JPS648357B2 - - Google Patents

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JPS648357B2
JPS648357B2 JP52142205A JP14220577A JPS648357B2 JP S648357 B2 JPS648357 B2 JP S648357B2 JP 52142205 A JP52142205 A JP 52142205A JP 14220577 A JP14220577 A JP 14220577A JP S648357 B2 JPS648357 B2 JP S648357B2
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JP
Japan
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musical tone
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performance
output
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JP52142205A
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Inventor
Naota Katada
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Yamaha Corp
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Publication date
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Publication of JPS648357B2 publication Critical patent/JPS648357B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は自動演奏装置を備えた電子楽器装置
に関するものであり、更に詳しくは演奏者による
手動演奏装置(電子楽器)と自動演奏装置とを共
演する場合、自動演奏装置から発生される楽音を
手動演奏装置(電子楽器)から発生される楽音に
同調させ、調和のとれた演奏を行うことができる
ようにした電子楽器装置に関するものである。 従来の電子楽器の自動演奏装置は、例えば米国
特許第3890871号明細者に開示される様に、演奏
者が鍵盤で演奏した曲(楽音)をそのまゝコード
化して記憶しこれを再生して自動演奏を行う様に
構成されている。従つて、従来の電子楽器の自動
演奏装置は単にテープレコーダの様な機能を有し
ているにすぎず、一度曲(楽音)を記憶するとそ
の曲(楽音)をそのまゝ再生する機能しか有して
いなかつた。従つて、演奏者による手動演奏装置
(電子楽器)演奏と自動演奏装置とを共演する場
合、演奏者が手動演奏装置(電子楽器)で創作す
る曲の流れと無関係に自動演奏装置が作動するた
め、全体として非常に不自然な調和のない演奏に
なることが避けられなかつた。 この発明はかゝる従来の電子楽器装置の欠点に
鑑みなされたもので、手動演奏装置(電子楽器)
と電子楽器の自動演奏装置とを共同演奏する場
合、自動演奏装置の演奏を電子楽器の演奏に調和
させる機能を有する電子楽器装置を提供すること
を目的とする。 この発明の電子楽器装置は、次の様な特徴を有
している。 第1に、鍵盤部と押下鍵に対応した楽音信号を
形成する楽音形成装置とかなる手動演奏装置(電
子楽器)を有している。第2に、発振器の出力す
るクロツクパルスを時間規準にして制御されるア
ドレスジエネレータによつて記憶装置から楽音情
報を読み出し楽音信号を形成する自動演奏装置を
有している。第3に、手動演奏装置に設けられ、
自動演奏装置の演奏速度及び自動演奏装置の出力
する楽音のピツチ(音高の微少変化)と音色と音
量とを制御する複数の演奏操作子を有している。 更に詳しくは、上記アドレスジエネレータを制
御する発振器の発振周波数は、手動演奏装置に設
けられたニーレバやフツトペダル等の演奏操作子
によつて自由に調整できる様に構成されている。 また、手動演奏装置(電子楽器)の鍵盤部に押
鍵状態(押鍵速度、押鍵圧力、鍵の横動等)を検
出するために設けられている演奏操作子(タツチ
検出回路)の出力と上記記憶装置から読み出され
た楽音情報とを基にして、自動演奏装置の楽音形
成装置が楽音信号を形成する様に形成されてい
る。 また、自動演奏装置における楽音形成装置の出
力する楽音信号と演奏者が手動演奏装置(電子楽
器)を演奏することによつて手動演奏装置の楽音
形成装置から出力される楽音信号が、電子楽器に
設けられたフツトペダル等の演奏操作子によつて
振幅調整(音量調整)される。 以下添付の図面により更に詳細にこの発明につ
いて説明する。 第1図はこの発明の実施例を示すものであり、
電子楽器の自動演奏装置1と電子楽器2から構成
される。 電子楽器の自動演奏装置1は次の様な構成を有
している。スタートスイツチ3の固定接点はアー
スされ、可動接点は一方において抵抗を介して正
電圧源+Vに接続され他方において遅延回路4の
入力側とアドレスジエネレータ10のリセツト端
子Rに接続されている。 アドレスジエネレータ10はカウンタとデコー
ダの組合せやシフトレジスタ等の計数回路で構成
されており、このアドレスジエネレータ10は前
記したリセツト端子Rの他に計数入力端子Cとア
ドレスジエネレータ10に加算動作か又は減算動
作かのいずれか一方を行わせるためこれを指定す
るアツプ・ダウン指定入力端子U/Dとを有して
いる。例えば、アツプ・ダウン指定入力端子U/
Dに論理値“1”が入力されているときは加算動
