JPWO2004093393A1 - 移動通信システム及び該システムにおけるデータ分散方法 - Google Patents

移動通信システム及び該システムにおけるデータ分散方法 Download PDF

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Abstract

複数の無線網制御装置と、それぞれの無線網制御装置に接続される多数の無線基地局を備え、無線網制御装置と基地局とを介して上位網と移動機との間でユーザデータを送受する移動通信システムにおいて、移動機と無線信号の送受を行っている基地局と上位網との間に、1以上の無線網制御装置を通過する複数の伝送路を設定し、上位網から無線網制御装置を通って基地局に到る1つの伝送路を使用してデータを送受している時、該伝送路におけるトラヒック状況を監視し、トラヒックが増大した時、ユーザデータを複数の伝送路を経由させてユーザデータを分散させる。

Description

本発明は移動通信システム及び該システムにおけるデータ分散方法に係わり、特に、複数の無線網制御装置(RNC)と、それぞれの無線網制御装置に接続される多数の無線基地局(NodeB)を備え、上位網(CN)と移動機(UE)との間で前記無線網制御装置と無線基地局とを介してユーザデータを送受する移動通信システム及び該システムにおけるデータ分散方法に関する。
近年、CDMA(Code Division Multiple Access)通信システムの実用化が急速に進んでいる。現在の主サービスである音声や静止画のみならず、動画などの大きなデータをやりとりするための広帯域のCDMAシステム(W−CDMA:Wideband−CDMA)の商用サービスも既に開始されている。これらの仕様は、第三世代移動通信システムの標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)で制定されたものであり、現在もより高品質なサービスが実現できるシステムを目指し様々な仕様が検討・追加され続けている。
図18は現在の3GPP仕様のW−CDMAシステムの概要構成図である。システムは上位網(CN:Core Network)100、無線網制御装置(RNC:Radio Network Controler)101_0〜101_n、無線基地局(NodeB)102_0〜102_n及び移動機(UE:User Equipment)103の4種類のノードから構成されている。各ノード100、101_0〜101_n、102_0〜102_nは、ATM(Asynchronous Transfer Mode)伝送路やIP(Internet Protocol)伝送路等で物理的に接続されている(有線区間)。無線基地局102_0〜102_nと移動機103は無線信号によって接続されている(無線区間)。Iuは無線網制御装置101_0〜101_nとコアネットワーク100間のインタフェース、Iurは無線網制御装置101_0〜101_n間のインタフェース、Iubは無線網制御装置101_0〜101_nと無線基地局102_0〜102_n間のインタフェース、Uuは無線基地局102_0〜102_nと移動機103間のインタフェースである。
図19は通信時のユーザデータの流れを示す説明図である。ユーザデータは、交換機、サーバやデータベースなどを収容しているCN100からIu回線を経由してUE 103_0,103_1を制御するRNC(SRNC:Serving RNC)101_0に送信される。UEがSRNC 101_0配下のセル104_1に在圏している場合には(UE 103_0の場合)、ユーザデータはSRNC 101_0からIub回線を経由して該当セルを収容しているNodeB 102_1に送信され、Uuインタフェースを介してUE 103_0に送信される(図中の太実線)。一方、UEが移動によりSRNC 101_0以外のRNC(DRNC:Drift RNC)101_1配下のセル104_5に在圏している場合には(UE 103_1の場合)、ユーザデータはSRNC 101_0からIur回線を経由してDRNC 101_1に送信され、DRNC 101_1からIub回線を経由して該当セルを収容しているNodeB 102_5に送信され、Uuインタフェースを介してUE 103_1に送信される(図中太点線)。なお、移動してもUE 103_1を制御するRNCはSRNCであるものとする。
現在、次世代通信技術として盛んに取り上げられているHSDPA(High Speed Data Packet Access)などの高速データ通信では、ユーザデータ量が大幅に増加する。これにより、インターフェースIu,Iur,Iubなどの伝送路において必要となる帯域が大幅に広くなると共に、各ノードにおける収容能力や処理能力も大幅に向上させる必要がある。
また、移動通信システムでは時間帯や場所などによって使用状況(トラヒック)が変動して偏る。トラヒックが偏った場合には、偏っていない状態に比べて、トラヒックが集中する所ではより大きな帯域及び処理能力が必要となる。
