JPWO2004092584A1 - 斜板式圧縮機 - Google Patents

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Abstract

ハウジングに、軸方向に延設された第1のガス通路Iと第2のガス通路IIと、駆動軸を含む平面に対して、第1のガス通路Iと略対称に形成された第3のガス通路III、及び、第2のガス通路IIと略対称に形成され、第2のガス通路IIに連通する第4のガス通路IVと、吸入ポート及び吐出ポートを備えた外殻部品とを設ける。第1のガス通路と第3のガス通路のいずれか一方を吸入ポートに連通してフロント側吸入室及びリア側吸入室への作動流体の供給用として用い、第2のガス通路と第4のガス通路の一方をフロント側吐出室及びリア側吐出室に連通させると共に他方を吐出ポートに連通させる。圧縮機内部に形成されるガス通路形状を工夫して吸入ポートや吐出ポートの形成位置の自由度を大きくする斜板式圧縮機を提供できる。

Description

この発明は、冷媒ガス等の作動流体を圧縮する場合に適した斜板式圧縮機に関し、特に、吐出ポートや吸入ポートのレイアウトの自由度に優れた斜板式圧縮機に関する。
車両用空調装置などに用いられる両頭型の斜板式圧縮機は、簡単な構造で大容量および高効率を達成できることから有望視されており、従来、例えば特許第3266504号公報(0020〜0028、図1、2、5、6参照)に示される構成が考えられている。
この圧縮機は、斜板を収容する斜板室及び複数のシリンダボアが形成されたシリンダブロックと、シリンダボア内を往復動するピストンと、シリンダブロックの一端にバルブプレートを介して固定されたフロント側シリンダヘッドと、シリンダブロックの他端にバルブプレートを介して固定されたリア側シリンダヘッドとを有しているもので、それぞれのシリンダヘッドにシリンダボア内へ導く作動流体を収容する吸入室と圧縮室で圧縮された作動流体を収容する吐出室とを形成し、シリンダヘッドに形成された吸入ポートと斜板室とを連通する吸入通路と、斜板室と吸入室とを連通する中継通路と、シリンダブロックに形成されてフロント側及びリア側の吐出室と連通する吐出通路と、シリンダブロックに形成されて一方のシリンダヘッドに形成された吐出ポートと連通する吐出通路と、これら吐出通路を中間部において互いに連通させる案内路とを具備して構成されている。
このような構成においては、吸入ポートから流入された作動流体は、吸入通路を介して斜板室に導入され、中継通路を介してシリンダヘッドの吸入室に導入される。そして、圧縮室で圧縮された後に吐出室へ吐出され、吐出通路および案内路を経由して吐出ポートから送出されるようになっている。
しかしながら、吸入ポートや吐出ポートを配した外郭部品は、圧縮機の設置箇所や配管のレイアウトなどに応じてシリンダヘッドのみならずシリンダブロックに設置することが要求される場合もある。このため、ポート位置の変更が要求される都度、圧縮機内部のガス通路の設計を全て見直すことになると、ガス通路を形成する各部品の設計も見直す必要が生じ、また、これらの部品の共通化が図れなくなるので、量産効果が得られなくなる不都合がある。
そこで、ハウジングに予め決められた吸入用のガス通路と吐出用のガス通路を形成しておき、吸入ポートや吐出ポートを配した外郭部品のみをポート位置に合わせて設計し直すことも考えられるが、このような構成においては、圧縮機に接続される配管のレイアウトによってはポート位置とガス通路の位置とが大きくずれてしまい、シリンダヘッドの内部でガス通路を複雑に形成する必要が生じたり、ポート位置からガス通路までの通路長が不要に長くなり、圧縮機の性能低下、加工工数の増加、鋳造の複雑化等を招く不都合が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、圧縮機内部に形成されるガス通路を工夫することで、上述した不都合を解消しつつ、ポート位置の自由度を大きくすることでポート位置の異なる機種に対応することが可能な斜板式圧縮機を提供することを主たる課題としている。
