JPWO2002029634A1 - 分散コンピュータにおける情報の検索・収集・配信方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、情報を分散管理する技術に関するものである。
背景技術
近年、インターネットの発達により、消費者は、ネットワークを通じて、商品に関する情報を収集し、商品を購入し、または、手持ちの商品を販売するようになった。
従来、インターネット等のネットワーク上での情報交換では、チャットサイトや掲示板サイトが利用されていた。このようなサイトは、ユーザがオンラインまたはオフラインで作成した商品評価、意見、コメント等の情報を提供され保持する。
ユーザは、このような情報を提供する一方、他のユーザから情報を提供される。このようにして、特定の主題について、例えば、ある商品の評価について、その商品に興味を持つ消費者が情報を交換してきた。
しかし、このようなシステムでは、情報を交換するユーザが問い合わせをしても、他のユーザが回答してくれるまで待たねばならない。一方、他のユーザが回答しても、その時点で、問い合わせたユーザが回答を受けることを断念している場合もある。つまり、従来のシステムでは、問い合わせたユーザと、回答するユーザとの間にある程度の同期が必要であった。
また、このようなチャットサイトや掲示板サイトでは、情報提供者から提供された情報がそのまま情報受給者に引き渡される。そのため、提供される情報と必要とされる情報とが必ずしも整合しない場合があった。
すなわち、商品選択に寄与する因子における情報提供者の特性が情報受給者の特性と類似しない場合、情報受給者に適した情報が得られなかった。例えば、自動車の満足度に関する情報を得るとき、回答者が独身か、家族を有するかによって、同一の車種に対しても結果が異なる場合がある。
また、例えば、持ち家指向の消費者は、ペットに対する関心が高く、借家指向の消費者は、ペットに対する関心が低いという相関がある。このように、商品選択に寄与する因子を考慮しないで情報を収集しても、必ずしも有効な情報にならない場合があった。
また、このような情報を伝達するため、バイラルコミュニケーション、例えば、電子メールを配信した人数に応じて、発信した人に報酬が支払われるような情報伝達システムが利用される場合があった。
しかし、このようなシステムは、電子メールを強制的に配信するため、利用者のプライバシーを侵害する場合があった。また、このようなシステムの参加者が人為的に電子メールを配信しなければならないため、参加者の興味の低減ともにシステムが自然消滅し、長期に渡って継続されることは少なかった。
また、従来から、このような情報交換をさらに進めて、ネットワーク上でオークション等による商品の販売が行われてきた。このネットワーク上での販売においても、販売者が商品提供の意思表示をしたとき、購入者は、所定期間内に承諾の意思表示をする必要がある。逆に、購入者が、商品購入の意思表示をしたとき、販売者は、所定期間内に承諾の意思表示をする必要がある。
しかし、従来、インターネットで行われたような商品販売の方式、例えば、ネットオークション等では、販売者が提示した販売期間内に、最も適切な購入者が応答するとは限らない。ここで、最も適切な購入者とは、例えば、その商品を最も高額で購入する者をいう。
したがって、本来、その商品を最も必要とし、最も高額で購入すべきユーザがたまたま、その商品の販売期間において、その商品の販売サイトにアクセスしなかったということが生じ得る。
同様に、商品の購入希望者が商品購入の意思表示をしたとき、販売者は、所定期間内に承諾の意思表示をする必要がある。ここでも、購入希望者が提示した購入期間内に、最も適切な販売者が応答するとは限らない。ここで、最も適切な販売者とは、例えば、その商品を最も低額で販売する者をいう。
発明の開示
本発明はこのような従来の技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の課題は、情報提供者からの情報を分散的に蓄積し、所望の主題に関する情報を随時収集できる情報管理技術を提供することにある。
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、コンピュータに、情報を分散管理させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、
主題が指定された問い合わせをネットワークに接続された他の第1のコンピュータから受信するステップ(S22)と、
上記問い合わせに合致する情報を検索するステップ(S233)と、
上記問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信する返信ステップ(S235)と、を実行させるものである。
好ましくは、この問い合わせは、転送可否を制御する転送制御情報(TTL)を有していてもよい。そして、このプログラムは、コンピュータに、
上記転送制御情報を所定の条件にしたがい更新するステップ(S236)と、
上記転送制御情報にしたがい問い合わせの転送可否を判定するステップ(S237)と、
上記転送が許容される場合に、その問い合わせを1以上の第2のコンピュータに転送するステップ(S238)と、をさらに実行させるものでもよい。
好ましくは、このプログラムは、コンピュータに、所望の主題に係る情報を入力するステップ(S7)または所望の主題に係る情報を入力する蓄積領域を定義するステップをさらに実行させてもよい。。
好ましくは、上記返信ステップは、問い合わせに合致する情報に代えて、問い合わせに合致する情報の所在を返信してもよい。
好ましくは、このプログラムは、問い合わせに対する応答を上記第2のコンピュータから受信するステップ(S24)と、
受信した応答を上記第1のコンピュータに返信するステップ(S25)とをさらに実行させるてもよい。
好ましくは、上記応答先は、上記第1のコンピュータがよい。
好ましくは、上記問い合わせは、その応答先を指定する情報を有し、上記応答先は、当該問い合わせを最初に発した問い合わせ元コンピュータ(11)であってもよい。
好ましくは、上記応答先は、当該問い合わせを最初に発した問い合わせ元コンピュータから他のコンピュータへの問い合わせの配信を依頼され、そのような配信を始動する管理コンピュータ(10)であってもよい。
好ましくは、上記主題は、商品に対するユーザの評価であってもよい。
好ましくは、上記問い合わせは、商品購入に係る問い合わせ元ユーザの特性情報を有し、
上記プログラムは、コンピュータに、応答元ユーザの特性を参照するステップと、
応答元ユーザが上記特性情報に該当するか否かを判定するステップ(S23a)とをさらに実行させ、
上記返信ステップはその特性情報に相当しないユーザの評価を返信しないようにしてもよい。
好ましくは、このプログラムは、コンピュータに、上記問い合わせを生成するステップ(S7、S69)と、
その問い合わせに対する応答を受信する受信ステップ(S10、S6b)とをさらに実行させてもよい。
好ましくは、このプログラムは、コンピュータに、生成された問い合わせを、そのような問い合わせの配信を始動する管理コンピュータ(10)に依頼するステップ(S7、S69)をさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記受信ステップは、上記応答を管理コンピュータ(10)から受信してもよい。
好ましくは、上記受信ステップは、上記問い合わせに合致する情報を有するコンピュータから上記応答を受信してもよい。
好ましくは、このプログラムは、コンピュータに、上記応答を集計するステップをさらに実行させてもよい(S6b)。
好ましくは、上記情報は、商品に対するユーザの評価の結果であり、上記プログラムは、コンピュータに、
商品購入に係る問い合わせ元ユーザの特性情報を参照するステップ(S4541)と、
応答元ユーザがその特性情報に該当するか否かを判定するステップ(S4541)と、
その特性情報に該当する応答元ユーザの応答を集計するステップ(S6b)とをさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記問い合わせは、特定の商品の販売の申し出であり、上記情報は、当該商品を購入する場合の価格であってもよい。
好ましくは、このプログラムは、コンピュータに、上記問い合わせを生成するステップ(S70)と、
その問い合わせに対する応答を受信するステップ(70)と、
その応答を価格の高い順に所定個数だけ選択するステップ(S72)と、をさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記問い合わせは、特定の商品の購入の申し出であり、上記情報は、商品を販売する場合の価格であってもよい。
好ましくは、このプログラムは、コンピュータに、問い合わせを生成するステップ(80)と、
その問い合わせに対する応答を受信するステップ(S80)と、
その応答を価格の低い順に所定個数だけ選択するステップ(S82)と、をさらに実行させてもよい。
また、本発明は、コンピュータに、ネットワーク上の他のコンピュータに問い合わせを配信させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、
問い合わせを生成した問い合わせ元コンピュータから他の配信先コンピュータへの前記問い合わせの配信依頼を受信するステップ(S42)と、
配信先コンピュータを決定するステップ(S435)と、
配信先コンピュータに問い合わせを配信する配信ステップ(S436)とを実行させるものでもよい。
好ましくは、配信先コンピュータが問い合わせをさらに他の転送先コンピュータに転送する場合に、
上記配信ステップ(S436)は、問い合わせの転送可否を制御する転送制御情報を問い合わせとともに配信し、問い合わせの無制限な転送を排除するものがよい。
好ましくは、上記配信ステップ(S435a)は、マルチキャストアドレスにより複数の配信先に問い合わせを配信してもよい。
好ましくは、上記プログラムは、コンピュータに、上記問い合わせに対する応答を受信するステップ(S44)と、
その応答を問い合わせ元コンピュータに返信するステップ(S4545)とをさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記プログラムは、コンピュータに、問い合わせに対する応答を受信するステップ(S44)と、
その応答を集計して集計情報を生成する集計ステップ(S4541)と、
前記集計情報を前記問い合わせ元コンピュータに返信するステップ(S4545)とをさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記プログラムは、コンピュータに、問い合わせに対する応答を受信するステップ(S44)と、
その応答から個人を特定する情報を削除し、匿名応答を生成するステップと、
匿名応答を問い合わせ元コンピュータに返信するステップとをさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記情報は、商品に対するユーザの評価の結果であり、上記プログラムは、コンピュータに、
商品購入に係る前記問い合わせ元コンピュータのユーザの特性情報を参照するステップ(S4541)と、
応答元ユーザがその特性情報に該当するか否かを判定するステップ(S4541)と、
その特性情報に該当する応答元ユーザの応答を集計する集計ステップ(S4541)とをさらに実行させてもよい。
好ましくは、上記配信ステップは、配信先コンピュータに対して、問い合わせ元コンピュータを応答先に指定し、配信先コンピュータまたは転送先コンピュータから問い合わせ元コンピュータへ直接応答させてもよい。
好ましくは、上記問い合わせは、特定の商品の販売申し出であり、上記情報は、商品を購入する場合の価格であり、
上記集計ステップ(S4541)は、上記応答を価格の高い順に所定個数だけ選択するステップ(S72)を含むものがよい。
好ましくは、上記問い合わせは、特定の商品の購入申し出であり、上記情報は、商品を販売する場合の価格であり、
