JPS645125B2 - - Google Patents
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- JPS645125B2 JPS645125B2 JP59135851A JP13585184A JPS645125B2 JP S645125 B2 JPS645125 B2 JP S645125B2 JP 59135851 A JP59135851 A JP 59135851A JP 13585184 A JP13585184 A JP 13585184A JP S645125 B2 JPS645125 B2 JP S645125B2
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- rubber
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- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 17
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/20—Equipment for shipping on coasts, in harbours or on other fixed marine structures, e.g. bollards
- E02B3/26—Fenders
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F1/00—Springs
- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/42—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing
- F16F1/422—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers characterised by the mode of stressing the stressing resulting in flexion of the spring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F3/00—Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic
- F16F3/08—Spring units consisting of several springs, e.g. for obtaining a desired spring characteristic with springs made of a material having high internal friction, e.g. rubber
- F16F3/087—Units comprising several springs made of plastics or the like material
- F16F3/093—Units comprising several springs made of plastics or the like material the springs being of different materials, e.g. having different types of rubber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2236/00—Mode of stressing of basic spring or damper elements or devices incorporating such elements
- F16F2236/02—Mode of stressing of basic spring or damper elements or devices incorporating such elements the stressing resulting in flexion of the spring
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/30—Adapting or protecting infrastructure or their operation in transportation, e.g. on roads, waterways or railways
Landscapes
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
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- Child & Adolescent Psychology (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は防舷材に関し、さらに詳しくは、特
