接続線に含まれる(図示しない。)。機能モジュールカード110は、ホスト機器160から電力を供給されて動作する。
ホスト制御部164と通信部115とは、クロック線141、データ線143、144及びコマンド/レスポンス線142で接続され、ホスト機器160をマスターとし機能モジュールカード110をスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信を行う(以下、「第1のデータ転送方式」と言う)。第1のデータ転送方式は、ホスト制御部164が出力するクロック(以下、「ホストクロック」と言う。クロック線141で伝送される。)によってコマンド及びレスポンス(コマンド/レスポンス線142で伝送される。)と、データ(データの種類に応じて、コマンド/レスポンス線142で伝送され、又はデータ線143及び144で伝送される。)と、を双方向に伝送するシンクロナス方式の通信である。ホスト制御部164がコマンド(又はコマンド及びデータ)を通信部115に伝送し、コマンドに応じて通信部115がホスト制御部164にレスポンス(又はレスポンス及びデータ)をホスト制御部164に伝送する。また第1のデータ転送方式のみを使用してデータ転送を行なうモードを第1のデータ転送モードとする
チューナ部コントローラ116は、ホスト制御部164から通信部115に伝送された受信開始指令又は受信チャンネルの指定等の指令に従って、チューナ112の受信を開始し、受信チャンネルを設定等する。
チューナ112は、チューナコントローラ116の指令に従って、選択されたチャンネルの地上波デジタル放送信号を受信する。チューナ部111の復調部113は、チューナ112が受信した地上波デジタル放送信号をベースバンド信号に復調し、そのTS及びTSのデータ転送用のクロック(以下、「TSクロック」と言う。)を生成する。
復調部113とデコーダ兼デスクランブラ163とは、データ線132で接続されている。復調部113とクロック生成部166とは、クロック線131で接続されている。復調部113は、クロック線131及びデータ線132を介し一方向に、クロック生成部166及びデコーダ兼デスクランブラ163に、連続信号であるTSクロック及びTS(映像信号及び音声信号を含む。)を転送する(以下、「第2のデータ転送方式」と言う)。第2のデータ転送方式は、TSクロックを使用するシンクロナス方式の通信である。また第2のデータ転送方式を使用してデータ転送を行なうモードを第2のデータ転送モードとする(第1のデータ転送方式と第2のデータ転送方式を同時に使用する場合も含む)。
クロック生成部166は、TSクロックを入力し、N分周する。更に、TSクロックそのものをデコーダ兼デスクランブラ163に転送し、N分周したTSクロックを入出力部165に転送する。
デコーダ兼デスクランブラ163には、TSクロック及びTSが入力される。ホスト機器160のデコーダ兼デスクランブラ163は、TSクロックに応じてTSを入力し、地上波デジタル放送信号をデコードし、デスクランブルする。
入出力部165は、デコーダ兼デスクランブラ163が出力した映像信号及び音声信号を、N分周したTSクロックのタイミングで、ディスプレイ及びスピーカ(外部機器として接続し又は内蔵する。)に出力する。
カード情報記憶部117は、機能モジュールカード110が地上波デジタル放送を受信可能であること、地上波デジタル放送のTSを第2のデータ転送方式で送信可能であること、及び第1のデータ転送方式でデータ信号を送受信可能であることを含む、機能モジュールカード110の機能に関する情報(「カード情報」と呼ぶ。)を記憶している。
メモリ118は、不揮発性メモリ(実施の形態1においてはフラッシュメモリ)である。メモリ118は、ホスト機器160のホスト制御部164から通信部115に送信されたデータが書き込まれ、又メモリ118から読み出したデータは通信部115及びホスト制御部164を介してホスト機器160に伝送される。
機能モジュールカード110において、チューナ部111のTS及びTSクロックの出力バッファ(図示しない。)と通信部115とは、機能モジュールカード110の通信部を構成する。チューナ部111のチューナ112及び復調部113は、放送信号受信部を構成する。
ホスト機器160において、デコーダ兼デスクランブラ163の入力バッファ(図示しない。)と、クロック生成部166の入力バッファ(図示しない。)と、ホスト制御部164の通信部115との通信インターフェースとは、ホスト機器160の通信部を構成する。デコーダ兼デスクランブラ163と、クロック生成部166と、入出力部165の映像信号及び音声信号の出力インターフェース(図示しない。)とは、ホスト機器160の放送信号出力部を構成する。
図2及び図3を用い、本発明の実施の形態1の機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を説明する。図2は、本発明の実施の形態1のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器160に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、機能モジュールカード110のチューナ部111が動作開始するまでの機能モジュールカード110及びホスト機器160の制御方法を示すフローチャートである。
ユーザは、入出力部165に地上波デジタル放送の受信開始指令を入力する。ホスト制御部164は、地上波デジタル放送の受信開始指令を入出力部165からバスライン162を介して受け取る。ステップ221でホスト制御部164は、コマンド/レスポンス線142を介して通信部115にカード情報の送信要求指令を送信する。ホスト制御部164は、コマンド又はデータを送信時及びレスポンス又はデータを受信時、クロック線141からホストクロックを出力する。
機能モジュールカード110の通信部115は、カード情報の送信要求指令を受信する(ステップ201)。通信部115は、機能モジュールカード110が地上波デジタル放送を受信可能であること、及び地上波デジタル放送のTSを第2のデータ転送方式で送信可能であること、を含むカード情報をカード情報記憶部117から読み出し、ホスト制御部164にデータ線143、又はデータ線143及び144を介して送信する(ステップ202)。ホスト制御部164はステップ222でカード情報を受信し、ステップ223で機能モジュールカード110に第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可する通知を、コマンド/レスポンス線142を介して通信部115に送信する。ステップ203で通信部115は、第2のデータ転送方式によるデータ転送の許可通知を受信する。通信部115は、チューナ部コントローラ116にチューナ部111の受信開始を指令する。チューナ部コントローラ116は、チューナ部111の動作を開始させる(ステップ204)。
