JPS649283B2 - - Google Patents

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JPS649283B2
JPS649283B2 JP17222179A JP17222179A JPS649283B2 JP S649283 B2 JPS649283 B2 JP S649283B2 JP 17222179 A JP17222179 A JP 17222179A JP 17222179 A JP17222179 A JP 17222179A JP S649283 B2 JPS649283 B2 JP S649283B2
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oil
oil cosmetic
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Hisao To
Junichi Kono
Atsuo Ishida
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Kao Corp
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
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    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
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    • A61K8/064Water-in-oil emulsions, e.g. Water-in-silicone emulsions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は油中水型化粧料、更に詳細には水を多
量かつ安定に含有する油中水型化粧料に関する。 油中水型化粧料(以下W/O型化粧料と称す
る)はO/W型化粧料に比べ微生物抵抗性が高
く、使用に際しても、皮膚表面上に水分透過性の
低い油膜を残し、長時間にわたつて肌を乾燥から
保護すると共に、水浴あるいは水仕事等によつて
水と接触しても再乳化をおこすことが少ない等の
優れた性能を有している。 しかしながら、従来のW/O型化粧料は油相が
連続相であるため、その中に安定に含有できる水
分量が制限され、その結果、実際に使用した場
合、油性感が残り、べたつき感が強いという欠点
があつた。 従つて、W/O型化粧料はO/W型化粧料に比
較して優れた性能を有しているにもかかわらず、
化粧料として広く利用されていないのが現状であ
り、多質の水を長期間安定に含有することのでき
るW/O型化粧料の開発が切望されていた。 かかる実状において、本発明者らは当該課題を
解決せんと鋭意研究を行つた結果、化粧料油基剤
として分枝エステルを含有する油基剤を使用し、
更に特定の乳化剤を用いると、多量の水が長時間
安定に乳化され、かつ皮膚感触のすぐれたW/O
型化粧料が得られることを見い出し、本発明を完
成した。 すなわち、本発明は、分枝エステルを含有する
油基剤及び水を次の3成分からなる乳化剤、 一般式()、 R―OCH2CH(OH)CH2OH () (式中、Rは炭素数12〜24の直鎖アルケニル
基を示す) で表わされるα―モノアルケニルグリセリルエ
ーテルを94〜43重量%、 炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸の多価
金属塩を0.4〜9.8重量%、 水に対する溶解度が、20℃で0.2g/100g水
以上の無機塩又は有機酸塩の1種又は2種以上
を8〜54重量%、 を用いて乳化して得られる油中水型化粧料を提供
するものである。 本発明で使用される分枝エステルは、炭素数2
〜28の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和の1
価または2価以上の脂肪酸と炭素数1〜28の直鎖
または分枝鎖の飽和または不飽和の1価または2
価以上のアルコールとのエステルであつて、当該
脂肪酸残基及びアルコール残基のいずれか少なく
とも一方が分枝基を有するものであり、例えば次
のものが挙げられる。 (1) 式、R1COOR2で表わされるモノカルボン酸
分枝エステル。 (式中、R1は炭素数2〜28の直鎖または分枝
鎖の飽和または不飽和のアルキル基を、R2は炭
素数1〜28の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽
和のアルキル基を示し、R1及びR2の少なくとも
一方は分枝基を有する) このモノカルボン酸分枝エステルのうち、R1
