JP3358753B2 - 効力の増強された殺虫・殺ダニ組成物 - Google Patents
効力の増強された殺虫・殺ダニ組成物Info
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Description
され、かつ、薬害が軽減された農園芸用殺虫・殺ダニ組
成物及び散布方法に関する。さらに詳しくは、殺虫・殺
ダニ剤として有効な16員環マクロライド化合物の1種
または2種以上、及びポリアルキレングリコールを付加
したある種のシリコーン系界面活性剤の1種または2種
以上を含有することを特徴とする、薬害の危険性が小さ
く且つ殺虫・殺ダニ活性が増強された農園芸用殺虫・殺
ダニ組成物、並びに該16員環マクロライド化合物の散
布液中にポリアルキレングリコールを付加したシリコー
ン系界面活性剤を添加することにより上記の目的を達し
得る農園芸用殺虫・殺ダニ剤の散布方法に関する。
表される殺虫・殺ダニ活性を有する16員環天然マクロ
ライド類及びそれらの誘導体(以下ミルベマイシン系化
合物と総称する)は多数知られている。例えば、ミルベ
マイシン天然物及びそれらの誘導体は、特開昭50-29742
号,57-77686 号,57-120589号,57-139079号,57-139081
号,59-16894 号,59-20284 号,59-20285 号,59-33288
号,59-36681 号,59-108785号,60-126289号,60-142991
号,60-152490号,60-184085号,61-85390 号,61-103884
号,61-130292号,61-172883号,61-178986号,61-180787
号,62-48685 号,62-89685 号,62-161788号,62-221689
号,62-221690号,62-252788号,63-10791 号,63-33381
号,63-290882号,63-264484号,64-47788 号,64-56681
号, 特開平1-104078号,1-193270 号,2-17191号,2-17478
0 号,3-70710号,4-211087 号,4-305579 号,5-134442号,
5-138516 号,5-140849 号及び5-255343号等により公知
である。
は特開昭52-151197 号,53-130695号,54-35293 号,54-61
197 号,54-61198 号,54-145699号,55-20797 号,55-2416
5 号,57-18684 号,57-59892 号,57-150699号,57-206695
号,58-59988 号,58-167591号,59-141582号,59-205321
号,60-94983 号,61-22087 号,61-36286 号,61-200993
号,61-233686号,61-257989号,61-267582号,62-29589
号,62-59291 号,63-122688号,63-238083号,64-42483
号, 特開平2-72189 号,2-212491 号,2-212492 号,2-229
194 号,2-264778 号,2-270879 号,2-300188 号,3-74397
号,3-86885号,3-141291号,3-209392 号,5-70476号,5-86
065号,5-163277 号,5-255342 号等により公知である。
さらにこれらに類似の16員環マクロライド類が特開昭
61-10589号,61-118387号,61-280496号,62-29590 号,62-
67087 号,62-226984号,62-265288号,62-265289号,62-26
5290号,63-57591 号,63-107985号,63-107986号,63-1079
87号,63-115883号,63-119485号,63-119486号,63-264586
号,63-270684号,63-270685号,64-29378 号,64-29379
号, 特開平1-156993号,1-157986 号,1-160983 号,1-163
181 号,1-197488 号,1-224375 号,1-272587 号,1-27258
8 号,1-283298 号,2-121994 号,2-290820 号,3-106886
号及び3-141283号等により知られている。
の農業害虫に対し、高い活性を有することが知られてい
る。しかし、これらの化合物の欠点として光分解及び酸
化分解を受けやすく、残効性に乏しい点があり、又、あ
る種の害虫、例えばナミハダニやミカンハダニに対し
て、殺成虫活性は極めて高いが、殺卵活性が弱い。さら
に、実際の野外での使用場面では、殺成虫・殺卵活性を
評価した室内試験から割り出した有効成分の実用散布濃
度よりかなり高濃度の散布液を使用しなければ高い防除
効率が得られないという問題点があった。
る目的で種々の努力が重ねられ、これまでにピペロニル
