JPS646847B2 - - Google Patents

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JPS646847B2
JPS646847B2 JP21005883A JP21005883A JPS646847B2 JP S646847 B2 JPS646847 B2 JP S646847B2 JP 21005883 A JP21005883 A JP 21005883A JP 21005883 A JP21005883 A JP 21005883A JP S646847 B2 JPS646847 B2 JP S646847B2
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JP
Japan
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roller
rollers
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plate
straightening
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JP21005883A
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JPS60102225A (ja
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Tomoaki Kimura
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D1/00Straightening, restoring form or removing local distortions of sheet metal or specific articles made therefrom; Stretching sheet metal combined with rolling
    • B21D1/02Straightening, restoring form or removing local distortions of sheet metal or specific articles made therefrom; Stretching sheet metal combined with rolling by rollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は千鳥状に配置された多数のローラによ
つて板材の繰り返し曲げを行い、その板材の形状
を平坦化する板用強圧下式レベラに係わり、特に
薄板材に対する矯正効果の向上を図つた板用強圧
下式レベラに関する。
〔発明の背景〕
従来、この種のレベラにおいて、例えば特許第
1117699号などに見られるごとく、上部ローラの
うち、中央部に2本程度の平行強圧下ローラを設
け、また上ローラ群のうち、第1のローラを昇降
できるようにして、板材を前記平行圧下部に強力
に噛み込ませるようにした平行圧下式レベラが知
られている。このものによると、平行圧下部への
噛み込みが昇降可能な第1のローラによつて補助
されるので、従来のチルト方式のレベラに比較し
て板材を強く曲げることができ、板材のレベリン
グ形状精度が大幅に向上できるようになつた。
しかし、このような従来のレベラにあつては、
板厚の比較的大きい板材に対しては有効であつて
も、板厚の小さい板材を矯正する場合には、形状
精度を充分に高めることが困難で、しばしば下良
製品を出すことが多い。特に、1台の機械で繰返
し処理する場合に顕著である。
このような問題点を検討した結果を以下に説明
する。
検討対象としたレベラは、一般的使用のもので
あり、その仕様は次の通りである。
作業ローラの直径を250mm、長さを5500mm、ロ
ーラピツチを265mm、被矯正材の板厚を6mm、板
幅を4000mmに夫々設定した。
このようなレベラにおいては、板材の形状不良
を修正するためには、強圧下ローラ部における板
材の曲げ加工度を以下のように与える必要があ
る。即ち、第1図に示すように、強圧下ローラ1
による被矯正材としての板材2の曲げ加工度λは
次式で表現できる。
λ=εh/εs …(1) ここで、εhは板材表面の曲げ歪み、εsは降伏歪
みである。尚、板厚をhとした場合、 εh=h/2ρ であるから、板厚が薄くなる程、板材の曲げ半径
