JP2944353B2 - オープンシステム用データ管理装置 - Google Patents

オープンシステム用データ管理装置

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JP2944353B2
JP2944353B2 JP5057232A JP5723293A JP2944353B2 JP 2944353 B2 JP2944353 B2 JP 2944353B2 JP 5057232 A JP5057232 A JP 5057232A JP 5723293 A JP5723293 A JP 5723293A JP 2944353 B2 JP2944353 B2 JP 2944353B2
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利仁 河内
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不特定多数の加入者、
例えばアパレルメーカやテキスタイル会社がその日常業
務(取引処理)の遂行の中で、常に各種データベース
(自社,他社)を参照するオープンシステムに於けるデ
ータ管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高級婦人服のような多品目少量生
産のテキスタイル(生地)の企画及び生産に際しては、
服を企画生産するアパレルメーカと、そのアパレルメー
カと取引関係を有するテキスタイル会社との間で、アパ
レルメーカが企画したこの服にはどのようなテキスタイ
ルが合い、どの程度売れるだろうかということを、両会
社の担当者が協議し、それぞれの担当者の勘と経験に基
づいて決めていた。あるいは、テキスタイル会社単独
で、流行等を考慮して、売れるだろうと思われるテキス
タイルを企画し、見込んだ発注数に従って生産を行うよ
うにしていた。このように、従来は、テキスタイルの企
画及び生産に於いては、どのようなテキスタイルをどれ
だけ生産するかを、人間の勘と経験に基づいて決めてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デザイ
ンやテキスタイル等は、非常に流行に左右され易いもの
であり、見込んだ企画や発注数等が計画通りに売れない
場合が非常に多く、せっかく生産したものが無駄になっ
てしまうことが多かった。特に、多品目少量生産の最た
るものである高級婦人服を対象とするものについては、
その商品サイクルが短いこともあって、このような傾向
が強い。逆に、売れるものは非常に売れ、そのテキスタ
イルが不足してしまい、まだ十分に売れる服を作ること
ができないということがあった。
【0004】即ち、人間の勘と経験に基づく従来のテキ
スタイルの企画及び生産方法では、テキスタイル会社側
からみればテキスタイルの売れ残りというリスクがあ
り、アパレルメーカ側からみればテキスタイルの不足で
売れている服の追加生産ができないという問題点があっ
た。
【0005】そこで、従来、人間の勘と経験に大幅に依
存していたテキスタイルの企画及び生産に於いて、デー
タに基づき判断し、多品目少量生産及び繰り返しオーダ
ができるようにするため、複数のアパレルメーカと複数
のテキスタイル会社、さらにはアパレル関連企業である
縫製会社や販売会社等をネットワーク化し、自社のデー
タベースのみならず他社のデータベースを相互に利用可
能とするオープンシステムが望まれている。このような
オープンシステムでは、秘密データが他社(他の加入
者)には洩れないようにすることが肝要である。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、不特定多数の加入者が参加するオープンシステムに
於いて、特定の加入者の秘密データが他の加入者に洩れ
ないようにすることができるオープンシステム用データ
管理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明によるオープンシステム用
データ管理装置は、多数の加入者が提供するデータが登
録されるデータベース手段と、各加入者が上記データベ
ース手段にアクセスするためのアクセス手段と、上記ア
クセス手段により上記データベース手段にアクセスしよ
うとする加入者を特定するための加入者特定手段と、上
記加入者特定手段により特定された加入者に基づいて、
上記アクセス手段による上記データベース手段のアクセ
ス範囲を制限するアクセス範囲制限手段と、上記データ
ベース手段に含まれるデータの表示において、該データ
が前記アクセス範囲制限手段によって制限されたアクセ
ス範囲に含まれる場合は、該データの表示に代えて、該
データを該データの値によって層別して該データの属す
る区分を表示し、該データが上記アクセス範囲制限手段
によって制限されたアクセス範囲に含まれない場合は該
データをそのまま表示する表示手段とを備えることを特
徴とする。また、請求項2に記載の発明によるオープン
システム用データ管理装置は、多数の加入者が提供する
データが登録されるデータベース手段と、各加入者が上
記データベース手段にアクセスするためのアクセス手段
と、上記アクセス手段により上記データベース手段にア
クセスしようとする加入者を特定するための加入者特定
手段と、上記加入者特定手段により特定された加入者に
基づいて、上記アクセス手段による上記データベース手
段のアクセス範囲を制限するアクセス範囲制限手段と、
上記データベース手段に含まれるデータの表示におい
て、該データが上記アクセス範囲制限手段によって制限
されたアクセス範囲に含まれる場合は該データを使用し
て作成したグラフを表示し、該データが上記アクセス範
囲制限手段によって制限されたアクセス範囲に含まれな
い場合は該データをそのまま表示する表示手段とを備え
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】即ち、請求項1に記載の発明のオープンシステ
ム用データ管理装置によれば、或る加入者がアクセス手
段によりデータベース手段にアクセスしようとすると
き、加入者特定手段によってその加入者を特定し、この
特定された加入者に基づいて、アクセス範囲制限手段
は、上記アクセス手段による上記データベース手段のア
クセス範囲を制限する。そして、表示手段は、上記デー
タベース手段に含まれるデータの表示において、該デー
タが上記アクセス範囲制限手段によって制限されたアク
セス範囲に含まれる場合は、該データの表示に代えて、
該データを該データの値によって層別して該データの属
する区分を表示し、該データが上記アクセス範囲制限手
段によって制限されたアクセス範囲に含まれない場合は
該データをそのまま表示する。このように制限されたア
クセス範囲に含まれるデータの場合は、該データの表示
に代えて、該データを該データの値によって層別して該
データの属する区分を表示するようにすることで、特定
の加入者の秘密データが他の加入者に洩れないようにす
ることができると共に、権限のない加入者にも限定され
たサービスを提供することができるようになる。また、
請求項2に記載の発明のオープンシステム用データ管理
装置によれば、或る加入者がアクセス手段によりデータ
ベース手段にアクセスしょうとするとき、加入者特定手
段によってその加入者を特定し、この特定された加入者
に基づいて、アクセス範囲制限手段は、上記アクセス手
段による上記データベース手段のアクセス範囲を制限す
る。そして、表示手段は、上記データベース手段に含ま
れるデータの表示において、該データが上記アクセス範
囲制限手段によって制限されたアクセス範囲に含まれる
場合は該データを使用して作成したグラフを表示し、該
データが上記アクセス範囲制限手段によって制限された