図3は、本発明の実施の形態1のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ホスト機器160から機能モジュールカード110への視聴するチャンネルの指定方法及び、機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの転送方法を示すフローチャートである。
ユーザは、ホスト機器160の入出力部165を介し、視聴するチャンネルを指定する。入出力部165はホスト制御部164に受信チャンネル指定指令の送信を指示する。ホスト制御部164は機能モジュールカード110の通信部115に、コマンド/レスポンス線142を介して受信チャンネル指定の指令を送信し、データ線143又はデータ線143及び144を介して受信チャンネルの値を送信する(ステップ321)(以後、受信チャンネル指定指令とそのチャンネルの値とを合わせて「受信チャンネル指定指令」と呼ぶ。)。ホスト制御部164は、コマンド又はデータを送信時及びレスポンス又はデータを受信時、クロック線141からホストクロックを出力する。機能モジュールカード110の通信部115は受信チャンネル指定指令を受信する(ステップ301)。通信部115は、コマンド/レスポンス線142を介してホスト制御部164にACK信号を送信する(ステップ302)。ホスト制御部164はACK信号を受信する(ステップ322)。
以上のステップ301〜302及びステップ321〜322のデータ伝送は、第1のデータ転送方式で実行される。
通信部115はチャンネル指定指令をチューナ部コントローラ116を介してチューナ部111に送る。ステップ303で、チューナ112は、アンテナ150から指定されたチャンネルの地上波デジタル放送信号を受信し、復調部113に入力する。復調部113は、地上波デジタル放送信号をベースバンド信号に復調し、TSを生成し、TSから抽出した同期信号に基づいてTSクロックを生成する(ステップ304)。ステップ305で復調部113は、ホスト機器160のクロック生成部166に、TSクロックをクロック線131を介して送信する。クロック生成部166は、受信したTSクロックを、そのままデコーダ兼デスクランブラ163に転送する。ステップ306で復調部113は、ホスト機器160のデコーダ兼デスクランブラ163に、TSをデータ線132を介して送信しステップ303に戻る。TSは、ホストクロックではなく、復調部113で生成されたTSクロックに同期して転送される。ステップ323で、デコーダ兼デスクランブラ163はTS及びTSクロックを受信する。ステップ305、ステップ306及びステップ323のデータ転送は第2のデータ転送方式により実行される。
デコーダ兼デスクランブラ163は、TSをデコードし、デスクランブルして映像信号及び音声信号を生成し、バスライン162を介して入出力部165に送信する(ステップ324)。入出力部165は、映像信号及び音声信号を受信し、TSクロックをN分周したクロックのタイミングで、ディスプレイ及びスピーカに出力する。映像・音声信号が再生され(ステップ325)。その後ステップ323に戻る。
ホストクロックと、TSクロックとは互いに同期していない全く別個のクロックである。実施の形態1では、通常のマスター/スレーブ方式の通信に使用する信号線(コマンド/レスポンス線142、クロック線141、データ線143及びデータ線144)とは別の2本の信号線(クロック線131及びデータ線132)を介して、TSから生成したTSクロックでTSの転送を行うので、ホスト機器160のデコーダ兼デスクランブラ163は、機能モジュールカード110が受信したデジタル放送信号に完全に同期することが可能である。ホスト機器160は、映像信号及び音声信号を正しく、不連続(例えば画面(又は音声)のブラックアウト、フリーズ又はスキップ)が発生しないように再生できる。
ホスト機器160と機能モジュールカード110とは、第2のデータ転送方式によるTSの伝送と並行して、第1のデータ転送方式により、チャンネル設定の操作指令等を伝送できる。機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの伝送が行われている時に、ホスト機器160はユーザからの受信チャンネル指定指令を受信し、機能モジュールカード110に送信できる。また、ホスト機器160は、機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの伝送が行われているか否かに関係なく、メモリ118にデータを書き込み、又はデータを読み出すことができる。
第1のデータ転送方式における1本のデータ線143又は2本のデータ線143及び144でのデータ転送は、汎用の機能モジュールカードで規定されている、同じデータ転送プロトコルに従って実行される。これにより、機能モジュールカード110は、本発明のホスト機器160のみならず、従来のホスト機器に装着した場合にも、少なくともデジタル放送受信機能以外の機能(例えばメモリ118のデータ格納機能)を実行することができる。本発明のホスト機器160に、本発明の機能モジュールカード110のみならず、従来の機能モジュールカード(TS及びTSクロックを出力できない。)と接続した場合にも、従来の機能モジュールカードの機能を発揮させることができる。
実施の形態1において、SDカードである機能モジュールカード110と、ホスト機器160とは、通常のSDカードで規定されるデータ転送プロトコル(例えば、Matsushita Technical Journal(日本)、2002年、第48巻、第3号、p.110参照。)に従って、第1のデータ転送方式でのデータ転送を実行する。通常のSDカードで規定されるデータ転送プロトコルにおいては、1本のデータ線を使用する1ビットモード又は4本のデータ線を使用する4ビットモードでのデータ転送が可能である。実施の形態1の第1のデータ転送方式はデータ線143、144の何れか1本を使用する1ビットモードのデータ転送である。