こうしたデータ通信の高速化による帯域・処理能力の大幅増とトラヒックの偏りによる帯域・処理能力の大幅増が重なるとシステムに対する負荷が急激に変動することになり、システムの不安定性に繋がると共に、システム全体の利用効率が低下してコストパフォーマンスが非常に悪くなる。図20はトラヒック変動によるシステムのへの影響説明図であり、各伝送路の使用帯域を伝送路の太さで示している。図では、SRNC 101_0にトラヒックが集中し、該SRNC 101_0に残っている余剰帯域が少なくなって処理能力が不足しているが、DRNC 101_1ではトラヒックが過疎で、余剰帯域は多く処理能力は十分である。
かかる場合、大きな負荷変動に対応できるように帯域・処理能力にゆとりを持たせて設計するという考え方があるが、回路規模、システム規模、開発費用などが膨大になることが予想され、コストパフォーマンスが非常に悪くなる。このため、トラヒックが集中したとき該トラヒックを分散するようにした従来技術がある(特許文献1〜5)。特許文献1では、複数の無線基地局で構成される移動体通信システムにおいて、移動体電話交換局が、全無線基地局の使用通話チャネル数と各無線基地局の使用通話チャネル数とから、各無線基地局の通話チャネル使用率を計算し、所定の無線基地局の通話チャネル使用率が閾値以上になったとき該無線基地局の無線送信出力を低下させてトラヒックを減少させる。特許文献2では,ハンドオーバ時における移動先の無線基地局の通話チャネル使用率が閾値以上のとき該無線基地局へのハンドオーバを制限する。特許文献3では、無線基地局自身がトラヒック集中状態を監視し、トラヒック集中を検出した時、制御チャネル信号レベルを下げて通信エリアを縮小してトラヒックを下げる。特許文献4では、異なる中継局に属する端局間の通信を1つの交換局を介して行うデジタル移動通信システムにおいて、中継局と交換局間で送受信される制御信号が特定の制御回線に集中することなくトラヒックの負荷分散を行う。特許文献5では、トラヒック密度が低いエリア(サブエリア)を統合して1つの無線エリアとし、各サブエリアの発着呼通信を1つの基地局装置で行うことにより公衆デジタル網との間を接続する回線の利用効率を向上する。
しかし、いずれの従来技術もコアネットワークと所定無線基地局間で送受されるユーザデータを伝送路のトラヒックを考慮して、前記コアネットワークと所定無線基地局間の複数の伝送路に分散するものではない。又、いずれの従来技術もトラヒックが集中している伝送路あるいはノードのトラヒックを軽減し、軽減した分をトラヒックが集中していない伝送路あるいはノードに振り分けて通信を継続するものではない。また、いずれの従来技術もユーザデータ量をトラヒックとしてみなしてトラヒックの分散を図るものではない。
特許文献1:日本 特開平5−63635号公報 特許文献2:日本 特開平6−164477号公報 特許文献3:日本 特開平9−163435号公報 特許文献4:日本 特開平8−205235号公報 特許文献5:日本 特開平8−307930号公報 本発明の目的は、コアネットワークと無線基地局間のトラヒックが増大した時、複数の伝送路を用いてユーザデータを分散して伝送することにより、システムの安定性を維持すると共に、システム全体の利用効率を向上し、コストパフォーマンスを上昇することである。
本発明の別の目的は、トラヒックが集中している伝送路あるいはノードのトラヒックを軽減し、軽減した分をトラヒックが集中していない伝送路あるいはノードに振り分けて通信を継続するできるようにすることである。
本発明の別の目的は、複数の伝送路により分散してユーザデータを伝送する場合であっても、再送制御を可能にすることである。
第1の発明は、複数の無線網制御装置と、それぞれの無線網制御装置に接続される多数の無線基地局を備え、無線網制御装置と無線基地局とを介して上位網と移動機との間でユーザデータを送受する移動通信システム及び該システムにおけるデータ分散方法である。この第1の発明では、移動機と無線信号の送受を行っている基地局と上位網との間に、1以上の無線網制御装置を通る複数の伝送路を設定し、上位網から無線網制御装置を通って基地局に到る1つの伝送路を使用してデータを送受している時、該伝送路におけるトラヒック状況を監視し、トラヒックが増大した時、ユーザデータを複数の伝送路を経由させてユーザデータを分散させる。このようにすることにより、システムの安定性を維持でき、しかも、システム全体の利用効率を向上でき、コストパフォーマンスを上昇することができる。尚、ユーザデータと呼制制御信号を分離する分離手段を設け、ユーザデータについて分散処理する。
第2の発明において、要求元ノードは、トラヒックが増大してユーザデータを複数の伝送路で分散伝送するよう要求する際、分散を希望する呼を選択し、該呼を制御している無線網制御装置に分散を要求する。この場合、要求元ノードは、分散して欲しい伝送路の帯域量を分散要求に含ませて無線網制御装置に通知し、無線網制御装置は通知された帯域量のユーザデータを別の伝送路で分散伝送するよう制御する。以上のようにすれば、トラヒックが集中している伝送路あるいはノードのトラヒックを軽減し、軽減した分をトラヒックが集中していない伝送路あるいはノードに振り分けて通信を継続することができるようになる。
第3の発明において、複数の伝送路を使用してユーザデータを分散して伝送している時、各伝送路上の無線網制御装置は伝送路別に再送制御プロトコルでユーザデータを終端し、又、移動機は伝送路毎に再送制御プロトコルで終端する。このようにすれば、伝送路毎に別々のデータストリームとして送受信を行って、再送制御することができる。