で表わされる脂肪酸残基が分枝のものとしては、 ミリスチル 2―エチルヘキサノエート ヘキ
サデシル 2―エチルヘキサノエート ステアリ
ル 2―エチルヘキサノエート ミリスチル
5,7,7―トリメチル―2―(1,3,3―ト
リメチルブチル)オクタノエート ヘキサデシル 5,7,7―トリメチル―2―
(1,3,3―トリメチルブチル)オクタノエー
ト ミリスチル 2―ヘプチルウンデカノエート
ヘキサデシル 2―ヘプチルウンデカノエート
ステアリル 2―ヘプチルウンデカノエート ミリスチル オクチルドデカノエート ステア
リル オクチルドデカノエート ステアリル イ
ソステアレート ヘキサデシル イソトリデカノエート 等が挙げられ、R2で表わされるアルコール残基
が分枝のものとしては、 イソプロピル ミリステート イソプロピル パルミテート 2―ヘプチルウンデシル ミリステート 2―ヘプチルウンデシル パルミテート 2―ヘプチルウンデシル ラクテート 2―エチルヘキシル ミリステート 2―エチルヘキシル パルミテート イソステアリル ミリステート 2―ヘキシルデシル ミリステート オクチルドデシル ミリステート 等が挙げられる。また、R1,R2のいずれもが分
枝のものとしては、 イソステアリル イソステアレート 2―ヘプチルウンデシル 2―ヘプチルウンデ
カノエート イソプロピル イソステアレート イソプロピル オクチルドデカノエート 2―ヘキシルデシル イソステアレート 2―ヘプチルウンデシル イソステアレート 等が挙げられる。 (2) 式
【式】で表わされるグリセリン 分枝脂肪酸エステル。 (式中、R3,R4,R5は同一または異なつて炭
素数2〜28の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽
和のアルキル基を示し、R3,R4,R5のうち少な
くとも1個は分枝基を有する) グリセリン分枝脂肪酸エステルの例としては、
グリセロール トリ2―エチルヘキサノエート
グリセロール トリ2―ヘプチルウンデカノエー
ト グリセロール トリイソステアレート グリセロール トリ2―ヘキシルデカノエート 等が挙げられる。 (3) 式 R6OOC(CH2oCOOR7で表わされるジカ
ルボン酸ジ分枝エステル。 (式中、R6,R7は同一または異なつて炭素数
1〜28の直鎖または分枝鎖の飽和または不飽和の
アルキル基を示し、R6,R7の少なくともいずれ
か一方は分枝基を有する。nは2〜28の整数を示
す) ジカルボン酸ジ分枝エステルの例としては、ジ
2―エチルヘキシル アジペート ジ2―ヘプチル ウンデシルアジペート ジ2―エチルヘキシル セバケート ジ2―ヘプチルウンデシル セバケート ジ2―エチルヘキシル サクシネート ジ2―ヘプチルウンデシル サクシネート 等が挙げられる。 これらの分枝エステルのうち、2―ヘプチルウ
ンデシル イソステアレート、グリセロール ト
リ2―エチルヘキサノエート、ヘキサデシル 2
―エチルヘキサノエート、ヘキサデシル イソト
リデカノエート、イソプロピル ミリステート、
ジ2―エチルヘキシル アジペート、イソプロピル パルミテート、イ
ソステアリル イソステアレート、オクチルドデ
シル ミリステートが特に好ましい。 本発明においては、これらの分枝エステルを単
独で油基剤として使用することもできるが、他の
化粧料油基剤と併用することもできる。しかしな
がら、本発明では油基剤の一部として分枝エステ
ルを使用することが必須であり、全油基剤中に分
枝エステルを0.25〜100重量%(以下単に%と記
載する)、特に5〜100%含有するのが好ましい。 他の化粧料油基剤としては、一般に使用されて
いる、スクワラン、パラフイン油、セレシン油等
の炭化水素;蜜ロウ、鯨ロウ、カルナウバロウ等
のワツクス類;オリーブ油、椿油、ラノリンなど
の天然動植物油脂;シリコーン油等が挙げられ
る。 本発明のW/O型化粧料に使用される乳化剤は
次の3成分よりなる。 一般式()、 R―OCH2CH(OH)CH2OH () (式中、Rは炭素数12〜24のアルケニル基を
示す) で表わされるα―モノアルケニルグリセリルエ
ーテル。 炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸の多価
金属塩。 水に対する溶解度が20℃で0.2g/100g水以
上の無機塩又は有機酸塩の1種又は2種以上。 成分のα―モノアルケニルグリセリルエーテ
ルは、合成によりまたは天然物から抽出精製によ
り得られる。例えば、α―モノアルケニルグリセ
リルエーテルは、該アルケニル基を有するハロゲ
ン化アルケニルとイソプロピリデングリセロール
のアルカリ金属アルコラートとを常法により反応
させ2,3―O―イソプロピリデン―1―O―ア
ルケニルグリセリルエーテルとし、次いで加水分
解することにより合成される。天然物としては、