上記集計ステップ(S4541)は、前記応答を価格の低い順に所定個数だけ選択するステップ(S82)を含むものがよい。
また、本発明は、以上のいずれかの機能をコンピュータに実現させるプログラムコード部分を有するデータ通信信号であってもよい。
また、本発明は、ネットワークに接続された他の情報処理装置(11b等)と連携する情報処理装置(11a等)であり、
所望の主題に係る情報を作成する操作部(16)と、
その情報を記録する記録部(13、14)と、
ネットワークに接続された他の情報処理装置と通信する通信部(17)と、
制御部(12)とを備え、
前記制御部(12)は、他の第1の情報処理装置(11)から主題を指定された問い合わせを受信すると(S22)、その問い合わせに合致する情報を前記記録部において検索し(S233)、その問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信する(235)ものでもよい。
また、本発明は、ネットワーク上の複数の情報処理装置(11,11a、11b)からなり、情報を分散管理する情報処理システムであり、前記情報処理装置は(11,11a、11b)、
ネットワークに接続された他の情報処理装置と通信する通信部(17)と、
制御部(12)とを備え、
制御部(12)は、主題が指定された問い合わせをネットワークに接続された他の第1のコンピュータ(11a)から受信し、その問い合わせに合致する情報を検索し、
問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信するものであってもよい。
また、本発明は、情報を分散記憶するネットワーク上のコンピュータに問い合わせを配信して、その問い合わせに応答させる情報収集方法であり、
所望の主題に係る問い合わせを生成した問い合わせ元コンピュータからの配信依頼を受信するステップ(S42)と、
その問い合わせの配信先コンピュータを決定するステップ(S435)と、
その配信先コンピュータに対して、上記問い合わせを配信するステップ(S436)とからなるものでよい。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
《第1実施形態》
本発明の第1実施形態に係る情報管理システムをFIG.1からFIG.23の図面に基いて説明する。
<システム構成と機能概要>
FIG.1に、情報管理システムのシステム構成を示す。このシステムは、インターネット上の口コミ検索サイトshoppers.com(以下単に口コミ検索サイト10という)と、口コミ検索サイト10への参加メンバA、B、C、D、E等が使用するホストコンピュータ(以下単に参加ホスト11a等という)とから構成される。
この参加ホスト11a等のうち、特に検索を依頼している参加ホストを依頼者ホスト11という。また、口コミ検索サイト10に検索を依頼するものを依頼者Pという。また、本実施形態では、検索依頼を問い合わせともいう。以下このシステムの処理概要を説明する。
[依頼者ホスト11における操作処理概要]
▲1▼依頼者Pは、まず、依頼者ホスト11から口コミ検索サイト10にアクセスし、情報処理プログラムをダウンロードする。この情報処理プログラムは、他の参加ホスト11a等との通信機能およびデータ管理機能を提供する。
▲2▼また、依頼者Pは、口コミ検索サイト10のメンバとなるための約束事項に対する承認を記入し、口コミ検索サイト10に登録する。ここで、約束事項とは、例えば、虚偽の回答をしない、他者の情報を販売しない、等である。
▲3▼また、依頼者Pは、自分の消費特性を入力し、依頼者ホスト11に保存する。ここで、消費特性とは、依頼者Pを購買行動において分類する情報、例えば、性別、年齢、家族構成、住所、職業、収入等である。
▲4▼また、依頼者Pは、口コミ検索サイト10が保有する商品リストを呼び出し、自分が購入した商品の評価を入力する。この評価はアンケートファイルとして依頼者ホスト11のローカルディスクに保存される。ただし、依頼者Pが評価できる商品がない場合、この設定は省略される。
以上のような初期設定の後、依頼者Pは、他のメンバに問い合わせをすることができる。この問い合わせは、例えば、『商品Xの購入者の満足度は?』というものである。この問い合わせでは、依頼者Pは、口コミ検索サイト10の保有する商品リストから商品Xを選択し、検索項目として満足度を指定し、検索を依頼すればよい。
本実施形態では、依頼者ホスト11から口コミ検索サイト10に送信される問い合わせを依頼者Queryという。また、口コミ検索サイト10から他の参加ホスト11a等に配信される問い合わせをサイトQueryという。
[口コミ検索サイト10および参加ホスト11a等の処理概要]
口コミ検索サイト10は、依頼者ホスト11からの問い合わせに対し、以下の処理を実行する。まず、口コミ検索サイト10は商品Xの購入者の出現率を予測し、TTL(Time to live)を設定する。TTLとは、口コミ検索サイト10への参加ホスト11a等から他の参加ホスト11b等への問い合わせのフォワードを制御するパラメータである。問い合わせがフォワードされるごとに、TTLは減算される。TTLが0になるとその問い合わせはフォワードされない。
なお、フォワードとは、検索依頼を参加ホスト11a等から他の参加ホスト11b等へ転送することをいう。したがって、例えば、TTLが25に設定されると、問い合わせは25回、参加ホスト11a等の間を転送される。
次に口コミ検索サイト10は、事前にピアトゥピアで接続されている1以上の参加ホスト11a等に問い合わせを配信する。
この問い合わせに対し、参加ホスト11a等は、まず、自身のローカルディスク内を参照し、問い合わせに対応する回答、例えば、商品Xの購入者の満足度を記述した情報を検索する。ローカルディスク内に、その回答が存在した場合、参加ホスト11a等は、その回答と参加ホスト11a等に記録されたメンバの消費特性と(以下単に回答等という)を口コミ検索サイト10に返信する。このような回答等は、ローカルディスクにファイルとして記録されることから、FIG.1では、ファイルと記述されている。
さらに、参加ホスト11a等は、TTLを1だけ減算し、TTLが0より大きい場合、その参加ホスト11a等に事前にピアトゥピアで接続されている1以上の参加ホスト11b等に問い合わせをフォワードする。
この問い合わせに対する回答が参加ホスト11b等のローカルディスクに存在した場合、参加ホスト11b等は、その回答等をフォワード元に返信する。FIG.1に示すように、問い合わせは、参加ホスト11a等から他の参加ホスト11b等へTTLが0になるまで、順次フォワードされる。また、その回答等は、フォワードと逆のパスを通って返信される。
このように、フォワードされた問い合わせに対する回答が見つかった場合、その回答と回答に係るメンバの消費特性とが口コミ検索サイト10に収集される。すると、口コミ検索サイト10は、収集された回答等に含まれる消費特性と依頼者Pの消費特性とを比較する。そして、依頼者Pへの推奨情報作成に有効な回答を以下のようにフィルタリングする。
口コミ検索サイト10は、商品リストの各商品ごとに、予め、その商品の購入に与える影響度が高い因子を、事前に統計分析により決定しておく。このような因子は、例えば、顧客に対するアンケート結果を統計分析することにより得られる。
アンケートは、例えば、顧客の性別、年齢、家族構成、住所、職業、収入、各ブランドに対して抱くブランドイメージ等の消費特性と、その顧客の実際の購買パターン等に関するものである。
そのようなアンケート結果に対して主成分分析、回帰分析、クラスタ分析等の統計分析を実行し、各商品の購買パターンに対して影響度が高い因子を決定しておく。
口コミ検索サイト10は、商品Xの購入に与える影響度が高い因子における消費特性が依頼者Pの消費特性と似通っているメンバの回答を収集する。収集は、統計的に有意なサンプル数(所定値)になるまで行われる。
口コミ検索サイト10は、このようにして収集された回答から商品Xの購入者の満足度を推定し、推奨情報(リコメンデーション・シート)を作成し、依頼者Pに返信する。
<口コミ検索サイト10の処理>
FIG.2に口コミ検索サイト10の処理概要図を示す。FIG.2に示すように口コミ検索サイト10は以下の機能を実行する。
▲1▼生活者のクラスタの作成
口コミ検索サイト10は、事前に商品と生活者情報に関する調査から、生活者を分類するクラスタを生成する。口コミ検索サイト10は、生活者の消費特性を商品ごとに分類し、クラスタを割り当てる。
商品カテゴリ別カテゴリテーブル20は、このような各商品ごとのクラスタを一組にし、この回答パターンとして保持する。例えば、回答パターン1の生活者は、自動車のクラスタ1、日用品のクラスタ2、食品のクラスタ12のように記録される。
▲2▼TTLの設定
口コミ検索サイト10は、事前の調査から商品カテゴリ別に、生活者による各商品の所有率を持つ。そして、コミ検索サイト10は、商品の所有率に基づき、問い合わせのフォワードを何回繰り返すかを出現率テーブル21に商品カテゴリごとに記録する。
▲3▼サイトQuery
口コミ検索サイト10は、依頼者ホスト11からの依頼者Queryコマンドを受信すると、出現率テーブルに基づきTTLを設定して、近接する参加ホスト11a等にサイトQueryコマンドを発信する。
▲4▼フィルタリング
次に、口コミ検索サイト10は、サイトQueryに対する参加ホスト11a等の回答を受信する。この回答は、参加ホスト11a等が問い合わせに合致する情報を検索した結果であるため、ヒットと呼ばれる。
次に、口コミ検索サイト10は、問い合わせ対象の商品において、クラスタが依頼者Pのものに一致する参加者A等の回答を選択する。この選択処理をフィルタリングという。
▲5▼評価の集計
口コミ検索サイト10は、▲4▼でフィルタリングされた回答から商品に対する評価を集計する。
▲6▼推奨情報の返信
口コミ検索サイト10は、▲5▼を元にを依頼者Queryを出した依頼者ホスト11に送り返す。
<参加ホスト11a等の処理>
FIG.3に参加ホスト11a等の処理概要を示す。
▲1▼各参加ホスト11a等は、当該参加者A等の基本特性データ(これをデモグラフィックデータという)、例えば、性別、年齢(または生年月日)、職業、居住地(例えば郵便番号)をもつ。
また、各参加ホスト11a等は、当該参加者A等の詳細特性データ、例えば、趣味、意見、好みのブランド等を持つ。ただし、詳細特性データは、当該参加者が入力に同意した場合だけ入力される。
▲2▼各参加ホスト11a等は、使用者が購入した商品と、その商品に対する評価を入力する機能を提供する。各参加ホスト11a等は、その入力結果を商品購入実績記録23に記録する。商品購入実績記録23は、商品名、購入時期、購入場所、購入金額、購入頻度、評価、満足度、評価、満足度、次回購入意向、感想を含むレコードから構成される。
▲3▼参加ホスト11a等は、商品カテゴリテーブル22および使用者クラスタ定義テーブル24を有している。商品カテゴリテーブル22は、商品カテゴリ、メーカ、大分類、中分類、小分類、商品名、および写真の画像データへのポインタを含むレコードからなる。図3に示すように、商品カテゴリテーブル22は、商品名により、商品購入実績記録23と結合される。
使用者クラスタ定義テーブル24は、当該参加ホストの使用者について商品カテゴリと、その商品カテゴリにおけるその使用者が属するクラスタの組み合わせからなる。依頼者Pが入力した基本特性データ、または、詳細特性データに基づいて、口コミ検索サイト10は、使用者クラスタ定義テーブル24を作成する。そして、依頼者Pは、自身の使用者クラスタ定義テーブル24を依頼者ホスト11にダウンロードし、保存しておく。
▲4▼参加ホスト11a等は、使用者がアンケートに対して事前に入力する機能を提供する。
▲5▼参加ホスト11a等は、アンケートのデータにより、その回答パタンを生成する。そして、参加ホスト11a等は、商品カテゴリ別に使用者のクラスタを決定し、使用者クラスタ定義テープル24に保存しておく。
