JP2945749B2 - フィルムシートのプロファイル制御方法 - Google Patents

フィルムシートのプロファイル制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、押出口にTダイを使用した押出成形機に
よって成形するフィルムシートの幅方向における厚さを
制御する方法に係り、特に走査式厚さ計で測定されるフ
ィルムシートのプロファイルデータの測定点に対応する
ダイボルト位置の割付け設定を精度良く行う制御方法に
関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種のフィルムシートにおける平均厚さの
制御方法として。フィルムシートの送出方向(Machine
Direction)に対する厚さ制御(MD制御という)と、フ
ィルムシートの幅方向(Cross Direction)に対する厚
さ制御(CDプロファイル制御という)とが知られてい
る。そして、これらMD制御とCDプロファイル制御とはセ
ンサ(走査式厚さ計)を使用して同時に行われる。
この種のフィルムシートの成形プロセスにおいて、金
型(Tダイという)押出口から押出されたフィルムシー
トがキャストロールに到達する間でフィルムシートの両
端が収縮する、所謂ネックイン現象が知られている。こ
のネックイン現象はフィルムシート材料の粘弾性によっ
て生じるもので、フィルムシートの収縮量であるネック
イン量もしくはその流線パターンは、材料の種類および
成形条件〔例えば、樹脂温度、ドロー比(=引取速度/
流出速度)、エアギャップ、ロール温度等〕によって種
々変化する。
従って、フィルムシート等の押出成形機においては、
フィルムシートの幅方向の厚さむらを調整できるように
したTダイとして、押出口を形成するダイを固定リップ
と可動リップに分割してこれを対向させ、両リップの間
隙で押出口の開口間隙を形成するようにした構成のもの
が知られている。この開口間隙の間隙によって押出成形
されるフィルムシートの厚さが規定され、前記可動リッ
プには幅方向に複数個のダイボルトが配列され、このダ
イボルトを調整して前記可動リップを可動側ダイのスラ
イド面に沿って移動させることにより、開口間隙の間隙
を調整し、この間隙から押出されるフィルムシートの厚
さを調整できる。このようなTダイのリップ間隙を適正
に調整するため、走査式厚さ計の測定ヘッドを押出成成
形されるフィルムシートの幅方向に往復移動させて厚さ
を計測し、この計測値に基づいて前記ダイボルトを熱変
位及びサーボモータ等により操作してTダイのリップ間
隙を適正な間隙に設定する自動プロファイル制御システ
ムが採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような自動プロファイル制御シス
テムにおいて、ダイボルト調整による高精度のシートを
成形するためには、フィルムシートのプロファイル測定
データ、例えば測定ヘッドが押出口一端からどのくらい
の距離移動して測定したシートの厚さに異常があったか
というデータから、この測定点に対応する第何番目のダ
イボルトを調整すればよいかということが明確でない
と、適正なフィルムシートの厚さの修正ができない。こ
のため、ダイボルトの割付け設定が必要となる。近年、
コンピュータ利用によるブロファイル監視および制御シ
ステムが発達しつつあるが、この場合でも対応ダイボル
トの割付け精度がフィルムシートの厚さの制御精度に大
きな影響を及ぼす。これはシートプロファイルデータの
測定点が流動流体の中にあり、頻繁に変化するネックイ
ン量に容易に対応でき、簡便かつ精度のよいダイボルト
の割付け方法が未だ確立されていないからである。この
ため、通常は一定のダイボルト割付けパターンを全ての
条件に適用させたり、人為的な熟練と経験とにより定め
ているのが実状である。また、何本かのダイボルトを試
験的に操作して厚さの変化を厚さ計で測定し、対応関係
を精密に定めようとする試みもなされているが、操作が
煩雑であるばかりでなく、多くの時間と手間を要するた
め実用的ではない。
このような観点から、本出願人は、先に、ネックイン
比を指数関数式で表わし、必要最小限の情報によって、
厚さ計で測定点に対応するダイボルト位置を精度よく、
しかも簡便に割付け設定することができるプロファイル
制御方法を突き止め、特開昭62−286724号として特許出
願を行った。
しかるに、その後の試験研究によって、次のようなこ
とが明らかとなった。
(a)キャストロール上でフィルムシートに成形後、縦
延伸を行う延伸フィルムシート成形プロセスの場合、T
ダイと厚さ計間で修正する上記プロファイル制御方法で
は、ダイボルトの設定位置と実測位置とが合わないこ
と。しかも、そのずれ量はフィルム端部側ほど大きく、
50〜70mm程度になること。
(b)高融点(265℃)のポリエステルシート成形プロ