に、船舶が接舷する際に受ける衝撃を中空筒状に
形成された防舷材本体の座屈変形により緩衝する
ようにした防舷材の改良に関するものである。
に、船舶が接舷する際に受ける衝撃を中空筒状に
形成された防舷材本体の座屈変形により緩衝する
ようにした防舷材の改良に関するものである。
一般に岸壁等には、船舶が接舷する際に受ける
衝撃を緩衝するために防舷材が取り付けられてい
る。
衝撃を緩衝するために防舷材が取り付けられてい
る。
防舷材の一つの型式として、第4図a及びbに
示すように、ゴムを主成分としたゴム状弾性体を
中空筒状に形成した防舷材本体10の両端部に、
取付部材20をそれぞれ埋設して一体的に加硫接
着し、その受衝側に受衝板(図示しない)を取り
付けると共に、岸壁側に取り付けた岸壁取付用底
板(図示しない)を介して岸壁等に取り付け、船
舶が接舷する際に受ける衝撃を、中空筒状に形成
された前記防舷材本体10の座屈変形を利用して
緩衝するようにした、いわゆる座屈型防舷材が開
発され使用されている。(なお第4図bに示す防
舷材は、前記防舷材本体10の表面を耐候性に優
れた表層ゴムSで被覆したものである) そして、この種の防舷材の重要なポイントは、
エネルギー吸収効率が良く、しかも、軽量である
ことである。
示すように、ゴムを主成分としたゴム状弾性体を
中空筒状に形成した防舷材本体10の両端部に、
取付部材20をそれぞれ埋設して一体的に加硫接
着し、その受衝側に受衝板(図示しない)を取り
付けると共に、岸壁側に取り付けた岸壁取付用底
板(図示しない)を介して岸壁等に取り付け、船
舶が接舷する際に受ける衝撃を、中空筒状に形成
された前記防舷材本体10の座屈変形を利用して
緩衝するようにした、いわゆる座屈型防舷材が開
発され使用されている。(なお第4図bに示す防
舷材は、前記防舷材本体10の表面を耐候性に優
れた表層ゴムSで被覆したものである) そして、この種の防舷材の重要なポイントは、
エネルギー吸収効率が良く、しかも、軽量である
ことである。
ところが、この種の従来の防舷材は、軸線方向
の見掛けの弾性率が、防舷材本体10の全長に亙
つて殆ど一定である関係上、軽量化を図る為にそ
の肉厚を削減すると、第3図に曲線βで示すよう
に、極大点反力後における反力の低下が大きくな
り、この結果、エネルギー吸収効率が大幅に悪化
し、実際には使用できないのが現状である。
の見掛けの弾性率が、防舷材本体10の全長に亙
つて殆ど一定である関係上、軽量化を図る為にそ
の肉厚を削減すると、第3図に曲線βで示すよう
に、極大点反力後における反力の低下が大きくな
り、この結果、エネルギー吸収効率が大幅に悪化
し、実際には使用できないのが現状である。
なお、前記極大点反力とは、第3図に示す反力
比特性曲線において、原点0より歪の増加に伴い
反力が増加する状態から、歪の増加に対して反力
が減少する状態へ移行する時の変曲点、言い換え
れば反力の第1次ピーク点における反力でなる。
比特性曲線において、原点0より歪の増加に伴い
反力が増加する状態から、歪の増加に対して反力
が減少する状態へ移行する時の変曲点、言い換え
れば反力の第1次ピーク点における反力でなる。
本発明は上述した問題点を解消すべく検討の結
果、導かれたものである。
果、導かれたものである。
従つて本発明の目的は、防舷材本体の内部構造
を工夫することにより、船舶が接舷した際におけ
る良好なエネルギー吸収効率を損なうことなく軽
量化を図ることができる優れた防舷材を提供する
ことにある。
を工夫することにより、船舶が接舷した際におけ
る良好なエネルギー吸収効率を損なうことなく軽
量化を図ることができる優れた防舷材を提供する
ことにある。
すなわち本発明は、ゴム状弾性体を中空筒状に
形成してなる防舷材において、中空筒状の防舷材
本体を弾性率の異なる二種類以上のゴム状弾性体
により構成し、この弾性率の異なる各ゴム状弾性
体を、防舷材本体の軸線方向中央部の見掛けの弾
性率が、両端部と比較して低くなるよう配置した
ことを特徴とする防舷材を、その要旨とするもの
である。
形成してなる防舷材において、中空筒状の防舷材
本体を弾性率の異なる二種類以上のゴム状弾性体
により構成し、この弾性率の異なる各ゴム状弾性
体を、防舷材本体の軸線方向中央部の見掛けの弾
性率が、両端部と比較して低くなるよう配置した
ことを特徴とする防舷材を、その要旨とするもの
である。
以下本発明を実施例により図面を参照して具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本発明の実施例からなる防舷材の断面
説明図である。
説明図である。
図においてEは本発明の実施例からなる防舷材
で、中空筒状の防舷材本体10を弾性率の異なる
二種類以上のゴム状弾性体により構成し、この弾