実施の形態1では、機能モジュールカード110とホスト機器160とは、チューナ部111とデコーダ兼デスクランブラ163とをそれぞれ分離して搭載している。機能モジュールカード110からバス170には、スクランブルされたTSが出力される。TSは正しいスクランブル情報を有するホスト機器160でしかデスクランブルできないので、例えば機能モジュールカード110を、地上波デジタル放送の視聴契約をしていないユーザのホスト機器に装着しても、そのユーザのホスト機器は、TSを正しくデスクランブルできない。TSに含まれるデジタルコンテンツの著作権を保護できる。
実施の形態1では、ホスト機器160は地上波デジタル放送を視聴するための必要最低限の機能しか搭載していない。その他の機能は機能モジュールカード110に搭載している。ホスト機器160は、機能モジュールカード160を搭載することでその機能を拡張できる。従って、地上波デジタル放送を受信するための全ての機能を搭載したホスト機器に比べ、低コストのホスト機器を提供可能である。ホスト機器160を購入したユーザが、購入後にホスト機器160の機能を拡張したい場合には、拡張する機能を搭載した機能モジュールカードをカードスロットに装着すれば良い。デジタル放送信号の放送規格が受信チャンネルによって異なる場合には、ユーザは、受信を希望するチャンネルのデジタル放送信号の仕様に対応したチューナを内蔵した機能モジュールカードを、カードスロットに装着すれば良い。
《実施の形態2》
図3、図4及び図5を用いて、本発明の実施の形態2の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法を説明する。
図4は、本発明の実施の形態2の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図4において、410は機能モジュールカード、460はホスト機器である。実施の形態2の機能モジュールカード410は、実施の形態1の機能モジュールカード110(図1)のカード制御部114及び通信部115をカード制御部414及び通信部415に置き換え、セレクタ420を加えたものである。セレクタ420は、スイッチ421及び422を有する。実施の形態2のホスト機器460は、実施の形態1のホスト機器160(図1)のホスト制御部164をホスト制御部464に置き換え、セレクタ470を加えたものである。セレクタ470は、スイッチ471及び472を有する。
機能モジュールカード410とホスト機器460とは、バス170を介して接続している。バス170は、クロック線131、データ線132、クロック線141、データ線143及び144及びコマンド/レスポンス線142を有する。また、クロック線131はデータ線として使われる場合もある。
図4に示すデジタル放送受信装置において、図1に示したデジタル放送受信装置と共通の部分には同一の符号を使用し、説明を省略する。
機能モジュールカード410の通信部415とホスト機器460とは、ホスト機器460のクロック(ホストクロック)により実施の形態1で説明した第1のデータ転送方式でデータ転送を実行する。カード制御部414の通信部415とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに1本のデータ線143(又は2本のデータ線143、144、又は4本のデータ線131(クロック線131をデータ線として使用する。)、132、143、144)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。
(i)スイッチ421、422、471及び472が破線側に切り替わっている場合(「第1のデータ転送モード」と呼ぶ。)、機能モジュールカード410からホスト機器460にTS及びTSクロックの転送は行われない。この場合、クロック線131及びデータ線132は、ホスト制御部464と通信部415との間のデータ転送において、データ線として使用される。カード制御部414の通信部415とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに4本のデータ線131、132、143、144(4本のデータ線を使用する場合以外に、1本のデータ線143、又は2本のデータ線143、144を使用する場合があっても良い。)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。例えば、メモリ118からホスト機器460へのデータ転送を行う際に、データ線として使用される。データバス170は最大4ビットのバス幅を有する故、大量のデータを高速伝送することができる。
(ii)スイッチ421、422、471及び472が実線側に切り替わっている場合(第2のデータ転送モード)のデータ転送方式(第2のデータ転送方式)を説明する。機能モジュールカード410の復調部113から、クロック線131を介し、ホスト機器460のクロック生成部166を経由し、デコーダ兼デスクランブラ163にTSクロックが転送される(クロック生成部166からデコーダ兼デスクランブラ163に転送される信号は、TSクロックそのものである。)。復調部113からデコーダ兼デスクランブラ163に直接、データ線132を介しTSが転送される。第2のデータ転送方式は、TSクロックを使用するシンクロナス方式の通信である。
この場合、カード制御部414の通信部415とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに1本のデータ線143(又は2本のデータ線143、144)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。第2のデータ転送方式を実行している時にも(第2のデータ転送モードにおいても)、並行して第1のデータ転送方式でデータ転送を実行できる。
機能モジュールカード410において、チューナ部111のTS及びTSクロックの出力バッファ(図示しない。)、通信部415及びセレクタ420は、機能モジュールカード410の通信部を構成する。チューナ部111のチューナ112及び復調部113は、放送信号受信部を構成する。
ホスト機器460において、デコーダ兼デスクランブラ163の入力バッファ(図示しない。)と、クロック生成部166の入力バッファ(図示しない。)と、ホスト制御部464の通信部415との通信インターフェースと、セレクタ470とは、ホスト機器460の通信部を構成する。デコーダ兼デスクランブラ163と入出力部165の映像信号及び音声信号の出力インターフェース(図示しない。)と、クロック生成部166とは、ホスト機器460の放送信号出力部を構成する。