上記課題を達成するために、この発明にかかる斜板式圧縮機は、シリンダボアを有するハウジングと、前記ハウジングに回転自在に支承された駆動軸と、前記ハウジングに形成された斜板室に収容されて前記駆動軸と一体に回転する斜板と、前記斜板の回転に伴い前記シリンダボア内を往復摺動するピストンとを有する斜板式圧縮機において、前記ハウジングに、前記斜板室の軸方向前後に配されて前記シリンダボア内へ導く作動流体を収容するフロント側吸入室及びリア側吸入室と、前記斜板室の軸方向前後に配されて前記ピストンにより圧縮された作動流体を収容するフロント側吐出室及びリア側吐出室と、軸方向に延設された第1及び第2のガス通路と、前記駆動軸を含む平面に対して前記第1のガス通路と略対称に形成された第3のガス通路と、前記駆動軸を含む平面に対して前記第2のガス通路と略対称に形成されると共に前記第2のガス通路に連通する第4のガス通路と、配管に接続される吸入ポート及び吐出ポートを備えた外殻部品とを設け、前記第1のガス通路と前記第3のガス通路のいずれか一方を前記吸入ポートに連通して前記フロント側吸入室及び前記リア側吸入室への作動流体の供給用として用い、前記第2のガス通路と前記第4のガス通路の一方を前記フロント側吐出室及び前記リア側吐出室に連通させると共に他方を前記吐出ポートに連通させるようにしたことを特徴としている。
したがって、ハウジングには、軸方向に延設された第1及び第2のガス通路との他に、駆動軸を含む平面に対して、第1のガス通路と略対称に形成された第3のガス通路と第2のガス通路と略対称に形成された第4のガス通路とが設けられているので、吸入ポートや吐出ポートの形成位置を変更するような場合でも、ハウジングに設けたガス通路群のレイアウトを変更せずに共通に用いることが可能となる。したがって、ガス通路を形成する部品の共通化を図ることが可能となり、また、最短のガス通路を適宜選択して吸入ポートや吐出ポートを形成することが可能になるので、ハウジングの内部でガス通路を複雑に屈曲させたり、ポート位置からガス通路までの通路長が不要に長くなる不都合もなくなる。
よって、上述の構成によれば、吸入ポートと連通可能な第1のガス通路と第3のガス通路、及び、吐出ポートと連通可能な第2のガス通路と第4のガス通路は、吸入ポート及び吐出ポートの位置に応じてそれぞれ選択可能とすることで異なるポート位置に対応させることが可能となる。
また、上述した構成は、第1のガス通路と第3のガス通路を斜板室に連通させ、ハウジングに、斜板室とフロント側吸入室及びリア側吸入室とを連通するフロント側中継ガス通路及びリア側中継ガス通路をさらに形成した斜板式圧縮機において特に有用である。
ここで、ハウジングを、シリンダボアが形成されたシリンダブロックと、それぞれのシリンダボアに対応する吸入孔および吐出孔が形成されたバルブプレートと、シリンダブロックにバルブプレートを介して固定され、吸入孔に連通可能な吸入室および吐出孔に連通可能な吐出室を画設するシリンダヘッドとを有して構成する場合には、バルブプレートや、シリンダブロックとバルブプレートとの間に介在される吸入バルブを設けた弁シート、シリンダヘッド、シリンダブロックは、第1乃至第4のガス通路を形成する部品の一部を構成するものであってもよい。また、第1乃至第4のガス通路を形成する部品の少なくとも1つは、フロント側とリア側とで共通にするとよい。
図1は、本発明にかかる斜板式圧縮機を示す断面図であり、図2(a)のX−X線で切断した断面を示す。
図2は、図1に係る斜板式圧縮機のシリンダブロックを示す図であり、図2(a)はシリンダヘッドがわから見た図を、図2(b)は他のシリンダブロック側から見た図を示す。
図3(a)は図2(b)のY−Y線で切断した断面を示す図であり、図3(b)は図2(b)のZ−Z線で切断した断面を示す図であり、図3(c)は図3(a)及び図3(b)のA−A線から見たフロント側シリンダヘッドの図であり、図3(d)は図3(a)及び図3(b)のB−B線から見たリア側シリンダヘッドの図である。
図4は、フロント側シリンダブロックとフロント側シリンダヘッドとの間に介在されるバルブプレート、吸入バルブ、吐出バルブ、ガスケットの配置構成を示す図である。
図5は、バルブプレートを示す正面図である。
図6は、吸入バルブ及びこれが設けられる弁シートを示す図である。
図7は、吐出バルブ及びこれが設けられる弁シートを示す図である。
図8は、ガスケットを示す図である。
図9は、吸入ポートと吐出ポートをフロント側シリンダブロックの一方の側面に設けた場合の構成例を示す図であり、図9(a)は圧縮機の外観を示す側面図、図9(b)は圧縮機の吸入経路を示し、図2(b)のY−Y線で切断した断面に相当する図、図9(c)は圧縮機の吐出経路を示し、図2(b)のZ−Z線で切断した断面に相当する図である。
図10は、吸入ポートと吐出ポートをフロント側シリンダブロックの他方の側面に設けた場合の例を示す図であり、図10(a)は圧縮機の外観を示す側面図、図10(b)は圧縮機の吸入経路を示し、図2(b)のY−Y線で切断した断面に相当する図、図10(c)は圧縮機の吐出経路を示し、図2(b)のZ−Z線で切断した断面に相当する図である。
