JP2001229231A - 流通機構側と一般消費者との情報の流通を仲介する情報流通仲介システム及び情報流通仲介方法 - Google Patents

流通機構側と一般消費者との情報の流通を仲介する情報流通仲介システム及び情報流通仲介方法

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JP2001229231A
JP2001229231A JP2000035427A JP2000035427A JP2001229231A JP 2001229231 A JP2001229231 A JP 2001229231A JP 2000035427 A JP2000035427 A JP 2000035427A JP 2000035427 A JP2000035427 A JP 2000035427A JP 2001229231 A JP2001229231 A JP 2001229231A
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Masaharu Takano
雅晴 高野
Satoshi Umatani
聡 馬谷
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Digital Vision Laboratories Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生産者や問屋等の、店舗と直接または間接に取
引関係のある階層側から、それぞれの立場での商品属性
情報の設定・登録を可能とする情報の卸機能を実現し、
それぞれの立場で個別店舗を支援できるようにする。 【解決手段】商品αを店頭登録している店舗A,B(を
店子として持つ当該店舗A,B)の複数店舗管理者Y
は、当該店舗A,Bについて、同じく商品αを店頭登録
している店舗C〜E(を店子として持つ当該店舗C〜
E)の複数店舗管理者Zは、当該店舗C〜Eについて、
商品αに関連したそれぞれ独自の販促情報を一括して例
えば店舗付加情報45中に登録可能であり、商品αの直
接または間接の取引に関して複数店舗管理者Y,Zの上
位層に位置するメーカXは、店舗A〜Eについて、メー
カX独自の商品αに関連した(販促情報を含む)メーカ
付加情報44を一括して登録可能な構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を扱う流通機
構側から発信された当該商品に関する情報に基づいて一
般消費者向けの商品情報を作成し、当該商品情報をイン
ターネットに代表される電子情報伝達媒体を介して一般
消費者を含む一般社会に対して広報するのに好適なシス
テムに係り、特に流通機構側と一般消費者との情報の流
通を仲介する情報流通仲介システム及び情報流通仲介方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子情報伝達媒体としてのインタ
ーネット上に開かれた仮想の商店街(バーチャルモー
ル、電子モール)にユーザ端末からアクセスすることで
商品の購入手続き等が可能な、いわゆるオンラインショ
ッピングが盛んに行われるようになってきている。
【0003】このような仮想商店街等において、店頭登
録されている商品の販売促進のために消費者等に対して
商品情報(商品広告情報)を提供することは有効な手段
である。従来、仮想商店街等で各店舗に登録される商品
の商品情報は、その店舗側で用意して設定・登録するの
が一般的であった。つまり、各店舗が独自に商品情報を
作成して設定・登録するのが一般的であった。また、従
来のオンラインショッピングシステムでは、例えば特開
平11−316777号公報に記載されているように、
コンピュータを用いた商品情報開示において、オンライ
ンショッピング情報の鮮度を保つ考慮はされているが、
過去のアクセス状況から新たなニーズを抽出するマーケ
ティング機能については考慮されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、仮想
商店街等に代表されるオンラインショッピングシステム
では、当該システムに登録される店舗で取り扱われる商
品の商品情報は、各店舗が独自に作成して設定・登録す
るのが一般的であった。
【0005】一方、日本の流通機構では、生産者(メー
カ)、問屋(卸)、店舗(販売店)といった取引関係の
階層構造が存在する。しかし、従来の仮想商店街等に代
表されるオンラインショッピングシステムには、このよ
うな流通機構の階層構造を反映したものは存在せず、特
に情報(商品情報)の流れ(登録)について流通機構の
階層構造を反映したものは全く存在しなかった。
【0006】また従来のオンラインショッピングシステ
ムでは、過去のアクセス状況から新たなニーズを抽出す
るマーケティング機能については考慮されていなかっ
た。
【0007】一方、POSシステム(販売時点情報管理
システム)では、各系列店舗でのレジの記録、つまり顧
客の商品購入記録を集計して、在庫管理等のためのマー
ケティング情報を作成することが従来から行われてい
る。しかし、POSシステムでは、顧客の商品購入履歴
の情報しか得られず、例えば、ある商品は、一旦顧客が
手にとってみたが、つまり当該商品に興味を持ったが、
買い物かごに入れなかったものなのか、一旦は買い物か
ごに入れたものの、つまり当該商品にかなり興味を持っ
たが、購入するまでは至らず元の陳列棚に戻されたもの
なのか、といった顧客(消費者)の詳細な動向は把握で
きない。このため、真に効果的なマーケティング情報を
作成することは困難であった。また、買い手側の行為の
履歴(ここでは商品購入の履歴)だけでは、売れ筋情報
は抽出できるものの、売り手側の行為との関係が不明瞭
なため、在庫管理以外の目的のためのマーケティング情
報、例えば販売促進のためのマーケティング情報を作成
することは困難であった。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、店頭登録される商品について、生産者
(メーカ)、問屋、店舗といった取引関係の階層構造を
反映した商品属性情報の設定・登録を可能とすることに
より、つまり生産者(メーカ)や問屋等の、店舗と直接
または間接に取引関係のある階層側から、それぞれの立
場での商品属性情報の設定・登録を可能とする情報の卸
機能を実現することにより、それぞれの立場で個別店舗
を支援できる情報流通仲介システム及び情報流通仲介方
法を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、流通機構側の行為と
一般消費者側の行為との相関関係を双方の行為者の属性
を考慮して抽出することで、有効なマーケティング情報
を作成でき、特に販売促進情報を含む商品属性情報を設
定登録した場合には、種々の販売促進情報の内容と消費
者の各属性毎の相関関係から、次の販売戦略上有効なマ
ーケティング情報を作成できる情報流通仲介システム及
び情報流通仲介方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、流通機構側と
一般消費者との電子情報伝達媒体を介しての情報の流通
を仲介する情報流通仲介システムであって、店頭登録さ
れる商品に関する商品情報の一部をなす商品属性情報を
設定・登録するための、流通機構上の取引関係を反映し
た階層構造における各階層からの要求を受け付ける登録
要求受け付け手段と、この登録要求受け付け手段で受け
付けられた登録要求元が上記階層構造の最下層をなす店
舗以外の場合、当該登録要求元との間で上記階層構造上
で直接または間接に取引関係があって且つシステムに登
録されている全ての店舗の商品情報の一部として、当該
登録要求元から入力される商品属性情報を設定・登録
し、当該登録要求元が店舗の場合、当該店舗の商品情報
の一部として当該登録要求元から入力された商品属性情
報を設定・登録する情報登録手段と、この情報登録手段
により設定・登録された商品属性情報を含む商品情報
に、当該商品情報の示す商品の情報ページまたは対応す
る店舗側の情報ページへ消費者操作によりジャンプする
のに必要なリンク情報を付加し、対応する店舗の店頭に
登録された商品の商品情報として電子情報伝達媒体を介
して消費者に公開する情報公開手段とを備えたことを特
徴とする。
【0011】このような構成においては、店頭登録され
る商品に関する商品属性情報を、該当する店舗側からだ
けでなく、当該店舗と直接または間接に取引のある、現
実の流通機構上の階層構造における上位階層側からも、
即ち生産者、問屋といった側からも設定・登録すること
が可能なため、言い換えれば、生産者、問屋、店舗とい
った取引関係の階層構造を反映した商品属性情報の卸機
能の実現が可能なため、上位階層側はそれぞれの立場で
独自の商品属性情報を設定することにより個別店舗を支
援することができる。ここでは、実取引での物の流れと
情報の流れが容易に対応付けられることから、新たな物
の流れを生み出すことも可能となり、営業上メリットが
大きい。
【0012】なお、各階層から販売促進情報を持つ商品
属性情報の設定・登録が可能な構成とするならば、上位
階層側は一層効果的に個別店舗を支援することができ
る。この他に、問屋や卸、或いはバーチャルモールの事
業者(管理者)側、つまり複数店舗管理者側が、店子に
代わって登録した商品属性情報を、当該店子(実店舗)
側で更新可能な構成とすることも可能である。この場
合、複数店舗管理者は店子の支援を行う一方、店子が参
画し易いことから、自事業の基盤強化を図ることが可能
となる。また、店子にとっては、複数店舗管理者の支援
を受けながら、独自に店舗、商品登録(店管理)ができ
る。
【0013】また本発明は、上記システムに、一般消費
者からの商品情報検索要求に従う情報検索を行って、該
当する商品情報を上記情報公開手段により情報検索要求
元に公開させる情報検索手段と、販売促進情報を持つ商
品属性情報の登録を含む流通機構側の上記システムに対
する行為の履歴である第1のログを取得する第1のログ
取得手段と、上記情報検索、当該情報検索の結果に基づ
く商品情報の閲覧、当該商品情報からのジャンプ先での
購入手続きを含む消費者側の行為の履歴である第2のロ
グを取得する第2のログ取得手段と、上記第1のログ及
び第2のログと、当該ログのもとになった行為者の属性
とに基づいて、流通機構側の行為及び属性と消費者側の