図3及び図5を用い、本発明の実施の形態2の機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を説明する。図5は、本発明の実施の形態2のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器460に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、セレクタ420及び470(スイッチ421、422、471及び472)が切り替わるまでの機能モジュールカード410及びホスト機器460の制御方法を示すフローチャートである。ホスト機器460及び機能モジュールカード410は、電源起動時に、それぞれスイッチ471、472、421及び422を破線側に設定する。これにより、電源起動時にホスト機器460及び機能モジュールカード410は従来のホスト機器及び機能モジュールカードと同一のインターフェース(第1のデータ転送モード)を有し、従来のホスト機器及び機能モジュールカードと完全なインターフェース上の互換性を有する。ユーザは、入出力部165に地上波デジタル放送の受信開始指令を入力する。ホスト制御部464は、地上波デジタル放送の受信開始指令を入出力部165からバスライン162を介して受け取る。ステップ521でホスト制御部464は、コマンド/レスポンス線142を介して通信部415にカード情報の送信要求指令を送信する。ホスト制御部464は、コマンド又はデータを送信時及びレスポンス又はデータを受信時、クロック線141からホストクロックを出力する。
機能モジュールカード410の通信部415は、カード情報の送信要求指令を受信する(ステップ501)。カード情報記憶部117は、地上波デジタル放送のTSのデータ転送方式に関する情報を含む情報(「カード情報」と呼ぶ。)を記憶している。実施の形態2においてカード情報記憶部117は、機能モジュールカード410が地上波デジタル放送を受信可能であること、地上波デジタル放送のTSを第2のデータ転送方式で送信可能であること、及び第1のデータ転送方式でデータ信号を送受信可能であることを含む、機能モジュールカード410の機能に関する情報情報を記憶している。通信部415は、カード情報をカード情報記憶部117から読み出し、ホスト制御部464にデータ線143、又はデータ線143及び144、又は4本のデータ線131、132、143及び144を介して送信する(ステップ502)。ホスト制御部464はステップ522でカード情報を受信する。CPU161はステップ523で、カード情報に基づき、第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可するか否か判断する。
機能モジュールカード410が第2のデータ転送方式によるデータ転送機能を有し、且つメモリ118がホスト機器460との間で大量のデータを転送中でない場合、CPU161は第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可する。CPU161が第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可する場合、ステップ523からステップ524に進む。ホスト制御部464は、第2のデータ転送方式によるTSの転送の許可通知を通信部415にコマンド/レスポンス線142を介して送信する。CPU161は、セレクタ470のスイッチ471及び472を実線側に切り替える。ステップ503で通信部415は、第2のデータ転送方式の許可通知を受信する。通信部415は、セレクタ420のスイッチ421及び422を実線側に切り替える(ステップ504)。通信部415は、チューナ部コントローラ116にチューナ部111の受信開始を指令する。チューナ部コントローラ116は、チューナ部111の動作を開始させる。チューナ部111はTSクロック及びTSをそれぞれクロック線131及びデータ線132に出力する。チューナ部111は、第2のデータ転送方式でTSをホスト機器460のデコーダ兼デスクランブラ163に伝送する(第2のデータ転送モード)。
機能モジュールカード410が第2のデータ転送方式によるデータ転送機能を有さず、又はメモリ118がホスト機器460との間で大量のデータを急いで転送中である場合、CPU161は第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可しない。CPU161が、第2のデータ転送方式によるデータ転送を許可しない場合、ステップ523からステップ526に進む。CPU161は、セレクタ470のスイッチ471及びスイッチ472を破線側に維持する(ステップ526)。ステップ503で通信部415は、第2のデータ転送方式の許可通知を受信せず、ステップ505に進む。ステップ505で、セレクタ420のスイッチ421及び422を破線側に維持する。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可する場合、機能モジュールカード410からホスト機器460へのTSの転送は実施の形態1(図3)と同じ方法で実行される。図3は既に説明した。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しない場合、機能モジュールカード410からホスト機器460へのTSの転送は行われない。クロック線131及びデータ線132は、第1のデータ転送方式のデータ線として使用される。最大4本のデータ線でデータを伝送できることを除いて、実施の形態2の第1のデータ転送方式は、実施の形態1の第1のデータ転送方式と同じである。第1のデータ転送方式で動作するバスは、TS以外のデータ(例えば、実施の形態2ではメモリ118のデータ又はカード情報記憶部117のデータ)をホスト機器460と機能モジュールカード410との間で転送する際に利用される。
なお、実施の形態2において、第1のデータ転送モードにおける4本のデータ線131、132、143及び144でのデータ転送(第1のデータ転送方式)と、第2のデータ転送モードにおける1本のデータ線(143,144の何れか1本)でのデータ転送(第1のデータ転送方式)とは、それぞれ通常のSDカードで規定されるデータ転送プロトコル(実施の形態1で既に説明した。)に従って実行される。即ち、第1のデータ転送モードにおける第1のデータ転送方式は4ビットモード、第2のデータ転送モードにおける第1のデータ転送方式は1ビットモードでのデータ転送である。これにより、機能モジュールカード410は、本発明のホスト機器460のみならず、従来のホスト機器に装着した場合にも、少なくともデジタル放送受信機能以外の機能(例えばメモリ118のデータ格納機能)を実行することができる。本発明のホスト機器460に、本発明の機能モジュールカード410のみならず、従来の機能モジュールカード(TS及びTSクロックを出力できない。)と接続した場合にも、従来の機能モジュールカードの機能を発揮させることができる。