アクセス範囲に含まれない場合は該データをそのまま表
示する。このように制限されたアクセス範囲に含まれる
データの場合はグラフの形式で表示することで、特定の
加入者の秘密データが他の加入者に洩れないようにする
ことができると共に、権限のない加入者にも限定された
サービスを提供することができるようになる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0010】図1は、本発明の第1実施例の構成を示す
図で、複数のアパレルメーカ(A,B,C,…)10、
複数のテキスタイル会社(A,B,C,…)20、複数
の縫製会社(A,B,C,…)30、複数の販売会社
(A,B,C,…)40の間に、情報サービス会社50
を配し、情報提供サービスネットワークを展開してい
る。
【0011】情報サービス会社50には、モデム51
A,51B,51C,51Dにより、公衆電話回線を介
して、アパレルメーカ10,テキスタイル会社20,縫
製会社30,販売会社40に結合されたホストコンピュ
ータ(統合データベース管理システム)52が設置され
ている。このホストコンピュータ52には、詳細は後述
するような統合データベース(DB)53と、キーボー
ド,高解像度ディスプレイ,プリンタ,等を含むワーク
ステーションレベルの端末54とが接続されている。ま
た、上記端末54にはスキャナ55が接続されている。
【0012】各アパレルメーカ10は、モデム11によ
り情報サービス会社50のホストコンピュータ52に結
合された情報用の端末12を有している。この端末12
は、キーボード,高解像度ディスプレイ,プリンタ,等
を含むワークステーションレベルのものであり、例え
ば、図2の(A)に示すように、その表示画面13に、
複数のウィンド14,15,16を開いて、商品情報を
文字で示すことも、テキスタイルのイメージ情報を出す
ことも、またデザインCADで作成した服のデザインに
合わせてはめ込み等の処理が行えるようになっている。
【0013】各テキスタイル会社20は、テキスタイル
の企画,生産指示を行う会社であり、ここにもアパレル
メーカ10と同様に、モデム21Aにより公衆電話回線
を介して、情報サービス会社50のホストコンピュータ
52に結合された端末22が配置されている。但し、こ
の端末22は、アパレルメーカ10の端末12のような
はめ込み処理はできないものではあるが、テキスタイル
のデザイン等の変更や作成を行えるようになっている。
【0014】また、各テキスタイル会社20は、モデム
21Bにより公衆電話回線を介して結合された、実際の
テキスタイルの生産を行う染色会社61,糸会社62,
製織会社63,生地会社64,等の生産会社群(A,
B,C,…)60をその傘下に持っている。各生産会社
61,62,63,64も同様にモデム611,62
1,631,641及び端末612,622,632,
642を有している。テキスタイル会社20は、これら
の生産会社へ生産指示をオンラインで出して実際の生産
を行う。なお、この図に於いては、各生産会社61〜6
4を一つずつしか示していないが、実際にはそれぞれ複
数の生産会社を含むことがある。
【0015】各縫製会社30及び各販売会社40も同様
に、モデム31及び41Aにより公衆電話回線を介し
て、情報サービス会社50のホストコンピュータ52に
結合された端末32及び42が配置されている。また、
各販売会社40は、モデム41Bにより公衆電話回線を
介して結合された、実際の服の販売を行う販売店70を
その傘下に持っている。各販売店も同様にモデム71及
び端末72を有しており、売り上げ等をオンラインで販
売会社40に送ることができる。即ちこの場合、各販売
店70の端末72は、POS端末機能を有するものであ
る。
【0016】情報サービス会社50は、図3にその概略
を示すように、ネットワークを組んだアパレルメーカ1
0,テキスタイル会社20,縫製会社30,販売会社4
0、場合によっては生産会社群60及び販売店70等か
らそれぞれの企業情報を集め、それを加工して2次情報
に変換し、さらに一般情報(天気予報など)を加えて3
次情報に変換する。ここで、各企業情報は、その情報源
である企業が一般に公開しても良いと認めた一般公開情
報αと、自社と取り引きのある企業にだけは公開しても
良いと認めた指定企業公開情報βと、他社に洩れてはこ
まる自社の秘密情報であるプライベート情報γとに分け
ることができる。従って、情報サービス会社50は、企
業情報(1次情報)を各企業(加入者)に提供する際に
は、その提供しようとする加入者に応じて情報の利用範
囲を管理すること(セキュリティ)が必要となる。本実
施例に於いては、このセキュリティとして、ID,パス
ワードにより加入者を特定する手法を採用している。さ
らには、セキュリティが必要な場合には、生の情報を提
供するのではなくて、出所のわからなくなった2次情
報,3次情報の形で提供するという手法も採用してい
る。情報サービス会社50が提供するサービスとして
は、以下のものがある。 (1)アパレル向け情報提供サービス 1.自社販売実績:リアルタイム集計された取り引き実
績 2.ネットワーク内アパレルの全体販売実績:ネットワ
ークで集計した販売(取り引きを含む)実績データ 3.ネットワーク内販売系の全体販売実績:販売店70
の端末(POS端末)72によって集計した販売データ 4.トレンド情報:国内・海外のトレンド情報 5.ネットワーク内生産会社情報:ネットワークに参画
している生産会社の業務や商品の紹介情報 6.一般市場店頭調査 これらの内、特に1,2,3はセキュリティが必要であ
る。 (2)販売関係向け情報提供サービス 1.自社販売実績:自社系列販売店70の端末(POS
端末)72によってリアルタイム集計された取り引き実
績 2.ネットワーク内販売系の全体販売実績:ネットワー
ク内の販売店70の端末(POS端末)72によって集
計した販売データ 3.トレンド情報:国内・海外のトレンド情報 4.一般市場店頭調査 5.ネットワーク内アパレル紹介:ネットワークに参画
しているアパレルメーカの商品やブランドの紹介情報 これらの内、特に1及び2はセキュリティが必要であ
る。 (3)テキスタイル企画情報提供サービス 1.一般情報:政治・経済,文化・風俗,気象・環境な
どのファッション以外の情報 2.ファッショントレンド情報:カラーからテキスタイ
ル、スタイリングまでのテクニカルな情報 3.消費者情報:顧客情報 4.マーケット情報:消費者情報以外のマーケット情報 5.販売実績情報:自社・他社の販売情報 6.その他 これらの内、特に3,4,5はセキュリティが必要であ
る。
【0017】上記のようなサービス提供のため利用され
る情報サービス会社50の統合DB53は、図4に示す
ように、生産情報DB531,企画情報DB532,ア
パレルDB533,テキスタイルDB534,取引DB
535,経営支援DB536,ワークDB537で構成
されている。
【0018】上記生産情報DB531は、縫製DB53
1A,縫製生産管理DB531B,部材DB531C,
部材生産管理DB531D,等により構成されている。
ここで、縫製DB531Aは、服を作る生産工程に関す
る様々な情報がストックされるデータベースである。縫
製生産管理DB531Bは、各縫製会社50の負荷状況
等の情報をストックするデータベースである。部材DB
531Cは、テキスタイルを作る上で必要な加工情報等
の様々な情報がストックされるデータベースである。部
材生産管理DB531Dは、糸,染色,製織等の各生産
会社の工程負荷状況等の情報がストックされるデータベ
ースである。なお、この生産情報DB531には、その
他、副資材(ボタン,リボン,等)の工程に関する情
報,染料の情報,工程能力,等、様々な生産に絡む複数
の情報がストックされる。