また、以下のように再送制御することもできる。無線基地局は全経路のユーザデータを多重して一つの再送制御プロトコルでユーザデータを終端し、移動機においても一つの再送制御プロトコルで終端し、全伝送路を合わせて一つのデータストリームとして通信を行う。移動機から受信したユーザデータは無線基地局において再送制御プロトコルで終端し、複数の伝送経路に分散して送信する。このようにすれば、複数の伝送路をまとめて再送制御を行うことができる。
図1は呼制御信号の流れ説明図ある。
図2は複数の伝送路説明図である。
図3は複数伝送路により分散するか否かの判断方法の説明図である。
図4は第1実施例の移動通信システムにおける第1の動作説明図である。
図5は第1実施例の移動通信システムにおける第2の動作説明図である。
図6は第1実施例の移動通信システムにおける第3の動作説明図である。
図7は第1実施例の移動通信システムにおける第4の動作説明図である。
図8は別の分散伝送路の説明図である。
図9は第1実施例におけるSRNCの分散処理フローである。
図10は第1実施例におけるCNの分散処理フローである。
図11は本発明の実施例における各ノード(CN,SNRC,DRNC)のブロック構成図である。
図12はNodeBのブロック構成図である。
図13は有線区間のノード間で送受されるATMセルのAALtype2のフォーマット説明図である。
図14は第2実施例におけるSRNC以外のノードの処理フローである。
図15は第2実施例におけるSRNCの処理フローである。
図16は分散伝送時における再送制御の第1の方法説明図である。
図17は分散伝送時における再送制御の第2の方法説明図である。
図18は現在の3GPP仕様のW−CDMAシステムの概要構成図である。
図19は通信時のユーザデータの流れを示す説明図である。
図20はトラヒック変動によるシステムのへの影響説明図である。
(A)本発明の概略
CNとUEとの間でやり取りされる信号は、呼制御信号とユーザデータに分けられる。このうち呼制御信号に関しては、SRNCで終端されるため、伝送路としては従来技術と同じく該SRNCを経由する伝送路にならざるを得ない。すなわち、図1に示すように、通信開始時、UEがSRNC 101_0配下のセル104_1に在圏している場合(UE 103_0の場合)には、下り呼制御信号はSRNC 101_0からIub回線を経由して該セル104_1を収容しているNodeB 102_1に送信され(太実線参照)、しかる後、Uuインタフェースを介してUE 103_0に送信される。また、上り呼制御信号は、逆にUuインタフェースを介してNodeB 102_1に送信され、Iub回線を経由してSRNC 101_0に送信される。
また、UEが通信中移動してSRNC 101_0以外のRNC(DRNC:Drift RNC)101_1配下のセル104_5に在圏している場合(UE 103_1の場合)には、図1に示すように下り呼制御信号はSRNC 101_0からIur回線を経由してDRNC 101_1に送信され、DRNC 101_1からIub回線を経由して該セル104_5を収容しているNodeB 102_5に送信され(太点線参照)、Uuインタフェースを介してUE 103_1に送信される。上り呼制御信号は、逆にUuインタフェースを介してNodeB 102_5に送信され、Iub回線を経由してDRNC 101_1に送信され、DRNC 101_1からIur回線を経由してSRNC 101_0に送信される。
しかしながら、ユーザデータ(特にパケット)に関しては、SRNC 101_0で終端せずともSIP,TCP/IPなどデータ通信を確立するプロトコルが多数存在している。そのため、ユーザデータに関しては呼制御信号と異なり、従来技術のような伝送路に限定しなくとも通信可能である。従って、図2に示すように従来の伝送路PT1,PT2(図2の実点線)以外にも、実線で示す伝送路P1〜P4を介してデータを伝送することで、データを複数の伝送路により分散して通信することが可能である。すなわち、CN 100とUE 103_0間で通信する場合には、従来の伝送路PT1に加えて伝送路P1,P2を介してデータの送受が可能である。ただし、DRNC 101_1とNodeB 102_1間は物理的に接続されているものとする。また、CN 100とUE 103_1間で通信する場合には、従来の伝送路PT2に加えて伝送路P3,P4を介してデータの送受が可能である。ただし、SRNC 101_0とNodeB 102_5間は物理的に接続されているものとする。
データを複数伝送路で分散することで、高速データ通信において各ノード当たりに必要な帯域や処理能力を周辺ノードに分散することが可能となり、ノード当たりの帯域、処理能力を低く抑えることが可能となる。また、トラヒックの集中による帯域、処理能力の急増時にも同様にして周辺ノードに分散することで帯域、処理能力の変動幅を小さく抑えることが可能である。従って、システムの安定性を向上することができると共に、利用効率すなわちコストパフォーマンスも改善することができる。