図11は、吸入ポートと吐出ポートをリア側シリンダブロックの一方の側面に設けた場合の例を示す図であり、図11(a)は圧縮機の外観を示す側面図、図11(b)は圧縮機の吸入経路を示し、図2(b)のY−Y線で切断した断面に相当する図、図11(c)は圧縮機の吐出経路を示し、図2(b)のZ−Z線で切断した断面に相当する図である。
図12は、吸入ポートと吐出ポートをリア側シリンダブロックの他方の側面に設けた場合の例を示す図であり、図12(a)は圧縮機の外観を示す側面図、図12(b)は圧縮機の吸入経路を示し、図2(b)のY−Y線で切断した断面に相当する図、図12(c)は圧縮機の吐出経路を示し、図2(b)のZ−Z線で切断した断面に相当する図である。
図13は、吸入ポートと吐出ポートをリア側シリンダヘッドの一方の側に偏って設けた場合の例を示す図であり、図13(a)は圧縮機の外観を示す側面図、図13(b)は圧縮機の吸入経路を示し、図2(b)のY−Y線で切断した断面に相当する図、図13(c)は圧縮機の吐出経路を示し、図2(b)のZ−Z線で切断した断面に相当する図である。
図14は、図13に係る圧縮機において、リア側から軸方向に見た図である。
図15は、吸入ポートと吐出ポートをリア側シリンダヘッドの他方の側に偏って設けた場合の例を示す図であり、図15(a)は圧縮機の外観を示す側面図、図15(b)は圧縮機の吸入経路を示し、図2(b)のY−Y線で切断した断面に相当する図、図15(c)は圧縮機の吐出経路を示し、図2(b)のZ−Z線で切断した断面に相当する図である。
図16は、図15に係る圧縮機において、リア側から軸方向に見た図である。
以下、この発明の実施の態様を図面に基づいて説明する。図1乃至図3において、斜板式圧縮機1は、冷媒を作動流体とする冷凍サイクルに用いられるもので、この圧縮機1は、フロント側シリンダブロック2と、このフロント側シリンダブロック2に図示しないガスケット或いはOリングを介して、又はシール部材を介在させずに組み付けられたリア側シリンダブロック4と、フロント側シリンダブロック2のフロント側(図中、左側)にバルブプレート5を介して組み付けられたフロント側シリンダヘッド6と、リア側シリンダブロック4のリア側(図中、右側)にバルブプレート7を介して組み付けられたリア側シリンダヘッド8とを有して構成されているもので、これらフロント側シリンダヘッド6、バルブプレート5、フロント側シリンダブロック2、リア側シリンダブロック4、バルブプレート7、及び、リア側シリンダヘッド8は、図示しない締結ボルトにより軸方向に締結されて圧縮機全体のハウジングを構成している。
シリンダブロック2,4とバルブプレート5,7との間には、図4にも示されるように、バルブプレート5,7に対峙して吸入バルブ3が配設され、この吸入バルブ3とシリンダブロック2,4とに対峙してガスケット9が配設されている。また、シリンダヘッド6,8とバルブプレート5,7との間には、バルブプレート5,7に対峙して吐出バルブ10が配設され、この吐出バルブ10とシリンダヘッド6,8とに対峙してガスケット11が配設されている。
フロント側シリンダブロック2とリア側シリンダブロック4の内部には、それぞれのシリンダブロック2,4を組み付けることによって画設される斜板室12が形成され、この斜板室12には、フロント側シリンダブロック2及びリア側シリンダブロック4に挿入されると共に、一端がフロント側のシリンダヘッド6から突出して図示しない電磁クラッチのアマチュアに固定される駆動軸13が配設されている。
また、それぞれのシリンダブロック2,4には、前記駆動軸13を回転自在に支持するシャフト支持孔14と、このシャフト支持孔14に対して平行に、且つ、駆動軸13を中心とする円周上に等間隔に配された複数の(例えば、5つの)シリンダボア15と、周縁部近傍において斜板室12と連通し、駆動軸13に沿って軸方向に延びる2つの吸入用通路16a,16b(実際には一方の吸入用通路が用いられる)と、シャフト支持孔14の近傍において円周上に等間隔に配され、斜板室12と連通して駆動軸13に沿って軸方向に延びる複数の中継用通路17a,17bと、斜板室12から隔絶して形成され、駆動軸13に沿って延設された2つの吐出用通路18a,18bとが形成されている。
