JPS645566B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS645566B2
JPS645566B2 JP58229966A JP22996683A JPS645566B2 JP S645566 B2 JPS645566 B2 JP S645566B2 JP 58229966 A JP58229966 A JP 58229966A JP 22996683 A JP22996683 A JP 22996683A JP S645566 B2 JPS645566 B2 JP S645566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
tricyclazole
mixed
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP58229966A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60123408A (ja
Inventor
Tetsuo Ookawa
Minoru Goto
Akira Sakamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumiai Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP58229966A priority Critical patent/JPS60123408A/ja
Publication of JPS60123408A publication Critical patent/JPS60123408A/ja
Publication of JPS645566B2 publication Critical patent/JPS645566B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、安定化された農薬組成物に関するも
のである。さらに詳しく言えば、5−メチル−
1,2,4−トリアゾロ(3,4−b)ベンゾチ
アゾール(以下トリシクラゾールと言う。)及び
有機リン酸エステル系化合物を含有する2種以上
の活性成分から成る農薬組成物において、活性成
分が互いに化学反応を起こし効力の低下するのを
抑制した安定化農薬組成物に関する。 〔従来技術〕 農薬を使用する際に、作用機序の異なる2種以
上の活性成分を混合することにより、それぞれの
短所を補い長所を発揮させることがしばしば行な
われる。 ところで、この様な形の農薬を工場等であらか
じめ調整し製品とした場合、活性成分の中には貯
蔵、輸送中に相互に反応して効力の低下、毒性の
増大など望ましくない事態を招来するものがあ
る。例えばトリシクラゾールは、稲いもち病の防
除を目的として使用される優れた殺菌剤である
が、これを有機リン酸エステル系化合物と組み合
せて用いると、多くの場合、両成分が相互に反応
して生物活性を示さない別の化合物に変化するこ
とが知られている。このため両成分の相互反応を
抑制することを目的として、リン酸類(特開昭56
−10102号)及びアルキルベンゼンスルホン酸類
(特開昭56−75413号)等を安定剤として添加する
ことが提案されている。しかしながらこれらの安
定剤を使用した場合においても、ある種の有機リ
ン酸エステル系化合物に対してはその安定効果が
不十分であり安定剤としての効果を示さないこ
と、安定剤の添加量も多いことからトリシクラゾ
ール及び有機リン酸エステル系化合物を含有する
農薬組成物の物理化学的性質が低下すること、リ
ン酸類のように強酸を過剰に添加することから薬
害が生じやすくなること等の欠点を有する。した
がつてトリシクラゾール及び有機リン酸エステル
系化合物を含む2種以上の活性成分から成る農薬
組成物に関し、現在提案されている安定剤よりも
各活性成分の効力を低下させることなく、また活
性成分間の化学反応を抑制し安定化させると共に
安定剤の添加量が少なく、従つて酸による薬害を
軽減させうる等の特徴を有する安定剤を得ること
がこの分野における重要な課題となつている。 〔発明の目的〕 本発明はトリシクラゾールと有機リン酸エステ
ル系化合物とを組み合わせた安定化された農薬組
成物を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕 本発明はトリシクラゾールとと有機リン酸エス
テルとを活性成分として含有する農薬に、安定剤
としてスルホサルチル酸を添加してなる安定化し
た農薬組成物である。 本発明者らは、トリシクラゾールと有機リン酸
エステル系化合物との両者を活性成分とする農薬
の製剤化について鋭意研究を重ねた結果、これに
対しスルホサルチル酸を添加した場合、現在知ら
れているリン酸類及びアルキルベンゼンスルホン
酸類に比し両活性成分間で起こる反応が抑制され
安定化し、また、スルホサルチル酸の添加量は、
従来の安定剤よりも少量で安定効果を有し農薬組
成物が長時間の保存に耐えるとともに、物理化学