図3は複数伝送路により分散するか否かの判断方法の説明図であり、伝送経路の使用帯域が大きいほど線を太く示している。新規に呼接続が行われた場合、あるいは既存の呼の設定が変更された場合、あるいはユーザデータの通信量が増加した場合などトラヒックが変化した際、各ノードにおいてユーザデータの伝送経路を分散するかどうかを判断する。判断方法としては以下のa)〜d)が考えられる。
a)SRNC 101_0が自身のトラヒック状況(ユーザ数)、リソース使用状況、使用帯域の状況など)に基づいて分散の必要性を判断する。
b)CN 100が伝送路のトラヒック状況(ユーザ数、リソース使用状況、使用帯域など)に基づいて分散の必要性を判断し、SRNC 101_0に対して該伝送路を介して伝送されているユーザデータの分散を要求する。または、CN 100がトラヒック状況をSRNC 101_0に報告し、それを元にSRNC 101_0が分散の必要性を判断する。
c)DRNC 101_1がトラヒック状況(ユーザ数、リソース使用状況、使用帯域など)に基づいて分散の必要性を判断し、SRNC 101_0に対して所定伝送路のユーザデータの分散を要求する。または、DRNC 101_1がトラヒック状況をSRNC 1010に報告し、それを元にSRNC 101_0が分散の必要性を判断する。
d)NodeB 102_5がトラヒック状況(ユーザ数、リソース使用状況、使用帯域の状況など)に基づいて分散の必要性を判断し、SRNC 101_0あるいはDRNC 101_1に対して分散を要求する。または、NodeB 102_5がトラヒック状況をSRNC 1010に報告し、それを元にSRNC 101_0が分散の必要性を判断する。
CN100、DRNC 101_1またはNodeB 102_5からの要求方法としては、▲1▼ユーザデータを分散させる必要があることのみを指示し、SRNC 101_0でどの呼について複数伝送路により分散させるか決定する方法や、▲2▼CN、DRNCまたはNodeBから分散させたい呼をSRNC 101_0に指示する方法、▲3▼CN、DRNCまたはNodeBから分散させたい回線(ATMならVPI/VCIなど)をSRNC 101_0に指示する方法が考えられる。前記指示には分散により軽減して欲しい帯域量を含ませることもできる。
(B)第1実施例
(a)移動通信システムにおける全体の動作
図4〜図7は第1実施例の移動通信システムにおける全体の動作説明図である。
第1実施例では、SRNC 101_0(図4)がトラヒック状況(ユーザ数、リソース使用状況、使用帯域の状況など)に基づいて分散するか否かを判断する。すなわち、SRNC 101_0の制御部は、新規に呼接続が行われた場合、あるいは既存の呼の設定が変更された場合、あるいはユーザデータの通信量が増加した場合などによりトラヒックが変化した際、ユーザデータを複数伝送路により分散するかどうかを判断する。
上記判断により伝送路を分散する必要があれば、分散に関係するノード(CN 100、DRNC 101_1,UE 103が在圏しているセルを収容するNodeB 102_5)に対して、伝送経路確保要求を送信する。SRNC配下にないNodeB 102_5に対して伝送経路確保要求を送信する場合は、該当NodeBを収容しているDRNC 101_1に対して伝送経路確保要求を送信し、該要求指示に応じてDRNCが配下のNodeB 102_5に対して伝送経路確保要求を転送することにより行う。伝送経路確保要求の例としては、分散を希望する呼や回線(たとえばVPI/VCI)、伝送経路特定情報(経路情報や必要帯域など)がある。
伝送経路確保要求を受信した各ノードは、SRNC 101_0からの要求内容と自ノードのリソース状況に応じてユーザデータを分散すべき伝送経路を確保し、該伝送経路上の隣接ノードとの間で新規接続手順を行う。また、既存の伝送経路の変更が必要な場合は隣接ノードとの間で設定内容の変更手順を実行する(図5参照)。
分散伝送路の確保と、設定変更手順あるいは新規接続手順が完了すれば、各ノードはSRNC 101_0に対して伝送経路分散応答を返す(図6参照)。なお、SRNC配下にないNodeB 102_5からの応答は、該NodeB 102_5を収容しているDRNC 101_1に対して応答を返し、DRNC 101_1がSRNC 101_0に対して応答を返すことにより行う。
SRNC 101_0は、他ノードからの伝送経路分散応答により、伝送経路の確保および設定変更手順あるいは新規接続手順が終了したことを確認すれば、UE 103に対して伝送路が分散されたことによる通知(伝送状態変更通知)すると共に、CN 100に対してユーザデータの分散伝送開始を指示する(図7参照)。
以上により、従来の伝送路PT1に対して新伝送路P1が設定され、指定されたユーザデータはCN 100から伝送路PT1,P1に分散されてNodeB 102_5に送られ、NodeB 102_5は無線で該ユーザデータをUE 103に送信する。
以上の第1実施例ではCN 100で2つの伝送路PT1,P1に分散しているが、SRNC 101_0とDRNC 101_5間のトラヒックをも考慮して、図8に示すようにこれらの間のユーザデータを同時に分散させることもできる。図8における分散経路の例としては、CN 100からDRNC 101_1を経由する経路P1、SRNC 101_0からDRNC 101_5配下のNodeB 102_5へ直接接続する経路P2等がある。ユーザデータを経路P2に分散させるには、物理的にSRNC 101_0とNodeB 102_5間を接続するリンクが必要である。