ρを小さくせざるを得ない。即ち、ローラの圧下
量を大きくする必要がある。しかして、降伏歪み
εsは、板材の降伏応力σs、縦弾性係数Eとすれ
ば、次式で表現できる。
εs=σs/E …(2) 即ち、曲げ加工度λは、板材を降伏歪みのλ倍
だけ曲げることを意味する。このλは板厚の薄い
6mm〜10mm程度の形状の悪い板材を矯正するには
経験上、λを8以上にする必要がある。この為の
手段としては、例えば第2図に示すように、矯正
ラインに対して進退可能な入側のローラ(第1ロ
ーラ)1Aの圧下を開放して、平行強圧下ローラ
である第2ローラ1Bへの板材2の噛み込みが容
易になるようにする。しかし、λ=8以上の曲げ
を第2ローラ1Bで与える為には、この第2ロー
ラ1Bの圧下を14mm以上に大きくしなければなら
ない。この為、板材2と第2ローラ1Bとの接触
角θは大となり、板材2の第2ローラ1Bへの噛
み込みが極めて困難となる。
ここで、第2ローラ1Bへの板材2の噛み込み
状態を検討すると、まず、板材2が第2ローラ1
Bと接触した場合に各ローラ1A,1B,1Cに
発生する力の関係を第2図に示している。即ち、
第2ローラ1Bによる板材2の圧下量をδ、板材
2を第2ローラ1Bに押し込む力をF1とすると、
各ローラが駆動されていることから次の式が導か
れる。
F1=μPNcosθ+μ(P1+P2) …(3) (PNは板材2と第2ローラ1Bとの接触部に発
生する力。
μはローラと板材との間の摩擦係数。
P1、P2はPNにより発生する第1第2ローラ1
A,1Bでの反力。
μPNは第2ローラ1Bの駆動により板材2を引
き込むように発生する力。) 一方、板材2を第2ローラ1Bに噛み込むのを
阻止する発生力F2は次式で現わされる。
F2=PNsinθ …(4) 従つて、第2ローラ1Bに板材2が噛み込む為
には、 F1>F2 即ち、 μPNcosθ+μ(P1+P2)>PNsinθ …(5) を満足する必要がある。
一方、力及びモーメントの関係式は以下の通り
である。
P3=PNcosθ+μPNsinθ =PN(cosθ+μsinθ) …(6) P1+P3=P2 …(7) P1l1=l2P3 …(8) 即ち、(6)、(7)、(8)式を(5)式に代入すれば次式が
得られる。
μ+μ(1+μtanθ)(2l2+l1/l1)>tanθ…(
9) この(9)式において、通常はl1≒2l2なので、 μ+2μ(1+μtanθ)>tanθ …(10) この(10)式において、左辺第2項のμtanθは1に
比較して小さいので、この項を無視すれば次式が
得られる。
3μ>tanθ …(11) 即ち、第1ローラ1Aを昇降しているので、従
来のチルト的方式のレベラの噛み込み式μ>tanθ
に比較して、3倍の噛み込み能力を有するもので
ある。
第3図は第2図における圧下量を横軸に、上記
(11)式のtanθおよび前記のλを縦軸にとつてこの3
者の関係を示している。この第3図により、圧下
量δを増すと、噛み込み角tanθ及び曲げ加工度λ
は増加することが判る。
板厚6mmの板材を矯正する為には、曲げ加工度
λをλn=8以上にする必要があり、λn=8とし
た場合の圧下量はδn=14.6mmである。
一方、板材とローラとの摩擦係数μはμ=0.15
であるから、材料とローラとの噛み込み限界は上
記(11)式から、tanθ<0.15×3=0.45となる。この
場合の圧下許容量δ0は第3図によれば11.2mmであ
り、λ=8以上の矯正ができず、板材の形状を充
分矯正することは困難であることが判る。
特公昭57−7803号公報には、昇降可能な矯正ロ
ーラのうち、ローラレベラの中央部の矯正ローラ
に対して出側位置に、少なくとも2本の矯正ロー
ラが前記中央部の矯正ローラに対して相対的に昇
降動可能に設けられており、かつ前記出側位置の
少なくとも2本の矯正ローラのうち1本の矯正ロ
ーラは、他の出側矯正ローラに対して相対的に昇
降動可能に構成されているローラレベラが開示さ
れている。しかし、このローラレベラは板材の出
側位置の矯正ローラを中央部の矯正ローラに対し
て相対的に昇降動可能とすることによつて、板材
の形状不良部分を消滅させるものであつて、歪み
矯正のために大きな曲げ加工度を要する板材を、
いかにローラに噛みこませるかについては、配慮
されていない。
〔発明の目的〕
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、板材を強圧下ローラ部へ強力
に噛み込ませることができ、これにより強圧下曲
げ加工を実現して、特に薄板材に対する矯正効果
を充分に得ることができる板用強圧下式レベラを
