JPS6153321B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6153321B2
JPS6153321B2 JP53013297A JP1329778A JPS6153321B2 JP S6153321 B2 JPS6153321 B2 JP S6153321B2 JP 53013297 A JP53013297 A JP 53013297A JP 1329778 A JP1329778 A JP 1329778A JP S6153321 B2 JPS6153321 B2 JP S6153321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
white carbon
alkyl group
carbon atoms
added
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53013297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54107525A (en
Inventor
Hiroyasu Hatano
Masaru Kaneko
Yutaka Kamata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumiai Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP1329778A priority Critical patent/JPS54107525A/ja
Publication of JPS54107525A publication Critical patent/JPS54107525A/ja
Publication of JPS6153321B2 publication Critical patent/JPS6153321B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、構造式 で表わされる2−メトキシ−4H−1・3・2−
ベンゾジオキサフオスフオリン−2−サルフアイ
ド(以下本化合物をサリチオンと称する)を活性
成分として含有する施設園芸用微粉剤(以下本薬
剤をフローダストと称する)の活性成分の変質を
防止し、その品質を長期間安定に保持する方法を
提供するものである。 サリチオンは落葉果樹の主要害虫、野菜のヨト
ウムシとはじめとする諸害虫ならびに衛生害虫に
すぐれた殺虫力を有するものであるが、安定性に
乏しい欠点がある。サリチオンの安定化法につい
ては、既にアリールアミン誘導体の添加(特許公
告昭44−28099)、ジアルキルジチオ燐酸塩の添加
(特公昭46−42098号)、ジフエニルアミン又は
9・9−ジメチル−9・10−ジヒドロアクリジン
の添加(特公昭47−9593号)する方法が提案され
ている。また、有機リン剤の分解防止剤として一
般に使われている物に、トール油、PAP、リン
酸塩等が挙げられる。 一方、施設園芸の発展にともなつて近年開発さ
れつつある画期的な病害虫の防除方法として、微
粉剤を散布機で散布するいわゆるフローダストが
ある。これは、一般的に見掛比重が0.15Kg/以
下であり、かつ平均粒径が5μ以下である事を特
徴とした微粉剤で、ハウス等の施設内に散布機で
散布した場合、薬剤が一定時間空気中に漂流し
て、ハウス内に均一に落下もしくは付着するよう
に設計されている。この物理的性状を具備する為
には、従来農薬粉剤に用いられていたクレ、タル
ク等の増量剤だけでは不十分であり、ホワイトカ
ーボン等の見掛比重が小さい増量剤を5%以上、
好ましくは20〜30%配合しなければならない。 従来、サリチオンの農薬製剤は、水和剤が多く
使われているが、この水和剤にはクレー、タルク
等にホワイトカーボンが2%程度配合されてい
る。この様なホワイトカーボンの配合率の低いサ
リチオン水和剤においては前記安定化剤の添加が
効果を有し、経時的分解は防止される。ホワイト
カーボンが2%前後配合された場合は、ホワイト
カーボンの影響よりもクレー、タルクの影響が強
く現われ、この防止には前記安定化剤が有効に作
用する。ところがフローダストのようにホワイト
カーボンを5%以上も配合した場合には、ホワイ
トカーボンの影響の方が強く現われ前記安定化剤
の添加で経時的分解をおさえることができない。
ホワイトカーボンを5%以上配合した製剤中のサ
リチオンが安定性に乏しい事はこの製剤の経済価
値を非常に下げるものである。 本発明者らは、この改善のため鋭意研究の結
果、以下に述べるエチレンオキサイドの付加した
界面活性剤を添加する事により十分に安定化の目
的を達するという知見を得、本発明を完成した。 すなわち、本発明は特定の平均粒径、見掛比重
を有しサリチオン、ホワイトカーボン及び補助剤
よりなる施設園芸用微粉剤に特定の界面活性剤を
添加してなる。 本発明において用いられる界面活性剤は具体的
には次のものである。 一般式 R1−O−(CH2CH2O)o−X、 又は R3−O(C2H4O)a(C3H6O)b(C2H4O)cH (式中、R1は炭素数2〜20のアルキル基又は
【式】
【式】で表わされる基 (R2は炭素数2〜20のアルキル基)を、 R3はH又は炭素数2〜20のアルキル基を、 nは2〜100の整数を、 XはH、SO3Na、SO3K、SO3NH4又はSO3HN
(C2H4OH)3を示す。 a、b、cは任意の整数で分子量が300〜30000
となるものを表わす。) サリチオンのフローダストの安定化剤として、
これらのエチレンオキサイドの付加された界面活
性剤を使用する場合、製剤に対して0.3〜7重量
%好ましくは1〜5重量%の添加でもつて十分な
効力を発揮する。これらのエチレンオキサイドの
付加された界面活性剤は常温で固体のものと液体
のものとがあるが、固体のものはそのまま製剤に
添加してよく、液体のものはそのままか、又はあ
らかじめ吸油性増量剤(例えばホワイトカーボ
ン、硅藻土等)に吸着して製剤に添加してもよ
く、特に添加方法は限定されない。また、これら
のエチレンオキサイドの付加された界面活性剤
は、製剤に対して1種のものを単独使用してもよ
いが、2種以上のものを混合使用してもよく、特
に限定されない。以下実施例をあげて本発明の方
法および効果を説明する。 実施例 1 純度94%のサリチオン17.5部に、次の表のよう
に所定量のホワイトカーボンと安定化剤2部を加
え、さらに残りの部分としてクレーあるいはタル
クを加えて100部とした。これを混合し、ジエツ
ト−O−マイザー粉砕機を用いて、空気圧5Kg/
cm2で粉砕を行ない均一に混合して試料とした。 この試料をそれぞれ50℃の恒温器に14日間放置
保存し、放置前後のサリチオンの含有率を分析し
て、その分解率を求めた。 試験結果を第1表に示した。
【表】 試料No.1〜No.10はホワイトカーボンの配合率
が5%又は30%のもの、あるいはホワイトカーボ
ンのみを担体とした区で、No.11〜No.16はホワ
イトカーボン無添加又は2%添加の区である。 実施例 2 純度95%のサリチオン17.5部に、カープレツク
ス#80(ホワイトカーボン;塩野義製薬(株)製造)
を30部と、次の表に示す界面活性剤を所定量加
え、残部としてジークライトSG90(微粉状クレ
ー;ジークライト砿業(株)製造)をさらに加えて
100部とした。混合後ジエツト−O−マイザー粉
砕機を用いて空気圧6Kg/cm2で粉砕を行ない、均
一に混合した。 このサリチオンフローダストの試料をそれぞれ
50℃の恒温器に14日間放置保存し、放置前後のサ
リチオンの含有率を分析して、その分解率を求め
た。 結果を、界面活性剤無添加の対照試験、エチレ
ンオキサイド付加のない界面活性剤添加による比
較試験の結果と共に第2表に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2−メトキシ−4H−1・3・2−ベンゾジ
    オキサフオスフオリン−2−サルフアイドとホワ
    イトカーボン及び下記一般式で示される化合物を
    含む平均粒径が5ミクロン以下で見掛比重が0.15
    Kg/以下である施設園芸用微粉剤。 一般式 R1−O−(CH2CH2O)o−X、 又は R3−O(C2H4O)a(C3H6O)b(C2H4O)cH (式中、R1は炭素数2〜20のアルキル基又は
    【式】【式】で表わされる基 (R2は炭素数2〜20のアルキル基を示す)を、 R3はH又は炭素数2〜20のアルキル基を、 nは2〜100の整数を、 XはH、SO3Na、SO3K、SO3NH4、又は
    SO3HN(C2H4OH)3を示す。 a、b、cは任意の整数で分子量が300〜30000
    となるものを表わす。)
JP1329778A 1978-02-08 1978-02-08 Stabilized flow dust pesticide for greenhouse agriculture and horticulture Granted JPS54107525A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1329778A JPS54107525A (en) 1978-02-08 1978-02-08 Stabilized flow dust pesticide for greenhouse agriculture and horticulture

