JPS648921B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパラボラアンテナの角度の微調整する
ことができる簡単なパラボラアンテナ微調整装置
を提供しようとするものである。

1980年代の前半には実用放送衛星が打ち上げら
れSHF放送が本格的に行なわれることが予想さ
れる。この衛星は35000Kmの上空にあるため、こ
こから送られて来る電波を受信するためにはパラ
ボラアンテナの角度を極めて正確に調整して所定
の角度にパラボラアンテナを固定する必要があ
る。そこで、本発明は簡単にパラボラアンテナの
角度を調整することができるパラボラアンテナ微
調整装置を提供しようとするものであり、以下本
発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図に示すようにパラボラアンテナ１に取付
板２を取付ける。支柱３に回転可能に設けられた
本体４にねじ５によつて上記取付板２を軸支す
る。上記取付板２に弧状の長孔６を設け、この長
孔６にねじ７を通して本体４に螺合し、取付板２
を本体４に対し回動可能とする。長孔６を本体４
に設け、ねじ７を取付板２に螺合するようにして
もよい。取付板４の下端をギヤー状に形成してギ
ヤー部８を構成する。そして、このギヤー部８に
螺合するギヤー９を本体４に回転自在に取付け
る。このギヤー９はドライバー等の工具を用いて
回転させることができるように本体４に取付けら
れており、簡単に回転しないように構成されてい
る。このギヤー９を回転させることにより取付板
２を回動させることができ、回動後、ねじ５，７
を締付けるとパラボラアンテナ１を所定の角度に
設定することができる。

第２図にも示すように支柱３のフランジ１０の
周囲をギヤー部１１とし、このギヤー部１１にギ
ヤー１２を螺合する。ギヤー１２は本体４に回転
自在に取付けておく。このギヤー１２を回転させ
ることによつて支柱３に対し本体４すなわちパラ
ボラアンテナ１を回動させることができる。

以上のように本発明によれば簡単な構成によつ
てパラボラアンテナを所定の角度に設置すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるパラボラア
ンテナ微調装置の側面図、第２図は同装置の一部
分の一部断低面図である。 １……パラボラアンテナ、２……取付板、３…
…支柱、４……本体、５，７……ねじ、６……長
孔、８……ギヤー部、９……ギヤー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ パラボラアンテナに取付けられた取付板を支
   柱に回転可能に設けられた本体に軸支し、上記取
   付板または上記本体に弧状の長孔を設け、上記本
   体または上記取付板に上記長孔を通してねじを取
   付けて上記取付板を上記本体に対して調整用に回
   動自在に構成し、上記取付板の下端部をギヤー状
   に形成してギヤー部とし、このギヤー部に歯合す
   る微調整用のギヤーを上記本体に取付けたパラボ
   ラアンテナ微調整装置。