性率の異なる各ゴム状弾性体を、防舷材本体10
の軸線方向中央部の見掛けの弾性率が、両端部と
比較して低くなるよう配置することにより構成さ
れている。
で、中空筒状の防舷材本体10を弾性率の異なる
二種類以上のゴム状弾性体により構成し、この弾
性率の異なる各ゴム状弾性体を、防舷材本体10
の軸線方向中央部の見掛けの弾性率が、両端部と
比較して低くなるよう配置することにより構成さ
れている。
さらにこの構造を説明すると、本実施例におい
て、前記防舷材本体10は、二種類の弾性率の異
なるゴム状弾性体10a及び10bにより構成さ
れており、ゴム状弾性体10aの弾性率をNaと
し、ゴム状弾性体10bの弾性率をNbとすると、
弾性率Naと弾性率Nbとの関係は、 Na>Nb に設定されている。
て、前記防舷材本体10は、二種類の弾性率の異
なるゴム状弾性体10a及び10bにより構成さ
れており、ゴム状弾性体10aの弾性率をNaと
し、ゴム状弾性体10bの弾性率をNbとすると、
弾性率Naと弾性率Nbとの関係は、 Na>Nb に設定されている。
そして、図示の如く、弾性率Naのゴム状弾性
体10aにより形成された筒状芯体部材11の外
周側に、弾性率Nbのゴム状弾性体10bからな
る外周部材12を、内周側に、弾性率Nbのゴム
状弾性体10bからなる内周部材13を、それぞ
れ一体的に加硫接着して構成されている。
体10aにより形成された筒状芯体部材11の外
周側に、弾性率Nbのゴム状弾性体10bからな
る外周部材12を、内周側に、弾性率Nbのゴム
状弾性体10bからなる内周部材13を、それぞ
れ一体的に加硫接着して構成されている。
上述のように構成された本防舷材Eは、本防舷
材Eの肉厚Tを、前述した従来の防舷材Gの肉厚
Toに対して、 T=0.75To〜0.98To の範囲内で薄肉化することができ、この範囲内で
薄肉化しても、第3図に曲線γで示すように、極
大点反力後における反力の低下を抑止することが
できる。この結果、本防舷材Eの肉厚を従来の防
舷材Gの肉厚よりも薄くしてもエネルギー吸収効
率が低下することがないのである。
材Eの肉厚Tを、前述した従来の防舷材Gの肉厚
Toに対して、 T=0.75To〜0.98To の範囲内で薄肉化することができ、この範囲内で
薄肉化しても、第3図に曲線γで示すように、極
大点反力後における反力の低下を抑止することが
できる。この結果、本防舷材Eの肉厚を従来の防
舷材Gの肉厚よりも薄くしてもエネルギー吸収効
率が低下することがないのである。
これは、本防舷材Eは、その見掛けの弾性率を
第2図に示すように防舷材本体10の全長に亙つ
て望ましい型に変化せしめることができるからで
ある。
第2図に示すように防舷材本体10の全長に亙つ
て望ましい型に変化せしめることができるからで
ある。
上述したように本防舷材Eの肉厚Tを0.75To
〜0.98Toの範囲に設定したのは、肉厚Tの値が
0.75To未満では、肉厚Tが薄くなり過ぎ、極大
点反力後における反力を抑止することができず、
緩衝性能が低下し、船舶の接舷時における衝撃を
緩衝することができず、船舶や岸壁等を損傷する
恐れがあるからである。
〜0.98Toの範囲に設定したのは、肉厚Tの値が
0.75To未満では、肉厚Tが薄くなり過ぎ、極大
点反力後における反力を抑止することができず、
緩衝性能が低下し、船舶の接舷時における衝撃を
緩衝することができず、船舶や岸壁等を損傷する
恐れがあるからである。
また、肉厚Tが0.98Toを超えると、肉厚が従
来の防舷材Gに近づき本発明による薄肉化,軽量
化効果ご得ることができなくなるからである。
来の防舷材Gに近づき本発明による薄肉化,軽量
化効果ご得ることができなくなるからである。
なお、本防舷材Eの肉厚Tは0.85〜0.95Toの範
囲とすることが更に好ましい。
囲とすることが更に好ましい。
また、第2図において、M1は本防舷材Eの両
端部における見掛けの弾性率を示し、M2は本防
舷材Eの軸線方向中央部における見掛けの弾性率
を示している。
端部における見掛けの弾性率を示し、M2は本防
舷材Eの軸線方向中央部における見掛けの弾性率
を示している。
この弾性率M1とM2との比M2/M1が、
M2/M1=0.40〜0.95
の範囲内になるよう、弾性率Naのゴム状弾性体
10aよりなる筒状芯体部材11の外周側及び/
又は内周側に、弾性率Nbのゴム状弾性体10b
からなる部材を、それぞれ一体的に加硫接着して
構成すれば、上述したように良好なエネルギー吸
収効率を損なうことなく、軽量化を図ることがで
きる。
10aよりなる筒状芯体部材11の外周側及び/
又は内周側に、弾性率Nbのゴム状弾性体10b
からなる部材を、それぞれ一体的に加硫接着して
構成すれば、上述したように良好なエネルギー吸
収効率を損なうことなく、軽量化を図ることがで
きる。
上述したように、M2/M1を0.40〜0.95の範囲
内に設定したのは、M2/M1が0.4未満では、極
