JP3540233B2 - 商品情報提供システム及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を扱う流通機構側から発信された当該商品に関する情報に基づいて一般消費者向けの商品情報を作成し、当該商品情報をインターネットに代表される電子情報伝達媒体を介して一般消費者を含む一般社会に対して広報するのに好適な商品情報提供システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
商品の販売促進のために消費者等に対して商品情報(商品広告情報)を提供することは有効な手段である。
この商品情報の提供手段としては、例えば特開平11−328538号公報に記載されているような、購買行為を行った消費者に発行する受領証(商品の販売結果を示す受領証)の一部に、複数の提供情報のうち選択指定された(或いは販売した商品に対応する提供情報)を印刷する販売システムが知られている。
【0003】
また、チラシや、TVコマーシャル等のマスコミュニケーション(いわゆるマスコミ)を利用して、同一内容の一般情報としての商品情報を広く一般的な対象に対して提供する提供手段も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように従来は、商品情報の提供手段として、購買行為を行った限定された個人に対し、受領証を利用して木目細やかな販売促進のための商品情報を提供する手段(以下、第1の商品情報提供手段と称する)や、TVコマーシャル等のマスコミを利用して、広く一般的な対象に対し、同一内容の一般情報としての商品情報を提供する手段(以下、第2の商品情報提供手段と称する)などが知られていた。
【0005】
しかし、上記第1の商品情報提供手段は、購買行為を行った限定された個人に対してのみ商品情報を提供するものであり、一般消費者を含む一般社会に対して商品情報を提供するものではない。
【0006】
また、上記第2の商品情報提供手段では、一般消費者を含む一般社会に対して商品情報を提供するものの、同一内容の一般情報としての商品情報を提供するものであり、広範囲の消費者に対して木目細やかな商品情報を提供しているとは言い難い。
【0007】
ところで、商品情報の発信者となり得る者は、同一商品であっても、複数存在する。例えば流通機構上の各流通段階により区別される、生産者(メーカ)、各問屋、各販売店(店舗)などである。商品情報発信者が複数存在する場合、各商品情報発信者毎に固有の特徴ある商品情報を提供できることが好ましい。しかし上記第1及び第2の商品情報提供手段では、このような各情報発信者毎の独自の商品情報の管理と提供手法については何も考慮されていなかった。
【0008】
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、一般消費者に対し、同一商品であっても、流通機構上の流通段階の相違により区別される情報発信者種別の相違を反映した木目細やかな商品情報を提供できる商品情報提供システム及び方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、販売促進情報を持つ商品属性情報など、共通情報として分類される商品属性情報を、対応する商品を扱う全店舗の当該商品に関する商品情報の一部として共通に公開すると共に、当該商品属性情報の変更を当該商品属性情報の全公開先に即時性をもって反映させることができる商品情報提供システム及び方法を提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、販売促進情報を持つ商品属性情報の書き込み権利者の権利が売買により移転できる商品情報提供システム及び方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、商品を一意に規定する(JANコード等の)商品コード毎に、流通機構上の流通段階の相違により区別される情報発信者種別を含む所定の情報発信者種別を単位とする、当該商品に関する項目別の商品属性情報の格納領域を有する商品情報格納手段と、(インターネットに代表される)電子情報伝達媒体を介して情報発信者から送られる商品属性情報書き込み要求に従って、該当する商品の該当する項目の商品属性情報について上記商品情報格納手段を対象とする書き込みを管理する情報登録管理手段と、電子情報伝達媒体を介して一般消費者から要求された商品の商品情報を当該電子情報伝達媒体を介して当該一般消費者に公開する商品情報公開手段であって、当該商品の各項目の商品属性情報を対応する情報発信者種別で決まる発信範囲に公開する商品情報公開手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
このように本発明においては、商品の生産管理、販売管理のための商品コード毎に、当該商品の属性情報を情報発信者種別毎に区分して対応付けし、各商品毎の属性情報の項目別に情報発信者の権限と情報発信範囲を管理することで、つまり商品属性情報を一種の情報発信媒体として捉え、当該媒体に情報を発信(書き込み)できる権利者と情報発信範囲を管理することで、一般消費者に対し、同一商品であっても、情報発信者種別の相違を反映した、つまり情報発信者が流通機構上のいずれの流通段階に位置するかを反映した、木目細やかな商品情報の提供が可能となる。ここで、発信内容についても、権利者毎に管理するとよい。
【0013】
また本発明は、店舗非依存の共通情報として分類される商品属性情報の項目を設けると共に、そのうちの少なくとも1つは該当する商品の販売促進情報を持つ商品属性情報の項目とし、上記共通情報として分類される商品属性情報については、対応する商品を扱う全店舗の当該商品に関する商品情報の一部として共通に公開し、当該商品属性情報が変更された場合には、その変更内容を当該商品属性情報の全公開先に反映させる構成としたことをも特徴とする。
【0014】
このような構成においては、販売促進の対象となる商品の商品コードに対応付けて用意される、販売促進情報を持つ商品属性情報の項目に、対応する書き込み権利者が発信した商品属性情報を登録するだけで、書き込み権利者に負担をかけることなく、その商品属性情報を、対応する商品を扱う全店舗に共通に公開することができる。また、当該商品属性情報を変更すると、その変更内容が当該商品属性情報の全公開先に直ちに反映されるため、一般消費者は常に最新の販売促進情報を取得できる。
【0015】
また本発明は、上記情報登録管理手段に次の各手段、即ち、各商品毎の上記各項目毎に商品属性情報の書き込みの権利を有する情報発信者を管理する書き込み権利者管理手段と、この書き込み権利者管理手段により管理される正当な権利者からの書き込み要求の場合だけ、当該権利者からの該当する項目で決まる属性の商品属性情報の入力を受け付けて、当該商品属性情報の書き込みを行う情報書き込み手段とを持たせることで、各商品毎の上記各項目毎に商品属性情報の書き込み権利者を管理・特定できるようにしたことをも特徴とする。ここで、共通情報として分類される各項目の商品属性情報の書き込み権利者については、特定の情報発信者に制限して管理する構成とするとよい。
【0016】
また本発明は、上記共通情報として分類される商品属性情報、特に販売促進情報を持つ商品属性情報の書き込み権利の売却希望者と買い取り希望者とを募集することで当該書き込み権利の売買を仲介する版権売買仲介手段を設け、当該書き込み権利の売買による移転を可能としたことをも特徴とする。ここで、書き込み権利の買い取り希望者から電子情報伝達媒体を介して買い取り条件を取得し、この各買い取り希望者の買い取り条件に基づいて書き込み権利の移転先を決定する構成とするとよい。また、書き込み権利者(正規版権者)が書き込み権を一度も行使していない状態では、他の情報発信者のうち最初に要求を出した者に暫定的な書き込み権を付与し、正規書き込み権利者が書き込み権を行使した時点で、当該暫定的な書き込み権を消滅させる構成(版権者の二重化管理構成)とすることも可能である。
【0017】
