JP3266504B2 - 斜板式圧縮機 - Google Patents
斜板式圧縮機Info
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- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 21
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 21
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 26
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 6
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/12—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders having plural sets of cylinders or pistons
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/0027—Pulsation and noise damping means
- F04B39/0055—Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
Landscapes
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は斜板式圧縮機に関
し、特に吐出ガスの脈動低減構造を備えた斜板式圧縮機
に関する。
し、特に吐出ガスの脈動低減構造を備えた斜板式圧縮機
に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１０は従来の斜板式圧縮機の断面図、
図１１は図１０のＧ−Ｇ矢視図である。
図１１は図１０のＧ−Ｇ矢視図である。
【０００３】従来の斜板式圧縮機１００は、フロント側
圧縮室（図示せず）から吐出される吐出ガスが導入され
るフロント側吐出室１２４ａと、リヤ側圧縮室（図示せ
ず）から吐出される吐出ガスが導入されるリヤ側吐出室
１２４ｂと、フロント側吐出室１２４ａとリヤ側吐出室
１２４ｂとを連通させる３つの吐出通路１３１〜１３３
と、フロント側吐出室１２４ａ及びリヤ側吐出室１２４
ｂの吐出ガスをリヤヘッド１０６の外部に送り出す吐出
口１４０とを備えている。吐出口１４０は、シリンダブ
ロック１０１のリヤ側にバルブプレート１０５を介して
固定されるヘッド１０６に、設けられている。図１０中
の白抜きの矢印は冷媒の流れを示す。
圧縮室（図示せず）から吐出される吐出ガスが導入され
るフロント側吐出室１２４ａと、リヤ側圧縮室（図示せ
ず）から吐出される吐出ガスが導入されるリヤ側吐出室
１２４ｂと、フロント側吐出室１２４ａとリヤ側吐出室
１２４ｂとを連通させる３つの吐出通路１３１〜１３３
と、フロント側吐出室１２４ａ及びリヤ側吐出室１２４
ｂの吐出ガスをリヤヘッド１０６の外部に送り出す吐出
口１４０とを備えている。吐出口１４０は、シリンダブ
ロック１０１のリヤ側にバルブプレート１０５を介して
固定されるヘッド１０６に、設けられている。図１０中
の白抜きの矢印は冷媒の流れを示す。
【０００４】シリンダブロック１０１は、駆動軸１８０
が挿着される孔１５０と、この孔１５０を中心とする放
射状位置に孔１５０と平行に設けられた５つのシリンダ
ボア１１１と、シリンダボア１１１と平行に設けられた
３つの吐出通路１３１〜１３３と、低圧の冷媒が流通す
る吸入通路１３４とを備える。
が挿着される孔１５０と、この孔１５０を中心とする放
射状位置に孔１５０と平行に設けられた５つのシリンダ
ボア１１１と、シリンダボア１１１と平行に設けられた
３つの吐出通路１３１〜１３３と、低圧の冷媒が流通す
る吸入通路１３４とを備える。
【０００５】吐出通路１３１〜１３３は、フロント側吐
出室１２４ａとリヤ側吐出室１２４ｂとを連通させる通
路である。
出室１２４ａとリヤ側吐出室１２４ｂとを連通させる通
路である。