行為及び属性との相関関係を抽出し、この抽出した相関
関係から流通機構側にフィードバックするマーケティン
グ情報を作成するマーケティング情報作成手段とを追加
したことをも特徴とする。
【0014】このような構成においては、流通機構側
(売り手側)の商品属性情報登録の行為及び属性と、消
費者側(買い手側)の情報検索、リクエスト(情報閲
覧、店舗側サイトへのジャンプ、店舗側サイトでの商品
購入手続きに関するリクエスト)等の行為及び属性との
相関関係、例えば生産者、問屋、店舗側でのどのような
行為がどのような属性の消費者のどのような行為と関係
するかを抽出できる。更に詳細に述べるならば、生産
者、問屋、店舗側のそれぞれの立場でのどのような販売
促進情報に、どのような属性(性別、年齢層、趣味な
ど)の買い手が反応したか(具体的には、酒屋がプレゼ
ントの販売促進を行うと、女性の関連商品の情報ページ
の閲覧回数が増えるなど)という情報や、生産者、問
屋、店舗側の各々の販売促進情報別に、買い手側の属性
毎に該当する商品に単に興味を持った(情報検索した、
或いは商品情報を閲覧した)者の割合や当該商品を実際
に購入した者の割合などである。したがって、このよう
な相関関係の情報を利用することで、売り手側の行為と
買い手側の行為との相関関係を浮き彫りにした、生産
者、問屋、店舗側、それぞれの立場で次の販売戦略に役
立つマーケティング情報を作成できる。
【0015】ここで、上記第2のログと属性とに基づい
て、例えば各商品、或いは商品分類について消費者の属
性毎の動向を抽出・集計して、その集計結果をメール、
デジタル放送等で公開することも可能である。また、上
記の消費者の属性毎の動向に基づき、例えば各消費者毎
に、その消費者が興味を持っている商品分類に属する商
品と、当該商品を扱う店舗とを紹介する情報(商品案内
情報)を作成し、消費者にフィードバックすることも可
能である。
【0016】また本発明は、店頭登録されている各商品
の商品コードに対応付けられている当該商品の商品名、
メーカ名及び商品分類コードを含む商品属性情報中の上
記商品分類コードを用いて、上記システムに登録されて
いる各店舗毎に取り扱い商品分類を決定して管理する店
舗ジャンル管理手段を追加したことをも特徴とする。
【0017】このような構成においては、店舗側が店頭
登録した販売商品の商品コード(例えばJANコード)
に対応した商品分類コード(例えばJICFS情報中の
JICFS分類コード)から自動的に当該店舗の取り扱
い商品分類(商品カテゴリ)、つまり当該店舗のジャン
ルを自動決定することが可能となる。これにより、消費
者側からは、店舗で扱われる商品と当該店舗の分類(ジ
ャンル)との対応が明確となり、店舗検索が容易とな
る。
【0018】また、自動的に分類されることから、新規
に店頭登録される商品の分類が、既に登録されている商
品の分類と異なる場合には、当該店舗には新たな分類が
付与される。このように、変化の激しい流通業で扱う商
品で自動的に店舗の分野が決まるのは店舗の営業上メリ
ットが大きい。ここで、上記店舗ジャンル管理機能を上
記情報の卸機能から独立して持つ構成とすることも可能
である。
【0019】なお、以上に述べた情報流通仲介システム
に係る発明は、情報流通仲介方法に係る発明としても成
立する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る商品情報提供システムの概略構成を示すブロック図
である。
【0021】同図において、電子情報伝達媒体としての
通信ネットワーク、例えばインターネット11には、外
部(インターネット11)からのアクセスを制限するフ
ァイアウォール機構12を介してLAN(ローカルエリ
アネットワーク)13が接続されている。LAN13に
は、本発明に直接関係する商品情報提供システム(情報
流通仲介システム)15が接続されている。
【0022】商品情報提供システム15は、主として、
商品を販売する店舗、商品の生産者であるメーカ等、商
品を直接または間接に提供する側、つまり商品提供(流
通機構)側から要求(発信)された商品情報(商品属性
情報)を登録するサービスと、登録された商品情報(商
品属性情報)を流通機構側に代わって一般消費者に公開
(広報)するサービスとを司る。つまり商品情報提供シ
ステム15は、商品情報の発信者(情報発信者)である
流通機構側と消費者側との中間に位置し、流通機構側か
ら消費者側への商品情報の流通をインターネット11を
通して仲介することで、流通機構側と消費者側との取引
を間接的に仲介する。流通機構側(情報発信者側)とし
ては、上記の店舗(販売店舗)、メーカ(生産者)の他
に、複数の店舗に商品を卸す卸または問屋、当該卸に相
当するモール(バーチャルモール)、即ち複数の仮想店
舗が登録されているモール(の事業者)、代理店などが
ある。
【0023】商品情報提供システム15は、流通機構側
(情報発信者側)に対しては、商品に関する情報(商品
情報、商品属性情報)を登録する場としての流通機構向
け商品情報登録サイト(情報発信者向け商品情報登録サ
イト)を、一般消費者に対しては、商品情報を検索・閲
覧する場としての消費者向け商品情報検索・閲覧サイト
を、それぞれインターネット11上に電子的に用意す
る。
【0024】商品情報提供システム15はまた、情報発
信者による商品情報登録等の履歴(ログ)と、消費者に
よる商品情報検索、購入等の履歴(ログ)とを採取し、
両ログに基づいて情報発信者別のマーケティング情報を
作成して当該情報発信者に提供するサービスと、消費者
の検索・閲覧の履歴・傾向を示す情報及び消費者の興味
に合致した商品・店舗の情報(以下、商品案内情報と称
する)を消費者別に作成して当該消費者に提供するサー
ビスとを司るインターネット11には、情報発信者とし
て位置付けられる流通機構(商品情報登録)側の複数の
ユーザ端末16と、一般消費者側の複数のユーザ端末1
7とが接続される。
【0025】商品情報提供システム15は、インターネ
ット11に接続された、Webサーバ150及びDB
(データベース)サーバ151の2つのサーバ(サーバ
計算機)を備えている。DBサーバ151は、後述する
登録商品情報等を保存しておくためのDB151aを有
している。
【0026】このWebサーバ150とDBサーバ15
1とを用いて実現される商品情報提供システム15の機
能構成を図2に示す。
【0027】Webサーバ150は、コマースエントリ
システム21及びコンテンツキャスティングシステム2
4を備えている。コマースエントリシステム21は、商
品情報提供システム15と情報発信者側(のユーザ端末
16)及び消費者側(のユーザ端末17)とのインタフ
ェースをなすもので、情報登録インタフェース211、
情報検索インタフェース212及びコミュニティインタ
フェース213を有する。
【0028】情報登録インタフェース211は、情報発
信者側(のユーザ端末16)からのインターネット11
を介しての、つまりWWW(World Wide Web)利用によ
る、主として商品情報登録のためのインタフェースをな
す。情報検索インタフェース212は、消費者側(のユ
ーザ端末17)からのインターネット11を介しての
(WWW利用による)、主として商品情報検索及び閲覧
のためのインタフェースをなす。コミュニティインタフ
ェース213は、消費者に対して後述するコミュニティ
(掲示板)を提供するためのインタフェースをなす。
【0029】コンテンツキャスティングシステム24
は、情報発信者別のマーケティング情報提供サービス及
び消費者別の商品案内情報提供サービスを司るもので、
メール配送部241及びコンテンツ作成部242を有す
る。
【0030】メール配送部241は、情報発信者へのマ
ーケティング情報配信、及び消費者への商品案内情報配
信をメールにより行う。コンテンツ作成部242は、情
報発信者側で利用されるマーケティング情報、或いは消
費者側で利用される商品案内情報を含むコンテンツを作
成する。このコンテンツの形態としては、メールニュー
ス、Webコンテンツなどのオンライン用コンテンツ、
CD−ROM等のパッケージメディア用コンテンツなど
がある。また、衛星放送等のデジタル放送メディアを介
して配信される商品情報提供のためのホームページのコ
ンテンツも含まれる。このコンテンツ(ホームページ)
には、リンク先のアドレス、例えばURL(Uniform Re
source Locator)アドレスが付加(タグ付け)されてい
る箇所、いわゆるリンクボタン(文字列或いはイメージ
で表される)が予め設定されており、当該リンクボタン
が選択(例えばマウスクリック)されると、対応するU
RLアドレスにより前記した商品情報提供ページ(商品
情報検索サービスのリンク先)等にインターネット11
を介してジャンプすることが可能となる。
【0031】一方、DBサーバ151は、コマースメデ
ィエーションシステム22及びマーケティングフィード
バックシステム23を備えている。コマースメディエー
ションシステム22は、商品情報提供システム15の中
心をなすもので、主として、情報発信者により登録(依
頼)された商品に関する情報(登録商品情報、登録商品
属性情報)に基づいて消費者閲覧用の商品情報を生成
し、当該消費者閲覧用の商品情報を情報発信者に代わっ
て消費者に提供する、商品情報提供に関する仲介サービ
スを行う。コマースメディエーションシステム22は、
情報発信者から依頼された商品情報等をDB151aに
より登録商品情報として管理・保存する機能と、登録商
品情報に基づいて消費者閲覧用商品情報を生成する機能
と、情報発信者側からの商品情報登録のログ及び消費者
側からの商品情報検索等のログを採取してDB151a
に保存する機能とを有する。
【0032】マーケティングフィードバックシステム2
3は、DB151aに保存されている上記両ログに基づ
く情報発信者別マーケティング情報の生成、及び消費者
別商品案内情報の生成を司る。
【0033】なお、商品情報提供システム15は、必ず
しもWebサーバ150及びDBサーバ151の2つの
サーバにより構成される必要はなく、大型のサーバ計算
機であれば1台で構成することも可能である。
【0034】さて、Webサーバ150により消費者に
提供される(消費者閲覧用)商品情報は、基本的には、
同一商品であっても、情報発信者(ここでは販売店舗)
毎に異なる。つまり本実施形態の特徴は、同一商品であ
っても、対応する商品情報に店舗等の違いによる独自性
