JPS645751Y2 - - Google Patents

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JPS645751Y2
JPS645751Y2 JP1984119097U JP11909784U JPS645751Y2 JP S645751 Y2 JPS645751 Y2 JP S645751Y2 JP 1984119097 U JP1984119097 U JP 1984119097U JP 11909784 U JP11909784 U JP 11909784U JP S645751 Y2 JPS645751 Y2 JP S645751Y2
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JP
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heat transfer
transfer body
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cooling
auxiliary device
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JP1984119097U
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JPS6136293U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば食品の冷凍あるいは冷却、
および製氷に使用される冷却補助装置に関するも
のである。
従来の技術 近年、家庭用冷凍冷蔵庫は、フアンによる冷気
循環式のものが主流であり、箱形エバポレータを
備えた直冷式のものは少なくなつている。食品を
冷凍して長期間保持するには直冷式冷凍冷蔵庫が
適している。これは食品等の被冷凍物品が直接冷
却器に接するので、冷熱の伝達効率が高いためで
ある。これに対し、冷気循環式冷凍冷蔵庫は、一
般に冷凍時間が非常に長くかかり、このため食品
の鮮度が低下し、味が落ちるし、また製氷時間も
通常2.5〜3時間を要し、不意の来客のさいには
間に合わないという問題があつた。さらに、プリ
ン等の冷菓子をつくるさいにも冷却時間が長くか
かり、その製造が面倒であるという問題があつ
た。このような問題を解決するために、従来いわ
ゆるIC制御により−30℃以下の冷気を吹き出す
ようにした快速冷凍庫や庫内に補助エバポレータ
を追加装備した冷凍庫が開発されたが、このよう
な従来の冷凍庫は製造コストが高くつくという問
題があつた。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、冷気
循環式冷凍冷蔵庫について、冷却効果が非常にす
ぐれていて、冷凍時間を大幅に短縮することがで
き、これによつて食品の鮮度を保ち、味落ちを防
止することができるとともに、製氷時間の短縮
化、冷菓子等の冷却時間の短縮化を果すことがで
き、しかも製造が容易で、製造コストが安くつく
冷却補助装置を提供しようとするにある。
考案の構成 この考案は、上記の目的を達成するために、上
面が物品載置部となされかつ下面にフインを備え
た金属板製伝熱体と、底壁および左右両側壁によ
つて構成された断面略〓形の合成樹脂製支持体と
よりなり、支持体の左右両側壁の上縁部に伝熱体
が渡し止められることにより、伝熱体と支持体の
内側に前後に開口した通気用中空部が形成される
とともに、該中空部内にフインが配置されてい
る。冷凍庫等において使用される冷却補助装置を
要旨としている。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
この明細書において、前後および左右は第2図
を基準とし、前とは第2図左側を、後とは同右側
をいい、また左右は後方に向つていうものとす
る。
第1図と第2図において、この考案による冷却
補助装置1は、上面が物品載置部4となされかつ
下面に前後に長い舌状のフイン5を並列状に備え
た金属板製伝熱体2と、底壁9および左右両側壁
6,6によつて構成された断面略〓形の支持体3
とよりなり、支持体3の左右両側壁6,6の上縁
部に伝熱体2が渡し止められることにより、伝熱
体2と支持体3の内側に前後に開口した通気用中
空部7が形成されるとともに、該中空部7内に舌
状フイン5が配置されている。
上記伝熱体2は、アルミニウム押出型材製であ
つて、これの下面のフイン立て面に前後に長い舌
状のフイン5が並列状に削り起こされて形成され
たものである。
また上記支持体3は合成樹脂製であつて、その
左右両側壁6,6の上縁部に内側に向つて開口し
た横断面コ形の嵌合部8,8がそれぞれ設けら
れ、これらの嵌合部8,8に伝熱体2の左右両側
縁部が嵌め止められている。