セスの場合も、上記プロファイル制御方法では同様のず
れが生じやすいこと。
上記(a)に関しては、縦延伸は樹脂の2次転位点以
上融点以下で行われる処理であるため、この過程ではフ
ィルムシート温度が融点以下であり、Tダイとキャスト
ロール間で生じるようなメルトテンションによる幅縮
み、すなわちネックイン(以下、1次ネックインと称す
る)現象が起こらないためであると推定される。発明者
等の調査結果では、縦延伸過程でのネックインはほぼ一
様に収縮している(以下、2次ネックインと称する)こ
とが判明した。
また、(b)に関しては、ポリエステルは融点が高い
ため、冷却固化後、走査式厚さ計に到達する過程で温度
降下による一様な幅縮みがかなり生じているものと推定
される。一例としてポリエステルシートの幅2000mm、温
度降下200℃、熱膨張係数15×10-5mm/℃の場合を計算す
ると、その幅縮み量は60mmにもなる。
このため、厚さプロファイル測定データに基づいてダ
イボルト位置を正しく割付けることができず、プロファ
イル制御精度があまり良くならないという問題があっ
た。
そこで、本発明の目的は、フィルムシート成形プロセ
スの実態にあうようネックイン過程に対し1次ネックイ
ンと2次ネックインを考慮し、ダイボルト位置の割付け
設定精度が高いフィルムシートのプロファイル制御方法
を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るフィルムシートのプロファイル制御方法
は、連続的にTダイの間隙から押出成形され、キャスト
ロール上でフィルムシートに成形後、フィルムシートに
対しての幅方向に厚さ計の測定ヘッドを往復移動させて
前記フィルムシートのプロファイルを計測して厚さ制御
を行うフィルムシートのプロファイル制御方法におい
て、 前記Tダイとキャストロール間で生じるフィルムシー
トの1次ネックイン量(B1)とキャストロールと前記厚
さ計間で生じるフィルムシートの2次ネックイン量
(B2)とを計測すると共に前記フィルムシートの各ネッ
クイン影響部分を設定し、 1次ネックイン影響部分に対してTダイのダイボルト
間ピッチに対応する所定の1次ネックイン比(ε)に基
づくシートピッチの指数関数的関係を算出し、 さらに2次ネックイン影響部分に対してキャストロー
ル上および厚さ計測定位置での各フィルムシート幅
(W1,W2)の比例式とした2次ネックンイン比(ε′)
を算出し、 これら1次ネックイン比および2次ネックイン比の積
として演算処理を行い測定プロファイル上の対応ダイボ
ルト位置を割り付け設定することを特徴とする。
また、上記フィルムシートのプロファイル制御方法に
おいて、1次ネックイン比(ε)は、 ε(x)=1−e-k x なる指数関数的関係式を用い、 2次ネックイン比(ε′)は、 ε′(x)=W2/W1 なる比例式を用いれば好適である。
〔作 用〕
本発明に係るフィルムシートのプロファイル制御方法
によれば、連続的にTダイの間隙から押出成形され、キ
ャストロール上でフィルムシートに成形後、縦延伸を行
う延伸フィルムシートに対するネックイン過程を1次ネ
ックインと2次ネックインに分け、必要最小限の情報と
してTダイの押出口の全長Xと各ネックイン量B1,B2
計測値を利用し、しかも各ネックイン過程にそれぞれ異
なる関係式を用いると共にこの関係式の積として演算処
理を行う。これにより、フィルムシートのプロファイル
データ測定点に対応すダイボルト位置を正しく割付け設
定することができ、フィルムシートのプロファイル制御
精度を高くすることができる。
〔実施例〕
次に、本発明に係るフィルムシートのプロファイル制
御方法の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
第1図は、本発明に係るフィルムシートのプロファイ
ル制御を行うための押出成形され、キャストロール上で
フィルムシートに成形後、縦延伸を行う一軸延伸フィル
ムシートの解析モデル図であり、第2図は第1図の解析
モデルで使用した押出し成形されるフィルムシートの概
略を示す部分斜視図である。第2図に示すようにTダイ
10の開口間隙から押出されたフィルムシート12は、キャ
ストロール14を介して図示しない延伸装置により縦延伸
される。第2図中Tダイ10からキィストロール14のロー
ル−フィルム接触ライン16までの間のネックイン量を1
次ネックイン量B1とし、ロール−フィルム接触ライン16
から図示しないフィルム厚さ計の測定位置までの間での
ネックイン量を2次ネックイン量B2とする。以下、第1
図に示す解析モデル図を用いて説明する。
第1図において、前記Tダイ10の開口間隙である幅X
を有する押出口の一端を原点Oとし、これからの幅方向
を座標軸xとする。また、キャストロール14上のロール
−フィルム接触ラインの一端を原点O′とし、これから
その幅方向を座標軸x′とする。1次ネックイン量B1
