JPWO2002051404A1 - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

トリフルオロメチオニンを有効成分とする口腔用組成物を提供する。これにより、日常的に使用しても安全な、口臭、歯周病、歯槽膿漏等の口腔内疾患の予防及び/または治療に有効な口腔用組成物が提供される。

Description

技術分野
本発明は、口臭、歯槽膿漏、歯周病等の口腔内疾患の予防及び/または治療用の組成物に関する。より詳細には、トリフルオロメチオニンを有効成分とする口臭、歯槽膿漏、歯周病等の口腔内疾患の予防及び/または治療用の組成物に関する。
背景技術
近年、口臭、歯槽膿漏、歯周病等の口腔内疾患の予防及び治療に対する関心が高まっている。
口臭の最も重要な原因物質は揮発性硫化物と呼ばれる硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドである。その中で、メチルメルカブタンは歯周病の原因菌が多く産生することが知られており、歯周炎の指標になると同時に歯周炎の病原因子の一つであるとも考えられるようになり、注目されている。このメチルメルカプタンは、細菌が持つ酵素であるL−メチオニン−α−デアミノ−γ−メルカプトメタン−リアーゼ(METアーゼ)によりメチオニンから生成される。
歯周病菌で、メチルメルカプタンをよく発生させる菌としては、Porphyromonas gingivalis等のPorphyromonas属細菌、Fusobacterium nucleatum等のFusobacterium属細菌等が知られている。
従って、これらの菌の増殖を阻害することにより上記のような口腔内疾患の予防及び治療効果が得られると考えられ、通常用いられている抗菌活性物質によってもこれらの菌を死滅させ口臭等の予防・治療効果が得られると考えられる。しかし、通常用いられている抗菌活性物質では口腔内の病原性を持たない常在菌をも死滅させてしまう可能性があり、有害外来菌の定着を防止するという観点から好ましくない。
従って、上記のような口腔内疾患の原因となると考えられるメチルメルカプタン生産菌に対して選択的な殺菌効果あるいは生育阻害効果を有する物質を見出すことができれば有用であると考えられる。
発明の開示
本発明の目的は、上記のような口腔内疾患原因菌に対して選択的に殺菌効果あるいは生育阻害効果を示す物質を有効成分とする口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者が上記のような口腔内菌のMETアーゼ欠損株を作成したところ、メチオニンからメチルメルカプタンを合成する能力が失われていることが確認され、METアーゼのみがメチルメルカプタン合成を担っていることが示された。METアーゼは殆どの微生物が保持しているが、ヒトをはじめとする哺乳類における存在は知られていない。従って、METアーゼを標的として上記のような口腔内疾患の原因菌に対して生育阻害効果を示す物質を使用すれば、安全性の高い口腔内疾患の予防及び治療剤が提供できると考えられた。
本発明者らは、上記のような観点から、メチオニンの誘導体であるトリフルオロメチオニンを用いてメチルメルカプタン産生菌に対する生育阻害効果を調べたところ、顕著な生育阻害効果を有することを見いだした。
従って本発明は、トリフルオロメチオニンを有効成分とする口腔用組成物を提供する。
本発明の好ましい態様によれば、本発明の口腔用組成物は、口臭、歯槽膿漏及び/または歯槽膿漏の予防及び/または治療に使用される。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の口腔用組成物はトリフルオロメチオニンを有効成分とする。トリフルオロメチオニン自体は公知の化合物であり、例えばH.Duewel,E.Daub,V.Robinson,and J.F.Honek,Biochemistry,36:3404−3416(1997)に記載された方法により製造することができる。
本発明の口腔用組成物の形態は特に制限されず、口腔適用に通常用いられる形態とすることができる。本発明の口腔組成物の形態としては、例えば、トローチ、粉歯磨、練歯磨、液状歯磨(デンタルリンス)、洗口剤(マウスウォッシュ)、うがい薬、クリーム、ゲル、クリーム、パスタ、スプレー、フォーム等が挙げられ、さらにキャンディ、チューインガム等の飲食物の形態とすることができる。
本発明の口腔用組成物は、上記のような形態で組成物を構成するために、上記有効成分の他、口腔用組成物に通常用いられている担体及び添加剤を含むことができる。
本発明の口腔用組成物に使用される担体または添加剤としては、例えば、研磨剤、粘結剤、湿潤剤、粘稠剤、界面活性剤、香料、甘味料、防腐剤、保存剤、着色剤、pH調整剤、その他の有効成分、溶媒等が挙げられる。
研磨剤としては、例えば、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、リン酸水素カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カリウム、ピロリン酸カルシウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、ゼオライト、無水ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸ジルコニウム、ベントナイト、ゼオライト、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、合成樹脂系研磨剤及びこれらの混合物等が挙げられる。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラギーナン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、キサンタンガム、トラガントガム、デンプン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボポール、グアーガム、アラビアガム、ゼラチン等が挙げられる。