吸入用通路16a,16bは、本構成例のように、5つのシリンダボアが等間隔に配されている場合であれば、あるシリンダボアを起点として円周方向の2番目と3番目のシリンダボアの間と4番目と5番目のシリンダボアの間に形成され、吐出用通路18a,18bは、1番目と2番目のシリンダボアの間と5番目と1番目のシリンダボアの間に形成されている。したがって、この例においては、吸入用通路16a,16bと吐出用通路18a,18bとが駆動軸を含む同一の平面(図2において駆動軸を含む上下方向の面)に対して略対称に形成されている。そして、それぞれのシリンダボア15内には、両頭ピストン20が摺動可能に挿入されている。尚、図中において21は、隣り合うシリンダボア15間に形成されて締結ボルトを挿着するためのボルト挿着孔である。
前記駆動軸13には、斜板室12内において、該駆動軸13と一体に回転する斜板22が固装されている。この斜板22は、フロント側シリンダブロック2及びリア側シリンダブロック4に対してスラスト軸受23を介して回転自在に支持されており、周縁部分を前後に挟み込むように設けられた半球体状の一対のシュー24を介して両頭ピストン20の中央部に形成したシューポケット25に係留されている。したがって、駆動軸13が回転して斜板22が回転すると、その回転運動がシュー24を介して両頭ピストン20の往復直線運動に変換され、この両頭ピストン20の往復動により、シリンダボア15内においてピストン20とバルブプレート5,7との間に形成された圧縮室26a,26bの容積が変更されるようになっている。
それぞれのバルブプレート5,7は、同一形状に形成されており、図5にも示されるように、各バルブプレート5,7には、各シリンダボア15に対応して吸入孔27と吐出孔28とが形成されると共に、吸入用通路16a,16bに対応して通孔31a,31bが、吐出用通路18a,18bに対応して通孔32a,32bが、中継用通路17a,17bに対応して通孔33が、ボルト挿着孔21に対応して通孔34が、シャフト支持孔14に対応して通孔35がそれぞれ形成されている。
また、ハウジングの斜板室12の前後、即ち、フロント側とリア側のそれぞれのシリンダヘッド6,8には、圧縮室26a,26bに供給する作動流体を収容するフロント側吸入室29a及びリア側圧縮室29bと、前記ピストンにより圧縮された圧縮室26a,26bから吐出される作動流体を収容するフロント側吐出室30aとリア側吐出室30bとが画設されている。さらに、それぞれのシリンダヘッド6,8には、それぞれの吸入用通路16a,16bに対応して設けられ、吐出室30a,30bに対して非連通に画設された予備室39a,39b,40a,40bと、それぞれの吐出用通路18a,18bに対応して設けられ、吐出室30a,30bとの連通を見込んで形成された中継室48a,48b,49a,49bが設けられている。
吸入室29a,29bは、バルブプレート5,7の吸入孔27を介して圧縮室26a,26bと連通可能になっており、吐出室30a,30bは、吸入室29a,29bの周囲に連続的に形成され、バルブプレート5,7の吐出孔28を介して圧縮室26a,26bと連通可能になっている。また、それぞれの予備室39a,39b,40a,40bは、バルブプレート5,7の通孔31a,31bや後述する吸入バルブ3が形成された弁シート及びガスケットの通孔を介して吸入用通路16a,16bと連通し、それぞれの中継室48a,48b,49a,49bは、バルブプレート5,7の通孔32a,32bや後述する吸入バルブ3が形成された弁シート及びガスケットの通孔を介して吐出用通路18a,18bと連通している。
そして、吸入孔27は、バルブプレート5,7のシリンダブロック側端面に設けられた吸入バルブ3によって開閉され、また、吐出孔28は、バルブプレート5,7のシリンダヘッド側端面に設けられた吐出バルブ10によって開閉されるようになっている。
ここで、吸入バルブ3は、フロント側とリア側とで同一形状に形成され、図6に示されるように、円形状の弁シート37に切り込みを入れて舌片状に形成し、これらを一体に形成しているもので、この弁シート37には、該弁シート37をバルブプレート5,7に重ねた際に、吐出孔28と対向する位置に通孔38が、通孔31a,31bと対向する位置に通孔41a,41bが、通孔32a,32bと対向する位置に通孔42a,42bが、通孔33と対向する位置に通孔43が、通孔34と対向する位置に通孔44が、通孔35と対向する位置に通孔45がそれぞれ形成されている。