また、販売促進情報を持つ商品属性情報を流通機構上の各流通段階、つまり各階層(の情報発信車種別)毎に定められる個別の権利者が書き込み可能な構成とし、一般消費者に対しては流通機構の各階層と販売促進期間とに基づく、販売促進情報の表示優先順位制御(例えば、上記階層、つまり情報発信者種別がメーカと、問屋、卸等の中間事業者と、小売りとしての店舗とに分類される場合、販売促進期間が重複する期間では、表示優先順位をメーカ>中間事業者>店舗として、メーカの販売促進情報を最優先に表示する制御)を行う構成とすることも可能である。この場合、限られた販売促進情報の表示エリアを有効に利用できる。また、販売促進情報の予約(つまりキャンペーンの予約)の管理機能を持たせ、予約された販売促進情報の示す販売期間が到来した場合に、自動的に一般消費者に公開する構成とすることも可能である。ここでも、上記の販売促進情報の表示優先順位制御を適用することが可能である。
【0018】
また本発明は、一般消費者に対して、少なくとも各商品毎に、当該商品に関するコメントを電子情報伝達媒体を介して記入可能な掲示板を提供する掲示板提供手段を更に設け、上記商品情報公開手段が一般消費者から要求された商品の商品情報を公開する際には、当該商品に対応した上記掲示板に記入された情報を利用することをも特徴とする。
【0019】
このような構成においては、一般消費者に公開される商品情報中に、対応する商品に関する消費者のコメントが自動設定されることから、一般消費者に対して一層木目細やかな商品情報を提供できる。ここで、上記掲示板を商品毎で且つ地域毎に用意して、消費者が属する地域用の掲示板に当該消費者のコメントが記入される構成とすると共に、一般消費者に商品情報を公開する際には、当該消費者が属する地域用の掲示板(コミュニティ)に記入された情報を利用する構成とすることで、特に地域性のある商品の場合に、有効な商品情報を提供できる。なお、商品毎の掲示板であっても、消費者の住所等の属性情報を、当該消費者の識別情報と対応付けて管理すると共に、掲示板上で消費者のコメントと対応付けて当該消費者の識別情報を登録する構成とすることで、一般消費者に商品情報を公開する際には、該当する掲示板の中から、当該一般消費者が属する地域に居住する消費者のコメントだけを利用することが可能となる。
【0020】
なお、以上に述べた商品情報提供システムに係る発明は、商品情報提供方法に係る発明としても成立する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る商品情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【0022】
同図において、電子情報伝達媒体としての通信ネットワーク、例えばインターネット11には、外部(インターネット11)からのアクセスを制限するファイアウォール機構12を介してLAN(ローカルエリアネットワーク)13が接続されている。LAN13には、本発明に直接関係する商品情報提供システム15が接続されている。
【0023】
商品情報提供システム15は、主として、商品を販売する店舗、商品の生産者であるメーカ等、商品を直接または間接に提供する側、つまり商品提供側から要求(発信)された商品情報(商品属性情報)を登録するサービスと、登録された商品情報(商品属性情報)を商品提供側に代わって一般消費者に公開(広報)するサービスとを司る。つまり商品情報提供システム15は、商品情報の発信者(情報発信者)である商品提供側と消費者側との中間に位置し、商品提供側から消費者側への商品情報の流通をインターネット11を通して仲介することで、商品提供側と消費者側との取引を間接的に仲介する。商品提供側(情報発信者側)としては、上記の店舗(販売店舗)、メーカ(生産者)の他に、複数の店舗に商品を卸す卸または問屋、当該卸に相当するモール(バーチャルモール)、即ち複数の仮想店舗が登録されているモール(の事業者)、代理店などがある。
【0024】
商品情報提供システム15は、商品提供側(情報発信者側)に対しては、商品に関する情報(商品情報、商品属性情報)を登録する場としての商品提供者向け商品情報登録サイト(情報発信者向け商品情報登録サイト)を、一般消費者に対しては、商品情報を検索・閲覧する場としての消費者向け商品情報検索・閲覧サイトを、それぞれインターネット11上に電子的に用意する。
【0025】
商品情報提供システム15はまた、情報発信者による商品情報登録等の履歴(ログ)と、消費者による商品情報検索、購入等の履歴(ログ)とを採取し、両ログに基づいて情報発信者別のマーケティング情報を作成して当該情報発信者に提供するサービスと、消費者の検索・閲覧の履歴・傾向を示す情報及び消費者の興味に合致した商品・店舗の情報(以下、商品案内情報と称する)を消費者別に作成して当該消費者に提供するサービスとを司る
インターネット11には、情報発信者として位置付けられる商品提供(商品情報登録)側の複数のユーザ端末16と、一般消費者側の複数のユーザ端末17とが接続される。
【0026】
商品情報提供システム15は、インターネット11に接続された、Webサーバ150及びDB(データベース)サーバ151の2つのサーバ(サーバ計算機)を備えている。DBサーバ151は、後述する登録商品情報等を保存しておくためのDB151aを有している。
【0027】
このWebサーバ150とDBサーバ151とを用いて実現される商品情報提供システム15の機能構成を図2に示す。
【0028】
Webサーバ150は、コマースエントリシステム21及びコンテンツキャスティングシステム24を備えている。
コマースエントリシステム21は、商品情報提供システム15と情報発信者側(のユーザ端末16)及び消費者側(のユーザ端末17)とのインタフェースをなすもので、情報登録インタフェース211、情報検索インタフェース212及びコミュニティインタフェース213を有する。
【0029】
情報登録インタフェース211は、情報発信者側(のユーザ端末16)からのインターネット11を介しての、つまりWWW(World Wide Web)利用による、主として商品情報登録のためのインタフェースをなす。情報検索インタフェース212は、消費者側(のユーザ端末17)からのインターネット11を介しての(WWW利用による)、主として商品情報検索及び閲覧のためのインタフェースをなす。コミュニティインタフェース213は、消費者に対して後述するコミュニティ(掲示板)を提供するためのインタフェースをなす。
【0030】
コンテンツキャスティングシステム24は、情報発信者別のマーケティング情報提供サービス及び消費者別の商品案内情報提供サービスを司るもので、メール配送部241及びコンテンツ作成部242を有する。
【0031】
メール配送部241は、情報発信者へのマーケティング情報配信、及び消費者への商品案内情報配信をメールにより行う。コンテンツ作成部242は、情報発信者側で利用されるマーケティング情報、或いは消費者側で利用される商品案内情報を含むコンテンツを作成する。このコンテンツの形態としては、メールニュース、Webコンテンツなどのオンライン用コンテンツ、CD−ROM等のパッケージメディア用コンテンツなどがある。また、衛星放送等のデジタル放送メディアを介して配信される商品情報提供のためのホームページのコンテンツも含まれる。このコンテンツ(ホームページ)には、リンク先のアドレス、例えばURL(Uniform Resource Locator)アドレスが付加(タグ付け)されている箇所、いわゆるリンクボタン(文字列或いはイメージで表される)が予め設定されており、当該リンクボタンが選択(例えばマウスクリック)されると、対応するURLアドレスにより前記した商品情報提供ページ(商品情報検索サービスのリンク先)等にインターネット11を介してジャンプすることが可能となる。
【0032】
一方、DBサーバ151は、コマースメディエーションシステム22及びマーケティングフィードバックシステム23を備えている。
コマースメディエーションシステム22は、商品情報提供システム15の中心をなすもので、主として、情報発信者により登録(依頼)された商品に関する情報(登録商品情報、登録商品属性情報)に基づいて消費者閲覧用の商品情報を生成し、当該消費者閲覧用の商品情報を情報発信者に代わって消費者に提供する、商品情報提供に関する仲介サービスを行う。コマースメディエーションシステム22は、情報発信者から依頼された商品情報等をDB151aにより登録商品情報として管理・保存する機能と、登録商品情報に基づいて消費者閲覧用商品情報を生成する機能と、情報発信者側からの商品情報登録のログ及び消費者側からの商品情報検索等のログを採取してDB151aに保存する機能とを有する。