▲6▼依頼者ホスト11は、他の参加ホスト11a等の保持する商品の評価と当該参加者のクラスタを検索するため、下記の情報を有する依頼者Queryコマンドを口コミ検索サイト10に送信する。
A:依頼者の登録番号
B:依頼者が購入したい商品
C:当該商品において依頼者が属するクラスタ
口コミ検索サイト10は、依頼者Queryコマンドを受信すると、サイトQueryコマンドを生成し、参加ホスト11a等に配信する。
▲7▼参加ホスト11a等は、サイトQueryコマンドに対して商品購入実績記録23および使用者クラスタ定義テーブル24を検索し、下記情報を有する回答を口コミ検索サイト10に返す。
A:問い合わせの商品に対する評価
B:その商品を評価した参加者のクラスタ
▲8▼参加ホスト11a等は、他の参加ホスト11b等にサイトQueryコマンドをフォワードする。他の参加ホスト11b等は、同様に回答をサイトQueryコマンドの送信元に返す。また、他の参加ホスト11b等は、他の参加ホスト11c等にサイトQueryコマンドをフォワードする。
<商品リスト>
FIG.4に、口コミ検索サイト10から提供される商品リストの構成を示す。この商品リストの各行は、商品カテゴリー、メーカ、大分類、中分類、小分類、商品名および写真から構成される。
商品カテゴリーは、例えば、乗用車、化粧品、ビール等の商品の分類である。メーカは、その商品のメーカである。大分類・中分類・小分類は、その商品カテゴリーにおける商品の分類である。
例えば、大分類は、自家用車、商用車等である。また、中分類は、大衆車、高級車等である。また、小分類は、例えば、ワゴン、セダン、バン等である。
商品名は、その商品の名称である。また、写真は、その商品を撮影した画像である。依頼者Pは、このような商品リストから所望の商品を指定し、所望の項目、例えば、ユーザの満足度に関する検索を依頼する。なお、検索する情報項目は、不図示の検索項目リストから選択することで指定する。
<アンケートファイル>
FIG.5に、依頼者Pあるいは口コミ検索サイト10のメンバがローカルディスクに保存するアンケートファイルの形式を示す。このアンケートファイルの形式は、依頼者P等が口コミ検索サイト10にアクセスすると表示される。依頼者P等は、各欄に必要事項を入力後、その内容をハードディスク14に保存する。
このアンケートファイルは、商品名、商品コードNO.(型番)、購入時期、購入場所、購入金額、購入頻度、評価、満足度、次回購入意向、および感想等を有している。
商品名は、アンケートの対象となる商品の名称である。商品コードNO.は、その商品の型番である。
購入時期は、所定の形式、例えば、YYYY/MM/DDにより指定する。
購入場所は、購入先を特定する文字列である。これは、例えば、○○百貨店東京店である。
購入金額は、その商品の購入金額である。購入頻度には、その商品を購入する通常の頻度が○年、○ヶ月、あるいは○○日のように指定される。
評価は、その商品を同一の商品分類に属する他の商品と比較したときの、商品の機能、性能上の評価であり、1から10の十段階の数値で記入される。
満足度は、依頼者P等がその商品を使用した際の、自身の満足度であり、1から10の十段階の数値で記入される。
次回購入意向は、依頼者P等がその商品を次回購入するか否かであり、”あり”、または、”なし”で記述される。
感想は、依頼者P等のその商品に対する感想であり、最大の長さが所定値に制限されるテキストである。
<クラスタの生成>
FIG.6は、商品ごとの顧客の消費特性から顧客を分類するクラスタの説明図である。FIG.6のテーブルは、使用者クラスタ定義テーブル24を変形したものであり、縦軸は商品カテゴリを示している。また、このテーブルの横軸は、使用者クラスタ定義テーブル24におけるクラスタに代えて、商品の購入に寄与する因子を示している。
ただし、FIG.6のテーブルの因子は、各商品ごとに寄与率の大きいものから順に左から配置されている。例えば、乗用車の購入において、寄与率の高い因子は、その寄与率の順に家族構成、ブランドイメージ、年収となっている。
そして、家族構成3人、自動車のブランドイメージとしてX社製のものを評価しており、年収○○○円、等の特性を有する参加者は、乗用車のクラスタ1に割り当てられる。
また、ビールに対しては、寄与率の高い順に、嗜好、ブランドイメージ、テレビ視聴時間が挙げられている。そして、例えば、酒好き、ビールはSビールというブランドに好感を持ち、テレビ視聴時間が毎日3時間という参加者は、ビールのクラスタ4に割り当てられる。
このように、クラスタは、各商品の購入に対して寄与率の高い因子における各ユーザの特性に基づき決定される。本実施形態では、参加者は、2種類のクラスタを割り当てられる。
第1は、基本特性であるデモグラフィックデータのみに基づくクラスタである。第2は、趣味、意見、好みのブランド等を含む詳細特性データに基づくクラスタである。詳細特性の入力は、任意である。ただし、これを入力したユーザには、基本特性のみに基づく場合より、正確な回答が与えられることになる。
<Queryコマンドの構造>
FIG.7に依頼者QueryコマンドおよびサイトQueryコマンドの構造を示す。
依頼者Queryコマンドは、識別子、登録番号、クラスタ番号および主題から構成される。識別子は、このコマンドが依頼者Queryコマンドであることを示す情報である。登録番号は、口コミ検索サイト10において登録されている依頼者Pを識別する番号である。
クラスタ番号は、口コミ検索サイトに問い合わせをした依頼者Pの主題におけるクラスタ番号である。例えば、主題がある商品に関するものであるとき、クラスタ番号は、その商品において問い合わせ元ユーザが割り当てられたクラスタの番号である。
また、主題は、問い合わせの内容であり、例えば、商品名と、問い合わせ項目を含む。商品名は、例えば、商品のブランドである。また、問い合わせ項目は、例えば、購入金額、満足度または次回購入意向等である。
サイトQueryコマンドは、識別子、QueryID、TTLおよび主題から構成される。識別子は、このコマンドがサイトQueryコマンドであることを示す情報である。
QueryIDは、ネットワークに配信されるサイトQueryコマンドを識別する通し番号である。同一のQueryIDを有するサイトQueryコマンドが同一の参加ホスト11a等に2度配信またはフォワードされた場合、2度目のサイトQueryコマンドは廃棄される。
TTLは、サイトQueryコマンドのフォワード回数を制限するパラメータである。TTLは、口コミ検索サイト10で初期設定され、参加ホスト11a等から他の参加ホスト11b等へフォワードされるごとに減算される。
主題は、依頼者Queryコマンドにより口コミ検索サイト10に問い合わせられた主題である。主題は、例えば、「乗用車Xの満足度は?」というものである。
FIG.8に、サイトQueryに対する応答コマンドの構造を示す。応答コマンドは、識別子、QueryID、クラスタ番号、および回答から構成される。この識別子は、コマンドが応答コマンドであることを示す情報である。
また、QueryIDは、サイトQueryが保持していたQueryIDと同一のものである。QueryIDは、応答コマンドがどのサイトQueryに対する応答であるかを識別するための情報である。
クラスタ番号は、問い合わせ対象の商品における応答元の参加者A等に割り当てられているクラスタ番号である。
回答は、主題に対する回答であり、例えば、「乗用車Xの満足度は8」というものである。
<ハードウェア構成>
FIG.9は、依頼者ホスト11のハードウェア構成図である。なお、他の参加ホスト11a等も依頼者ホスト11と同様の構成である。これらのホストは具体的には、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、デジタルテレビ、テレビモニタに接続されるセットトップボックス等である。
この依頼者ホスト11は、情報処理プログラムを実行するCPU12と、CPU12で実行される情報処理プログラムや、CPU12で処理されるデータを記憶するメモリ13と、情報処理プログラムやデータを記録するハードディスク14と、ユーザにCPU12の処理結果を表示する表示装置15と、ユーザがデータを入力するための入力部16と、CPU12からの指令によりネットワークにアクセスする通信インターフェース部17とを備えている。
CPU12は、メモリ13に記憶された情報処理プログラムを実行し、依頼者ホスト11としての機能を提供する。
メモリ13は、CPU12で実行される情報処理プログラムやCPU12で処理されるデータを記憶する。
ハードディスク14は、CPU12で実行される情報処理プログラムやCPU12で処理されるデータを記録する。
表示装置15は、ユーザが入力したデータや、そのデータを処理した結果を表示する。表示装置15は、例えば、CRT、液晶ディスプレイ、フィルムタイプの液晶表示装置、PDP(plasma diplay panel)、EL(electro luminescence)パネル、FED(field emission display)等である。
入力部16は、ユーザが情報を入力するために使用される。入力部16は、例えば、キーボード、押しボタンダイヤル、マウス、トラックボール、ジョイスティック、静電式タッチパッド、スティック形状のアキュポイント、タッチパネル、あるいは、光学式ポインティングデバイス等である。入力部16としてこれらのいずれか2以上を使用してもよい。
通信インターフェース17は、CPU12の指令によりネットワークにアクセスし、他の参加ホスト11a等や口コミ検索サイト10を提供する管理ホスト等と通信する。通信インターフェース17は、例えば、モデムカード、LAN(Local area network)、ダイアルアップルータまたはブルートゥース規格のインターフェース等である。
なお、口コミ検索サイト10をウェブページとして提供する管理ホストも依頼者ホスト11と同様の構成であるので、その説明を省略する。
<作用と効果>
FIG.10およびFIG.11に、この情報管理システムに対する作業フローを示す。FIG.10は、依頼者Pによる口コミ検索サイト10へのメンバ登録手順、および商品評価の書き込み手順を示すフローチャートである。
依頼者Pは、まず、事業会社、すなわち、口コミ検索サイト10のホームページから情報処理プログラムをダウンロードする(S1)。次に、依頼者Pは、この情報処理プログラムを実行し、以下の初期設定を行う。
次に、依頼者Pは、自分の消費特性を入力する(S2)。この消費特性は、基本特性と詳細特性とに分かれている。基本特性は、例えば、性別、年齢、家族構成、住所、職業である。また、詳細特性は、例えば、収入、ブランドイメージ、購買行動である。
依頼者は、詳細特性の入力を省略してもよい。ただし、詳細特性を入力することにより、これも基づくさらに詳細な情報が得られる。以上の特性は、依頼者ホスト1等のハードディスク14に保存される。
次に、依頼者Pは事業会社との規約条項の承認を入力する(S3)。規約条項は、例えば、虚偽の回答をしない、他社の情報を販売しない、等である。
次に、依頼者Pは、自分が購入した商品の評価、購入場所、購入金額、満足度、および次回購入意向等を少なくとも5以上の商品について入力する(S4)。
以上の入力により、依頼者は、口コミ検索サイト10のメンバとして承認される。その結果、他のメンバの情報を検索することにより推奨情報(リコメンデーション)を得ることができる(S5)。なお、口コミ検索サイト10のメンバは、いつでも、自分が新たに購入した商品の評価を入力することができる。
FIG.11に、依頼者が問い合わせをする際、すなわち、他者情報を検索する際の作業フローを示す。依頼者は、まず、事業会社、すなわち、口コミ検索サイト10のホームページを呼び出す(S6)。
次に、依頼者は、検索したい主題、例えば、商品(アイテム)と、検索内容を指定する(S7)。
すると、口コミ検索サイト10は、依頼者Pの消費特性と検索されたメンバの消費特性を比較する。そして、口コミ検索サイト10は、消費特性が類似した参加メンバの検索結果を収集する(S8)。