(b)SRNC 101_0の分散処理
図9は第1実施例におけるSRNC 101_0の分散処理フローである。
SRNC 101_0はトラヒックが変化したか監視し(ステップ101)、変化すれば、ユーザデータを複数伝送路により分散するかどうかを判断する(ステップ102)。
複数伝送路により分散する必要があれば、分散する回線(たとえばVPI/VCI)又は呼(ユーザ)を決定すると共に、分散すべき帯域を計算する(ステップ103)。ついで、分散に関係するノード(CN 100、DRNC 101_1,UE 103が在圏しているセルを収容するNodeB 102_5)に対して、伝送経路確保要求を送信する(ステップ104)。伝送経路確保要求は、分散を希望する呼あるいは回線(VPI/VCI)、伝送経路特定情報(経路情報や必要帯域など)が含まれている。
ついで、SRNC 101_0は、新規伝送経路の設立が必要な場合には伝送経路上の隣接ノードとの間で新規接続手順を行い、また、既存の伝送経路の変更が必要な場合は隣接ノードとの間で設定内容の変更手順を実行する(ステップ105)。
しかる後、各ノードから伝送経路分散応答を受信したかチェックする(ステップ106)。全ノードから伝送経路分散応答を受信すれば、UE 103に対して伝送路が分散されたことによる通知(伝送状態変更通知)すると共に(ステップ107)、CN 100に対してユーザデータの分散伝送開始を指示する(ステップ108)。そして、最後に、帯域、ユーザ数(呼数)、リソース使用状況などを更新し(ステップ109)、分散伝送を行う(ステップ110)。
(c)CN 100の分散処理
図10はCN 100の分散処理フローである。
CN 100はSRNC 101_0から伝送経路確保要求を受信したか監視する(ステップ201)。伝送経路確保要求を受信すれば、該伝送経路確保要求に含まれる情報を参照して新規伝送経路の設立が必要な場合には伝送経路上の隣接ノードとの間で新規接続手順を行い、また、既存の伝送経路の変更が必要な場合は隣接ノードとの間で設定内容の変更手順を実行する(ステップ202)。
そして、新規接続手順や設定内容の変更手順が終了すれば、伝送経路分散応答をSRNC 101_0へ送信し(ステップ203)、SRNC 101_0からの分散伝送開始指示を待つ(ステップ204)。分散伝送開始指示を受信すれば、帯域、ユーザ数、リソース使用状況などを更新し(ステップ205)、しかる後、分散伝送を開始する(ステップ206)。
尚、その他のノード(DRNC、NodeB)の分散処理は図10の処理フローと同様に行うことができる。ただし、ステップ204は必ずしも必要でない。
(d)各ノードの構成
図11は本発明の移動通信システムにおける各ノード(CN,SNRC,DRNC)のブロック構成図、図12はNodeBのブロック構成図である。
図11において、各ノード(CN,SNRC,DRNC)における回線終端部11は回線終端処理を行うと共に、受信信号をユーザデータと制御信号に分離し、かつ、ユーザデータと制御信号を多重する機能を有している。シグナリング終端部12は他ノードから受信した制御信号を終端して制御部13に通知すると共に、制御部13から受信した他ノード向けの制御信号を回線終端部11に入力する。
データ終端部14は他ノードからのユーザデータ及び他ノード向けのユーザデータを終端すると共に、制御部13からの指示に基づきユーザデータの各伝送路への転送を行う。又、データ終端部14は、測定部21、ARQ部22、トラヒック状況管理部23等を備えている。測定部21はユーザデータのトラヒック/帯域などを測定して制御部13に報告する。ARQ部22は経路別にデータストリームをARQ(Automatic Repeat Request:再送制御)プロトコルで終端する。トラヒック状況管理部23は現状の自ノードのトラヒック状況(使用帯域、呼数すなわちユーザ数、リソース使用状況など)を管理する。
制御部13は、測定部21からの測定結果に基づいて、他ノードに対して伝送経路の分散を指示/要求すべきかどうかを判断し、シグナリング終端部12に対して制御信号の送信を指示する。逆に他ノードからの制御信号をシグナリング終端部12から受信して、内容に従って伝送路の確保/分散制御を実施する。SRNC 101_0の場合には、CN 100及びUE 103に対して伝送路の分散に伴うユーザデータの送信方式の変更を通知する。
NodeBは図12に示すように、無線送受信部15を備えている点を除けば、図11と同様の構成を備えている。無線送受信部15は、所定の拡散コードで送信データを拡散し、しかる後、直交変調、周波数変換、高周波増幅して送信する送信部31、受信無線信号を周波数変換語直交検波してベースバンド信号に変換し、ついで、逆拡散コードで逆拡散してデータを復調する受信部32を有している。
(e)ATMセルのAALtype2のフォーマット
図13は有線区間のノード間で送受されるATMセルのAALtype2のフォーマット説明図である。AALtype2形式の53バイトのセルは、標準セルヘッダ(ATMセルヘッダ)1と標準セルペイロード2で構成され、標準セルペイロード2には、1バイトのスタートフィールドSTFと1以上のショートセルCPS1,CPS2がマッピングされる。