【0033】
マーケティングフィードバックシステム23は、DB151aに保存されている上記両ログに基づく情報発信者別マーケティング情報の生成、及び消費者別商品案内情報の生成を司る。
【0034】
なお、商品情報提供システム15は、必ずしもWebサーバ150及びDBサーバ151の2つのサーバにより構成される必要はなく、大型のサーバ計算機であれば1台で構成することも可能である。
【0035】
さて、Webサーバ150により消費者に提供される(消費者閲覧用)商品情報は、基本的には、同一商品であっても、情報発信者(ここでは販売店舗)毎に異なる。つまり本実施形態の特徴は、同一商品であっても、対応する商品情報に店舗等の違いによる独自性を反映させることが可能な点にある。この商品情報の概略を消費者側からの視点で図3に示す。
【0036】
図3の例では、メーカαの商品βに関する(消費者閲覧用)商品情報として、店舗A〜Dの4つの店舗毎に、商品情報30-1〜30-4が存在することが示されている。各商品情報30-1〜30-4は、メーカαの商品βに共通なメーカ側商品情報31と、店舗A〜D毎に異なる店舗側商品情報32-1〜32-4と、消費者側商品情報33とから構成される。消費者側商品情報33は、消費者によって設定されるメーカαの商品βに共通な情報(消費者記入情報)である。
【0037】
次に、メーカαの商品βの付加情報(商品付加情報)について、図4を参照して説明する。
本実施形態では、ある商品(メーカαの商品β)に固有のコード情報としての商品コード41には、JICFS情報42、事業本部付加情報43、メーカ付加情報44、店舗付加情報45及び消費者付加情報46の各商品付加情報(商品属性情報)が付加される。
【0038】
商品コード41は、例えば日本において標準化されているJAN(Japanese Article Number)コードである。そこで以下の説明では、商品コード41をJANコード41と呼ぶ。JANコード41は13桁から構成され、最上位側の2桁により対応する商品の生産国が、続く5桁によりメーカが、続く5桁により商品が、それぞれ示される。なお、最下位桁はチェック用に用いられる。
【0039】
JICFS情報42は、JANコード41により特定される商品の属性情報であり、JANコード41をキーとして所定のデータベース(JICFSデータベース)を参照することで得られるものである。
【0040】
JICFS情報42は、商品名、メーカ名及び商品分類コード(JICFS分類コード)を含む商品付加情報である。この商品分類コードは6桁から構成され、最上位桁により大分類(1で食品、2で日用品、3で文化用品、4で耐久消費財など)が、次の1桁により中分類(大分類が食品の場合、1で加工食品、2で生成食品、3で菓子類、4で飲料・酒類など)が、次の2桁により小分類(大分類が食品、中分類が飲料・酒類の場合、01で嗜好飲料、02で果実飲料、06でアルコール飲料など)が、そして最下位側の2桁により細分類(大分類が食品、中分類が飲料・酒類、小分類がアルコール飲料の場合、01で清酒、41でビールなど)が、それぞれ示される。
【0041】
事業本部付加情報43は、商品情報提供システム15を用いた商品情報提供サービス事業を運営する事業者(商品情報提供サービス事業本部)側のシステム管理者により付加される商品付加情報である。事業本部付加情報43は、例えば商品が清酒であれば、産地を示す情報等である。つまり、事業本部付加情報43は対応する商品に関する事実情報である。
【0042】
メーカ付加情報44は、メーカ側により付加される商品付加情報である。メーカ付加情報44は、対応する商品の蘊蓄情報、或いは(メーカとしての)販売促進に関する情報(以下、販促情報と称する)等である。この販促情報(キャンペーン情報)は、販促期間(キャンペーン期間)及び販促内容の情報を含む。販促内容の代表的なものとしては、対応する商品自体の販売促進のためのプレゼントの紹介、旅行招待、同一メーカの新商品情報紹介等である。
【0043】
店舗付加情報45は、対応する商品を取り扱う(販売する)店舗側により付加される商品付加情報である。店舗付加情報45は対応する商品の小売価格等を含む。
【0044】
消費者付加情報46は、消費者により付加される商品付加情報である。消費者付加情報46は対応する商品に対する消費者の感想、要望、意見等の情報であり、商品情報提供システム15によりインターネット11上に提供される当該商品に固有の電子的なコミュニティ(いわゆる掲示板)に記入された消費者記入情報である。
【0045】
図3中のメーカ側商品情報31は、図4中のJANコード41と、当該JANコード41に付加されるJICFS情報42、事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44とから構成される。
【0046】
さて、JANコード41に付加される上記各商品付加情報のうち、JICFS情報42、事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44は、対応する商品についての店舗に非依存の商品共通情報であり、当該商品を扱う(販売する)全店舗に共通に、当該商品の商品情報の一部として表示(公開、発信)される。つまり、情報42〜44の表示先は、当該商品を扱う店舗毎の当該商品の商品情報を表示する先の全てである。このことを簡単に、情報42〜44の表示先が、対応する商品を扱う全店舗であると記述する。
【0047】
これに対し、店舗付加情報45はJANコード41で示される商品についての店舗に依存した店舗固有の情報(但し、後述するように複数店舗管理者によっても設定・変更可能)であり、該当する店舗で扱う当該商品の商品情報の一部としてのみ表示(公開)される。このことを簡単に、情報45の表示先が、該当する店舗のみであると記述する。この店舗付加情報45は図3中の店舗側商品情報32-iに相当する。以下の説明では店舗付加情報45を用いる。
【0048】
次に消費者付加情報46は、JANコード41で示される商品に固有のコミュニティ(掲示板)に表示(公開、発信)されると共に、当該商品を扱う(販売する)全店舗に共通に、当該商品の商品情報の一部として表示(公開、発信)される。消費者付加情報46は図3中の消費者側商品情報33に相当する。以下の説明では消費者付加情報46を用いる。
【0049】
以上の、JICFS情報42、事業本部付加情報43、メーカ付加情報44、及び店舗付加情報45の特徴、即ち商品付加情報(商品属性情報)の内訳(情報発信内容)と表示先(情報発信範囲)を図5に整理して示す。また、商品情報提供システム15に登録された複数の店舗、例えば3つの店舗A〜Cで同一商品αを取り扱う(販売する)場合に、当該システム15(内のWebサーバ150)により提供される各店舗A〜C毎の商品情報30-1〜30-3中の上記各情報(商品付加情報)42〜46の概念を図6に示す。
【0050】
このように、本実施形態において消費者に提供(公開)される商品情報(消費者閲覧用商品情報)の特徴は、対応する商品に固有のJANコード41をキーとする(店舗非依存の商品共通情報である)JICFS情報42に加えて、当該商品に関する(店舗非依存の商品共通情報である)事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44と、当該商品に関する(店舗依存の)店舗付加情報45と、当該商品に関する消費者の声が反映された消費者付加情報46の各商品属性情報が付加されたデータ構造を適用した点にある。
【0051】
ここで事業本部付加情報43は、事業本部(のシステム管理者)のみが設定・変更可能である。
次にメーカ付加情報44は、対応する商品についての唯一の書き込み権利者(版権者)のみが設定・変更可能である。この版権者には、該当する商品に関する情報発信者、即ち該当する商品のメーカ(生産者)、該当する商品を扱う(店頭登録した)店舗、または、当該店舗が属するモール(仮想商店街)の管理者(複数店舗管理者、入力代行者)、卸、問屋など、当該メーカと店舗との中間に位置する事業者(中間事業者)がなり得る。なお、以下の説明では、上記中間事業者を便宜的に複数店舗管理者で代表させるが、中間事業者が卸、問屋、チェーン本部、代理店等であっても構わないことは勿論である。
【0052】
