JPWO2004077472A1 - 接点装置 - Google Patents

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Abstract

駆動機構に駆動された可動板14が、可動接点15が固定接点5に接触するまでの可動接点15の移動方向に沿って可動接点15に加える力と、可動板14をオーバートラベルさせた時に生じる支持片14cの撓みが脚片14bを介して可動接点15に加える力との合力の方向に、固定接点5と可動接点15との接触面の法線方向を一致させた。そのため、固定接点5と可動接点15の接触面に平行となる接触圧の分力がゼロとなり、接点開閉時における可動接点15の横滑りを防止できる。

Description

本発明は、高負荷用リレーや電磁リレーなどに好適な接点装置に関する。
従来の接点機構が、日本公開特許2000−340087号公報に開示されている。この接点装置は、固定接点と、前記固定接点に接離する可動接点と、前記可動接点を有する可動板と、前記可動接点が前記固定接点と接離するように前記可動板を駆動する駆動機構と、前記固定接点および前記可動板および前記駆動機構とを収容するハウジングとを備える。可動板は、Z字形であり、可動接点が一面に固定された接点片と、接点片から立ち上がる脚片と、一端が脚片と連結され他端が駆動機構に固定される支持片とからなる。駆動機構が励磁されると、可動板が下方に移動し、可動接点が固定接点に接触する。
この種の接点装置は、可動接点が固定接点に接触した後の可動板のオーバートラベルによって、支持片が撓み、それによって接触圧を得ている。この接触圧は、図12(a)に示すように、可動接点100が固定接点110に接触するまでの可動接点100の移動方向(図12(a)では下向き)に沿って、可動板120が可動接点100に加える力F1と、支持片120aの撓みが脚片120bを介して可動接点100に加える力F2(すなわち、支持片120が撓むことによって、脚片120bを外側に開こうとする力)との合力Fとなる。従って、図12(a)に示した従来の接点装置では、合力Fから可動接点100と固定接点110との接触面に平行な向きの分力F3が生じて、図12(b)に示すように、脚片120bが上端Sを中心として回転し、可動接点100が固定接点110に対して横滑りする可能性があった。このような横滑りは、可動接点100と固定接点110との間の接触圧の低下を招き、それによって、接点バウンスの時間が長くなり、接点の溶着や、接点材料の転移量増大による遮断不良や、動作不良が生じることとなる。
本発明は上記の問題点を解決するために為されたものであって、その目的は、接点開閉時における可動接点の横滑りを防ぐことができる接点装置を提供することにある。
本発明にかかる接点装置は、それぞれ固定接点を有する複数の固定端子と、前記固定接点にそれぞれ接離する複数の可動接点を有する可動板と、前記可動接点が前記固定接点と接離するように前記可動板を駆動する駆動機構と、前記固定接点および前記可動板および前記駆動機構を収容するハウジングとを備える。前記可動板は、Z字形であり、前記可動接点が固定された接点片と、前記接点片から立ち上がる脚片と、一端が前記脚片と連結され他端が前記駆動機構に固定される支持片とからなる。
本発明の特徴とするところは、前記駆動機構に駆動された前記可動板が、前記可動接点が前記固定接点に接触するまでの前記可動接点の移動方向に沿って前記可動接点に加える力と、前記可動板をオーバートラベルさせた時に生じる前記支持片の撓みが前記脚片を介して前記可動接点に加える力との合力の方向に、前記固定接点と前記可動接点との接触面の法線方向を一致させた点にある。従って、前記接触面と平行となる前記合力の分力が発生しないので、接点開閉時における可動接点の横滑りを防ぐことができる。
好ましくは、前記複数の可動接点の間となる前記接点片に切り込みを設ける。切り込みを設けることで、接点片の剛性が低下し、接点片の移動方向に対して接点片が撓みやすくなる。従って、複数の可動接点と固定接点との対が、接点距離に差を有していても、接点片の撓みでその差を吸収することができ、それぞれの接点対のアークにさらされる時間のばらつきを小さくできる。よって、接点材料の消耗量や転移量のばらつきが発生せず、何れかの可動接点と固定接点の対が接触しなくなるような動作不良を防止できる。
さらに好ましくは、前記脚片の立ち上がり方向に沿って走る突起を、前記脚部に設ける。前記突起を設けることで、脚片の強度が向上し、脚片の座屈を防止できる。