的性質の向上並びに植物に対する薬害を軽減させ
ることを見い出し、この知見に基づいて本発明を
なすに至つた。 本発明の安定化農薬組成物において、トリシク
ラゾールと組み合わせて用いられる有機リン酸エ
ステル系化合物としては、例えば以下のものをあ
げることが出来る。
【表】
【表】 ステル
【表】 これらの有機リン酸エステル系化合物は、トリ
シクラゾールに対し重量比2:1ないし1:10の
範囲の割合で用いられる。次に、本発明において
安定剤として用いられるスルホサルチル酸は、例
えば3−スルホサルチル酸、4−スルホサルチル
酸、5−スルホサルチル酸、6−スルホサルチル
酸または、これらの混合物である。またスルホサ
ルチル酸は、トリシクラゾールに対し、重量比
10:0.5ないし1:10の範囲の割合で添加される。
さらに好ましくは1:1ないし1:5の範囲の割
合で添加される場合優れた安定効果を有する。 本発明の農薬組成物には、トリシクラゾール、
有機リン酸エステル系化合物及びスルホサルチル
酸の他に、通常の農薬に慣用されている補助添加
成分、例えばクレー、ホワイトカーボンなどの増
量剤、リグニンスルホン酸塩、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテル、アルキルナフタリンスルホン酸塩
などの界面活性剤、ポリビニールアルコール、カ
ルボキシメチルセルロースなどのバインダー、エ
チレングリコール、グリセリンなどの分散安定剤
等を含有させることが出来る。その他本発明の活
性成分以外の殺虫剤、殺菌剤等をさらに配合する
ことも出来る。 本発明の農薬組成物を調整するには、通常の農
薬製剤の製造法に準じ、所望に応じ配合される補
助添加成分とともに均一に混合し、これを粉剤、
水和剤、粒剤、ゾル剤等に製剤すればよい。好ま
しくは、トリシクラゾール及びスルホサルチル酸
を先づ微粉砕した後、所定の必須成分及び補助添
加成分を加え製剤したものが、前述の製剤品より
も少量のスルホサルチル酸で優れた安定効果を奏
する。 また、トリシクラゾール及びスルホサルチル酸
を例えばアセトン、クロロホルム、メタノール等
の有機溶媒中又は水中であらかじめ混合し、これ
を蒸発乾固してトリシクラゾールとスルホサルチ
ル酸混合物を得、次にこのトリシクラゾールとス
ルホサルチル酸混合物に所定の必須成分及び補助
添加成分を加え製剤した場合においても、優れた
安定効果を奏する。 これまでトリシクラゾールと有機リン酸エステ
ル系化合物との反応しやすい2種の化合物に、リ
ン酸類、アルキルベンゼンスルホン酸類等を添加
して両成分の反応を抑制することは知られている
が、本発明においては、これらの安定剤に比べ少
量の添加量で優れた安定効果を示し、かつ農薬組
成物の物理化学的性質の向上、植物への薬害軽減
の効果をも有する安定剤として、スルホサルチル
酸を添加するものである。次に実施例、試験例に
より本発明を詳細に説明する。 実施例 1 トリシクラゾール1重量部、5−スルホサルチ
ル酸1.5重量部、マラソン2重量部、ホワイトカ
ーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー92.5重量部
を混合し、微分砕して混合粉剤を調整した。 実施例 2 トリシクラゾール1重量部、5−スルホサルチ
ル酸2.5重量部、マラソン2重量部、ホワイトカ
ーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー91.5重量部
を混合し、微分砕して混合粉剤を調整した。 実施例 3 トリシクラゾール1重量部、5−スルホサルチ
ル酸5重量部、マラソン2重量部、ホワイトカー
ボン3重量部及び鉱物質微粉クレー89重量部を混
合し、微分砕して混合粉剤を調整した。 実施例 4 トリシクラゾール33.3重量部、5−スルホサル
チル酸50重量部及びホワイトカーボン16.4重量部
を混合し、微粉砕したトリシクラゾールスルホサ
ルチル酸濃厚粉末を得る。次にトリシクラゾール
スルホサルチル酸濃厚粉末3重量部にMEP2重量
部、ホワイトカーボン3重量部及び鉱物質微粉ク
レー92重量部を加え混合、微分砕して混合粉剤を
調整した。 実施例 5 実施例4で調整した、トリシクラゾールスルホ
サルチル酸濃厚粉末3重量部にMPP2重量部、ホ
ワイトカーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー92
重量部を加え混合、微分砕して混合粉剤を調整し
た。 実施例 6 トリシクラゾール1重量部、4−スルホサルチ
ル酸1重量部、6−スルホサルチル酸1重量部、
PAP2重量部、ホワイトカーボン4重量部及び鉱
物質微粉クレー91重量部を混合し、微分砕して混
合粉剤を調整した。 実施例 7 トリシクラゾール0.5重量部、3−スルホサル
チル酸1重量部、IBP1.5重量部、MEP2重量部、
ホワイトカーボン4重量部及び鉱物質微粉クレー
91重量部を混合し、微分砕して混合粉剤を調整し
た。 実施例 8 トリシクラゾール10重量部、5−スルホサルチ
ル酸10重量部、ジメチルビンホス20重量部、界面
