JPH0618733B2 - ゴムシ−トの厚さ制御方法 - Google Patents

ゴムシ−トの厚さ制御方法

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JPH0618733B2
JPH0618733B2 JP62201810A JP20181087A JPH0618733B2 JP H0618733 B2 JPH0618733 B2 JP H0618733B2 JP 62201810 A JP62201810 A JP 62201810A JP 20181087 A JP20181087 A JP 20181087A JP H0618733 B2 JPH0618733 B2 JP H0618733B2
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JP
Japan
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thickness
rubber sheet
calender roll
transfer line
gauge
Prior art date
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JP62201810A
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JPS6445613A (en
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正武 蓮見
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴムシートの厚さ制御方法に係わり、更に
詳しくはカレンダーロール装置と巻取り機との間の移送
ラインに配設された複数の厚さ計によりゴムシートの厚
さを測定して、演算装置により変化率を求め、この変化
率に基づいて均一なゴムシートとなるようにカレンダー
ロールの間隙を制御するゴムシートの厚さ制御方法に関
するものである。
〔従来技術〕
従来、カレンダーロール装置によりゴムシートを成形す
る工程では、例えば第1図に示すように、成形されたゴ
ムシートWの厚さを測定し、カレンダーロール1aの間
隙を調整するため、カレンダーロール装置1の後方近傍
に、例えばX線厚さ計、γ線厚さ計,電磁式厚さ計,レ
ーザ式厚さ計,ダイヤルゲージ式厚さ計等の厚さ計2を
設置して測定しているのが一般的である。
このように、厚さ計2をカレンダーロール装置1の後方
近傍に設置する理由は、ゴムシートWの厚さは、カレン
ダーロール1aの温度、カレンダーフレームの熱膨張、
ゴム生地の粘度、ゴム生地の温度、山ゴムの量等によっ
て変動するため、その変動をできるだけ早く把握し、カ
レンダーロール1aの間隙調整機構3にフィードバック
するために、厚さ計2はカレンダーロール装置1に近傍
にして設ける必要があるからである。
ところが、カレンダーされたゴムシートWは、その後の
冷却槽4に設けた冷却装置4a(冷水シャワー式、水槽
式、冷エアー吹付式、クーリングドラム式、クーリング
コンベア式)や、図示しない検尺器、切断機、及び巻取
り機5等の工程を経るのが通例であり、この移送ライン
Xは、大掛かりな場合には100mにも及ぶものも珍し
くなく、移送中の変形を無視することができない。
即ち、カレンダーロール間隙通過時に受けた歪みの在留
応力による収縮、ゴムシートWの自重による伸び、巻取
り機張力による伸び等によりゴムシートWの厚さは変化
する。この変化は一様ではなく、ゴムシートWの部分部
分で異なり、またゴムの材質や厚さによっても変化す
る。
このため、厚さ計2による測定値と実際に巻取る仕上り
品の厚さとが一致しないので、厚さ計2を有効に使用す
ることができず、均一な厚さのゴムシートWを製造する
ことが難しいと言う問題があった。
このような問題を解決する対策として、カレンダーロー
ル装置1の後方と、巻取り機5直前との二箇所に厚さ計
を設けることが考えられるが、しかし厚さ計を二箇所に
設けてもゴムシートのある部分が最初の厚さ計を通過し
た時の厚さが巻取り時にどのように変化するのか二番目
の厚さ計を通過するまで判らないので、結局はゴムシー
トの厚さが変動しても均一な仕上がり厚さを得るように
制御することは非常に難しいと言う問題があった。
〔発明の目的〕
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その目的とするところはカレンダーロール装置