ブトキサイドやトリフェニルホスフェートの配合による
協力作用(米国特許283849号)、界面活性剤の大量配合
(特開昭64-25706号)、光安定剤の添加、スプレーオイ
ルとの混用(特開昭58-206507 号)、鉱物油及び特定の
界面活性剤を配合した乳剤組成物(特開平4-54104 号)
等が提案されている。
追試したが、共力剤や光安定剤の添加では期待したほど
の効力アップは達成されなかった。また、鉱物油(以下
オイルと称する)や界面活性剤を大量に配合すると、オ
イルはミルベマイシン系化合物を溶解する力に乏しく界
面活性剤との相溶性が悪いうえに、高濃度で散布する
と、薬害が生ずる危険性がある。とくに、精製度が高く
オイル自体の薬害が少ないものほど界面活性剤やその他
の溶剤等との相溶性が悪く、製剤が2層分離する傾向が
あった。また、界面活性剤を大量に配合すると、界面活
性剤の種類によっては、それ自体の薬害も加わって、よ
り強い薬害が表われる傾向があった。さらに、界面活性
剤配合乳剤の生物活性は、配合する界面活性剤によっ
て、極めて高い効果が得られる場合と大幅な効力増強が
期待できない場合があることを見出した。例えば、マシ
ン油製剤の薬害軽減法として提案されているソルビタン
脂肪酸エステル(特公昭62-43968号)やしょ糖エステル
(特開昭59-122408 号,62-263108 号)を乳化剤に用い
ると、薬害は軽減される傾向はあるが効力増強効果は乏
しくなった。ポリオキシエチレンアルキルエステルをオ
イル配合乳剤の乳化剤に用いると、効力は増強され薬害
も軽減されるが、それでも尚、作物によっては薬害が懸
念される場合があった。
系化合物の殺虫・殺ダニ活性を増強したままで、薬害の
ない農園芸用組成物を得るべく鋭意検討を重ねた。
ン系化合物の農園芸用組成物中にポリアルキレングリコ
ールを付加したシリコーン系界面活性剤を配合するか、
上記シリコーン系界面活性剤を含有しないミルベマイシ
ン系化合物含有製剤の稀釈液に上記シリコーン系界面活
性剤を展着剤として添加したものを散布液として使用す
れば目的を達成することができることを見出し本発明を
完成した。
16員環マクロライド化合物及び、下記一般式(I)、
は2〜6、yは3〜10、zは0〜10を示し、Aは水
素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、アセチル基
又はプロパノイル基を示す。)で表わされるポリアルキ
レングリコールを付加したシリコーン系界面活性剤を含
有することを特徴とする農園芸用殺虫・殺ダニ組成物、
ポリアルキレングリコールを付加したシリコーン系界面
活性剤を16員環マクロライド化合物に対して0.5〜
400倍の比率で含有する農園芸用殺虫・殺ダニ組成
物、並びに、殺虫・殺ダニ剤として有効な16員環マク
ロライド化合物の散布液中にポリアルキレングリコール
を付加したシリコーン系界面活性剤を添加することを特
徴とする、農園芸用殺虫・殺ダニ剤の散布方法である。
を付加したシリコーン系界面活性剤を含有することによ
り、薬害の危険性が小さく、且つ殺虫・殺ダニ活性が増
強されたミルベマイシン系化合物含有農園芸用殺虫・殺
ダニ組成物、及びミルベマイシン系化合物の散布液中
に、ポリアルキレングリコールを付加したシリコーン系
界面活性剤を添加して散布する処理方法である。
有効な16員環マクロライド化合物としては、下記一般
式(II)を示す。
子、C1 −C10アルコキシ基、水酸基、メルカプト基、
C1 −C10アルキルメルカプト基、糖残基、式:B−
(W)p −C(R5 )(R6 )−COO−(式中、B
は、フェニル基又は、少なくとも1個の酸素、硫黄若し
くは窒素原子を含み、環原子数5乃至6である芳香族複
素環基を示し、Wは酸素原子又は硫黄原子を示し、p
は、0又は1の整数を示し、R5は、水素原子、C1 −
C6 アルキル基、C6 −C10アリール基を示し、R6
は、水素原子、C1 −C4 アルキル基を示す。)で表さ
れる基を示し、R2 は、水素原子、水酸基又はオキソ基
を示し、点線を持つ結合は、単結合又は二重結合を示し
(R2 が水素原子のときのみ二重結合でありうる)、を
示し、R3 は、C1 −C4 アルキル基又はC4 −C6 ア
ルケニル基を示し、R4 は水素原子、水酸基、ハロゲン
原子、C3 −C6 アルケノイルオキシ基、C2 −C6 ア
ルカノイルオキシ基を示す。]上記式(II)におい
て、R1 は、好適には、水素原子、4’−(α−L−オ
レアンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキシ
基、4’−(4”−メチルアミノ−4”−デヒドロキシ
−α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロ
シルオキシ基、式:B−(W)p −C(R5 )(R6 )
−COO−で表される基であり、更に好適には水素原子
である。前記式中、Bは、好適にはフェニル基又はピリ
