JPS647570B2 - - Google Patents
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- JPS647570B2 JPS647570B2 JP12405582A JP12405582A JPS647570B2 JP S647570 B2 JPS647570 B2 JP S647570B2 JP 12405582 A JP12405582 A JP 12405582A JP 12405582 A JP12405582 A JP 12405582A JP S647570 B2 JPS647570 B2 JP S647570B2
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、フイルムの製造方法に関するもので
ある。更に詳しくは、厚み振れの少ない熱可塑性
樹脂フイルムを、カレンダー成形法によつて製造
する方法に関するものである。
ある。更に詳しくは、厚み振れの少ない熱可塑性
樹脂フイルムを、カレンダー成形法によつて製造
する方法に関するものである。
カレンダー成形法でフイルムを製造する場合、
カレンダー装置のロール上で加熱混練した後、ロ
ールで圧延し、延伸、冷却して所定の厚さのフイ
ルムとし、スリツターで所定の巾に加工後、巻取
装置で巻取りフイルムロールとしている。
カレンダー装置のロール上で加熱混練した後、ロ
ールで圧延し、延伸、冷却して所定の厚さのフイ
ルムとし、スリツターで所定の巾に加工後、巻取
装置で巻取りフイルムロールとしている。
前記フイルムの製作において、フイルムの一方
の端から他方の端まで均一な厚さにすることは、
極めて困難である。通常、フイルムは巾方向につ
いて厚みを測定すると、薄かつたり厚かつたり等
の厚みの変化が現われる。このため、このような
厚みムラのあるフイルムは巻いてロールとして
も、巻きロールの直径にバラツキのある不良製品
となつてしまう。
の端から他方の端まで均一な厚さにすることは、
極めて困難である。通常、フイルムは巾方向につ
いて厚みを測定すると、薄かつたり厚かつたり等
の厚みの変化が現われる。このため、このような
厚みムラのあるフイルムは巻いてロールとして
も、巻きロールの直径にバラツキのある不良製品
となつてしまう。
カレンダー成形法によるフイルムの厚さ変化
は、カレンダー装置の最後から2番目のロールと
最後のロールとの間の、間隔調整不足によるか、
ロール間隔以外の他の機械的な部分の不備による
か、ロール間隔から吐出される樹脂量の変化によ
るか、もしくはロール表面の温度ムラにより発生
するものと考えられる。
は、カレンダー装置の最後から2番目のロールと
最後のロールとの間の、間隔調整不足によるか、
ロール間隔以外の他の機械的な部分の不備による
か、ロール間隔から吐出される樹脂量の変化によ
るか、もしくはロール表面の温度ムラにより発生
するものと考えられる。
上記現象により発生するフイルム厚みの不均一
な部分を均一なものに修正するために従来から知
られている方法としては、次のような方法があ
る。
な部分を均一なものに修正するために従来から知
られている方法としては、次のような方法があ
る。
(イ) 種々のフイルム厚さ測定装置で厚さを測定
し、その測定値と作業員の経験から不均一部を
補正するよう、カレンダーロールに供給する樹
脂量、樹脂温度、ロール温度、ロール間隔、延
伸量、冷却条件等を調整する方法。
し、その測定値と作業員の経験から不均一部を
補正するよう、カレンダーロールに供給する樹
脂量、樹脂温度、ロール温度、ロール間隔、延
伸量、冷却条件等を調整する方法。
(ロ) 種々のフイルム厚さ測定装置で厚さを測定
し、その測定値を、ロール間隔の調節装置、中
心において片方のロールを曲げる(ロールベン
デイング)装置等にフイードバツクして、フイ
ルムの厚さを調整する方法。
し、その測定値を、ロール間隔の調節装置、中
心において片方のロールを曲げる(ロールベン
デイング)装置等にフイードバツクして、フイ
ルムの厚さを調整する方法。
しかしながら、上記(イ)の方法は、熟練した作業
員による常時監視が必要となる。最近、熟練した
作業員は不足気味であり、この方法には永続性が
ない。
員による常時監視が必要となる。最近、熟練した