【０００６】図１２は図１１のＨ−Ｈ矢視図である。
【０００７】吐出通路１３１〜１３３のうち、吐出通路
１３２が、バルブプレート１０５に設けられたポート１
０５ａを介して吐出口１４０と連通している。図１２中
の白抜きの矢印は冷媒の流れを示す。
１３２が、バルブプレート１０５に設けられたポート１
０５ａを介して吐出口１４０と連通している。図１２中
の白抜きの矢印は冷媒の流れを示す。
【０００８】リヤヘッド１０６の吸入口１６０（図１０
参照）から吸入された低圧の冷媒は、吸入通路１３３を
経てシリンダボア１１１内の圧縮室に送り込まれ、ここ
で図示しないピストンによって圧縮され、フロント側及
びリヤ側の各吐出室１２４ａ，１２４ｂへ吐出される。
その後、各吐出室１２４ａ，１２４ｂ内の高圧の冷媒
（吐出ガス）が、バルブプレート１０３，１０５に設け
られたポート１０３ｂ、１０５ｂを通じて、吐出通路１
３２に流入する。ポート１０５ｂから流入した冷媒は、
ポート１０３ｂからの冷媒と合流し、合流した冷媒はポ
ート１０５ａを通じて吐出口１４０へ流入し、吐出口１
４０から外部回路へ送り出される。
参照）から吸入された低圧の冷媒は、吸入通路１３３を
経てシリンダボア１１１内の圧縮室に送り込まれ、ここ
で図示しないピストンによって圧縮され、フロント側及
びリヤ側の各吐出室１２４ａ，１２４ｂへ吐出される。
その後、各吐出室１２４ａ，１２４ｂ内の高圧の冷媒
（吐出ガス）が、バルブプレート１０３，１０５に設け
られたポート１０３ｂ、１０５ｂを通じて、吐出通路１
３２に流入する。ポート１０５ｂから流入した冷媒は、
ポート１０３ｂからの冷媒と合流し、合流した冷媒はポ
ート１０５ａを通じて吐出口１４０へ流入し、吐出口１
４０から外部回路へ送り出される。
【０００９】ところで、前述の構造の斜板式圧縮機で
は、気筒数に応じた脈動が生じ、それに伴い振動や騒音
が発生する。
は、気筒数に応じた脈動が生じ、それに伴い振動や騒音
が発生する。
【００１０】そのため、前述のように従来の斜板式圧縮
機では、吐出ガスの吐出通路１３１〜１３３にバルブプ
レート１０３，１０５を利用して絞り（ポート１０３
ａ，１０３ｂ，１０５ａ，１０５ｂ，１０５ｃ等）を設
けたり、吐出通路１３１〜１３３の中間部の断面積を小
さくしたり、外部回路との配管にマフラ（図示せず）を
設けたりして、脈動を減らすための構造が採用されてい
る。
機では、吐出ガスの吐出通路１３１〜１３３にバルブプ
レート１０３，１０５を利用して絞り（ポート１０３
ａ，１０３ｂ，１０５ａ，１０５ｂ，１０５ｃ等）を設
けたり、吐出通路１３１〜１３３の中間部の断面積を小
さくしたり、外部回路との配管にマフラ（図示せず）を
設けたりして、脈動を減らすための構造が採用されてい
る。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フロント側及
びリヤ側の各吐出室１２４ａ，１２４ｂの圧力はほぼ等
しいので、吐出通路１３１〜１３３のうち、吐出通路１
３２以外の吐出通路（ポート１０５ａを介して吐出口１
４０と連通する吐出通路１３２以外の吐出通路）１３
１，１３３は、冷媒が流通しない吹き溜まりとなってし
まう。そのため、吐出通路１３１，１３３はマフラとし
ての機能を発揮することができず、全体として脈動を十
分に減らすことができないという問題があった。
びリヤ側の各吐出室１２４ａ，１２４ｂの圧力はほぼ等
しいので、吐出通路１３１〜１３３のうち、吐出通路１
３２以外の吐出通路（ポート１０５ａを介して吐出口１
４０と連通する吐出通路１３２以外の吐出通路）１３
１，１３３は、冷媒が流通しない吹き溜まりとなってし
まう。そのため、吐出通路１３１，１３３はマフラとし
ての機能を発揮することができず、全体として脈動を十
分に減らすことができないという問題があった。
【００１２】また、各吐出室１２４ａ，１２４ｂから吐
出口１４０までの吐出ガスの流れる通路の長さの違い等
によってフロント側とリヤ側で通路抵抗が一致しないた
め、機械効率が悪いという問題があった。
出口１４０までの吐出ガスの流れる通路の長さの違い等
によってフロント側とリヤ側で通路抵抗が一致しないた
め、機械効率が悪いという問題があった。
