JPH0436104Y2 - - Google Patents

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JPH0436104Y2
JPH0436104Y2 JP19984987U JP19984987U JPH0436104Y2 JP H0436104 Y2 JPH0436104 Y2 JP H0436104Y2 JP 19984987 U JP19984987 U JP 19984987U JP 19984987 U JP19984987 U JP 19984987U JP H0436104 Y2 JPH0436104 Y2 JP H0436104Y2
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sealing body
electrolytic capacitor
crimping
lead
lead holes
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、外装ケースの封口体における気密
性の低下を防止した電解コンデンサに関する。
〔従来の技術〕
一般に、電解コンデンサでは、第3図のAに示
すように、外装ケース2の封口にゴムなどの弾性
体からなる封口体4が用いられている。すなわ
ち、アルミニウム板を成形した円筒状の外装ケー
ス2に電解コンデンサ素子6が収容され、封口体
4のリード孔8,10に電解コンデンサ素子6の
リード12,14が貫通させて引き出され、外装
ケース2の加締めにより封口体4上に外装ケース
2の突部16が形成されるとともに、外装ケース
2の開口縁部18が湾曲によつて食い込ませられ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、封口体4は外装ケース2の内径と同
形の円柱状を成して外装ケース2の開口に嵌め込
まれるが、このような嵌め込みだけでは、気密性
確保が不十分であるので、外装ケース2に対して
2箇所の加締めを行つて、封口体4を外装ケース
2に固定するとともに、両者を密着させて必要な
気密性を得ている。
しかしながら、このような加締め処理に伴う応
力関係を見ると、第3図のBに示すように、加締
め部分で封口体4に作用する加締め力F1、F2
応じて封口体4には内部に加締め力fが複雑に作
用し、封口体2に変形を生じる。
そして、リード孔8,10では、加締め応力
F1の集中する中央部で収縮を生じ、その部分で
の気密性が高められるものの、破線で示すように
拡がりを生じるので、開口部側での気密性が低下
する傾向がある。このため、リード孔8,10に
貫通させたリード12,14に折り曲げなどによ
つて引張り応力が軸方向に作用すると、リード1
2,14と封口体4との間に容易に隙間が生じ、
これがリード孔8,10で気密性の低下を来す原
因になる。
そこで、この考案は、リード孔における気密性
の低下を防止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の電解コンデンサは、第1図に示すよ
うに、外装ケース2の封口体4のリード12,1
4を貫通させるリード孔8,10の周囲に、緩衝
凹部20,22を形成してリード孔8,10に対
する加締め応力を緩衝させたものである。
〔作用〕
このようにすると、加締めによつて封口体4の
外面側に作用した加締め応力が緩衝凹部20,2
2の壁面で食い止められるので、リード孔8,1
0に対する応力が緩衝され、リード孔8,10の
変形が抑制される。このため、リード孔8,10
とリード12,14とがリード孔8,10の内径
および弾性力によつて密着し、加締めに伴う両者
の密着性の低下が抑制される。
〔実施例〕
第1図は、この考案の電解コンデンサの実施例
を示す。
第1図のAに示すように、アルミニウム板など
の金属板を以て円筒状に形成された外装ケース2
に電解コンデンサ素子6が収容され、その開口部
にゴムなどの弾性体を以て形成された封口体4が
込め込まれている。封口体4には、リード孔8,
10が形成されて、電解コンデンサ素子6から引
き出されたリード12,14を貫通させ、このリ
ード孔8,10の周囲に、第1図のBに示すよう
に、そのリード孔8,10と同心円状を成すとと
もに、一定の深さを持つ円筒状の緩衝凹部20,
22が形成されている。
このような緩衝凹部20,22を形成した封口
体4が外装ケース2の封口に用いられると、封口
体4上から外装ケース2を加締めて突部16を形
成するとともに、開口縁部18にカーリング処理
による加締めを行つた場合、各加締めによつて封
口体4の外面側に作用した加締め力F1,F2によ
る加締め応力が緩衝凹部20,22の壁面で食い
止められ、リード孔8,10に対する作用力が緩
衝される。この結果、リード孔8,10の変形が
抑制され、リード孔8,10とリード12,14
とがリード孔8,10の内径および封口体4の弾
性材料が持つ弾性力によつて密着し、加締めに伴
う両者の密着性の低下が抑制される。
実施例では、封口体4の内面側に緩衝凹部2
0,22を形成したが、第2図に示すように、封
口体4の外面側に緩衝凹部21,23を形成し、
あるいは、封口体4の内面および外面の双方に形
成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、加締
めによつて封口体に作用した加締め応力を緩衝凹
部によつて緩衝し、リード孔の変形を抑制できる
ので、加締め応力によるリード孔における封口体
とリードとの間の密着性の低下を防止でき、信頼
性の高い電解コンデンサを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の電解コンデンサの実施例を
示し、Aはその電解コンデンサの一部断面図、B
は一部を切り欠いた封口体の斜視図、第2図はこ
の考案の電解コンデンサの他の実施例を示す一部
断面図、第3図は従来の電解コンデンサを示し、
Aはその電解コンデンサの一部断面図、Bは封口
体の変形を示す図である。 2……外装ケース、4……封口体、8,10…
…リード孔、12,14……リード、20,22
……緩衝凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外装ケースの封口体のリードを貫通させるリー
    ド孔の周囲に緩衝凹部を形成し、前記リード孔に
    対する加締め応力を緩衝させた電解コンデンサ。
JP19984987U 1987-12-30 1987-12-30 Expired JPH0436104Y2 (ja)

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JP19984987U JPH0436104Y2 (ja) 1987-12-30 1987-12-30

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Publication Number Publication Date
JPH01104718U JPH01104718U (ja) 1989-07-14
JPH0436104Y2 true JPH0436104Y2 (ja) 1992-08-26

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JPH01104718U (ja) 1989-07-14

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