作を行い論理値“0”が入力されているときは逆
に減算動作を行う様に構成されている。 遅延回路4の出力側はオア回路5の第1の入力
端子に接続されている。手動操作アドレスジエネ
レータ制御装置7は、アドレスジエネレータ10
のアツプ・ダウン指定入力端子U/Dに論理値
“1”又は“0”を出力するためのアツプ・ダウ
ン指定スイツチS1とアドレスジエネレータ10
を手動で歩進させるための手動操作歩進スイツチ
S2を有している。ここで、アツプ・ダウン指定
スイツチS1の出力は出力端子A1から出力され
る様に構成されており、出力端子A1はアドレス
ジエネレータ10のアツプ・ダウン指定入力端子
U/Dに接続されている。手動操作歩進スイツチ
S2の出力は出力端子A2から出力される様に構
成されており、出力端子A2は手動・自動切換ス
イツチ6の固定接点Mに接続されている。ここで
手動操作歩進スイツチS2はこれを1回投入する
とパルスが1つ出力される様に構成されている。 手動・自動切換スイツチ6の可動接点はオア回
路5の第2の入力端子に接続され、オア回路5の
出力側はアドレスジエネレータ10の計数入力端
子Cに接続されている。アドレスジエネレータ1
0のアドレス信号出力側はランダムアクセスメモ
リ12のアドレス入力側に接続されており、ラン
ダムアクセスメモリ12の書き込み・読み出し指
定入力端子W/Rは書き込み・読み出し指定スイ
ツチ11の可動接点に接続されている。書き込
み・読み出し指定スイツチ11の固定側接点W
(書き込み側)には論理値“1”が入力され、固
定接点R(読み出し側)には論理値“0”が入力
されている。ここで、ランダムアクセスメモリ1
2はその書き込み・読み出し指定入力端子W/R
に論理値“1”が入力されると書き込み可能の状
態になり、論理値“0”が入力されると読み出し
可能の状態になる様に構成されている。 入力装置13の出力側はランダムアクセスメモ
リ12の書き込み入力側に接続されており、この
入力装置13はランダムアクセスメモリ12の各
アドレスに記憶する楽音情報を演奏者の意思(演
奏者のスイツチング動作)に従つて出力する機能
を有している。出力される楽音情報は一つの発生
楽音を決定するために必要とされる全ての情報が
含まれ、この実施例では次の様な情報群によつて
楽音情報を形成し発生楽音を決定している。 楽音情報 時間情報(音符情報):1つの楽音の発生時間
に関する情報。(楽譜では音符、休符に相当
する。) 音階情報(オクターブ情報+音名情報):発生
楽音の音階(音高)に関する情報。 この実施例では、発生楽音の属する音域を
示すオクターブ情報と発生楽音の音名を示す
音名情報の2つで音階を指定し、音階情報と
している。 休符情報:楽音発生を休止する情報。(休止時
間は時間情報によつて決定される。) エンベローブ制御情報:発生楽音に適宜の音量
変化、音色変化等を付与するため、発生され
る楽音波形の形状(振幅、高調波含有率)を
制御する情報。 従つて、入力装置13にはこれらの各種情報を
出力する多数のスイツチが設けられており、演奏
者は自分の意思に従つてこれらの各種スイツチを
操作してランダムアクセスメモリ12に発生楽音
の楽音情報を書き込む動作を行う。 ランダムアクセスメモリ12の読み出し出力側
は一方においてD/Aコンバータ群14を介して
楽音形成装置15の各エンベロープ波形発生器3
4,35,36に入力され、他方において時間検
出自動アドレスジエネレータ制御装置8の入力側
に接続されている。こゝで、ランダムアクセスメ
モリ12の読み出し出力側から時間検出自動アド
レスジエネレータ制御装置8に入力されるのは上
記楽音情報のうち時間情報だけであり、楽音形成
装置15の各エンベロープ波形発生器34,3
5,36に入力されるものは上記楽音情報から、
時間情報を除いた残りの音階情報(オクターブ情
報+音名情報)と付符情報とエンベロープ制御情
報である。 この実施例では、楽音形成装置15はシンセサ
イザで構成されており、シンセサイザは主として
電圧制御型発振器31と電圧制御型フイルタ32
と電圧制御型増幅器33によつて構成されてい
る。また、電圧制御型発振器31には発振器用エ
ンベロープ波形発生器34が設けられ、電圧制御
型フイルタ32にはフイルタ用エンベロープ波形
発生器35が設けられ、電圧制御型増幅器33に
は増幅器用エンベロープ波形発生器36が設けら
れている。 時間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8
は、発振器9から出力されるクロツクパルスCP
を基準にしてランダムアクセスメモリ12から出
力される時間情報の規定する時間(楽音発生時
間、楽音発生休止時間)を正確に計数し、その時
間内に限つて出力端子B2から時間信号TS(論理
値“1”)を出力し、更に上記指示時間を計数す
ると出力端子B1からバルスを1つ発生する様に
構成されている。こゝで発振器9は、その出力す
るクロツクパルスCPの周期を図示する様に電子
楽器2に設けられたニーレバ又はフツトペダルP
1によつて演奏者が自由に調整できる様に構成さ
れている。また時間検出自動アドレスジエネレー
タ制御装置8の出力端子B1は手動・自動切換ス
イツチ6の固定接点Aに接続され、出力端子B2
は楽音形成装置15の各エンベロープ波形発生器
34a,35a,36aの時間信号入力端子Tに
接続されている。 楽音形成装置15は、ランダムアクセスメモリ
12から読み出される音階情報、休符情報、エン
ベロープ制御情報並びに時間検出自動アドレスジ
エネレータ制御装置8の出力端子B2から出力さ
れる時間信号TSを夫々受けて、各情報と時間信
号によつて定められる楽音信号MW1を発生する
機能を有している。 即ち、上記音階情報および休止情報はD/Aコ
ンバータ群14のD/Aコンバータ14−1に供
給され、またエンベロープ制御情報はD/Aコン
バータ14−2〜14−nに供給される。そし