ミジニル基であり、更に好適には2−ピリミジニル基で
ある。Wは、好適には硫黄原子であり、pは、好適には
1であり、R5 は、好適には水素原子、C1 −C4 アル
キル基又はフェニル基であり、更に好適にはフェニル基
である。R6 は、好適には水素原子、メチル基又はエチ
ル基であり、更に好適には水素原子である。
は、水素原子(点線を持つ結合は、一重結合を示す)で
ある。
はC1 −C3 アルキル基であり、更に好適にはメチル基
又はエチル基である。
は水素原子、C3 −C6 アルケノイルオキシ基、C2 −
C6 アルカノイルオキシ基であり、更に好適には水素原
子である。
は、(1) R1 は、水素原子、4’−(α−L−オレ
アンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキシ基、
4’−(4”−メチルアミノ−4”−デヒドロキシ−α
−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシル
オキシ基であり、R2 は、水素原子(点線を持つ結合
は、一重結合又は二重結合を示す)又は水酸基であり、
R3 は、α分枝C3 −C4 アルキル基、1−メチル−1
−プロペニル基又は1,3−ジメチル−1−ブテニル基
であり、R4 は、水素原子である化合物。
オ)フェニルアセトキシ基又はα−(フェノキシ)フェ
ニルアセトキシ基であり、R2 は、水素原子(点線を持
つ結合は、一重結合を示す)であり、R3 は、メチル基
又はエチル基であり、R4 は、水素原子である化合物、
(3)R1 は、水素原子であり、R2 は、水素原子(点
線を持つ結合は、一重結合を示す)であり、R3 は、メ
チル基又はエチル基であり、R4 は、3−メチル−2−
ブテノイルオキシ基、3−メチル−2−ペンテノイルオ
キシ基又はイソバレリルオキシ基である化合物、(4)
R1 は、水素原子であり、R2 は、水素原子(点線を持
つ結合は、一重結合を示す)であり、R3 は、メチル又
はエチル基であり、R4 は、水素原子である化合物、本
願に於いてポリアルキレングリコールを付加したシリコ
ーン系界面活性剤は、前記した一般式で表わされる界面
活性作用を有する化合物群で、シルウエット(Silwet,
日本ユニカー(株)製)、シルガード(Silgard ,東レ
ダウコーニングシリコーン(株)製)、カイネティック
(Kinetic ,Helena Chemical Company 製)、ポリエー
テル変性シリコーンオイル(信越化学工業(株)製)等
の商品名で入手することができる。各社の商品は、式
中、m,n,x,y,zの数、Aの種類が変化させて、
特色を出している。
能が強いことで知られている。
は、前記した構造骨格を有する化合物群を総称し、これ
ら化合物から種々の方法によって、誘導される誘導体を
包含するものである。上記の置換基は例示的であって、
基本骨格を同じくし、同種の作用を有する天然及び合成
された化合物は全て本願発明に包含される。
物の殺虫・殺ダニ活性を増強するためには、散布液中に
ポリアルキレングリコールを付加したシリコーン系界面
活性剤の濃度が10ppm 以上、好ましくは30ppm 以上
であることが望ましく、50ppm 以上であると更に好ま
しい効果を呈する。一方、ポリアルキレングリコールを
付加したシリコーン系界面活性剤は、除草活性も有する
とされている(特開平5-25010 号公報)が、除草活性を
発現するには、高濃度を要する。本願発明は、該シリコ
ーン系界面活性剤単独では殺虫・殺ダニ活性は勿論殺草
効果も示さない極めて低濃度でミルベマイシン系化合物
の殺虫・殺ダニ活性のみを飛躍的に向上させたものであ
って、この濃度では作物に対する薬害も問題にならな
い。このように、本界面活性剤は低濃度では薬害性の比
較的低い界面活性剤ではあるが、殺虫・殺ダニ活性を示
す濃度まで散布液中の濃度を高めると、それ自身の生物
活性を示し、対象植物によっては薬害が生じる場合があ
り、散布液中に400ppm 程度が限度である。また、ポ
リアルキレングリコールを付加したシリコーン系界面活
性剤は、農薬のアジュバンドとして添加するには高価で
あり、この意味からも余り大量に配合することは経済的
に有利でない。
は極めて殺虫・殺ダニ活性が強く、極めて低濃度で十分
な活性を示し、これらの化合物の散布液中濃度は通常
0.5〜20ppm 程度である。
含有する製剤中に、ポリアルキレングリコールを付加し
たシリコーン系界面活性剤を配合する場合の両者の含有
量は、これらを基準にして決めることができるが、有効
成分とシリコーン系界面活性剤との比率を所定の範囲に
保ち、散布時の稀釈倍数をできるだけ高くし、且つ製剤
として安定なものを作ることを考慮すると、両者の配合
量には自ずから限度がある。このため、本願発明におい
て、組成物中に占めるこれら化合物の含有量は、前者
が、通常0.1〜50%程度、好ましくは0.2〜20
%、さらに好ましくは0.3〜10%、後者が通常0.