と巻取り機との間の移送ラインに配設された複数の厚さ
計により測定した測定値を演算装置により処理して移送
ラインでのゴムシートの厚さの変化率を求めてカレンダ
ーロールの間隙を調整することにより、ゴムシートの厚
さのバラツキを減少させて均一な厚さのゴムシートを製
造できるように制御するゴムシートの厚さ制御方法を提
供するものである。
〔発明の構成〕
この発明は上記目的を達成するため、カレンダーロール
装置により成形されるゴムシートの厚さを、カレンダー
ロール装置の後方近傍と、巻取り機直前との間のゴムシ
ートの移送ラインに配設された複数の厚さ計により測定
し、これらの厚さ計の測定値を演算装置により処理して
移送ラインに於けるゴムシートの厚さの変化率を求め、
この変化率に基づいてカレンダーロール間隙の調整量を
決定すると共に、間隙調整量をカレンダーロールの調整
機構にフィードバックしてゴムシートの厚さ調整の制御
を行い、厚さのバラツキの少ない均一な厚さのゴムシー
トを製造し、製品品質の向上を図ることが出来るように
したことを要旨とするものである。
〔発明の実施例〕
以下添付図面に基いて、この発明の実施例を説明する。
なお、以下の説明で、上記従来例と同一構成要素は同一
符号を付して説明する。
第2図は、この発明を実施したゴムシートWの厚さ制御
を行う装置の概略構成図を示し、1は3本のカレンダー
ロール1aを組み合わせて成るカレンダーロール装置、
5は巻取り機であって、このカレンダーロール装置1と
巻取り機5との間のゴムシートWの移送ラインXには、
冷却槽4に設けた冷却装置4a(冷水シャワー式、水槽
式、冷エアー吹付式、クーリングドラム式、クーリング
コンベア式)や、図示しない検尺器、切断機等が設けら
れ、前記カレンダーロール装置1の後方近傍と、巻取り
機5直前との間には、ゴムシートWの厚さを測定する厚
さ計6a,6b(例えばX線厚さ計、γ線厚さ計,電磁
式厚さ計,レーザー式厚さ計,ダイヤルゲージ式厚さ計
等)が設置されている。
前記ゴムシートWの厚さを測定する厚さ計6a,6b
は、演算処理装置7に接続され、この演算処理装置7か
らの出力信号によりカレンダーロール1a間隙の調整量
を調整する調整機構8が作動するように構成されてい
る。
次に、この発明の原理を、第3図及び第4図を参照しな
がら簡単に説明する。
なお、以下の説明はあくまでもこの発明の原理であり、
具体的には種々の要件を付加して計算する必要がある。
まず、成形の目的とするゴムシートWの厚さをTとし、
第1番目の厚さ計6aによる任意位置の単位部分iのゴ
ムシートWの厚さ測定値を(t)i、第2番目の厚さ
計6aによる任意位置の単位部分iのゴムシートWの厚
さ測定値を(t)iとした場合、移送ラインX中のゴ
ムシートWの厚さ変化率(f)は、以下の式により求め
ることが出来る。
f=(t)i/(t)i 次に、調整量を(Δt)i,この結果の変化量を(Δ
)iとすれば、 〔(t)i+(Δt)i〕×f= 〔(t)i+(Δt)i〕=T (Δt)i=T/f−(t)i 但し、iの部分が第1番目の厚さ計6aを通過した段階
では、(t)iは未だ判っていないので、fの値は統
計的に求めなければならない。
このような原理により、ゴムシートWの厚さの変化とカ
レンダーロール1aの間隙調整量をグラフに表すと、第
4図のようになり、例えば目的とするゴームシートWの
厚さTを5mmとした場合、第1番目の厚さ計6aによる
厚さ測定値が4.9mmで、第2番目の厚さ計6aによる
測定値が4.8mmであった場合には、予め巻取り機5に
おいて5mm厚さのゴムシートWとするためには、移送ラ
イン中のゴムシートWの変化率を統計的に求めて、その
変化を予測してカレンダーロール1aの間隙調整量を補
正しておけば、巻取り機5に於けるゴムシートWの厚さ
を設定厚さのゴムシートWにすることが可能である。
次に、上記の原理を用いてゴムシートWの厚さ制御方法
を説明する。
まずカレンダーロール1aにより成形されるゴムシート
Wの厚さを、カレンダーロール装置1の後方近傍と、巻
取り機5直前との間のゴムシート移送ラインXに配設さ
れた厚さ計6aと6bにより連続的に測定する。
そして、これらの厚さ計6a,6bの測定値を演算処理
装置7に順次入力し、この測定値を処理して移送ライン
Xに於けるゴムシートWの厚さの変化率(f)を求め
る。
そして、この変化率(f)に基づいてカレンダーロール
1a間隙の調整量を決定すると共に、間隙調整量をカレ