本実施形態において消費特性の類似は、商品ごとに各参加者A等および依頼者P等に与えられるクラスタ番号により判定される。すなわち、まず、依頼者Pのクラスタ番号と一致する参加メンバの回答が収集される。
ただし、クラスタ番号が一致する回答のみでは、十分な回答数が得られないとき、依頼者Pのクラスタ番号に隣接するクラスタにまでフィルタリング条件が緩和され、回答が収集される。また、各メンバのフリーアンサ、すなわち、自由なテキスト形式の感想等は、一連のリストの形式に集計される。
次に、口コミ検索サイト10は、上記収集結果から集計表を作成する(S9)。次に、口コミ検索サイト10は、集計表に基づき、検索者への推奨情報(リコメンデーション)を作成する(S10)。この推奨情報には、フリーアンサのリストが含まれる。
FIG.12は、依頼者ホスト11や参加ホスト11a等で実行される情報処理プログラムの処理手順を示すフローチャートである。CPU12は、この情報処理プログラムを実行し、口コミ検索サイト10の参加ホスト11a等としての機能を提供する。
CPU12は、この情報処理プログラムを実行するとイベント待ちの状態になる(S20、S21)。イベントとは、CPU12の制御状態を変動させる要因をいう。
イベントが発生すると(S21でYESの場合)、CPU12は、イベントが問い合わせの受信か否かを判定する(S22)。イベントが問い合わせの受信であった場合、CPU12は、問い合わせに対する応答処理を実行する(S23)。その後、CPU12は制御をS20に戻す。
一方、イベントが問い合わせの受信でなかった場合、CPU12は、イベントが回答受信か否かを判定する(S24)。イベントが回答受信であった場合、CPU12は、問い合わせのフォワード元にその回答を転送する(S25)。その後、CPU12は制御をS20に戻す。
一方、イベントが問い合わせの受信でなかった場合、CPU12は、何もせずに制御をS20に戻す。
FIG.13に、問い合わせに対する応答処理の詳細を示す。この処理では、CPU12は、まず、その問い合わせがすでに受信済みか否かを判定する。受信済みか否かは、問い合わせのヘッダに記述されるQueryIDがすでに受信済みか否かにより判定する。受信済みのQueryIDは、不図示のリングバッファに保存されている。QueryIDが受信済みの場合(S231でYESの場合)、CPU12は、その問い合わせを廃棄し、問い合わせに対する応答処理を終了する。
その問い合わせが受信済みでない場合(S231でNOの場合)、CPU12は、その問い合わせのQueryIDを不図示のリングバッファに保存する(S232)。
次に、CPU12は、問い合わせに対応する回答をハードディスク14において検索する(S233)。
そして、問い合わせに対する回答がハードディスク14において見い出された場合(S234でYESの場合)、問い合わせのフォワード元へその回答を返信する(S235)。
次に、CPU12は、TTLを1減算する(S236)。そして、CPU12は、TTLが0より大きいか否かを判定する(S237)。
TTLが0より大きい場合、CPU12は問い合わせを自身に接続された参加ホスト11b等へさらにフォワードする(S238)。その後、CPU12は、問い合わせに対する応答処理を終了する。
一方、TTLが0以下の場合、CPU12はそのまま問い合わせに対する応答処理を終了する。
FIG.14からFIG.16にこの口コミ管理サイト10のサイト管理プログラムの処理を示す。口コミ検索サイト10を提供する管理ホストは、サイト管理プログラムを実行し、口コミ検索サイトの機能を提供する。
サイト管理プログラムを実行中、管理ホストは、通常イベント待ちの状態にある(S40、S41)。イベントが発生すると、管理ホストは、イベントが配信依頼か否かを判定する(S42)。イベントが配信依頼であった場合、管理ホストは、問い合わせの配信処理を実行する(S43)。その後、管理ホストは、S40に制御を戻す。
イベントが配信依頼でなかった場合、管理ホストは、イベントが回答受信か否かを判定する(S44)。イベントが回答受信であった場合、管理ホストは回答集計処理を実行する(S45)。その後、管理ホストは、S40に制御を戻す。イベントが回答受信でなかった場合、管理ホストは、何も実行せずに制御をS40に戻す。
FIG.15に問い合わせの配信処理の詳細を示す。この処理では、管理ホストは、まず、問い合わせの対象の商品の出現率テーブルを検索する(S431)。
次に、管理ホストは、当該商品の出現率に基づきTTLを設定する(S432)。例えば、TTLは、以下の(式1)により決定される。
TTL=log2(所定収集サンプル数×出現率)×係数 (式1)
ここで、所定収集サンプル数は、問い合わせに対する回答を収集する数であり、統計的に有意なサンプルを得るための目標値である。
また、出現率は、その商品のユーザ間での普及率である。FIG.2に示すように、例えば、自動車は5ノード、すなわち、5ユーザに1台のように出現率テーブルに記録されている。
また、係数は、確実に所定収集サンプル数の回答を得るための安全率であり、例えば1〜100の値が使用される。
次に、管理ホストは、QueryIDを決定する(S433)。QueryIDは、問い合わせを識別する通し番号である。
次に、管理ホストは、FIG.7の形式でサイトQueryコマンドを生成する(S434)。
次に、管理ホストは、配信先のアドレスを検索する(S435)。配信先の参加ホスト11aは、過去に通信実績がある参加ホストである。ただし、各参加ホスト11a等がネットワークに初めて接続され、通信実績がない場合は、ホスト検索により、事前に配信先が決定される。
ホスト検索は、問い合わせに応答可能なホストを検索する処理である。ホスト検索は、参加ホストを募集する特殊な問い合わせである。ホスト検索におけるフォワードと回答の手順は、サイトQueryの場合と同様である。
次に、管理ホストは、サイトQueryコマンドを配信する(S436)。
次に、管理ホストは、回答待ちの状態を設定する(S437)。この処理では、不図示の回答待ちテーブルにQueryIDが登録される。その後、管理ホストは処理を終了する。
FIG.16に回答集計処理を示す。この処理では、まず、管理ホストは、受信処理を実行する(S451)。この処理では、管理ホストは不図示のメールボックスにおいて受信された回答をメモリに保存する。
次に、管理ホストは、所定数の回答が集計されたか否かを判定する(S452)。所定数の回答が集計されていない場合、管理ホストは、さらに、タイムオーバか否かを判定する(S453)。これは、回答集計処理を所定時間でうち切るためである。
タイムオーバでない場合、管理ホストは、回答集計処理を終了する。この結果、当該問い合わせに対する回答待ち状態が続行する。タイムオーバの場合、管理ホストは、S454へ制御を進める。
S452の判定で所定数の回答が集計された場合、または、S453の判定でタイムオーバの場合、管理ホストは、集計・返信処理を実行する(S454)。この処理は、メモリに保存された回答を集計し、依頼者ホスト11に返信する処理である。
次に、管理ホストは、回答待ちを解除する(S455)。すなわち、不図示の回答待ちテーブルから当該QueryIDを削除する
FIG.17に集計・返信処理の詳細を示す。この処理では、管理ホストは、まず、フィルタリング処理を実行する(S4541)。この処理では、図16のS451の処理で保存された回答のうち、問い合わせに係る商品において、依頼者Pのクラスタ番号と一致するクラスタ番号の回答が集計される。また、回答に含まれるフリーアンサは一連のリスト形式で蓄積される。
次に、管理ホストは、有意な数の集計サンプル数が集計されたか否かを判定する(S4542)。有意な数は、口コミ検索サイト10で定められた所定値である。
有意な数の集計サンプル数がない場合、管理ホストは、フィルタリングの条件を緩和して再度フィルタイリング処理を行う(S4540)。最初のフィルタリング処理では、問い合わせ対象の商品において、依頼者Pとクラスタ番号の一致する回答のみを収集した。
再度のフィルタリング処理では、依頼者Pとクラスタ番号に隣接するクラスタ番号の回答を収集する。このようにフィルタリングの条件を緩和して有意な数のサンプル数が収集されるまで、S4541の処理が繰り返される。
次に、管理ホストは、統計処理を実行する(S4543)。ここでは、回答から、例えば商品の満足度の分布、最大、最小、平均、標準偏差等が算出される。
次に、管理ホストは、推奨情報を作成する(S4544)。この回答には、例えば、商品Xに対する満足度の分布とフリーアンサのリストが示される。次に、管理ホストは、推奨情報を依頼者ホスト11に返信する(S4545)。
以上述べたように本実施形態の情報処理システムによれば、依頼者Pの検索依頼に対し、口コミ検索サイト10への参加メンバA等が購入した商品の評価結果を収集し、いわゆる口コミ情報により、推奨情報を生成できる。
また、口コミ検索サイト10は、問い合わせ対象の商品において、依頼者Pのクラスタ番号と同一または隣接するクラスタ番号の回答を収集する。このクラスタ番号は、商品購入への寄与率の高い因子が類似するメンバを分類する番号であり、依頼者Pに適切な推奨情報が生成される。
また、参加メンバによる評価結果は、メンバが商品を評価後の適当な時期に参加ホスト11a等に保存すればよい。そして、依頼者から問い合わせがあったとき、その回答となる評価結果を有する参加ホスト11a等から必要な情報が収集される。
したがって、各参加メンバ11a等は、依頼者Pからの検索依頼に特に同期を取って回答する必要はない。すなわち、各メンバは、日々自身が購入した情報を蓄積しておけばよい。そのようにして、分散して蓄積された情報が必要な時に必要な依頼者Pに対して提供されることになる。
<検索依頼に対する回答収集手順の変形>
上記実施形態では、検索依頼に対する回答がヒットした場合、その回答は、フォワード元に返信された。すなわち、回答は、フォワードの順と逆の順を辿って返信された。しかし、本発明の実施は、このような回答手順には限定されない。例えば、ヒットした参加ホスト11c等から直接口コミ検索サイト10に回答が返信されるようにしてもよい。FIG.18からFIG.23にそのようなシステムのシステム構成、データ構成または処理を示す。
[回答元から口コミ検索サイト10へ直接回答を返信する例]
FIG.18は、回答元から口コミ検索サイト10へ直接回答を返信するシステムの構成を示す。FIG.18では、検索依頼に対する回答が参加ホスト11c、11eおよび11fでヒットしている。そして、その回答がこれらの参加ホスト11c、11e、11f等から直接口コミ検索サイト10にされる。
このためには、各参加ホスト11c等が口コミ検索サイト10のネットワーク上のアドレスを保持しておけばよい。FIG.18の他の構成および作用については、FIG.1と同様であるので、その説明を省略する。
[依頼者ホスト11でフィルタリング、集計する例]
上記実施形態では、検索依頼に対する回答が口コミ検索サイト10に収集され、所定のフィルタイリングが実行され、回答が集計され、推奨情報が作成された。しかし、本発明の実施はこのような構成には限定されない。例えば、回答集計後の処理の一部を依頼者ホスト11で実行してもよい。
FIG.19にそのような情報管理システムのシステム構成の例を示す。FIG.19のシステムでも、FIG.18のシステムと同様に問い合わせに対する回答が直接口コミ検索サイト10に返信される。
ただし、FIG.19のシステムでは、口コミ検索サイト10は回答の収集と、商品購入に寄与率が高い因子の類似性によるフィルタリングを実行する。そして、口コミ検索サイト10はフィルタリングされた情報を匿名化し、依頼者ホスト11に転送する。依頼者ホスト11は、転送された回答を集計、編集し、推奨情報を作成すればよい。
FIG.20に、FIG.19のシステムにおけるサイト管理プログラムの処理を示す。FIG.20において、S40からS44の処理は、FIG.14と同様である。そこで、これらの処理については、FIG.14と同一の符号を付してその説明を省略する。