大点反力後の反力が低下せず上昇し、全体として
所期のエネルギー吸収効率を得ることができず、
緩衝性能が低下し、船舶の接舷時における衝撃を
緩衝することができず、船舶や岸壁等を損傷する
恐れがあるからである。
内に設定したのは、M2/M1が0.4未満では、極
大点反力後の反力が低下せず上昇し、全体として
所期のエネルギー吸収効率を得ることができず、
緩衝性能が低下し、船舶の接舷時における衝撃を
緩衝することができず、船舶や岸壁等を損傷する
恐れがあるからである。
また、M2/M1が0.95を超えると、防舷材本体
10において、第2図の(c,c′)区間の見掛け
の弾性率が従来の防舷材Gに近づき本発明による
薄肉化,軽量化効果を得ることができなくなるか
らである。
10において、第2図の(c,c′)区間の見掛け
の弾性率が従来の防舷材Gに近づき本発明による
薄肉化,軽量化効果を得ることができなくなるか
らである。
なお、各構成部材の界面における応力集中を考
慮すると、見掛けの弾性率比は、 M2/M1=0.60〜0.95 の範囲とすることが好ましい。
慮すると、見掛けの弾性率比は、 M2/M1=0.60〜0.95 の範囲とすることが好ましい。
しかも、第2図において見掛けの弾性率が変化
する点(a,a′)間の長さをLとすると、M2/
M1〕0.45〜0.95の範囲において、見掛けの弾性率
が変化する点間の長さLと、防舷材本体の軸線方
向長さHとの比L/Hを、 L/H=0.15〜0.90 の範囲とすることが好ましい。
する点(a,a′)間の長さをLとすると、M2/
M1〕0.45〜0.95の範囲において、見掛けの弾性率
が変化する点間の長さLと、防舷材本体の軸線方
向長さHとの比L/Hを、 L/H=0.15〜0.90 の範囲とすることが好ましい。
上述したように、L/Hを0.15〜0.90の範囲内
に設定したのは、L/Hが0.15未満では、見掛け
の弾性率が変化する区間が短か過ぎ、部分的には
所期のエネルギー吸収効率を得ることができる
が、所期のエネルギー吸収効率を得ることができ
ず、緩衝性能が低下し、船舶の接舷時における衝
撃を緩衝することができず、船舶や岸壁等を損傷
する恐れがあるからである。
に設定したのは、L/Hが0.15未満では、見掛け
の弾性率が変化する区間が短か過ぎ、部分的には
所期のエネルギー吸収効率を得ることができる
が、所期のエネルギー吸収効率を得ることができ
ず、緩衝性能が低下し、船舶の接舷時における衝
撃を緩衝することができず、船舶や岸壁等を損傷
する恐れがあるからである。
また、L/Hが0.90を超えると、取付部材とゴ
ムとの界面近傍で見掛けの弾性率が変化すること
になり、応力集中による界面剥離を起す可能性が
あるからである。
ムとの界面近傍で見掛けの弾性率が変化すること
になり、応力集中による界面剥離を起す可能性が
あるからである。
なお、各構成部材の見掛けの弾性率比が上述し
たM2/M1=0.40〜0.95の関係を満足していれば、
見掛けの弾性率が変化する点aとcの間に凹凸が
あつてもかまわない。
たM2/M1=0.40〜0.95の関係を満足していれば、
見掛けの弾性率が変化する点aとcの間に凹凸が
あつてもかまわない。
また、上述した本実施例のように、二種類の弾
性率の異なるゴム状弾性体で、三箇所の部位を構
成せしめることが最も好ましいが、各ゴム状弾性
体の見掛けの弾性率比が上述した関係を満足して
いれば、二種類以上の弾性率の異なるゴム状弾性
体により、二箇所以上の部位を構成せしめても良
いのは勿論である。
性率の異なるゴム状弾性体で、三箇所の部位を構
成せしめることが最も好ましいが、各ゴム状弾性
体の見掛けの弾性率比が上述した関係を満足して
いれば、二種類以上の弾性率の異なるゴム状弾性
体により、二箇所以上の部位を構成せしめても良
いのは勿論である。
第3図は、縦軸に反力比に取り、横軸にひずみ
を取つて、この種の防舷材の反力比特性曲線を示
したもので、 曲線α…肉厚をToとした第4図aに記載した従
来のこの種の防舷材Gの反力比特性曲
線。
を取つて、この種の防舷材の反力比特性曲線を示
したもので、 曲線α…肉厚をToとした第4図aに記載した従
来のこの種の防舷材Gの反力比特性曲
線。
曲線β…肉厚を本防舷材Eと同様にTとすると共
に、従来のこの種の防舷材Gと同様に一
種類のゴム状弾性体により構成した比較
例防舷材の反力比特性曲線。
に、従来のこの種の防舷材Gと同様に一
種類のゴム状弾性体により構成した比較
例防舷材の反力比特性曲線。
曲線γ…肉厚をTとした第1図に記載した、本発
明防舷材Eの反力比特性曲線。
明防舷材Eの反力比特性曲線。
をそれぞれ示している。
また、ここで反力比とは、極大点反力の値で各
ひずみでの反力を除した値である。
ひずみでの反力を除した値である。
図において、曲線αと曲線βとから、肉厚を
ToからTに薄肉化すると、初期(極大点反力以
前)におけるエネルギー吸収効率は向上するが、