支持体3の底壁9の幅の中央部には断面略逆U
形の凸部10が設けられていて、伝熱体2中央部
の舌状フイン5の下縁部が受けられている。この
凸部10は、伝熱体2の振動を防止しかつ伝熱体
2中央部分の撓みを防止するためのものである。
また支持体3の底壁9下面の左右両側縁部と中央
部とに合計4本の下向き凸部11が設けられてい
る。これらの凸部11は、支持体3の底壁9の下
面が例えば冷凍庫の底壁や棚の上面に霜付きによ
り密着状に氷結するのを防止するためのものであ
る。
作 用 上記補助装置1を例えば食品の冷凍のために使
用するには、第3図に示すように、冷気循環式冷
凍冷蔵庫の冷凍庫12内の棚13上にのせ、その
物品載置部4上に魚等の被冷凍物品14を置く。
冷気はフアン15によつて冷凍庫12の後部ダク
ト16の開口部より庫内に流出し、補助装置1上
の被冷凍物品14を直接冷却するとともに、補助
装置1の中空部7内を通過して、並列状の舌状フ
イン5を冷却し、被冷凍物品14の負荷熱を放散
せしめる。従つて舌状フイン5の表面積が大きい
ほど冷却効果がある。なお、舌状フイン5の表面
積は伝熱体2の表面積の5〜10倍程度であるのが
望ましく、10倍を越えると冷却効率に著しい向上
はみられない。また、補助装置1の伝熱体2と断
面略〓形の支持体3の内側に形成された通気用中
空部7は前後にのみ開口しているため、冷気の拡
散を防止することができるとともに、中空部7内
において舌状フイン5に冷熱を充分に伝達するこ
とができる。また支持体は合成樹脂製であるとと
もに、支持体3の存在により舌状フイン5が冷凍
庫12の底壁より浮いた状態に保持されるため、
フイン5が支持体3の底壁9に氷結せず、冷熱伝
達効率の低下を防止することができ、従つて結局
冷凍時間を大幅に短縮することができて、食品の
鮮度を保ち、味落ちを確実に防止することができ
るとともに、製氷時間の短縮化および冷菓子等の
冷却時間の短縮化を果すことができる。また支持
体3は合成樹脂製であり、かつその下面に数本の
凸部11が設けられているため、冷凍庫12の棚
13の上面に氷結しにくい。
被冷凍物品14を冷却した冷気は冷凍庫12の
底部ダクト17内に吸い込まれ、後部ダクト16
に戻つて循環せしめられる。後部ダクト16内に
はエバポレータ18が配置されており、冷気の一
部はスリツト19を通過して下側の冷蔵庫20の
後部ダクト21にも流れ込み、下部フアン22に
より冷蔵庫20内に送り込まれる。
なお、上記アルミニウム製伝熱体2上面の物品
載置部4は何ら処理を施すことなくアルミニウム
の地肌をそのまゝ露出させておくのが熱伝導性の
点では好ましいが、被冷凍物品14が霜付きのた
めに氷結して取れにくゝなるおそれがあるので、
物品載置部4には例えば合成樹脂系塗膜あるいは
複合アルマイト被膜等を適宜設けることが望まし
い。
なお、上記実施例においては、伝熱体2がアル
ミニウムによりつくられているが、伝熱体2は、
その他の金属よりなるものであつてもよく、また
フイン5は、図示のものに限らず、いわゆるコル
ゲート・フイン等であつて伝熱体2の下面にろう
付け等の方法により固定されていてもよい。
また上記補助装置1は、食品の冷凍あるいは冷
却、および製氷の他に、冷凍食品の解凍にも使用
可能である。
つぎに、この考案による冷却補助装置1を使用
して各種の性能評価試験を行つた。得られた結果
はつぎのとおりである。
まずこの考案による補助装置1の上に、アルミ
ニウム製容器(図示略)に入れた調理済みカレー
360gをのせて冷凍試験を行なつたところ、冷凍
時間は25分であり、これは補助装置1を使用しな
い場合に比べて約1/3に短縮された。このように
冷凍時間が短くなることにより、氷結晶を小さく
押えることができて、鮮度を保ち、味落ちを防止
することができる。
つぎに補助装置1の上にアルミニウム製の製氷
皿(図示略)をのせて製氷試験を行なつたとこ
ろ、製氷時間は、水300c.c.の場合には50〜60分で、
通常の約1/3に短縮され、また水200c.c.の場合には
30分で、約1/2に短縮された。
また補助装置1の上に、アルミニウム製容器
(図示略)に入れたプリン100gをのせて冷却試験
を行なつたところ、製造後55℃のプリンが冷凍庫
12内では15分で適温の10℃に冷却され、また冷
蔵庫20内では30分で適温の10℃に冷却された。
いずれの場合にも冷却時間は通常の約1/2に短縮
された。
つぎに、補助装置1の上に冷凍食品をのせ、こ
れを冷蔵庫20内に入れて解凍試験をしたとこ
ろ、解凍時間は通常の約1/3〜1/2に短縮された。
なお、このような冷凍食品の解凍を庫外において
行なつた場合にも同様の結果が得られた。
考案の効果 この考案による冷凍庫等において使用される冷
却補助装置は、上述のように、上面が物品載置部
となされかつ下面にフインを備えた金属板製伝熱
体と、底壁および左右両側壁によつて構成された
断面略〓形の合成樹脂製支持体とよりなり、支持