活性剤(リグニンスルホン酸塩)3重量部、ホワ
イトカーボン15重量部及び鉱物質微粉クレー42重
量部を混合し、微分砕して混合水和剤を調整し
た。 実施例 9 実施例4で調整したトリシクラゾールスルホサ
ルチル酸濃厚粉末30重量部にクロロビリホスメチ
ル20重量部、ホワイトカーボン10重量部、界面活
性剤A(ポリオキシエチレンアルキルアリールエ
ーテル)3重量部、界面活性剤B(アルキルベン
ゼンスルホン酸塩)2重量部及び鉱物質微粉クレ
ー35重量部を加え、微分砕して混合水和剤を調整
した。 実施例 10 トリシクラゾール3.1重量部に5−スルホサル
チル酸4重量部、界面活性剤(アルキルベンゼン
スルホン酸塩)1重量部、バインダー(ポリビニ
ールアルコール)2重量部、ホワイトカーボン4
重量部、ベントナイト20重量部及び鉱物質微粉ク
レー64.9重量部を加え良く混合した後、適量の水
を加え練合し造粒機にて造粒、乾燥させたトリシ
クラゾール練込基剤を得る。次に得られた基剤97
重量部にMPP3重量部を加え均一に吸着させ、粒
剤を調整した。 実施例 11 実施例10で調整した基剤97重量部にプロパホス
3重量部を均一に吸着させ、粒剤を調整した。 実施例 12 トリシクラゾール37.5重量部、5−スルホサル
チル酸62.5重量部に、アセトン200mlを加え室温
で30分撹拌した後、50℃の恒温槽中でアセトンを
留去させトリシクラゾールとスルホサルチル酸混
合物を得る。次にこのトリシクラゾールとスルホ
サルチル酸の混合物2.7重量部に、MEP2重量部、
ホワイトカーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー
92.3重量部を加え混合、微粉砕して混合粉剤を調
整した。 比較例 1 トリシクラゾール1重量部、P−トルエンスル
ホン酸1.5重量部、マラソン2重量部、ホワイト
カーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー92.5重量
部を混合し、微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 2 トリシクラゾール1重量部、ポリリン酸1.5重
量部、マラソン2重量部、ホワイトカーボン3重
量部及び鉱物質微粉クレー92.5重量部を混合し、
微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 3 トリシクラゾール1重量部、P−トルエンスル
ホン酸2.5重量部、マラソン2重量部、ホワイト
カーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー91.5重量
部を混合し、微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 4 トリシクラゾール1重量部、ポリリン酸2.5重
量部、マラソン2重量部、ホワイトカーボン3重
量部及び鉱物質微粉クレー91.5重量部を混合し、
微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 5 トリシクラゾール1重量部、P−トルエンスル
ホン酸5重量部、マラソン2重量部、ホワイトカ
ーボン5重量部及び鉱物質微粉クレー89重量部を
混合し、微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 6 トリシクラゾール1重量部、ポリリン酸5重量
部、マラソン2重量部、ホワイトカーボン3重量
部及び鉱物質微粉クレー89重量部を混合し、微粉
砕して混合粉剤を調整した。 比較例 7 トリシクラゾール1重量部、マラソン2重量
部、ホワイトカーボン3重量部を混合し、微粉砕
して混合粉剤を調整した。 比較例 8 トリシクラゾール12.5重量部、P−トルエンス
ルホン酸62.5重量部、ホワイトカーボン25重量部
を混合し、微粉砕したトリシクラゾールトルエン
スルホン酸濃厚粉末を得る。次にトリシクラゾー
ルトルエンスルホン酸濃厚粉末8重量部にMEP2
重量部、ホワイトカーボン3重量部及び鉱物質微
粉クレー87重量部を加え混合、微分砕して混合粉
剤を調整した。 比較例 9 トリシクラゾール12.5重量部、ポリリン酸62.5
重量部、ホワイトカーボン25重量部を混合し、微
粉砕したトリシクラゾールポリリン酸濃厚粉末を
得る。次にトリシクラゾールポリリン酸濃厚粉末
8重量部にMEP2重量部、ホワイトカーボン3重
量部及び鉱物質微粉クレー87重量部を加え混合、
微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 10 比較例8で調整したトリシクラゾールトルエン
スルホン酸濃厚粉末8重量部にMPP2重量部、ホ
ワイトカーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー87
重量部を混合、微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 11 比較例8で調整したトリシクラゾールトルエン