管理ホストは、回答を受信すると(S44でYESの場合)、フィルタイリング処理を実行する(S45a)。この処理は、問い合わせ対象の商品において、依頼者Pのクラスタ番号と一致する、または、そのクラスタ番号に隣接する回答を集計する処理である。
次に、管理ホストは、その回答から氏名、ネットワーク上のアドレス等の個人を特定する情報を削除し、匿名情報を作成する(S45b)。
次に、管理ホストは、その匿名情報を依頼者ホスト11へ返信する(S45c)。回答に対する集計処理等は、依頼者ホスト11で実行される。
[回答元から依頼者ホスト11へ直接回答を返信する例]
FIG.21に、回答が参加ホスト11c等から口コミ検索サイト10を介さずに直接依頼者ホスト11に返信されるシステムの構成を示す。FIG.21では、FIG.1、FIG.18およびFIG.19に記載のシステムと同様、問い合わせは、口コミ検索サイト10から参加ホスト11a等へ順次フォワードされる。しかし、FIG.21では、問い合わせに対する回答がヒットした参加ホスト11cおよびE等は、その回答を直接依頼者ホスト11に返信する。
そして、依頼者ホスト11において、回答の収集、所定のフィルタイリング、フィルタリング後の回答の集計、および、推奨情報の作成がなされる。
このように参加ホスト11c等が依頼者ホスト11に直接回答を転送するためには、フォワードされるサイトQueryコマンドの中に依頼者ホスト11のネットワーク上のアドレスを明示しておけばよい。
また、依頼者ホスト10は、依頼者Pの各商品におけるクラスタ番号を記録した使用者クラスタ定義テーブル24を有している。依頼者端末Pは、依頼者Pのクラスタ番号と一致する応答を選択して、フィルタリングを実行すればよい。
なお、FIG.1のように、回答をフォワード元に返信するシステムにおいても、FIG.19またはFIG.21に示したように、依頼者ホスト11において回答を収集、フィルタイリング、または集計し、推奨情報を作成するようにしても構わない。その場合ば、口コミ検索サイト10は、回答をフィルタリングすることなくそのまま依頼者ホスト11に転送すればよい。
[フィルタリング処理の変形]
上記実施形態では、口コミ検索サイト10において回答がフィルタイリングされた。上記変形例に示したFIG.21では、依頼者ホスト11において回答がフィルタリングされた。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。例えば、フィルタリングを各参加ホスト11a等において、実行してもよい。
このときのサイトQueryコマンドの構造をFIG.22に示す。このサイトQueryコマンドは、FIG.7に示したものに比べてクラスタ番号を有している。このクラスタ番号は、問い合わせ対象の商品における依頼者Pのクラスタを示す番号である。
このようなサイトQueryコマンドが配信されたとき、各参加ホスト11a等における応答処理をFIG.23に示す。この処理は、QueryID保存処理(S232)の後、S23aの判定が追加されている点で、FIG.13の場合と相違する。
この処理では、参加ホスト11a等において、CPU12は、問い合わせ対象の商品において、依頼者Pのクラスタ番号が、当該参加ホスト11a等の使用者(応答元の参加者A等)のクラスタ番号と一致するか否かを判定する(S23a)。
これらのクラスタ番号が一致する場合、CPU12は、S233に制御を進め、ハードディスク14を検索する。
一方、これらの回答パターンが一致しない場合、CPU12は、自身のハードディスク14を検索せず、S236に制御を進める。他の処理は、FIG.13と同様であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。
このように、参加ホスト11aでフィルタリングすることにより、返信される回答を低減し、トラフィックを抑制することができる。
<その他の変形>
上記第1実施形態では、FIG.3に示したように、各依頼者ホスト11や参加ホスト11a等が使用者クラスタ定義テーブル24を保持していた。しかし、本発明の実施は、このような構成には限定されない。例えば、口コミ検索サイト10が使用者クラスタ定義テーブル24を作成し、そのまま管理ホストに保持しておいてもよい。口コミ検索サイト10は、参加メンバを識別する登録番号をキーにして各参加メンバの使用者クラスタ定義テーブル24を保持すればよい。
そして、依頼者Pが問い合わせを依頼するとき、口コミ検索サイト10に登録番号を引き渡せばよい。口コミ検索サイト10は、その登録番号により、その依頼者Pの使用者クラスタ定義テーブル24を検索し、クラスタ番号を求めればよい。
上記実施形態では、問い合わせは、口コミ検索サイト10のホームページにおいて作成された。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。
例えば、口コミ検索サイト10からダウンロードされる情報処理プログラムに問い合わせたい主題を入力させるユーザインターフェースを設け、口コミ検索サイトへ送信するようにしてもよい。
また、通常のテキストエディタ、スプレッドシート、あるいはワードプロセッサ等により、所定の形式で問い合わせを作成するようにしてもよい。その場合、問い合わせ、すなわち、依頼者Queryは、電子メールで口コミ検索サイトに発信すればよい。また、回答を集計した推奨情報を電子メールで口コミ検索サイト10から依頼者ホスト11に返信するようにしてもよい。
上記実施形態のシステムでは、問い合わせに対する回答が直接収集された。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。例えば、回答が保持されたファイルの所在、例えば、回答がヒットした参加ホスト11a等のネットワーク上のアドレスおよびそのファイルのファイル名を口コミ検索サイト10または依頼者ホスト11に収集してもよい。
そして、口コミ検索サイト10または依頼者ホスト11において、その参加ホスト11a等からそのファイルをダウンロードするようにしてもよい。
上記実施形態では、依頼者Pは、口コミ検索サイトのホームページを呼び出し、問い合わせの主題、すなわち、検索したいアイテムと検索内容を入力した。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。
例えば、依頼者Pは、依頼者端末11において、テキストエディタ、ワードプロセッサプログラム、表計算プログラム等の文書作成プログラムを使用し、問い合わせを作成してもよい。依頼者Pは、これらの問い合わせを所定の書式にしたがって作成し、電子メール等で口コミ検索サイト10に送信すればよい。
また、記実施形態では、依頼者Pは、口コミ検索サイトのホームページからダウンロードした情報処理プログラムにより、初期設定を実行し、自己の消費特性、商品の評価等を入力した(図10の処理)。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。
例えば、口コミ検索サイトのホームページからダウンロードした情報処理プログラムによる初期設定では、自己の消費特性、商品の評価等を蓄積する領域、例えば、ハードディスク14内のフォルダ等を指定させてもよい。そして、この領域への自己の消費特性、商品の評価等の入力は、依頼者Pがテキストエディタ、ワードプロセッサプログラム、表計算プログラム等の文書作成プログラムを使用して行ってもよい。
上記実施形態は、無制限な問い合わせの転送を制限するため、TTLが使用された。しかし、本発明の実施はこのような構成には限定されない。例えば、サイトQueryに初期配信時刻を設定し、その時刻から所定時間経過したものを廃棄するようにしてもよい。また、サイトQueryに有効期限を設定し、有効期限を経過したものを廃棄するようにしてもよい。
上記返信された回答の虚偽を見いだし、虚偽の回答を排除するフィルタリングを行ってもよい。これは、参加メンバごとに所定期間分の回答履歴蓄積し、回答の一貫性を判定するようにすればよい。
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態をFIG.24からFIG.26の図面に基づいて説明する。上記第1実施形態では、依頼者Pは依頼者ホスト11から口コミ検索サイト10を通して検索を依頼した。本実施形態の情報管理システムでは、依頼者ホスト11から口コミ検索サイト10を介さずに検索を依頼し、回答を収集する情報管理システムについて説明する。
本実施形態の他の構成および作用は第1実施形態のものと同様である。そこで、同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、必要に応じてFIG.1からFIG.23の図面を参照する。
<機能概要>
FIG.24は、参加ホスト11a1等の間でコネクションを確立する制御フローを示す図である。コネクションとは、依頼者ホスト11が検索依頼、すなわち、問い合わせを行う参加ホスト11a1等の接続順序を示す関係をいう。
▲1▼まず、依頼者Pは、依頼者ホスト11から所定のホームページにアクセスし、サーバリスト、すなわち、参加ホスト11a1等のリストを入手する。
▲2▼依頼者Pは、依頼者ホスト11からネットワーク上で検索依頼可能なホストを捜すメッセージを送信する。このようなメッセージは、すでに、TCP/IP上の分散データベースを検索するプロトコルであるgnutellaにおいては、pingとして知られている。
このpingは、ネットワーク上のホストを順次フォワードされる。pingを受けたホストで、検索依頼に対する応答が可能なホストは、自身のネットワーク上のアドレス、そのホストがネットワーク上の他のホストと共用可能なファイル数、そのファイルの全データ量を返信する。この返信は、上記gnutellaにおいては、pongとして知られている。このpongは、フォワードされた経路を逆に辿って依頼者ホスト12に返信される。
gunutellaのプロトコルは、インターネット上のホームページ、例えば、http://www.jnutella.org等に記述されている。ただし、本実施形態において、ホストの検索はgnutellaに規定された手順に限定されるものではない。
▲3▼依頼者ホストは、いずれかのホストからの返信(pong)を受けた時点で、上記のような参加ホストが形成するネットワーク(参加ホスト11a等のリンク)に入り、検索を依頼できる。
FIG.25に、FIG.24の手順により形成された参加ホスト11a1等のリンクに問い合わせを依頼し、回答を得る手順を示す。この問い合わせのメッセージは、上記gunutellaプロトコルでは、Queryとしてしられている。
ここで、問い合わせの内容は、第1実施形態の場合と同様、『商品Xの購入者の満足度は?』等である。また、各参加ホスト11a1等は、第1実施形態の場合と同様、その参加メンバA等の消費特性、アンケートファイル等を各参加ホスト11aのハードディスク14に保存している。
依頼者ホスト11は、上記FIG.24にしたがって見いだされた参加ホスト11a1等に対し、問い合わせを依頼する。そうすると、参加ホスト11a1等は、この問い合わせに対する回答を自身のハードディスク14において検索する。
また、参加ホスト11a1等は、TTLを1減算し、TTLが0より大きいか否かを判定する。そして、参加ホスト11a1等は、TTLが0より大きい場合、その問い合わせを自身とリンクされた参加ホスト11a2、11b1等にフォワードする。
このようにして問い合わせは、TTLが0になるまで順次フォワードされる。一方、このようにして問い合わせをフォワードされた参加ホスト11a1等が、その問い合わせに対応する回答を見い出した場合、その参加ホスト11a1等のネットワーク上のアドレス、その回答が記録されたファイルの個数、各ファイルのサイズ、ファイル名等を検索依頼のフォワード元に返信する。この返信は、上記gunutellaプロトコルでは、Query hitとして知られている。
こうして、検索依頼に対する回答が保持されたファイルの所在が次々に依頼者ホスト11に収集される。