極大点反力以後のエネルギー吸収効率は曲線αに
比べて曲線βは大幅に低下することが判る。
ToからTに薄肉化すると、初期(極大点反力以
前)におけるエネルギー吸収効率は向上するが、
極大点反力以後のエネルギー吸収効率は曲線αに
比べて曲線βは大幅に低下することが判る。
しかしながら、本発明の防舷材E(曲線γ)は、
初期のエネルギー吸収効率を比較例防舷材(曲線
β)よりも高くできる一方、極大点反以力後のエ
ネルギー吸収効率も、従来の防舷材G(曲線α)
と同程度とすることができ、しかも圧縮終局にお
いて、本発明防舷材Eは歪量Bを従来防舷材Gの
歪量Aよりも大きくでき、(歪量B―歪量A)の
歪分だけエネルギー吸収効率を更に高めることが
できることが判る。
初期のエネルギー吸収効率を比較例防舷材(曲線
β)よりも高くできる一方、極大点反以力後のエ
ネルギー吸収効率も、従来の防舷材G(曲線α)
と同程度とすることができ、しかも圧縮終局にお
いて、本発明防舷材Eは歪量Bを従来防舷材Gの
歪量Aよりも大きくでき、(歪量B―歪量A)の
歪分だけエネルギー吸収効率を更に高めることが
できることが判る。
さらに第1図に示す本発明の実施例について説
明すると、前記防舷材本体10の両端部近傍に
は、図示の如く、周方向に連らなる溝30がそれ
ぞれ配置されており、しかも、この各溝30間の
距離をKとすると、前記溝30間の距離Kを
0.60H〜0.85Hの範囲に設定してある。
明すると、前記防舷材本体10の両端部近傍に
は、図示の如く、周方向に連らなる溝30がそれ
ぞれ配置されており、しかも、この各溝30間の
距離をKとすると、前記溝30間の距離Kを
0.60H〜0.85Hの範囲に設定してある。
そして、上述した溝30は、図示のように、本
実施例において断面略U字状に形成され、前記防
舷材本体10の軸方向中央部を中心として同一の
間隔をおいて配置されている。しかも、前述した
ように各溝30間の距離Kは0.60H〜0.85Hの範
囲に設定されており、船舶の接舷によつて中空筒
体10に圧縮力が作用した際、この各断面略U字
状の溝30を支点として防舷材本体10が軸対称
に座屈変形し得るようにしてある。
実施例において断面略U字状に形成され、前記防
舷材本体10の軸方向中央部を中心として同一の
間隔をおいて配置されている。しかも、前述した
ように各溝30間の距離Kは0.60H〜0.85Hの範
囲に設定されており、船舶の接舷によつて中空筒
体10に圧縮力が作用した際、この各断面略U字
状の溝30を支点として防舷材本体10が軸対称
に座屈変形し得るようにしてある。
前述したように各溝30間の距離Kを0.60H〜
0.85Hの範囲に設定したのは、各溝30間の距離
Kが0.60H未満では、各溝30間の距離Kが狭く
なり、船舶の接舷によつて防舷材本体10に圧縮
力が作用した際、この溝30を境として軸対称に
座屈変形せず、変形が非対称になり、その内周面
同志が早期に接触してしまい吸収エネルギー効率
の減少を来し緩衝性能が低下する一方、急激な反
力の増大を招き、船舶の接舷時における衝撃を緩
衝することができず、船舶や岸壁等を損傷する恐
れがあるからである。
0.85Hの範囲に設定したのは、各溝30間の距離
Kが0.60H未満では、各溝30間の距離Kが狭く
なり、船舶の接舷によつて防舷材本体10に圧縮
力が作用した際、この溝30を境として軸対称に
座屈変形せず、変形が非対称になり、その内周面
同志が早期に接触してしまい吸収エネルギー効率
の減少を来し緩衝性能が低下する一方、急激な反
力の増大を招き、船舶の接舷時における衝撃を緩
衝することができず、船舶や岸壁等を損傷する恐
れがあるからである。
また、各溝30間の距離Kが0.85Hを超える
と、各溝30間の距離Kが広くなり、船舶の接舷
によつて圧縮力が作用した際、外側面が早期に受
衝板や岸壁に接触してしまい、急激な反力の増大
を招き、船舶の接舷時における衝撃を緩衝するこ
とができず、やはり、船舶や岸壁等を損傷する恐
れがあるばかりではなく、反力が急激に増大する
ので、防舷材全体としての吸収エネルギー効率の
減少を来し、緩衝性能が低下する一方耐久性も低
下するからである。
と、各溝30間の距離Kが広くなり、船舶の接舷
によつて圧縮力が作用した際、外側面が早期に受
衝板や岸壁に接触してしまい、急激な反力の増大
を招き、船舶の接舷時における衝撃を緩衝するこ
とができず、やはり、船舶や岸壁等を損傷する恐
れがあるばかりではなく、反力が急激に増大する
ので、防舷材全体としての吸収エネルギー効率の
減少を来し、緩衝性能が低下する一方耐久性も低
下するからである。
なお、上述した各溝30間の距離Kは、0.65H
〜0.77Hの範囲に設定することが、軸対称に座屈
変形せしめ、緩衝性能及び耐久性を向上するうえ
で、さらに好しい。
〜0.77Hの範囲に設定することが、軸対称に座屈
変形せしめ、緩衝性能及び耐久性を向上するうえ
で、さらに好しい。
本発明は上述したように、中空筒状の防舷材本
