JPS64492B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、環状織機において、製織および偏平
化の間に、チユーブ状ウエブを環状織製チユーブ
に挿入するための装置に関するものである。

西独特許公開第2721771号により知られかつ先
行西独特許出願第2842951.1−27に示唆された方
法によれば、供給リールから引出された内側チユ
ーブ状ウエブは、伸張されたプラスチツクテープ
の環状織物を内側チユーブ状ウエブのまわりに製
織することによつて環状織製チユーブ内に挿入さ
れる。袋は、例えば、先行西独特許出願第
2842954.1−27に記載され、挿入された内側チユ
ーブ状ウエブを有する偏平環状織製チユーブ状ウ
エブで出発する方法でつくられるから、内側チユ
ーブ状ウエブの外側折曲げ縁部が、織物の外側チ
ユーブ状ウエブの折曲げ縁部に正確に位置するよ
うに、内側チユーブ状ウエブをチユーブ状織製織
物内に挿入する必要がある。

したがつて、本発明の課題は、側ひだ付及び側
ひだのない内側チユーブ状ウエブを、環状織製チ
ユーブを製織し偏平にする間に、できれば側ひだ
を環状織製チユーブにも形成しながら、正確に挿
入できる装置を提供することである。

本発明によれば、上記課題は、前述の形式の装
置において、実質的に第１の引取ローラ又は方向
変えローラによつて構成される織製チユーブの偏
平用平面に、供給リールから引き出されたチユー
ブ状ウエブをジグザグ形に導く案内棒を有する平
坦なフレームが設けられ、該案内棒は上記フレー
ムに、チユーブの軸線に対して横方向に取付けら
れ、上記フレームの両側部は各々、外側縁部の領
域で織製チユーブの両側に形成される側ひだの
各々に入り込むようになつている装置で解決され
る。本発明による装置によつて、確保されること
は、環状織製チユーブが引取られ且つ偏平にされ
るのと同時に、内側チユーブ状ウエブもまた供給
リールから引き出されて、偏平にする間に環状織
製チユーブの正確な位置に挿入され、これによつ
て、引き裂かれることなくかくして用意された環
状織製チユーブの袋を形成する別の工程を容易に
する。

好ましい実施例によれば、供給リールからチユ
ーブ状ウエブを引き出し、それらの間にウエブを
挟持する複式ベルトコンベヤが設けられ、該コン
ベヤは、チユーブ状ウエブの両側に入口ニツプを
構成する上部方向変えローラ又は駆動ローラを、
又フレームの底部に下部の方向変えローラを有
し、チユーブ状ウエブを挟持する上記コンベヤの
走行部が、案内棒上をジグザグ形に走行する。こ
の構造により、例えば内側チユーブで形成された
Ｚ折をも案内することができる。

本発明の一例を、図面を参照して一層詳細に説
明する。

通常の構造の環状織機１は、概略的に図示さ
れ、フレーム２に取付けられている。仕上つた環
状織製チユーブは、環状織機１の製織リング上を
下方に引取られ、側ひだの中へ導かれて、偏平環
状織製チユーブ状ウエブ４として供給リール（図
示せず）に巻かれる。

フレーム２の上部横部材に取付けられたキヤリ
ア５が、フレーム７を支持している。平行な水平
案内棒６が、フレーム７の平行垂直部材７′に取
付けられている。フレーム７は、その上端に横棒
８を有し、フレーム７は横棒８によつて中央のキ
ヤリア５に取付けられている。フレーム２の上部
横部材に取付けられたプランマブロツク１０が、
供給リール９を保持し、側ひだを備えた内側チユ
ーブ状ウエブ１１がこの供給リール９から引き出
され、案内棒６上をジグザグ形に導かれる。案内
棒６は、望ましくは、凸面形である。この供給装
置によつて、内側チユーブ状ウエブ１１は、緊張
且つ中央状態で環状織製チユーブに供給される。