さて、メーカ付加情報44の版権者は1商品について1人(1事業者)に制限されており、最初は当該商品のメーカに付与される。本実施形態では、この版権(メーカ付加情報44の書き込み権利)を、後述するように売買によって移転(譲渡)できるようになっている。
【0053】
JICFS情報42、事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44の表示(発信)範囲は、前記したように対応する商品を扱う全店舗となる。
【0054】
次に店舗付加情報45は、対応する店舗の他に、当該店舗に関連する中間事業者としての複数店舗管理者(入力代行者)が設定・変更可能である。この店舗付加情報45の表示(発信)範囲は、前記したように該当する店舗のみとなる。
【0055】
次に消費者付加情報46は、例えば会員として登録された消費者であれば誰でも設定・変更可能である。本実施形態では会員は、後述するように、その住所等の属性が会員属性管理テーブル110(図11参照)に登録される。このため、会員属性管理テーブル110を利用することで会員が属する地域を特定できる。そこで、コミュニティへの消費者(会員)の書き込み情報を予め定められた地域毎に分類し、情報提供先の消費者(会員)が属する地域に対応した消費者付加情報46として当該消費者に提供する構成とすることも可能である。この構成は、地域性のある商品の場合に有効となる。また、上記の分類を省くために、商品毎で且つ地域毎のコミュニティを用意し、消費者に対しては、当該消費者が属する地域に対応したコミュニティを提供する構成とすることも可能である。なお、本実施形態で適用する消費者付加情報46では、即ち商品のみに対応し、消費者が属する地域に無関係な消費者付加情報46では、非会員の消費者でも設定・変更可能としても構わない。本実施形態において消費者付加情報46の表示範囲は、対応する商品に固有なコミュニティと、対応する商品を扱う全店舗となる。
【0056】
さて本実施形態では、上記JANコード41毎の、つまり商品毎の(JICFS情報42、事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44からなる)商品共通情報は、図7に示すエントリ構造の商品マスタテーブル70に登録される。商品マスタテーブル70はDB151aに保存して管理される。
【0057】
商品マスタテーブル70の各エントリは、JANコード41と、JICFS情報42と、事業本部付加情報43と、メーカ付加情報44の登録フィールドを有している。このエントリはまた、当該エントリを対象とするメーカ付加情報44の書き込み(設定・変更)が可能な版権者を識別するための版権者ID71と、当該版権者ID71の示す版権者が暫定的な版権者であるか或いは正規の版権者であるかを示す版権者フラグ(以下、版権者Fと称する)72の登録フィールドを有している。本実施形態では、版権者F=1(オン)で暫定版権者を、版権者F=0(オフ)で正規版権者を示す。また版権者F72は、正規版権者または暫定版権者のいずれも存在しないこと(更にはメーカ付加情報44も未登録であること)を示すnull値をとることもある。
【0058】
ここで、版権者F72のnull値について説明する。まず初期段階の商品マスタテーブル70の各エントリには、例えばJANコード41及びJICFS情報42(つまり固定の商品情報である基本商品情報)だけが設定・登録されており、他のJICFS情報42、メーカ付加情報44、店舗付加情報45及び版権者ID71のフィールドは空欄となっている。このエントリ状態(初期エントリ状態)を示すために、版権者F72は予めnull値に設定される。
【0059】
またDB151a内には、商品情報提供システム15に登録されている各店舗(商品情報提供システム15に直接に登録されている各店舗と、商品情報提供システム15に登録されているモール内の各店舗)に関する情報を登録した、図8に示すエントリ構造の店舗マスタテーブル80も保存される。この店舗マスタテーブル80の各エントリは、商品情報提供システム15に登録される店舗に対して当該システム15により付与された(利用者コードとしての)店舗コード81と、当該店舗の詳細情報である店舗属性82と、当該店舗で取り扱う(販売する)商品についてその商品分類を例えば細分類まで表す(JICFS情報に含まれている)分類コード83の登録フィールドを有している。店舗属性82は、該当する店舗の店舗名、所在地(住所)、電話番号等の詳細情報を含む。
【0060】
またDB151a内には、上記各店舗毎に、当該店舗で取り扱う商品に関する情報を登録した、図9に示すエントリ構造の店舗別商品テーブル90も保存される。この店舗別商品テーブル90の各エントリは、対応する店舗の店舗コード81と、当該店舗の取り扱い商品(つまり店頭登録商品)を表すJANコード41及びこの商品に関する当該店舗に固有の(個別情報としての)店舗付加情報45の組の登録フィールドを有している。このJANコード41及び店舗付加情報45の組は、対応する店舗で取り扱う全ての商品について存在する。
【0061】
またDB151a内には、商品情報提供システム15の利用者のうちの情報発信者(として登録される利用者)を管理するための、図10に示すエントリ構造の情報発信側利用者管理テーブル100も保存される。この情報発信側利用者管理テーブル100の各エントリは、対応する情報発信者(情報発信側利用者)に付与されているコード(利用者コード)101と、当該情報発信側利用者を識別するための利用者ID102と、当該情報発信側利用者に付与されるパスワード(利用者パスワード)103の登録フィールドを有している。商品マスタテーブル70に予め(初期段階から)登録されている商品のメーカ(生産者)については、情報発信側利用者管理テーブル100に予め登録される。また、他の情報発信者(店舗、複数店舗管理者)については、当該情報発信者からの情報登録インタフェース211を通しての登録要求に応じて対応するエントリがコマースメディエーションシステム22により生成されて、当該登録要求元に付与される利用者ID102と利用者パスワード103とが当該生成エントリに登録される。
【0062】
利用者ID102は、該当する利用者(情報発信者)が流通機構のいずれの段階に位置するか、例えばメーカ(生産者)、複数店舗管理者(中間事業者)、または店舗(商品販売者)のいずれであるかの情報発信者種別をも表すようになっている。具体的には、店舗以外の利用者ID102には、該当する情報発信者種別を表す種別情報(例えばメーカであればP、複数店舗管理者であればM)が付される。したがって、種別情報が付されていない利用者ID102は店舗のIDとなる。情報発信側利用者管理テーブル100上で店舗の利用者ID102と組をなす利用者コード101は、店舗マスタテーブル80上では店舗コード81として扱われる。
【0063】
さてコマースメディエーションシステム22は、上記情報発信側利用者管理テーブル100への登録(追加登録)に際しては、登録要求者から、当該登録要求者が店舗(商品販売者)であるか、或いは複数店舗管理者であるかといった情報発信者種別、名称、住所、所在地(住所)、電話番号等の詳細情報を入力させる。コマースメディエーションシステム22は、入力された詳細情報に基づき、登録要求者が店舗であれば店舗マスタテーブル80への追加登録を行う。同様にコマースメディエーションシステム22は、登録要求者が複数店舗管理者であれば複数店舗管理者マスタテーブルへの追加登録を、メーカであればメーカマスタテーブル(いずれも図示せず)への追加登録を行う。
【0064】
なお、複数店舗管理者マスタテーブル及びメーカマスタテーブルのエントリ構造については店舗マスタテーブル80と同様なため説明を省略する。但し、複数店舗管理者マスタテーブルの各エントリは、そのエントリに登録される複数店舗管理者と取引関係のある(複数店舗管理者の管理下にある)1つ下の階層の情報発信者(店舗)の利用者コードが設定されるフィールドを持つ。
【0065】
情報発信側利用者管理テーブル100の各エントリは、当該エントリに登録されている利用者(情報発信者)の種別に対応した、商品マスタテーブル70、複数店舗管理者マスタテーブル、またはメーカマスタテーブルへのポインタの登録フィールド(図示せず)も有している。
【0066】
