JPS5810027Y2 - 鉄道車輛用複合バネ - Google Patents
鉄道車輛用複合バネInfo
- Publication number
- JPS5810027Y2 JPS5810027Y2 JP1979069135U JP6913579U JPS5810027Y2 JP S5810027 Y2 JPS5810027 Y2 JP S5810027Y2 JP 1979069135 U JP1979069135 U JP 1979069135U JP 6913579 U JP6913579 U JP 6913579U JP S5810027 Y2 JPS5810027 Y2 JP S5810027Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil spring
- metal coil
- spring
- valley
- rubber cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鉄道車輛用の軸バネ、枕バネ等として用いるゴ
ム筒体中に金属コイルバネを埋設した複合バネに関する
。
ム筒体中に金属コイルバネを埋設した複合バネに関する
。
第1図は従来の複合バネAを枕バネとして使用した一例
を示すもので、複合バネAの上端及び下端に位置決めボ
スDを介し上側を上揺れ枕B1下側は台車枠Cを配置し
たものである。
を示すもので、複合バネAの上端及び下端に位置決めボ
スDを介し上側を上揺れ枕B1下側は台車枠Cを配置し
たものである。
この複合バネAのゴム筒体2は、内側では、金属コイル
バネ1の線の部分に凸曲線からなる山をコイルの線間で
接続して谷を形威し、外側では内側の谷に相対し前記凸
曲線と同じ凸曲線からなる山を、コイルの線の位置にこ
の凸曲線を接続して谷を形成してあり、谷の角度は90
’より大きく、金属コイルバネ1はゴム筒体2肉厚の中
心より内側に配置され、ゴム筒体2は点線で示すように
内側谷底を半径とする直円筒体と、外側谷底を半径とす
る直円筒体を内外面とする実質的直円筒状の肉厚部分を
有している。
バネ1の線の部分に凸曲線からなる山をコイルの線間で
接続して谷を形威し、外側では内側の谷に相対し前記凸
曲線と同じ凸曲線からなる山を、コイルの線の位置にこ
の凸曲線を接続して谷を形成してあり、谷の角度は90
’より大きく、金属コイルバネ1はゴム筒体2肉厚の中
心より内側に配置され、ゴム筒体2は点線で示すように
内側谷底を半径とする直円筒体と、外側谷底を半径とす
る直円筒体を内外面とする実質的直円筒状の肉厚部分を
有している。
従来の複合バネは、上記の構造になるから金属コイルバ
ネの線の断面に比し、ゴム部分の断面が極めて大きくな
っている。
ネの線の断面に比し、ゴム部分の断面が極めて大きくな
っている。
このため金属コイルバネとゴム筒体の荷重負担比は、ゴ
ム筒体が70〜80%、金属コイルバネが20〜30%
の比率となり、そのために軸方向バネ特性は、第2図a
に示す如く荷重の小さい範囲では柔らかいが、荷重の大
きさが或程度以上になると硬さが急に増加する特性を示
し、鉄道車輛用バネとして決して良い特性を有するとは
云えない。
ム筒体が70〜80%、金属コイルバネが20〜30%
の比率となり、そのために軸方向バネ特性は、第2図a
に示す如く荷重の小さい範囲では柔らかいが、荷重の大
きさが或程度以上になると硬さが急に増加する特性を示
し、鉄道車輛用バネとして決して良い特性を有するとは
云えない。
またこの複合バネは実質的直円筒状の肉厚部分を有する
ので、大きな荷重を繰り返しうけるうちにこの部分が荷
重によって座屈現象を起し、座屈時の変形によって埋設
されている金属コイルバネとゴムとが剥離し、ゴム筒体
の外側山部の膨出を助長して異常な膨らみを生じて早朝
に損傷することがあった。
ので、大きな荷重を繰り返しうけるうちにこの部分が荷
重によって座屈現象を起し、座屈時の変形によって埋設
されている金属コイルバネとゴムとが剥離し、ゴム筒体
の外側山部の膨出を助長して異常な膨らみを生じて早朝
に損傷することがあった。
またこのような膨みが生じた場合に対して設置スペース
を考慮しておかなければならない等の問題がある。
を考慮しておかなければならない等の問題がある。
本考案は以上のような問題を有しない改良された鉄道車
輛用複合バネを供せんとするものである。
輛用複合バネを供せんとするものである。
本案はこの目的を達するため、第3図に本考案の一実施
例として示したように、ゴム筒体2と、ゴム筒体2中に
同軸的に埋設された金属コイルバネ1とからなり、ゴム
筒体2は内側では、金属コイルバネ1の内側に面する線
の表面を肉薄に覆い、これに続いて金属コイルバネ1の
線間で金属コイルバネ1のコイルの外径近くに内側から
外側に侵入した鋭角をなすV字状の谷3を形成し、外側
では金属コイルバネ1の線の外周中央に接近して鈍角を
なす谷4を形成し、金属コイルバネ1の線間に山を形成
し、内側の谷3の底と外側の山の頂とを相対せしめ該相
対する部分の肉厚を他の内外面間肉厚より最も小さく形
成したものである。
例として示したように、ゴム筒体2と、ゴム筒体2中に
同軸的に埋設された金属コイルバネ1とからなり、ゴム
筒体2は内側では、金属コイルバネ1の内側に面する線
の表面を肉薄に覆い、これに続いて金属コイルバネ1の
線間で金属コイルバネ1のコイルの外径近くに内側から
外側に侵入した鋭角をなすV字状の谷3を形成し、外側
では金属コイルバネ1の線の外周中央に接近して鈍角を