て、電圧制御型発振器31は、D/Aコンバータ
14−1によりアナログ信号に変換された音階情
報を受け、この音階情報に対応した周波数の信号
(音源信号)を発生する。また電圧制御型フイル
タ32aも上記の音階情報を受け、発振器31a
から発生される音源信号の周波数が変つても常に
同じ条件で音色形成を行うようその周波数特性が
可変制御される。尚、電圧制御型発振器31aは
D/Aコンバータ14−1によりアナログ信号に
変換された休止情報を受けたときには発振動作を
しないようになつている。さらに各エンベロープ
波形発生器34,35,36はD/Aコンバータ
14−2〜14−nによつてそれぞれアナログ信
号に変換された複数のエンベロープ制御情報並び
に時間信号TSを受け、これによつて各エンベロ
ープ波形発生器34,35,36が夫々出力する
エンベロープ波形(第2図参照)のアタツクレベ
ルAL、サステインレベルSL、アタツク時間T
1、デイケイ時間T2、サステイン時間T3、リ
リース時間T4等が決定される。この各エンベロ
ープ波形発生器34a,35a,36aの出力す
る各エンベロープ波形に応じて電圧制御型発振器
31aと電圧制御型フイルタ32aと電圧制御型
増幅器33aが制御され、楽音信号MW1が発生
されるのである。 電子楽器2は鍵盤回路16とタツチ検出回路1
7と楽音形成装置18から構成されており、この
実施例では楽音形成装置18はシンセサイザで構
成されている。 鍵盤回路16は押下鍵の音高に対応した音高電
圧KVを第1の出力端子K1から出力し、同時に
ある鍵が押鍵されたことを示す押鍵信号KON(論
理値“1”)を第2の出力端子K2から出力する
様に構成されている。音高電圧KVは一方におい
て直接電圧制御型発振器31bに入力され、他方
において、可変抵抗を介して電圧制御型フイルタ
32bに入力されている。また、押鍵信号KON
はエンベロープ波形発生器34b,35b,36
bの各時間信号入力端子Tに入力されている。 前記した様に楽音形成装置18はシンセサイザ
で構成されており、このシンセサイザは、自動演
奏装置1の楽音形成装置15のシンセサイザと同
様に、主として電圧制御型発振器31bと電子制
御型フイルタ32bと電圧制御型増幅器33bに
よつて構成されている。電圧制御型発振器31b
には発振器用エンベロープ波形発生器34bが設
けられ、電圧制御型フイルタ32bにはフイルタ
用エンベロープ波形発生器35bが設けられ、電
圧制御型増幅器33bには増幅器用エンベロープ
波形発生器36bが設けられている。更にこのシ
ンセサイザ(楽音形成装置18)には、各エンベ
ロープ波形発生器34b,35b,36bが出力
するエンベロープ波形を制御するための制御電圧
発生器37が設けられている。この制御電圧発生
器37の出力する各種電圧と押鍵信号KONによ
つて、エンベロープ波形発生器34b,35b,
36bが出力する各エンベロープ波形(第2図参
照)のアタツクレベルAT、サステインレベル
ST、アタツタ時間T1、デイケイ時間T2、サ
ステイン時間T3、リリース時間T4等が決定さ
れる。電圧制御型発振器31bと電圧制御型フイ
ルタ32bはエンベロープ波形発生器34b,3
5bからそれぞれ出力されるエンベロープ波形と
鍵盤回路16から出力される音高電圧KVを受
け、更に電圧制御型増幅器33bはエンベロープ
波形発生器36bから出力される音高電圧KVを
受けている。従つて、電圧制御型増幅器33bか
ら、押下鍵に対応しかつエンベロープ波形発生器
34b,35b,36bから出力される各エンベ
ロープ波形に対応した時間変化をする楽音波形
MW2が発生される。 タツチ検出回路17は、鍵盤部の押鍵状態を検
出する機能を有しており、例えば押鍵速度や押鍵
圧力や鍵の横動などを電気信号として検出するも
のである。タツチ検出回路17の出力は、図に示
す様に抵抗を介して自動演奏装置1における楽音
形成装置(シンセサイザ)15の各エンベロープ
波形発生器34a,35a,36aの出力と合成
された後、電圧制御型発振器31a及び電圧制御
型フイルタ32a及び電圧制御型増幅器33aに
入力されている。 自動演奏装置1の楽音形成装置15の出力側は
可変抵抗19を介して可変抵抗21の一端に接続
され、一方、電子楽器2の楽音形成装置18の出
力側は可変抵抗20を介して可変抵抗21の他端
に接続されている。可変抵抗21の摺動端子はサ
ウンドシステム22に接続されている。又、可変
抵抗19と可変抵抗20は電子楽器2に設けられ
たエクスプレツシヨンペダル(以下EXPペダル
と称す)P2によつて、その抵抗値を変化させる
ことが出来る様に構成されている。 従つて、自動演奏装置1の出力する楽音信号
MW1と電子楽器2の出力する楽音信号MW2は
夫々EXPペダルP2で調整可能な可変抵抗19
と可変抵抗20によつてその振幅レベルが調整さ
れた後、抵抗21で合成され、この合成された楽
音信号がサウンドシステム22から発音される。 以上の構成を有するこの発明の実施例の動作に
ついて次に説明する。尚、説明の便宜上、自動演
奏装置1のランダムアクセスメモリ12に楽音情
報を書き込む「自動演奏装置1の楽音情報書き込
み動作」とランダムアクセスメモリ12から楽音
情報を読み出し楽音信号を発生する「自動演奏装
置1の楽音情報読み出し動作」と「自動演奏装置
1と電子楽器2を共動演奏する場合」とに分けて
説明する。 自動演奏装置1の楽音情報書き込み動作 演奏者が楽音情報をランダムアクセスメモリ1
2に書き込む場合には、書き込み・読み出し指定
スイツチ11を固定接点Wの側に投入設定する。
これによつて、スイツチ11を介して論理値
“1”がランダムアクセスメモリ12の書き込
み・読み出し指定入力端子W/Rに入力されるた
め、ランダムアクセスメモリ12は書き込み可能
の状態になる。続いて、手動・自動切スイツチ6
を固定接点Mに投入設定し、更にスタートスイツ