提供することにある。
〔発明の概要〕
まず、本発明の原理を説明する。
本発明に係る板用強圧下式レベラでは、前述し
た第2図の第2ローラの圧下を第3図に示す許容
噛み込み圧下量δ0以下に制限し、それ以降のロー
ラを強圧下するようにしている。
即ち、第4図に示すように、矯正ローラ13
A,14Aを平行強圧下ローラとし、その板材入
側に設けた上第1ローラ11A及び上第2ローラ
12Aを少くとも昇降可能としている。例えば、
上第1ローラ11Aの圧下量δを0近傍に設定
し、上第2ローラ12Aは第3図に示す噛み込み
限界値以下に設定する。そして、上第3ローラ1
3A及び上第4ローラ14Aを平行強圧下用とし
て板材10を強力に曲げるようにする。
このような構成とすれば、上第3ローラ13A
が強力に圧下されても、この上第3ローラ13A
への押し込み力F1′は前記の(3)式に対し以下のよ
うな関係式に基づいて強力な押し込み力となり、
板材10の充分な噛み込みを行わせることができ
る。
F1′=μPNcosθ+μ(P1+P2+P3+P4) この関係を用いれば、前記噛み込み限界式(11)式
は下式のようになる。
7μ>tanθ …(12) ここで、μ=0.15であるから、(12)式は 1.05>tanθ …(13) となり、第3図においてλ=8以上の曲げ加工が
可能となり、板圧が6mmの板材は勿論、これ以下
の薄い板材で更に強圧下が必要な板材に対する圧
下も可能で、薄板材の形状不良矯正が充分に行え
るものである。
矯正ラインに対して平行強圧下ローラと独立に
進退可能なローラが1個の場合は、許容される噛
込角のtanθの最大値は(11)式から、3μであつて、
μ=0.15であれば、tanθ<0.45となり、噛込み可
能な圧下量は第3図から最大11.2mmである。11.2
mmの圧下量に対応する曲げ加工度は、約6.2で、
6mm以下の板材の矯正には不十分である。
これに対し、矯正ラインに対して平行強圧下ロ
ーラと各独立に進退可能なローラが、少なくとも
2個設けられると、ローラから板材に強圧下ロー
ラに板材を押し込む方向に加わる摩擦力が増加
し、これに伴つて許容される噛込角のtanθの最大
値が(12)式に示されるように少なくとも7μとなり、
μ=0.15であれば、tanθ<1.05であるから、第3
図から圧下量を14.6mm以上にして曲げ加工度8以
上にすることができ、6mm以下の板材の矯正を充
分に行うことができる。進退可能なローラの数を
2個よりも、ふやせば摩擦力も増加するので、噛
みこみ角の許容tanθも増加し、曲げ加工度を更に
増加させることができる。
尚、第4図において上第5ローラ15A及び上
第6ローラ16Aを、上第1ローラ11A及び第
2ローラ12Aと同様に昇降可能な構成とすれ
ば、正逆パスを行う場合にも、両方向の圧下によ
る形状修正が可能となる。
即ち、通常は矯正操作が第4図の矢印A方向に
行われる。この場合板材10の形状が極端に悪い
場合は、矢印A方向への1パスのみでは充分な矯
正効果が得られない場合がある。このような場
合、上第5ローラ15A及び上第6ローラ16A
を昇降可能とすれば、板材10を矢印B方向への
逆パスを行つて矯正操作する場合に、この逆パス
における入側ローラとしての上第5ローラ15A
及び上第6ローラ16Aにより前述の上第1ロー
ラ11A及び上第2ローラ12Aと同様の強力な
押しみ込み力を得ることができる。
尚、上第1ローラ11Aと上第6ローラ16A
並びに上第2ローラ12Aと上第5ローラ15A
とをそれぞれ対称的な圧下関係としておけば、各
ローラの圧下操作をほとんど修正する必要なく、
逆転矯生することできる。
又、ローラを進退させる機構は、好適には、そ
のローラ支持用のフレームに対し、ローラ軸方向
に沿う空間に挿入した楔を有するものとする。
このような楔手段によつてローラの進退機構を
構成すれば、その進退するローラ支持用のフレー
ムに、進退、即ち昇降用の大きなスペースを取る
必要なく、剛性の高いフレーム構造とすることが
できる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第5図及び第6図を
参照して説明する。尚、説明を容易にする為、第
4図に示した符号と同一符号を使用する。
この実施例に係る板用強圧下式レベラでは、矯
正作業用のローラとして、6本の上部ローラ11
A〜16A及び5本の下部ローラ11B〜15B
を千鳥状に配置して構成されている。各ローラ1
1A〜16A、11B〜15Bは、矯正ラインの
反対側から補強ローラ21A〜26A及び21B