を反映させることが可能な点にある。この商品情報の概
略を消費者側からの視点で図3に示す。
【0035】図3の例では、メーカαの商品βに関する
(消費者閲覧用)商品情報として、店舗A〜Dの4つの
店舗毎に、商品情報30-1〜30-4が存在することが示
されている。各商品情報30-1〜30-4は、メーカαの
商品βに共通なメーカ側商品情報31と、店舗A〜D毎
に異なる店舗側商品情報32-1〜32-4と、消費者側商
品情報33とから構成される。消費者側商品情報33
は、消費者によって設定されるメーカαの商品βに共通
な情報(消費者記入情報)である。
【0036】次に、メーカαの商品βの付加情報(商品
付加情報)について、図4を参照して説明する。本実施
形態では、ある商品(メーカαの商品β)に固有のコー
ド情報としての商品コード41には、JICFS情報4
2、事業本部付加情報43、メーカ付加情報44、店舗
付加情報45及び消費者付加情報46の各商品付加情報
(商品属性情報)が付加される。
【0037】商品コード41は、例えば日本において標
準化されているJAN(Japanese Article Number)コ
ードである。そこで以下の説明では、商品コード41を
JANコード41と呼ぶ。JANコード41は13桁か
ら構成され、最上位側の2桁により対応する商品の生産
国が、続く5桁によりメーカが、続く5桁により商品
が、それぞれ示される。なお、最下位桁はチェック用に
用いられる。
【0038】JICFS情報42は、JANコード41
により特定される商品の属性情報であり、JANコード
41をキーとして所定のデータベース(JICFSデー
タベース)を参照することで得られるものである。
【0039】JICFS情報42は、商品名、メーカ名
及び商品分類コード(JICFS分類コード)を含む商
品付加情報である。この商品分類コードは6桁から構成
され、最上位桁により大分類(1で食品、2で日用品、
3で文化用品、4で耐久消費財など)が、次の1桁によ
り中分類(大分類が食品の場合、1で加工食品、2で生
成食品、3で菓子類、4で飲料・酒類など)が、次の2
桁により小分類(大分類が食品、中分類が飲料・酒類の
場合、01で嗜好飲料、02で果実飲料、06でアルコ
ール飲料など)が、そして最下位側の2桁により細分類
(大分類が食品、中分類が飲料・酒類、小分類がアルコ
ール飲料の場合、01で清酒、41でビールなど)が、
それぞれ示される。
【0040】事業本部付加情報43は、商品情報提供シ
ステム15を用いた商品情報提供サービス事業を運営す
る事業者(商品情報提供サービス事業本部)側のシステ
ム管理者により付加される商品付加情報である。事業本
部付加情報43は、例えば商品が清酒であれば、産地を
示す情報等である。つまり、事業本部付加情報43は対
応する商品に関する事実情報である。
【0041】メーカ付加情報44は、メーカ側により付
加される商品付加情報である。メーカ付加情報44は、
対応する商品の蘊蓄情報、或いは(メーカとしての)販
売促進に関する情報(以下、販促情報と称する)等であ
る。この販促情報(キャンペーン情報)は、販促期間
(キャンペーン期間)及び販促内容の情報を含む。販促
内容の代表的なものとしては、対応する商品自体の販売
促進のためのプレゼントの紹介、旅行招待、同一メーカ
の新商品情報紹介等である。
【0042】店舗付加情報45は、対応する商品を取り
扱う(販売する)店舗側により付加される商品付加情報
である。店舗付加情報45は対応する商品の小売価格、
(標準価格または通常価格に対する)割引率等を含む。
【0043】消費者付加情報46は、消費者により付加
される商品付加情報である。消費者付加情報46は対応
する商品に対する消費者の感想、要望、意見等の情報で
あり、商品情報提供システム15によりインターネット
11上に提供される当該商品に固有の電子的なコミュニ
ティ(いわゆる掲示板)に記入された消費者記入情報で
ある。
【0044】図3中のメーカ側商品情報31は、図4中
のJANコード41と、当該JANコード41に付加さ
れるJICFS情報42、事業本部付加情報43及びメ
ーカ付加情報44とから構成される。
【0045】さて、JANコード41に付加される上記
各商品付加情報のうち、JICFS情報42、事業本部
付加情報43及びメーカ付加情報44は、対応する商品
についての店舗に非依存の商品共通情報であり、当該商
品を扱う(販売する)全店舗に共通に、当該商品の商品
情報の一部として表示(公開、発信)される。つまり、
情報42〜44の表示先は、当該商品を扱う店舗毎の当
該商品の商品情報を表示する先の全てである。このこと
を簡単に、情報42〜44の表示先が、対応する商品を
扱う全店舗であると記述する。
【0046】これに対し、店舗付加情報45はJANコ
ード41で示される商品についての店舗に依存した店舗
固有の情報(但し、後述するように複数店舗管理者によ
っても設定・変更可能)であり、該当する店舗で扱う当
該商品の商品情報の一部としてのみ表示(公開)され
る。このことを簡単に、情報45の表示先が、該当する
店舗のみであると記述する。この店舗付加情報45は図
3中の店舗側商品情報32-iに相当する。以下の説明で
は店舗付加情報45を用いる。
【0047】次に消費者付加情報46は、JANコード
41で示される商品に固有のコミュニティ(掲示板)に
表示(公開、発信)されると共に、当該商品を扱う(販
売する)全店舗に共通に、当該商品の商品情報の一部と
して表示(公開、発信)される。消費者付加情報46は
図3中の消費者側商品情報33に相当する。以下の説明
では消費者付加情報46を用いる。
【0048】以上の、JICFS情報42、事業本部付
加情報43、メーカ付加情報44、及び店舗付加情報4
5の特徴、即ち商品付加情報(商品属性情報)の内訳
(情報発信内容)と表示先(情報発信範囲)を図5に整
理して示す。また、商品情報提供システム15に登録さ
れた複数の店舗、例えば3つの店舗A〜Cで同一商品α
を取り扱う(販売する)場合に、当該システム15(内
のWebサーバ150)により提供される各店舗A〜C
毎の商品情報30-1〜30-3中の上記各情報(商品付加
情報)42〜46の概念を図6に示す。
【0049】このように、本実施形態において消費者に
提供(公開)される商品情報(消費者閲覧用商品情報)
の特徴は、対応する商品に固有のJANコード41をキ
ーとする(店舗非依存の商品共通情報である)JICF
S情報42に加えて、当該商品に関する(店舗非依存の
商品共通情報である)事業本部付加情報43及びメーカ
付加情報44と、当該商品に関する(店舗依存の)店舗
付加情報45と、当該商品に関する消費者の声が反映さ
れた消費者付加情報46の各商品属性情報が付加された
データ構造を適用した点にある。
【0050】ここで事業本部付加情報43は、事業本部
(のシステム管理者)のみが設定・変更可能である。次
にメーカ付加情報44は、対応する商品についての唯一
の書き込み権利者(版権者)のみが設定・変更可能であ
る。この版権者には、該当する商品に関する情報発信
者、即ち該当する商品のメーカ(生産者)、該当する商
品を扱う(店頭登録した)店舗、または、当該店舗が属
するモール(仮想商店街)の管理者(複数店舗管理者、
入力代行者)、卸、問屋など、当該メーカと店舗との中
間に位置する事業者(中間事業者)がなり得る。なお、
以下の説明では、上記中間事業者を便宜的に複数店舗管
理者で代表させるが、中間事業者が卸、問屋、チェーン
本部、代理店等であっても構わないことは勿論である。
【0051】さて、メーカ付加情報44の版権者は1商
品について1人(1事業者)に制限されており、最初は
当該商品のメーカに付与される。この版権(メーカ付加
情報44の書き込み権利)は売買によって移転(譲渡)
可能であるが、本発明に関係しないため説明を省略す
る。
【0052】JICFS情報42、事業本部付加情報4
3及びメーカ付加情報44の表示(発信)範囲は、前記
したように対応する商品を扱う全店舗となる。
【0053】次に店舗付加情報45は、対応する店舗の
他に、当該店舗に関連する中間事業者としての複数店舗
管理者(入力代行者)が設定・変更可能である。この店
舗付加情報45の表示(発信)範囲は、前記したように
該当する店舗のみとなる。
【0054】次に消費者付加情報46は、例えば会員と
して登録された消費者であれば誰でも設定・変更可能で
ある。本実施形態では会員は、後述するように、その住
所等の属性が会員属性管理テーブル110(図11参
照)に登録される。このため、会員属性管理テーブル1
10を利用することで会員が属する地域を特定できる。
そこで、コミュニティへの消費者(会員)の書き込み情
報を予め定められた地域毎に分類し、情報提供先の消費
者(会員)が属する地域に対応した消費者付加情報46
として当該消費者に提供する構成とすることも可能であ
る。この構成は、地域性のある商品の場合に有効とな
る。また、上記の分類を省くために、商品毎で且つ地域
毎のコミュニティを用意し、消費者に対しては、当該消
費者が属する地域に対応したコミュニティを提供する構
成とすることも可能である。なお、本実施形態で適用す
る消費者付加情報46では、即ち商品のみに対応し、消
費者が属する地域に無関係な消費者付加情報46では、
非会員の消費者でも設定・変更可能としても構わない。
本実施形態において消費者付加情報46の表示範囲は、
対応する商品に固有なコミュニティと、対応する商品を
扱う全店舗となる。
【0055】さて本実施形態では、上記JANコード4
1毎の、つまり商品毎の(JICFS情報42、事業本
部付加情報43及びメーカ付加情報44からなる)商品
共通情報は、図7に示すエントリ構造の商品マスタテー
ブル70に登録される。商品マスタテーブル70はDB
151aに保存して管理される。
【0056】商品マスタテーブル70の各エントリは、
JANコード41と、JICFS情報42と、事業本部
付加情報43と、メーカ付加情報44の登録フィールド
を有している。このエントリはまた、当該エントリを対
象とするメーカ付加情報44の書き込み(設定・変更)
が可能な版権者を識別するための版権者ID71と、当
該版権者ID71の示す版権者が暫定的な版権者である
か或いは正規の版権者であるかを示す版権者フラグ(以
下、版権者Fと称する)72の登録フィールドを有して
いる。本実施形態では、版権者F=1(オン)で暫定版
権者を、版権者F=0(オフ)で正規版権者を示す。ま