体を弾性率の異なる二種類以上のゴム状弾性体に
より構成し、この弾性率の異なる各ゴム状弾性体
を、防舷材本体の軸線方向中央部の見掛けの弾性
率が、両端部と比較して低くなるよう配置したか
ら、防舷材本体の見掛けの弾性率を軸線方向に対
して適正化することができて所期のエネルギー吸
収効率を得ることができ、船舶が接舷した際にお
ける良好なエネルギー吸収効率を損なうことな
く、薄肉化,軽量化を図ることができる。
体を弾性率の異なる二種類以上のゴム状弾性体に
より構成し、この弾性率の異なる各ゴム状弾性体
を、防舷材本体の軸線方向中央部の見掛けの弾性
率が、両端部と比較して低くなるよう配置したか
ら、防舷材本体の見掛けの弾性率を軸線方向に対
して適正化することができて所期のエネルギー吸
収効率を得ることができ、船舶が接舷した際にお
ける良好なエネルギー吸収効率を損なうことな
く、薄肉化,軽量化を図ることができる。
第1図は本発明の実施例からなる防舷材の断面
説明図、第2図は同上見掛けの弾性率線図、第3
図は反力特性曲線図であり、また、第4図a及び
bはそれぞれ従来のこの種の防舷材を示す断面説
明図である。 10……防舷材本体、10a,10b……弾性
率の異なる各ゴム状弾性体。
説明図、第2図は同上見掛けの弾性率線図、第3
図は反力特性曲線図であり、また、第4図a及び
bはそれぞれ従来のこの種の防舷材を示す断面説
明図である。 10……防舷材本体、10a,10b……弾性
率の異なる各ゴム状弾性体。
Claims (1)
- 1 ゴム状弾性体を中空筒状に形成してなる防舷
材において、中空筒状の防舷材本体を弾性率の異
なる二種類以上のゴム状弾性体により構成し、こ
の弾性率の異なる各ゴム状弾性体を、防舷材本体
の軸線方向中央部の見掛けの弾性率が、両端部と
比較して低くなるよう配置したことを特徴とする
防舷材。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59135851A JPS6114316A (ja) | 1984-06-30 | 1984-06-30 | 防舷材 |
US06/739,336 US4673314A (en) | 1984-06-30 | 1985-05-30 | Buckling fender |
FR858508943A FR2566860B1 (fr) | 1984-06-30 | 1985-06-13 | Dispositif d'amortissement de chocs pour bateau |
NL8501818A NL8501818A (nl) | 1984-06-30 | 1985-06-24 | Buigende wering. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59135851A JPS6114316A (ja) | 1984-06-30 | 1984-06-30 | 防舷材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6114316A JPS6114316A (ja) | 1986-01-22 |
JPS645125B2 true JPS645125B2 (ja) | 1989-01-27 |
Family
ID=15161249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59135851A Granted JPS6114316A (ja) | 1984-06-30 | 1984-06-30 | 防舷材 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4673314A (ja) |
JP (1) | JPS6114316A (ja) |
FR (1) | FR2566860B1 (ja) |
NL (1) | NL8501818A (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6436737U (ja) * | 1987-08-28 | 1989-03-06 | ||
DE3839914A1 (de) * | 1988-11-26 | 1990-05-31 | Freudenberg Carl Fa | Huelsengummifeder |
US5040774A (en) * | 1990-04-09 | 1991-08-20 | The Pullman Company | Hydraulic damping bushing |
JPH0510014U (ja) * | 1991-07-19 | 1993-02-09 | 東海ゴム工業株式会社 | 車両サスペンシヨン用バウンドストツパ |