また、DB151aには、会員として登録された消費者の属性情報を管理するための、図11に示すエントリ構造の会員属性管理テーブル110も保存される。会員属性管理テーブル110の各エントリは、対応する会員に割り当てられているID(会員ID)111と、当該会員の詳細情報である会員属性112の登録フィールドを有している。会員属性112は、会員登録時に付与されるパスワード(会員パスワード)と、会員の氏名、年齢、住所、職業、年収、家族構成等の会員属性情報とを含む。
【0067】
また、DB151aには、DBサーバ151により消費者に公開される全ての商品毎に用意されたコミュニティ(掲示板)上の情報を登録した、図12に示すエントリ構造のコミュニティ情報テーブル120も保存される。このコミュニティ情報テーブル120の各エントリは、対応する商品のJANコード41と、当該商品に固有のコミュニティ(掲示板)上の情報(コミュニティ情報)121の登録フィールドを有している。コミュニティ情報121は、該当するコミュニティに感想、要望、意見等の情報(以下、消費者記入情報と称する)122を書き込んだ消費者(ここでは便宜的に会員として登録された消費者)のID(会員ID111)と当該消費者記入情報122の組(対)の群からなる。消費者付加情報46は、この消費者記入情報122の集合である。
【0068】
さて、消費者に提供(公開)する消費者閲覧用商品情報は、主として、図7の商品マスタテーブル70、図9の店舗別商品テーブル90及び図12のコミュニティ情報テーブル120の内容に基づいて、DBサーバ151のコマースメディエーションシステム22により動的に生成される。この消費者閲覧用商品情報生成について、図13を参照して説明する。
【0069】
商品情報提供システム15内のWebサーバ150は、消費者がユーザ端末17を操作して、インターネット11を介して商品情報提供システム15にアクセスすると、所定の商品情報提供ページをコマースエントリシステム21内の情報検索インタフェース212から当該ユーザ端末17に送信する。
【0070】
するとユーザ端末17では、この商品情報提供ページを所定の情報ページ閲覧ソフトウェア、いわゆるブラウザにより画面表示する。この商品情報提供ページ上では、従来から知られている店舗検索に加えて、商品検索、及びキャンペーン検索(販促検索)の要求が消費者の操作によりユーザ端末17から入力可能なようになっている。例えば商品検索では、JICFS情報42に従う商品分類、商品名、JANコード41のOR条件による検索要求が可能であり、キャンペーン検索では、期間、地域、JANコード41のOR条件による検索要求が可能である。
【0071】
Webサーバ150のコマースエントリシステム21は、ユーザ端末17から商品検索のための検索条件が入力されると、当該検索条件を情報検索インタフェース212によりコマースメディエーションシステム22に渡す。
【0072】
コマースメディエーションシステム22は、情報検索インタフェース212から渡された検索条件が商品検索の検索条件の場合、当該条件(ここでは、JICFS情報42に従う商品分類、商品名、JANコード41のOR条件)により商品マスタテーブル70を参照して(ステップS1)、当該条件に合致する全ての商品に関する登録商品情報、即ちJICFS情報42、事業本部付加情報43及びメーカ付加情報44からなる商品共通情報を取得する(ステップS2)。
【0073】
次にコマースメディエーションシステム22は、検索条件に合致する各商品のJANコード41によりコミュニティ情報テーブル120を参照して(ステップS3)、当該商品に固有のコミュニティ上の情報(消費者記入情報122)の集合である消費者付加情報46を取得する(ステップS4)。
【0074】
次にコマースメディエーションシステム22は、検索条件に合致する各商品のJANコード41により店舗別商品テーブル90を参照して、当該各商品をそれぞれ取り扱っている(店頭登録している)全ての店舗(の店舗コード)を検索することにより、その商品及び店舗に固有の個別情報である店舗付加情報45を取得し、当該店舗付加情報45と、商品マスタテーブル70から得られた商品毎の商品共通情報と、コミュニティ情報テーブル120から得られる商品毎の消費者付加情報46とを組み合わせた(前記商品情報30-1〜30-4に相当する)消費者閲覧用商品情報を生成する(ステップS5)。
【0075】
コマースエントリシステム21内の情報検索インタフェース212は、ユーザ端末17からの消費者操作による検索要求に対する結果として、コマースメディエーションシステム22により生成された、検索条件に合致する商品毎の商品情報を、例えば図6の概念図のように、当該商品を扱う各店舗別に商品情報提供ページ上に提供(公開)する。本実施形態では、消費者が当該商品情報提供ページ上で所望の商品名、或いは店舗名を選択(マウスクリック)すると、該当する情報公開ページ(サイト)、例えば当該商品名の商品の購入手続き、或いは当該店舗に登録されている商品の購入手続きが可能なページにジャンプできるようになっている。
【0076】
次に、本実施形態における商品マスタテーブル70への商品情報(商品属性情報)登録処理について説明する。
まず、商品マスタテーブル70に未登録の商品に関する商品情報(商品属性情報)の登録処理、即ち商品情報の新規登録処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0077】
利用者は、商品情報の新規登録が必要な場合、ユーザ端末16を操作し、当該利用者のID及びパスワードを用いて商品情報提供システム15にログインする。そして利用者は、商品情報提供システム15に対して商品情報の新規登録を要求する。この要求は、商品情報提供システム15内のWebサーバ150により、コマースエントリシステム21の情報登録インタフェース211を通して受け付けられる。すると、情報登録インタフェース211からDBサーバ151のコマースメディエーションシステム22に、商品情報の新規登録要求が通知される。
【0078】
コマースメディエーションシステム22は、商品情報の新規登録要求を受け付けると、ログイン時の利用者IDを情報登録インタフェース211から受け取る(ステップS11)。そしてコマースメディエーションシステム22は、商品マスタテーブル70のエントリを新たに1つ生成する(ステップS12)
次にコマースメディエーションシステム22は、受け取った利用者IDから(或いは利用者IDの示す新規登録要求者が、メーカマスタテーブルにより管理されているか否かにより)、新規登録要求者がメーカであるか否かを判定する(ステップS13)。
【0079】
コマースメディエーションシステム22は、新規登録要求者がメーカであれば、生成したエントリ中の版権者F72を“0”に設定し(ステップS14)、メーカでなければ、当該版権者F72を“1”に設定する(ステップS15)。そしてコマースメディエーションシステム22は、ステップS12で生成したエントリ中の版権者ID71のフィールドに、上記受け取った利用者IDを設定する(ステップS16)。
【0080】
次にコマースメディエーションシステム22は、新規登録要求者からの新規登録の対象となる商品情報の入力を受け付けて、上記生成したエントリへの当該商品情報の書き込み(登録)を行う(ステップS17)。ここで、新規登録要求者が店舗でない場合には、店舗付加情報45の書き込みは禁止される。但し、新規登録要求者が複数店舗管理者の場合、当該管理者の管理下にある店舗の店舗付加情報45については書き込み可能である。
【0081】
このように、商品情報の新規登録処理は、情報発信側利用者管理テーブル100に登録された利用者であれば、メーカ、複数店舗管理者、店舗に無関係に実行可能である。但し、メーカは正規版権者(F=0)として登録されるが、複数店舗管理者または店舗は暫定版権者(F=1)として登録される。
【0082】
次に、商品マスタテーブル70内エントリへのメーカ付加情報44の書き込み(または商品マスタテーブル70内エントリ中のメーカ付加情報44の変更)処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