た版権者F72は、正規版権者または暫定版権者のいず
れも存在しないこと(更にはメーカ付加情報44も未登
録であること)を示すnull値をとることもある。
【0057】ここで、版権者F72のnull値につい
て説明する。まず初期段階の商品マスタテーブル70の
各エントリには、例えばJANコード41及びJICF
S情報42(つまり固定の商品情報である基本商品情
報)だけが設定・登録されており、他のJICFS情報
42、メーカ付加情報44、店舗付加情報45及び版権
者ID71のフィールドは空欄となっている。このエン
トリ状態(初期エントリ状態)を示すために、版権者F
72は予めnull値に設定される。
【0058】またDB151a内には、商品情報提供シ
ステム15に登録されている各店舗(商品情報提供シス
テム15に直接に登録されている各店舗と、商品情報提
供システム15に登録されているモール内の各店舗)に
関する情報を登録した、図8に示すエントリ構造の店舗
マスタテーブル80も保存される。この店舗マスタテー
ブル80の各エントリは、商品情報提供システム15に
登録される店舗に対して当該システム15により付与さ
れた(利用者コードとしての)店舗コード81と、当該
店舗の詳細情報である店舗属性82と、当該店舗で取り
扱う(販売する)商品についてその商品分類を例えば細
分類まで表す(JICFS情報に含まれている)分類コ
ード83の登録フィールドを有している。店舗属性82
は、該当する店舗の店舗名、所在地(住所)、電話番号
等の詳細情報を含む。
【0059】またDB151a内には、上記各店舗毎
に、当該店舗で取り扱う商品に関する情報を登録した、
図9に示すエントリ構造の店舗別商品テーブル90も保
存される。この店舗別商品テーブル90の各エントリ
は、対応する店舗の店舗コード81と、当該店舗の取り
扱い商品(つまり店頭登録商品)を表すJANコード4
1及びこの商品に関する当該店舗に固有の(個別情報と
しての)店舗付加情報45の組の登録フィールドを有し
ている。このJANコード41及び店舗付加情報45の
組は、対応する店舗で取り扱う全ての商品について存在
する。
【0060】またDB151a内には、商品情報提供シ
ステム15の利用者のうちの情報発信者(として登録さ
れる利用者)を管理するための、図10に示すエントリ
構造の情報発信側利用者管理テーブル100も保存され
る。この情報発信側利用者管理テーブル100の各エン
トリは、対応する情報発信者(情報発信側利用者)に付
与されているコード(利用者コード)101と、当該情
報発信側利用者を識別するための利用者ID102と、
当該情報発信側利用者に付与されるパスワード(利用者
パスワード)103の登録フィールドを有している。商
品マスタテーブル70に予め(初期段階から)登録され
ている商品のメーカ(生産者)については、情報発信側
利用者管理テーブル100に予め登録される。また、他
の情報発信者(店舗、複数店舗管理者)については、当
該情報発信者からの情報登録インタフェース211を通
しての登録要求に応じて対応するエントリがコマースメ
ディエーションシステム22により生成されて、当該登
録要求元に付与される利用者ID102と利用者パスワ
ード103とが当該生成エントリに登録される。
【0061】利用者ID102は、該当する利用者(情
報発信者)が流通機構のいずれの段階(階層)に位置す
るか、例えばメーカ(生産者)、複数店舗管理者(中間
事業者)、または店舗(商品販売者)のいずれであるか
の情報発信者種別をも表すようになっている。具体的に
は、店舗以外の利用者ID102には、該当する情報発
信者種別を表す種別情報(例えばメーカであればP、複
数店舗管理者であればM)が付される。したがって、種
別情報が付されていない利用者ID102は店舗のID
となる。情報発信側利用者管理テーブル100上で店舗
の利用者ID102と組をなす利用者コード101は、
店舗マスタテーブル80上では店舗コード81として扱
われる。
【0062】さてコマースメディエーションシステム2
2は、上記情報発信側利用者管理テーブル100への登
録(追加登録)に際しては、登録要求者から、当該登録
要求者が店舗(商品販売者)であるか、或いは複数店舗
管理者であるかといった情報発信者種別、名称、住所、
所在地(住所)、電話番号等の詳細情報を入力させる。
コマースメディエーションシステム22は、入力された
詳細情報に基づき、登録要求者が店舗であれば店舗マス
タテーブル80への追加登録を行う。同様にコマースメ
ディエーションシステム22は、登録要求者が複数店舗
管理者であれば複数店舗管理者マスタテーブルへの追加
登録を、メーカであればメーカマスタテーブル(いずれ
も図示せず)への追加登録を行う。
【0063】なお、複数店舗管理者マスタテーブル及び
メーカマスタテーブルのエントリ構造については店舗マ
スタテーブル80と同様なため説明を省略する。但し、
複数店舗管理者マスタテーブルの各エントリは、そのエ
ントリに登録される複数店舗管理者と取引関係のある
(複数店舗管理者の管理下にある)1つ下の階層の情報
発信者(店舗)の利用者コードが設定されるフィールド
を持つ。
【0064】情報発信側利用者管理テーブル100の各
エントリは、当該エントリに登録されている利用者(情
報発信者)の種別に対応した、商品マスタテーブル7
0、複数店舗管理者マスタテーブル、またはメーカマス
タテーブルへのポインタの登録フィールド(図示せず)
も有している。
【0065】また、DB151aには、会員として登録
された消費者の属性情報を管理するための、図11に示
すエントリ構造の会員属性管理テーブル110も保存さ
れる。会員属性管理テーブル110の各エントリは、対
応する会員に割り当てられているID(会員ID)11
1と、当該会員の詳細情報である会員属性112の登録
フィールドを有している。会員属性112は、会員登録
時に付与されるパスワード(会員パスワード)と、会員
の氏名、年齢、住所、職業、年収、家族構成等の会員属
性情報とを含む。
【0066】また、DB151aには、DBサーバ15
1により消費者に公開される全ての商品毎に用意された
コミュニティ(掲示板)上の情報を登録した、図12に
示すエントリ構造のコミュニティ情報テーブル120も
保存される。このコミュニティ情報テーブル120の各
エントリは、対応する商品のJANコード41と、当該
商品に固有のコミュニティ(掲示板)上の情報(コミュ
ニティ情報)121の登録フィールドを有している。コ
ミュニティ情報121は、該当するコミュニティに感
想、要望、意見等の情報(以下、消費者記入情報と称す
る)122を書き込んだ消費者(ここでは便宜的に会員
として登録された消費者)のID(会員ID111)と
当該消費者記入情報122の組(対)の群からなる。消
費者付加情報46は、この消費者記入情報122の集合
である。
【0067】さて、消費者に提供(公開)する消費者閲
覧用商品情報は、主として、図7の商品マスタテーブル
70、図9の店舗別商品テーブル90及び図12のコミ
ュニティ情報テーブル120の内容に基づいて、DBサ
ーバ151のコマースメディエーションシステム22に
より動的に生成される。この消費者閲覧用商品情報生成
について、図13を参照して説明する。
【0068】商品情報提供システム15内のWebサー
バ150は、消費者がユーザ端末17を操作して、イン
ターネット11を介して商品情報提供システム15にア
クセスすると、所定の商品情報提供ページをコマースエ
ントリシステム21内の情報検索インタフェース212
から当該ユーザ端末17に送信する。
【0069】するとユーザ端末17では、この商品情報
提供ページを所定の情報ページ閲覧ソフトウェア、いわ
ゆるブラウザにより画面表示する。この商品情報提供ペ
ージ上では、従来から知られている店舗検索に加えて、
商品検索、及びキャンペーン検索(販促検索)の要求が
消費者の操作によりユーザ端末17から入力可能なよう
になっている。例えば商品検索では、JICFS情報4
2に従う商品分類、商品名、JANコード41のOR条
件による検索要求が可能であり、キャンペーン検索で
は、期間、地域、JANコード41のOR条件による検
索要求が可能である。
【0070】Webサーバ150のコマースエントリシ
ステム21は、ユーザ端末17から商品検索のための検
索条件が入力されると、当該検索条件を情報検索インタ
フェース212によりコマースメディエーションシステ
ム22に渡す。
【0071】コマースメディエーションシステム22
は、情報検索インタフェース212から渡された検索条
件が商品検索の検索条件の場合、当該条件(ここでは、
JICFS情報42に従う商品分類、商品名、JANコ
ード41のOR条件)により商品マスタテーブル70を
参照して(ステップS1)、当該条件に合致する全ての
商品に関する登録商品情報、即ちJICFS情報42、
事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44からなる
商品共通情報を取得する(ステップS2)。
【0072】次にコマースメディエーションシステム2
2は、検索条件に合致する各商品のJANコード41に
よりコミュニティ情報テーブル120を参照して(ステ
ップS3)、当該商品に固有のコミュニティ上の情報
(消費者記入情報122)の集合である消費者付加情報
46を取得する(ステップS4)。
【0073】次にコマースメディエーションシステム2
2は、検索条件に合致する各商品のJANコード41に
より店舗別商品テーブル90を参照して、当該各商品を
それぞれ取り扱っている(店頭登録している)全ての店
舗(の店舗コード)を検索することにより、その商品及
び店舗に固有の個別情報である店舗付加情報45を取得
し、当該店舗付加情報45と、商品マスタテーブル70
から得られた商品毎の商品共通情報と、コミュニティ情
報テーブル120から得られる商品毎の消費者付加情報
46とを組み合わせた(前記商品情報30-1〜30-4に
相当する)消費者閲覧用商品情報を生成する(ステップ
S5)。
【0074】このステップS5において、コマースメデ
ィエーションシステム22は上記検索した店舗の店舗コ
ードにより店舗マスタテーブル80を参照して、当該店
舗コードと対応付けて登録されている全ての分類コード
を取り出す。そしてコマースメディエーションシステム
22は、取り出した分類コードから当該店舗コードの示