なす谷4を形成し、金属コイルバネ1の線間に山を形成
し、内側の谷3の底と外側の山の頂とを相対せしめ該相
対する部分の肉厚を他の内外面間肉厚より最も小さく形
成したものである。
このような構造とすればゴム筒体中に実質的に直円筒状
部分がなくなりゴム断面に比して金属コイルバネの断面
が従来より極めて大きくなるので、ゴム筒体は従来のよ
うに圧縮でゴム弾性を作用せしめるものと異なり、確実
に屈曲でゴム弾性を作用せしめるので、荷重の小さい範
囲ではゴム弾性より、金属コイルバネが主として作用し
、荷重が大きくなるに従って屈曲抵抗(内側谷部の相対
する壁の接触面の増加により)が大きくなるので、荷重
−撓み曲線は第2図すのように直線状となり、荷重の大
きな部分で僅かに立ち上り硬くなる程度の荷重の変化に
対する硬さの変化率がほぼ一定なバネをうろことができ
る。
部分がなくなりゴム断面に比して金属コイルバネの断面
が従来より極めて大きくなるので、ゴム筒体は従来のよ
うに圧縮でゴム弾性を作用せしめるものと異なり、確実
に屈曲でゴム弾性を作用せしめるので、荷重の小さい範
囲ではゴム弾性より、金属コイルバネが主として作用し
、荷重が大きくなるに従って屈曲抵抗(内側谷部の相対
する壁の接触面の増加により)が大きくなるので、荷重
−撓み曲線は第2図すのように直線状となり、荷重の大
きな部分で僅かに立ち上り硬くなる程度の荷重の変化に
対する硬さの変化率がほぼ一定なバネをうろことができ
る。
またゴムは屈曲で作用するようになっているので外側へ
の膨らみを生ずることがなく、従って金属コイルバネと
ゴムとの接着も良好に保たれ設置スペースも従来より小
さくてよい鉄道車輛用複合バネをうろことができる。
の膨らみを生ずることがなく、従って金属コイルバネと
ゴムとの接着も良好に保たれ設置スペースも従来より小
さくてよい鉄道車輛用複合バネをうろことができる。
第1図は従来の鉄道車輛用複合バネを枕バネとして使用
した場合の半部縦断面側面図、第2図は第1図及び第3
図の複合バネの荷重−撓み曲線図、第3図は本考案によ
る鉄道車輛用複合バネの一実施例の半部縦断面側面図で
ある。 1・・・・・・金属コイルバネ、2・・・・・・ゴム筒
体、3・・・・・・内側の谷、4・・・・・・外側の谷
。
した場合の半部縦断面側面図、第2図は第1図及び第3
図の複合バネの荷重−撓み曲線図、第3図は本考案によ
る鉄道車輛用複合バネの一実施例の半部縦断面側面図で
ある。 1・・・・・・金属コイルバネ、2・・・・・・ゴム筒
体、3・・・・・・内側の谷、4・・・・・・外側の谷
。
Claims (1)
- ゴム筒体と、ゴム筒体中に同軸的に埋設された金属コイ
ルバネとからなり、ゴム筒体は、内側では、金属コイル
バネの内側に面する線の表面を薄肉に覆い、これに連続
して金属コイルバネの線間で金属コイルバネのコイル外
径近くに内側から外側に侵入した鋭角をなす■字形の谷
を形成し、外側では、金属コイルバネの線の外周中央に
接近して鈍角をなす谷を、金属コイルバネの線間に山を
形成し、内側の谷の底と外側の山の頂とが相対して位置
し該相対する部分の肉厚を他の内外面間肉厚より最も小
さく形成したことを特徴とする鉄道車輌用複合バネ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979069135U JPS5810027Y2 (ja) | 1979-05-23 | 1979-05-23 | 鉄道車輛用複合バネ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979069135U JPS5810027Y2 (ja) | 1979-05-23 | 1979-05-23 | 鉄道車輛用複合バネ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55168740U JPS55168740U (ja) | 1980-12-04 |
JPS5810027Y2 true JPS5810027Y2 (ja) | 1983-02-23 |
Family
ID=29302968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979069135U Expired JPS5810027Y2 (ja) | 1979-05-23 | 1979-05-23 | 鉄道車輛用複合バネ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5810027Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60158045U (ja) * | 1984-03-29 | 1985-10-21 | 東海ゴム工業株式会社 | 鉄道車輛用複合バネ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4989830U (ja) * | 1972-11-27 | 1974-08-03 | ||
JPS50148449U (ja) * | 1974-05-27 | 1975-12-09 |
-
1979
- 1979-05-23 JP JP1979069135U patent/JPS5810027Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55168740U (ja) | 1980-12-04 |
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