《実施の形態3》
実施の形態1の機能モジュールカード110及び実施の形態2の機能モジュールカード410を、第2のデータ転送方式によるTSの転送が不可能なホスト機器又は、第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しないホスト機器と組み合わせて使用する場合、ユーザは地上波デジタル放送を視聴できない。実施の形態3の機能モジュールカードはこの課題を解決するものである。図3、図5及び図6を用いて、本発明の実施の形態3の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法を説明する。
図6は、本発明の実施の形態3の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図である。図6において、610は機能モジュールカード、460はホスト機器である。図6に示すデジタル放送受信装置は、図4に示したデジタル放送受信装置の機能モジュールカード410を、機能モジュールカード610に置き換えたものである。ホスト機器460は、実施の形態2のホスト機器460(図4)と同じであるので、説明を省略する。実施の形態3の機能モジュールカード610は、実施の形態2の機能モジュールカード410(図4参照)のカード制御部414、通信部415、チューナ部111及び復調部113を、それぞれカード制御部614、通信部615、チューナ部611及び復調部613に置き換えたものである。カード制御部614は、TS受信部620、バッファメモリ621、バッファコントローラ622、通信部615、チューナ部コントローラ116及びカード情報記憶部117を有する。チューナ部611は、復調部613で生成したTS及びTSクロックを、セレクタ420とTS受信部620とに転送する。その他の構成は実施の形態2の機能モジュールカード410と同じであるので、共通の部分には同一の符号を使用し、説明を省略する。
機能モジュールカード610とホスト機器460とは、バス170を介して接続している。バス170は、クロック線(又はデータ線)131、データ線132、クロック線141、データ線143、144及びコマンド/レスポンス線142を有する。
機能モジュールカード610の通信部615とホスト機器460とは、ホスト機器460のクロック(ホストクロック)により第1のデータ転送方式でデータ転送を実行する。実施の形態3において、カード制御部614の通信部615とホスト機器460のホスト制御部464とは、クロック線141、コマンド/レスポンス線142、並びに1本のデータ線143(又は2本のデータ線143、144、又は4本のデータ線131、132、143、144)を介し、第1のデータ転送方式によってデータ転送を行う。
スイッチ421、422、471及び472が破線側に切り替わっている場合(第1のデータ転送モード)、機能モジュールカード610の復調部613からホスト機器460のホスト制御部464に、後で述べる転送方式によってTSが転送される。
機能モジュールカード610において、チューナ部111のTS及びTSクロックの出力バッファ(図示しない。)、通信部615及びセレクタ420は、機能モジュールカード610の通信部を構成する。チューナ部611のチューナ112及び復調部113は、放送信号受信部を構成する。
図3及び図5を用い、本発明の実施の形態3の機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を説明する。図5は、本発明の実施の形態3のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器460に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、セレクタ420及び470(スイッチ421、422、471及び472)が切り替わるまでの機能モジュールカード610及びホスト機器460の制御方法を示すフローチャートである。図5は実施の形態2のデジタル放送受信方法と同じであるので、同様の動作の説明は省略する。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可する場合、機能モジュールカード610からホスト機器460へのTSの転送は実施の形態1及び実施の形態2(図3)と同じ方法で実行される(スイッチ421、422、471及び472が実線側に切り替わる。第2のデータ転送モード)。図3は既に説明した。
ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しない場合(第1のデータ転送モード)、機能モジュールカード610からホスト機器460へのTSの転送は、次のように実行される。
TS受信部620は、TS及びTSクロックを復調部613から受信し、TSをバッファコントローラ622に転送する。バッファコントローラ622は、TSを一旦バッファメモリ621に蓄える。ホスト制御部464は、ホスト機器460をマスターとするマスター/スレーブ方式のデータ転送方式によってバッファメモリ621に蓄積されたTSをホスト制御部464に転送する。機能モジュールカード610からホスト機器460に上記の第1のデータ転送方式で(ホストクロックを同期転送用クロックとして使用する。)TSを送信する。クロック線131、データ線132、143及び144の4本の線をTS転送のためのデータ線として使用する。バッファコントローラ622は、ホスト制御部464から、コマンド/レスポンス線142及び通信部615を介して送信されるTS転送指令に基づいて、バッファメモリからTSを読み込み、送信する。
ホスト制御部464は、TSを受信し、CPU161の指令に従って、TSをデコーダ兼デスクランブラ163に転送する。デコーダ兼デスクランブラ163は、TSパケットをデコード及びデスクランブルし、映像信号及び音声信号を入出力部165に転送する。入出力部165は映像信号及び音声信号を出力する。なお、第1のデータ転送方式で、TSが機能モジュールカード610からホスト機器460に転送される場合、入出力部165は、ホストクロックのタイミングで映像信号及び音声信号を出力する。