作業員は不足気味であり、この方法には永続性が
ない。
他方、(ロ)の方法は(イ)の方法より実用的である
が、次のような欠点がある。すなわち、例えば、
ベーター線厚み計(ベーターゲージ)を使つてフ
イルムの厚さを測定する場合、厚さ測定装置はフ
イルムの巾方向に移動しながらフイルムの各位置
を測定するが、フイルムは長手方向に移動してお
り、測定で得られる厚さは、巾方向の厚さ変化だ
けでなく、長手方向の厚さ変化も含んだ値になつ
ている。したがつて、この測定結果に基づくデー
タをカレンダー装置にフイードバツクして調整し
ても、フイルムの厚さは均一に補正されず、調整
前よりも悪い結果がでることもあるという欠点が
あつた。フイルムの製造速度(ラインスピード)
が大きいときは、上のような問題がおこりやす
く、信頼性が極めて低かつた。
が、次のような欠点がある。すなわち、例えば、
ベーター線厚み計(ベーターゲージ)を使つてフ
イルムの厚さを測定する場合、厚さ測定装置はフ
イルムの巾方向に移動しながらフイルムの各位置
を測定するが、フイルムは長手方向に移動してお
り、測定で得られる厚さは、巾方向の厚さ変化だ
けでなく、長手方向の厚さ変化も含んだ値になつ
ている。したがつて、この測定結果に基づくデー
タをカレンダー装置にフイードバツクして調整し
ても、フイルムの厚さは均一に補正されず、調整
前よりも悪い結果がでることもあるという欠点が
あつた。フイルムの製造速度(ラインスピード)
が大きいときは、上のような問題がおこりやす
く、信頼性が極めて低かつた。
本発明者らは、フイルム製造速度(ラインスピ
ード)が大きいカレンダー成形法における上記の
問題を排除し、厚み振れの少ないフイルムの製造
方法を提供すべく鋭意検討した結果、本発明を完
成するに至つたものである。
ード)が大きいカレンダー成形法における上記の
問題を排除し、厚み振れの少ないフイルムの製造
方法を提供すべく鋭意検討した結果、本発明を完
成するに至つたものである。
しかして本発明の要旨とするところは、少なく
とも3本のロールからなるカレンダー装置を使用
してフイルムを製造するにあたり最後または最後
から2番目の圧延ロールには、このロール表面に
沿い、一定の間隔をおいて複数個の空気吹きつけ
ノズルを、各々のノズルを独立に制御可能に配置
し、熱可塑性樹脂をフイルム状に圧延し、冷却し
たのち巻取装置で巻き取り、巻き取り完了後のフ
イルムロールの直径分布を検出し、この検出した
直径分布に対応して、前記空気吹きつけ量を調整
することを特徴とするフイルムの製造方法に存す
る。
とも3本のロールからなるカレンダー装置を使用
してフイルムを製造するにあたり最後または最後
から2番目の圧延ロールには、このロール表面に
沿い、一定の間隔をおいて複数個の空気吹きつけ
ノズルを、各々のノズルを独立に制御可能に配置
し、熱可塑性樹脂をフイルム状に圧延し、冷却し
たのち巻取装置で巻き取り、巻き取り完了後のフ
イルムロールの直径分布を検出し、この検出した
直径分布に対応して、前記空気吹きつけ量を調整
することを特徴とするフイルムの製造方法に存す
る。
以下、本発明方法を図面に基づいて詳細に説明
するが、本発明は以下の例に限定されるものでは
ない。
するが、本発明は以下の例に限定されるものでは
ない。
第1図は、本発明の実施に際して、採用される
装置の一例の概略図、第2図〜第4図はカレンダ
ー装置におけるロール組み合せの他の例を示す概
略図、第5図はロールの表面に空気を吹きつける
空気吹き付けノズルの概略図、第6図はフイルム
ロールの直径分布を測定する測置の概略図であ
る。
装置の一例の概略図、第2図〜第4図はカレンダ
ー装置におけるロール組み合せの他の例を示す概
略図、第5図はロールの表面に空気を吹きつける
空気吹き付けノズルの概略図、第6図はフイルム
ロールの直径分布を測定する測置の概略図であ
る。
図において、1,21,31,41,51はそ
れぞれ最終ロール、2,22,32,42,52
はそれぞれ第2ロール、3,23,33,43,
53はそれぞれ第3ロール、4,34,44,4
5,54はそれぞれ前段ロール、5,6,7はそ
れぞれテイクオフロール、8は冷却ゾーン、9は
両耳切り装置、10,10′,62はそれぞれフ