〜25Bによつて支持されている。上ローラ群1
1A〜26Aを支持する上フレーム27は、下ロ
ーラ群11B〜25Bを支持する固定式の下フレ
ーム28に対して昇降可能に設けてある。即ち、
上フレーム27と下フレーム28とは複数の垂直
なロツド29によつて上下方向に連結されてお
り、下フレーム28はロツド29の下端部に設け
たフランジ30に載置固定されている。上フレー
ム27はロツド29にブツシユ31を介して摺動
可能とされている。そして、ロツド29の上端部
にはねじ部32が形成されており、このねじ部3
2が上フレーム27の上面に形成したケーシング
33内に保持されたウオームホイル34と螺合し
ている。このウオームホイル34は、図示しない
ータなどの回転駆動機構に連結されたウオーム3
5と噛合している。そして、ウオーム35の回転
駆動により、ウオームホイル34が回転し、ロツ
ド29のねじ部32に沿つて上下動作することに
より、上フレーム27が下フレーム28に対して
昇降動作するようになつている。
上ローラ群のうちの強圧下用ローラ13A,1
4Aは、補強ローラ23A,24Aと共に軸受3
6を介して上フレーム27に一体昇降可能に取り
付けてあり、この上フレーム27の昇降によつて
平行圧下量を設定されるようになつている。
又、下ローラ群11B…15Bは、補強ローラ
21B…25Bと共に軸受37を介して下フレー
ム28に定置的に取り付けられている。
上ローラ群のうちの第1、第2、第5及び第6
ローラ11A,12A,15A,16Aはそれぞ
れ補強ローラ21A,21B,25A,26Aと
共に楔機構38を介して上フレーム27に微小量
昇降可能に取り付けてある。即ち、第6図に示す
ように、上フレーム27のローラ軸方向に添う空
間39が形成してある。この空間39内に、一対
の楔体、例えば可動楔40と従動楔41とが互の
楔面を摺接して収納されている。可動楔40は、
空間39内を所定幅移動し得る長さに形成されて
おり、回転駆動機構、例えばモータ42にナツト
43及びスクリユー44を介して接続されてい
る。尚、45はスクリユー軸44とモータ42と
を接続するカツプリング、46はモータ42を取
り付けるブラケツトである。モータ42の回転に
より、ナツト43及びスクリユー軸44を介して
可動楔40がローラ軸方向に移動し、従動楔41
が上フレーム27の下方に進退するようになつて
いる。そして、この従動楔41の下面に前述した
第1、第2、第5、第6ローラ11A,12A,
15A,16Aが補強ローラ21A,22A,2
5A,26Aの軸受47を介して当接し、この従
動楔41に付随して昇降する。尚、第1、第2、
第5、第6上ローラ11A,12A,15A,1
6Aはその軸受箱48を介して上フレーム27に
矯正ラインから後退(上昇)方向への付勢手段、
例えばスプリング機構49によつて支持されてい
る。即ち、軸受箱48支持用の軸50が上フレー
ム27内に挿入され、この軸50の上端部に設け
たナツト51が圧縮コイルスプリング52によつ
て上方に付勢されている。尚、各ローラ11A,
12A,15A,16Aの駆動用の軸53は、図
示しないユニバーサルジヨイントを介して回転駆
動機構に連結されている。
板材10の矯正操作を行う場合は強圧下用の上
第3及び第4ローラ13A,14Aを上フレーム
27と共に所定圧下位置に設定すると共に、入出
側の上第1、第2、第5及び第6ローラ11A,
12A,15A,16Aを楔機構38によつて所
定高さ位置に設定するものである。例えば、矯正
作業用の各ローラ11A…16A,11B…15
Bのローラ径を250mm、ローラピツチを265mm、ロ
ーラ面長を5500mmとしたレベラにおいて、板厚6
mm、板幅4000mm程度の板材の矯正を行う場合に
は、各ローラの圧下量δを以下の通りに定めれば
よい。
第1ローラ11Aではδ=0、第2ローラ12
Aではδ=10mm、第3及び第4ローラ13A,1
4Aではδ=15mm、第5ローラ15Aではδ=10
mm、第6ローラ16Aではδ=0。
このような圧下量δを設定して矯正操作を行え
ば、第1、第2上ローラ11A,12Aに保持さ
れた板材10が強圧下用の第3及び第4上ローラ
13A,14Aに確実に噛み込むと共に、第5及
び第6上ローラ15A,16Aによつて、板材1
0の曲がりが徐々に解除されて矯正効果を充分に
得られるものである。
又、入出側のローラ11A,12A,15A,
16Aを高さ調整し得る対称配置構成としたの
で、板材10のパス方向を順次切換えて矯正作業
する場合でも、その各ローラ11A,12A,1