5〜80%、好ましくは3〜70%、さらに好ましくは
5〜50%程度である。
リアルキレングリコールを付加したシリコーン系界面活
性剤を添加して散布する場合には、通常の方法により調
製したミルベマイシン系化合物の散布用製剤の稀釈液中
に、ポリアルキレングリコールを付加したシリコーン系
界面活性剤を10〜400ppm 、好ましくは30〜10
0ppm 程度になるように添加して散布液を調製すればよ
い。
適当な農園芸用製剤に調製し、これを使用時に水で稀釈
して対象作物に散布する。本願に適当な農園芸用製剤の
剤型は、水和剤、乳剤、フロアブル剤、ドライフロアブ
ル剤、錠剤等の通常農園芸用に使用される散布用製剤で
ある。
剤、湿潤剤、増量剤を配合し、ジェットミル、ハンマー
ミル等の粉砕機を用いて微粉砕して製品とする。
酸塩、(アルキル)ナフタレンスルホン酸及びその縮合
物の塩、フェノールスルホン酸及びその縮合物の塩、ア
クリル酸・マレイン酸・スチレンスルホン酸・及びビニ
ル基等の縮合物の塩よりなる種々のポリカルボン酸型及
びポリスルホン酸型ポリソープ、アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、ラウリルサルフェートの塩、ジアルキルスル
ホサクシネートの塩、アルキルメチルタウライドの塩、
ポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸の塩、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルスルホン
酸の塩、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテル
スルホン酸の塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
ホスフェート及びその塩、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテルホスフェート及びその塩、ポリオキシ
エチレンアリールアリールエーテルホスフェート及びそ
の塩等のアニオン型界面活性剤や、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロースの塩等の保護コロイド
剤として作用する高分子化合物等を挙げることができ
る。
ンスルホン酸及びその縮合物の塩、フェノールスルホン
酸及びその縮合物の塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、ラウリルサルフェートの塩、ジアルキルスルホサク
シネートの塩、アルキルメチルタウライドの塩、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテルスルホン酸の塩、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテルスルホン酸の
塩、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテルスル
ホン酸の塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルホス
フェート及びその塩、ポリオキシエチレンアルキルアリ
ールエーテルホスフェート及びその塩、ポリオキシエチ
レンアリールアリールエーテルホスフェート及びその塩
等のアニオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テル、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルエステル、アセチレンアル
コール、アセチレンジオール及びこれらにエチレンオキ
サイドを付加した界面活性剤等のノニオン界面活性剤を
挙げることができる。
パイロフィライト系クレー、タルク、炭酸カルシウム等
の鉱物質微粉、含水又は無水の合成無晶形二酸化珪素、
珪酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の無機化合物の微
粉、砂糖、乳糖、グルコース等の糖類、澱粉、デキスト
リン、微結晶セルロース等の有機物、硫酸ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の無機塩類、
尿素等を挙げることができる。
結晶のまま配合しても良いが、後述するような適当な溶
剤に溶かして、又は、必要があれば、適当な乳化剤を配
合して乳剤として水和剤中に吸収させても良い。
び乳化剤を配合し、混合溶解して製品とする。
剤を使用できる。好適な溶剤としては、キシレン、メチ
ルナフタレン、アルキルベンゼン、フェニルキシリルエ
タン等の芳香族系高沸点溶剤、パラフィン系及びナフテ
ン系高沸点溶剤、オレイン酸、ラウリン酸、ヤシ油脂肪
酸、マレイン酸、アジピン酸、フタール酸等のモノ及び
ジカルボン酸のエステル並びに種々のリン酸エステル等
の可塑剤、シクロヘキサノン、シクロヘキセニルシクロ
ヘキサノン、N−アルキルピロリドン、種々のグリコー
ルエーテル、又はグリコールエステル等を挙げることが
できる。
る乳化剤を使用できる。好適な乳化剤としては、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアリール
アリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル、
ソルビタンアルキルエステル、プルロニックタイプ、ア
セチレンアルコール、アセチレンジオール及びこれらに
エチレンオキサイドを付加した界面活性剤等のノニオン
界面活性剤、及びこれらノニオン界面活性剤を硫酸また
はリン酸でエステル化し、必要によってはこれを適当な
アルカリで中和したアニオン界面活性剤及びアルキルベ
ンゼンスルホン酸の塩等を挙げることができる。通常こ
れらのノニオン及びアニオン界面活性剤を適当に組み合
わせて使用することが多い。
な湿潤剤、分散剤を配合して有効成分を水中に懸濁さ
せ、アトライターやサンドミル等を用いて湿式粉砕した
のち、増粘剤、凍結防止剤、粒子成長防止剤等を添加し
て製品とするか、或は、必要なら適当な粉砕助剤を添加
して、ハンマーミルやジェットミル等の乾式粉砕機を用
いて微粉砕した有効成分を、適当な湿潤剤、分散剤を配
合した水中に懸濁分散させ、さらに必要に応じて増粘
剤、凍結防止剤、粒子成長防止剤等を添加して製品とす
るか、或は、有効成分を適当な溶媒と乳化剤を用いて乳
剤とし、これを水中にミクロに乳化させて、さらに必要
に応じて増粘剤、凍結防止剤、粒子成長防止剤等を添加
して製品とする。
様のものを使用できる。
ザンガム、アラビアガムのような水溶性天然ガム、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸ナトリウムのような合成高分子、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース等のセルロース誘導体、ベントナイト、酸性白
土、スメクタイト等の鉱物質微粉等を用いることができ
る。
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の
グリコール類が用いられる。
有効成分に吸着性のある色素、高分子分散剤等が用いら
れる。
は乾式で粉砕した有効成分に、水和剤の項で述べたよう
な助剤、及び必要なら、適当な結合剤を配合し、適当な
造粒機を用いて顆粒状に調製するか、上記のようにして
調製した有効成分を配合しない顆粒に、前述したような
有効成分の乳剤を吸収させることにより得ることができ
る。
のが好ましく、例えば、低分子量のデキストリン、ポリ
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩、アラビアガム等を用いることができる。
よいが、混合造粒機、転動造粒機、流動層造粒機、更に
は転動に流動を加えた造粒機、混合にせん断力を加えた
造粒機等を用いることができる。
た有効成分、又は乾式で粉砕した有効成分に、水和剤の
項で述べたような助剤、及び必要なら、適当な結合剤及
び滑沢剤・崩壊剤を配合して製品とすることができる。
ようなものを用いる。
ステアリン酸マグネシウム、シュガーエステル、ポリエ
チレングリコール、酸化鉄、種々の界面活性剤等が用い
られる。
ース及びそのカルシウム塩、カルボキシメチル化澱粉、
架橋化したポリビニルピロリドン等が用いられる。
中に配合する場合には、上記各製剤の製剤工程のいずれ
かの工程で配合する。又、散布液中に展着剤として添加
する場合には、シリコーン系界面活性剤を配合しない上
記剤型の散布用製剤を調製し、使用時に稀釈液中にシリ
コーン系界面活性剤を所定濃度になるように添加して用
いる。
分の分解防止剤、色素、効力増強剤及びその他の農薬活
性成分等を配合することができる。これらは上記各製剤
の製剤工程のいずれかの工程で配合すれば良い。
コーン系界面活性剤を含有するミルベマイシン系化合物
の農園芸用散布液は、シリコーン系界面活性剤を含有し
ない場合に比べて、明らかに効力の増強が見られ、且つ
薬害は実用上支障のない程度であった。以下に、参考
例、試験例及び実施例を掲げて、本発明の実施の態様を
より具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
合物を用いて表3に示す処方により、フローコーターF
Lミニ型(フロイント産業(株)製)を用いてドライフ
ロアブル剤を調製した。
S(三井三池製作所製)で45分間湿式粉砕した。
倍稀釈液に、シリコーン系界面活性剤、シルウエットL
−77(日本ユニカー(株)製,ポリアルキレングリコ
ールを付加したシリコーン系界面活性剤)を0,10,
30,50,100,200,400ppm になるように
添加した。また、同じドライフロアブル剤の2000倍
稀釈液に、非シリコーン系界面活性剤、NE1205
(ポリオキシエチレンオレイルエーテル,日本乳化剤
(株)製),NE150(ポリオキシエチレンラウリル
エステル,日本乳化剤(株)製)、NE82(ポリオキ
シエチレンソルビタンオレエート,日本乳化剤(株)
製)を、それぞれ30,50,100,300,600
ppm になるように添加した。又、別にこれら界面活性剤
のみの600ppm 稀釈液を調製した。これらの稀釈液を
自然発生のミカンハダニが生息するミカン樹に散布し、
散布前、散布10日後、20日後、30日後のダニの生
息数を調べ、防除効率を次式により求めた。また、新葉
及び果実に対する薬害の有無を調査した。結果を表4に
示す。
倍稀釈液に、シルウエットL−77を0,10,30,
50,100,200,400ppm になるように添加し
た。また、同じドライフロアブル剤の2000倍稀釈液