イルムロール、11は直径測定器、12は演算回
路、13は増巾器、14は設定指令信号インプツ
ト用端末機、15は設定指令信号の増巾器、16
は演算装置、17は操作装置、18,58はそれ
ぞれブロアー、19,59はそれぞれ流量制御
弁、20,60はそれぞれ空気吹きつけノズル、
25は熱可塑性樹脂材料、55は導管、61は巻
芯、63は押さえロール、64は差動トランスを
示す。
れぞれ最終ロール、2,22,32,42,52
はそれぞれ第2ロール、3,23,33,43,
53はそれぞれ第3ロール、4,34,44,4
5,54はそれぞれ前段ロール、5,6,7はそ
れぞれテイクオフロール、8は冷却ゾーン、9は
両耳切り装置、10,10′,62はそれぞれフ
イルムロール、11は直径測定器、12は演算回
路、13は増巾器、14は設定指令信号インプツ
ト用端末機、15は設定指令信号の増巾器、16
は演算装置、17は操作装置、18,58はそれ
ぞれブロアー、19,59はそれぞれ流量制御
弁、20,60はそれぞれ空気吹きつけノズル、
25は熱可塑性樹脂材料、55は導管、61は巻
芯、63は押さえロール、64は差動トランスを
示す。
本発明においては、少なくとも3本のロールか
らなるカレンダー装置を用いる。カレンダー装置
のロール組み合せ例は、第1図に例示したような
逆L型、第2図に示したようなI型、第3図に示
したようなL型、第4図に示したような乙型等が
あげられる。
らなるカレンダー装置を用いる。カレンダー装置
のロール組み合せ例は、第1図に例示したような
逆L型、第2図に示したようなI型、第3図に示
したようなL型、第4図に示したような乙型等が
あげられる。
本発明においては、少なくとも3本の圧延ロー
ルからなるカレンダー装置の最後または最後から
2番目のロールには、このロール表面に沿い、一
定の間隔をおいて複数個の空気吹きつけノズル
を、各々のノズルを独立に制御可能に配置してお
く。
ルからなるカレンダー装置の最後または最後から
2番目のロールには、このロール表面に沿い、一
定の間隔をおいて複数個の空気吹きつけノズル
を、各々のノズルを独立に制御可能に配置してお
く。
第5図には、圧延ロールの最後から2番目のロ
ールの表面に、空気を吹きつける空気吹きつけノ
ズルの概略図を示した。空気吹きつけノズル60
は、第2ロール52の表面から所定の間隔をおい
て、かつ、このロール表面に沿い、一定の間隔を
おいて配置されている。空気吹きつけノズル60
は、導管61によつてブロアー58につながれて
いる。更に、導管の途中(空気吹き付けノズル6
0とブロアー58との間)には、各々独立に制御
可能な流量制御弁が設置されている。
ールの表面に、空気を吹きつける空気吹きつけノ
ズルの概略図を示した。空気吹きつけノズル60
は、第2ロール52の表面から所定の間隔をおい
て、かつ、このロール表面に沿い、一定の間隔を
おいて配置されている。空気吹きつけノズル60
は、導管61によつてブロアー58につながれて
いる。更に、導管の途中(空気吹き付けノズル6
0とブロアー58との間)には、各々独立に制御
可能な流量制御弁が設置されている。
上述のカレンダー装置を用いて、熱可塑性樹脂
をフイルム化するには、常法に従い、熱可塑性樹
脂をロール上で混練し、フイルム状に圧延し、冷
却したのち巻取装置で巻取る。
をフイルム化するには、常法に従い、熱可塑性樹
脂をロール上で混練し、フイルム状に圧延し、冷
却したのち巻取装置で巻取る。
本発明においては、巻取り完了後のフイルムロ
ールの直径分布を検出し、この検出した直径分布
に対応して、前記空気吹きつけノズルからの空気
吹きつけ量を調整する。
ールの直径分布を検出し、この検出した直径分布
に対応して、前記空気吹きつけノズルからの空気
吹きつけ量を調整する。
フイルムの直径分布を検出するには、第6図に
概略図として一例を示したような、フイルムロー
ル直径測定器を用いるのがよい。第6図に示した
例は、フイルムロールを、中心軸を通り長さ方向
に沿つて切断した際にあらわれる線上に、押さえ
ロール63,63をフイルムロールをはさんで対
向させて配置し、対向させた状態で第6図点線に
沿つて、往復させる。この際フイルムロールの直
径は、押さえロール63の軸を差動トランス64
につなぐことによつて、検出することができる。