依頼者ホスト11は、そのようにして収集された参加ホストのアドレス、およびファイル名にしたがい、検索依頼に対する回答をダウンロードする。この回答に対するフィルタリング、集計、推奨情報作成等の処理は、第1実施形態の場合と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施形態の情報処理システムでは、第1実施形態に示した口コミ検索サイト10のような事業者なしに情報管理システムを構築できる。
<作用>
FIG.26により、本実施形態の依頼者ホスト11のCPU12で実行される情報処理プログラムの処理手順を説明する。CPU12は、この情報処理プログラムを実行し、依頼者ホスト11としての機能を提供する。
CPU12は、この情報処理プログラムを実行中は、通常、イベント待ちの状態にある(S60、S61)。イベントが発生すると、CPU12は、そのイベントの種類を判定する。
まず、CPU12は、イベントが基本特性の設定か否かを判定する(S62)。基本特性とは、住所(または郵便番号)、年齢、性別、職業等のいわゆるデモグラフィックデータである。
イベントが基本特性の設定であった場合、CPU12は、基本特性設定処理を実行する(S63)。この処理では、不図示の基本特性設定画面が表示されるので、依頼者Pは、自身の基本特性を設定できる。その後、CPU12は、S60に制御を戻す。
イベントが基本特性の設定でなかった場合、CPU12は、イベントが詳細特性の設定か否かを判定する(S64)。詳細特性とは、趣味、意見、好みのブランド等のいわゆるサイコグラフィックデータである。
イベントが詳細特性の設定であった場合、CPU12は、詳細特性設定処理を実行する(S65)。この処理では、不図示の詳細特性設定画面が表示されるので、依頼者Pは、自身の詳細特性を設定できる。その後、CPU12は、S60に制御を戻す。
イベントが詳細特性の設定でなかった場合、CPU12は、イベントが商品評価の登録か否かを判定する(S66)。
イベントが商品評価の登録であった場合、CPU12は、商品評価登録処理を実行する(S67)。この処理では、不図示の商品評価登録画面が表示されるので、依頼者Pは、自身が使用した商品の評価、満足度等を設定できる。その後、CPU12は、S60に制御を戻す。
イベントが商品評価の登録でなかった場合、CPU12は、イベントが問い合わせ作成とその発信か否かを判定する(S68)。
イベントが問い合わせ作成とその発信であった場合、CPU12は、問い合わせ作成とその発信処理を実行する(S69)。この処理では、不図示の問い合わせ作成画面が表示されるので、依頼者Pは、所望の主題、例えば、特定の商品とその商品の満足度等を設定できる。そして依頼者は、問い合わせ内容をそのまま発信できる。その後、CPU12は、S60に制御を戻す。
イベントが問い合わせ作成とその発信でなかった場合、CPU12は、イベントが回答の受信か否かを判定する(S6a)。
イベントが回答受信であった場合、CPU12は、回答受信処理を実行する(S6b)。この処理では、CPU12は、不図示のメールボックスで回答が受信されているか否かををチェックする。そして、CPU12は、回答が受信されている場合、集計処理を実行する。この集計処理には、フィルタイリング処理が含まれる。集計処理やフィルタリング処理の手順は、第1実施形態の場合と同様であるので、その説明を省略する。
以上述べたように本実施形態のシステムでは、口コミ検索サイト10なしに問い合わせに対する回答の収集をすることができる。
<変形例>
上記第2実施形態のシステムでは、回答が保持されたファイルの所在が依頼者ホストに収集された。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。例えば、問い合わせに対する回答そのもの、例えば「商品Xの満足度は9」を返信してもよい。
《第3実施形態》
FIG.27およびFIG.28に基づいて、本発明の第3実施形態を説明する。上記第1実施形態および第2実施形態では、『商品Xの購入者の満足は?』というような問い合わせに対して、情報を収集し、商品の推奨情報を生成する情報管理システムについて説明した。
本実施形態では、商品売買サイトに加入しているメンバが商品を売買するための情報を収集する情報管理システムについて説明する。
本実施形態における商品売買サイトは、依頼者Pから商品の販売の申し出または購入の申し出を受け付ける。そして、この商品販売サイトは、申し出のあった商品に関して、参加ホスト11a等に問い合わせを配信する。
参加ホスト11a等は、参加メンバA等が購入を希望する商品とその購入希望額、または、販売を希望する商品とその販売希望額を保持している。そこで、上記問い合わせの配信があったとき、各参加ホスト11a等は、問い合わせ対象の商品が自身の保持する購入希望額、または、販売希望の商品と合致するか否かを判定する。そして、これが合致する場合に、各参加ホスト11a等は、応答を返信する。
このように、本実施形態では、問い合わせの主題が、商品の販売または購入の申し出である点で第1実施形態や第2実施形態の場合と相違する。しかし、商品売買サイトの構成および作用は、第1実施形態における口コミ検索サイト10と同様である。そこで必要に応じてFIG.1からFIG.26の図面を参照する。
<機能概要>
商品売買サイトに加入しているメンバは、自身の参加ホスト11a等に所望の商品の購入希望額を記録しておく。これに対して、商品の販売希望者が商品販売の申し出を行う。
商品売買サイトは、参加メンバA等が各参加ホスト11a等に記録している当該商品の購入希望額を集計する。そして、最高価格で購入を希望するメンバを選択し、商品販売希望者に提示する。
また、商品売買サイトに加入しているメンバは、自身の参加ホスト11a等に手持ちの商品の販売希望額を記録しておく。これに対して、商品の購入希望者が商品購入の申し出を行う。
商品売買サイトは、メンバが各参加ホスト11a等に記録している当該商品の販売希望額を集計する。そして、最低価格で販売を希望するメンバを選択し、商品購入希望者に提示する。
<作用と効果>
FIG.27は、商品販売時の処理を示すフローチャートである。商品売買サイトを管理する不図示の管理ホストは、FIG.27の処理を実行し、商品販売を支援する。
まず、管理ホストは、各参加ホスト11a等に問い合わせを配信し、該当する商品の購入希望額を集計する(S70)。この配信処理および集計処理は、第1実施形態のFIG.15およびFIG.16と同様であるので、その説明を省略する。
次に、管理ホストは、所定数の集計が終了したか否かを判定する(S71)。所定数の集計が終了していない場合、管理ホストは、回答集計処理を終了する。この処理が終了すると、第1実施形態と同様にイベント待ちとなる。したがって、回答待ちの状態が継続することになる。
S61の判定で、所定数の集計が終了した場合、管理ホストは、収集した回答の中から最高価格の購入希望者を選択する(S72)。
次に、管理ホストは、その購入希望者を販売希望者に表示する(S73)。これにより、販売希望者は、その購入希望者に商品販売を承諾したことを連絡すればよい。
次に、管理ホストは、回答待ち状態を解除する(S74)。その後、管理ホストは、回答集計処理を終了する。
FIG.28は、商品購入時の処理を示すフローチャートである。商品売買サイトを管理する不図示の管理ホストは、FIG.28の処理を実行し、商品購入を支援する。
まず、管理ホストは、各参加ホスト11a等に問い合わせを配信し、該当する商品の販売希望額を集計する(S80)。
次に、管理ホストは、所定数の集計が終了したか否かを判定する(S81)。所定数の集計が終了していない場合、管理ホストは、回答集計処理を終了する。この処理が終了すると、第1実施形態と同様にイベント待ちとなる。したがって、回答待ちの状態が継続することになる。
S453bの判定で、所定数の集計が終了した場合、管理ホストは、収集した回答の中から最低価格の販売希望者を選択する(S82)。
次に、管理ホストは、その販売希望者を購入希望者に表示する(S83)。これにより、購入希望者は、その販売希望者に商品購入を承諾したことを連絡すればよい。
次に、管理ホストは、回答待ち状態を解除する(S84)。その後、管理ホストは、回答集計処理を終了する。
以上述べたように本実施形態の情報管理システムでは、商品の販売希望に対して最高価格でその商品の購入を希望するメンバを検索することができる。また、商品の購入希望に対して最低価格でその商品の販売を希望するメンバを検索することができる。
また、このシステムでは、商品の販売申し込みに対して、その時点で商品売買サイトに加入するすべてのメンバの購入希望額を収集する。したがって、商品の販売希望者は、購入希望者が回答するのを待つ必要がなく、購入希望者と同期を取ることなくで商品販売を進めることができる。
また、この購入希望者は、自身の参加ホスト11aのハードディスク14等に購入希望額を記録しておけば、管理ホストが購入希望を適時収集する。したがって、購入希望者は、商品売買サイトを見る必要がない。以上の効果は、商品の購入希望者が商品の購入申し込みをした場合も同様である。
<変形例>
上記実施形態では、回答集計処理において、最高価格の購入希望者、または最低価格の販売希望者が選択された。しかし、本発明の実施は、このような手順には限定されない。
例えば、購入希望者のうち、購入希望価格の高い順に所定数の者を選択し、依頼者Pに表示するようにしてもよい。また、販売希望者のうち、販売希望価格の安い順に所定数の者を選択し、依頼者Pに表示するようにしてもよい。
上記実施形態では、情報を分散管理する情報管理システムにおいて商品の売買を行う例を示した。しかし、この情報管理システム利用は、このような対象には限定されない。
例えば、この情報管理システムを商品やサービスのモニタに利用してもよい。すなわち、モニタ登録をしたメンバは、自身の参加ホスト11a等のハードディスクに商品やサービスの満足度等を記録しておく。
また、例えば、所定の形式で、テレビ番組の感想等を記録しておく。モニタ主催者は、このような分散記録されたモニタ結果を定期的に問い合わせて収集すればよい。
また、この情報管理システムは、雑誌や新聞の投稿記事の収集に利用できる。例えば、雑誌社や新聞社は読者特派員を募集する。この読者特派員は、不図示の管理ホストに登録される。
登録された読者特派員は、日々自身の作品や投稿記事をハードディスク14に記録しておく。雑誌社や新聞社は、必要に応じて、必要な主題に係る問い合わせを配信して、その主題に合致する記事を収集すればよい。
これにより、雑誌社や新聞社は必要なときに必要な記事を収集できる。記事が採用された読者特派員には、謝礼が支払われる。
《第4実施形態》
FIG.29およびFIG.30に基づいて、本発明の第4実施形態を説明する。上記第1実施形態から第3実施形態では、ピアトゥピアで接続された参加ホスト間で問い合わせを転送して情報を収集する情報管理システムについて説明した。
本実施形態では、問い合わせをマルチキャストで配信する情報管理システムについて説明する。マルチキャスト以外の手順については、第1実施形態から第3実施形態と同様である。そこで必要に応じて図1から図28の図面を参照する。
<マルチキャスト通信の適用>
マルチキャストは、1つの送信ホストから多数の受信ホストに同時にデータを送信する技術として知られている。マルチキャストでは、マルチキャストアドレスが使用される。
送信ホストが、マルチキャストアドレスにデータを送信すると、そのマルチキャストアドレスを自身のアドレスと認識するすべての受信ホストがそのデータを受信する。
このようなマルチキャストアドレスは、事前に当該マルチキャストアドレスへの加入者を募集することで形成される。本実施形態の情報管理システムでは、参加メンバA等が使用するホスト11a等を複数のグループに分類し、各グループにマルチキャストアドレスを与えて置く。
不図示の管理ホストは、各グループのメンバ数、そのマルチキャストアドレスをメモリ13上の管理テーブルに記録しておく。管理ホストは、問い合わせの配信依頼があると、その問い合わせを所定の順に所定の個数のマルチキャストアドレスに転送する。これにより、問い合わせが各加入者に配信され、その問い合わせに合致する情報を有する加入者から管理ホストへ回答が返信される。