版権者は、メーカ付加情報の書き込み(設定変更)が必要な場合、ユーザ端末16を操作し、当該版権者(利用者)のID及びパスワードを用いて商品情報提供システム15にログインする。そして版権者は、商品情報提供システム15に対してメーカ付加情報書き込みを要求し、目的の商品のJANコードを入力する。このJANコード付きの要求は、商品情報提供システム15内のWebサーバ150により、コマースエントリシステム21の情報登録インタフェース211を通して受け付けられる。すると、情報登録インタフェース211からDBサーバ151のコマースメディエーションシステム22にメーカ付加情報書き込み要求が通知される。
【0083】
コマースメディエーションシステム22は、メーカ付加情報書き込み要求を受け付けると、ログイン時の利用者IDと当該メーカ付加情報書き込み要求に付されているJANコードとを情報登録インタフェース211から受け取る(ステップS21)。
【0084】
次にコマースメディエーションシステム22は、受け取ったJANコードにより商品マスタテーブル70を参照して、当該コードに一致するJANコード41が登録されているエントリの情報(つまり指定商品の商品情報)を取得する(ステップS22)。そしてコマースメディエーションシステム22は、取得したエントリ情報中の版権者F72がnull値であるか否か、つまり版権者ID71(メーカ付加情報44)が未登録であるか否かをチェックする(ステップS23)。
【0085】
もし版権者F72がnull値であれば、コマースメディエーションシステム22はログイン時の利用者IDに基づいて、書き込み要求者が正規版権者となり得る該当する商品のメーカであるか否かをチェックすることで、書き込み要求者を正規版権者とするか暫定版権者とするかを判断する(ステップS24)。そしてコマースメディエーションシステム22は、商品マスタテーブル70内の該当エントリ中の版権者F72を、書き込み要求者がメーカであれば正規版権者を示す0にセットし(ステップS25)、メーカ以外であれば暫定版権者を示す1にセットする(ステップS26)。続いてコマースメディエーションシステム22は、商品マスタテーブル70内の該当エントリの版権者ID71のフィールドに利用者IDを設定登録する(ステップS27)。これにより、版権者ID71(メーカ付加情報44)が未登録の状態では、書き込み要求者がメーカであれば正規版権者として登録され、メーカ以外(複数店舗管理者、店舗)であれば暫定版権者として登録される。
【0086】
次にコマースメディエーションシステム22は、書き込み要求者に対し、要求された商品のメーカ付加情報の書き込み(設定)を情報登録インタフェース211を通して許可し、当該要求者からの書き込みの対象となるメーカ付加情報の入力を受け付けて、商品マスタテーブル70内該当エントリのメーカ付加情報44のフィールドに当該メーカ付加情報を書き込む処理を行う(ステップS28)。
【0087】
一方、版権者F72がnull値でない場合、つまり版権者ID71(メーカ付加情報44)が既登録の場合には、コマースメディエーションシステム22は利用者IDが上記取得したエントリ情報中の版権者ID71に一致するか否かをチェックする(ステップS29)。
【0088】
もし利用者IDが版権者ID71に一致するならば、コマースメディエーションシステム22は書き込み(設定変更)要求者が指定商品のメーカ付加情報44の版権者であると判断する。この場合、コマースメディエーションシステム22は上記ステップS28の処理、即ち書き込み要求者からの書き込みの対象となるメーカ付加情報の入力を受け付けて、商品マスタテーブル70内該当エントリのメーカ付加情報44のフィールドに当該メーカ付加情報を書き込む処理を行う。
【0089】
但し、ここでの書き込み処理は、上記したF=nullのときとは異なって、メーカ付加情報の新規登録ではなく、既登録のメーカ付加情報の変更(更新)となる。このとき、変更前のメーカ付加情報44を含む商品情報が消費者に公開されているならば、コマースメディエーションシステム22は当該公開中の商品情報を変更後のメーカ付加情報44により更新し、メーカ付加情報44の変更を対応する全ての表示先に直ちに反映させる。
【0090】
これに対し、利用者IDが版権者ID71に一致しない場合、コマースメディエーションシステム22はステップS23でのチェックに用いた版権者F72が1であるか否かを調べる(ステップS30)。もしF=1であるならば、コマースメディエーションシステム22は現在の版権者が暫定版権者であると判断し、ログイン時の利用者IDに基づいて、書き込み要求者が(正規版権者となり得る該当する商品の)メーカであるか否かをチェックする(ステップS31)。
【0091】
書き込み要求者がメーカの場合、コマースメディエーションシステム22は現在の暫定版権者に代えて当該要求者を正規版権者として登録するために、商品マスタテーブル70内の該当エントリ中の版権者F72を1から0に切り替え設定すると共に、当該エントリ中の(暫定版権者の)版権者ID71を書き込み要求者(メーカ)の利用者IDに変更設定する(ステップS25,S27)。このように、正規版権者の登録に同期して、暫定版権者が消滅する。
【0092】
正規版権者の登録が終了するとステップS28に進み、商品マスタテーブル70内の該当エントリ中のメーカ付加情報44を、書き込み要求者(ここでは新規登録された正規版権者)から入力されるメーカ付加情報に変更する処理が行われる。
【0093】
一方、利用者IDと版権者ID71とが一致しない場合で(ステップS29)、且つF=0、即ち現在の版権者が正規版権者であるか(ステップS30)、或いはF=1であっても、つまり現在の版権者が暫定版権者であっても、書き込み要求者が(正規版権者となり得る該当する商品の)メーカ以外の場合には(ステップS31)、コマースメディエーションシステム22は書き込み要求者に対して情報登録インタフェース211を通してメーカ付加情報の書き込み不許可を通知する(ステップS32)。
【0094】
次に、上記版権の売買による移転について説明する。
本実施形態では、正規版権者は以下に述べるように自身の版権を売却することができる。そのためDB151a内には、版権売却要求者のリストである図16に示すエントリ構造の版権売却要求者テーブル160が保存される。この版権売却要求者テーブル160の各エントリは、JANコード41と売却要求者ID161の登録フィールドを有する。売却要求者ID161は、対応するJANコード41により示される商品のメーカ付加情報44に関する版権を持つ売却要求者のID(利用者ID)である。
【0095】
またDB151aには、版権売却要求者テーブル160の各エントリ(中のJANコード41)に対応して生成される、図17に示すエントリ構造の版権買い取り要求情報テーブル170も保存される。この版権買い取り要求情報テーブル170は対応する商品に関するメーカ付加情報の版権買い取り希望者の登録リストであり、各エントリには、版権の買い取り(取得)を希望する情報発信者の利用者IDとしての登録者ID171と、版権買い取り条件172とが登録される。
【0096】
さて、版権の売却を希望する正規版権者はユーザ端末16を操作し、当該版権者(利用者)のID及びパスワードを用いて商品情報提供システム15にログインする。そして版権者は、商品情報提供システム15に対して版権売却を要求し、該当する商品のJANコードを入力する。このJANコード付きの版権売却要求は、コマースエントリシステム21の情報登録インタフェース211を通して受け付けられ、コマースメディエーションシステム22に通知される。
【0097】
コマースメディエーションシステム22は、前記したメーカ付加情報の書き込み要求時のF=nullでない場合と同様の処理により、版権売却要求者が正規版権者であるか否かを判断する。もし正規版権者であるならば、コマースメディエーションシステム22は売却要求を受け付けて、版権売却要求者テーブル160のエントリを新たに1つ生成し、当該エントリに、当該売却要求に付されていたJANコードと、売却要求者のログイン時の利用者IDとの組を登録する。
【0098】
コマースメディエーションシステム22は、版権売却要求者テーブル160に有効なエントリが存在する場合、即ち版権の売却希望者が存在する場合、情報登録インタフェース211を通してインターネット11上に版権の売却リストを公開して版権の買い取り希望者を募る。この売却リストは、売却の対象となる版権(に対応する商品の情報、例えば基本的な商品情報としてのJANコード及びJICFS情報の組)の一覧である。
【0099】