さらに好ましくは、前記脚片と前記接点片の両面に接する突起を、前記脚片と前記接点片の連結部分に設ける。前記突起を設けることで、前記連結部分の強度が向上し、脚片と接点片とがつくる角度の変化を押さえることができる。前記角度の変化を抑えることで、前記合力と前記接触面の法線方向が一致した状態を維持できる。
また、好ましくは、前記接点片は2つの前記可動接点を有し、前記脚片は、前記2つの可動接点の中心を結ぶ線上から立ち上がる。この場合、接点片と脚片との連結部位から接点片の端縁までの距離が短くなり、脚片と接点片とがつくる角度が変化しても、可動接点の角度変化量が少なくできる。可動接点の角度変化量を抑えることで、前記合力と前記接触面の法線方向が一致した状態を維持できる。
また、好ましくは、前記駆動機構は、コイルを巻回したコイルボビンを有し、前記ハウジングは、前記固定端子が貫通したベースを有し、前記ベースと前記コイルボビンは、前記可動接点が前記固定接点から離れる方向への前記可動板の移動を制限するストッパーと、同一の材料により一体成型される。この場合、部品点数を削減でき、組み立て作業の簡略化と、低コスト化が図れる。
或いは、前記ハウジングは、前記固定端子が貫通したベースを有し、前記ベースは、前記固定接点および前記可動接点の周囲を囲み固定接点と可動接点との間で発生したアークを抑える消弧箱と、同一の材料により一体成型されるのも好ましい。
或いは、前記ハウジングは、前記固定端子が貫通したベースと、前記固定接点および前記可動接点の周囲を囲むと共に前記駆動機構を覆うように前記ベースに取り付けられる消弧カバーとから構成されるのも好ましい。
図1は、本発明の実施形態に係る接点装置を説明する図で、(a)は上から見た断面図で、(b)は側面から見た断面図である。
図2は、同上の可動接点および固定接点の取付角度を説明する図である。
図3は、同上の可動接点および固定接点の取付角度の求め方を説明する図である。
図4は、同上の可動板の図で(a)は平面図で、(b)は側面断面図である。
図5は、同上の好ましい可動板の図で(a)は平面図で、(b)は側面断面図である。
図6は、同上の好ましい可動板の図で(a)は平面図で、(b)は側面断面図である。
図7は、同上の好ましい可動板の図で(a)は平面図で、(b)は側面断面図である。
図8は、同上の好ましい可動板の図で(a)は平面図で、(b)は側面断面図である。
図9は、同上の好ましい可動板の図で(a)は平面図で、(b)は側面断面図である。
図10は、同上のベースと消弧箱を説明する図である。
図11は、別の実施形態に係る接点装置のベースとコイルボビンを説明する図である。
図12は、従来の接点装置を説明する図である。
図13は、従来の接点装置を説明する図である。
以下、添付の図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る接点装置を示す。この接点装置のハウジング1は、絶縁性を有する合成樹脂製のベース2とカバー3とで構成される。ベース2の長手方向の一端には、固定端子4がそれぞれ挿入される一対の固定端子孔2aが、前記長手方向と直交する方向に並んで、ベース2を貫通して設けられている。固定端子4は金属板で、一端がベース2を通ってハウジング1の外に突出し、ハウジング1内の他端に固定接点5が固定されている。この固定接点5の取り付け角度については、後に詳しく説明する。
ベース2の長手方向の他端には、コイルボビン6が、ベース2と同一の合成樹脂により一体成型されている。コイルボビン6は、円筒形の円筒部6aと、円筒部6aの両端にフランジ6b,6cを有している。円筒部6aの外周面には、コイル7が巻かれている。コイル7の両端は、2つのコイル端子8にそれぞれ電気的に接続されており、そのコイル端子8は、それぞれコイルボビン6の近くに、ベース2の長手方向と直交する方向に並んで、ベース2を貫通して配置されている。ベース2側のフランジ6cとベース2との間には、図1における右側の側面が開口した溝2bが設けられ、L字形のヨーク9の横片9aが溝2bにスライドして挿入されている。横片9aには、ヨーク9が溝2bに挿入されたときにコイルボビン6の円筒部6aの内部とつながる円形の孔9cが設けられており、鉄芯10の一端が円筒部6aの内部を通って孔9cに圧入されている。鉄芯10の他端には、円筒部6aよりも長い径を有する磁極片10aが形成され、フランジ6b上に接触している。