【0019】また、上記企画情報DB532は、アパレ
ル企画DB532A,テキスタイル企画DB532B,
一般情報DB532C,等により構成されている。アパ
レル企画DB532Aは、アパレル(服)を企画及び製
造する上で必要な情報がストックされるデータベースで
ある。
【0020】テキスタイル企画DB532Bは、テキス
タイルを企画及び製造する上で必要な関連情報がストッ
クされるデータベースである。該テキスタイル企画DB
532Bは、例えば、図2の(B)に示すように、品番
コードと、その品番のテキスタイルに必要な必要材料,
加工手順,取扱い会社,セキュリティレベル等のそのテ
キスタイルを生産するのに必要な情報が記憶されてい
る。ここで、セキュリティレベルとは、前述した一般公
開情報α,指定企業公開情報β,プライベート情報γの
別を示す情報である。当然、指定企業公開情報βレベル
が設定されていれば、その指定企業を特定するための情
報も記録される。このテキスタイル企画DB532Bか
ら検索された情報に基づいて、テキスタイル会社20は
生産計画を立て、傘下の生産会社群40へ加工指示を出
すようになっている。
【0021】一般情報DB532Cは、世の中の動き
や、生活習慣の流れ、映画からマスコミに至るまでの日
常生活に関わる種々の情報(つまり、直接、服やテキス
タイルに関わるもの以外の様々な情報)がストックされ
るデータベースである。この一般情報DB532Cに
は、その他、株,為替の動き、海外の産地での絹の生
産,羊毛の生産等の一般情報もストックされている。
【0022】上記アパレルDB533は、服を作る部分
だけに集中して、さらに詳細に展開されたデータベース
であり、アパレルデザインDB533A,アパレル商品
DB533B,アパレル在庫DB533C,等により構
成されている。アパレルデザインDB533Aは、どん
な服を作るのかというデザイン情報がストックされるデ
ータベースである。アパレル商品DB533Bは、商品
(実際に服を作って展示してこれを売ろうと決めている
もの、つまりアパレルデザインDB533Aにストック
されたデザインの中の商品化されたごく一部のものであ
って、商品コードが付けられ、生産販売できる体制にな
っているもの)の生産販売に関する様々な情報(即ち、
どんな服で、どんなテキスタイルを用意して、どういう
縫製工程を経ればできるかという情報)がストックされ
るデータベースである。アパレル在庫DB533Cは、
商品在庫(これには、販売会社30が持つもの、アパレ
ルメーカ40が持つもの、縫製会社50が仕掛りで持つ
もの等がある)の情報がストックされるデータベースで
ある。
【0023】これらアパレル商品DB533Bやアパレ
ル在庫DB533Cの情報も、上記テキスタイル企画D
B532Bと同様に、セキュリティレベルに応じて各加
入者のアクセスを制限することが必要である。即ち、セ
キュリティを十分に考慮した上で、必要な情報を引き出
せるようにすることが必要である。例えば、会社のID
番号をキーとして、このID番号に絡んで、その会社が
どういう取引を持っているかという、会社の個別情報に
基づいて、セキュリティをかけることが必要である。
【0024】上記テキスタイルDB534は、テキスタ
イル(テキスタイル)を作る部分にだけ集中して、さら
に詳細に展開したデータベースであり、テキスタイルデ
ザインDB534A,テキスタイル商品DB534B,
テキスタイル在庫DB534C,等により構成されてい
る。テキスタイルデザインDB534Aは、どのような
柄のテキスタイルを作るのかというデザイン情報がスト
ックされるデータベースである。例えば、図2の(C)
に示すように、このテキスタイルデザインDB534A
は、登録されたテキスタイルの単品毎に、品番コード
と、そのテキスタイルの静止画像情報とを関連付けて記
憶している。また、テキスタイル商品DB534Bは、
商品となるテキスタイルを製造するのに必要な様々な情
報、例えば値段や生産実績等の情報がストックされるデ
ータベースである。このテキスタイル商品DB534B
は、図2の(D)に示すように、単品毎に、品番コード
と、販売時期,対象シーズン,色,柄,素材,織方,発
注条件,標準価格,取扱い会社,等のテキスタイルに関
する諸々の情報を文字情報として記憶している。テキス
タイル在庫DB534Cは、テキスタイル会社60が持
つ在庫、糸,製織,染色整理会社61,62,63の中
間の仕掛りの在庫、アパレルメーカ40が購入して持っ
ている在庫等の在庫情報がストックされるデータベース
である。このテキスタイル在庫DB534Cについて
も、上記アパレル在庫DB533Cと同様に、単品毎に
設定されたセキュリティレベルに応じて、ID番号と相
互の取引関係の記録から、必要なデータをセキュリティ
に反しない範囲でのみ取り出せるようにすることが必要
である。
【0025】上記取引DB535は、納期管理や電子決
裁を行う中核となるものであり、アパレル受発注DB5
35A,アパレル物流管理DB535B,テキスタイル
受発注DB535C,テキスタイル物流管理DB535
D,等により構成されている。アパレル受発注DB53
5Aは、アパレルについての取引履歴情報がストックさ
れるデータベースである。テキスタイル受発注DB53
5Cは、テキスタイルについての取引履歴情報がストッ
クされるデータベースである。該テキスタイル受発注D
B535Cは、例えば図2の(E)に示すように、品番
コード毎に、受発注がなされた時やその取消等がなされ
た時に、それらの数量が、その度毎に逐次入力更新され
るようになっている。また、当該テキスタイルについて
の取引実績情報のセキュリティレベルが記録されてい
る。
【0026】上記経営支援DB536は、実際に経営計
画を立てていく上で、あるいは経営の決断をする上で必
要な様々なデータ、即ち、各種のデータベースを加工す
ることにより得られる2次情報,3次情報と称される加
工情報を、情報サービス会社50が独自の分析手法でも
って分析し、いわば出所のわからなくなった情報として
サービスするために用いられる。この経営支援DB53
6は、アパレル販売分析DB536A,テキスタイル販
売分析DB536B,企業情報DB536C,事業評価
DB536D,等より構成されている。アパレル販売分
析DB536Aは、アパレルの販売を分析した情報がス
トックされるデータベースである。テキスタイル販売分
析DB536Bは、テキスタイルの販売を分析した情報
がストックされるデータベースである。企業情報DB5
36Cは、各企業の経営状態や取引の状況等の情報がス
トックされるデータベースである。
【0027】そして、上記ワークDB537は、ホスト
コンピュータ(統合データベース管理システム)52が
各種処理の実行に必要な各種データを一時的に保持して
おくためのワークメモリ的に利用されるデータベースで
ある。
【0028】次に、上記のような構成に於ける動作を、
まずテキスタイルに関して説明する。図5は、情報サー
ビス会社50のホストコンピュータ52の処理フローチ
ャートである。
【0029】ホストコンピュータ52は、端末54か
ら、あるいはモデム51A乃至51Dを介してアパレル
メーカ10の端末12,テキスタイル会社20の端末2
2,縫製会社30の端末32,販売会社40の端末4
2,などから、その端末を識別するためのユーザコード
(ID番号)を受信すると、そのユーザコードを解析
し、データベースにアクセスしようとしているのがどの
会社(加入者)であるのかを判断する(ステップS
1)。
【0030】その後、その識別した端末からコマンドが
与えられると、そのコマンドの指示内容を解析する(ス
テップS2)。この解析の結果、ホストコンピュータ5
2の入力端末54からの登録モードで(ステップS
3)、テキスタイルデータ登録モードであれば(ステッ