複数店舗管理者などの情報発信者は、版権の買い取りを希望する場合、ユーザ端末16を操作し、自身のID及びパスワードを用いて商品情報提供システム15にログインし、例えば、公開されている売却リスト上で買い取りたい版権(に対応する商品の情報)を指定する。
【0100】
するとコマースメディエーションシステム22は、対応する版権に関する版権買い取り要求情報テーブル170のエントリを新たに1つ生成し、図18のフローチャートに示すように、版権買い取り要求者のログイン時の利用者IDを登録者ID171として、当該エントリ中に登録する(ステップS41)。
【0101】
次にコマースメディエーションシステム22は、版権買い取り要求者に対して版権買い取り条件(買い取り価格、支払い条件等)を入力させ、入力された版権買い取り条件を上記生成したエントリ中に版権買い取り条件172として登録する(ステップS42)。
【0102】
コマースメディエーションシステム22は売却リストを例えば一定期間だけ公開する。この公開期間を、売却リスト上の個々の版権毎に管理するようにしてもよい。
【0103】
コマースメディエーションシステム22は、売却リストの公開期間が経過すると、当該売却リストの公開を停止して、当該リスト上の各版権に対する版権買い取り者の募集を締め切り、その旨を商品情報提供システム15のシステム管理者に通知する。
【0104】
これによりシステム管理者は、図19のフローチャートに示す版権取得者決定処理を次のように行う。ここでは、説明を簡略化するために、売却リスト上の1つの版権についての版権取得者決定処理を前提とする。
【0105】
まずシステム管理者は、自身のIDとパスワードにより商品情報提供システム15にログインする(ステップS51)。次にシステム管理者は、商品情報提供システム15(内のコマースメディエーションシステム22)により、目的とする版権についての版権買い取り要求情報テーブル170の登録情報を読み込ませる(ステップS52)。次にシステム管理者は、読み込んだ登録情報中の版権買い取り条件172に従う版権取得者決定条件(例えば、買い取り価格、支払い条件等、買い取り条件要素毎の重みの指定)を設定する(ステップS53)。
【0106】
するとコマースメディエーションシステム22は、読み込んだ登録情報中の版権買い取り条件172とシステム管理者の設定した版権取得者決定条件とに基づいて、例えば買い取り価格の降順に(この場合、買い取り価格の重みは1、支払い条件等、他の買い取り条件要素の重みは0)、該当する版権買い取り条件172と組をなす登録者ID171の並び替えを行って、対応する版権買い取り要求者選択優先順リストをシステム管理者に提示する(ステップS54)。
【0107】
システム管理者は、この選択リストに基づき、例えば選択優先順が最も高い版権買い取り要求者を新たな版権者(版権の移転先)として決定し、その旨を商品情報提供システム15に通知する(ステップS55)。
【0108】
これを受けてコマースメディエーションシステム22は、商品マスタテーブル70の該当する商品についてのエントリ中の版権者ID71を、システム管理者により決定された新たな版権者のIDに書き換える(ステップS56)。これにより、該当する商品のメーカ付加情報44についての版権が、書き換え前の版権者ID71の示す情報発信者から、書き換え後の版権者ID71の示す情報発信者に移転(譲渡)される。またコマースメディエーションシステム22は、版権売却要求者テーブル160から、版権を譲渡した版権売却要求者のエントリ、即ち該当する商品のJANコード41及び上記書き換え前の版権者ID71に一致するエントリ情報を持つエントリを削除する。またコマースメディエーションシステム22は、上記売却リストから売却された版権の情報を削除する。
【0109】
なお、上記の例では版権取得者決定条件がシステム管理者側で任意に設定可能であるとしたが、予めシステムで固定的に定められていても構わない。また、版権の譲渡先を最終的に決定するのはシステム管理者であるとしたが、コマースメディエーションシステム22にて自動的に決定するようにしても構わない。この場合、版権買い取り要求者選択優先順リスト上で選択優先順が最も高い版権買い取り要求者を版権の譲渡先とすればよい。
【0110】
また、版権買い取り要求者の募集を先に行い、その要求の一覧を公開することで版権売却要求者を募集して、版権の売買(移転)を行うようにしても、版権売却要求者の募集と版権買い取り要求者の募集を並行して行い、その結果を対照させて版権の売買を行うようにしてもよい。
【0111】
以上の説明では、販促情報はメーカ付加情報44の一部として扱われ、基本的にはメーカ以外は設定・変更できないものとしたが、これに限るものではない。例えば、メーカと複数店舗管理者(中間事業者)と店舗、つまり流通機構の各段階の事業者が同一商品に関してそれぞれ固有の販促情報を設定登録可能とし、限られた表示エリアに当該同一商品についての販促情報を表示するのに、動的な優先順位付けによる優先順位制御を行う構成とすることも可能である。具体的には、メーカ、複数店舗管理者、店舗がそれぞれ販促(キャンペーン)を行う場合に、各々の立場での販促情報の表示優先順位を契約内容によって決定する。例えば商品情報公開時に広告表示を行うことの対価として広告料を支払うメーカの販促情報表示優先順位を最も高くし、登録が無料で行える店舗の優先順位を最も低くする。つまり、表示優先順位を、メーカ>複数店舗管理者>店舗とする。これにより、メーカ、複数店舗管理者は、取引のある店舗の販促を支援することができ、店舗は流通機構での取引関係者の支援を受けながら商品販促を行うことができる。なお、店舗が提供する販促情報の発信(表示)範囲は当該店舗に限られ、複数店舗管理者が提供する販促情報の発信範囲は当該複数店舗管理者の管理下にある店舗(店子)に限られる。この点で、メーカが提供する店舗非依存の販促情報と異なる。
【0112】
さて、販促は一般に期間が定められる。つまり販促情報は販促期間の情報を持つ。そこで、複数件の販促情報が予約可能な構成とし、対応する販促期間に応じて販促情報の表示優先順位を制御するようにしてもよい。ここで、上述のメーカ>複数店舗管理者>店舗といった表示優先順位を併用し、期間が重複した場合には、その重複期間は表示優先順位の高い方を優先させるようにしてもよい。
【0113】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、商品の生産管理、販売管理のための商品コード毎に、当該商品の属性情報を情報発信者種別毎に区分して対応付けし、各商品毎の属性情報の項目別に情報発信者の権限と情報発信範囲を管理するようにしたので、一般消費者に対し、同一商品であっても、情報発信者種別の相違を反映した、つまり情報発信者が流通機構上のいずれの流通段階に位置するかを反映した、木目細やかな商品情報を提供することができる。
【0114】
また本発明によれば、販売促進情報を持つ商品属性情報など、共通情報として分類される商品属性情報を1つ設定するだけで、対応する商品を扱う全店舗の当該商品に関する商品情報の一部として共通に公開することができ、また当該商品属性情報の設定内容を変更した場合には、その変更内容を当該商品属性情報の全公開先に即時性をもって反映させることができる。
【0115】
また本発明によれば、販売促進情報を持つ商品属性情報の書き込み権利者の権利を売買により移転することができ、権利を取得した者は独自の販売促進(販売支援)を展開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る商品情報提供システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1中のWebサーバ150とDBサーバ151とを用いて実現される商品情報提供システム15の機能構成を示すブロック図。
【図3】消費者側からの視点で見た商品情報(消費者閲覧用商品情報)の概略を示す図。
【図4】商品の属性を表す商品付加情報の種類を示す図。
【図5】図4中の各商品付加情報(商品属性情報)について、その内訳(情報発信内容)と表示先(情報発信範囲)を整理して示す図。
【図6】各店舗毎に表示される商品情報中の各商品付加情報の概念を示す図。
【図7】商品マスタテーブル70のエントリ構造例を示す図。
【図8】店舗マスタテーブル80のエントリ構造例を示す図。
【図9】店舗別商品テーブル90のエントリ構造例を示す図。