概略図として一例を示したような、フイルムロー
ル直径測定器を用いるのがよい。第6図に示した
例は、フイルムロールを、中心軸を通り長さ方向
に沿つて切断した際にあらわれる線上に、押さえ
ロール63,63をフイルムロールをはさんで対
向させて配置し、対向させた状態で第6図点線に
沿つて、往復させる。この際フイルムロールの直
径は、押さえロール63の軸を差動トランス64
につなぐことによつて、検出することができる。
フイルムロール直径測定器は、一組でもよいが
二組以上配置することができる。二組以上配置す
る場合は、フイルムロール上で往復運動させる場
合に、相互に衝突しないように、配置位置を変え
るのがよい。
二組以上配置することができる。二組以上配置す
る場合は、フイルムロール上で往復運動させる場
合に、相互に衝突しないように、配置位置を変え
るのがよい。
フイルムロール直径分布測定装置11で測定し
た信号は、演算する積分回路と割算回路等からな
る演算回路12に送る。演算回路12よりの信号
は、増巾器13によつて増巾し、増巾器13の出
力信号は、演算装置16に入力する。
た信号は、演算する積分回路と割算回路等からな
る演算回路12に送る。演算回路12よりの信号
は、増巾器13によつて増巾し、増巾器13の出
力信号は、演算装置16に入力する。
フイルムの巻芯えの巻き数とフイルムロールの
直径との関係を、前もつて計算又は実測してお
き、これを設定指令信号入力端末機14より入力
し、この信号を増巾器15によつて増巾する。こ
の増巾器15からの信号と、直径測定器11によ
る実測にもとづく増巾器13からの信号を、演算
装置16で比較演算させる。演算装置16による
演算結果を補正信号として操作装置17に入力
し、これによつて流量調節弁19を調整し、最後
から2番目のロール表面の必要個所に、空気を吹
きつける。
直径との関係を、前もつて計算又は実測してお
き、これを設定指令信号入力端末機14より入力
し、この信号を増巾器15によつて増巾する。こ
の増巾器15からの信号と、直径測定器11によ
る実測にもとづく増巾器13からの信号を、演算
装置16で比較演算させる。演算装置16による
演算結果を補正信号として操作装置17に入力
し、これによつて流量調節弁19を調整し、最後
から2番目のロール表面の必要個所に、空気を吹
きつける。
例えば、フイルムの厚さが部分的に急激に薄く
なつた場合は、この現象をフイルムロールの直径
測定器11によつて検出し、この検出信号は演算
回路12、増巾器13を経由して演算装置16に
送られる。他方、演算装置16では、実測値が目
標値と比較演算され、演算結果は補正信号として
操作装置17に入力され、フイルムの厚さが薄く
なつた部分に対応するロール部分に空気を吹きつ
け、ロール表面のこの部分を冷やし、フイルム厚
さが大きくなるように働くものである。
なつた場合は、この現象をフイルムロールの直径
測定器11によつて検出し、この検出信号は演算
回路12、増巾器13を経由して演算装置16に
送られる。他方、演算装置16では、実測値が目
標値と比較演算され、演算結果は補正信号として
操作装置17に入力され、フイルムの厚さが薄く
なつた部分に対応するロール部分に空気を吹きつ
け、ロール表面のこの部分を冷やし、フイルム厚
さが大きくなるように働くものである。
ロール表面に吹きつける空気は、上の場合は常
温付近の温度がよいが、この温度に限られるもの
ではなく、あらかじめロール温度以下の所定の温
度に加温または冷却しておいてもよい。
温付近の温度がよいが、この温度に限られるもの
ではなく、あらかじめロール温度以下の所定の温
度に加温または冷却しておいてもよい。
本発明方法に従つて連続して製造した軟質配合
ポリ塩化ビニルフイルムのフイルムロール(巻芯
直径72mm、フイルムロール直径約440mm、フイル
ム巾3000mm)60本につき、フイルム巾方向の直径
をフイルムロール一本当り20個所測定し、最大値
と最小値との差を求めて横軸とし、その出現度数
を縦軸として第7図に示した。
ポリ塩化ビニルフイルムのフイルムロール(巻芯
直径72mm、フイルムロール直径約440mm、フイル
ム巾3000mm)60本につき、フイルム巾方向の直径
をフイルムロール一本当り20個所測定し、最大値