プS4)、テキスタイルデータ登録モードとする。そし
て、外部のデータベースの情報をそのまま、又はアレン
ジして、統合DB53のテキスタイル企画DB532
B,テキスタイル商品DB534B等に登録する(ステ
ップS5)。あるいは、テキスタイル会社20の企画,
サンプル生産したテキスタイルのテキスタイルデータを
端末54から入力すると共に、そのサンプルをスキャナ
56で読み取って画像データとして入力し、統合DB5
3のテキスタイルデザインDB534Aに登録する(ス
テップS6)。なお、上記ステップS5及びS6では、
必要なセキュリティレベルの設定並びに場合によって指
定企業の設定を行う。そして、登録処理が全て終了した
ならば(ステップS7)、上記ステップS2に戻り、次
のコマンドの解析を行う。
【0031】また、テキスタイルの登録モードではな
く、デザイン登録モードであれば(ステップS8)、同
様に、外部データベースの情報またはアパレルメーカ1
0の企画,デザインした服のデザイン画を統合DB53
のアパレルデザインDB535A,アパレル商品DB5
33Bに登録する(ステップS9)。そして、登録処理
が全て終了したならば(ステップS10)、上記ステッ
プS2に戻り、次のコマンドの解析を行う。
【0032】また、検索モードであれば(ステップS1
1)、アパレルメーカ10あるいはテキスタイル会社2
0からの要求に応じて、その検索条件に従ってホストコ
ンピュータ52は統合DB53を検索して(ステップS
12)、結果を各会社側へ送信する。この検索処理の詳
細については、後述する。そして、検索処理が全て終了
したならば(ステップS13)、上記ステップS2に戻
り、次のコマンドの解析を行う。
【0033】なお、この検索の際には、アパレルメーカ
10あるいはテキスタイル会社20の端末11,22で
は、検索条件に合ったテキスタイルの商品情報,取引実
績データ(これを参照できることにより売れ筋が分か
る),必要に応じてテキスタイルの画像を見ることがで
きる。
【0034】例えば、アパレルメーカ10は、その端末
11で、情報サービス会社50の統合DB53のアパレ
ルデザインDB533Aに登録されているデザインデー
タを読出し、図2の(A)に示すウィンド16にそれを
表示する。これに基づき、デザインの修正,変更を行
う。また、このデザインに合ったテキスタイルを選択す
るために、検索条件を入れ、統合DB53のテキスタイ
ル商品DB534Bから検索を行う。そして、幾つか選
ばれたテキスタイルの中から、実際の画像データをテキ
スタイルデザインDB534Aより引き出し、ウィンド
15に画像として表示してみる。この際、ウィンド14
にテキスタイル受発注DB535Cから検索した取引実
績データも表示される。そして、これを見て、これでO
Kとなれば、発注を行う(即ち、受発注モードへ進
む)。
【0035】アパレルメーカ10からの発注要求によ
り、受発注モードとなることが判断されると(ステップ
S14)、その発注データ(発注数量)に基づき、テキ
スタイル受発注DB535Cの内容が更新される(ステ
ップS15)。そして、受発注処理が全て終了したなら
ば(ステップS16)、上記ステップS2に戻り、次の
コマンドの解析を行う。
【0036】テキスタイル会社では、こうして受注され
たテキスタイルは、その品番が分かっているので、その
品番のテキスタイル企画DB532Bをアクセスするこ
とにより、詳細な加工情報を得ることができる。そし
て、その加工情報に基づき、生産計画を立てて、各部材
の生産会社61〜64へ生産指示情報及び加工情報を送
信する。各生産会社は、その生産指示情報に基づき生産
を行う。なお、上記ステップS12に於ける検索処理
は、図6のフローチャートに示すようにして行われる。
【0037】即ち、アパレルメーカ10からのテキスタ
イル検索であれば(ステップS21,S22)、テキス
タイルDB534の内、テキスタイルデザインDB53
4Aとテキスタイル商品DB534Bのみにログイン
(アクセス可能に)して(ステップS23)、検索を行
う(ステップS24)。そして、取引実績検索も指示れ
されていれば(ステップS25)、テキスタイル受発注
DB535Cを検索して(ステップS26)、検索結果
を当該アパレルメーカ10へ出力する(ステップS2
7)。
【0038】また、アパレルメーカ10からのデザイン
検索であれば(ステップS28)、アパレルデザインD
B533Aを検索して(ステップS29)、検索結果を
当該アパレルメーカ10へ出力する(ステップS2
7)。
【0039】また、テキスタイル会社20からの検索で
あれば(ステップS30)、テキスタイルデザインDB
534Aとテキスタイル商品DB534Bに加え、テキ
スタイル企画DB532Bの内の情報サービス会社50
供給の(即ち、一般公開情報としてのテキスタイルと、
当該テキスタイル会社20登録のテキスタイルの部分と
のみにログイン(アクセス可能に)して(ステップS3
1)、検索を行う(ステップS32)。そして、取引実
績検索も指示れされていれば(ステップS33)、テキ
スタイル受発注DB535Cを検索して(ステップS3
4)、検索結果を当該テキスタイル会社20へ出力する
(ステップS35)。
【0040】また、情報サービス会社50からの検索で
あれば(ステップS36)、テキスタイル企画DB53
2B,テキスタイルデザインDB534A,テキスタイ
ル商品DB534Bの全てにログイン(アクセス可能
に)して(ステップS37)、検索を行う(ステップS
38)。そして、取引実績検索も指示れされていれば
(ステップS39)、テキスタイル受発注DB535C
を検索して(ステップS40)、検索結果を情報サービ
ス会社50の端末54へ出力する(ステップS41)。
【0041】このように、どの会社(加入者)が情報検
索をするかにより、統合DB53の検索範囲を異ならせ
ることにより、競合他社に重要な情報(加工情報等のプ
ライベート情報γ)が流れることを防止するようにして
いる。また、上記ステップS15に於けるテキスタイル
受発注DB535Cの更新処理は、図7に示すようにし
て行われる。
【0042】即ち、発注モードであれば(ステップS5
1)、発注数量aを受けて(ステップS52)、この発
注数量aを発注元のアパレルメーカ10へ確認のために
出力する(ステップS53)。そして、テキスタイル受
発注DB535Cから当該テキスタイルの発注総量Xを
読出し(ステップS54)、この総量Xに発注数量aを
加算し、その結果を新たな発注総量Xとして、テキスタ
イル受発注DB535Cを更新する(ステップS5
5)。
【0043】また、受注モードであれば(ステップS5
6)、受注数量bを受けて(ステップS57)、この受
注数量bを対応するアパレルメーカ10及びテキスタイ
ル会社20へ出力する(ステップS58)。そして、テ
キスタイル受発注DB535Cから当該テキスタイルの
受注総量Yを読出し(ステップS59)、この総量Yに
受注数量bを加算し、その結果を新たな受注総量Yとし
て、テキスタイル受発注DB535Cを更新する(ステ
ップS60)。
【0044】このように、発注数は、アパレルメーカ1
0の発注数に対応して加算計算され、受注数は、テキス
タイル会社20が受注可能数を生産会社群60側の情報
を把握して、その受注数量を情報サービス会社50へ送
信し、情報サービス会社50がテキスタイル受発注DB
535Cに入力するようにしている。
【0045】なお、上記ステップS26においてテキス
タイル受発注DB535Cから検索された取引実績は、
図2の(A)に示すようにウィンド14の下部に表示さ
れる。この表示は、例えば、当該テキスタイル会社20
が取引実績を一般公開情報αもしくは指定企業公開情報
βとしている時には、図8の(A)に示すように実数を