ヨーク9の縦片9bには、薄板をL字形に曲げて形成された復帰ばね11の一端11aが固定されている。復帰ばね11の他端11b側には、アーマチュア12が固定されている。アーマチュア12は、磁性材料によって平板状に形成されており、中央付近で復帰ばね11に固定され、一端12aがヨーク9の縦片9bの上面に接触すると共に他端12bが磁極片10aに対向するように配置されている。アーマチュア12は、復帰ばね11によって上記一端12aを支点として回転自在に支持され、且つ磁極片10aから離れる向きに付勢されている。すなわち、アーマチュア12は、コイル7を励磁しないときは復帰ばね11のばね力で磁極片10aから離れた位置(オフ位置)に位置し、コイル7を励磁するとアーマチュア12と磁極片10aとの間に働く磁気吸引力によって復帰ばね11のばね力に抗して回転し、一端12aが磁極片10aに接触する。コイルボビン6とコイル7と鉄芯10とヨーク9と復帰ばね11とアーマチュア12とにより、駆動機構が構成されている。
アーマチュア12の上面には、固定部材13を介して可動板14が固定されている。固定部材13は合成樹脂製で、可動板14の一端(支持片14c)と、復帰ばね11の他端11bとがインサート成型されている。可動板14は、ばね性を有する金属製の薄板からZ字形に作られ、可動接点15が固定された接点片14aと、接点片14aから立ち上がる脚片14bと、一端が脚片14bと連結され他端が上記したように固定部材13にインサート成型される支持片14cとからなる。可動接点15は、2つの固定接点5とそれぞれ接離するように、ベース2の長手方向と直交する方向に並んで、接点片14aに離間して配置されている。固定接点5の取り付け角度については、後に詳しく説明する。
可動接点15および固定接点5の周囲には、可動接点15と固定接点5との間で発生したアークを消弧する消弧箱16が設けられている。消弧箱16は、絶縁性を有しアークの消弧性に優れた合成樹脂により、ベース1側の面および駆動機構側の面が開口した箱状に形成されている。
以上のように構成された本実施形態の接点機構は、以下のように動作する。
コイル端子8に通電してコイル7を励磁すると、磁気吸引力によってアーマチュア12が復帰ばね11のばね力に抗して鉄芯10の磁極片10aに吸引される。そしてアーマチュア12に固定された可動板14が回転し、可動接点15が固定接点5に接触する。その後、さらにアーマチュア12が磁極片10aの方へオーバートラベルすると、可動板14の支持片14cが撓み、支持片14cの撓みによって接触圧が得られる。コイル端子8への通電を停止すると、磁気吸引力がなくなり、復帰ばね11の力でアーマチュア12が磁極片10aから離れ、可動接点15が固定接点5から離れる。アーマチュア12の回転は、コイルボビン6のフランジ6bの上方に設けられたストッパー17に可動板14の支持片14cが当たることによって規制される。
ここで、固定接点5および可動接点15の取り付け角度について、詳細に説明する。
可動接点15と固定接点5との接触圧Fは、可動接点15と固定接点5とが接触するまでの可動板14の移動方向に沿って駆動機構に駆動された可動板14が可動接点15に加える力と、可動接点15と固定接点5とが接触した後にさらに可動板14を移動させる(すなわち、可動板をオーバートラベルさせる)ことによって生じる支持片14cの撓みが脚片14bを介して可動接点に加える力(すなわち、支持片14cが撓むことによって、脚片14bを外側に開こうとする力)との合力となる。よって本実施形態の接点装置においては、図2に示すように、固定接点5と可動接点15の接触面の法線方向が接触圧Fの方向と一致するように、固定接点5および可動接点15の取り付け角度θを設定している。これにより、固定接点5と可動接点15の接触面に平行となる接触圧Fの分力がゼロとなり、可動接点15が固定接点5に対して横滑りすることがなくなる。
具体的には取り付け角度θは、例えば図3に示すように、まず、接触圧Fの垂直方向の分力Fyと水平方向の分力Fxとの大きさを測定し(あるいは、シミュレーションによって求め)、次に分力Fy,Fxを下記の式に代入することによって求めることができる。
θ=arctan(Fx/Fy)
以上のように構成された接点装置は、横滑りすることがないので、接点バウンスの時間が短くなって、接点の溶着や遮断不良・動作不良が防止され、接点装置の信頼性が向上できる。