と最小値との差を求めて横軸とし、その出現度数
を縦軸として第7図に示した。
また。従来法によりフイルム厚さを手動によつ
て調節しつつ、軟質配合ポリ塩化ビニルのフイル
ムロール(上と同じ大きさのもの)を連続して60
本製造し、これらロールにつき上と同様にフイル
ムロールの直径を測定し、最大値と最小値との差
(横軸に示す)を求め、その出現度数(縦軸に示
す)を第8図に示した。
て調節しつつ、軟質配合ポリ塩化ビニルのフイル
ムロール(上と同じ大きさのもの)を連続して60
本製造し、これらロールにつき上と同様にフイル
ムロールの直径を測定し、最大値と最小値との差
(横軸に示す)を求め、その出現度数(縦軸に示
す)を第8図に示した。
第7図及び第8図より、本発明方法によるとき
は、フイルムロールの直径差の振れが小さくなる
ことが、明らかである。
は、フイルムロールの直径差の振れが小さくなる
ことが、明らかである。
本発明は、次のような特別に顕著な効果を奏
し、その工業上の利用価値は極めて大である。
し、その工業上の利用価値は極めて大である。
(1) フイルムの製造工程において、圧延、冷却、
巻取、その他の因子により発生するフイルム厚
さの変化を最終工程終了後の巻取フイルムロー
ルの直径分布から直径測定器により検出し、空
気吹きつけノズルの流量制御弁設定信号に対し
て補正信号を送ることにより、フイルム厚さを
均一になるように調整できる。このため、変化
に対して早く対応でき、各要因を全部含んだ最
終状態における測定値により補正するので、操
作が正確にできる。
巻取、その他の因子により発生するフイルム厚
さの変化を最終工程終了後の巻取フイルムロー
ルの直径分布から直径測定器により検出し、空
気吹きつけノズルの流量制御弁設定信号に対し
て補正信号を送ることにより、フイルム厚さを
均一になるように調整できる。このため、変化
に対して早く対応でき、各要因を全部含んだ最
終状態における測定値により補正するので、操
作が正確にできる。
(2) また、フイルムの巾方向に対してフイルムロ
ールの直径、分布を測定するため、巾方向の各
位置単位の測定ができ、従来の厚み測定のよう
な不要な要因を含まないため、精度よく検出で
き、空気吹きつけノズルから、実際に必要とし
ている量だけの空気を自動的に吹きつけること
により、正確に均一な厚さのフイルムを製造す
ることができる。
ールの直径、分布を測定するため、巾方向の各
位置単位の測定ができ、従来の厚み測定のよう
な不要な要因を含まないため、精度よく検出で
き、空気吹きつけノズルから、実際に必要とし
ている量だけの空気を自動的に吹きつけること
により、正確に均一な厚さのフイルムを製造す
ることができる。
(3) 同時に、巻取フイルムロールの直径を管理す
ることにもなり、直径分布ムラのない均一な直
径のフイルムロールが得られる。
ることにもなり、直径分布ムラのない均一な直
径のフイルムロールが得られる。
第1図は、本発明の実施に際して採用される装
置の一例の概略図、第2図〜第4図はカレンダー
装置におけるロール組み合せの他の例を示す概略
図、第5図はロールの表面に空気を吹きつける空
気吹きつけノズルの概略図、第6図はフイルムロ
ールの直径分布を測定する装置の概略図、第7図
は本発明方法によつて連続的に製造した軟質配合
ポリ塩化ビニルフイルムのフイルムロール60本に
つきフイルム巾方向に直径を測定し、最大値と最
少値との差を求めて横軸とし、その出現度数を縦
軸として図示したもの、第8図は従来法により製
造したフイルムロール60本についての第7図と同
様のものをそれぞれ示す。 図において、1,21,31,41,51はそ
れぞれ最終ロール、2,22,32,42,52
はそれぞれ第2ロール、3,23,33,43,
53はそれぞれ第3ロール、4,34,44,4
5,54をそれぞれ前段ロール、5,6,7はそ
れぞれテイクオフロール、8は冷却ゾーン、9は
両耳切り装置、10,10′,62はそれぞれフ
イルムロール、11は直径測定器、12は演算回
路、13は増巾器、14は設定指令インプツト用
端末機、15は設定指令信号の増巾器、16は演
算装置、17は操作装置、18,58はそれぞれ
ブロアー、19,59はそれぞれ流量制御弁、2
0,60はそれぞれ空気吹きつけノズル、25は