スルホン酸濃厚粉末8重量部にPAP2重量部、ホ
ワイトカーボン3重量部及び鉱物質微粉クレー87
重量部を加え混合、微分砕して混合粉剤を調整し
た。 比較例 12 トリシクラゾール0.5重量部、ベンゼンスルホ
ン酸2.5重量部、IBP1.5重量部、MEP2重量部、
ホワイトカーボン4重量部及び鉱物質微粉クレー
89.5重量部を混合し、微粉砕して混合粉剤を調整
した。 比較例 13 トリシクラゾール0.5重量部、ポリリン酸2.5重
量部、IBP1.5重量部、MEP2重量部、ホワイトカ
ーボン4重量部及び鉱物質微粉クレー89.5重量部
を混合し、微粉砕して混合粉剤を調整した。 比較例 14 トリシクラゾール10重量部、マレイン酸20重量
部、ジメチルビンホス20重量部、界面活性剤(リ
グニンスルホン酸塩)3重量部、ホワイトカーボ
ン20重量部及び鉱物質微粉クレー27重量部を混合
し、微粉砕して混合水和剤を調整した。 比較例 15 トリシクラゾール10重量部、ポリリン酸20重量
部、ジメチルビンホス20重量部、界面活性剤(リ
グニンスルホン酸塩)3重量部、ホワイトカーボ
ン20重量部及び鉱物質微粉クレー27重量部を混合
し、微粉砕して混合水和剤を調整した。 比較例 16 トリシクラゾール28.6重量部、P−トルエンス
ルホン酸57.1重量部、ホワイトカーボン14.3重量
部を混合し、微粉砕したトリシクラゾールトルエ
ンスルホン酸濃厚粉末を得る。次にトリシクラゾ
ールトルエンスルホン酸濃厚粉末35重量部にクロ
ロピリホスメチル20重量部、ホワイトカーボン10
重量部、界面活性剤A(ポリオキシエチレンアリ
ールエーテル)3重量部、界面活性剤B(アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩)2重量部及び鉱物質微
粉クレー30重量部を加え混合し、微粉砕して混合
水和剤を調整した。 比較例 17 トリシクラゾール3.1重量部にP−トルエンス
ルホン酸15重量部、界面活性剤(アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩)1重量比、バインダー(ポリビ
ニールアルコール)2重量部、ホワイトカーボン
5重量部、ベントナイト15重量部及び鉱物質微粉
クレー58.9重量部を加え良く混合した後、適量の
水を加え練合し、造粒機にて造粒、乾燥させたト
リシクラゾール練込基剤を得る。次にトリシクラ
ゾール練込基剤97重量部にMPP3重量部を加え均
一に吸着させ、混合粒剤を調整した。 比較例 18 トリシクラゾール3.1重量部にポリリン酸15重
量部、界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸
塩)1重量部、バインダー(ポリビニルアルコー
ル)2重量部、ホワイトカーボン5重量部、ベン
トナイト15重量部及び鉱物質微粉クレー58.9重量
部を良く混合した後、適量の水を加え練合し、造
粒機にて造粒、乾燥させたトリシクラゾール練込
基剤を得る。次にトリシクラゾール練込基剤97重
量比にMPP3重量部を加え均一に吸着させ混合粒
剤を調整した。 比較例 19 比較例17で調整したトリシクラゾール練込基剤
97重量部にプロパホス3重量部を均一に吸着させ
混合粒剤を調整した。 試験例 1 実施例1〜12及び比較例1〜19の製剤、各々50
gを褐色ビンに入れ密栓する。これを40℃恒温器
中で30日間保存後ガスクロマトグラフにてトリシ
クラゾール及び有機リン酸エステル系化合物の分
析を行ない分解率を算出した。分解率は恒温器保
存前の各成分分析値と40℃で30日保存後の分析値
から次式に従い算出した。 分解率(%)=(恒温器保存前の分析値−40℃、
30日保存後の分析値)/(恒温器保存前の分析値)×10
0 この結果を下表に示す。
【表】
【表】
【表】 試験例 2 実施例7及び比較例12、13の製剤各々につい
て、物理化学的性質を次の項目につき試験した。 (1) 見掛比重(農薬公定検査法による。) (2) 吐出性測定(全農、粉剤の物理性規格試験法
による。) 〔共立農機製標準試験機を用い、基準粉剤
(JISタルク工業会配布品)の試験機開度5/10に
於ける1分間当りの吐出重量(Xg)を求め
る。又5/10に於ける見掛比上を求め、次式から
それぞれの開度における指数を求める。 指数=1500×試験機による見掛比重/Xg この指数を試験機の試験用開度としての補正
指数とする。〕 (3) 分散性測定(全農、粉剤の物理性規格試験法
による。) 〔分散性測定装置(柴田製ガラスフイルター
アダプター、マノメーター、サイクロンおよび
パツグフイルター装置)を用い、コンプレーサ
ー、ストツプウオツチで常法により、風量35
/minの割合で15秒間空気を通じ、グラスフ
イルター中の残量(Xg)を秤量し、次式によ
り算出する。 分散度指数=10g−Xg/10g×100〕 測定結果を下表に示す。
【表】 試験例 3 実施例8及び比較例14、15の製剤各々につい
て、稲に対する薬害試験を次のの条件で実施し