に、NE1205,NE150,NE82を、それぞれ
30,50,100,300,600ppm になるように
添加した。又、別にこれら界面活性剤のみの600ppm
稀釈液を調製した。これらの稀釈液を自然発生のリンゴ
ハダニ及びナミハダニが生息するリンゴ樹に散布し、散
布前、散布10日後、20日後、30日後のハダニの生
息数を調べ30日後の防除効率を求めた。また、新葉に
対する薬害の有無を調査した。結果を表5に示す。
倍稀釈液に、シルウエットL−77を0,10,30,
50,100,200,400ppm になるように添加し
た。また、同じドライフロアブル剤の2000倍稀釈液
に、NE1205,NE150,NE82を、それぞれ
30,50,100,300,600ppm になるように
添加した。又、別にこれら界面活性剤のみの600ppm
稀釈液を調製した。これらの稀釈液をキャベツに散布
し、1週後にコナガに対する効果を調査した。また、葉
に対する薬害の有無を調査した。結果を表6に示す。
ルキレングリコールを付加したシリコーン系界面活性剤
を添加したミルベマイシン系化合物の散布区は、何れも
防除効果は高く、シリコーン系界面活性剤を400ppm
添加した区でミカンに僅かに薬害が認められたのみであ
った。一方、比較例であるNE1205を配合した区で
は、防除効果の向上は100ppm 以上の添加区でかなり
強くなったが、50ppm 以上の添加区では薬害が見ら
れ、特に300ppm 以上の添加区では明らかな薬害が見
られ、実用性はなかった。また、NE150を配合した
区では、100ppm 以上で防除効果は向上したが、30
0ppm 以上の区では薬害が見られ、600ppm 以上では
かなり強い薬害が見られた。NE82を配合した区で
は、薬害は600ppm 区で僅かに認められたのみであっ
たが、600ppm 添加区でも顕著な防除効果の向上は見
られなかった。又、シルウエットL−77のみの稀釈液
では、600ppm の濃度でもこれらのダニ及び害虫に殆
ど効果は見られなかった。
倍稀釈液に、シルガード309(ポリアルキレングリコ
ールを付加したシリコーン系界面活性剤。東レダウコー
ニング(株)製)、カイネティック(ポリアルキレング
リコールを付加した界面活性剤,Helena Chemical Comp
any 製)、KF352(ポリエーテル変性シリコーンオ
イル,信越化学工業(株)製)、KF618(ポリエー
テル変性シリコーンオイル,信越化学工業(株)製)
を、それぞれ100ppm になるように添加した。別にこ
れら界面活性剤のみの600ppm 稀釈液を調製した。こ
れらの稀釈液を自然発生のミカンハダニが生息するミカ
ン樹に散布し、散布前、散布10日後、20日後、30
日後のダニの生息数を調べ、防除効率を求めた。また、
新葉及び果実に対する薬害の有無を調査した。結果を表
7に示す。
倍稀釈液に、シルガード309、カイネティック、KF
352、KF618を、それぞれ100ppm になるよう
に添加した。別にこれら界面活性剤のみの600ppm 稀
釈液を調製した。これらの稀釈液を自然発生のリンゴハ
ダニ及びナミハダニが生息するリンゴ樹に散布し、4週
後の防除効果を調べた。また、新葉に対する薬害の有無
を調査した。結果を表8に示す。
倍稀釈液に、シルガード309、カイネティック、KF
352、KF618を、それぞれ100ppm になるよう
に添加した。別にこれら界面活性剤のみの600ppm 稀
釈液を調製した。これらの稀釈液をキャベツに散布し、
1週後にコナガに対する効果を調査した。また、葉に対
する薬害の有無を調査した。結果を表9に示す。
性剤を添加した区の防除効果は極めて高く、薬害も全く
見られなかった。また、これらシリコーン系界面活性剤
のみの稀釈液では600ppm の濃度でもこれらのダニお
よび害虫には殆ど効果は見られなかった。
(酸化防止剤、吉富製薬(株)製)0.1部、シアソル
ブUV531(光安定剤,白石カルシウム製)0.2部
をシクロヘキサノン13.7部に溶解した。この中にソルベ
ッソ150(芳香族系高沸点溶媒,エッソ化学(株)
製)50.0部、シルウエットL−77の20.0部、下記混合
乳化剤15.0部を混合溶解し、化合物Aを1.0%、シリ
コーン系界面活性剤20.0%を含有する乳剤を得た。
ーテル, 3.0 部日本乳化剤(株)製) NE710F(ポリオキシエチレンジスチリルクレジル
エーテル, 4.5 部日本乳化剤(株)製) ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム(日本乳化剤
(株)製) 3.0 部 NE563(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル, 4.5 部日本乳化剤(株)製)
の0.5部、シアソルブUV531の1.0 部をシクロヘ
キサノン23.5部に溶解した。この中にソルベッソ100
(芳香族系高沸点溶媒,エクソン化学(株)製)5.0
部、シルウエットL−77の50.0部、NE866(ポリ
オキシエチレンオクチルフェニルエーテル,日本乳化剤
(株)製)15.0部を混合溶解し化合物Aを5.0%、シ
リコーン系界面活性剤50.0%を含有する乳剤を得た。
口径1mm)により粉砕し、練合水を3%加えて練合後、
バスケット造粒機(菊水製作所製)を用いて、開口径1.
2mm のスクリーンで押し出し造粒した。乾燥後開口径2.