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1329778A JPS54107525A (en) 1978-02-08 1978-02-08 Stabilized flow dust pesticide for greenhouse agriculture and horticulture

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54107525A JPS54107525A (en) 1979-08-23
JPS6153321B2 true JPS6153321B2 (ja) 1986-11-17

Family

ID=11829241

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1329778A Granted JPS54107525A (en) 1978-02-08 1978-02-08 Stabilized flow dust pesticide for greenhouse agriculture and horticulture

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS54107525A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0721734A4 (en) * 1993-10-01 1998-08-12 Nippon Soda Co PESTICIDE COMPOSITION
EP1869978A1 (de) * 2006-06-21 2007-12-26 Bayer CropScience AG Schaumarme Zubereitungen für den Pflanzenschutz

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4985239A (ja) * 1972-08-25 1974-08-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4985239A (ja) * 1972-08-25 1974-08-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54107525A (en) 1979-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU1751992A (en) Chemically stable granules containing insecticidal phosphoroamidothioates
JPH02221204A (ja) 低揮発性塩類
EP0754407A2 (en) Liquid formulations of 1,2-benzisothiazolin-3-one
KR920005587B1 (ko) 농약 조성물
EP0432271B1 (en) Herbicide
JPS6153321B2 (ja)
CN110063336A (zh) 一种含螺虫乙酯和氟吡呋喃酮的农药组合物和农药及其应用
JP3849040B2 (ja) 植物保護剤
JPH07223917A (ja) 液状農薬組成物
JP3358753B2 (ja) 効力の増強された殺虫・殺ダニ組成物
JP4424944B2 (ja) 安定な害虫駆除用粉剤
JPS6323806A (ja) 安定化させた農薬固型製剤
JPS6051102A (ja) 安定化された農園芸用殺菌剤
JPS61130203A (ja) 安定化された殺虫剤
US2826529A (en) Miticidal composition of dialkyl chlorophosphates and method of use
JP4737753B2 (ja) 水性懸濁農薬組成物
JPH0512321B2 (ja)
JPH01261310A (ja) 除草組成物
JP2651702B2 (ja) 農園芸用粉剤、水和剤及びその安定化方法
EP0988791B1 (en) Method for reducing deflagration of azinphos-methyl
JPS604108A (ja) 除草組成物
JPS61122208A (ja) 安定化された殺虫剤
JP2531234B2 (ja) 除草剤組成物
US2291262A (en) Stabilization of parasiticides
JPH0557964B2 (ja)