【図10】情報発信側利用者管理テーブル100のエントリ構造例を示す図。
【図11】会員属性管理テーブル110のエントリ構造例を示す図。
【図12】コミュニティ情報テーブル120のエントリ構造例を示す図。
【図13】消費者閲覧用商品情報生成の流れを説明するための図。
【図14】商品情報(商品属性情報)の新規登録処理を説明するためのフローチャート。
【図15】商品マスタテーブル70内エントリへのメーカ付加情報44の書き込み(または商品マスタテーブル70内エントリ中のメーカ付加情報44の変更)処理を説明するためのフローチャート。
【図16】版権売却要求者テーブル160のエントリ構造例を示す図。
【図17】版権買い取り要求情報テーブル170のエントリ構造例を示す図。
【図18】版権買い取り要求者の登録処理を説明するためのフローチャート。
【図19】版権取得者決定処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11…インターネット(電子情報伝達媒体)
15…商品情報提供システム
16,17…ユーザ端末
150…Webサーバ
21…コマースエントリシステム
22…コマースメディエーションシステム(情報登録管理手段、商品情報公開手段、書き込み権利者管理手段、情報書き込み手段、版権売買仲介手段、買い取り条件取得手段、版権取得者決定手段)
23…マーケティングフィードバックシステム
41…JANコード(商品コード)
42…JICFS情報(共通情報)
43…事業本部付加情報(共通情報)
44…メーカ付加情報(共通情報)
45…店舗付加情報
46…消費者付加情報
70…商品マスタテーブル
71…版権者ID
72…版権者F(フラグ)
80…店舗マスタテーブル
90…店舗別商品テーブル
100…情報発信側利用者管理テーブル
110…会員属性管理テーブル
120…コミュニティ情報テーブル
160…版権売却要求者テーブル
170…版権買い取り要求情報テーブル
151…DBサーバ
151a…DB(データベース、商品情報格納手段)
211…情報登録インタフェース(情報登録管理手段)
212…情報検索インタフェース(商品情報公開手段)
213…コミュニティインタフェース(掲示板提供手段)
241…メール配送部
242…コンテンツ作成部
Claims (2)
- 商品を一意に規定する商品コード毎に、販売促進情報を持つ商品属性情報を含み、店舗非依存の共通情報として分類される店舗非依存の商品属性情報と、当該商品を扱う各店舗に固有の情報として分類される店舗依存の商品属性情報とを、商品情報の一部として、流通機構上の流通段階の相違により区別される情報発信者種別に対応付けて格納すると共に、前記店舗非依存の商品属性情報毎に当該商品属性情報の書き込み権利者を示す版権者識別子を格納する商品情報格納手段と、
インターネットを介して情報発信者の端末から送られる商品属性情報書き込み要求に従って、要求された前記商品属性情報の前記商品情報格納手段への書き込みを管理する情報登録管理手段と、
前記インターネットを介して一般消費者の端末から商品情報の公開が要求された場合、前記商品情報格納手段に格納されている、要求された商品の前記商品属性情報を、当該商品属性情報と対応付けられている情報発信者種別で決まる発信範囲の店舗の商品情報の一部として前記インターネットを介して当該消費者の端末に公開し、前記店舗非依存の商品属性情報については、対応する商品を扱う全店舗それぞれの商品情報の一部として、前記店舗依存の商品属性情報については、対応する店舗に固有の商品情報の一部として、それぞれ当該消費者の端末に公開し、前記店舗非依存の商品属性情報が変更登録され、その際に変更前の商品属性情報が対応する商品を扱う全店舗それぞれの商品情報の一部として前記消費者の端末に公開されている場合には、その変更内容を当該公開されている全店舗それぞれの商品情報に反映させる商品情報公開手段と、
前記情報発信者の端末からの前記販売促進情報を持つ商品属性情報の書き込み権利の売却要求を前記インターネットを介して受け付け、当該売却要求が受け付けられた商品属性情報の書き込み権利の売却リストを前記インターネット上に公開することで、前記商品属性情報の書き込み権利の売却希望者と前記商品属性情報の書き込み権利の買い取り希望者との間の当該書き込み権利の売買を仲介する版権売買仲介手段と、
を具備し、
前記情報登録管理手段は、前記商品情報格納手段に前記商品属性情報を書き込むための書き込み権利を有する情報発信者を管理する書き込み権利者管理手段であって、前記店舗非依存の商品属性情報の書き込み権利者を、当該書き込み権利者に固有の利用者識別子を前記版権識別子として当該商品属性情報に対応付けて前記商品情報格納手段に格納することにより管理し、前記版権売買仲介手段の仲介による前記商品属性情報の書き込み権利の売買結果に応じて、当該商品属性情報に対応付けて前記商品情報格納手段内に格納されている前記版権者識別子を更新する書き込み権利者管理手段と、前記書き込み権利者管理手段により管理される版権者識別子に一致する利用者識別子が割り当てられた正当な権利者からの当該版権識別子と対応付けられている商品属性情報の書き込み要求の場合だけ、当該権利者からの商品属性情報の入力を受け付けて、前記商品情報格納手段に格納されている対応する商品属性情報を入力された当該商品属性情報に変更する情報書き込み手段とを有する
ことを特徴とする商品情報提供システム。 - 情報発信者の端末から要求された商品情報を商品情報格納手段に登録するサービスと、登録された商品情報を一般消費者の端末に公開するサービスとを、前記商品情報格納手段を有するコンピュータシステムが実行する商品情報提供方法であって、
商品を一意に規定する商品コード毎に、販売促進情報を持つ商品属性情報を含み、店舗非依存の共通情報として分類される店舗非依存の商品属性情報と、当該商品を扱う各店舗に固有の情報として分類される店舗依存の商品属性情報とを、商品情報の一部として、流通機構上の流通段階の相違により区別される情報発信者種別に対応付けて、前記コンピュータシステムにより前記商品情報格納手段に登録・管理し、
インターネットを介して前記情報発信者の端末から前記コンピュータシステムに商品属性情報書き込み要求が送られた場合、前記コンピュータシステムが、当該要求に従って、要求された前記商品属性情報の前記商品情報格納手段への書き込みを管理し、前記書き込 み要求が前記店舗非依存の商品属性情報の書き込み要求の場合には、前記書き込み要求元の情報発信者の利用者識別子が当該商品属性情報に対応付けて前記商品情報格納手段に格納されている版権識別子に一致するか否かにより書き込みを管理し、
前記インターネットを介して一般消費者の端末から前記コンピュータシステムに商品情報の公開が要求された場合、前記商品情報格納手段に格納されている、要求された商品の前記商品属性情報を、当該商品属性情報と対応付けられている情報発信者種別で決まる発信範囲の店舗の商品情報の一部として前記コンピュータシステムが前記インターネットを介して当該消費者の端末に公開し、前記店舗非依存の商品属性情報については、対応する商品を扱う全店舗それぞれの商品情報の一部として、前記店舗依存の商品属性情報については、対応する店舗に固有の商品情報の一部として、それぞれ当該消費者の端末に公開し、前記店舗非依存の商品属性情報が変更登録され、その際に変更前の商品属性情報が対応する商品を扱う全店舗それぞれの商品情報の一部として前記消費者の端末に公開されている場合には、その変更内容を前記コンピュータシステムが当該公開されている全店舗それぞれの商品情報に反映させ、
前記情報発信者の端末からの前記販売促進情報を持つ商品属性情報の書き込み権利の売却要求を前記インターネットを介して前記コンピュータシステムで受け付け、当該売却要求が受け付けられた商品属性情報の書き込み権利の売却リストを前記インターネット上に公開することで、前記商品属性情報の書き込み権利の売却希望者と前記商品属性情報の書き込み権利の買い取り希望者との間の当該書き込み権利の売買を仲介し、
前記商品属性情報の書き込み権利の売買結果に応じて、当該商品属性情報に対応付けて前記商品情報格納手段に格納されている前記版権者識別子を前記コンピュータシステムが更新することにより、前記書き込み権利を移転する
ことを特徴とする商品情報提供方法。
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