【００１３】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は脈動を十分に減らすことができる
とともに、機械効率の良い斜板式圧縮機を提供すること
である。
たもので、その課題は脈動を十分に減らすことができる
とともに、機械効率の良い斜板式圧縮機を提供すること
である。
【００１４】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め請求項１記載の発明の斜板式圧縮機は、フロント側圧
縮室から吐出される吐出ガスが導入されるフロント側吐
出室と、リヤ側圧縮室から吐出される吐出ガスが導入さ
れるリヤ側吐出室と、シリンダブロックの複数のシリン
ダボアと平行に設けられ、前記フロント側吐出室と前記
リヤ側吐出室とを連通させる少なくとも２つの吐出通路
と、前記シリンダブロックのフロント側又はリヤ側に固
定されるヘッドに設けられ、前記フロント側吐出室及び
前記リヤ側吐出室の吐出ガスを前記ヘッドの外部に送り
出す吐出口とを備え、前記少なくとも２つの吐出通路の
内の１つの吐出通路が、前記吐出口と連通している斜板
式圧縮機において、前記吐出口と連通している吐出通路
以外の吐出通路の途中と前記１つの吐出通路とを連通さ
せる案内路が、前記シリンダブロックに設けられている
ことを特徴とする。
め請求項１記載の発明の斜板式圧縮機は、フロント側圧
縮室から吐出される吐出ガスが導入されるフロント側吐
出室と、リヤ側圧縮室から吐出される吐出ガスが導入さ
れるリヤ側吐出室と、シリンダブロックの複数のシリン
ダボアと平行に設けられ、前記フロント側吐出室と前記
リヤ側吐出室とを連通させる少なくとも２つの吐出通路
と、前記シリンダブロックのフロント側又はリヤ側に固
定されるヘッドに設けられ、前記フロント側吐出室及び
前記リヤ側吐出室の吐出ガスを前記ヘッドの外部に送り
出す吐出口とを備え、前記少なくとも２つの吐出通路の
内の１つの吐出通路が、前記吐出口と連通している斜板
式圧縮機において、前記吐出口と連通している吐出通路
以外の吐出通路の途中と前記１つの吐出通路とを連通さ
せる案内路が、前記シリンダブロックに設けられている
ことを特徴とする。
【００１５】前記吐出口と連通している吐出通路以外の
吐出通路の途中と前記１つの吐出通路の途中とを連通さ
せる案内路をシリンダブロックに設けたので、案内路を
介して吐出口と連通している吐出通路以外の吐出通路か
ら１つの吐出通路への冷媒の流れが発生し、吐出口と連
通している吐出通路以外の吐出通路が冷媒の吹き溜まり
にならない。その結果、吐出口と連通している吐出通路
以外の吐出通路がマフラ空間として有効に機能する。
吐出通路の途中と前記１つの吐出通路の途中とを連通さ
せる案内路をシリンダブロックに設けたので、案内路を
介して吐出口と連通している吐出通路以外の吐出通路か
ら１つの吐出通路への冷媒の流れが発生し、吐出口と連
通している吐出通路以外の吐出通路が冷媒の吹き溜まり
にならない。その結果、吐出口と連通している吐出通路
以外の吐出通路がマフラ空間として有効に機能する。
【００１６】請求項２記載の発明の斜板式圧縮機は、請
求項１記載の発明の斜板式圧縮機において、前記吐出口
と連通している吐出通路以外の吐出通路の途中が前記吐
出口と連通している吐出通路以外の吐出通路の中間部で
あることを特徴とする。
求項１記載の発明の斜板式圧縮機において、前記吐出口
と連通している吐出通路以外の吐出通路の途中が前記吐
出口と連通している吐出通路以外の吐出通路の中間部で
あることを特徴とする。
【００１７】前記吐出口と連通している吐出通路以外の
吐出通路の中間部と前記１つの吐出通路とを案内路を介
して連通させたので、フロント側からの冷媒とリヤ側か
らの冷媒との圧力損失がほぼ等しくなる。
吐出通路の中間部と前記１つの吐出通路とを案内路を介
して連通させたので、フロント側からの冷媒とリヤ側か
らの冷媒との圧力損失がほぼ等しくなる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【００１９】図４はこの発明の一実施形態に係る斜板式
圧縮機の側面図である。
圧縮機の側面図である。
【００２０】斜板式圧縮機は、フロント側のシリンダブ