た。 (1) 供試植物 稲(愛知旭)5葉期を直径10cmのポツトに4
茎、5株移植。 (2) 供試薬剤の濃度 トリシクラゾールで、200及び100ppm。 (3) 散布 スプレーガンを用いて25c.c./ポツト散布。 (4) 処理 散布風乾後、室温内(27℃)ペンチ上に放置。 (5) 調査 散剤布1週間後、−(薬害なし)〜(枯死)
の規準で薬害を調査。 試験結果を下表に示す。
【表】 以上の結果から、スルホサルチル酸は、ポリリ
ン酸、P−トルエンスルホン酸よりも少量の添加
量で優れた安定効果を有し、かつ農薬組成物の物
理化学的性質の向上、植物への薬害軽減の効果を
も有する安定剤であることが判かる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 5−メチル−1,2,4−トリアゾロ(3,
    4−b)ベンゾチアゾール及び有機リン酸エステ
    ル系化合物を活性成分として含有する農薬に、安
    定剤としてスルホサルチル酸を添加してなる安定
    化農薬組成物。 2 スルホサルチル酸の添加量が5−メチル−
    1,2,4−トリアゾロ(3,4−b)ベンゾチ
    アゾールに対し、重量比10:0.5ないし1:10の
    範囲である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
JP58229966A 1983-12-07 1983-12-07 安定化農薬組成物 Granted JPS60123408A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58229966A JPS60123408A (ja) 1983-12-07 1983-12-07 安定化農薬組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58229966A JPS60123408A (ja) 1983-12-07 1983-12-07 安定化農薬組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60123408A JPS60123408A (ja) 1985-07-02
JPS645566B2 true JPS645566B2 (ja) 1989-01-31

Family

ID=16900492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58229966A Granted JPS60123408A (ja) 1983-12-07 1983-12-07 安定化農薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60123408A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60123408A (ja) 1985-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5298501A (en) Chemically stable granules containing insecticidal phosphoroamidothioates
AU764924B2 (en) Solvates of pymetrozine
US5092918A (en) Granules of pyridinedicarbothioate herbicides
JPS6284004A (ja) 改良された除草粒剤組成物
JPS645566B2 (ja)
JPS5826722B2 (ja) 殺ダニ及び殺アブラムシ剤
JP4424944B2 (ja) 安定な害虫駆除用粉剤
EP0603418B1 (en) Herbicide composition
JPS6051102A (ja) 安定化された農園芸用殺菌剤
US4055412A (en) Phenylureidoimidazolidinediones as plant protectants
JPS6323806A (ja) 安定化させた農薬固型製剤
JPS61130203A (ja) 安定化された殺虫剤
JPS6333305A (ja) 殺虫、殺ダニ組成物
JPS6153321B2 (ja)
JPH01157965A (ja) 殺菌性ピリジルカルバメート及びそれらの塩
JPS61152606A (ja) 安定化農薬組成物
JPS61109703A (ja) 安定化農薬組成物
JPS6121522B2 (ja)
ZA200109114B (en) Solvates of pymetrozine.
JPS6028907A (ja) 農園芸用殺菌組成物の安定化法
CN110754467A (zh) 一种含活性组份呋虫胺的可溶性粒剂及其制备方法
JPH04198105A (ja) 安定な殺虫製剤
JPH0672810A (ja) 除草剤組成物
JPH01139514A (ja) 安定性良好な農園芸用殺菌組成物
JPH01102009A (ja) 農園芸用殺菌組成物