CPU161は、TSクロックの時間間隔又は一定時間当たりのTSクロック数を、バッファメモリ621に蓄積されているTSの変化量に基づいて監視する。TSクロックの時間間隔が長くなった場合又は一定時間当たりのTSクロック数が減った場合は、デコーダ兼デスクランブラ163に、入出力部165への映像信号及び音声信号の出力速度を遅くする指示を出す。TSクロックの時間間隔が短くなった場合又は一定時間当たりのTSクロック数が増えた場合は、デコーダ兼デスクランブラ163に、入出力部165への映像信号及び音声信号の出力速度を速くする指示を出す。これにより、ホスト機器460が第2のデータ転送方式によるTSの転送を許可しない場合にも、機能モジュールカード610からホスト機器460へTSを送信することができる。第2のデータ転送方式によるTS伝送ほど映像信号及び音声信号の出力クロックが正確ではないが、画面(又は音声)のブラックアウト、フリーズ又はスキップを生じることなく、映像信号及び音声信号を出力できる。
実施の形態3のホスト機器460はセレクタ470を有し、スイッチ471及びスイッチ472の切り替えによってTSのデータ転送方式を選択できるようになっているが、1つの転送方式にのみ対応しているホスト機器であっても良い。このような場合でも、機能モジュールカード610はセレクタ420のスイッチ421及び422を切り替え、ホスト機器に指定されたデータ転送方式(第1のデータ転送方式又は第2のデータ転送方式)でTSを転送できる。
スイッチ421、422、471及び472が破線側に切り替わっている場合(第1のデータ転送モード)、CPU161からの指令に基づいて、チューナ部611がTS及びTSクロックを出力しないようにすることもできる。チューナ部611がTS及びTSクロックを出力しない場合の機能モジュールカード610及びホスト機器460の動作は、実施の形態2の第1のデータ転送モードにおける機能モジュールカード410及びホスト機器460の動作と同一である。その説明を省略する。
上記の実施の形態において、機能モジュールカード110、410、又は610に入力する信号は、BSデジタル放送及びCSデジタル放送のデジタル放送信号であっても良い。
実施の形態3によれば、ホスト機器が第1のデータ転送方式と第2のデータ転送方式とのいずれのデータ転送方式に対応している場合でも、チャンネル設定などの操作機能(第1の転送方式)とTSの転送(第1又は第2の転送方式)とを両立できるデジタル放送受信装置、その構成要素である機能モジュールカード及び安価なホスト機器を実現するという有利な効果が得られる。
上記の実施の形態では、復調部613からデコーダ兼デスクランブラ163にTSクロックを、クロック生成部166を経由して転送した。これに代えて、復調部613からTSクロックを、クロック生成部166を経由せずに、デコーダ兼デスクランブラ163に転送しても良い。
上記の実施の形態のスクランブルに代えて、デジタル放送信号を暗号化しても良い。この場合、機能モジュールカードがチューナ部を有し、ホスト機器がデコーダ及び暗号の復号化部を有する。機能モジュールカードがデコーダを有していても良い。
なお、上記の実施の形態のトランスポートストリームに代えて、デコード後又はデスクランブル後のデータ信号(デジタル放送信号のデータ信号)であっても良い。この場合、機能モジュールカードがデコーダ又はデコーダ兼デスクランブラを有する。
本発明の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置は、ホスト機器と機能モジュールカードとに、デスクランブラとチューナ部とを分離して搭載する。機能モジュールカードは、TSの同期信号から生成したクロック(TSクロック)とTSとを、バスへ直接出力することができる。
本発明によれば、デジタル放送受信機能を有する機能モジュールカードをオプションユニットとしてホスト機器に取り付け可能なデジタル放送受信装置、その構成要素である機能モジュールカード及び安価なホスト機器を実現するという有利な効果が得られる。
本発明によれば、汎用のインターフェースと、デジタル放送信号受信機能とを有し、正しいクロックでデジタル放送信号をホスト機器に転送する機能モジュールカード、それに対応するホスト機器及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。
本発明によれば、機能モジュールカードからホスト機器にTSを送信中にも、通常のデータ転送方式によるデータ転送が可能な機能モジュールカード、それに対応するホスト機器及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。
機能モジュールカードは、TSをホスト機器に転送する際、ホスト機器のクロックに同期した第1の転送方式とTSの同期信号から生成したクロックに同期した第2の転送方式とから、ホスト機器が指定した転送方式を選択する。従って、ホスト機器がいずれの転送方式に対応している場合でも、チャンネル設定などの機能(第1の転送方式)とTSの転送(第1又は第2の転送方式)とを両立できるデジタル放送受信装置、その構成要素である機能モジュールカード及び安価なホスト機器を実現するという有利な効果が得られる。
本発明によれば、デジタル放送受信機能を有し、ホスト機器にオプションユニットとして取り付け可能であり、放送局に対価を支払ったユーザのホスト機器に装着しなければ、デジタル放送を正常に出力できない機能モジュールカード、それに対応する安価なホスト機器及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。機能拡張性が高く、デジタルコンテンツの著作権保護が可能な安価なホスト機器、それに対応する機能モジュールカード及びそれらの制御方法を実現するという有利な効果が得られる。
発明をある程度の詳細さをもって好適な形態について説明したが、この好適形態の現開示内容は構成の細部において変化してしかるべきものであり、各要素の組合せや順序の変化は請求された発明の範囲及び思想を逸脱することなく実現し得るものである。
本発明の機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法は、例えば、デジタル放送受信装置を構成する機能モジュールカード、ホスト機器及びそれらの制御方法として有用である。