挿入物を形成する内側チユーブ状ウエブをもつ
た偏平織製チユーブ状ウエブ４を引取るために、
ローラ１２があり、これに続いて１つまたはそれ
以上の案内ローラ１３ないし１５が設けられてい
る。

引取られた環状織製チユーブにも側ひだを付け
ることができるように、フレーム２に取付けられ
た側部折曲げ用板１６が、ばね力に抗して回動で
きる。レバー１７よりなり、フレーム７に取付け
られた織製拡開器が、環状織製チユーブの外側折
曲げ縁部に係合する。

内側チユーブ状ウエブ１１は、第３図から明ら
かなように、織製チユーブ状ウエブ３．２に平行
に位置するように、偏平環状織製チユーブ状ウエ
ブ４に挿入することができる。内側チユーブ状ウ
エブは又、第４図から明らかなように、一方の側
が環状織製チユーブ状ウエブの上部折曲げ縁部
３．１に配置され、他方の側が反対側の下部折曲
げ縁部に配置されるようにＺ形に挿入することが
できる。

もし環状織製チユーブ状ウエブが二重の側部ひ
だを備えている場合には、内側チユーブ状ウエブ
１１は又、第５図に示すように、中央の折曲げ縁
部に対称に挿入することができる。

内側チユーブ状ウエブ１１で形成されたＺ形折
を案内できるように、複式ベルトコンベヤ２２，
２３および２２′，２３′を、中央フレーム７の両
側に設けてもよい。これら複式ベルトコンベヤの
ベルトは、駆動ローラ１８，１９および１８′，
１９′上を走行し、更に方向変えローラ２０，２
１および２０′，２１′上を走行する。これらの駆
動ローラ１８，１９，１８′，１９′は、織製用リ
ング２９より上に、内側チユーブ状ウエブ１１の
両側に、入口ニツプを構成するように配置され、
また方向変えローラ２０，２１、および２０′，
２１′はフレーム７の下端に配置されている。複
式ベルトコンベヤの対面する走行部２４，２５
は、案内棒６上をジグザグ形に通り、それらの間
に内側チユーブ状ウエブ１１を挟持する。

複式ベルトコンベヤを駆動するために、環状織
製チユーブ状ウエブ４の走行駆動用すなわち方向
変えローラ１３には、無端チエン２６に係合する
スプロケツトが設けられ、このスプロケツトは中
間スプロケツト２７を駆動する。中間スプロケツ
ト２７は、無端チエン２８によつて駆動ローラ１
８，１９および１８′，１９′に連結されたスプロ
ケツトに連結されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の装置の概略側面図であり、
第２図は、第１図の装置の前面図であり、この装
置は、それらの間に内側チユーブウエブを挟持す
る複式ベルトコンベヤを備えており、第３図、第
４図および第５図は、挿入された内側チユーブ状
ウエブをもつた偏平にされた側ひだ付環状織製チ
ユーブの断面図であり、第６図は、複式ベルトコ
ンベヤのための構成および駆動を示す第１図に対
応する側面図である。 １……環状織機、２……フレーム、３……織製
チユーブ、６……案内棒、７……フレーム、９…
…供給リール、１２，１３……ローラ、３．１…
…外側縁部、１６……板、１７……レバー、１
８，１９；１８′，１９′……ローラ、２０，２
１；２０′，２１′……ローラ、２２，２３；２
２′，２３′……複式ベルトコンベヤ、２４，２５
……走行部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 環状織機における織製および偏平化の間に、
   環状チユーブ状ウエブを織製チユーブに挿入する
   ための装置において、 実質的に、第１の引取ローラ又は方向変えロー
   ラ１２によつて構成される織製チユーブ３の偏平
   用平面に、供給リール９から引き出されたチユー
   ブ状ウエブ１１をジグザグ形に導く案内棒６を有
   する平坦なフレーム７が設けられ、案内棒６は前
   記フレームに、チユーブの軸線に対して横方向に
   取付けられ、、 上記フレーム７の両側部は各々、外側縁部３．
   １の領域で織製チユーブ３の両側に形成される側
   ひだの各々に入り込む、ことを特徴とする装置。