5A,16Aを対称的な高さ配置に設定すること
により各パスに際して同様な矯正効果を得ること
ができ、しかも各ローラの圧下量をほとんど再調
整する必要なく行うことができるので、矯正時間
の短縮が図れ、生産性の向上に寄与できる利点も
有する。
更に、楔機構38を用いて入出側のローラ11
A,12A,15A,16Aの高さ調整を行える
ようにしたので、上フレーム27の下側部に設け
た少ない空間部においてその高さ調整部を配置す
ることができ、従つて余分なスペースを必要とせ
ず、しかも剛性の高いフレーム構造としてコンパ
クトな構成が実現できる。
尚、前記実施例では高さ調整可能なローラを入
側の2本に設定したが、3本以上としてもよいも
のである。但し、前述したごとく強圧下ローラへ
の噛み込み条件として経験的に得られた値(λ>
8)を得る為には、入側の2本で板材10を保持
すれば充分であることが確認されている。
尚、前記実施例では上ローラのみを昇降及び高
さ調整する構成としたが、これは板材10の送行
基準面を一定にすることにより矯正作用を容易に
行なえるようにしたものであり、必要ならば下ロ
ーラ群をも昇降あるいは高さ調節できる構成とし
てもよい。
更に、本発明は板材とローラ間の摩擦による押
込み力を大きくすることにより噛み込み性を改善
したものであり(前述(1)式より)、従つて、作業
用の各ローラに例えばシヨツトブラスト処理など
を施し、ローラ面の凸凹により板材10とローラ
との間の摩擦係数を増加させるようにすれば、噛
も込み性の改善がより一層向上するものである。
例えば、ローラにシヨツトブラスト処理などを施
した場合は、板材とローラとの間の摩擦係数はμ
=0.2〜0.25程度になり、噛み込み性の改善、ひ
いては矯正効果が極めて向上する。尚、強圧下用
のローラ13A,14Aなどに対してもこのよう
な摩擦係数の増大用の加工を施し、板材のスリツ
プ発生を防止するようにすれば、動力を伝達する
上での効果が向上するものである。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、矯正用のロー
ラ群のうち、平行強圧下ローラの板材入側に設け
られるローラを、矯生ラインに対して前記平行強
圧下ローラと各独立に進退可能とし、かつ、その
数を少なくとも2個としたので、矯正用のローラ
に挿入される板材に、充分な噛み込みを行う摩擦
力が加わるように、板材の入側においてローラの
圧下状態を調整することができ、強圧下曲げ加工
に基づく板材、特に薄板材に対する矯正効果が、
充分に発揮できるようになるという優れた効果を
奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は板材の曲がり状況を示す説明図、第2
図は板材の噛み込み状況を示す説明図、第3図は
ローラ圧下量と噛み込み限界角と曲げ加工度との
関係を示す特性図、第4図は本発明の原理を示す
説明図、第5図は本発明の一実施例を一部断面に
して示す主要部分の構成図、第6図は楔部分を示
す拡大断面図である。 10……板材、11A〜16A,11B〜15
B……作業用のローラ群、11A,12A,15
A,16A……進退可能なローラ、38……楔機
構、40……可動楔、41……従動楔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板材を千鳥状に配置した複数のローラに噛み
    込ませて繰り返し曲げを与えることにより、前記
    板材を矯正する板用強圧下式レベラにおいて、矯
    正用のローラ群のうち、平行強圧下ローラの板材
    入側に設けられるローラを、矯正ラインに対し
    て、前記平行強圧下ローラと各独立に進退可能と
    し、かつ、その数を少くとも2個としたことを特
    徴とする板用強圧下式レベラ。 2 特許請求の範囲第1項において、板材の矯正
    ラインに進退するローラは、ローラ群配置の中央
    点に対し、入出側で対称に配置されたことを特徴
    とする板用強圧下式レベラ。 3 特許請求の範囲第1項において、ローラを進
    退させる機構は、そのローラ支持用のフレームに
    対してローラ軸方向に沿う空間に挿入した楔を有
    する楔機構からなることを特徴とする板用強圧下
    式レベラ。
JP21005883A 1983-11-09 1983-11-09 板用強圧下式レベラ Granted JPS60102225A (ja)

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