本発明の実施の形態1の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図。 本発明の実施の形態1のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、機能モジュールカードのチューナ部が動作開始するまでの機能モジュールカード及びホスト機器の制御方法を示すフローチャート。 本発明の実施の形態1、2及び3のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ホスト機器160から機能モジュールカード110への視聴するチャンネルの指定方法及び、機能モジュールカード110からホスト機器160へのTSの転送方法を示すフローチャート。 本発明の実施の形態2の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図。 本発明の実施の形態2及び3のデジタル放送受信方法(機能モジュールカードの制御方法及びホスト機器の制御方法を含む。)において、ユーザがホスト機器に地上波デジタル放送の受信開始を指令してから、セレクタが切り替わるまでの機能モジュールカード及びホスト機器の制御方法を示すフローチャート。 本発明の実施の形態3の機能モジュールカード及びホスト機器を有するデジタル放送受信装置の構成を示す図。

Claims (24)

  1. 複数の接続線を介してホスト機器との間で通信する通信部と、
    デジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する放送信号受信部と、
    を有し、
    前記通信部は、
    複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、
    前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記ホスト機器に送信する第2のデータ転送モードと、
    を有することを特徴とする機能モジュールカード。
  2. 前記データ信号がトランスポートストリームであることを特徴とする請求項1に記載の機能モジュールカード。
  3. 前記通信部は更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を転送する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記ホスト機器との間でデータを転送することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機能モジュールカード。
  4. 起動時に、前記通信部は前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器と通信を開始し、前記ホスト機器から前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を受信した場合に、前記通信部は前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記ホスト機器と通信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機能モジュールカード。
  5. 前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を格納するバッファメモリを更に有し、
    前記通信部は、前記ホスト機器からの指令に応じて選択的に、前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を前記第2のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信し、又は前記バッファメモリに格納し、格納したバッファメモリから読み出した前記データ信号を、前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機能モジュールカード。
  6. 前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機能モジュールカード。
  7. 複数の接続線を介して機能モジュールカードとの間で通信する通信部と、
    前記機能モジュールカードから伝送されたデジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを入力し、所定の処理を行って出力する放送信号出力部と、
    を有し、
    前記通信部は、
    複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、
    前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記機能モジュールカードから入力する第2のデータ転送モードと、
    を有することを特徴とするホスト機器。
  8. 前記データ信号がトランスポートストリームであることを特徴とする請求項7に記載のホスト機器。
  9. 前記通信部は更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を入力する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記機能モジュールカードとの間でデータを転送することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のホスト機器。
  10. 起動時に、前記通信部は前記第1のデータ転送モードで前記機能モジュールカードと通信を開始し、前記機能モジュールカードがデジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する場合は、前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を前記機能モジュールカードに送信し、前記通信部は前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記機能モジュールカードと通信することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のホスト機器。
  11. 前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のホスト機器。