ロック１と、リヤ側のシリンダブロック２と、フロント
ヘッド４と、リヤヘッド６とからなる。
ロック１と、リヤ側のシリンダブロック２と、フロント
ヘッド４と、リヤヘッド６とからなる。
【００２１】図２は図４のＡ−Ａ矢視図、図３は図４の
Ｂ−Ｂ矢視図である。ただし、ピストン及び駆動軸の図
示は省略してある。
Ｂ−Ｂ矢視図である。ただし、ピストン及び駆動軸の図
示は省略してある。
【００２２】シリンダブロック１は、駆動軸７が挿着さ
れる孔５０と、この孔５０を中心とする放射状位置に孔
５０と平行に設けられた５つのシリンダボア１１と、こ
のシリンダボア１１と平行に設けられた３つの吐出通路
３１〜３３と、低圧の冷媒が流通する吸入通路３４とを
備える。
れる孔５０と、この孔５０を中心とする放射状位置に孔
５０と平行に設けられた５つのシリンダボア１１と、こ
のシリンダボア１１と平行に設けられた３つの吐出通路
３１〜３３と、低圧の冷媒が流通する吸入通路３４とを
備える。
【００２３】図１は図２のＣ−Ｃ矢視図である。
【００２４】シリンダブロック１，２には、ポート３
ｆ，５ｆを介してフロント側及びリヤ側の吐出室２４
ａ，２４ｂに連通する吐出通路３２，３３と、ポート５
ａを介して吐出口４０に連通する吐出通路（１つの吐出
通路）３１と、吐出通路３１の中間部と吐出通路３２の
中間部とを連通させる案内路７０とが設けられている。
この案内路７０はシリンダブロック１，２の接合面に設
けられている。なお、図１中の白抜きの矢印は冷媒の流
れを示す。
ｆ，５ｆを介してフロント側及びリヤ側の吐出室２４
ａ，２４ｂに連通する吐出通路３２，３３と、ポート５
ａを介して吐出口４０に連通する吐出通路（１つの吐出
通路）３１と、吐出通路３１の中間部と吐出通路３２の
中間部とを連通させる案内路７０とが設けられている。
この案内路７０はシリンダブロック１，２の接合面に設
けられている。なお、図１中の白抜きの矢印は冷媒の流
れを示す。
【００２５】図５は図２のＸ−Ｘ矢視図、図６は図２の
Ｙ−Ｙ矢視図である。
Ｙ−Ｙ矢視図である。
【００２６】フロント側のシリンダブロック１とリヤ側
のシリンダブロック２とはＯリング３８を介して互いに
対向接合されている。接合されたシリンダブロック１，
２の一端にはバルブプレート３を介してフロントヘッド
４が固定され、他端にはバルブプレート５を介してリヤ
ヘッド６が固定されている。
のシリンダブロック２とはＯリング３８を介して互いに
対向接合されている。接合されたシリンダブロック１，
２の一端にはバルブプレート３を介してフロントヘッド
４が固定され、他端にはバルブプレート５を介してリヤ
ヘッド６が固定されている。
【００２７】シリンダブロック１，２の中心部には駆動
軸７が配設され、この駆動軸７には斜板８が固定され、
斜板８はスラスト軸受９，１０により回転可能に支持さ
れている。斜板８はシリンダブロック１，２の接合部に
形成された斜板室３７に収容されている。
軸７が配設され、この駆動軸７には斜板８が固定され、
斜板８はスラスト軸受９，１０により回転可能に支持さ
れている。斜板８はシリンダブロック１，２の接合部に
形成された斜板室３７に収容されている。
【００２８】各シリンダボア１１内にはピストン１２を
挟んで両側に圧縮室２１，２２が形成されている。ピス
トン１２はほぼ半球体状のシュー１９，２０を介して斜
板８に連結され、ピストン１２は斜板８の回転に連れて
シリンダボア１１内を往復動する。
挟んで両側に圧縮室２１，２２が形成されている。ピス
トン１２はほぼ半球体状のシュー１９，２０を介して斜
板８に連結され、ピストン１２は斜板８の回転に連れて
シリンダボア１１内を往復動する。
【００２９】図７は図６のＤ−Ｄ矢視図である。
【００３０】リヤヘッド６は正面視円形をしており、リ
ヤヘッド６には吸入口６０及び吐出口４０が設けられて
いる。また、リヤヘッド６には、隔壁８０によって吸入
室２３ｂと吐出室２４ｂとが区画されている。
ヤヘッド６には吸入口６０及び吐出口４０が設けられて
いる。また、リヤヘッド６には、隔壁８０によって吸入
室２３ｂと吐出室２４ｂとが区画されている。
【００３１】図８は図６のＥ−Ｅ矢視図である。