湿潤剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、グリセリン、マルチトール、キシリトール等が挙げられる。
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクチトールなどが挙げられる。
界面活性剤は、発泡剤または親油性物質の安定化剤として用いられる。界面活性剤の例としては陰イオン、非イオン、陽イオン、及び両性界面活性剤が挙げられ、具体的には、アルキル硫酸ナトリウム、アルキルリン酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−アシルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリプロピレンブロック共重合体(プルロニック型界面活性剤)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルベタイン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキロールアミドポリグリセリン脂肪酸エステル等が挙げられる。
香料としては、スペアミント油、ペパーミント油、ウインターグリーン油、サッサフラス油、丁子油、セージ油、ユーカリ油、マヨナラ油、肉桂油、タイム油、ハッカ油、オレンジ油、冬緑油、レモン油、オレンジ油等の天然香料、1−メントール、アネトール、カルボン、オイゲノール、リモネン、チモール、サリチル酸メチル等の合成香料が挙げられる。
甘味料としては、サッカリン、サッカリンナトリウム、デキストロース、キシリトール、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、グリチルリチン酸塩、アスパルテーム(アスパルチルフェニルアラニンメチルエステル)、ステビアエキス等が挙げられる。
防腐剤としては安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラヒドロキシ安息香酸エステル、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、イソプロピルメチルフェノール等が挙げられる。
保存剤としては、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンゾエート、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、二酸化チタン等が挙げられる。殺菌剤としてはクロルヘキシジン類、第4級アンモニウム塩、トリクロサン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。水溶性フッ化物としてはフッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等が挙げられる。
着色剤としては、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が挙げられる。
pH調整剤としては、クエン酸及びその塩、リン酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩、グルコン酸及びその塩、マレイン酸及びその塩、アスパラギン酸及びその塩、コハク酸及びその塩、グルクロン酸及びその塩、フマル酸及びその塩、グルタミン酸及びその塩、アジピン酸及びその塩、塩酸、水酸化アルカリ金属等が挙げられる。
その他の有効成分としては、これまでに知られている抗菌剤、口臭予防剤等を使用することができ、具体的には、クロロフィル化合物、塩化ナトリウム、ビタミンC、ビタミンE、ニコチン酸エステル、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アズレン、塩化リゾチーム、ヒノキチオール、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、プロテアーゼ、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化アンモニウム、フッ化第1スズ、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフェロール、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール、塩化ベンゼトニウム、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ、オウバク、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナなどの抽出物等の生薬抽出物等が挙げられる。
本発明の趣旨から、その他の活性成分は口腔内の定在菌を死滅させることがなく、日常的に使用しても安全性に問題のないことが確認されている量で使用することが好ましい。
溶媒としては、水、エタノール等が挙げられる。
本発明の口腔用組成物は、活性成分であるトリフルオロメチオニンあるいはトリフルオロメチオニンを生ずる化合物と、上記のような担体、添加剤とを公知の方法により混合することにより製造することができる。
上記に挙げた本発明の口腔用組成物に含まれ得る担体、添加剤の種類及び配合量は特に制限されるものではなく、上記の口腔用組成物の各形態によって当業者が容易に選択することができる。