また、吐出バルブ10は、フロント側とリア側とで同一形状に形成され、図7に示されるように、弁シート46の周縁を径方向に突出させて舌片状に形成されている。この弁シート46には、該弁シート46をバルブプレート5,7に重ねた際に、吸入孔27と対向する位置に通孔47が、通孔33と対応する位置に通孔53が、通孔35と対向する位置に通孔55がそれぞれ形成されている。
したがって、ピストン20の往復動に伴い圧縮室26a,26bの容積が増大する吸入行程時においては、吸入室29a,29bから吸入孔27及び吸入バルブ3を介して圧縮室26a,26bに作動流体が吸入され、圧縮室26a,26bの容積が減少する圧縮行程時においては、圧縮室26a,26bで圧縮された作動流体が、吐出孔28及び吐出バルブ10を介して吐出室30a,30bに吐出するようになっている。
尚、シリンダブロック2,4とバルブプレート5,7との間、及び、シリンダヘッド6,8とバルブプレート5,7との間に介在されるガスケット9,11は、フロント側とリア側とで同じものが用いられ、図8に示されるように、周縁全体に亘ってシリンダブロック2,4やシリンダヘッド6,8とバルブプレート5,7との間をシールするシール部50が形成され、吸入バルブ3又は吐出バルブ10と対向する位置にこれらバルブとの干渉を避ける通孔51が、通孔31a,31b又は通孔41a,41bと対向する位置に通孔61a,61bが、通孔32a,32b又は通孔42a,42bと対向する位置に通孔62a,62bが、通孔43又は53と対向する位置に通孔63が、通孔34又は44と対向する位置に通孔64が、通孔45,55と対向する位置に通孔65がそれぞれ形成されている。
したがって、ハウジングには、シリンダブロック2,4に形成された吸入用通路16a,16b、ガスケット9,11に形成された通孔61a,61b、バルブプレート5,7に形成された通孔31a,31b、及び、弁シート37に形成された通孔41a,41bとを介して、フロント側シリンダヘッド6の予備室39a,39bとリア側シリンダヘッド8の予備室40a,40bとに連通すると共に、斜板室12に連通する2つのガス通路が形成され、これら2つの通路により、駆動軸13の軸方向に沿って延設された第1のガス通路(I)と第3のガス通路(III)が構成されている。
そして、それぞれのシリンダブロックに形成された中継用通路17a,17bと、ガスケット9,11に形成された通孔63と、弁シート37,46に形成された通孔43,53と、バルブプレート5,7に形成された通孔33とにより、斜板室12と各シリンダヘッド6,8に形成された吸入室29a,29bとを連通するフロント側中継ガス通路αとリア側中継ガス通路βとが構成されている。
また、ハウジングには、シリンダブロックに形成された吐出用通路18a,18bと、ガスケット9,11に形成された通孔62a,62b、弁シート37に形成された通孔42a,42b、及びバルブプレート5,7に形成された通孔32a,32bとを適宜連通可能とする2つのガス通路が形成され、これら2つのガス通路により、駆動軸13の軸方向に沿って延設された第2のガス通路(II)と第4のガス通路(IV)が構成されている。
ここで、第1のガス通路(I)と第3のガス通路(III)は、駆動軸13を含む平面に対して、略対称に形成され、また、第2のガス通路と第4のガス通路も、前記平面に対して略対称に形成されている。また、第2のガス通路(II)と第4のガス通路(IV)は、図3に示されるように、それぞれの中間部において案内路69を介して連通されている。
以上の構成に対して、ハウジングには、配管に接続される吸入ポート及び吐出ポートを配した外殻部品が設けられ、第2のガス通路(II)と第4のガス通路(IV)との一方をフロント側吐出室30a及びリア側吐出室30bに連通させ、吸入ポートを第1のガス通路(I)と第3のガス通路(III)のいずれかに連通させると共に吐出ポートを第2のガス通路(II)と第4のガス通路(IV)の他方に連通させるようにしている。
即ち、ハウジングに設けられる外殻部品の形成箇所に応じて、上述した基本構成に対し、吐出室と連通させるガス通路、吸入ポートと連通させるガス通路、吐出ポートと連通させるガス通路を異ならせているもので、具体的には、図9乃至16図に示されるポート位置を許容できるようになっている。