す店舗で取り扱っている商品分類(つまり登録商品カテ
ゴリ)を判断して、その店舗のジャンル(つまり店舗分
類)を決定し、消費者閲覧用商品情報中に店舗付加情報
45と対応付けて設定する。これにより分類コードが水
産加工食品を示すときは、該当する店舗ジャンルは例え
ば「魚屋」となる。ここで、この店舗の取扱商品として
新たに日本酒が登録された場合には、当該日本酒のJA
Nコード41で特定されるJICFS情報42中の分類
コードは商品分類(小分類)としてアルコール飲料を示
すことから、店舗ジャンルは「魚屋」から「魚屋」+
「酒屋」となる。
【0075】このように本実施形態では、情報発信者が
店舗のジャンルを登録(意識)しなくても、当該店舗の
登録商品のJANコード41に対応したJICFS情報
42中の分類コードから、商品情報提供システム15側
で自動的に当該ジャンルを決定して管理することができ
る。また、消費者側から見て、店舗で扱う商品と当該店
舗のジャンルとがきっちり対応付いていることから、店
舗検索に商品分類、店舗ジャンルも利用でき、店舗検索
が容易となる。
【0076】コマースエントリシステム21内の情報検
索インタフェース212は、ユーザ端末17からの消費
者操作による検索要求に対する結果として、コマースメ
ディエーションシステム22により生成された、検索条
件に合致する商品毎の商品情報を、例えば図6の概念図
のように、当該商品を扱う各店舗別に商品情報提供ペー
ジ上に提供(公開)する。本実施形態では、消費者が当
該商品情報提供ページ上で所望の商品名、或いは店舗名
を選択(例えばマウスクリック)すると、該当する情報
公開ページ(サイト)、例えば当該商品名の商品の購入
手続きが可能な情報ページ、或いは当該店舗に登録され
ている商品の購入手続きが可能な情報ページにジャンプ
できる。そのため、商品情報提供ページ上の商品名、店
舗名には、それぞれジャンプ先ページを示すリンク先情
報としての当該ページのアドレス(URLアドレス)が
付加されている。また本実施形態では、商品情報提供ペ
ージ上の店舗別の商品情報の詳細情報を閲覧することも
可能である。
【0077】次に、本実施形態における商品マスタテー
ブル70への商品情報(商品属性情報)登録処理につい
て説明する。まず、商品マスタテーブル70に未登録の
商品に関する商品情報(商品属性情報)の登録処理、即
ち商品情報の新規登録処理について、図14のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0078】利用者は、商品情報の新規登録が必要な場
合、ユーザ端末16を操作し、当該利用者のID及びパ
スワードを用いて商品情報提供システム15にログイン
する。そして利用者は、商品情報提供システム15に対
して商品情報の新規登録を要求する。この要求は、商品
情報提供システム15内のWebサーバ150により、
コマースエントリシステム21の情報登録インタフェー
ス211を通して受け付けられる。すると、情報登録イ
ンタフェース211からDBサーバ151のコマースメ
ディエーションシステム22に、商品情報の新規登録要
求が通知される。
【0079】コマースメディエーションシステム22
は、商品情報の新規登録要求を受け付けると、ログイン
時の利用者IDを情報登録インタフェース211から受
け取る(ステップS11)。そしてコマースメディエー
ションシステム22は、商品マスタテーブル70のエン
トリを新たに1つ生成する(ステップS12)次にコマ
ースメディエーションシステム22は、受け取った利用
者IDから(或いは利用者IDの示す新規登録要求者
が、メーカマスタテーブルにより管理されているか否か
により)、新規登録要求者がメーカであるか否かを判定
する(ステップS13)。
【0080】コマースメディエーションシステム22
は、新規登録要求者がメーカであれば、生成したエント
リ中の版権者F72を“0”に設定し(ステップS1
4)、メーカでなければ、当該版権者F72を“1”に
設定する(ステップS15)。そしてコマースメディエ
ーションシステム22は、ステップS12で生成したエ
ントリ中の版権者ID71のフィールドに、上記受け取
った利用者IDを設定する(ステップS16)。
【0081】次にコマースメディエーションシステム2
2は、新規登録要求者からの新規登録の対象となる商品
情報の入力を受け付けて、上記生成したエントリへの当
該商品情報の書き込み(登録)を行う(ステップS1
7)。ここで、新規登録要求者が店舗でない場合には、
店舗付加情報45の書き込みは禁止される。但し、新規
登録要求者が複数店舗管理者の場合、当該管理者の管理
下にある店舗の店舗付加情報45については書き込み可
能である。
【0082】このように、商品情報の新規登録処理は、
情報発信側利用者管理テーブル100に登録された利用
者であれば、メーカ、複数店舗管理者、店舗に無関係に
実行可能である。但し、メーカは正規版権者(F=0)
として登録されるが、複数店舗管理者または店舗は暫定
版権者(F=1)として登録される。
【0083】次に、商品マスタテーブル70内エントリ
へのメーカ付加情報44の書き込み(または商品マスタ
テーブル70内エントリ中のメーカ付加情報44の変
更)処理について、図15のフローチャートを参照して
説明する。版権者は、メーカ付加情報の書き込み(設定
変更)が必要な場合、ユーザ端末16を操作し、当該版
権者(利用者)のID及びパスワードを用いて商品情報
提供システム15にログインする。そして版権者は、商
品情報提供システム15に対してメーカ付加情報書き込
みを要求し、目的の商品のJANコードを入力する。こ
のJANコード付きの要求は、商品情報提供システム1
5内のWebサーバ150により、コマースエントリシ
ステム21の情報登録インタフェース211を通して受
け付けられる。すると、情報登録インタフェース211
からDBサーバ151のコマースメディエーションシス
テム22にメーカ付加情報書き込み要求が通知される。
【0084】コマースメディエーションシステム22
は、メーカ付加情報書き込み要求を受け付けると、ログ
イン時の利用者IDと当該メーカ付加情報書き込み要求
に付されているJANコードとを情報登録インタフェー
ス211から受け取る(ステップS21)。
【0085】次にコマースメディエーションシステム2
2は、受け取ったJANコードにより商品マスタテーブ
ル70を参照して、当該コードに一致するJANコード
41が登録されているエントリの情報(つまり指定商品
の商品情報)を取得する(ステップS22)。そしてコ
マースメディエーションシステム22は、取得したエン
トリ情報中の版権者F72がnull値であるか否か、
つまり版権者ID71(メーカ付加情報44)が未登録
であるか否かをチェックする(ステップS23)。
【0086】もし版権者F72がnull値であれば、
コマースメディエーションシステム22はログイン時の
利用者IDに基づいて、書き込み要求者が正規版権者と
なり得る該当する商品のメーカであるか否かをチェック
することで、書き込み要求者を正規版権者とするか暫定
版権者とするかを判断する(ステップS24)。そして
コマースメディエーションシステム22は、商品マスタ
テーブル70内の該当エントリ中の版権者F72を、書
き込み要求者がメーカであれば正規版権者を示す0にセ
ットし(ステップS25)、メーカ以外であれば暫定版
権者を示す1にセットする(ステップS26)。続いて
コマースメディエーションシステム22は、商品マスタ
テーブル70内の該当エントリの版権者ID71のフィ
ールドに利用者IDを設定登録する(ステップS2
7)。これにより、版権者ID71(メーカ付加情報4
4)が未登録の状態では、書き込み要求者がメーカであ
れば正規版権者として登録され、メーカ以外(複数店舗
管理者、店舗)であれば暫定版権者として登録される。
【0087】次にコマースメディエーションシステム2
2は、書き込み要求者に対し、要求された商品のメーカ
付加情報の書き込み(設定)を情報登録インタフェース
211を通して許可し、当該要求者からの書き込みの対
象となるメーカ付加情報の入力を受け付けて、商品マス
タテーブル70内該当エントリのメーカ付加情報44の
フィールドに当該メーカ付加情報を書き込む処理を行う
(ステップS28)。
【0088】一方、版権者F72がnull値でない場
合、つまり版権者ID71(メーカ付加情報44)が既
登録の場合には、コマースメディエーションシステム2
2は利用者IDが上記取得したエントリ情報中の版権者
ID71に一致するか否かをチェックする(ステップS
29)。
【0089】もし利用者IDが版権者ID71に一致す
るならば、コマースメディエーションシステム22は書
き込み(設定変更)要求者が指定商品のメーカ付加情報
44の版権者であると判断する。この場合、コマースメ
ディエーションシステム22は上記ステップS28の処
理、即ち書き込み要求者からの書き込みの対象となるメ
ーカ付加情報の入力を受け付けて、商品マスタテーブル
70内該当エントリのメーカ付加情報44のフィールド
に当該メーカ付加情報を書き込む処理を行う。
【0090】但し、ここでの書き込み処理は、上記した
F=nullのときとは異なって、メーカ付加情報の新
規登録ではなく、既登録のメーカ付加情報の変更(更
新)となる。このとき、変更前のメーカ付加情報44を
含む商品情報が消費者に公開されているならば、コマー
スメディエーションシステム22は当該公開中の商品情
報を変更後のメーカ付加情報44により更新し、メーカ
付加情報44の変更を対応する全ての表示先に直ちに反
映させる。
【0091】これに対し、利用者IDが版権者ID71
に一致しない場合、コマースメディエーションシステム
22はステップS23でのチェックに用いた版権者F7
2が1であるか否かを調べる(ステップS30)。もし
F=1であるならば、コマースメディエーションシステ
ム22は現在の版権者が暫定版権者であると判断し、ロ
グイン時の利用者IDに基づいて、書き込み要求者が
(正規版権者となり得る該当する商品の)メーカである
か否かをチェックする(ステップS31)。
【0092】書き込み要求者がメーカの場合、コマース
メディエーションシステム22は現在の暫定版権者に代
えて当該要求者を正規版権者として登録するために、商
品マスタテーブル70内の該当エントリ中の版権者F7
2を1から0に切り替え設定すると共に、当該エントリ
中の(暫定版権者の)版権者ID71を書き込み要求者