例えば、液状歯磨や洗口剤等の液体組成物の場合には、界面活性剤を0.01〜10%、湿潤剤を1〜30%、溶媒を50〜95%程度含有するものとすることができる。練歯磨、クリーム等のペースト状の組成物の場合には、研磨剤を10〜75%、粘結剤を0.5〜10%、湿潤剤及び水を10〜85%程度含有するものとすることができる。香料、甘味料等は通常0.01〜5%程度の範囲で配合される。また、本発明の口腔用組成物のpHは4〜11、特に5〜10程度であることが好ましい。
本発明の口腔用組成物における活性成分であるトリフルオロメチオニンの含有量は特に限定されるものではないが、通常は組成物の0.01〜1重量%、好ましくは0.05〜0.5重量%、さらに好ましくは0.1〜0.2重量%程度である。
本発明の活性成分であるトリフルオロメチオニンは口腔内細菌のMETアーゼによりトリフルオロメチルメルカプタンに変換され、このトリフルオロメチルメルカプタンにより口腔内細菌の増殖が抑制されるものと考えられる。トリフルオロメチルメルカプタンは常温において気体であるので体内に滞留することがなく、安全性が高いといえる。但し、本発明は特定の理論に何等拘束されるものではないことはいうまでもない。
実施例
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
歯周病原因菌に対するトリフルオロメチオニンの抗菌力
(製造例)
トリフルオロメチオニン(TFM)は、H.Duewel,E.Daub,V.Robinson,and J.F.Honek,Biochemistry,36:3404−3416(1997)に記載された方法に従い、和光純薬株式会社により製造されたものを使用した。以下の実施例においても同じである。
(抗菌試験)
Porphyromonas gingivalis W83、ATCC 33277及びM1217株、並びにFusobacterium nucleatum ATCC 10953のそれぞれの継代培養物の一白金耳を、5mg/mlヘミン及び1mg/mlメナジオンを含む3mlのGAMブロス(ニッスイメディカル)に接種し、嫌気条件(10% CO、10% H、80% N)下において37℃で一晩培養した。その後、得られた培養物を、接種後の培地の550nmにおける吸光度が0.15程度となるような量で上記と同じ新鮮な培地に接種し、上記と同様の条件で培養した。さらに0.1mMまたは1.0mMのトリフルオロメチオニンを含む上記の培地を使用して同様に上記菌株を培養した。経時的に各培養物の550nmにおける吸光度を測定し、培地の濁度により菌の増殖を評価した。結果をそれぞれ図1〜4(A〜D)に示す。各図中、□はトリフルオロメチオニンを含まない培地を使用して得られた結果を、■及び●はそれぞれトリフルオロメチオニンを0.1mM及び1.0mM含む培地を使用して得られた結果を示す。
また、口腔内細菌であるActinobacillus actinomycetemcomitans Y4株を、THYブロス(1リットルあたり30gのトリプティカーゼソイブロス[BBL Microbiology Systems,Cockeysville,Md.]及び10gの酵母エキス(Difco)を含む)を使用し、5% CO下で培養した以外は上記と同様にして培養し、同様に0.1mMまたは1.0mMのトリフルオロメチオニンをさらに含む同じ培地において培養し、菌の増殖を評価した。さらにEscherichia coli BL21株を、2xTYブロス(1リットルあたり16gバクトトリプトン(Difco)、10g酵母エキス(Difco)、5g塩化ナトリウムを含む)を使用して上記と同様にして培養し、同様に0.1mMまたは1.0mMのトリフルオロメチオニンをさらに含む同じ培地において培養し、菌の増殖を評価した。結果をそれぞれ図5及び6(E及びF)に示す。各図中、□はトリフルオロメチオニンを含まない培地を使用して得られた結果を、■及び●はそれぞれトリフルオロメチオニンを0.1mM及び1.0mM含む培地を使用して得られた結果を示す。
図1〜6に示した結果から明らかな通り、トリフルオロメチオニンは腸内細菌のEscherichia coliに対しては有意な抗菌効果を示さなかったが、口腔内細菌であるPorphyromonas gingivalis、Fusobacterium nucleatum、Actinobacillus actinomycetemcomitansに対しては顕著な抗菌効果を示した。従って本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンは、メチルメルカプタンを産生するものを含む口腔内細菌の増殖を特異的に阻害し、口臭、歯周病等の口腔疾患の予防、治療に有効であり、しかも口腔内の非病原性常在菌を死滅させることがないと考えられる。
実施例2
歯周病原因菌に対するトリフルオロメチオニンの抗菌力(最小発育阻止濃度の測定)
歯周病原因菌であるPorphyromonas gingivalis W83、W50、ATCC 49417、及びATCC 33277株、Actinobacillus actinomycetemcomitans Y4株、Fusobacterium nucleatum ATCC 10953及びATCC 25586株のそれぞれの継代培養物の一白金耳を、5mg/mlヘミン及び1mg/mlメナジオンを含む3mlのGAMブロス(ニッスイメディカル)に接種し、嫌気条件(10% CO、10% H、80% N)下において37℃で一晩培養した。その後、得られた培養物を、10−8、10−6、10−4及び10−3に希釈し、接種用菌液とした。
TFMを400、200、100、50、25、10または5μg/ml含むように調製した寒天培地を用意し、これに上記のように用意した接種用菌液を白金耳で2cm前後画線塗抹し、37℃で48〜72時間、上記と同様の嫌気条件下で培養した後、菌の生育を評価した。肉眼で観察して明らかに発育が阻止された最低濃度を最小発育阻止濃度とした。