スタートフィールドSTFは、(1)最初のショートセル先頭位置を示すポインタ(オフセット値)が格納されるオフセットフィールドOFS、(2)1ビットシーケンス番号を記憶するフィールドSN、(3)パリティフィールドPで構成される。
ショートセルCPS1,2は、固定長のショートセルヘッダと可変長のショートセルペイロードで構成され、ショートセルヘッダには、(1)ショートセルコネクションを識別するためのCID(ショートセルコネクション識別子)、(2)ショートセルのペイロード長を示す長さ表示(LI:Length Indicator)、(3)上位側ユーザ・ユーザ識別子UUI(2ビット)、(4)下位側のユーザ・ユーザ識別子UUI(3ビット)、(5)ヘッダ誤り制御データが埋め込まれる。又、ショートセルペイロードには、1つの呼情報(制御情報及びユーザデータ)が埋め込まれる。従って、1つのAALtype2のセルにより複数のショートセルをマッピングすることにより複数の呼(チャネル)情報を伝送することができる。
(f)変形例
第1実施例では、2つのRNCを含む移動通信システムを説明したが、当然本発明はより多数のRNCを含むシステムにも適用することができる。
又、第1実施例に従って複数伝送路を介してユーザデータを分散させて通信している状態において、トラヒック状況を監視し、トラヒック状況に基づいて分散伝送路の追加及び削除を行うように構成することもできる。
又、第1実施例に従って複数伝送路によるユーザデータの分散を行ったものの、分散の効果が満足できないと判断した場合、SRNC 101_0は別の呼や回線を選択して再度同様のシーケンスにより伝送路の分散を繰り返し実施するように構成することもできる。再度伝送路分散を行うべか否かの判定は、SRNC 101_0内で、相手側ノードから指示された削減すべき帯域量と実際に分散した帯域最を比較することで行う方法や、伝送路の分散後に各ノードにトラヒック状況の測定を依頼し相手側ノードからの報告値を元に判断する方法などが考えられる。
(c)第2実施例
第2実施例は、SRNC以外のノード(CN、DRNC,UEが在圏しているセルを収容するNodeB)が分散するか否かを判断し、分散する場合にはSRNCに要求する実施例である。
図14は第2実施例におけるSRNC 101_0以外のノードの処理フローである。
図3において、SRNC 101_0以外の他ノード(CN100、DRNC 101_1,NodeB 102_5)はトラヒックが変化したか監視し(ステップ301)、変化すれば、ユーザデータの伝送路を分散するかどうかを判断する(ステップ302)。
伝送路を分散する必要があれば、分散する回線(例えばVPI/VCI)又は呼を指示するか判断する(ステップ303)。分散する回線又は呼を指示する場合には、これらを決定し(ステップ304)、SRNC 101_0に分散を要求する制御信号(伝送経路分散要求)を送信する(ステップ305)。この伝送経路分散要求には、分散したい回線又は呼が含まれている。また、分散したい帯域量を自ノードで測定したトラヒック状況と自ノードのリソースに基づいて計算し、該帯域を伝送経路分散要求に含ませることもできる。
ステップ303において、分散する回線又は呼を指示する必要がなければ、直ちに伝送経路分散要求をSRNC 101_0に送信する(ステップ305)。
図15は第2実施例におけるSRNC 101_0の処理フローである。
SRNC 101_0は他ノードから伝送経路分散要求を受信したか監視し(ステップ401)、受信すれば、分散する回線又は呼が指示されたかチェックし(ステップ402)、指示されていれば、図9のステップ104以降の処理を行って指示された回線又は呼について複数伝送路による分散を行う(ステップ403)。
一方、ステップ402において、分散する回線又は呼が指示されていなければ、図9のステップ103以降の処理を行って、分散する回線又は呼を決定すると共に分散する帯域量を決定し、該決定した回線又は呼について複数伝送路による分散を行う(ステップ404)。
第2実施例に従って複数伝送路によるユーザデータの分散を行ったものの、分散の効果が満足できないと判断した場合、他ノードはSRNC 101_0に対して再度ユーザデータの分散を要求するように構成することもできる。
(D)再送制御
CN100からのユーザデータは複数の伝送路PT1,P1,P2(図8参照)に分散され、それぞれ伝送されてNodeB 102_5に到り、該NodeB 102_5より無線でUE 103に送信される。無線区間上でのデータの損失を解決するために周知の再送制御プロトコルを用いて送受信が行われる。
第3実施例はユーザデータを分散して伝送する場合の再送制御方法である。
分散伝送の場合、再送制御プロトコルでユーザデータを終端する方法として、以下の(a),(b)の2つの方法を提案する。
(a)第1の方法は、図16に示すように経路PT1,P1,P2毎に別データストリームとして扱う。具体的には、経路上の各RNC(SRNC 101_0,DRNC 101)においてデータストリーム別に再送制御プロトコルARQ1〜ARQ3を持たせ,UE 103には全データストリームのプロトコルARQ1〜ARQ3を持たせ、UE 103との間で各データストリーム別に再送制御を行いながら通信を行う。