<作用と効果>
FIG.29に、マルチキャストによる問い合わせの配信処理を示す。管理ホストは、FIG.29に示す処理を実行し、配信機能を提供する。
まず、管理ホストは、問い合わせコマンドを作成する(S431a)。この問い合わせコマンドは、第1実施形態に示したサイトQueryコマンドとは異なり、QueryIDが不要である。なぜなら、マルチキャスト通信では、データは特定のマルチキャストアドレスへの加入者に送信されるため、1つの加入者に重複して同一の問い合わせが送信されることはないからである。
次に、管理ホストは、問い合わせの対象である商品の出現率を出現率テーブル21において検索する(S432a)。
次に、管理ホストは、配信先ホスト数を決定する(S433a)。例えば、配信先ホスト数は、以下の(式2)により決定される。
配信先ホスト数=所定収集サンプル数×出現率×係数 (式2)
ここで、所定収集サンプル数、出現率、計数については、第1実施形態における(式1)の場合と同様であるので、その説明を省略する。
次に、管理ホストは、メモリ13に記録された管理テーブルから所定順にマルチキャストアドレスを検索する(S434a)。
次に、管理ホストはそのマルチキャストアドレスに問い合わせをマルチキャストする(S435a)。
次に、管理ホストは、配信先ホスト数の配信が完了したか否かを判定する(S436a)。配信先ホスト数の配信が完了していない場合、管理ホストは、S433aに制御を移す。これにより、次のマルチキャストアドレスが検索され、さらにマルチキャストが繰り返される。
一方、配信先ホスト数の配信が完了した場合、管理ホストは、回答待ち状態を設定する。このとき、問い合わせを発した依頼者ホスト11のアドレス、使用したマルチキャストアドレス、問い合わせが配信されたホストの総数が記録される。
なお、マルチキャストに対する応答は、通常の通信手順、例えば、TCP/IP等により、回答元にホストから管理ホストに1対1の通信で返される。これは、例えば、電子メールとして受信してもよいし、ftp(file transfer program)によりハードディスク14の所定領域のファイルとして受信してもよい。
以上述べたように、本実施形態の情報管理システムによれば、依頼者Pの問い合わせは、マルチキャストにより管理ホストから加入者の端末11a等に直接配信される。このため、ホスト11a等はQueryIDによる問い合わせの重複を管理する必要がない。
また、本情報管理システムでは、加入者のホスト11aをグループ分けして管理するので、マルチキャストアドレスと親和性がよい。管理者ホストは、加入者のグループをマルチキャストアドレスで管理できる。
<変形例>
上記実施形態では、管理ホストは、加入者をグループ分けし、これにマルチキャストアドレスを割り付けた。このグループは、加入者の特性とは、無関係に定められた。このグループを例えば、各商品において加入者を分類したクラスタに対応させてもよい。クラスタの概念については、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
FIG.30に加入者をクラスタに分類してマルチキャストアドレスを割り付けた場合の問い合わせの配信処理を説明する。
まず、管理ホストは、問い合わせコマンドを生成する(S431b)。次に、管理者ホストは、その問い合わせ対象の商品における、当該依頼者Pのクラスタ番号を入力させる(S432b)。
次に、管理ホストは、依頼者Pのクラスタに対応するマルチキャストアドレスを検索する(S433b)。次に、管理ホストは、そのマルチキャストアドレスに問い合わせをマルチキャストする(S4342)。
次に、管理ホストは、回答待ち状態を設定する(S435b)。その後、管理ホストは、処理を終了する。
以上述べたように、この情報管理システムによれば、消費者を商品ごとに定められるクラスタでグループ化し、そのグループに対してマルチキャストアドレスが割り当てられる。このため、問い合わせ対象の商品において、依頼者Pと同一のクラスタに含まれる加入者に簡単、確実に問い合わせを配信することができ、信頼性の高い回答を得ることができる。
《コンピュータ読み取り可能な記録媒体》
上記実施の形態の情報処理プログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータに、この記録媒体の情報処理プログラムを読み込ませて実行させ、上記実施の形態で説明したホストとして機能させることができる。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体の内コンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフロッピーディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。
また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM(リードオンリーメモリ)等がある。
《搬送波に具現化されたデータ通信信号》
また、上記情報処理プログラムは、コンピュータのハードディスクやメモリに格納し、通信媒体を通じて他のコンピュータに配布することができる。この場合、プログラムは、搬送波によって具現化されたデータ通信信号として、通信媒体を伝送される。そして、その配布を受けたコンピュータを上記実施の形態のプログラム開発装置1として機能させることができる。
ここで通信媒体としては、同軸ケーブル、ツイストペアケーブル、光通信ケーブル、衛星通信、地上波無線通信等のいずれでもよい。
また、搬送波は、直流信号でもよく、搬送波に具現化されたデータ通信信号は、変調されたブロードバンド信号と変調されていないベースバンド信号のいずれでもよい。
産業上の利用可能性
本発明は、情報を分散的に蓄積するコンピュータに係るコンピュータ産業、およびそのようなコンピュータを利用して情報を蓄積し、収集し、ユーザに提供する情報サービス産業において利用できる。
【図面の簡単な説明】
FIG.1は、この情報管理システムのシステム構成図であり、
FIG.2は、FIG.1に示した口コミ検索サイト10の処理概要図であり、
FIG.3は、FIG.1に示したshoppers.comへの参加メンバのホスト(以下、単に参加ホストという)11a等の処理概要図であり、
FIG.4はFIG.1に示した口コミ検索サイト10がウェブページに表示する商品リストを示すものであり、
FIG.5は、口コミ検索サイト10の参加メンバがウェブページからダウンロードするアンケートファイルの書式であり、
FIG.6は、商品ごとの顧客の消費特性から顧客を分類するクラスタの説明図であり、
FIG.7は、FIG.1に示した参加ホスト11a等が使用する問い合わせのデータ構成図であり、
FIG.8、は問い合わせに対する回答のデータ構成図であり、
FIG.9は、FIG.1に示した依頼者ホスト11のハードウェア構成図であり
、FIG.10は、口コミ検索サイト10への参加メンバによるメンバ登録手順と商品評価の書き込み手順を示すフローチャートであり、
FIG.11は、FIG.1に示した依頼者ホスト11から他者情報を検索する際の操作手順を示すフローチャートであり、
FIG.12は、FIG.1に示した依頼者ホスト11や参加ホスト11a等で実行される情報処理プログラムの処理手順を示すフローチャートであり、
FIG.13は、問い合わせに対する応答処理(FIG.12におけるS23)の詳細であり、
FIG.14は、口コミ管理サイト10のサイト管理プログラムの処理を示すフローチャートであり、
FIG.15は、問い合わせの配信処理(FIG.14におけるS43)の詳細であり、
FIG.16は、回答集計処理(FIG.14におけるS45)の詳細であり、
FIG.17は、集計・返信処理(FIG.16におけるS454)の詳細であり、
FIG.18は、第1実施形態の第1の変形例における情報管理システムのシステムの構成図であり、
FIG.19は、第1実施形態の第2の変形例における情報管理システムのシステムの構成図であり、
FIG.20は、FIG,19のシステムにおけるサイト管理プログラムの処理を示すフローチャートであり、
FIG.21は、第1実施形態の第3の変形例における情報管理システムのシステムの構成図であり、
FIG.22は、第1実施形態の第4の変形例におけるサイトQueryコマンドのデータ構造図であり、
FIG.23は、第1実施形態の第4の変形例における応答処理を示すフローチャートであり、
FIG.24は、第2実施形態の情報管理システムにおけるコネクションを確立する制御フローを示す図であり、
FIG.25は、第2実施形態の情報管理システムにおける回答を得る手順を示すであり、
FIG.26は、第2実施形態の依頼者ホストの処理を示すフローチャートであり、
FIG.27は、第3実施形態における商品販売時の回答集計処理を示すフローチャートであり、
FIG.28は、第3実施形態における商品購入時の回答集計処理を示すフローチャートであり、
FIG.29は、第4実施形態のマルチキャストによる問い合わせの配信処理を示すフローチャートであり、
FIG.30は、第4実施形態の変形例に係る配信処理を示すフローチャートである。
Claims (47)
- コンピュータに、
主題が指定された問い合わせをネットワークに接続された他の第1のコンピュータから受信するステップと、
前記問い合わせに合致する情報を検索するステップと、
前記問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信する返信ステップと、を実行させ、
情報を分散管理させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせは、転送可否を制御する転送制御情報を有しており、コンピュータに、
前記転送制御情報を所定の条件にしたがい更新するステップと、
前記転送制御情報にしたがい問い合わせの転送可否を判定するステップと、
前記転送が許容される場合に、前記問い合わせを1以上の第2のコンピュータに転送するステップと、をさらに実行させる請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 所望の主題に係る情報を入力するステップまたは所望の主題に係る情報を入力する蓄積領域を定義するステップをさらに実行させる請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記返信ステップは、前記問い合わせに合致する情報に代えて、前記問い合わせに合致する情報の所在を返信する請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせに対する応答を前記第2のコンピュータから受信するステップと、
受信した応答を前記第1のコンピュータに返信するステップとをさらに実行させる請求項2記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記応答先は、前記第1のコンピュータである請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせは、その応答先を指定する情報を有しており、前記応答先は、当該問い合わせを最初に発した問い合わせ元コンピュータである請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記応答先は、当該問い合わせを最初に発した問い合わせ元コンピュータから他のコンピュータへの問い合わせの配信を依頼され、そのような配信を始動する管理コンピュータである請求項2記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記主題は、商品に対するユーザの評価である請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせは、商品購入に係る問い合わせ元ユーザの特性情報を有しており、