【００３２】バルブプレート５には、吸入口６０及び吐
出口４０に対向するポート５ｂ及びポート５ａが設けら
れているとともに、吸入室２３ｂと連通するポート５ｃ
が設けられている。
出口４０に対向するポート５ｂ及びポート５ａが設けら
れているとともに、吸入室２３ｂと連通するポート５ｃ
が設けられている。
【００３３】図９は図６のＦ−Ｆ矢視図である。
【００３４】シリンダブロック２には、シリンダボア１
１と、吐出通路３１〜３３と、ポート５ｂと対向する吸
入通路３４とが設けられている。
１と、吐出通路３１〜３３と、ポート５ｂと対向する吸
入通路３４とが設けられている。
【００３５】次に、この実施形態の斜板式圧縮機の作動
を図１，図５及び図６を参照して説明する。
を図１，図５及び図６を参照して説明する。
【００３６】圧縮機が運転され、駆動軸７が回転する
と、斜板８も一体に回転する。斜板８の回転によりピス
トン１２がシリンダボア１１内を往復運動する。
と、斜板８も一体に回転する。斜板８の回転によりピス
トン１２がシリンダボア１１内を往復運動する。
【００３７】このとき、外部回路（エバポレータ）から
の冷媒は、吸入口６０、ポート５ｂ、斜板室３７及びポ
ート３ｃ，５ｃを介して吸入室２３ａ，２３ｂ内に吸入
される。
の冷媒は、吸入口６０、ポート５ｂ、斜板室３７及びポ
ート３ｃ，５ｃを介して吸入室２３ａ，２３ｂ内に吸入
される。
【００３８】ピストン１２がバルブプレート３に最も近
付いた位置（図５の左側）にあるとき（ピストン１２が
圧縮室２１側で上死点に位置するとき）から、斜板８が
１／２回転すると、ピストン１２が図５に示す位置（図
１の右側）に移動し、圧縮室２１側では吸入工程が完了
し、圧縮室２２側では圧縮工程が完了する。
付いた位置（図５の左側）にあるとき（ピストン１２が
圧縮室２１側で上死点に位置するとき）から、斜板８が
１／２回転すると、ピストン１２が図５に示す位置（図
１の右側）に移動し、圧縮室２１側では吸入工程が完了
し、圧縮室２２側では圧縮工程が完了する。
【００３９】この状態から斜板８が更に１／２回転する
と、逆に圧縮室２２側で吸入工程が完了し、圧縮室２１
側で圧縮工程が完了する。
と、逆に圧縮室２２側で吸入工程が完了し、圧縮室２１
側で圧縮工程が完了する。
【００４０】吸入工程では吸入弁２５，２６が開いて、
ポート３ｄ，５ｄを通じて吸入室２３ａ，２３ｂから圧
縮室２１，２２へ冷媒が流入する。
ポート３ｄ，５ｄを通じて吸入室２３ａ，２３ｂから圧
縮室２１，２２へ冷媒が流入する。
【００４１】圧縮工程では圧縮室２１，２２内で圧縮さ
れた冷媒が吐出弁２７，２８を開き、ポート３ｅ，５ｅ
を通じて圧縮室２１，２２から吐出室２４ａ，２４ｂへ
高圧の冷媒が吐出される。
れた冷媒が吐出弁２７，２８を開き、ポート３ｅ，５ｅ
を通じて圧縮室２１，２２から吐出室２４ａ，２４ｂへ
高圧の冷媒が吐出される。
【００４２】ピストン１２によって圧縮された冷媒は、
吐出ポート３ｅ，５ｅから吐出室２４ａ，２４ｂへ吐出
された後、ポート３ｆ，５ｆを介して吐出通路３２へ送
り出される。
吐出ポート３ｅ，５ｅから吐出室２４ａ，２４ｂへ吐出
された後、ポート３ｆ，５ｆを介して吐出通路３２へ送
り出される。
【００４３】吐出通路３２へ流入した冷媒は吐出通路３
２の中間部で合流し、案内路７０、吐出通路３１、ポー
ト５ａを介して吐出口４０から外部回路（コンデンサ）
へ送り出される。
２の中間部で合流し、案内路７０、吐出通路３１、ポー
ト５ａを介して吐出口４０から外部回路（コンデンサ）
へ送り出される。
【００４４】このとき、吐出室２４ａ，２４ｂの冷媒
は、ポート３ｆ，５ｆで絞られ、吐出通路３２で膨張
し、吐出通路３２の中間部で絞られ、合流した後、案内
路７０を経て吐出通路３１で膨張し、更にポート５ａで
絞られ、吐出口４０に達する。
は、ポート３ｆ，５ｆで絞られ、吐出通路３２で膨張
し、吐出通路３２の中間部で絞られ、合流した後、案内
路７０を経て吐出通路３１で膨張し、更にポート５ａで
絞られ、吐出口４０に達する。
【００４５】この実施形態によれば、吐出通路３２が冷
媒の吹き溜まりにならず、マフラ空間としての機能を有
効に発揮することができるので、脈動を十分に減らすこ