以下、それぞれの態様を具体的に説明すると、圧縮機の設置箇所や配管のレイアウトなどに起因して外殻部品70を、フロント側シリンタブロック2の一方の側面に設けなければならない場合、或いは、そのような箇所に設けた方が好ましい場合には、図9に示されるように、吸入ポート71をフロント側シリンダブロック2を介して第1のガス通路(I)に連通し、第4のガス通路(IV)をフロント側の中継室48bとリア側の中継室49bとに連通させる。また、第2のガス通路(II)をリア側の中継室49aに対して連通させると共にフロント側の中継室48aに対して非連通にするかオリフィス孔を介して連通させ、吐出ポート72をフロント側シリンダブロック2を介して第2のガス通路(II)に連通させるようにする。この際、シリンダヘッド6,8の中継室48b,49bは吐出室30a,30bと連通し、中継室48a,49aは吐出室30a,30bと非連通にする。
すると、フロント側シリンダブロック2に設けられた吸入ポート71から導入された作動流体は、第1のガス通路(I)、斜板室12、中継ガス通路α,βを介してフロント側とリア側の吸入室29a,29bに導かれ、圧縮室26a,26bで圧縮された後に、フロント側吐出室30aとリア側吐出室30bへ吐出され、これら吐出室30a,30bから第4のガス通路(IV)に入り、この第4のガス通路(IV)の中程で合流して案内路69に導かれ、この案内路69から第2のガス通路(II)を通ってフロント側シリンダブロック2に設けられた吐出ポート72から送出されることとなる。
これに対して、外殻部品70を、フロント側シリンダブロック2の他方の側面に設けなければならない場合、或いは、そのような箇所に設けた方が好ましい場合には、図10に示されるように、吸入ポート71をフロント側シリンダブロック2を介して第3のガス通路(III)に連通し、第2のガス通路(II)をフロント側の中継室48aとリア側の中継室49aとに連通させる。また、第4のガス通路(IV)をリア側の中継室49bに対して連通させると共にフロント側の中継室48bに対して非連通にするかオリフィス孔を介して連通させ、吐出ポート72をフロント側シリンダブロック2を介して第4のガス通路(IV)に連通させるようにする。この際、シリンダヘッド6,8の中継室48a,49aは吐出室30a,30bと連通し、中継室48b,49bは吐出室30a,30bと非連通にする。
すると、フロント側シリンダブロック2の吸入ポート71から導入された作動流体は、第3のガス通路(III)、斜板室12、中継ガス通路α,βを介して、フロント側とリア側の吸入室29a,29bに導かれ、圧縮室26a,26bで圧縮された後に、フロント側吐出室30aとリア側吐出室30bから第2のガス通路(II)に入り、この第2のガス通路(II)の中程で合流して案内路69に導かれ、この案内路69から第4のガス通路(IV)を通ってフロント側シリンダブロック2の吐出ポート72から送出されることとなる。
次に、外殻部品70を、リア側シリンダブロック4の一方の側面に設けなければならない場合、或いは、そのような箇所に設けた方が好ましい場合には、図11に示されるように、吸入ポート71をリア側シリンダブロック4を介して第1のガス通路(I)に連通し、第4のガス通路(IV)をフロント側の中継室48bとリア側の中継室49bとに連通させる。また、第2のガス通路(II)をリア側の中継室49aに対して連通させると共にフロント側の中継室48aに対して非連通にするかオリフィス孔を介して連通させ、吐出ポート72をリア側シリンダブロック4を介して第2のガス通路(II)に連通させる。この際、シリンダヘッド6,8の中継室48b,49bは吐出室30a,30bと連通し、中継室48a,49aは吐出室30a,30bと非連通にする。
すると、リア側シリンダブロック4に設けられた吸入ポート71から導入された作動流体は、第1のガス通路(I)、斜板室12、中継ガス通路α,βを介してフロント側とリア側の吸入室29a,29bに導かれ、圧縮室26a,26bで圧縮された後に、フロント側吐出室30aとリア側吐出室30bへ吐出され、これら吐出室30a,30bから第4のガス通路(IV)に入り、この第4のガス通路(IV)の中程で合流して案内路69に導かれ、この案内路69から第2のガス通路(II)を通ってリア側シリンダブロック4に設けられた吐出ポート72から送出されることとなる。
これに対して、外殻部品70を、リア側シリンダブロック4の他方の側面に設けなければならない場合、或いは、そのような箇所に設けた方が好ましい場合には、図12に示されるように、吸入ポート71をリア側シリンダブロック4を介して第3のガス通路(III)に連通し、第2のガス通路(II)をフロント側の中継室48aとリア側の中継室49aとに連通させる。また、第4のガス通路(IV)をリア側の中継室49bに対して連通させると共にフロント側の中継室48bに対して非連通にするかオリフィス孔を介して連通させ、吐出ポート72をリア側シリンダブロック4を介して第4のガス通路(IV)に連通させる。この際、シリンダヘッド6,8の中継室48a,49aは吐出室30a,30bと連通し、中継室48b,49bは吐出室30a,30bと非連通にする。