ンダーロール1aの調整機構8にフィードバックしてゴ
ムシートWの厚さ調整の制御を行うことにより、巻取り
機5では常に一定の厚さのゴムシートWを巻取ることが
出来るのである。
即ち、上記の原理を用いて説明すれば、厚さ計6a,6
bの測定値から変化率f(f=(t)i/(t
i)を統計的に求め、ゴムシートW中の任意の測定単位
部分で、厚さ計6aにおける測定値に対応する厚さ計6
bにおける厚さを予測し、次いで本来目標とするゴムシ
ートWの厚さTとの差を補正するために、カレンダーロ
ール1aの間隙調整量を決定し、調整機構8にフィード
バックするのである。
このような制御を連続的に行うことにより、一定の仕上
がり厚さが得られるようにカレンダーロール1aの間隙
を連続的に制御することが出来る。
なお、上記の演算処理装置7としては、マイクロコンピ
ュータを使用して行うことが出来、厚さ計6a,6b
は、マイクロコンピュータへ測定値を出力することが出
来るものであれば任意の形式のものを使用することが可
能である。
また、この発明はカレンダーによるゴムシートWの成形
だけでなく、ゴムと布積層体の成形あるいは押出機によ
るゴムシートの成形などにも応用可能であることは言う
までもなく、またシート幅の測定についても応用出来
る。
また、この発明では厚さ計6a,6bを、カレンダーロ
ール装置1の後方近傍と、巻取り機5直前とに2台設置
させてあるが、これに限定されず、移送ラインXに更に
台数を増加させて測定することも可能であり、これによ
り更に精度の高い厚さ制御を行うことが可能である。
〔発明の効果〕
この発明は、上記のようにカレンダーロール装置により
成形されるゴムシートの厚さを、カレンダーロール装置
の後方近傍と、巻取り機直前との間のゴムシート移送ラ
インに配設された複数の厚さ計により測定し、これらの
厚さ計の測定値を演算装置により処理して移送ラインに
於けるゴムシートの厚さの変化率を求め、この変化率に
基づいてカレンダーロール間隙の調整量を決定すると共
に、間隙調整量をカレンダーロールの調整機構にフィー
ドバックしてゴムシートの厚さ調整の制御を行うように
したので、ゴムシートの厚さのバラツキを減少させて均
一な厚さのゴムシートを製造でき、ゲージダウンが可能
となることから材料費を低減することが出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のゴムシートの厚さ制御を行う装置の概略
構成図、第2図はこの発明を実施したゴムシートの厚さ
制御を行う装置の概略構成図、第3図及び第4図は、ゴ
ムシートの厚さ制御を行う原理を説明するための説明図
である。 1……カレンダーロール装置、1a……カレンダーロー
ル、5……巻取り機、6a,6b……厚さ計、7……演
算処理装置、8……調整機構、 W……ゴムシート、X……移送ライン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カレンダーロール装置により成形されるゴ
    ムシートの厚さを、カレンダーロール装置の後方近傍
    と、巻取り機直前との間のゴムシート移送ラインに配設
    された複数の厚さ計により測定し、これらの厚さ計の測
    定値を演算装置により処理して移送ラインに於けるゴム
    シートの厚さの変化率を求め、この変化率に基づいてカ
    レンダーロール間隙の調整量を決定すると共に、間隙調
    整量をカレンダーロールの調整機構にフィードバックし
    てゴムシートの厚さ調整の制御を行うことを特徴とする
    ゴムシートの厚さ制御方法。
JP62201810A 1987-08-14 1987-08-14 ゴムシ−トの厚さ制御方法 Expired - Lifetime JPH0618733B2 (ja)

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JP5638233B2 (ja) * 2009-12-16 2014-12-10 株式会社ブリヂストン ゴムシートの成形装置及び成形方法
JP2013003117A (ja) * 2011-06-22 2013-01-07 Yokohama Rubber Co Ltd:The シート状材料の厚さ測定方法およびシート状材料の搬送装置
JP6429375B2 (ja) * 2014-10-16 2018-11-28 株式会社Ihi カレンダ装置

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