(b)第2の方法は、図17に示すように全経路PT1,P1,P2を合わせて1つのデータストリームとして扱う。具体的には、各経路上のRNC 101_0,101_1は相手ノードへのデータの転送のみを行う。、また、NodeB 102_5およびUE 103に1つの再送制御プロトコルARQを持たせる。
NodeB 102_5は各経路PT1,P1,P2からそれぞれ受信した同一ユーザ宛のデータを1つのデータストリームに多重し、再送制御プロトコルに従ってUE 103へ送信する。逆に、NodeB 102_5は再送制御プロトコルに従ってUE 103から1つのデータストリームとしてデータを受信し、しかる後、各経路PT1,P1,P2に分散して送信する。この場合、UE 103から見ればユーザデータを複数伝送経路に分散する前と同じく1プロトコルとのみ対向しているので、ユーザデータが分散されたことによる設定変更は不必要である。
以上、本発明によれば、コアネットワークと無線基地局間のトラヒックが増大した時、複数の伝送路を用いてユーザデータを分散して伝送することにより、システムの安定性を維持すると共に、システム全体の利用効率を向上し、コストパフォーマンスを上昇することができる。又、本発明によれば、ユーザデータと呼制御信号を分離し、ユーザデータについて分散処理し、呼制御信号についてはSRNCで終端するようにしているため、分数処理を行えると共に、正しい呼制御ができる。
又、本発明によれば、トラヒックが集中している伝送路あるいはノードのトラヒックを軽減し、軽減した分をトラヒックが集中していない伝送路あるいはノードに振り分けて通信を継続することができる。
又、本発明によれば、複数の伝送路により分散してユーザデータを伝送する場合であっても、再送制御を行え、正確なデータ送受ができる。

Claims (20)

  1. 複数の無線網制御装置と、それぞれの無線網制御装置に接続される複数の無線基地局を備え、上位網と移動機との間で前記無線網制御装置と無線基地局とを介してユーザデータを送受する移動通信システムにおけるデータ分散方法において、
    移動機と無線信号の送受を行っている基地局と上位網との間に、1以上の無線網制御装置を通過する複数の伝送路を設定し、
    上位網と移動機との間でユーザデータを送信する際、前記ユーザデータを前記複数の伝送路を経由させてユーザデータを分散させる、
    ことを特徴とするデータ分散方法。
  2. 前記上位網から前記移動機を制御する無線網制御装置を通過して該移動機と無線信号の送受を行っている前記基地局に到る第1の伝送路を使用してユーザデータの送受信を行うと共に、該第1伝送路におけるトラヒック状況を監視し
    トラヒックが増大した時、前記第1伝送路とは別の1以上の伝送路と該第1伝送路とに前記ユーザデータを分散する、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ分散方法。
  3. 複数の伝送路を介してユーザデータを分散させて通信している状態において、トラヒック状況を監視し、トラヒック状況に基づいて分散伝送路の追加及び削除を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ分散方法。
  4. 無線網制御装置においてトラヒック状況を監視し、
    トラヒック状況に基づいて該無線網制御装置が制御している呼又は回線のユーザデータを複数伝送路で分散するか否かを判断し、
    分散する場合には、前記上位網、他無線網制御装置、前記基地局に対して前記ユーザデータの分散に関して指示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ分散方法。
  5. 伝送路上の1つの無線網制御装置において該伝送路のトラヒック状況を監視し、
    該トラヒック状況に基づいて、該無線網制御装置は該伝送路上の呼を制御する他の無線網制御装置に対してユーザデータの複数伝送路による分散を要求し、
    要求された無線網制御装置は該ユーザーデータを複数伝送路に分散するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ分散方法。
  6. 伝送路上の前記基地局において該伝送路のトラヒック状況を監視し、
    該トラヒックに基づいて、該基地局は該伝送路上の呼を制御する無線網制御装置に対してユーザデータの複数伝送路による分散を要求する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ分散方法。
  7. 上位網において伝送路のトラヒック状況を監視し、
    該トラヒックに基づいて、該上位局は該伝送路上の呼を制御する無線網制御装置に対してユーザデータの複数伝送路による分散を要求する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のデータ分散方法。
  8. ユーザデータの伝送路の分散効果が十分でない場合、前記呼を制御している無線網制御装置は、別の呼又は回線のユーザデータに対して、再度ユーザデータの複数伝送路による分散を行うか否かを判断し、分散を行う場合には上位網、他無線網制御装置、無線基地局に対してユーザデータの複数伝送路による分散を指示する、