例えば、サメの肝油中などに存在するアルケニル
基がオレイル基であるセラキルアルコール等が挙
げられ、これは常法により抽出・精製して得られ
る。 α―モノアルケニルグリセリルエーテルのアル
ケニル基は炭素数16〜22のものが好ましく、特
に、α―モノオレイルグリセリルエーテル、α―
モノゾーマリルグリセリルエーテル、α―モノリ
ノレイルグリセリルエーテル、α―モノガドレイ
ルグリセリルエーテル、α―モノドコセノイルグ
リセリルエーテルが好ましい。 成分の脂肪酸の多価金属塩としては、特に炭
素数12〜18のものが好ましい。また、それらの塩
としては、例えばカルシウム、マグネシウム、亜
鉛、アルミニウム塩等が挙げられるが、就中、特
にアルミニウム塩が好ましい。多価金属塩は、モ
ノ―、ジ―またはトリ体の何れも使用できるが、
特にモノ体が最も好ましい。 これらの脂肪酸多価金属塩は、予め複分解法、
直接法で合成したものを使用してもよいが、配合
系中で水溶性多価金属塩、例えば塩化カルシウ
ム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化
亜鉛、塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ミ
ヨウバン等と脂肪酸一価塩とを置換反応させ製造
させてもよい。 脂肪酸多価金属塩のうち好ましいものとして
は、アルミニウムモノステアレート、アルミニウ
ムジステアレート、カルシウムモノステアレー
ト、アルミニウムモノオレエート、アルミニウム
モノパルミテート、アルミニウムモノラウレート
等が挙げられる。 成分の無機塩または有機酸塩としては、塩
酸、硫酸、硝酸等の無機酸;クエン酸、酒石酸、
乳酸、リンゴ酸等のオキシカルボン酸;ギ酸、酢
酸、ソルビン酸等のカルボン酸;またはサリチル
酸、安息香酸等の芳香族カルボン酸のアルカリ金
属塩、アルカリ土類金属塩またはアルミニウム塩
が挙げられる。 これらの無機塩または有機酸塩は塩の状態で化
粧料組成中に配合しても良いが、化粧料製造時に
対応する酸物質および塩基物質を、塩を形成する
のに必要な化学量論的量加え、製造してもよい。 好ましい無機塩または有機酸塩としては、硫酸
カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、
硫酸アルミニウム、硝酸カリウム、硝酸ナトリウ
ム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウム、硝酸
カルシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、
塩化ナトリウム、塩化カルシウム、塩化アルミニ
ウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アル
ミニウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸
カルシウム、酢酸マグネシウム、ギ酸ナトリウ
ム、ギ酸カリウム、ギ酸マグネシウム、クエン酸
ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン酸カリ
ウム、ソルビン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリ
ウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリウム等
が挙げられ、就中、特に硫酸カリウム、硫酸マグ
ネシウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩
化アルミニウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナ
トリウム、ソルビン酸カリウム、サリチル酸ナト
リウムおよび安息香酸ナトリウムが好ましい。 本発明のW/O型化粧料においては、乳化剤と
して上記3成分を重量比において、成分を90〜
43%、成分を0.4〜9.8%、成分を8〜54%の
範囲で組合せて使用する。 本発明のW/O型化粧料は、上述の分枝エステ
ルを含有する油基剤、成分〜よりなる乳化剤
及び水のほか、更にその目的に応じて他の化粧料
成分、例えば補助乳化剤としての界面活性剤、粘
度調整剤、薬効剤、湿潤剤、防腐剤等を配合する
ことができる。 界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、シヨ糖
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリ
ン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカリ金属塩、アル