図4に可動板14の平面図および側面断面図を示す。支持片14cは、略5角形であり、後端部の両隅には、固定部材13へのインサート成形後に可動板14が固定部材13から脱落するのを防止するために丸孔14dが形成されている。脚片14bは細長の矩形状であり、支持片14cの先端から垂下して、支持片14cと接点片14aとを連結している。接点片14aは細長の矩形状であり、電流の遮断特性を向上させるために、長手方向の両端を湾曲させて、立ち上げ片14eが形成されている。
好ましくは、図5に示すように、2つの可動接点15の間となる接点片14に切り込み14fが設けられる。一般に、直流の高電圧を接点装置で開閉する場合、アークをできるだけ短時間で消弧させるためにアーク電圧を接点間電圧以上にまで高める必要がある。そのために、本実施形態では、固定接点5と可動接点15を2組設けて、アーク電圧を高めている。しかしながら、部品寸法や取り付け精度のばらつきなどが原因で2組の固定接点5と可動接点15との接点ギャップが異なり、図13に示すように、一方の接点対のみが接触して他方の接点対が接触しない状態が生じる恐れがある。そのため、各々の接点対がアークにさらされる時間が異なり、接点材料の消耗量や転移量にばらつきが生じて、動作不良となる可能性がある。よって、切り込み14fを設けることで、接点片14aの剛性が低下し、可動板14の移動方向に対して接点片14aが撓みやすくなり、従って、上述のように2組の接点対の接点ギャップに差がある場合でも、接点片14aの撓みによって、接点ギャップの差を吸収することができる。なお、本実施形態の切り込み14fの寸法は、接点片14aの長手方向の中心において、長手方向と直交する方向の一端から中央に達するまでの寸法としている。
切り込み14fを設ける代わりに、図6に示すように、接点板14aを2つ設け、それぞれの接点板14aが脚片14bを介して支持片14cに連結されるようにしても、接点ギャップの差を吸収することができる。
また、好ましくは、図7に示すように、脚片14bの立ち上がり方向(長手方向)に沿って走る細長い突起14gが、脚片14bに設けられる。突起14gを設けることで、脚片14bの強度が向上し、脚片14bに過度の力が加えられても脚片14bが座屈することがなくなる。
あるいは、図8に示すように、脚片14bと接点片14aの両面に接する突起14hを、脚片14bと接点片14aの連結部分に設けるのも好ましい。突起14hを設けることで接点片14aの脚片14bに対する角度変化を抑えることができる。可動板14をオーバートラベルさせるときに、接点片14aの脚片14bに対する角度が変化すると、接触圧Fの方向が固定接点5と可動接点15の接触面の法線方向からずれてしまう。したがって、突起14hを設けて角度変化を抑えることで、接触圧Fの方向と接触面の法線方向がずれなくなり、可動接点15の横滑りを確実に防止できる。
あるいは、図9に示すように、脚片14bが、2つの可動接点15の中心を結ぶ線上から立ち上がるようにするのも好ましい。この場合、可動板14をオーバートラベルさせるときに、接点片14aの脚片14bに対する角度が変化しても、可動接点15の角度の変化量は少なくなる。したがって、接触圧Fの方向と接触面の法線方向がずれが少なくなり、可動接点15の横滑りを確実に防止できる。
図10に示すように、本実施形態の接点装置は、ベース2とコイルボビン6とストッパー17とを、同一の材料(絶縁性を有する合成樹脂)により一体成型している。ストッパー17は、L字形であり、ベース2の長手方向と直行する方向のフランジ6bの両端において、フランジ6bの上面からコイルボビン6の軸方向に立ち上がっる縦片17aと、縦片17aの先端から互いに近づく向きに延びる横片17bとからなる。可動板14の回転動作は、支持片14cが横片17bの下面に接触することで制限される。ベース2とコイルボビン6とストッパー17とを一体成型することで、部品点数が削減でき、組立作業の簡略化と、低コスト化が図れる。
また、ベース2には、図10(b)の左側の側面および上面が開口した凹所2cが形成されており、凹所2cに消弧箱16を左側からスライドさせて取り付けることができる。凹所2cの底面には2つの突部2dが形成されており、また、消弧箱16の外底面には2つの凹部16aが形成されており、突部2dと凹部16aがそれぞれ凹凸嵌合することで、ベース1に対する消弧箱16の位置決めが容易に行えるようになっている。