熱可装性樹脂材料、55は導管、61は巻芯、6
3は押さえロール、64は差動トランスを示す。
置の一例の概略図、第2図〜第4図はカレンダー
装置におけるロール組み合せの他の例を示す概略
図、第5図はロールの表面に空気を吹きつける空
気吹きつけノズルの概略図、第6図はフイルムロ
ールの直径分布を測定する装置の概略図、第7図
は本発明方法によつて連続的に製造した軟質配合
ポリ塩化ビニルフイルムのフイルムロール60本に
つきフイルム巾方向に直径を測定し、最大値と最
少値との差を求めて横軸とし、その出現度数を縦
軸として図示したもの、第8図は従来法により製
造したフイルムロール60本についての第7図と同
様のものをそれぞれ示す。 図において、1,21,31,41,51はそ
れぞれ最終ロール、2,22,32,42,52
はそれぞれ第2ロール、3,23,33,43,
53はそれぞれ第3ロール、4,34,44,4
5,54をそれぞれ前段ロール、5,6,7はそ
れぞれテイクオフロール、8は冷却ゾーン、9は
両耳切り装置、10,10′,62はそれぞれフ
イルムロール、11は直径測定器、12は演算回
路、13は増巾器、14は設定指令インプツト用
端末機、15は設定指令信号の増巾器、16は演
算装置、17は操作装置、18,58はそれぞれ
ブロアー、19,59はそれぞれ流量制御弁、2
0,60はそれぞれ空気吹きつけノズル、25は
熱可装性樹脂材料、55は導管、61は巻芯、6
3は押さえロール、64は差動トランスを示す。
Claims (1)
- 1 少なくとも3本のロールからなるカレンダー
装置を使用してフイルムを製造するにあたり、最
後または最後から2番目の圧延ロールには、この
ロール表面に沿い、一定の間隔をおいて複数個の
空気吹きつけノズルを、各々のノズルを独立に制
御可能に配置し、熱可塑性樹脂をフイルム状に圧
延し、冷却したのち巻取装置で巻き取り、巻き取
り完了後のフイルムロールの直径分布を検出し、
この検出した直径分布に対応して、前記空気吹き
つけ量を調整することを特徴とするフイルムの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12405582A JPS5914929A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | フイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12405582A JPS5914929A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | フイルムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5914929A JPS5914929A (ja) | 1984-01-25 |
JPS647570B2 true JPS647570B2 (ja) | 1989-02-09 |
Family
ID=14875851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12405582A Granted JPS5914929A (ja) | 1982-07-16 | 1982-07-16 | フイルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914929A (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5693520A (en) * | 1979-12-27 | 1981-07-29 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | Forming method by calender |
-
1982
- 1982-07-16 JP JP12405582A patent/JPS5914929A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5914929A (ja) | 1984-01-25 |
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