  12. 機能モジュールカードと接続し、前記機能モジュールカードからデジタル放送信号のトランスポートストリームを受信する通信部と、
    前記通信部で受信した、スクランブルされたデジタル放送信号のトランスポートストリームをデスクランブルし、又は暗号化されたデジタル放送信号のトランスポートストリームを復号化し、出力する放送信号出力部と、
    を有することを特徴とするホスト機器。
  13. 複数の接続線を介してホスト機器との間で通信する通信ステップと、
    デジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する放送信号受信ステップと、
    を有し、
    前記通信ステップは、
    複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、
    前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記ホスト機器に転送する第2のデータ転送モードと、
    を有することを特徴とする機能モジュールカードの制御方法。
  14. 前記データ信号がトランスポートストリームであることを特徴とする請求項13に記載の機能モジュールカードの制御方法。
  15. 前記通信ステップは更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を転送する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用い、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記ホスト機器との間でデータを転送することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の機能モジュールカードの制御方法。
  16. 起動時に、前記通信ステップにおいて、前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器と通信を開始し、前記ホスト機器から前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を受信した場合に、前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記ホスト機器と通信することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の機能モジュールカードの制御方法。
  17. 前記通信ステップにおいて、前記ホスト機器からの指令に応じて選択的に、前記放送信号受信部が受信した前記データ信号を前記第2のデータ転送モード又は前記第1のデータ転送モードで前記ホスト機器に送信することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の機能モジュールカードの制御方法。
  18. 前記通信ステップの前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の機能モジュールカードの制御方法。
  19. 複数の接続線を介して機能モジュールカードとの間で通信する通信ステップと、
    前記機能モジュールカードから伝送されたデジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを入力し、所定の処理を行って出力する放送信号出力ステップと、
    を有し、
    前記通信ステップは、
    複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送する第1のデータ転送モードと、
    前記第1のデータ転送モードにおいてデータを転送する複数の前記接続線のうち、1本の前記接続線で前記データ信号転送用のクロックを、少なくとも1本の他の前記接続線で前記データ信号を、それぞれ前記機能モジュールカードから入力する第2のデータ転送モードと、
    を有することを特徴とするホスト機器の制御方法。
  20. 前記データ信号がトランスポートストリームであることを特徴とする、請求項19に記載のホスト機器の制御方法。
  21. 前記通信ステップは更に、前記第2のデータ転送モードにおいて、第1のデータ転送モードにおけるデータバスとして使用される複数の前記接続線のうち、前記第2のデータ転送モードにおける前記データ信号転送用のクロック及び前記データ信号を入力する複数の前記接続線以外の前記接続線を用いて、前記第1のデータ転送モードよりも線の本数が少ないデータバスを用いて、かつ前記第1のデータ転送モードの転送プロトコルと同じ転送プロトコルを使用して、前記機能モジュールカードとの間でデータを転送することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のホスト機器の制御方法。
  22. 起動時に、前記通信ステップにおいて、前記第1のデータ転送モードで前記機能モジュールカードと通信を開始し、前記機能モジュールカードがデジタル放送信号を受信し、前記デジタル放送信号のデータ信号と前記データ信号転送用のクロックとを生成する場合は、前記第2のデータ転送モードに切り替える指令を前記機能モジュールカードに送信し、前記第2のデータ転送モードに切り替えて前記機能モジュールカードと通信することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のホスト機器の制御方法。
  23. 前記通信ステップの前記第1のデータ転送モードにおいて、前記ホスト機器をマスターとし、機能モジュールカードをスレーブとするマスター/スレーブ方式の通信により、複数の前記接続線をデータバスとしてデータを転送することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載のホスト機器の制御方法。
  24. 機能モジュールカードと接続し、前記機能モジュールカードからデジタル放送信号のトランスポートストリームを受信する通信ステップと、
    前記通信ステップで受信した、スクランブルされたデジタル放送信号のトランスポートストリームをデスクランブルし、又は暗号化されたデジタル放送信号のトランスポートストリームを復号化し、出力する放送信号出力ステップと、
    を有することを特徴とするホスト機器の制御方法。
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