キル硫酸エステル、アルキルリン酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキル硫酸エステル、ポリオ
キシエチレンアルキルリン酸エステル等が、粘度
調節剤としてはポリビニルアルコール、カルボキ
シビニルポリマー、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース等の合成高分子化合
物;ゼラチン、タラカントガム等の天然ガム類お
よびエタノール、イソプロピルアルコール等のア
ルコール類が、薬効剤としては、殺菌剤、消炎
剤、ビタミン剤等が、湿潤剤としては、プロピレ
ングリコール、グリセリン、1,3―ブチレング
リコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ソ
ルビトール等が、更に防腐剤としてては、パラオ
キシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチ
ル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安
息香酸ブチル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、
ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フエノキシエ
タノール等が挙げられる。 本発明のW/O型化粧料の好ましい組成として
は次のものが挙げられる。
【表】
【表】 これらの組成うち、乳化剤の配合比率が0.1%
未満の場合にはW/O型乳化を安定化させること
はできず、また、10%を超える時はゲル構造をと
り、クリーム配度が著しく高まつていずれも化粧
料としては好ましくない。また、水は任意の量で
配合することができるが、良好な使用感、すなわ
ち肌に対する油性感あるいはべたつきを少なくす
るためには60%以上を配合するのが好ましい。 本発明のW/O型化粧料は種々の形態、例えば
ハンドクリーム、栄養クリーム、クレンジングク
リーム、乳液、コールドクリーム、ヘヤクリー
ム、バニシングクリーム、フアンデーシヨンクリ
ーム等の形態とすることができ、製法は常法によ
つて行われる。 叙上の如く、本発明のW/O型化粧料は、W/
O型化粧料本来の利点を備えていると共に、水を
多量に含有しているので、油性感、べたつき感の
少なくかつ肌へのなじみが極めて優れた化粧料で
ある。 以下更に実施例を挙げ説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。 実施例 1 各種グリセリルエーテルまたは公知乳化剤(被
検化合物)を含む下記組成物より製した化粧料ベ
ースについて、その乳化安定性を調べた。その結
果は第1表の通りである。 (組成) ヘキサデシル2―エチルヘキサノート
5(重量部) 水 94 アルミニウムモノステアレート 0.016 硫酸マグネシウム 0.2 被検化合物 0.784 (化粧料ベースの調製) ヘキサデシル2―エチルヘキサノエート5重量
部にアルミニウムモノステアレート、硫酸マグネ
シウムおよび被検化合物計1重量部を加え混合
し、70℃に加熱した。この混合物に70℃に加温し
たイオン交換水94重量部を徐々に加え乳化した。
乳化後撹拌下室温まで放冷し化粧料ベースを得
た。
【表】 上記結果から明らかな如く、本発明の乳化剤成
分を配合した組成物からは容易に水分を多量に
配合した油中水型化粧料ベースが得られ、また乳
化安定性も良好であつた。これに対し、他のグリ
セリルエーテルおよび公知の乳化剤を用いた場
合、油中水型化粧料ベースを得ることはむずかし
く、また、油中水型化粧料ベースを生成した場合
でも油分あるいは水分を分離し、安定な乳化物を
得ることはでなかつた。 実施例 2 第2表に示す油基剤を含む下記配合組成の化粧
料ベースを、実施例1と同じ方法により調製し、
乳化安定性及び使用感を調べた。その結果は第2
表の通りである。 (組成) 被検油基剤 5(重量部) 水 94 アルミニウムモノステアレート 0.016 硫酸マグネシウム 0.2 α―モノオレイルグリセリルエーテル
0.784
【表】 (使用感の評価方法) 専門パネル10名により、官能検査を行ない化粧
料ベースの使用感を調べた。評価基準は各項目と
も次の判定基準により行なつた。 非常にある +2 ある +1 普通 0 ない −1 全くない −2 結果は各項目とも10名の平均値をもつて示し
た。 上記結果から明らかな如く、本発明に係る分枝
エステルを含有する無基剤を配合した化粧料ベー
スは、乳化安定性も良く、使用感もきわめて良好
であつたが、比較品の油基剤を配合した化粧料ベ
ースでは乳化安定性も劣り、何よりも肌なじみの
点で好まれるものが得られなかつた。 実施例 3 第3表に示した配合組成の乳化剤を製造し、ヘ
キサデシル2―エチルヘキサノエート5重量部、