チ3を投入設定する。これによつて、手動操作ア
ドレスジエネレータ制御装置7によりアドレスジ
エネレータ10が操作可能となる。また、アドレ
スジエネレータ10のリセツト端子Rに印加され
ていた正電圧+Vがスタートスイツチ3を介して
アースされるため、アドレスジエネレータ10の
リセツト状態が解除される。アドレスジエネレー
タ10のリセツト状態が解除された時点において
は、遅延回路4とオア回路5を介してまだ正電圧
+Vがアドレスジエネレータ10の計数入力端子
Cに印加されているため、アドレスジエネレータ
10はこの正電圧+Vを論理値“1”として計数
し、これを第1番目のアドレス信号AD1として
ランダムアクセスメモリ12のアドレス入力側に
出力する。やがて、遅延回路4の働きによつてア
ース電位(論理値“0”に相当)がオア回路5に
入力されるため、以後の動作にスタートスイツチ
3は関与しなくなる。以上の説明から明らかな様
に、スタートスイツチ3の投入設定によつてアド
レスジエネレータ10は第1番目のアドレス信号
AD1を発生し、この第1番目のアドレス信号
AD1によつてランダムアクセスメモリ12の第
1アドレス(1番地)が書き込み可能の状態にな
る。この状態で、演奏者は自動演奏する曲の1拍
目の楽音情報(時間情報、音階情報等)を入力装
置13に設けられた各種スイツチを操作すること
によりランダムアクセスメモリ12の第1アドレ
スに書き込むことができる。 次に演奏者は手動操作アドレスジエネレータ制
御装置7のアツプダウン指定スイツチS1がアツ
プ位置に投入されている(出力端子A1は論理値
“1”を端子する。)ことを確認する。これによつ
て、アドレスジエネレータ10のアツプ・ダウン
指定入力端子U/Dに論理値“1”が入力され、
アドレスジエネレータ10が加算動作を行う状態
にある事が確認される。次に手動操作アドレスジ
エネレータ制御装置7の手動操作歩進スイツチS
2を1回投入設定する。これによつて、手動操作
アドレスジエネレータ制御装置7の出力端子A2
からパルスが1つ発生され、このパルスは手動・
自動切換スイツチ6とオア回路5を介してアドレ
スジエネレータ10の計数入力端子Cに入力され
る。アドレスジエネレータ10はこのパルスを計
数し、第2番目のアドレス信号AD2をランダム
アクセスメモリ12に出力する。従つて、ランダ
ムアクセスメモリ12の第2アドレス(2番地)
が書き込み可能の状態になる。従つて、演奏者は
前記した場合と同様に入力装置13の各種スイツ
チを操作することにより、ランダムアクセスメモ
リ12の第2アドレスに演奏する曲の2拍目の楽
音情報を書き込むことができる。以後の書き込み
動作は第2拍目の楽音情報の書き込みと全く同様
に、手動操作アドレスジエネレータ7の手動操作
歩進スイツチS2の投入設定と入力装置13の各
種スイツチの操作の繰り返しによつて行われる。 また、演奏者が入力装置13の操作を間違え
て、誤つた楽音情報をランダムアクセスメモリ1
2に書き込んだ場合には、次の様な動作によつて
誤つて書き込んだ楽音情報を訂正することができ
る。先ず、手動操作アドレスジエネレータ制御装
置7のアツプ・ダウン指定スイツチS1をダウン
の側に投入設定する。これによつて出力端子A1
から論理値“0”が出力されるため、アドレスジ
エネレータ10は減算可能の状態になる。続い
て、誤つた楽音情報を書き込んだアドレス(番
地)に対応するアドレス信号ADiがアドレスジエ
ネレータ10から発生されるまで手動操作歩進ス
イツチS2を投入設定する。この操作によつて、
誤つた楽音情報が書き込まれたランダムアクセス
メモリ12のアドレスを指定した後、再び入力装
置13の各種スイツチを操作して正しい楽音情報
を書き込めば良い。 自動演奏装置1の楽音情報読み出し動作 次に、以上記述した楽音情報書き込み動作によ
つてランダムアクセスメモリ12に書き込まれた
楽音情報を読み出して、自動演奏を行う場合につ
いて説明する。 演奏者は、先ず書き込み・読み出し指定スイツ
チ11を固定接点Rの側に投入設定する。これに
よつて、ランダムアクセスメモリ12の書き込
み・読み出し指定入力端子W/Rに論理値“0”
が入力されるため、ランダムアクセスメモリ12
は読み出し可能の状態になる。次に手動・自動切
換スイツチ6を固定接点Aに投入設定する。これ
によつて時間検出自動アドレスジエネレータ制御
装置8によつてアドレスジエネレータ10の制御
が可能になる。次にスタートスイツチ3を投入設
定すると、前記した楽音書き込み動作の場合と全
く同様にアドレスジエネレータ10のリセツト状
態が解除され、アドレスジエネレータ10から第
1番目のアドレス信号AD1が出力される。従つ
て、ランダムアクセスメモリ12の第1アドレス
に記憶された演奏曲の第1拍目の楽音情報が読み
出され、この読み出された楽音情報のうち時間情
報だけが時間検出自動アドレスジエネレータ制御
装置8に入力され、残りの音階情報・休符情報・
エンベロープ制御情報は楽音形成装置15に入力
される。 時間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8
はこの1拍目の時間情報を受けて、発振器9の出
力するクロツクパルスCPを基準にして直ちにそ
の時間情報が指定する時間の計算を開始し、それ
と同時に出力端子B2から時間信号TS(論理値
“1”)を出力する。 楽音形成装置15はランダムアクセスメモリ1
2から出力される音階情報・休符情報・エンベロ
ープ制御情報並びに時間検出自動アドレスジエネ
レータ制御装置8の出力する時間信号TS(論理値
“1”)を受けて、演奏曲の1拍目の楽音信号MW
1をこれらの情報に従つて発生する。 やがて、時間検出自動アドレスジエネレータ制
御装置8が、ランダムアクセスメモリ12の第1
アドレスから読み出された時間情報によつて規定
される時間をクロツクパルスCPを基準にして計