表示することができる。しかしながら、プライベート情
報γとして登録してある場合には、その取引実績を加工
した2次情報として取引実績を表示する。例えば、図8
の(B)に示すように大まかな目安を表示したり、図8
の(C)に示すように過去数カ月の売行きの履歴をグラ
フで表示することができる。が取られることができる。
【0046】図8の(D)は、同図の(B)に示すよう
な表示を行うための、上記ステップS26に於けるテキ
スタイル受発注DB535Cの検索動作を示すフローチ
ャートである。即ち、検索されたテキスタイルに対応す
る過去の発注総量Xをテキスタイル受発注DB535C
から検索し(ステップS71)、そのテキスタイルのセ
キュリティレベルが一般公開情報αレベルであれば(ス
テップS72)、図6のステップS27に進んで、その
検索した発注総量Xを出力する。また、セキュリティレ
ベルが指定企業公開情報βレベルの場合には(ステップ
S73)、当該検索を指定した企業(会社)が指定企業
であるかどうかを上記ID番号により判定し(ステップ
S74)、指定企業であれば、上記ステップS27に進
んで、上記検索した発注総量Xを出力する。
【0047】一方、指定企業ではない場合、あるいはセ
キュリティレベルがプライベート情報γの場合には、上
記検索した発注総量Xが情報サービス会社50で予め設
定された数量α(例えば、10,000)以上であるか
どうかを判別し(ステップS75)、そうであれば、
ータが大・中・小の3区分のうち大に層別されると判断
し、図8の(B)に示されるように、[大]の文字の下
に二重線が引かれた層別結果を示す画面データを発生し
(ステップS76)、上記ステップS27に進んで上記
発生した画面データを出力し表示させる。また、発注総
量Xが数量β(例えば、1,000)以上であれば(ス
テップS77)、図8の(B)の画面において二重線を
今度は[中]の文字の下に引いた画面データを発生し
(ステップS78)、それ以外であれば、図8の(B)
の画面において二重線を今度は[小]の文字の下に引い
た画面データを発生して(ステップS79)、上記ステ
ップS27でそれを表示する。なお、受注数の表示も、
同様にして行うことができる。また、上記ステップS3
4での検索処理も同様にして行うことができる。
【0048】また、図8の(C)に示すような表示を可
能とするためには、上記ステップS52乃至S55を、
図9の(A)に示すように変更する。即ち、まず、Z月
(当月)+1日、つまり翌月となったかどうかを判断し
(ステップS81)、まだZ月であれば(ステップS8
2)、情報サービス会社50を介したアパレルメーカ1
0からの発注数量aを受けて(ステップS83)、この
発注数量aを発注元のアパレルメーカ10へ確認の出力
を行う(ステップS84)。次に、テキスタイル受発注
DB533Cから当該テキスタイルのZ月の発注総量x
を読出し(ステップS85)、この総量xに発注数量a
を加算して新たな発注総量xを計算する(ステップS8
6)。そして、Z月の発注総量xをテキスタイル受発注
DB535Cに記憶し(ステップS87)、さらにテキ
スタイル受発注DB535Cに構成されたテーブルのZ
月の発注総量xを更新する(ステップS88)。
【0049】また、翌月となったならば(ステップS8
1)、Zの値を更新し(ステップS89)、この更新さ
れたZ月の発注総量x、つまり「0」をテキスタイル受
発注DB535Cに記憶し(ステップS87)、さらに
テキスタイル受発注DB535Cに構成されたテーブル
を更新する(ステップS88)。
【0050】このようにした場合、上記ステップS26
又はS34での検索処理は、図9の(B)のフローチャ
ートに示すように行われる。即ち、検索されたテキスタ
イルに対応するセキュリティレベルをテキスタイル受発
注DB535Cから検索して、それが一般公開情報αレ
ベルであれば(ステップS91)、発注総数Xを検索す
る(ステップS92)。そして、図6のステップS27
に進んで、その検索した発注総量xを出力する。また、
セキュリティレベルが指定企業公開情報βレベルの場合
には(ステップS93)、当該検索を指定した企業(会
社)が指定企業であるかどうかを上記ID番号により判
定し(ステップS94)、指定企業であれば、上記ステ
ップS92に進む。
【0051】一方、指定企業ではない場合、或はセキュ
リティレベルがプライベート情報γの場合には、テキス
タイル受発注DB535Cに構成されたテーブルを検索
する(ステップS95)。そして、上記ステップS27
に進んでその検索結果を出力する。
【0052】以上のように、指定企業公開情報β及びプ
ライベート情報γは、2次情報に加工した上で、検索を
要求した企業(加入者)に提供することにより、セキュ
リティが守れる。
【0053】また、セキュリティという観点からは、情
報サービス会社50と各会社(加入者)との間の情報の
通信時の漏洩を防ぐという意味のセキュリティも必要で
ある。このような目的のためには、公開鍵方式や鍵共有
方式(KPS: Key Predistribution System)などの各
種暗号化方式が利用されることができる。ここで、公開
鍵方式とは、情報発信者は受信者の公開されている公開
鍵を用いて通信文を暗号化して送り、この公開鍵に対応
する秘密鍵を持つ受信者は自分の秘密鍵を用いて復号す
るというものである。また、KPSは、管理センタが各
加入者にそれぞれ固有の関数をICカード等に入れて渡
し、加入者は暗号通信をしたい場合には、その関数に相
手の名前(ID)を入れると相手との共通鍵が得られる
という方式である。さらには、統合DB53に蓄積され
る情報自体も暗号化しておけば、一層セキュリティの向
上につながる。
【0054】なお、上記実施例では、説明の簡略化のた
めに、テキスタイルに関するデータを例にとって説明し
たが、服の受発注など、その他の処理についても同様に
実現可能なことは勿論である。
【0055】また、上記実施例では、情報サービス会社
50のホストコンピュータ52にテキスタイルデータの
全てを持たせるようにしたが、分散型として、各会社に
データを持たせるようにしても良い。
【0056】以下、この分散型について、本発明の第2
実施例として説明する。本実施例は、説明の簡略化のた
めに、テキスタイルに関するデータを例にとって、他は
省略するものとする。もちろん、服の受発注など、その
他の処理についても同様に実現可能である。
【0057】図10の(A)及び(B)は、本第2実施
例の構成を示す図である。アパレルメーカ10とテキス
タイル会社20間でのテキスタイルのオンラインによる
取引を行う。各アパレルメーカ10及びテキスタイル会
社20には、小型のコンピュータ17,23を配置し、
テキスタイルの受発注に関する処理を行う。また、複数
社のアパレルメーカ10と複数社のテキスタイル会社2
0間での取引を行うため、その間に情報サービス会社5
0の大型コンピュータ57を置く。このコンピュータ5
7では、複数社の販売するテキスタイルを一つのデータ
ベース内にて管理すると共に、テキスタイル受発注デー
タの振り分け処理も行い、受発注を円滑に遂行させる。
なおここで、振り分けとは、アパレルメーカ10が複数
の品番のテキスタイルを発注し、それが複数のテキスタ
イル会社20にまたがるような場合に、各テキスタイル
会社20会社にその発注データを振り分けるということ
である。
【0058】各アパレルメーカ10のマシン内には、取
引を行うテキスタイルのカタログ機能を有するためのテ
キスタイルDB53410,このテキスタイルDB534
10内の各テキスタイルの受発注DB535C10,テキス
タイルを選択する際にアパレルデザインへテキスタイル
をはめ込むシミュレーションを行うためのアパレルDB