よび2次ネックイン量B2を第1図のようにとると、キャ
ストロール14上のフィルムシート幅W1はX−2B1、厚さ
計測点での幅W2はX−2(B1+B2)で表される。Tダイ
10の押出口での微小幅dx1はフィルムシート12が形成さ
れて行く過程で、1次ネックイン影響部においてdx2
収縮変化し、さらに縦延伸されて2次ネックイン影響部
を通り厚さ計測点ではdx3になるものとする。
1次ネックイン比をε(x)とすると、次式(1)で
表すことができる。
ε(x)=dx2/dx1 …(1) 前記式(1)を変形して次式を(2)を得る。
dx2=ε(x)・dx1 …(2) ここで1次ネックイン比ε(x)を一般式のxの関数f
(x)で表すと、次式(3)を得る。
ε(x)=f(x) …(3) そこで、本実施例においては、前記関数f(x)が指
数関数である方がより実測データに近似することから、
指数式を利用すれば次式(4)を得ることができる。
f(x)=ε(x)=1−e-kx+ε…(4) 1次ネックイン量B1およびネックインパターンは第1
図に示すようにTダイ押出口の両端で全く中央部に対し
て対象と仮定し、前記式(2)におけるdx2を原点O
(x=0)から中央部(x=X/2)まで積分して次式
(5)を得る。
x=0においてdx2=0、前記式(1)よりε(x)
=0、従って前記式(4)からε=0となり、式
(4)は次式で表される。
ε(x)=1−e-kx …(6) この(6)式を(5)式に代入すると (X/2)−(1/k)・(1−e−kX/2) =(X/2)−B1 …(7) 前記式(7)を変形して次式(9)を得る。
−kX/2+kB1−1=0 …(8) この(8)式の方程式を解いて定数kを求める。定数
kは、1次ネックイン量B1によって変化する傾きであ
り、境界条件はTダイの全長Xと1次ネックイン量B1
変更される都度(8)式を満足する数値を試行錯誤的に
算出する。常数kが求められたら、次にTダイの開口間
隙を調節するx軸上の図示しないダイボルトに対する
x′軸上の対応位置を求める。
第i番目のダイボルト(x=x1)対応位置(x1′)を
次式(9)により決定する。
x1′=x1−(1/k)(1−e-k xi) …(9) このようにして、1次ネックイン量B1から各ダイボル
トに対するx′軸上の対応位置を求めた後は、ロール−
フィルム接触ラインを過ぎた後厚さ計測点までの2次ネ
ックイン過程を考慮することにより最終的な計測点に対
応するダイボルト位置を次のように決定する。縦延伸過
程での2次ネックイン現象は前述したように一様に収縮
していることから、2次ネックイン比ε′(x)を次の
比例式で表す。
ε′(x) ={X−2(B1+B2)}/(X−2B1) =W2/W1 …(10) 但し、ここでW1はキャストロール14上でのフィルムシ
ート幅であり、W2は厚さ計位置でのシート幅である。
従って、上記1次ネックイン過程で求めた対応するダ
イボルト位置x1′は、そのまま相似的に2次ネックイン
過程で収縮するとして、 x1′・W2/W1 …(11) によりダイボルトの対応位置を最終決定し、ダイボルト
の割付け設定をすればよい。
次に一例として、上記プロファイル制御方法を一軸延
伸PPフィルム成形機に適用した場合を示す。成形プロセ
スの代表値は、以下の通りである。
Tダイ幅 :1300mm(X) ダイボルト本数 :36本 ダイボルトピッチ:36mm 1次ネックイン量:B1=35mm (W1=1230mm) 2次ネックイン量:B2=65mm (W2=1100mm) なお、装置構成は従来通りであり、演算処理に関する
ソフトを修正することにより実施した。第3図は、この
適用結果を示したものである。従来方法による演算処理
のソフト(旧ソフト)と本発明に係る演算処理のソフト
(新ソフト)を使用してそれぞれ求めた対応ダイボルト
位置のネックイン量と、実測した対応ダイボルト位置の
ネックイン量とを比較して示している。旧ソフトはTダ
イ開口部から厚さ計測部までのネックインを指数式で近
似したものであり、新ソフトはTダイ開口部からキャス
トロール迄を1次ネックインとして指数式で近似し、キ
ャストロールから厚さ計測部までは2次ネックインとし
て比例式で近似して求めたものである。第3図より、ダ
イボルト位置の最大ずれ量は、従来方法の50mmから5mm
以内に激減している。第4図は、このフィルムシートの
目標厚さに対するばらつきをダイボルト位置番号に対応
させて示した図であり、(A)図は旧ソフトによるプロ
ファイル制御を行った場合、(B)図は上記新ソフトに
よるプロファイル制御を行った場合である。これより、
本発明の方法を適用することでフィルムシートの厚さば
らつきは±5%から±2%に改善され、本発明の制御方
法はプロファイル制御精度の高いものであることが理解
される。
〔発明の効果〕
前述した実施例から明らかなように、本発明のフィル