0 と0.5mm のふるいを用いて整粒した。得られた塩化カ
リウムの粒80.0部に、実施例2の乳剤20.0部を加えて混
合し、化合物Aを1.0 %、シリコーン系界面活性剤10.0
%を含有するドライフロアブル剤を得た。
494 (BASF社製、アニオン界面活性剤)の8.0 部、
クエン酸0.2部、エマールO(花王(株)製、アニオ
ン界面活性剤)の2.0 部を水69.8部に懸濁させ、ダイノ
ミル(サンドミル,シンマルエンタープライゼス社製)
により粉砕し、化合物Aを20.0%含有するプレミックス
を得た。S−SMA3000(アトケム社製、アニオン界面
活性剤)の15.0部、ロカヘルプ15.0部(三井金属鉱業
(株)製、パーライト粉末)、カオリンKCS(松村産
業(株)製、カオリナイトクレー)16.98 部、Z−30
0(日澱化学(株)製、デンプン)の40.0部、シルウエ
ットL−77の10.0部をスパルタンリュウザー(混合造
粒機,不二パウダル(株)製)に仕込み混合し、ここに
先のフロアブル剤10.0部及び適量の水を加えて混合し造
粒し、80℃で乾燥した。乾燥物を1.5 〜0.15mmのふる
いで整粒し、化合物Aを2.0%、シリコーン系界面活
性剤を10.0%含有するドライフロアブル剤を得た。
0.2部、シアソルブUV531の0.4 部、ネオゲンパ
ウダー(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムを主成
分とする界面活性剤,第一工業製薬(株)製)2.0 %、
ラベリンFAN(ナフタレンスルホン酸縮合物のナトリ
ウム塩,第一工業製薬(株)製)10.0部、ゴーセノール
GL05(ポリビニルアルコール,日本合成化学工業
(株)製)2.0 部、カオリンKCSの3.4 部を混合し、
ジェットオーマイザー0101型(セイシン企業(株)
製)を用いて粉砕し、化合物Aを10.0%含有するプ
レミックスを得た。別に、カープレックス#80(含水
無晶形二酸化珪素,塩野義製薬(株)製)50部にシル
ウエットL−77の30部を加えて混合し、ハンマーミ
ルを用いて粉砕し、シルウエットL−77を37.5%含有
するプレミックスを得た。先の化合物Aのプレミックス
20部にシルウエットL−77のプレミックス80部を
加えて混合し、化合物Aを2.0%、シリコーン系界面
活性剤を30.0%含有する水和剤を得た。
1.0 部、シアソルブUV531の2.0 部、Dispersing a
gent 1494 の8.0 部、クエン酸0.2 部、エマールOの2.
0 部、プロピルパラベン1.0 部を水65.8部に懸濁させ、
ダイノミルにより粉砕し、化合物Aを20.0部含有するプ
レミックスを得た。別に、水64.52 部にキサンタンガム
0.08部、ビーガムR(スメクタイト,三洋化成工業
(株)製)0.4 部を加えて混合し、溶解分散させた。こ
の中にプロピレングリコール15部及びシルウエットL
−77の10部、先のプレミックス10部を順次加えて
十分に混合し、フロアブル剤を得た。このフロアブル剤
は化合物Aを2.0%、シリコーン系界面活性剤を1
0.0%含有する。
処方からシルウエットL−77のみを除いた化合物Aの
製剤を得た。得られた製剤はそれぞれ化合物Aを1.25%
含有する乳剤(比較例1)、10%含有する乳剤(比較
例2)、1.11%含有するドライフロアブル剤(比較例
3)、2.22%含有するドライフロアブル剤(比較例
4)、3.33%含有する水和剤(比較例5)、2.22%含有
するフロアブル剤(比較例6)である。
剤をそれぞれ化合物Aの濃度が10ppm になるように水
で稀釈し、散布液を調製した。得られた散布液を自然発
生のナミハダニが生息するナシ樹に散布し、散布前、散
布10日後、20日後、30日後のダニの生息数を調
べ、防除効率を求めた。また、新葉および果実に対する
薬害の有無を調査した。結果を表10に示す。
極めて高く、薬害も全く見られなかった。一方、比較例
のサンプルの防除効果は低く、明らかにシリコーン系界
面活性剤の効力増強効果が認められた。又、比較例1及
び2のサンプルでは、極く僅かではあるが、新葉に対し
て薬害が認められた。
の防除の難しい害虫に対しても、極めて高い防除効果を
示し、且つ、作物に対する薬害の危険性が極めて少ない
殺虫殺ダニ剤を提供するものであり、これら害虫の的確
な防除が求められている農業の発展に寄与するところが
大きい。
Claims (9)
- 【請求項1】希釈後の散布液が、殺虫・殺ダニ剤として
有効な16員環マクロライド化合物の有効成分量、及び
下記一般式(I) 【化1】 (式中、mは0〜10、nは1〜10、xは2〜6、Yは3
〜10、Zは0〜10を示し、Aは水素原子、C1―C3アル
キル基、C2―C3アルカノイル基を示す。)で表わされる
ポリアルキレングリコールを付加したシリコーン系界面
活性剤を10〜400ppm含有するように調製されたこ
とを特徴とする農園芸用途に使用される散布用殺虫・殺
ダニ組成物。 - 【請求項2】殺虫・殺ダニ剤として有効な16員環マク
ロライド化合物が、下記一般式(II)で表される化合
物である、特許請求の範囲1に記載の農園芸用途に使用
される散布用殺虫・殺ダニ組成物。 【化2】 [式中、R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1−C10ア
ルコキシ基、水酸基、メルカプト基、C1−C10アルキ
ルメルカプト基、糖残基、式:B−(W)P−C(R5)
(R6)−COO−(式中、Bは、フェニル基又は、少
なくとも1個の酸素、硫黄若しくは窒素原子を含み、環
原子数5乃至6である芳香族複素環基を示し、Wは酸素
原子又は硫黄原子を示し、pは、0又は1の整数を示
し、R5は、水素原子、C1−C6アルキル基又はC6−C
10アリール基を示し、R6 は、水素原子又はC1−C4ア
ルキル基を示す。)で表される基を示し、R2は、水素
原子又は水酸基を示し、点線を持つ結合は、単結合又は