体の左右両側壁の上縁部に伝熱体が渡し止められ
ることにより、伝熱体と支持体の内側に前後に開
口した通気用中空部が形成されるとともに、該中
空部内にフインが配置されているもので、冷凍庫
内に流入した冷気が補助装置の中空部内を通過す
る間に伝熱体およびフインに冷熱が伝達され、こ
の冷熱によつて被冷凍物品が冷却せしめられる
が、このとき中空部により冷気の拡散を確実に防
止することができるだけでなく、該中空部内にお
いてフインに冷熱を充分に伝達することができ、
冷却効果がすぐれている。また支持体は合成樹脂
製であるため、フインが支持体の底壁に氷結しに
くゝ、冷熱伝達効率の低下を防止することができ
る。そしてこのような冷却効果の増大により、結
局冷凍時間を大幅に短縮することができて、食品
の鮮度を保ち、味落ちを確実に防止することがで
きるとともに、製氷時間の短縮化および冷菓子等
の冷却時間の短縮化を果すことができる。
また支持体は合成樹脂製であるため、冷凍庫の
棚の上面に氷結しにくゝ、従つて取扱いが容易で
あるし、また伝熱体の下面に設けられたフインが
支持体に囲まれているため、補助装置の取扱いの
さいフインによつて手を切るおそれがなく、安全
性が高い。
さらに補助装置は、フイン付き金属板製伝熱体
と、合成樹脂製支持体とよりなるものであるか
ら、製造が容易であり、製造コストが安くつくと
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は本考案品の斜視図、第2図は部分切欠き右側面
図、第3図は使用状態を示す冷凍冷蔵庫の部分縦
断面図である。 1……冷却補助装置、2……伝熱体、3……支
持体、4……物品載置部、5……フイン、6……
側壁、7……通気用中空部、12……冷凍庫、1
4……被冷凍物品、20……冷蔵庫。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面が物品載置部4となされかつ下面にフイン
    5を備えた金属板製伝熱体2と、底壁9および左
    右両側壁6,6によつて構成された断面略〓形の
    合成樹脂製支持体3とよりなり、支持体3の左右
    両側壁6,6の上縁部に伝熱体2が渡し止められ
    ることにより、伝熱体2と支持体3の内側に前後
    に開口した通気用中空部7が形成されるととも
    に、該中空部7内にフイン5が配置されている、
    冷凍庫等において使用される冷却補助装置。
JP11909784U 1984-07-31 1984-07-31 冷凍庫等において使用される冷却補助装置 Granted JPS6136293U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11909784U JPS6136293U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 冷凍庫等において使用される冷却補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11909784U JPS6136293U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 冷凍庫等において使用される冷却補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6136293U JPS6136293U (ja) 1986-03-06
JPS645751Y2 true JPS645751Y2 (ja) 1989-02-13

Family

ID=30677977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11909784U Granted JPS6136293U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 冷凍庫等において使用される冷却補助装置

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JP (1) JPS6136293U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58104889U (ja) * 1982-01-12 1983-07-16 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JPS58104888U (ja) * 1982-01-12 1983-07-16 三菱電機株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6136293U (ja) 1986-03-06

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