数すると、その出力端子B1からパルスが1つ発
生されこれと同時に出力端子B2は時間信号TS
(論理値“1”)の出力を停止する。これによつ
て、楽音形成装置15は演奏曲の1拍目の楽音信
号MW1の発生を終了する。出力端子B1から発
生されたパルスは手動・自動切換スイツチ6とオ
ア回路5を介してアドレスジエネレータ10の計
数入力端子Cに入力される。アドレスジエネレー
タ10はこのパルスを受けて第2番目のアドレス
信号AD2を出力する。従つて、ランダムアクセ
スメモリ12の第2アドレスに記憶されている楽
音情報が読み出される。この2拍目の発音動作は
1拍目の楽音発生と全く同様にして行われ、2拍
目の楽音信号MW1が楽音形成装置15から発生
される。この様に時間検出自動アドレスジエネレ
ータ制御装置8の働きによつて次々とアドレスジ
エネレータ10が駆動され、これに従つてランダ
ムアクセスメモリ12から楽音情報が次々と読み
出され次々と楽音形成装置15から楽音信号MW
1が発生されるのである。 この様に次々と出力される楽音信号MW1は、
可変抵抗19と可変抵抗21を介してサウンドシ
ステム22に入力され、楽音として発音される。 自動演奏装置1と電子楽器2と共同演奏する場合 この場合には前記した「楽音情報読み出し動
作」と並行して、演奏者が電子楽器2の鍵盤部を
演奏し、更に自動演奏装置1の発振器9から出力
されるクロツクパルスCPの周期を調整するニー
レバ(又はフツトペダル)P1と音量調整用の
EXPペダルP2(このEXPペダルは楽音形成装
置15の出力側並びに楽音形成装置18の出力側
にそれぞれ設けられた可変抵抗19,20を調整
する機能を有している。)を操作する事によつて
行われる。 即ち、演奏者がある鍵を押鍵すると、押下鍵に
対応する楽音信号MW2が電子楽器2の楽音形成
装置15から出力され、これと同時にその押鍵状
態(押鍵速度、押鍵圧力、鍵の横動)がタツチ検
出回路17によつて電気信号として検出される。
この電気信号が自動演奏装置1における楽音形成
装置(シンセサイザ)15の各エンベロープ波形
発生器34a,35a,36aの出力と抵抗を介
して合成された後、電圧制御型発振器31a及び
電圧制御型フイルタ32a及び電圧制御型増幅器
33aに入力される。従つて、電子楽器2の鍵盤
部における押鍵状態(押鍵速度、押鍵圧力、鍵の
横動等)によつて、自動演奏装置1の発生する楽
音信号MW1に次の様な効果を付与することがで
きる。 電圧制御型発振器31aはタツチ検出回路17
の出力を受けてその発振周波数が周期的に可変制
御され、これによつて楽音信号MW1にビブラー
ト効果が付与される。電圧制御型フイルタ32a
はタツチ検出回路17の出力を受けてそのカツト
オフ周波数が可変制御され、これによつて楽音信
号MW1にワウワウ効果が付与される。電圧制御
型増幅器33aはタツチ検出回路17の出力を受
けてその増幅率が周期的に可変制御され、これに
より楽音信号MW1にトレモロ効果が付与され
る。これによつて電子楽器2の鍵盤部での演奏に
より、自動演奏装置1の発生する楽音信号MW1
に種々の効果(ビブラート効果等)を付与するこ
とができる。 更に、演奏者が鍵盤部での演奏に合せてニーレ
バP1を操作することによつて、発振器9が出力
するクロツクパルスCPの周期が調整され、これ
によつて自動演奏装置1の出力する楽音信号MW
1を電子楽器2の出力する楽音信号MW2に同調
させることができる。即ち、時間検出自動アドレ
スジエネレータ制御装置8は、前記した様に、発
振器9から出力されるクロツクパルスCPを基準
にして、ランダムアクセスメモリ12から読み出
される時間情報の指定する時間を計数する様に構
成されている。従つて、時間検出自動アドレスジ
エネレータ制御装置8が計数する時間はクロツク
パルスCPの周期に比例したものになる。例えば、
今クロツクパルスCPの発生周期を2倍にすれば
同じ4分音符の時間計数でも2倍の時間が経過し
た後に出力端子B1からパルスが1つ発生され、
更に出力端子B2は時間信号TS(論理値“1”)
を2倍の時間出力する。従つて、アドレスジエネ
レータ10のアドレス信号ADiの発生(即ち、一
つの楽音の発生時間)を演奏者がニーレバP1を
調整することにより自分の鍵盤部での演奏に合せ
て調整することができる。これにより自動演奏装
置1の楽音発生と電子楽器2の楽音発生を同調さ
せることができる。 更に、自動演奏装置1が出力する楽音信号MW
1の振幅と電子楽器2が出力する楽音信号MW2
の振幅が、演奏者によるEXPペダルP2の操作
を介して、可変抵抗19,20により調整され
る。この振幅調整された2つの楽音信号MW1,
MW2が抵抗21によつて合成され、サウンドシ
ステム22から発音される。従つて、自動演奏装
置1をもとにして出力される楽音MW1の音量と
電子楽器2をもとにして出力される楽音MW2の
音量の調和をとることができる。 以上の説明から明らかな様に、この発明によれ
ば、電子楽器2と自動演奏装置1を共同演奏する
場合、電子楽器2の演奏に自動演奏装置1の演奏
を同調させることができ、調和のとれた合奏演奏
を行うことができる。 尚、この実施例では時間検出自動アドレスジエ
ネレータ制御装置8の出力端子B2から時間信号
TSとして論理値“1”が出力されているものと
して説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば時間検出自動アドレスジエネレータ制
御装置8がランダムアクセスメモリ12の出力す
る時間情報が規定する時間を計数するとその出力
端子B2から時間信号TSとしてパルスを1つ発
生する様にしてもよい。 また、この実施例では入力装置13の出力がラ
ンダムアクセスメモリ12にのみ入力されるもの
として説明したが、入力装置13の出力を楽音形
成装置15にも入力させ、これによつてランダム
アクセスメモリ12に楽音情報を書き込む際に書