とができる。
媒の吹き溜まりにならず、マフラ空間としての機能を有
効に発揮することができるので、脈動を十分に減らすこ
とができる。
【００４６】また、案内路７０で吐出通路３１，３２の
中間部を連通させたので、フロント側とリヤ側とで通路
による圧力損失が同じとなる。すなわち、フロント側及
びリヤ側からの冷媒が同じバランスで流れるため、フロ
ント側とリヤ側の仕事量（機械効率）が同じとなる。
中間部を連通させたので、フロント側とリヤ側とで通路
による圧力損失が同じとなる。すなわち、フロント側及
びリヤ側からの冷媒が同じバランスで流れるため、フロ
ント側とリヤ側の仕事量（機械効率）が同じとなる。
【００４７】
【発明の効果】以上に説明したように請求項１記載の発
明の斜板式圧縮機によれば、吐出通路が冷媒の吹き溜ま
りになるのを防ぎ、吐出通路をマフラ空間として機能さ
せることができるので、脈動を十分に減らし、振動や騒
音の発生を確実に防ぐことができる。
明の斜板式圧縮機によれば、吐出通路が冷媒の吹き溜ま
りになるのを防ぎ、吐出通路をマフラ空間として機能さ
せることができるので、脈動を十分に減らし、振動や騒
音の発生を確実に防ぐことができる。
【００４８】また、外部回路との配管にマフラを設ける
必要がないので、その分圧縮機を含めた空調装置全体の
製造コストを下げることができる。
必要がないので、その分圧縮機を含めた空調装置全体の
製造コストを下げることができる。
【００４９】請求項２記載の発明の斜板式圧縮機によれ
ば、吐出通路の中間部を案内路で連通させたので、フロ
ント側とリヤ側で冷媒通路による圧力損失をほぼ等しく
でき、機械効率を高めることができる。
ば、吐出通路の中間部を案内路で連通させたので、フロ
ント側とリヤ側で冷媒通路による圧力損失をほぼ等しく
でき、機械効率を高めることができる。
【図１】図１はこの発明の一実施形態に係る斜板式圧縮
機の要部を示す断面図である。
機の要部を示す断面図である。
【図２】図２は図４のＡ−Ａ矢視図である。
【図３】図３は図４のＢ−Ｂ矢視図である。
【図４】図４はこの発明の一実施形態に係る斜板式圧縮
機の側面図である。
機の側面図である。
【図５】図５は図２のＸ−Ｘ矢視図である。
【図６】図６は図２のＹ−Ｙ矢視図である。
【図７】図７は図６のＤ−Ｄ矢視図である。
【図８】図８は図６のＥ−Ｅ矢視図である。
【図９】図９は図６のＦ−Ｆ矢視図である。
【図１０】図１０は従来の斜板式圧縮機の縦断面図であ
る。
る。
【図１１】図１１は図１０のＧ−Ｇ矢視図である。
【図１２】図１２は図１１のＨ−Ｈ矢視図である。
１，２ シリンダブロック ３，５ バルブプレート ４，６ ヘッド ５ａ ポート １１ シリンダボア ２１ フロント側圧縮室 ２２ リヤ側圧縮室 ２４ 吐出室 ３０ 吐出通路 ４０ 吐出口 ７０ 案内路 １００ 斜板式圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 克彦 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (72)発明者 吉井 清司 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番 地 株式会社ゼクセル 江南工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F04B 27/08
Claims (2)
- 【請求項１】 フロント側圧縮室から吐出される吐出ガ
スが導入されるフロント側吐出室と、 リヤ側圧縮室から吐出される吐出ガスが導入されるリヤ
側吐出室と、 シリンダブロックの複数のシリンダボアと平行に設けら
れ、前記フロント側吐出室と前記リヤ側吐出室とを連通
させる少なくとも２つの吐出通路と、 前記シリンダブロックのフロント側又はリヤ側に固定さ
れるヘッドに設けられ、前記フロント側吐出室及び前記
リヤ側吐出室の吐出ガスを前記ヘッドの外部に送り出す
吐出口とを備え、 前記少なくとも２つの吐出通路の内の１つの吐出通路
が、前記吐出口と連通している斜板式圧縮機において、 前記吐出口と連通している吐出通路以外の吐出通路の途
中と前記１つの吐出通路とを連通させる案内路が、前記