(メーカ)の利用者IDに変更設定する(ステップS2
5,S27)。このように、正規版権者の登録に同期し
て、暫定版権者が消滅する。
【0093】正規版権者の登録が終了するとステップS
28に進み、商品マスタテーブル70内の該当エントリ
中のメーカ付加情報44を、書き込み要求者(ここでは
新規登録された正規版権者)から入力されるメーカ付加
情報に変更する処理が行われる。
【0094】一方、利用者IDと版権者ID71とが一
致しない場合で(ステップS29)、且つF=0、即ち
現在の版権者が正規版権者であるか(ステップS3
0)、或いはF=1であっても、つまり現在の版権者が
暫定版権者であっても、書き込み要求者が(正規版権者
となり得る該当する商品の)メーカ以外の場合には(ス
テップS31)、コマースメディエーションシステム2
2は書き込み要求者に対して情報登録インタフェース2
11を通してメーカ付加情報の書き込み不許可を通知す
る(ステップS32)。
【0095】以上の説明では、便宜的に、販促情報はメ
ーカ付加情報44の一部として扱われ、メーカ以外は基
本的には設定・変更できないものとした。しかし本実施
形態では、販促情報自体は、メーカに限らず、複数店舗
管理者(中間事業者)及び店舗、つまり流通機構の各段
階(階層)の事業者が同一商品に関してそれぞれ固有の
販促情報を設定登録可能としている。この場合、店舗毎
で且つ階層毎に、同一商品に関してそれぞれ固有の販促
情報の表示エリアが確保可能な場合には問題ない。とこ
ろが、表示スペースの関係で例えば1種類の販促情報し
か表示できない場合には、表示されない販促情報が生じ
る。
【0096】そこで本実施形態では、限られた表示エリ
アに各店舗別に同一商品についての販促情報を表示する
のに、動的な優先順位付けによる優先順位制御を行う構
成を適用している。具体的には、メーカ、複数店舗管理
者、店舗がそれぞれ販促(キャンペーン)を行う場合
に、各々の立場での販促情報の表示優先順位を契約内容
によって決定している。例えば商品情報公開時に広告表
示を行うことの対価として広告料を支払うメーカの販促
情報表示優先順位を最も高くし、登録が無料で行える店
舗の優先順位を最も低くする。つまり、表示優先順位
を、メーカ>複数店舗管理者>店舗とする。これによ
り、メーカ、複数店舗管理者は、取引のある店舗の販促
を支援することができ、店舗は流通機構での取引関係者
の支援を受けながら商品販促を行うことができる。な
お、店舗が提供する販促情報の発信(表示)範囲は当該
店舗に限られ、複数店舗管理者が提供する販促情報の発
信範囲は当該複数店舗管理者の管理下にある店舗(店
子)に限られる。この点で、メーカXが提供する店舗非
依存の販促情報と異なる。
【0097】ところで、販促は一般に期間が定められ
る。つまり販促情報は販促期間の情報を持つ。そこで、
複数件の販促情報が予約可能な構成とし、対応する販促
期間に応じて販促情報の表示優先順位を制御するように
してもよい。ここで、上述のメーカ>複数店舗管理者>
店舗といった表示優先順位を併用し、期間が重複した場
合には、その重複期間は表示優先順位の高い方を優先さ
せるようにしてもよい。
【0098】さて、上記したように、本実施形態におい
てメーカ、複数店舗管理者が取引のある店舗の販促を支
援できるのは、メーカ、複数店舗管理者が、流通機構上
のそれぞれの階層の立場で、個別店舗で必要とする商品
属性情報としての販促情報を、当該店舗に代わって設定
登録できる代行登録機能、言い換えるならば、メーカ、
複数店舗管理者が、個別店舗の商品属性情報を当該店舗
に卸す、情報の卸機能が用意されているためである。
【0099】この店舗向けの商品属性情報の代行登録機
能、つまりメーカ、複数店舗管理者から店舗への情報
(商品属性情報)の卸機能の概要を、流通機構の階層構
造を、メーカ、(問屋、モール、チェーン本部、代理店
といった、メーカと店舗との中間の階層に位置する)複
数店舗管理者、及び店舗の3階層(段階)に分類した場
合を例に、図16に示す。
【0100】ここでは、メーカXの下位層に当該メーカ
Xと商品αについて直接または間接に取引のある複数店
舗管理者Y,Zが存在しているものとする。ここで複数
店舗管理者Y,Zがモール(の事業者)の場合、当該モ
ールはメーカXとの間で取引関係を持たないのが一般的
である。しかし本実施形態では、モールの管理下にある
店舗がメーカXの商品を扱っている場合には、モールは
メーカXと(間接的に)取引があるとみなす。また、複
数店舗管理者Yの下位層には、当該管理者Yの管理下に
あり(例えば店子となり)、且つ商品αを店頭登録して
いる店舗A,Bと、当該管理者Zの管理下にあり、且つ
商品αを店頭登録している店舗C,D,Eとが存在して
いるものとする。
【0101】この場合、メーカXは全ての店舗A〜Eに
ついて、当該メーカX独自の商品αに関連した商品属性
情報としての(販促情報を含む)メーカ付加情報44を
一括して登録できる。一方、複数店舗管理者Yは店舗
A,Bについて、当該複数店舗管理者Y独自の商品αに
関連した商品属性情報としての販促情報を、複数店舗管
理者Zは店舗C,D,Eについて、当該複数店舗管理者
Z独自の商品αに関連した商品属性情報としての販促情
報を、それぞれの店舗の店舗付加情報45の一部として
(当該管理者自身と対応付けて)一括して登録できる。
つまり、メーカXから店舗A〜Eへと、複数店舗管理者
Yから店舗A,Bへと、複数店舗管理者Zから店舗C,
D,Eへの、それぞれ情報(商品属性情報)の卸機能が
実現される。また本実施形態では、複数店舗管理者は管
理下の店舗の店舗付加情報45自体を設定・変更でき
る。
【0102】ここで、複数店舗管理者Y,Zは、自身の
管理下にある店舗に登録されている商品であれば、どの
商品についても、その商品属性としての販促情報を登録
できる。また、メーカ、複数店舗管理者が登録する販促
情報は必ずしも該当する商品αに直接関係しているとは
限らない。例えば、メーカが提供する販促情報であれば
新商品の紹介情報であってもよく、複数店舗管理者とし
てのモールが提供する販促情報であれば、そのモール全
体に共通のキャンペーン情報等であっても構わない。上
述の商品αに関連した商品属性情報とは、このような情
報をも示すものとする。
【0103】なお、本実施形態では、メーカ、複数店舗
管理者、店舗がそれぞれ販促情報を登録した場合、その
販促情報は前記したようにメーカ>複数店舗管理者>店
舗の優先順位で表示される。したがって、複数店舗管理
者及び店舗側が登録する販促情報の登録先自体は店舗付
加情報45である必要はなく、登録元(登録要求元)と
対応付けて登録するならば登録先がメーカ付加情報44
であっても構わない。また、流通機構上の階層の分類は
3段階に限るものではなく、現実の流通業界の取引の形
態に応じて階層分けをすればよい。
【0104】このように本実施形態では、複数店舗管理
者、メーカといった現実の流通業界の取引者(各階層)
の立場で、個別店舗の商品情報(商品属性情報)の代行
登録を可能とする構成としたことにより、それぞれの立
場で一般消費者に対する店舗の販促を支援できる。そし
て、このそれぞれの立場での販促に対する消費者の行為
を後述するマーケティングフィードバックシステム23
により複数店舗管理者、メーカにマーケティング情報と
してフィードバックすることにより、新たな物の流れを
生み出すことも可能となる。即ち、流通機構上の系列の
各店舗(販売現場)から売れ筋情報等を吸い上げて(新
たな販促のヒントとなる情報を複数店舗管理者、メーカ
に返すことで、)即時に消費者に還流して新たな売れ筋
を作り出すことも可能となる。
【0105】そこで、このようなマーケティング機能を
実現するためのコマースメディエーションシステム22
及びマーケティングフィードバックシステム23の機能
構成について、図17のブロック図を参照して説明す
る。
【0106】コマースメディエーションシステム22
は、商品提供側(流通機構側、売り手側、情報発信者
側)により情報登録インタフェース211を介して行わ
れる商品情報(商品属性情報)登録操作等のログ、つま
り商品提供側の行為のログを採取する商品提供側ログ採
取部221と、消費者により情報検索インタフェース2
12を介して行われる商品情報検索等のログ、及び商品
情報提供ページから商品購入手続きが可能なサイトへの
ジャンプ、当該サイトでの購入手続き等のログ(リクエ
ストのログ)、つまり消費者側の行為のログを採取する
消費者ログ採取部222とを有する。商品提供側ログ採
取部221により採取されたログ情報(商品提供側ロ
グ)はDB151a内に置かれる商品提供側ファイル2
01に保存され、消費者ログ採取部222により採取さ
れたログ情報(消費者ログ)はDB151a内の消費者
ログファイル202に保存される。
【0107】マーケティングフィードバックシステム2
3は、商品提供側ファイル201及び消費者ログファイ
ル202の両ファイルのログ情報と属性(ログのもとに
なった行為者の属性、即ち商品提供側となる情報登録者
の属性と消費者の属性)とに基づいて、商品提供側(売
り手側)の行為及び属性と消費者側の行為及び属性との
相関関係を抽出し、商品提供側(売り手側)向けのマー
ケティング情報を作成するマーケティング情報作成部2
31を有する。マーケティング情報作成部231は、個
々の消費者(買い手)向けの商品・店舗の紹介情報(商
品案内情報)も作成する。上記マーケティング情報はD
B151a内のマーケティング情報ファイル203に保
存される。
【0108】マーケティングフィードバックシステム2
3はまた、消費者ログファイル202に基づいて商品分
類毎と、商品分類毎で且つ予め定められた地域毎の、そ
れぞれの売れ筋情報(売れ筋ランキング情報)を作成す
る売れ筋情報作成部232と、消費者ログファイル20
2に基づいて商品分類毎と、商品分類毎で且つ予め定め
られた地域毎の、それぞれ当該分類に属する商品の商品
情報に対するアクセス状況情報(アクセスランキング情
報)を作成するアクセス状況情報作成部233と、消費
者ログファイル202に基づいて商品毎と、商品毎で且
つ予め定められた地域毎の、それぞれ当該商品と一緒に
買われることの多い商品のリスト(関連商品リスト)を
作成する関連商品リスト作成部234とを有する。上記
売れ筋情報、上記アクセス状況情報、上記関連商品リス
トは、DB151a内のそれぞれ売れ筋情報ファイル2
04、アクセス状況情報ファイル205、関連商品リス