ムシートのプロファイル制御方法によれば、Tダイから
押出成形され、さらに縦延伸されたフィルムシートのネ
ックイン現象を伴うプロファイル制御に際し、1次ネッ
クイン現象および2次ネックイン現象影響範囲を設定
し、それぞれのネックイン現象影響範囲のフィルムシー
ト幅測定を行い、ダイボルト位置とキャストロールおよ
び厚さ計測点との関係に基づく各ネックイン比ε,ε′
を、それぞれ異なる式で演算することによりダイボルト
位置とシートの厚さ計測位置との関係を高精度に算出す
ることができる。このため、計測されたプロファイルデ
ータの測定点に適正に対応するダイボルト位置番号の割
付け設定を簡便にして、しかもネックイン比を指数式だ
けで近似した場合よりも高精度に達成することができ
る。従って、本発明のプロファイル制御方法によれば、
従来装置内の演算処理ソフトの変更だけで実現すること
が可能であり、最小の費消でフィルムシートのプロファ
イル精度が向上するため、フィルムシートの高品質化、
収率向上(幅方向,時間方向)による原価低減およびフ
ィルムの平均厚さの引き下げによる原価低減等に顕著な
効果を奏する。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本
発明は前記実施例に限定されることなく、本発明の精神
を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るフィルムシートのプロファイル制
御を行うための縦延伸を行う一軸延伸フィルムシートの
解析モデル図、第2図は第1図の解析モデルで使用した
押出し成形されるフィルムシートの概略を示す部分斜視
図、第3図は従来方法による演算処理のソフト(旧ソフ
ト)と本発明に係る演算処理のソフト(新ソフト)を使
用してそれぞれ求めた対応ダイボルト位置のネックイン
量と、実測した対応ダイボルト位置のネックイン量との
比較を示す特性線図、第4図は目標厚さに対するばらつ
きをダイボルト位置番号に対応させて示した図であり、
(A)図は旧ソフトによるプロファイル制御を行った場
合、(B)図は上記新ソフトによるプロファイル制御を
行った場合をそれぞれ示す特性線図である。 10……Tダイ 12……フィルムシート 14……キャストロール 16……ロール−フィルム接触ライン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−260419(JP,A) 特開 平3−281216(JP,A) 特開 平3−286828(JP,A) 特開 昭61−35225(JP,A) 特開 昭62−286723(JP,A) 特開 昭63−307925(JP,A) 特公 平3−284417(JP,B2) 特公 平5−35665(JP,B2) 特公 平6−9851(JP,B2) 特公 平6−49325(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続的にTダイの間隙から押出成形され、
    キャストロール上でフィルムシートに成形後、フィルム
    シートに対しその幅方向に厚さ計の測定ヘッドを往復移
    動させて前記フィルムシートのプロファイルを計測して
    厚さ制御を行うフィルムシートのプロファイル制御方法
    において、 前記Tダイとキャストロール間で生じるフィルムシート
    の1次ネックイン量(B1)とキャストロールと前記厚さ
    計間で生じるフィルムシートの2次ネックイン量(B2
    とを計測すると共に前記フィルムシートの各ネックイン
    影響部分を設定し、 1次ネックイン影響部分に対してTダイのダイボルト間
    ピッチに対応する所定の1次ネックイン比(ε)に基づ
    くシートピッチの指数関数的関係を算出し、 さらに2次ネックイン影響部分に対してキャストロール
    上および厚さ計測定位置での各フィルムシート幅(W1,W
    2)の比例式とした2次ネックイン比(ε′)を算出
    し、 これら1次ネックイン比および2次ネックイン比の積と
    して演算処理を行い測定プロファイル上の対応ダイボル
    ト位置を割り付け設定することを特徴とするフィルムシ
    ートのプロファイル制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフィルムシートのプロファ
    イル制御方法において、 1次ネックイン比(ε)は、 ε(x)=1−e-k x なる指数関数的関係式を用い、 2次ネックイン比(ε′)は、 ε′(x)=W2/W1 なる比例式を用いることからなるフィルムシートのプロ
    ファイル制御方法。 但し、k:定数 x:ダイボルト対応位置 W1:キャストロール上のフィルムシート幅 W2:厚さ計測定位置でのフィルムシート幅
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