応答元ユーザの特性を参照するステップと、
前記応答元ユーザが前記特性情報に該当するか否かを判定するステップとをさらに実行させ、
前記返信ステップはその特性情報に該当しないユーザの評価を返信しない請求項9記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせを生成するステップと、
その問い合わせに対する応答を受信する受信ステップとをさらに実行させる請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記生成された問い合わせを、そのような問い合わせの配信を始動する管理コンピュータに依頼するステップをさらに実行させる請求項11記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記受信ステップは、前記応答を管理コンピュータから受信する請求項12記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記受信ステップは、前記応答を前記問い合わせに合致する情報を有するコンピュータから受信する請求項11記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記応答を集計するステップをさらに実行させる請求項11記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記情報は、商品に対するユーザの評価の結果であり、コンピュータに、
商品購入に係る問い合わせ元ユーザの特性情報を参照するステップと、
応答元ユーザがその特性情報に該当するか否かを判定するステップと、
その特性情報に該当する応答元ユーザの応答を集計するステップとをさらに実行させる請求項11記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせは、特定の商品の販売の申し出であり、前記情報は、当該商品を購入する場合の価格である請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせを生成するステップと、
その問い合わせに対する応答を受信するステップと、
その応答を価格の高い順に所定個数だけ選択するステップと、をさらに実行させる請求項17記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせは、特定の商品の購入の申し出であり、前記情報は、商品を販売する場合の価格である請求項1記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせを生成するステップと、
その問い合わせに対する応答を受信するステップと、
その応答を価格の低い順に所定個数だけ選択するステップと、をさらに実行させる請求項19記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - コンピュータに、ネットワーク上の他のコンピュータに問い合わせを配信させるプログラムであり、
問い合わせを生成した問い合わせ元コンピュータから他の配信先コンピュータへの前記問い合わせの配信依頼を受信するステップと、
配信先コンピュータを決定するステップと、
前記配信先コンピュータに対して、問い合わせを配信する配信ステップとを実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記配信先コンピュータが前記問い合わせをさらに他の転送先コンピュータに転送する場合に、
前記配信ステップは、問い合わせの転送可否を制御する転送制御情報を前記問い合わせとともに配信し、問い合わせの無制限な転送を排除する請求項21記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記配信ステップは、マルチキャストアドレスにより複数の配信先に問い合わせを配信する請求項21記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせに対する応答を受信するステップと、
前記応答を前記問い合わせ元コンピュータに返信するステップとをさらに実行させる請求項21記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせに対する応答を受信するステップと、
その応答を集計して集計情報を生成する集計ステップと、
前記集計情報を前記問い合わせ元コンピュータに返信するステップとをさらに実行させる請求項21記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせに対する応答を受信するステップと、
その応答から個人を特定する情報を削除し、匿名応答を生成するステップと、
前記匿名応答を前記問い合わせ元コンピュータに返信するステップとをさらに実行させる請求項21記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記情報は、商品に対するユーザの評価の結果であり、コンピュータに、
商品購入に係る前記問い合わせ元コンピュータのユーザの特性情報を参照するステップと、
応答元ユーザがその特性情報に該当するか否かを判定するステップと、
その特性情報に該当する応答元ユーザの応答を集計する集計ステップとをさらに実行させる請求項25記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記配信ステップは、配信先コンピュータに対して、問い合わせ元コンピュータを応答先に指定し、前記配信先コンピュータまたは転送先コンピュータから前記問い合わせ元コンピュータへ直接応答させる請求項22記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 前記問い合わせは、特定の商品の販売申し出であり、前記情報は、商品を購入する場合の価格であり、
前記集計ステップは、前記応答を価格の高い順に所定個数だけ選択するステップを含む請求項25記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記問い合わせは、特定の商品の購入申し出であり、前記情報は、商品を販売する場合の価格であり、
前記集計ステップは、前記応答を価格の低い順に所定個数だけ選択するステップを含む請求項25記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - コンピュータに、
主題が指定された問い合わせをネットワークに接続された他の第1のコンピュータから受信するステップと、
前記問い合わせに合致する情報を検索するステップと、
前記問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信する返信ステップと、
前記問い合わせの転送可否を制御する転送制御情報を更新するステップと、
前記転送制御情報にしたがい、前記問い合わせの転送可否を判定するステップと、
前記転送が許容される場合に、前記問い合わせを1以上の第2のコンピュータに転送するステップと、を実行させるプログラムコード部分を有するデータ通信信号。 - ネットワークに接続された他の情報処理装置と連携する情報処理装置であり、
所望の主題に係る情報を作成する操作部と、
その情報を記録する記録部と、
ネットワークに接続された他の情報処理装置と通信する通信部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、他の第1の情報処理装置から主題を指定された問い合わせを受信すると、その問い合わせに合致する情報を前記記録部において検索し、その問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信する情報処理装置。 - 前記問い合わせは、転送可否を制御する転送制御情報を有しており、
前記制御部は、前記転送制御情報を更新し、前記転送制御情報にしたがい問い合わせの転送可否を判定し、その転送が許容される場合に、前記問い合わせを1以上の第2の情報処理装置に転送する請求項32記載の情報処理装置。 - 前記制御部は、前記問い合わせに合致する情報に代えて、前記問い合わせに合致する情報の所在を返信する請求項33記載の情報処理装置。
- 前記情報は、商品に対するユーザの評価の結果である請求項33記載の情報処理装置。
- 前記問い合わせは、商品購入に係る問い合わせ元ユーザの特性情報を有しており、
前記制御部は、応答元ユーザがその特性情報に該当するか否かを判定する請求項35記載の情報処理装置。 - 前記問い合わせは、特定の商品の販売申し出であり、前記情報は、商品を購入する場合の価格である請求項32記載の情報処理装置。
- 前記問い合わせは、特定の商品の購入申し出であり、前記情報は、商品を販売する場合の価格である請求項32記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記問い合わせを生成し、その問い合わせに対する応答を受信する請求項32記載の情報処理装置。
- 前記制御部は、前記問い合わせを生成し、前記問い合わせに転送可否を制御する転送制御情報を設定し、前記問い合わせの無制限な転送を排除する請求項33記載の情報処理装置。
- ネットワークに接続された他の情報処理装置と連携する情報処理装置であり、
ネットワークに接続された他の情報処理装置と通信する通信部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、所望の主題に係る問い合わせを生成した問い合わせ元情報処理装置から他の配信先情報処理装置への配信依頼を受信し、
配信先情報処理装置を決定し、
前記配信先情報処理装置に対して、前記問い合わせを配信し、前記問い合わせに合致する情報を所定の応答元に返信させる情報処理装置。 - 前記情報は、商品に対するユーザの評価の結果であり、
前記制御部は、商品購入に係る前記問い合わせ元情報処理装置のユーザの特性情報を参照し、
応答元ユーザがその特性情報に該当するか否かを判定し、
その特性情報に該当する応答元ユーザの応答を集計する請求項41記載の情報処理装置。 - 前記問い合わせは、特定の商品の販売申し出であり、前記情報は、商品を購入する場合の価格であり、
前記制御部は、前記応答を価格の高い順に所定個数だけ選択する請求項41記載の情報処理装置。 - 前記問い合わせは、特定の商品の購入申し出であり、前記情報は、商品を販売する場合の価格であり、
前記制御部は、前記応答を価格の低い順に所定個数だけ選択する請求項41記載の情報処理装置。 - ネットワーク上の複数の情報処理装置からなり、情報を分散管理する情報処理システムであり、前記情報処理装置は、
ネットワークに接続された他の情報処理装置と通信する通信部と、
制御部とを備え、
前記制御部は、主題が指定された問い合わせをネットワークに接続された他の第1のコンピュータから受信し、前記問い合わせに合致する情報を検索し、
前記問い合わせに合致する情報を所定の応答先に返信する情報管理システム。 - ネットワークに接続された他の情報処理装置と通信する通信部と、
制御部とを備え、この制御部は、
問い合わせを生成した問い合わせ元コンピュータから他の配信先コンピュータへの前記問い合わせの配信依頼を受信し、配信先コンピュータを決定し、
前記配信先コンピュータに対して、問い合わせを配信する管理装置をさらに備えた請求項45記載の情報管理システム。 - 情報を分散記憶するネットワーク上のコンピュータに問い合わせを配信して、その問い合わせに応答させる情報収集方法であり、
所望の主題に係る問い合わせを生成した問い合わせ元コンピュータからの配信依頼を受信するステップと、
その問い合わせの配信先コンピュータを決定するステップと、
前記配信先コンピュータに対して、前記問い合わせを配信するステップとからなる情報収集方法。
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