き込まれる楽音情報を楽音形成装置15から発生
させるようにしても良い。 また、この実施例では楽音形成装置15,18
にシンセサイザを用いたが、この発明はこれに限
定されるものではなく、例えば波形メモリ読み出
し方式の電子楽器等の公知の楽音形成装置を用い
ても良い。 次に第1図でブロツクで示した手動操作アドレ
スジエネレータ制御装置7、時間検出自動アドレ
スジエネレータ制御装置8、アドレスジエネレー
タ10、ランダムアクセスメモリ12、入力装置
13について添附の第3図〜第8図を用いて更に
詳細に説明する。尚、この明細書に添附した図面
ではアンド回路とオア回路をそれぞれ第3図A,
Bに示す記号で表示し、それぞれの図において入
力信号a,b,cがアンド回路とオア回路に入力
されていることを示す。 第4図は第1図における入力装置13の詳細図
であり、各音符(16分音符、8分音符、…)にそ
れぞれ対応する時間情報指定スイツチT1〜T5
並びに各音域にそれぞれ対応するオクターブ情報
指定スイツチO1〜O5並びに各音名C〜Bのそ
れぞれに対応する音名情報指定スイツチN1〜N
12並びに各休符(16分休符、8分休符…)に対
応する各休符情報指定スイツチR1〜R5(この
休符情報は時間情報としても用いられる。)並び
に次の音符が休符であることを示す休符指示情報
指示スイツチNRが設けられている。この休符指
示情報指定スイツチNRはある楽音が発音されそ
の次の音符が休符である場合休符の前の発生楽音
をある程度伸ばして発音させ休符における不自然
な楽音の消減を防止するために設けられているも
のである。これらのスイツチ群T1〜T5,O1
〜O5,N1〜N12,R1〜R5,NRの一端
には論理値“1”がそれぞれ入力されている。 時間情報指定スイツチT1〜T5の他端はそれ
ぞれ図示する様にオア回路群23の入力側に接続
され、同様に休符情報入力スイツチR1〜R5の
他端が一方においてオア回路群23の入力側に接
続されている。 ここで時間情報指定スイツチT1〜T5並びに
休符情報指定スイツチR1〜R5とオア回路群2
3は、これらの各スイツチT1〜T5,R1〜R
5のそれぞれを投入設定することによつて、オア
回路群23の各出力線TC1〜TC3に次の表(1)に
示すようなコード化された時間情報が出力される
様に結線されている。
【表】 この表(1)から明らかな様に各音符とそれぞれ対
応する各休符は同一のコードで示されている。 オクターブ情報指定スイツチO1〜O5の他端
はそれぞれ図示する様にオア回路群24の入力側
に接続され、また音名情報指定スイツチN1〜N
12の他端も図示する様にそれぞれオア回路群2
5の入力側に接続されている。更に休符情報指定
スイツチR1〜R5の他端は他方においてオア回
路27の入力側に接続されている。オア回路群2
4,25の出力側は図示する様にアンド回路群2
6の第1の入力端子群にそれぞれ接続され、オア
回路27の出力側は図示する様にインバータ29
を介してオア回路群26の第2の入力端子群に接
続されている。 ここで、各音域に対応して設けられているオク
ターブ情報指定スイツチO1〜O5の他端並びに
オア回路群24並びにアンド回路群26は、これ
らの各スイツチO1〜O5のそれぞれを投入設定
することによつて、アンド回路群26の出力線
OC1〜OC3に次の表(2)に示す様なコード化され
たオクターブ情報が出力される様に結線されてい
る。
【表】 また、各音名に対応して設けられている音名情
報指定スイツチN1〜N12の他端並びにオア回
路群25並びにアンド回路群26は、各スイツチ
N1〜N12のそれぞれを投入設定することによ
つてアンド回路群26の出力線NC1〜NC4に
次の表(3)に示す様なコード化された音名情報が出
力される様に結線されている。
【表】
【表】 また各休符に対して設けられている休符情報指
定スイツチR1〜R5の他端並びにオア回路27
並びにインバータ29並びにアンド回路群26
は、各スイツチR1〜R5のいずれか一つを投入
設定すると、表(4)に示す様にアンド回路群26の
出力線OC1〜OC3,NC1〜NC4が全て論理値
“0”を出力する様に結線されている。
【表】 また次の音符が休符であることを示す休符指示
情報指定スイツチNRは、これを投入設定すると
オア回路28の出力線NRCから論理値“1”が
出力される様に結線されている。 以上の説明から明らかな様に、楽譜上の音符が
意味する発音時間が表(1)の時間情報によつて表示
され、楽符上の音符が意味する発生楽音の音高が
表(2)のオクターブ情報並びに表(3)の音名情報によ
つて表示される。ここで前記した様にオクターブ
情報と音名情報をあわせて音階情報と呼称する。
また楽符上の休符が意味する楽音発生の休止時間
が表(1)の時間情報で示され、この休止時間内は楽
音発生を確実に休止するため表(4)に示す様にオク
ターブ情報と音名情報と全て論理値“0”にして
いる。 また、以上の様にしてコード化された各種情報
の他に第1図に示した自動演奏装置1における楽
音形成装置15のエンベロープ波形発生器31,
32,33を制御するエンベロープ制御情報を出
力するため、図示しない適宜の電圧源に接続され
た可変抵抗群41が設けられており、この可変抵
抗群41はアナログ・デジタル変換器(以後A/
Dコンバータと称す)群42の入力側にそれぞれ
接続されいる。A/Dコンバータ群42によつて
コード化された可変抵抗器41の各出力がエンベ
ロープ制御情報として出力される。 以上の説明から明らかな様に、この入力装置1
3によれば、各種情報指定スイツチT〜T5,O
1〜O5,N1〜N12,R1〜R5,NRを適
宜に投入設定し可変抵抗群41を適宜に調整する
ことによつて、一つの楽音(楽譜上の音符)に関
する全ての情報(時間情報、音階情報、休符情
報、エンベロープ制御情報)をコード化して発生
することができる。 尚、この実施例では時間情報の最小単位を16分