トファイル206に保存される。
【0109】次に、本発明に直接関係するマーケティン
グフィードバックシステム23を中心とする動作につい
て図18の動作説明図を参照して説明する。まず、商品
提供側ログ採取部221により採取されて商品提供側フ
ァイル201に保存されるログには、商品登録のログ、
販促情報の登録・更新のログ、画面デザイン更新(商品
情報提供ページ、各店舗側の情報公開ページ等のページ
画面のデザイン更新)のログ、及び小売価格の割引情報
の更新のログ等がある。このログは、各情報登録者のI
D(利用者ID)に対応付けて、行為の内容(実行内
容)と対象商品(実行対象商品)の情報とが記録される
記録形式を適用している。例えば商品αについてのメー
カによる販促情報を含むメーカ付加情報44の登録であ
れば、IDとして当該メーカのID(利用者ID、版権
者ID)が、実行内容として販促情報更新(登録・更
新)内容が、実行対象商品として商品αが記録される。
上記販促情報更新内容は、販促の分類情報であり、旅行
招待、プレゼント、新商品紹介、新店舗開店案内などで
ある。
【0110】一方、消費者ログ採取部222により採取
されて消費者ログファイル202に保存されるログに
は、消費者による商品情報検索のログと、商品情報検索
に基づいて表示される商品情報に関する詳細情報の閲覧
等のログ、該当する商品または店舗の情報公開ページ
(サイト)へのジャンプのログ、及び当該ジャンプ先で
の商品購入(商品購入手続き)のログのような、消費者
のリクエストのログがある。このログは、商品提供側ロ
グと同様に、各消費者のID(利用者ID)に対応付け
て、実行内容と実行対象商品の情報とが記録される記録
形式を適用している。ここで、商品購入(商品購入手続
き)のログの元情報は、上記ジャンプ先、つまり消費者
の購入手続きが可能な情報公開ページのサイトに存在す
る。これを利用することで、商品提供側ログ採取部22
1での当該商品購入のログが採取できる。
【0111】さて、マーケティング情報作成部231
は、例えば定期的にマーケティング情報ファイル203
の更新を行う。このマーケティング情報ファイル203
の更新は次のように行われる。まずマーケティング情報
作成部231は、商品提供側ファイル201及び消費者
ログファイル202内の過去の全期間に亘るログ、また
は最新の一定期間のログ、または現在と同じ季節の範囲
内のログと、そのログのもとになった行為者の属性、つ
まり商品提供側となる情報登録者と消費者の双方の属性
とをもとに、商品提供側と消費者側の行為及び属性の相
関関係を、所定の組み合わせについてそれぞれ抽出する
(ステップS61)。
【0112】ここで属性は、対応する行為者のID情報
によりDB151a内の該当するテーブルを参照するこ
とで取得できる。例えば商品提供側であれば、利用者I
D(102)により図10の情報発信側利用者管理テー
ブル100を参照して、当該利用者ID(102)と対
をなす利用者コード(101)が登録されているエント
リを探し、そのエントリ中のポインタ登録フィールド
(図示せず)に設定されているポインタの指すマスタテ
ーブル、つまり店舗マスタテーブル80、または複数店
舗管理者マスタテーブル、またはメーカマスタテーブル
(何れも図示せず)を、当該利用者コード(101)に
より参照することで、対応する属性、即ち店舗属性、ま
たは複数店舗管理者属性、またはメーカ属性(名称、所
在地等)を取得できる。同様に、消費者側であれば、会
員IDにより図11の会員属性管理テーブル110を参
照することで、対応する会員属性(住所、性別、職業
等)を取得できる。但し、図18では、この属性を取得
する経路については省略されている。
【0113】商品提供側と消費者側の行為の相関関係の
代表的な例を以下に示す。 (1)どのような商品、或いはどのような種類(商品分
類)の商品は、どのような種類の販促を行うと、どのよ
うな属性(性別、年齢、地域)の消費者に良く売れる
か。つまり、各商品(商品分類)について、販促種類と
消費者属性別の売れ行きとの関係である。この他に、各
商品(商品分類)について、販促種類と消費者属性を考
慮しない単なる売れ行きとの関係もある。具体的には、
日本酒は割引の方がプレゼントより売れ行きが上がると
か、ワインは割引きよりプレゼントの方が売れ行きが上
がるなどである。
【0114】(2)どのような商品、或いはどのような
種類(商品分類)の商品の商品情報は、どのような種類
の販促を行うと、どのような属性(性別、年齢、地域)
の消費者の閲覧数が増加するか。つまり、各商品(商品
分類)について、販促種類と消費者属性別の閲覧回数と
の関係。この他に、各商品(商品分類)について、販促
種類と消費者属性を考慮しない単なる閲覧回数との関係
もある。
【0115】マーケティング情報作成部231は、ステ
ップS61で抽出した、上記(1),(2)に示したよ
うな商品提供側(売り手側)と消費者側の行為及び属性
の相関関係に基づいて、商品提供側(メーカ、複数店舗
管理者、店舗)のそれぞれに対して、それぞれの立場に
立った販売戦略、次の商品企画のヒントとなるマーケテ
ィング情報を作成する(ステップS62)。
【0116】マーケティング情報作成部231はまた、
上記ステップS62において、個々の消費者(買い手)
の属性(年類、性別、地域)別に、その消費者にとって
有用な商品・店舗の紹介情報(商品案内情報)を作成す
る。ここでは、例えば上記(1)または(2)の相関関
係と、個々の消費者の属性とに基づいて、その消費者に
ふさわしい、つまり、その消費者が興味を持っていると
推測される商品と当該商品が店頭登録されている店舗の
リストを(消費者向けの商品・店舗紹介情報として)作
成する。このリスト中の店舗を、消費者の購買につなが
る可能性のある販促を行っている店舗に限定することも
可能である。また、立場を変えることで、同じ情報か
ら、商品提供側(メーカ、複数店舗管理者、店舗)のそ
れぞれに対して、各商品または商品分類別にアプローチ
すべき消費者の情報(クラスタ情報)を作成することも
可能である。
【0117】マーケティング情報作成部231は、マー
ケティング情報ファイル203の内容を上記作成した最
新のマーケティング情報及び消費者向け商品・店舗紹介
情報に更新する。なお、マーケティング情報作成部23
1において、消費者ログファイル202に基づいて、各
消費者の商品情報検索時の検索条件、検索条件にヒット
した場合に詳細情報まで参照したか、別の検索条件で再
度検索をしたか、検索と閲覧を繰り返しているか、詳細
情報は見ても購入まで進まずに再度検索をしているか、
詳細情報を見て購入に進んだか、商品の概要だけで購入
に進んだかなど、各消費者の履歴を追跡することで、消
費者全体の振るまいの傾向を抽出して商品分類別の消費
者動向の集計データを取得し、当該集計データを消費者
に公開することも可能である。
【0118】コンテンツキャスティングシステム24
は、例えばマーケティング情報が更新される毎に、マー
ケティング情報ファイル203に保存されているマーケ
ティング情報を該当者に例えばメール配送部241を介
して配送する。
【0119】一方、マーケティングフィードバックシス
テム23内の売れ筋情報作成部232は、消費者ログフ
ァイル202内の商品購入のログと、そのログのもとに
なった消費者の属性とをもとに、商品分類毎に、その分
類中の商品群の中で、良く売れている商品のランキング
を抽出すると共に、商品分類毎で且つ(消費者が居住す
る)地域毎に、良く売れている商品のランキングを抽出
し、それぞれ対応する売れ筋情報を作成する。ここで、
消費者の性別、年齢層別の条件を加えた売れ筋情報を作
成することも可能である。売れ筋情報作成部232は、
売れ筋情報ファイル204の内容を上記作成した売れ筋
情報に更新する。
【0120】次にアクセス状況情報作成部233は、消
費者ログファイル202内の商品情報検索のログ及び商
品情報検索に基づいて表示される商品情報に関する詳細
情報の閲覧のログと、そのログのもとになった消費者の
属性とをもとに、商品分類毎に、良くアクセスされる
(つまり消費者が興味を持っている)商品情報のランキ
ングを抽出すると共に、商品分類毎で且つ(消費者が居
住する)地域毎に、良くアクセスされる(つまり消費者
が興味を持っている)商品情報のランキングを抽出し、
それぞれ対応するアクセス状況情報を作成する。ここ
で、消費者の性別、年齢層別の条件を加えたアクセス状
況情報を作成することも可能である。つまり、商品分
類、消費者の地域、性別、年齢層別といった評価軸を幾
種類か変えた多軸評価(多軸分析)によりアクセス状況
情報を作成することも可能である。
【0121】次に関連商品リスト作成部234は、消費
者ログファイル202内の商品購入のログと、そのログ
のもとになった消費者の属性とをもとに、各商品毎に、
当該商品と一緒に買われることの多い商品のリスト(関
連商品リスト)を作成すると共に、各商品毎で且つ(消
費者が居住する)地域毎に、当該商品と一緒に買われる
ことの多い商品のリスト(関連商品リスト)を作成す
る。この商品リストから、例えば辛口の日本酒と一緒に
干物が買われることが多いこと、つまり辛口の日本酒を
購入する人は一緒に干物を購入する傾向が高いといった
ことを知ることができる。ここで、消費者の性別、年齢
層別の条件を加えた関連商品リストを作成することも可
能である。関連商品リスト作成部234は、関連商品リ
ストファイル206の内容を上記作成した関連商品リス
トに更新する。
【0122】なお、売れ筋情報ファイル204、アクセ
ス状況情報ファイル205及び関連商品リストファイル
206の情報も、前記マーケティング情報と同様に商品
提供側と消費者側とに提供することが可能である。ま
た、利用者が検索条件を入力することで、利用者側が必
要とする情報のみを提供することも可能である。しか
し、これについては本発明に直接関係しないため、その
説明を省略する。
【0123】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、店
頭登録される商品に関する商品属性情報を、該当する店
舗側からだけでなく、当該店舗と直接または間接に取引
のある、現実の流通機構上の階層構造における上位階層
側からも設定・登録することができるため、つまり生産
者、問屋、店舗といった取引関係の階層構造を反映した
商品属性情報の卸機能を実現できるため、生産者、問屋