53310(アパレルデザインDB533A10)を持つ。
これらのDBは、情報サービス会社30のDB534,
535C,533の写像で、必要な部分について随時、
情報サービス会社50よりオンラインでデータの追加又
はメンテナンスが行われる。しかし、テキスタイルDB
53410の内、データ容量の多大なテキスタイルデザイ
ンDBについては、例えば光ディスク等の定期的な配布
によるオフラインでのデータの追加又はメンテナンスを
行うようにしても良い。
【0059】一方、各テキスタイル会社20のマシン内
には、自社がネットワーク内に提供しているテキスタイ
ルのデータを持つテキスタイルDB53420と、その各
テキスタイルの受発注DB535C20、及びテキスタイ
ルの加工情報を含むテキスタイル企画DB532B20
ある。
【0060】情報サービス会社50のマシン内には、ネ
ットワークに参加する全テキスタイル会社20の販売す
るテキスタイルを登録するテキスタイルDB534及び
それぞれのテキスタイルの受発注DB535Cを持つ。
また、これらは、各アパレルメーカ10については必要
の都度随時に提供される。さらに、各アパレルメーカ1
0の登録したアパレルデザインもデータベース化してア
パレルDB533として持つ。また、アパレルメーカ1
0には提供されない加工情報などを含むテキスタイル企
画DB532Bも持っている。
【0061】図11の(A)は、アパレルメーカ10の
マシンでのテキスタイル選択時の検索画面18を示して
いる。一つの画面18内で、テキスタイルのイメージ1
8A及びその属性の文字情報18B、そして表示されて
いるテキスタイルの取引実績データ18Cも表示され
る。さらに、テキスタイルを選択するために、アパレル
デザインDB533,53310よりアパレルデザインを
選び出してこれにテキスタイルのはめ込みシミュレーシ
ョン18Dを行うこともできる。図11の(B)は、ア
パレルメーカ10での処理を示すフローチャートであ
る。
【0062】即ち、アパレルメーカ10で何らかの処理
が選択されると(ステップS101)、それがテキスタ
イルについてのDBの更新処理であれば(ステップS1
02)、情報サービス会社50よりテキスタイルDB5
34,テキスタイル受発注DB535Cのデータを受信
し(ステップS103)、アパレルメーカ10内のマシ
ンの対応するDB53410,535C10を更新する(ス
テップS104,S105)。この場合の処理選択は、
オペレータにより随時行われるものであっても良いし、
タイマにより定期的に行われるものであっても良い。
【0063】また、テキスタイルを選択する検索処理
(図11の(A)参照)の場合には(ステップS10
6)、テキスタイルDB53410及びテキスタイル受発
注DB535C10よりテキスタイル選択して表示すると
共に(ステップS107)、アパレルデザインを検索選
択して(ステップS108)、これにテキスタイルのは
め込みシミュレーションを行う(ステップS109)。
【0064】一方、テキスタイルの発注を行う処理の場
合には(ステップS110)、発注の入力を行うと(ス
テップS111)、それを情報サービス会社30に送る
と共に(ステップS112)、自社の取引実績(発注
残)としてのテキスタイル受発注DB535C10の蓄積
更新を行う(ステップS113)。
【0065】また、アパレルデザインの登録処理の場合
には(ステップS114)、自社でのアパレルデザイン
を作成入力して(ステップS115)、それを情報サー
ビス会社30に送ると共に、情報サービス会社30より
他の必要なデザインデータを受信する(ステップS11
6)。そして、その送受信のデータを自社内のアパレル
DB53310(アパレルデザインDB533A10)に蓄
積更新する(ステップS117)。図12は、テキスタ
イル会社20での処理を示すフローチャートである。
【0066】即ち、テキスタイル会社20で何らかの処
理が選択されると(ステップS121)、それがネット
ワークに提供し販売するテキスタイルのデータの登録処
理であれば(ステップS122)、テキスタイルを入力
し(ステップS123)、このテキスタイルのデータを
情報サービス会社30へ送信すると共に(ステップS1
24)、自社内のテキスタイルDB53420,テキスタ
イル企画DB532B20を更新する(ステップS12
5)。
【0067】また、テキスタイルの検索処理であれば
(ステップS126)、テキスタイルDB53420,テ
キスタイル企画DB532B20を検索する(ステップS
127)。
【0068】テキスタイルの受注時の処理であれば(ス
テップS128)、アパレルメーカ10よりテキスタイ
ルの発注データが届くと(ステップS129)、これを
受信した旨の入力を行う(ステップS130)。そし
て、テキスタイル受発注DB535C20から取引実績の
データを取出し、これを受注データに基づいて更新し
て、新たな取引実績データを作成し、これを情報サービ
ス会社30に送信すると共に(ステップS131)、自
社内のテキスタイル受発注DB535C20をこの新たな
取引実績のデータに更新する(ステップS132)。ま
た、テキスタイル企画DB532B20から加工情報等を
検索し、それに応じて契約のある糸,染色,製織,等の
各生産会社(加工工場)61,62,63に対して生産
指示を行う(ステップS133)。また、テキスタイル
の生産管理の処理であれば(ステップS134)、それ
を行う(ステップS135)。
【0069】なお、この分散型の実施例に於いても、セ
キュリティレベルに応じて、図8の(A)乃至(C)に
示したように取引実績を表示する。即ち、指定企業公開
情報β及びプライベート情報γは、2次情報に加工した
上で、検索を要求した企業(加入者)に提供することに
より、セキュリティを守る。また、情報サービス会社5
0と各会社(加入者)との間の情報の通信も、前述した
ような公開鍵方式やKPSなどの各種暗号化方式を利用
してセキュリティを守るようにする。なお、アパレルメ
ーカ10での表示は、図2の(A)に示したようにウィ
ンドをオーバラップ表示するようにしても良い。
【0070】また、上記第2実施例では、情報サービス
会社50のテキスタイル受発注DB535Cは、実デー
タを持たなくとも良い。即ち、図13の(A)に示すよ
うに、アパレルメーカとテキスタイル会社を特定するた
めの情報と、どのテキスタイルかを特定する品番コード
Cとにより、アパレルメーカ10のテキスタイル受発注
DB535C10及びテキスタイル会社20のテキスタイ
ル受発注DB535C20にアクセスして、取引実績の更
新や検索を行うようにしても良い。この場合、競合他社
の取引実績にはアクセスできないようにすることが必要
な場合、セキュリティ確保の方法として、次の2種類の
検索方法を取る。第1は、例えばテキスタイル会社20
からの更新又は検索に於いて、当該テキスタイル会社2
0のID番号に基づいて当該テキスタイル会社20と取
引があるアパレルメーカ10を当該テキスタイル会社2
0の端末22に一覧表示し、それら一覧表示されたアパ
レルメーカ10の中から一つのアパレルメーカ10を指
定し、そのアパレルメーカ10と当該テキスタイル会社
20との間で取引されているテキスタイルを指定するこ
とにより、両会社間での取引実績しかアクセスできない
ようにするというものである。第2は、同様にID番号
に基づいて当該テキスタイル会社20のテキスタイルの
商品番号を一覧表示し、それらの中から一つを指定し、
この指定されたテキスタイルについて取引のあるアパレ
ルーメカを指定することにより、両会社間での取引実績
しかアクセスできないようにするというものである。
【0071】また、上記テキスタイル受発注DB535
Cの情報(テキスタイル仕様)により、テキスタイル企
画DB535B及びテキスタイルDB534(テキスタ