US5544715A (en) * | 1993-06-01 | 1996-08-13 | Edward H. Phillips-Techo Corp. | Method and apparatus for enhancing stability in servo systems comprising hydro-mechanically driven actuators |
US5984283A (en) * | 1996-03-29 | 1999-11-16 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Vibration-damping rubber in suspension of vehicle |
US5868384A (en) * | 1997-04-11 | 1999-02-09 | Miner Enterprises, Inc. | Composite elastomeric spring |
US6109598A (en) * | 1999-06-29 | 2000-08-29 | Bridgestone/Firestone, Inc. | Air spring bumper utilizing a combination of materials |
US6419215B1 (en) * | 1999-09-27 | 2002-07-16 | Freudenberg-Nok General Partnership | Bi-component bushing |
US20030137087A1 (en) * | 2001-12-19 | 2003-07-24 | Hadi Rod G. | Hydraulic bushing with springs in series |
GB201113807D0 (en) * | 2011-08-10 | 2011-09-21 | Isis Innovation | Determining torque in a shaft |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE662622C (de) * | 1935-01-27 | 1938-07-18 | Getefo Ges Fuer Tech Fortschri | Gummipuffer, insbesondere zur Begrenzung der Durchfederung von Kraftfahrzeugfedern |
FR1570498A (ja) * | 1968-01-31 | 1969-06-13 | ||
US3455269A (en) * | 1968-04-26 | 1969-07-15 | Triple D Ind Inc | Boat fender structures |
US3892398A (en) * | 1972-06-14 | 1975-07-01 | Firestone Tire & Rubber Co | Compression spring |
JPS5470592A (en) * | 1977-11-17 | 1979-06-06 | Bridgestone Corp | Fender |
JPS5728931U (ja) * | 1980-07-25 | 1982-02-16 | ||
AU538446B2 (en) * | 1980-10-27 | 1984-08-16 | Bridgestone Tire Co. Ltd. | Marine fender for fitting to quays |
-
1984
- 1984-06-30 JP JP59135851A patent/JPS6114316A/ja active Granted
-
1985
- 1985-05-30 US US06/739,336 patent/US4673314A/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-06-13 FR FR858508943A patent/FR2566860B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1985-06-24 NL NL8501818A patent/NL8501818A/nl not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2566860A1 (fr) | 1986-01-03 |
FR2566860B1 (fr) | 1990-11-16 |
JPS6114316A (ja) | 1986-01-22 |
NL8501818A (nl) | 1986-01-16 |
US4673314A (en) | 1987-06-16 |
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---|---|---|---|
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