すると、リア側シリンダブロック4の吸入ポート71から導入された作動流体は、第3のガス通路(III)、斜板室12、中継ガス通路α,βを介して、フロント側とリア側の吸入室29a,29bに導入され、圧縮室26a,26bで圧縮された後に、フロント側吐出室30aとリア側吐出室30bから第2のガス通路(II)に入り、この第2のガス通路(II)の中程で合流して案内路69に導かれ、この案内路69から第4のガス通路(IV)を通ってリア側シリンダブロック2の吐出ポート72から送出されることとなる。
また、外殻部品70を、リア側シリンダヘッド8の一方の側に偏って設けなければならない場合、或いは、そのような箇所に設けた方が好ましい場合には、図13、図14に示されるように、吸入ポート71をリア側シリンダヘッド8を介して第1のガス通路(I)に連通し、第4のガス通路(IV)をフロント側の中継室48bとリア側の中継室49bとに連通させる。また、第2のガス通路(II)をフロント側の中継室48aに対して非連通にするか、オリフィス孔を介して連通させ、吐出ポート72をリア側シリンダヘッドを介して第2のガス通路に連通させる。この際、シリンダヘッド6,8の中継室48b,49bは吐出室30a,30bと連通し、中継室48a,49aは吐出室30a,30bと非連通にする。
すると、リア側シリンダヘッド8に設けられた吸入ポート71から導入された作動流体は、第1のガス通路(I)、斜板室12、中継ガス通路α,βを介してフロント側とリア側の吸入室29a,29bに導かれ、圧縮室26a,26bで圧縮された後に、フロント側吐出室30aとリア側吐出室30bへ吐出され、これら吐出室30a,30bから第4のガス通路(IV)に入り、この第4のガス通路(IV)の中程で合流して案内路69に導かれ、この案内路69から第2のガス通路(II)を通ってリア側シリンダヘッド8に設けられた吐出ポート72から送出されることとなる。
これに対して、外殻部品70を、リア側シリンダヘッドの他方に偏って設けなければならない場合、或いは、そのような箇所に設けた方が好ましい場合には、図15、図16に示されるように、吸入ポート71をリア側シリンダヘッド8を介して第3のガス通路(III)に連通し、第2のガス通路(II)をフロント側の中継室48aとリア側の中継室49aとに連通させる。また、第4のガス通路(IV)をフロント側の中継室48bに対して非連通にするか、オリフィス孔を介して連通させ、吐出ポート72をリア側シリンダヘッド8を介して第4のガス通路(IV)に連通させる。この際、シリンダヘッド6,8の中継室48a,49aは吐出室30a,30bと連通し、中継室48b,49bは吐出室30a,30bと非連通にする。
すると、リア側シリンダヘッド8に設けられた吸入ポート71から導入された作動流体は、第3のガス通路(III)、斜板室12、中継ガス通路α,βを介してフロント側とリア側の吸入室29a,29bに導かれ、圧縮室26a,26bで圧縮された後に、フロント側吐出室30aとリア側吐出室30bへ吐出され、これら吐出室30a,30bから第2のガス通路(II)に入り、この第2のガス通路(II)の中程で合流して案内路69に導かれ、この案内路69から第4のガス通路(IV)を通ってリア側シリンダヘッド8に設けられた吐出ポート72から送出されることとなる。
したがって、吸入ポート71や吐出ポート72を配した外殻部品70の設置箇所が変更されると、これらポートと連通するガス通路が変更されることになるが、シリンダブロック2,4、バルブプレート5,7、シリンダヘッド6,8、バルブシート37、ガスケット9,11には、外殻部品70の設置箇所の変更に対応し得る第1乃至第4のガス通路を構成するための通路や通孔が形成されているので、ガス通路群の設計を変更する必要がない。即ち、ハウジングに設けられた第1乃至第4のガス通路(I〜IV)は吸入ポート71や吐出ポート72の接続位置を異ならせるだけで共通に用いられるので、ガス通路を形成する部品(シリンダブロック2,4、バルブプレート5,7、弁シート37、ガスケット9,11)の共通化を図ることが可能となる。その結果、吸入ポート71や吐出ポート72の形成箇所の自由度を大きくすることが可能となり、また、シリンダヘッドの内部でガス通路を複雑に形成したり、ポート位置からハウジング内部のガス通路までの通路長が不要に長くなる不都合もなくなり、圧縮機の性能低下、加工工数の増加、鋳造の複雑化などを招く不都合も解消される。