イルデザインDB534A,テキスタイル商品DB53
4B)の当該テキスタイルに関する情報にアクセスでき
るようにすることもできる。
【0072】また、前述したようなKPSを利用するこ
とにより、ID番号やパスワードを使用しなくてもセキ
ュリティを守ることができる。以下、これを第3実施例
として説明する。
【0073】まずKPSにつき簡単に説明する。KPS
は、前述したように、管理センタが各加入者にそれぞれ
固有の関数をICカード等に入れて渡し、加入者は暗号
通信をしたい場合には、その関数に相手の名前(KPS
−ID)を入れると相手との共通鍵が得られるという方
式である。例えば、図13の(B)に示すように、加入
者Aに配布されるICカード80Aの関数をfA (x)
とするとき、Aが加入者Bと鍵を共有したいときは、f
A (B)を計算すれば良い。Bは、自分のICカード8
0Bの関数fB (x)を用いてfB (A)を計算すれ
ば、これはfA (B)に等しく、同じ鍵が計算できる。
この様な鍵の計算は、ICカードの中で行える。従っ
て、KPSでは、事前の何の通信もなしに鍵共有が実現
できる。
【0074】KPSカード80は、ISOのICカード
規格に準拠し、クレジットカード等と同じ大きさであ
り、例えば図14に示すような構成を有している。当該
カード80を所有する加入者Nの関数fN (x)は関数
記憶部81に記憶される。また、他の加入者のKPS−
IDは、例えば、<名前+勤務先電話番号>のように任
意に定めることができ、KPS−ID帳,電話帳記憶部
82に記憶される。本実施例では、さらに、KPSカー
ド80内に、当該カードを所有する加入者のプライベー
ト情報γを格納するプライベート情報記憶部83を有し
ている。
【0075】即ち、本実施例では、このようなKPSカ
ード80を各加入者(各会社のみならず個人消費者を含
む)に配布し、KPS−ID帳,電話番号記憶部82に
は、情報サービス会社50のID及び電話番号を記憶さ
せておく。
【0076】こうすることにより、プライベート情報は
カード80の中にのみあり、情報サービス会社50はプ
ライベート情報を持たない構成とすることができる。情
報サービス会社50は個人が特定できない2次情報のみ
を持ち、この2次情報の共有化を提供する。即ち、情報
サービス会社50はプライベート情報を持っていないの
であるから当然この情報サービス会社50からプライベ
ート情報が洩れることはなく、またネットワーク上を流
れる情報は上記のように暗号として流れるため、ここか
らも洩れることはない。
【0077】これを、図1の構成に於いて、加入者とし
ての個人消費者が何処かの販売店70で服を購入した場
合を例に、図15のフローチャートを参照して説明す
る。なお、個人消費者が持つカード80のプライベート
情報記憶部83には、例えば、過去にこのネットワーク
に対して何時どの様な服を何着購入し、その支払いはど
うだったかという取引情報や、個人を特定できる情報、
即ち当該カードの持ち主の名前,性別,住所といった個
人の属性情報が記憶されているものとする。
【0078】個人消費者がいずれかの販売店70で服を
購入すると、当該販売店70の端末72につながれた不
図示カードリーダによってカード80から暗号化された
プライベート情報が読出され、それが販売会社40を介
して情報サービス会社50に送られる(ステップS14
1)。また、消費者が購入した服の情報が例えば端末7
2に接続された不図示バーコードリーダ等によって入力
されて、同様に情報サービス会社50に送られる(ステ
ップS142)。
【0079】情報サービス会社50のホストコンピュー
タ52は、上記プライベート情報と購入情報を受け、プ
ライベート情報を復号して、購入情報に基づいてプライ
ベート情報を更新する(ステップS143)。そして、
この更新したプライベート情報を、ワークDB537に
記憶すると共に、それを暗号化して販売店70に戻して
カード80に書き込む(ステップS144)。また、更
新したプライベート情報から非プライベート情報を生成
し(ステップS145)、それを未決済情報としてワー
クDB537に記憶する(ステップS146)。ここ
で、非プライベート情報とは、どういう年齢のどの性別
の人がどういう服を買ったかというような個人の属性
(名前,住所,電話番号など)が消された個人が特定で
きない情報である。こうして、更新されたプライベート
情報を持つカード80は持ち主に返される。
【0080】その後、販売店70の端末72或は販売会
社40の端末42から照会入力があると(ステップS1
47〜S149)、ワークDB537から当該プライベ
ート情報中の必要データを読出して(ステップS15
0)、それを照会入力のあった端末に表示する(ステッ
プS151)。
【0081】また、決済入力があると(ステップS14
7,S148)、ワークDB537中の当該プライベー
ト情報を消去し(ステップS152)、また対応する非
プライベート情報を統合DB53へ移した後(ステップ
S153)、ワークDB537中のその非プライベート
情報を消去する(ステップS154)。
【0082】このように、統合DB53に登録される際
に、個人の重要な属性(名前,住所,電話番号)は消さ
れて登録される。このようなシステムとすることによ
り、顧客情報というのが、何処のブティック(販売店)
で買い物しようと、ネットワークの中では集合情報とし
て共有化できる。なお、未決済段階ではプライベートの
購入情報は照合などのために残しておく必要があるが、
決済が済むと消してしまう。つまり、服を買うと、カー
ド80からプライベートの購入情報と名前と住所の無い
非プライベート購入情報が生成され、この未決済段階で
は非プライベート購入情報はマスクされて、ホストコン
ピュータ(統合データベース管理システム)52は、プ
ライベート購入情報しか読み出しさせないが、それはそ
の取引に関係した会社にしかアクセスさせない。そし
て、決済後は、プライベート購入情報は消去され、その
とき非プライベート購入情報が統合DBに移される。こ
の非プライベート情報は、ネットワークに参加する誰で
も利用できる。従って、情報サービス会社50及びネッ
トワークに参加する各会社は、不必要なプライベート情
報を一切持たずに、有効な顧客管理が可能となる。
【0083】なお、上記第3実施例では、説明の簡略化
のために、服の購入を例にとって説明したが、テキスタ
イルや服の受発注など、その他の処理についても同様に
実現可能なことは勿論である。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
不特定多数の加入者が参加するオープンシステムに於い
て、特定の加入者の秘密データが他の加入者に洩れない
ようにすることが可能であると共に、秘密データを公開
可能なレベルまで2次加工して表示することで、権限の
無い加入者にも限定されたサービスを提供可能にした
ープンシステム用データ管理装置を提供することができ
る。
【0085】従って、オープンシステムを構成する上で
のセキュリティの問題が解決されるので、複数のアパレ
ルメーカと複数のテキスタイル会社、さらにはアパレル
関連企業である縫製会社や販売会社等をネットワーク化
し、自社のデータベースのみならず他社のデータベース
を相互に利用可能とするオープンシステムを構成するこ
とができる。このオープンシステムを構成することによ
り、例えば、人間の勘と経験に大幅に依存していたテキ
スタイルの企画及び生産に於いて、データに基づき判断
し、多品目少量生産及び繰り返しオーダができるように
なる。即ち、複数の異なる会社の単品毎のテキスタイル
データと共にそのテキスタイルデータの逐次更新される
取引実績を検索することができるため、トレンドに合っ