なお、消弧箱16の高さ、および固定端子4の長さは、固定接点5が消弧箱16の高さの中心に位置するように設定されている。よって、固定接点5と可動接点15とが接触した時に、消弧箱16内の高さ方向のスペースが等しくなり、接点開閉時に発生したアークを引き伸ばすスペースを均等に配分することができる。
本実施形態では、ベース2とコイルボビン6とストッパー17とを、一体成型したが、図11に示すように、ベース2と消弧箱16とを同一の材料(絶縁性を有し且つアークの消弧性に優れた合成樹脂)により一体成型しても良い。この場合、ベース2に図11(b)の右側の側面および上面が開口した凹所2eを形成し、コイルボビン6とストッパー17との一体成型品を、凹所2eにスライドして取り付け、接着剤により固定する。この実施形態でも、部品点数が削減でき、組立作業の簡略化と、低コスト化が図れる。
また別の実施形態として、消弧箱16およびカバー3の替わりに、固定接点5と可動接点15の周囲を囲むと共に、駆動機構を覆うようにベースに取り付けられる消弧カバーを設けることもできる。すなわち、ハウジング1を、ベース2と消弧カバーとで構成し、消弧カバーが、消弧箱16とカバー3とを兼用する。消弧カバーは、絶縁性を有し且つアークの消弧性に優れた合成樹脂により形成される。この実施形態でも、部品点数が削減でき、組立作業の簡略化と、低コスト化が図れる。

Claims (8)

  1. 以下の構成を備えた接点装置:
    複数の固定端子、この固定端子はそれぞれ固定接点を有する;
    可動板、この可動板は前記固定接点にそれぞれ接離する複数の可動接点を有する;
    駆動機構、この駆動機構は前記可動接点が前記固定接点と接離するように前記可動板を駆動する;
    ハウジング、このハウジングは前記固定接点および前記可動板および前記駆動機構を収容する;
    前記可動板は、Z字形であり、前記可動接点が固定された接点片と、前記接点片から立ち上がる脚片と、一端が前記脚片と連結され他端が前記駆動機構に固定される支持片とからなり、
    前記駆動機構に駆動された前記可動板が、前記可動接点が前記固定接点に接触するまでの前記可動接点の移動方向に沿って前記可動接点に加える力と、前記可動板をオーバートラベルさせた時に生じる前記支持片の撓みが前記脚片を介して前記可動接点に加える力との合力の方向に、前記固定接点と前記可動接点との接触面の法線方向を一致させた。
  2. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記複数の可動接点の間となる前記接点片に切り込みを設けた。
  3. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記脚片の立ち上がり方向に沿って走る突起を、前記脚片に設けた。
  4. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記脚片と前記接点片の両面に接する突起を、前記脚片と前記接点片の連結部分に設けた。
  5. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記接点片は2つの前記可動接点を有し、前記脚片は、前記2つの可動接点の中心を結ぶ線上から立ち上がる。
  6. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記駆動機構は、コイルを巻回したコイルボビンを有し、
    前記ハウジングは、前記固定端子が貫通したベースを有し、
    前記ベースと前記コイルボビンは、前記可動接点が前記固定接点から離れる方向への前記可動板の移動を制限するストッパーと、同一の材料により一体成型される。
  7. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記ハウジングは、前記固定端子が貫通したベースを有し、
    前記ベースは、前記固定接点および前記可動接点の周囲を囲み固定接点と可動接点との間で発生したアークを抑える消弧箱と、同一の材料により一体成型される。
  8. 請求項1に記載の接点装置において、
    前記ハウジングは、前記固定端子が貫通したベースと、
    前記固定接点および前記可動接点の周囲を囲み固定接点と可動接点との間で発生したアークを抑えると共に、前記駆動機構を覆うように前記ベースに取り付けられる消弧カバーとから構成される。
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