以上述べたように、この発明によれば、ハウジングに、軸方向に延設された第1及び第2のガス通路と、駆動軸を含む平面に対して、第1のガス通路と略対称に形成された第3のガス通路、及び、第2のガス通路と略対称に形成されると共に第2のガス通路に連通する第4のガス通路と、配管に接続される吸入ポート及び吐出ポートを備えた外殻部品とを設け、第2のガス通路と第4のガス通路の一方をフロント側吐出室及びリア側吐出室に連通させ、吸入ポートを第1のガス通路と第3のガス通路のいずれかに連通させると共に吐出ポートを第2のガス通路と第4のガス通路の他方に連通させるようにしたので、吸入ポートや吐出ポートの形成位置を変更する場合でも、ハウジングに設けたガス通路群のレイアウトを変更せずに共通に用いることが可能となり、吸入ポートや吐出ポートの形成位置の自由度を大きくすることが可能となり、異なる機種に対応することが可能となる。

Claims (8)

  1. シリンダボアを有するハウジングと、前記ハウジングに回転自在に支承された駆動軸と、前記ハウジングに形成された斜板室に収容されて前記駆動軸と一体に回転する斜板と、前記斜板の回転に伴い前記シリンダボア内を往復摺動するピストンとを有する斜板式圧縮機において、
    前記ハウジングに、
    前記斜板室の軸方向前後に配されて前記シリンダボア内へ導く作動流体を収容するフロント側吸入室及びリア側吸入室と、
    前記斜板室の軸方向前後に配されて前記ピストンにより圧縮された作動流体を収容するフロント側吐出室及びリア側吐出室と、
    軸方向に延設された第1及び第2のガス通路と、
    前記駆動軸を含む平面に対して前記第1のガス通路と略対称に形成された第3のガス通路と、
    前記駆動軸を含む平面に対して前記第2のガス通路と略対称に形成されると共に前記第2のガス通路に連通する第4のガス通路と、
    配管に接続される吸入ポート及び吐出ポートを備えた外殻部品とを設け、
    前記第1のガス通路と前記第3のガス通路のいずれか一方を前記吸入ポートに連通して前記フロント側吸入室及び前記リア側吸入室への作動流体の供給用として用い、
    前記第2のガス通路と前記第4のガス通路の一方を前記フロント側吐出室及び前記リア側吐出室に連通させると共に他方を前記吐出ポートに連通させるようにしたことを特徴とする斜板式圧縮機。
  2. 前記第1のガス通路と前記第3のガス通路は前記斜板室に連通しており、前記ハウジングには、前記斜板室と前記フロント側吸入室及び前記リア側吸入室とを連通するフロント側中継ガス通路及びリア側中継ガス通路がさらに形成されていることを特徴とする請求項1記載の斜板式圧縮機。
  3. 前記ハウジングは、シリンダボアが形成されたシリンダブロックと、それぞれの前記シリンダボアに対応する吸入孔および吐出孔が形成されたバルブプレートと、前記シリンダブロックに前記バルブプレートを介して固定され、前記吸入孔に連通可能な吸入室および前記吐出孔に連通可能な吐出室を画設するシリンダヘッドとを有して構成され、前記バルブプレートは、前記第1乃至第4のガス通路を形成する部品の一部を構成するものであることを特徴とする請求項1記載の斜板式圧縮機。
  4. 前記シリンダブロックと前記バルブプレートとの間には、吸入バルブを設けた弁シートが介在され、前記弁シートは、前記第1乃至第4のガス通路を形成する部品の一部を構成するものであることを特徴とする請求項3記載の斜板式圧縮機。
  5. 前記シリンダヘッドは、第1乃至第4のガス通路を形成する部品の一部を構成するものであることを特徴とする請求項3記載の斜板式圧縮機。
  6. 前記シリンダブロックは、第1乃至第4のガス通路を形成する部品の一部を構成するものであることを特徴とする請求項3記載の斜板式圧縮機。
  7. 前記第1乃至第4のガス通路を形成する部品の少なくとも1つは、フロント側とリア側とで共通であることを特徴とする請求項1記載の斜板式圧縮機。
  8. 前記吸入ポートと連通可能な前記第1のガス通路と前記第3のガス通路、及び、前記吐出ポートと連通可能な前記第2のガス通路と第4のガス通路は、前記吸入ポート及び前記吐出ポートの位置に応じてそれぞれ選択可能であることを特徴とする請求項1記載の斜板式圧縮機。
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