音符とし、更に時間情報を16分音符から全音符ま
での5つに限定したが、この発明はこれに限定さ
れるものでなく、例えば時間情報の最小単位を64
分音符として更に各種付点音符等も時間情報とし
て出力する様に入力装置13を構成しても良い。 次に第1図に示したランダムアクセスメモリ1
2の詳細図を第5図に示し、更に詳細にランダム
アクセスメモリ12について説明する。 先ずランダムアクセスメモリ12への楽音情報
書き込み動作から説明する。第5図においてラン
ダムアクセスメモリ12の読み出し・書き出し指
定入力端子W/Rに論理値“1”が入力されてい
るとき、前記した様にランダムアクセスメモリ1
2は書き込み可能の状態にある。この状態の場合
には、アドレスジエネレータ10から出力される
アドレス信号ADi(i=1…n)によつて指定さ
れるアドレス(この実施例では1つのアドレスが
第5図のランダムアクセスメモリ12内に示す一
行の複数ビツトに相当する。)に入力装置13か
ら出力されるコード化された楽音情報(時間情
報、音階情報等)が書き込まれる。特に、ランダ
ムアクセスメモリ12の各アドレスにおける最終
ビツト※には、次のアドレスに書き込まれる楽音
情報が休符か否かを示す休符指示情報(第4図の
休符情報指定スイツチNRの投入により、入力装
置13の出力線NRCから出力される情報)が書
き込まれる。即ち、次の発生楽音が休符の場合に
はこの最終ビツトに論理値“1”が書き込まれ、
次の楽音が休符でない場合には論理値“0”が書
き込まれる。 前記した様にランダムアクセスメモリ12の書
き込み時には、手動操作アドレスジエネレータ制
御装置7を作動させ(第1図の手動・自動切換ス
イツチ6を固定接定Mに設定する。)、手動操作歩
進スイツチS2を投入設定することによつてアド
レスジエネレータ10のアドレス信号ADiの発生
を制御している。従つて、演奏者はこの手動操作
歩進スイツチS2を投入設定し更に入力装置13
の各種指定スイツチT1〜T5,O1〜O5,N
1〜N12,R1〜R12,NRを適宜投入設定
して可変抵抗群41を調整することにより、次々
と楽音情報をランダムアクセスメモリ12に書き
込むことが出来る。 以上に記述した操作によつてランダムアクセス
メモリ12に楽音情報を1曲分書き込み、更にこ
れを自動演奏する場合について説明する。第5図
において、ランダムアクセスメモリ12の書き込
み・読み出し指定入力端子W/Rに論理値“0”
が入力されているとき、前記した様にランダムア
クセスメモリ12は読み出し可能の状態にある。
また前記した様にアドレスジエネレータ10は読
み出し時には時間検出自動アドレスジエネレータ
制御装置8によつ自動制御される(第1図におい
て手動・自動切換スイツチ6を固定接点Aに投入
設定する。) 今、仮にランダムアクセスメモリ12のあるア
ドレスがアドレスジエネレータ10の出力するア
ドレス信号ADiによつて指定されたとする。この
ときランダムアクセスメモリ12は読み出し可能
の状態にあるため指定されたアドレスに記憶して
いる楽音情報を読み出す。読み出された楽音情報
のうち時間情報だけが第1図及び第5図に示す様
に時間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8
に入力され、残りの音階情報(オクターブ情報+
音名情報)と休止情報、エンベロープ制御情報が
それぞれラツチ回路43を介して、第1図に示す
D/Aコンバータ群14に入力される。D/Aコ
ンバータ群14によつてアナログ信号化された楽
音情報は適宜に楽音形成装置15の電圧制御型発
振器31a、電圧制御型フイルタ32a、電圧制
御形増幅器33a、エンベロープ発生器34a,
35a,36aに入力される。 また時間検出自動アドレスジエネレータ制御装
置8は上記時間情報を受けて、第1図に示す様に
その出力端子B2から時間信号TSを出力する。
この時間信号TSは楽音形成装置15のエンベロ
ープ波形発生器34,35,36の時間信号入力
端子Tに入力される。 従つて楽音形成装置15はD/Aコンバータ群
14によつてアドレス信号化された楽音情報と時
間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8の出
力する時間信号TSを受けて、ランダムアクセス
メモリ12に記憶されていた楽音情報を楽音信号
MW1として出力する。ランダムアクセスメモリ
12に記憶されていた時間情報により定まる一定
時間楽音信号MW1を出力すると、前記した様に
時間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8の
出力端子B1(第1図参照)からパネルが1つ発
生され、これがアドレスジエネレータ10に入力
されるため、アドレスジエネレータ10は次のア
ドレス信号ADiを出力する。従つて、ランダムア
クセスメモリ12の次のアドレスが指定され、以
後同様の楽音情報読み出し動作が繰り返し行われ
る。 ここで、ラツチ回路43はランダムアクセスメ
モリ12の各アドレスの最終ビツト※に論理値
“1”(休符指示情報)が記憶されている場合(即
ち、次のアドレスに記憶されている楽音情報が休
符の場合)に限つて作動するものであり、発生楽
音が休符の存在によつて急激に消滅するのを防止
するため1時的に楽音情報をラツチして、自然な
感じて除々に発生楽音を消滅させる機能を有して
いる。 第6図Aは第1図における手動操作アドレスジ
エネレータ制御装置7と時間検出自動アドレスジ
エネレータ制御装置8とアドレスジエネレータ1
0の詳細図である。 手動操作アドレスジエネレータ制御装置7はア
ツプ・ダウン指定スイツチS1と手動操作歩進ス
イツチS2によつて構成されている。アツプ・ダ
ウン指定スイツチS1の一端はアースされ、他端
は一方において抵抗を介して正電圧源+Vに接続
され他方においてアドレスジエネレータ10のカ