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ分散方法。
  9. ユーザデータの複数伝送路による分散の効果が十分でない場合、前記伝送路上の呼を制御する無線網制御装置に対して再度ユーザデータの分散を要求する、
    ことを特徴とする請求項5又は6又は7記載のデータ分散方法。
  10. ユーザデータの複数伝送路による分散を要求する際、分散を希望する呼を要求元ノードにおいて選択し、該呼を制御している無線網制御装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項5又は6又は7記載のデータ分散方法。
  11. 前記ユーザデータの複数伝送路による分散を要求する際、要求元ノードは分散して欲しい帯域量を計算し、該帯域量を前記分散要求に含ませて通知する、
    ことを特徴とする請求項10記載のデータ分散方法。
  12. ユーザデータの複数伝送路による分散を要求する際、分散を希望する回線を要求元ノードにおいて選択し、
    該回線を前記伝送路上の呼を制御する無線網制御装置に通知し、
    該無線網制御装置が該回線に含まれる複数の呼のうち分散を行う呼を選択する、
    ことを特徴とする請求項5又は6又は7記載のデータ分散方法。
  13. 前記ユーザデータの複数伝送路による分散を要求する際、要求元ノードは分散して欲しい帯域量を計算し、該帯域量を前記分散要求に含ませて通知する、
    ことを特徴とする請求項12記載のデータ分散方法。
  14. ユーザデータの複数伝送路による分散を要求する際、分散を希望するか否かのみを前記伝送路上の呼を制御する無線網制御装置に報知し、報知された無線網制御装置にてユーザデータの分散を行う呼を選択する、
    ことを特徴とする請求項5又は6又は7記載のデータ分散方法。
  15. 前記ユーザデータの複数伝送路による分散を要求する際、要求元ノードは分散して欲しい帯域量を計算し、該帯域量を前記分散要求に含ませて通知する、
    ことを特徴とする請求項14記載のデータ分散方法。
  16. 上位網から複数の伝送路を介して送受信されるユーザデータを、各伝送路上の無線網制御装置において伝送路別に再送制御プロトコルで終端し、移動機においては複数の再送制御プロトコルのそれぞれで伝送路別に終端し、
    伝送路毎に別々のデータストリームとして送受信を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ分散方法。
  17. 上位網から複数の伝送路を介して分散して送信されるユーザデータを無線基地局において多重して一つの再送制御プロトコルで終端し、
    移動機においても一つの再送制御プロトコルで終端し、
    全ての伝送経路を合わせて一つのデータストリームとして通信を行い、
    移動機から受信したユーザデータは無線基地局において再送制御プロトコルで終端し、複数の伝送経路に分散して送信する、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ分散方法。
  18. 複数の無線網制御装置と、それぞれの無線網制御装置に接続される多数の無線基地局を備え、上位網と移動機との間で前記無線網制御装置と無線基地局とを介してユーザデータを送受する移動通信システムにおいて、
    移動機と無線信号の送受を行っている基地局と上位網との間に、1以上の無線網制御装置を通る複数の伝送路を設定する手段、
    前記上位網から前記移動機を制御する無線網制御装置を通って前記基地局に到る伝送路におけるトラヒック状況を監視するトラヒック監視手段、
    トラヒックが増大した時、前記ユーザデータを前記複数の伝送路を経由させてユーザデータを分散させる手段、
    を有することを特徴とする移動通信システム。
  19. 移動機と無線通信を行う複数の無線基地局と、該無線基地局と接続された複数の無線網制御装置と、該無線網制御装置と接続された上位網とを備えた移動通信システムにおいて、
    ユーザデータと呼制御信号を分離する分離手段と、
    分離された該呼制御信号については、通信開始時に移動機に関する制御を担当することとなった無線網制御装置を介して伝送し、分離された該ユーザデータについては、通信開始時に移動機に関する制御を担当することとなった無線網制御装置とは異なる無線網制御装置を介して伝送可能な伝送手段と、
    を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  20. 移動機と無線通信を行う複数の無線基地局と、該無線基地局と接続された複数の無線網制御装置と、該無線網制御装置と接続された上位網とを備えた移動通信システムにおける無線網制御装置において、
    ユーザデータと呼制御信号を分離する分離手段と、
    分離された該呼制御信号については、通信開始時に移動機に関する制御を担当することとなった他の無線網制御装置に対して伝送し、分離された該ユーザデータについては、該他の無線網制御装置を介さずに上位網へ伝送可能な伝送手段と、
    を備えたことを特徴とする無線網制御装置。
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