水94重量部とこの乳化剤1重量部を混合して、実
施例1と同様にして乳化物を調製した。 この乳化物の安定性を調べた結果は第4表の通
りである。
【表】
【表】
【表】 以上の結果から明らかな如く、安定なW/O型
エマルジヨンを得るためには、乳化剤に及び
の三成分を配合することが必要であり、また、
三成分を配合した場合であつてもその配合比が一
定範囲を外れれば、製造直後の乳化状態は良好で
あるが、経時的に不安定となる。 実施例 4 本発明の油中水型化粧料および比較品について
専門パネル10名により官能検査をおこない、使用
感を調べた。また、同時に1ケ月後の乳化安定性
を調べた。 使用感の評価方法は実施例2と同様であり、ま
た乳化安定性の判定基準は下記の通りである。そ
の結果は第5表の通りである。 (乳化安定性判定基準) 〇:室温で1カ月放置しても分離およびクリーミ
ングの発生なし。 △:室温で1カ月放置後わずかにクリーミング発
生。 ×:室温で1カ月放置後分離が認められる。
【表】 実施例5 栄養クリーム(W/O型) (組成) α―モノオレイルグリセリルエーテル
2.0(%) アルミニウムモノステアレート 0.04 硫酸ナトリウム 0.5 ヘキサデシル2―エチルヘキサノエート 4.0 イソプロピルミリステート 4.0 安息香酸ナトリウム 0.3 グリセリン 2.0 酢酸d―α―トコフエロール 0.1 香 料 0.1 精製水 残量 (製法) を混合し、75℃に加熱した。この混合
物中に70℃で加熱したの混合物を撹拌下に
加え、乳化した。乳化後55℃まで冷却しこの中に
を加え、さらに撹拌しながら室温まで冷却し
て製品とした。 以上のようにして得られた栄養クリームは乳化
安定性もよく、また官能検査による評価(実施例
2と同じ方法による)は、べとつき−1.5、油性
感−0.9、肌なじみ+1.7であり使用感もすぐれて
いた。 実施例6 ハンドクリーム(W/O型) (組成) α―モノゾーマリルグリセリルエーテル
1.7(%) カルシウムモノステアレート 0.05 塩化アルミニウム 0.8 イソステアリルイソステアレート 5.0 ジメチルポリシロキサン 1.0 スクワラン 1.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 プロピレングリコール 5.0 精製水 残量 (製法) を混合し、75℃に加熱した。 この中に75℃に加熱したの混合物を撹
拌下に加え、乳化し、室温まで冷却して製品とし
た。 以上のようにして得られたハンドクリームは長
期間にわたつて乳化安定性がよく、また使用感も
良好(べとつき−1.5、油性感−0.9、肌なじみ+
1.5)であつた。 実施例7 コールドクリーム(W/O型): (組成) α―モノリノレイルグリセリルエーテル
5.5(%) α―モノステアリルグリセリルエーテル
0.8(%) アルミニウムモノパルミテート 0.05 硝酸ナトリウム 1.05 オクチルドデシルミリステート 10.0 流動パラフイン 10.0 グリセロールモノオレエート 2.0 さらしみつろう 1.0 ソルビン酸カリウム 0.3 ソルビトール 5.0 香 料 0.1 精製水 残量 (製法) 〜を混合し、75℃に加熱した。この
中に75℃に加熱したの混合物を撹拌下に
加え乳化した。55℃まで冷却しを加え、さらに
撹拌して室温まで冷却して製品とした。 実施例8 下地クリーム(W/O型): (組成) α―モノオレイルグリセリルエーテル
2.3(%) α―モノステアリルエーテル 0.2(%) アルミニウムモノステアレート 0.04 硫酸マグネシウム 0.8 ヘキサデシル2―エチルヘキサノエート 6.0 セチルアルコール 1.0 ステアリン酸 1.0 タルク 2.0 ポリオキシエチレン(3)ラウリルサルフエート
ナトリウム 0.2 グリセリン 6.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.2 香 料 0.1 精製水 残量 (製法) を混合し75℃に加熱した。 この中に75℃に加熱した,〜、の混合
物を撹拌下に加え乳化した。55℃まで冷却しを
加え、さらに撹拌し室温まで冷却して製品とし
た。 このようにして得られた下地クリームは長期に
わたつて乳化安定性がよく、また使用感も良好
(べたつき−1.8、油性感−1.6、肌なじみ+1.6)
であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分枝エステルを含有する油基材及び水を、次
    の3成分からなる乳化剤、 一般式()、 R―OCH2CH(OH)CH2OH (式中、Rは炭素数12〜24の直鎖アルケニル
    基を示す) で表わされるα―モノアルケニルグリセリルエ
    ーテルを94〜43重量%、 炭素数10〜22の飽和又は不飽和脂肪酸の多価