二重結合を示し(R2が水素原子のときのみ二重結合で
ありうる)、を示し、R3は、C1−C4アルキル基又は
C4−C6アルケニル基を示し、R4は水素原子、水酸
基、ハロゲン原子、C3−C6アルケノイルオキシ基又は
C2−C6アルカノイルオキシ基を示す。] - 【請求項3】16員環マクロライド化合物が、一般式
(II)において、R1が、水素原子、4’−(α−L
−オレアンドロシル)−α−L−オレアンドロシルオキ
シ基又は4’−(4”−メチルアミノ−4”−デヒドロ
キシ−α−L−オレアンドロシル)−α−L−オレアン
ドロシルオキシ基を示し、R2 は、水素原子(点線を持
つ結合は、一重結合又は二重結合を示す)又は水酸基を
示し、R3は、α分枝C3−C4アルキル基、1−メチル
−1−プロペニル基又は1,3−ジメチル−1−ブテニ
ル基を示し、R4は水素原子を示す、アベルメクチンB
1a、アベルメクチンB1b、イベルメクチン、LL−F2
8249β、LL−F28249α及びエマメクチンか
ら選ばれる特許請求の範囲第2項に記載の農園芸用途に
使用される散布用殺虫・殺ダニ組成物。 - 【請求項4】16員環マクロライド化合物が、一般式
(II)において、R1が、水素原子を示し、R2 は、
水素原子(点線を持つ結合は、一重結合を示す)を示
し、R3は、メチル、エチル又はイソプロピル基を示
し、R4 は水素原子、3−メチル−2−ブテノイルオキ
シ基、3−メチル−2−ペンテノイルオキシ基又はイソ
バレリルオキシ基を示す、ミルベマイシンA3、A4 、
D、α11、α12、α13、α14、及びα15から選ばれる特
許請求の範囲第2項に記載の農園芸用途に使用される散
布用殺虫・殺ダニ組成物。 - 【請求項5】16員環マクロライド化合物が、一般式
(II)において、R1が、α−(2−ピリミジニルチ
オ)フェニルアセトキシ基又はα−(フェノキシ)フェ
ニルアセトキシ基を示し、R2は、水素原子(点線を持
つ結合は、一重結合を示す)を示し、R3は、C1−C3
アルキル基を示し、R4は水素原子を示す、特許請求の
範囲第2項に記載の農園芸用途に使用される散布用殺虫
・殺ダニ組成物。 - 【請求項6】16員環マクロライド化合物が、ミルベマ
イシンα11、α12、α13及びα14から選ばれる特許請求
の範囲第2項に記載の農園芸用途に使用される散布用殺
虫・殺ダニ組成物。 - 【請求項7】16員環マクロライド化合物が、ミルベマ
イシンA3及びA4から選ばれる特許請求の範囲第2項に
記載の農園芸用途に使用される散布用殺虫・殺ダニ組成
物。 - 【請求項8】ポリアルキレングリコールを付加したシリ
コーン系界面活性剤を16員環マクロライド化合物に対
して0.5〜400倍の比率で含有する、請求項1乃至
7に記載の農園芸用途に使用される散布用殺虫・殺ダニ
組成物。 - 【請求項9】殺虫・殺ダニ剤として有効な16員環マクロ
ライド化合物の散布液中に、下記一般式(I)で表わされ
るポリアルキレングリコールを付加したシリコーン系界
面活性剤を、10〜400ppmの範囲で添加することを
特徴とする、農園芸用殺虫・殺ダニ剤の散布方法。【化3】 (式中、mは0〜10、nは1〜10、xは2〜6、Yは3
〜10、Zは0〜10を示し、Aは水素原子、C 1 −C 3 アル
キル基、C 2 −C 3 アルカノイル基を示す。)
Priority Applications (1)
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JP00756694A JP3358753B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 効力の増強された殺虫・殺ダニ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00756694A JP3358753B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 効力の増強された殺虫・殺ダニ組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07206612A JPH07206612A (ja) | 1995-08-08 |
JP3358753B2 true JP3358753B2 (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=11669363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00756694A Expired - Lifetime JP3358753B2 (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 効力の増強された殺虫・殺ダニ組成物 |
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JP4890798B2 (ja) * | 2004-06-24 | 2012-03-07 | エステー株式会社 | 防虫剤並びにこれを用いる防虫器及び防虫方法 |
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US8790673B2 (en) | 2006-05-15 | 2014-07-29 | Oms Investments, Inc. | Methods for treating arthropods |
JP2009114118A (ja) * | 2007-11-06 | 2009-05-28 | Lion Corp | ダニ駆除用水性液体組成物、スプレー容器入りダニ駆除用水性液体組成物およびダニ駆除方法 |
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1994
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