たテキスタイルの受発注がタイムリーに且つ素早く行え
る。また、タイムリーな発注を行えるため、多品種少量
のクイック生産が可能となる。さらに、テキスタイルデ
ータに加工情報を持たせることにより、より素早い生産
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】(A)は第1実施例に於けるアパレルメーカで
の検索時の表示状態を示す図、(B)はテキスタイル企
画データベースの構成を示す図、(C)はテキスタイル
デザインデータベースの構成を示す図、(D)はテキス
タイル商品データベースの構成を示す図であり、(E)
はテキスタイル受発注データベースの構成を示す図であ
る。
【図3】情報サービス会社に於ける情報処理の概略を示
す図である。
【図4】統合データベースの構成を示す図である。
【図5】情報サービス会社のホストコンピュータの処理
フローチャートである。
【図6】図5中のステップS12に於ける検索処理の詳
細なフローチャートである。
【図7】図5中のステップS15に於けるテキスタイル
受発注データベースの更新処理の詳細なフローチャート
である。
【図8】(A)乃至(C)はそれぞれ取引実績の表示例
を示す図であり、(D)は同図の(B)のような表示を
行うための、図6中のステップS26に於けるテキスタ
イル受発注データベースの検索処理の詳細なフローチャ
ートである。
【図9】(A)は図8の(C)のような表示を行うため
の、図7のフローチャートの変更部分を示すフローチャ
ートであり、(B)は図8の(C)のような表示を行う
ための、図6中のステップS26に於けるテキスタイル
受発注データベースの検索処理の詳細なフローチャート
である。
【図10】(A)及び(B)はそれぞれ本発明の第2実
施例の構成を示す全体概略図及び各会社の構成を示す図
である。
【図11】(A)は第2実施例に於けるアパレルメーカ
での検索時の表示状態を示す図であり、(B)は第2実
施例に於けるアパレルメーカでの処理を示すフローチャ
ートである。
【図12】第2実施例に於けるテキスタイル会社での処
理を示すフローチャートである。
【図13】(A)は情報サービス会社のテキスタイル受
発注データベースが実データを持たない場合のデータベ
ースの構成を示す図であり、(B)は鍵共有方式(KP
S)に於ける共通鍵の生成模式図である。
【図14】KPSカードの機能ブロック図である。
【図15】加入者としての個人消費者が何処かの販売店
で服を購入した場合に於ける本発明の第3実施例の動作
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10…アパレルメーカ、11,21A,21B,31,
41A,41B,51A,51B,51C,51D,6
11,621,631,641,71…モデム、12,
22,32,42,54,612,622,632,6
42,72…端末、17,23…小型コンピュータ、2
0…テキスタイル会社、30…縫製会社、40…販売会
社、50…情報サービス会社、52…ホストコンピュー
タ(統合データベース管理システム)、53…統合デー
タベース(DB)、55…スキャナ、531…生産情報
DB、531A…縫製DB、531B…縫製生産管理D
B、531C…部材DB、531D…部材生産管理D
B、532…企画情報DB、532A…アパレル企画D
B、532B,532B20…テキスタイル企画DB、5
32C…一般情報DB、533,53310…アパレルD
B、533A,533A10…アパレルデザインDB、5
33B…アパレル商品DB、533C…アパレル在庫D
B、534,53410,53420…テキスタイルDB、
534A…テキスタイルデザインDB、534B…テキ
スタイル商品DB、534C…テキスタイル在庫DB、
535…取引DB、535A…アパレル受発注DB、5
35B…アパレル物流管理DB、535C,535
10,535C20…テキスタイル受発注DB、535D
…テキスタイル物流管理DB、536…経営支援DB、
536A…アパレル販売分析DB、536B…テキスタ
イル販売分析DB、536C…企業情報DB、536D
…事業評価DB、537…ワークDB、57…大型コン
ピュータ、60…生産会社群、61…染色会社、62…
糸会社、63…製織会社、64…生地会社、70…販売
店、80,80A,80B…ICカード、81…関数記
憶部、82…KPS−ID帳,電話帳記憶部、83…プ
ライベート情報記憶部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−157555(JP,A) 特開 平3−188550(JP,A) 特開 昭62−259165(JP,A) 特開 平4−347747(JP,A) 特開 平3−34050(JP,A) 特開 昭63−146144(JP,A) 特開 平4−170681(JP,A) 特開 平4−127370(JP,A) 特開 平4−313150(JP,A) 実開 昭63−97147(JP,U) 特許2835242(JP,B2) 情報処理学会第32回(昭和61年前期) 全国大会講演論文集、P.1883〜1884 Int.Conf.Data En g.1986,p.67〜74(JICST文献 番号,K19860364) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 12/00,17/30,12/14, G06F 15/00,19/00,17/60 JOIS(JICSTファイル) CSDB

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の加入者が提供するデータが登録さ
    れるデータベース手段と、 各加入者が前記データベース手段にアクセスするための
    アクセス手段と、 前記アクセス手段により前記データベース手段にアクセ
    スしようとする加入者を特定するための加入者特定手段
    と、 前記加入者特定手段により特定された加入者に基づい
    て、前記アクセス手段による前記データベース手段のア
    クセス範囲を制限するアクセス範囲制限手段と、 前記データベース手段に含まれるデータの表示におい
    て、該データが前記アクセス範囲制限手段によって制限
    されたアクセス範囲に含まれる場合は、該データの表示
    に代えて、該データを該データの値によって層別して該
    データの属する区分を表示し、該データが前記アクセス
    範囲制限手段によって制限されたアクセス範囲に含まれ
    ない場合は該データをそのまま表示する表示手段と、 を具備することを特徴とするオープンシステム用データ
    管理装置。
  2. 【請求項2】 多数の加入者が提供するデータが登録さ
    れるデータベース手段と、 各加入者が前記データベース手段にアクセスするための
    アクセス手段と、 前記アクセス手段により前記データベース手段にアクセ
    スしようとする加入者を特定するための加入者特定手段
    と、 前記加入者特定手段により特定された加入者に基づい
    て、前記アクセス手段による前記データベース手段のア
    クセス範囲を制限するアクセス範囲制限手段と、 前記データベース手段に含まれるデータの表示におい
    て、該データが前記アクセス範囲によって制限されたア
    クセス範囲に含まれる場合は該データを使用して作成し
    たグラフを表示し、該データが前記アクセス範囲制限手
    段によって制限されたアクセス範囲に含まれない場合は
    該データをそのまま表示する表示手段と、 を具備することを特徴とするオープンシステム用データ
    管理装置。
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