ウンタ101のアツプ・ダウン指定入力端子U/
Dに接続されている。また手動操作歩進スイツチ
S2は一方において正電圧源+Vに接続され、他
方においてコンデンサ71と抵抗72から成る微
分回路を介して手動・自動切換スイツチ6の固定
接点Mに接続されている。 スタートスイツチ3の一端はアースされ、その
他端は一方において抵抗を介して正電圧源+Vに
接続され他方において微分回路61の入力側とア
ドレスジエネレータ10のカウンタ101のリセ
ツト端子Rに接続されている。微分回路61の出
力側は遅延回路62とインバータ63を介してオ
ア回路5の第1の入力端子に接続されている。ま
たインバータ63の出力側はスイツチ65を介し
て時間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8
の発振器9のリセツト端子Rに接続されている。
オア回路5の第2の入力端子には手動・自動切換
スイツチ6の可動接点が接続されており、オア回
路5の出力側はカウンタ101の計数入力端子C
に接続されている。 アドレスジエネレータ10はカウンタ101と
デコーダ102で構成されており、カウンタ10
1の出力側はデコーダ102の入力側に接続され
ている。デコーダ102の出力側は、第1図に示
す様にランダムアクセスメモリ12のアドレス入
力側に接続されている。 時間検出自動アドレスジエネレータ制御装置8
は次の様に構成されている。クロツクパルスCP
を発生し可変抵抗81によつてその発振周波数を
調整することができる発振器9の出力側が、一方
において分周器82の入力側に接続され、他方に
おいてD型フリツプフロツプ88のリセツト端子
Rに接続されている。ここで発振器9の可変抵抗
81は電子楽器本体に設けられたニーレバ又はフ
ツトペダルによつて調整可能に形成されている。
分周器82の出力側はカウンタとデコーダの組合
せから成る計数回路83の計数入力端子Cに接続
されている。ここで計数回路83はその計数入力
端子Cに入力されるパルスCP′を順次計数し、そ
の計数値に対応した1本の出力線Ci(i=1、2
…n)に論理値“1”を出力する様に構成されて
いる。この実施例では、クロツクパルスCP′が16
分音符に相当する周期で出力される様に分周器8
2が形成されている。計数回路83の各出力線C
1〜Cnはリードオンリイメモリ84のアドレス
入力側に接続されており、リードオンリメモリイ
84の各出力線R1,R2〜Rnはそれぞれ図示
する様に対応するアンド回路AN1〜ANnの入力
側に接続されている。ここで、リードオンリイメ
モリ84は第6図Bに示すオア回路群と等価の機
能を有しており、計数回路83の各出力線Ciに出
力される論理値“1”に対応して出力線R1〜
Rnにそれぞれ表(5)及び第7A図に示す様な論理
値を出力する様に構成されている。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鍵盤部における押下鍵に対応した楽音信号を
    形成する手動演奏装置と、 記憶装置に記憶されている音符情報および音階
    情報からなる楽音情報を読み出し自動演奏用の楽
    音信号を形成する自動演奏装置と、 上記手動演奏装置に設けられ上記自動演奏装置
    の演奏速度および出力楽音信号を制御する演奏操
    作子と を含んでなる電子楽器装置。 2 押鍵状態を検出する第1の演奏操作子を有す
    る鍵盤部と、押下鍵に対応した楽音を形成する楽
    音形成装置とからなる手動演奏装置と、 記憶装置と、発振器の出力するクロツクパルス
    を時間規準にして上記記憶装置用のアドレス信号
    を発生するアドレスジエネレータと、上記記憶装
    置から読み出された楽音情報と上記手動演奏装置
    の鍵盤部に設けられた第1の演奏操作子の出力と
    を基にして楽音信号を形成する楽音形成装置とか
    らなる自動演奏装置と、 上記手動演奏装置に設けられ上記発振周期を調
    整する第2の演奏操作子と、 上記手動演奏装置に設けられ上記自動演奏装置
    の楽音形成装置から出力される楽音信号と上記手
    動演奏装置の楽音形成装置から出力される楽音信
    号の振幅を調整する第3の演奏操奏子と、 を含んでなる電子楽器装置。 3 押鍵状態を検出する第1の演奏操作子を有す
    る鍵盤部と、押下鍵に対応した楽音を形成する楽
    音形成装置とからなる手動演奏装置と、 書き込みと読み出しを行うことができるメモリ
    と、このメモリにアドレス信号を出力すアドレス
    ジエネレータと、上記メモリにコード化した音階
    情報および時間情報および休符情報を入力するた
    めの入力装置と、上記アドレスジエネレータを手
    動操作で制御しアドレス信号を発生させる第1の
    アドレスジエネレータ制御装置と、上記メモリの
    各アドレスから読み出される時間情報が指定する
    時間を発振器の出力するクロツクパルスを時間規
    準にして計数しこの計数値に従つて上記アドレス
    ジエネレータからアドレス信号を順次発生させる
    第2のアドレスジエネレータ制御装置と、上記メ
    モリから読み出される楽音情報と手動演奏装置の
    鍵盤部に設けられた第1の演奏操作子の出力とを
    基にして、楽音信号を形成する楽音形成装置から
    なる自動演奏装置と、 上記手動演奏装置に設けられ上記発振器の発振
    周期を調整可能な第2の演奏操作子と、 上記手動演奏装置に設けられ上記自動演奏装置
    の楽音形成装置から出力される楽音信号の振幅と
    上記手動演奏装置から出力される楽音信号の振幅
    を調整する第3の演奏操作子 を含んでなる電子楽器装置。
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