といった上位階層側はそれぞれの立場で独自の商品属性
情報を設定することにより個別店舗を支援することがで
きる。
【0124】また本発明によれば、流通機構側(売り手
側)の商品属性情報登録の行為及び属性と、消費者側
(買い手側)の情報検索、リクエスト(情報閲覧、店舗
側サイトへのジャンプ、店舗側サイトでの商品購入手続
きに関するリクエスト)等の行為及び属性との相関関
係、例えば生産者、問屋、店舗側でのどのような行為が
どのような属性の消費者のどのような行為と関係するか
を抽出できるため、両流通機構側の各階層のそれぞれの
立場に適した有効なマーケティング情報を作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る商品情報提供システ
ムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1中のWebサーバ150とDBサーバ15
1とを用いて実現される商品情報提供システム15の機
能構成を示すブロック図。
【図3】消費者側からの視点で見た商品情報(消費者閲
覧用商品情報)の概略を示す図。
【図4】商品の属性を表す商品付加情報の種類を示す
図。
【図5】図4中の各商品付加情報(商品属性情報)につ
いて、その内訳(情報発信内容)と表示先(情報発信範
囲)を整理して示す図。
【図6】各店舗毎に表示される商品情報中の各商品付加
情報の概念を示す図。
【図7】商品マスタテーブル70のエントリ構造例を示
す図。
【図8】店舗マスタテーブル80のエントリ構造例を示
す図。
【図9】店舗別商品テーブル90のエントリ構造例を示
す図。
【図10】情報発信側利用者管理テーブル100のエン
トリ構造例を示す図。
【図11】会員属性管理テーブル110のエントリ構造
例を示す図。
【図12】コミュニティ情報テーブル120のエントリ
構造例を示す図。
【図13】消費者閲覧用商品情報生成の流れを説明する
ための図。
【図14】商品情報(商品属性情報)の新規登録処理を
説明するためのフローチャート。
【図15】商品マスタテーブル70内エントリへのメー
カ付加情報44の書き込み(または商品マスタテーブル
70内エントリ中のメーカ付加情報44の変更)処理を
説明するためのフローチャート。
【図16】店舗向けの商品属性情報の代行登録機能を説
明するための図。
【図17】マーケティング機能を実現するためのコマー
スメディエーションシステム22及びマーケティングフ
ィードバックシステム23の機能構成を示すブロック
図。
【図18】マーケティングフィードバックシステム23
を中心とする動作を説明するための図。
【符号の説明】
11…インターネット(電子情報伝達媒体) 15…商品情報提供システム(情報流通仲介システム) 16,17…ユーザ端末 150…Webサーバ 21…コマースエントリシステム 22…コマースメディエーションシステム(登録要求受
け付け手段、情報登録手段、情報公開手段、情報検索手
段、店舗ジャンル管理手段) 23…マーケティングフィードバックシステム 41…JANコード(商品コード) 42…JICFS情報(商品属性情報) 43…事業本部付加情報 44…メーカ付加情報(商品属性情報) 45…店舗付加情報(商品属性情報) 46…消費者付加情報 70…商品マスタテーブル 80…店舗マスタテーブル 81…店舗コード 82…店舗属性 83…分類コード 90…店舗別商品テーブル 100…情報発信側利用者管理テーブル 101…利用者コード 102…利用者ID 110…会員属性管理テーブル 111…会員ID 112…会員属性 151…DBサーバ 151a…DB(データベース) 201…商品提供側ファイル 202…消費者ログファイル 203…マーケティング情報ファイル 204…売れ筋情報ファイル 205…アクセス状況情報ファイル 206…関連商品リストファイル 211…情報登録インタフェース(登録要求受け付け手
段、情報登録手段) 212…情報検索インタフェース(情報公開手段、情報
検索手段) 221…商品提供側ログ採取部(第1のログ取得手段) 222…消費者ログ採取部(第2のログ取得手段) 231…マーケティング情報作成部 232…売れ筋情報作成部 233…アクセス状況情報作成部 234…関連商品リスト作成部 241…メール配送部 242…コンテンツ作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 AA02 BB07 BB11 CC05 CC10 DD01 DD05 EE05 EE28 FF03 FF09 GG01 GG04 GG07 GG09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通機構側と一般消費者との電子情報伝
    達媒体を介しての情報の流通を仲介する情報流通仲介シ
    ステムであって、 店頭登録される商品に関する商品情報の一部をなす商品
    属性情報を設定・登録するための、流通機構上の取引関
    係を反映した階層構造における各階層からの要求を受け
    付ける登録要求受け付け手段と、 前記登録要求受け付け手段で受け付けられた登録要求元
    が前記階層構造の最下層をなす店舗以外の場合、当該登
    録要求元との間で前記階層構造上で直接または間接に取
    引関係があって且つ前記システムに登録されている全て
    の店舗の商品情報の一部として、当該登録要求元から入
    力される商品属性情報を設定・登録し、当該登録要求元
    が前記店舗の場合、当該店舗の商品情報の一部として当
    該登録要求元から入力された商品属性情報を設定・登録
    する情報登録手段と、 前記情報登録手段により設定・登録された商品属性情報
    を含む商品情報に、当該商品情報の示す商品の情報ペー
    ジまたは対応する店舗側の情報ページへ消費者操作によ
    りジャンプするのに必要なリンク情報を付加して、対応
    する店舗の店頭に登録された商品の商品情報として前記
    電子情報伝達媒体を介して消費者に公開する情報公開手
    段とを具備することを特徴とする情報流通仲介システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記情報登録手段は、販売促進情報を持
    つ商品属性情報の設定・登録が可能なように構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の情報流通仲介シス
    テム。
  3. 【請求項3】 一般消費者からの商品情報検索要求に従
    う情報検索を行って、該当する商品情報を前記情報公開
    手段により情報検索要求元に公開させる情報検索手段
    と、 前記販売促進情報を持つ商品属性情報の登録を含む流通
    機構側の前記システムに対する行為の履歴である第1の
    ログを取得する第1のログ取得手段と、 前記情報検索、当該情報検索の結果に基づく商品情報の
    閲覧、当該商品情報からのジャンプ先での購入手続きを
    含む消費者側の行為の履歴である第2のログを取得する
    第2のログ取得手段と、 前記第1のログ及び前記第2のログと、当該ログのもと
    になった行為者の属性とに基づいて、流通機構側の行為
    及び属性と消費者側の行為及び属性との相関関係を抽出
    し、この抽出した相関関係から流通機構側にフィードバ
    ックするマーケティング情報を作成するマーケティング
    情報作成手段とを更に具備することを特徴とする請求項
    2記載の情報流通仲介システム。
  4. 【請求項4】 店頭登録されている各商品の商品コード
    に対応付けられている当該商品の商品名、メーカ名及び
    商品分類コードを含む商品属性情報中の前記商品分類コ
    ードを用いて、前記システムに登録されている各店舗毎
    に取り扱い商品分類を決定して管理する店舗ジャンル管
    理手段を更に具備することを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の情報流通仲介システム。
  5. 【請求項5】流通機構側と一般消費者との電子情報伝達
    媒体を介しての情報の流通を仲介する情報流通仲介方法
    であって、 店頭登録される商品に関する商品情報の一部をなす商品
    属性情報を設定・登録するための、流通機構上の取引関
    係を反映した階層構造における各階層からの要求を受け
    付け、 前記受け付けた登録要求元が前記階層構造の最下層をな
    す店舗以外の場合には、当該登録要求元との間で前記階
    層構造上で直接または間接に取引関係があって且つ前記
    システムに登録されている全ての店舗の商品情報の一部
    として、当該登録要求元から入力される商品属性情報を
    設定・登録し、 前記登録要求元が前記店舗の場合、当該店舗の商品情報
    の一部として当該登録要求元から入力された商品属性情
    報を設定・登録し、 前記設定・登録された商品属性情報を含む商品情報に、
    当該商品情報の示す商品の情報ページまたは対応する店
    舗側の情報ページへ消費者操作によりジャンプするのに
    必要なリンク情報を付加して、当該商品情報を対応する
    店舗の店頭に登録された商品の商品情報として前記電子
    情報伝達媒体を介して消費者に公開することを特徴とす
    る情報流通仲介方法。
  6. 【請求項6】 前記商品属性情報には販売促進情報を含
    めることが可能であり、 前記商品属性情報の登録を含む流通機構側の前記システ
    ムに対する行為の履歴である第1のログを取得すると共
    に、 一般消費者からの商品情報検索要求に従う情報検索、当
    該情報検索の結果に基づく商品情報の閲覧、当該商品情
    報からのジャンプ先での購入手続きを含む消費者側の行
    為の履歴である第2のログを取得し、 前記第1のログ及び前記第2のログと、当該ログのもと
    になった行為者の属性とに基づいて、流通機構側の行為
    及び属性と消費者側の行為及び属性との相関関係を抽出
    し、この抽出した相関関係からマーケティング情報を作
    成して流通機構側にフィードバックすることを特徴とす
    る請求項5記載の情報流通仲介方法。
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