シリンダブロックに設けられていることを特徴とする斜
板式圧縮機。 - 【請求項２】 前記吐出口と連通している吐出通路以外
の吐出通路の途中が前記吐出口と連通している吐出通路
以外の吐出通路の中間部であることを特徴とする請求項
１記載の斜板式圧縮機。
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|---|---|---|---|
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| DE19714143A DE19714143C2 (de) | 1996-04-19 | 1997-04-05 | Taumelscheibenverdichter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12266196A JP3266504B2 (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 斜板式圧縮機 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09287562A JPH09287562A (ja) | 1997-11-04 |
| JP3266504B2 true JP3266504B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=14841512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12266196A Expired - Fee Related JP3266504B2 (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 斜板式圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
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| JP (1) | JP3266504B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| JPS61145884U (ja) * | 1985-03-01 | 1986-09-09 | ||
| JPS63143775U (ja) * | 1987-03-11 | 1988-09-21 | ||
| US5139392A (en) * | 1991-04-15 | 1992-08-18 | General Motors Corporation | Multi-cylinder swash plate compressor discharge gas flow arrangement |
-
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-
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- 1997-04-01 US US08/834,719 patent/US5800147A/en not_active Expired - Lifetime
- 1997-04-05 DE DE19714143A patent/DE19714143C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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| JPH09287562A (ja) | 1997-11-04 |
| DE19714143A1 (de) | 1997-10-30 |
| US5800147A (en) | 1998-09-01 |
| DE19714143C2 (de) | 1999-01-14 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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