    金属塩を0.4〜9.8重量%、 水に対する溶解度が、20℃で0.2g/100g水
    以上の無機塩又は有機酸塩の1種又は2種以上
    を8〜54重量%、 を用いて乳化して得られる油中水型化粧料。 2 乳化剤が全組成の0.1〜10重量%である特許
    請求の範囲第1項記載の油中水型化粧料。 3 乳化剤の成分の脂肪酸多価金属塩の多価金
    属がカルシウム、マグネシウム、亜鉛、アルミニ
    ウムから成る群より選ばれたものである特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の油中水型化粧料。 4 乳化剤の成分の脂肪酸多価金属塩がアルミ
    ニウム塩である特許請求の範囲第3項記載の油中
    水型化粧料。 5 乳化剤の成分の脂肪酸多価金属塩がアルミ
    ニウムモノステアレート、アルミニウムジステア
    レート、カルシウムモノステアレート、アルミニ
    ウムモノオレエート、アルミニウムモノパルミテ
    ート、アルミニウムモノラウレートから成る群よ
    り選ばれたものである特許請求の範囲第4項記載
    の油中水型化粧料。 6 乳化剤の成分の無機または有機酸塩が無機
    塩である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    油中水型化粧料。 7 無機塩が硫酸塩、塩化物、硝酸塩、炭酸塩か
    ら成る群より選ばれたものである特許請求の範囲
    第6項記載の油中水型化粧料。 8 無機塩が硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、
    塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニ
    ウムより成る群から選ばれたものである特許請求
    の範囲第6項記載の油中水型化粧料。 9 乳化剤の成分の無機または有機酸塩が有機
    酸塩である特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の油中水型化粧料。 10 有機酸塩が酢酸カリウム、酢酸ナトリウ
    ム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、ギ酸カ
    リウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸マグネシウム、ク
    エン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、ソルビン
    酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、サリチル酸
    ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸ナトリ
    ウムより成る群より選ばれたものである特許請求
    の範囲第9項記載の油中水型化粧料。 11 乳化剤の成分が炭素数16〜22のアルケニ
    ル基を持つα―モノアルケニルグリセリルエーテ
    ルである特許請求の範囲第1項ないし第10項の
    いずれかの項記載の油中水型化粧料。 12 乳化剤の成分のα―モノアルケニルグリ
    セリルエーテルがα―モノオレイルグリセリルエ
    ーテル、α―モノゾ―マリルグリセリルエーテ
    ル、α―モノリノレイルグリセリルエーテル、α
    ―モノガドレイルグリセリルエーテル、α―モノ
    ドコセノイルグリセリルエーテルよりなる群から
    選ばれたものである特許請求の範囲第11項記載
    の油中水型化粧料。 13 分枝エステルが、炭素数2〜28の直鎖また
    は分枝鎖の飽和または不飽和の1価または2価以
    上の脂肪酸と、炭素数1〜28の直鎖または分枝鎖
    の飽和または不飽和の1価または2価以上のアル
    コールとのエステルであつて少なくとも一方に分
    枝基のある分枝エステルである特許請求の範囲第
    1項ないし第12項のいずれかの項記載の油中水
    型化粧料。 14 分枝エステルが、2―ヘプチルウンデシル
    イソステアレート、グリセロール、トリ―2―エ
    チルヘキサノエート、ヘキサデシル2―エチルヘ
    キサノエート、ヘキサデシルイソトリデカノエー
    ト、イソプロピル ミリステート、ジ―2―エチ
    ルヘキシル アジペート、イソプロピル パルミ
    テート、イソステアリル イソステアレート、オ
    クチルドデシル ミリステートよりなる群から選
    ばれたものである特許請求の範囲第13項記載の
    油中水型化粧料。
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