Streptococcus sobrinus MT8246、Streptococcus sanuis ST160、Streptococcus mutans Xc及びStreptococcus salivarius HHTを、Brain Heart Infusion(Difco)を、5% CO存在下で培養した以外は上記と同様に培養し、生育を評価した。
上記のようにして求めた各菌についてのTFMの最小発育阻止濃度を下記表にまとめる。
Figure 2002051404
上記結果より、TFMが歯周病原因菌に対して選択的な抗菌力を示すことが判る。
実施例3
標準菌株に対するトリフルオロメチオニンの最小発育阻止濃度の測定
日本化学療法学会標準法に準じた寒天平板希釈法により、トリフルオロメチオニン及びその他の抗菌薬の標準菌株に対する最小発育阻止濃度を測定した。
(薬剤プレートの作製)
まず、表2に示す各試験薬剤の原液として使用最高濃度の10倍濃度の薬剤溶液を作成した(使用した溶媒は表2を参照)。原液の2倍希釈系列を必要段階作成し、表3に示す培地9mLに対し各薬液を1mL加え、薬剤プレートを作成した。使用した各薬剤の濃度範囲は、トリフルオロメチオニン400〜0.025μg/mL(15段階)、テトラサイクリン100〜0.025μg/mL(13段階)、クラリスロマイシン100〜0.025μg/mL(13段階)とした。
(接種菌液の調製、菌の培養及び生育の判定)
1)−80℃でストックした菌液を寒天培地(使用培地は表3を参照)に接種後、37℃で一晩培養した。必要に応じて、もう一度同一の寒天培地で継代培養した(37℃で一晩培養)。
2)寒天培地上に発育したコロニーを白金耳で取り、液体培地(表3参照)に懸濁し、37℃で18時間静置培養した(前培養)。
3)McFarland 0.5(McFarland 0.5=約10CFU/mL)になるまで前培養を行った後、培養液を10CFU/mLになるようにMuellar Hinton Brothで希釈し、希釈液を接種機ミクロプランターを用いて上記薬剤プレート上に5μLずつ接種した。
尚、McFarlandとは、一般的に微生物で用いられている濁度の指標で、McFarland 0.5と同じ濁度のE.coli ATCC25922懸濁液は1〜2×10CFU/mLを示す。従って、McFarland 0.5を用いることで簡便に約10CFU/mLの菌液を調製することができる。このような濁度の菌液の市販品もあるが、容易に作成することもできる。99.5mLの1% v/v(0.18mol/L)硫酸に0.5mLの0.048mol/L塩化バリウム水溶液を添加すれば、McFarland 0.5となる。
4)各菌を37℃で18から20時間培養した後に実施例2と同様にして生育を判定し、最小発育阻止濃度を求めた。
上記のようにして判定した最小発育阻止濃度(MIC)を表4に示す。
Figure 2002051404
Figure 2002051404
Figure 2002051404
上記結果より、TFMが歯周病原因菌に対して選択的な抗菌力を示すことが判る。
実施例4
(製剤例)
1.練歯磨
下記成分(重量比)を常法により混合し、練歯磨を製造した。
Figure 2002051404
2.液状歯磨
下記成分(重量比)を常法により混合し、液状歯磨を製造した。
Figure 2002051404
3.洗口液
下記成分(重量比)を常法により混合し、洗口液を製造した。
Figure 2002051404
産業上の利用可能性
本発明の口腔用組成物によれば、口臭、歯槽膿漏、歯周病等の口腔疾患を効果的に予防及び/または治療することができ、また本発明の口腔用組成物は口腔内の非病原性常在菌を死滅させることがなく、口臭、歯周病の予防等に日常的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンのPorphyromonas gingivalis W83株に対する抗菌効果試験の結果を示す図である。
図2は、本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンのPorphyromonas gingivalis ATCC 33277株に対する抗菌効果試験の結果を示す図である。
図3は、本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンのPorphyromonas gingivalis M1217株に対する抗菌効果試験の結果を示す図である。
図4は、本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンのFusobacterium nucleatum ATCC 10953株に対する抗菌効果試験の結果を示す図である。
図5は、本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンのActinobacillus actinomycetemcomitans Y4株に対する抗菌効果試験の結果を示す図である。
図6は、本発明の口腔用組成物の有効成分であるトリフルオロメチオニンのEscherichia coli BL21株に対する抗菌効果試験の結果を示す図である。

Claims (4)

  1. トリフルオロメチオニンを有効成分とする口腔用組成物。
  2. 口臭の予防剤及び/または治療剤である請求項1に記載の口腔用組成物。
  3. 歯槽膿漏の予防剤及び/または治療剤である請求項1に記載の口腔用組成物。
  4. 歯周病の予防剤及び/または治療剤である請求項1に記載の口腔用組成物。
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