JPS644716Y2 - - Google Patents

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JPS644716Y2
JPS644716Y2 JP1981046559U JP4655981U JPS644716Y2 JP S644716 Y2 JPS644716 Y2 JP S644716Y2 JP 1981046559 U JP1981046559 U JP 1981046559U JP 4655981 U JP4655981 U JP 4655981U JP S644716 Y2 JPS644716 Y2 JP S644716Y2
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JP1981046559U
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、多数枚のパネル板によつて組立形成
された組立水槽の槽壁が水圧により外方へ膨出変
形しない様に槽壁間、特に槽内コーナーを挾んで
隣り合う槽壁間に傾斜状に架設する斜めステーに
関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のステーとしては実開昭54−
87408号公報に開示されている構造のものが存在
している。
このステーは、組立水槽の槽内コーナーを挾ん
で隣り合う槽壁の内面間に傾斜状に渉る支柱の両
端に、連接接合された単位板間のV字形溝内に嵌
合添設する小片を付設した構造のものであり、小
片の中央に、その小片の稜線方向に鋭角(45゜)
な角度をもつて支柱両端を連結した実体形体を有
する。
しかし乍ら、斯るステーの小片は単位板間のV
字形溝内に嵌合添設してボルト止めされる単なる
取付部としての機能しかない。そのため、組立水
槽の内容量に対応して槽内に補助用ステーを新た
に架設する際、その補助用ステーのボルト挿通孔
をも槽壁に開穿しなければならない孔開け加工を
強いられ、加工上の面倒さ、漏水危険箇所の増大
を招く問題点をも惹き起こす。
その上、このステーは、小片の稜線と支柱の長
さ方向とが鋭角(45゜)な角度をもつて付設され、
その支柱端との連結箇所を挾んで、支柱に対して
135゜,45゜の角度で連結される小片の一半部、他
半部に夫々ボルト挿通孔を開穿した構造であるた
め、槽壁が水圧によつて外側へ膨出変形しようと
する応力を、小片一半部、他半部を介して支柱に
分散させる訳であるが、その際、支柱にして
135゜,45゜の角度で連結される小片一半部、他半
部が負担する受圧力も相違するため、支柱を挾ん
だ一方のボルトが他方のボルトに比べて傷み易
く、長期使用によりボルトが緩んで漏水を惹き起
こす原因となつたり、ステーが破損する等の不具
合が生ずる虞れがあつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案が解決しようとする問題点は、槽壁の単
位板にボルト貫通孔を新たに開穿することなく補
助用ステーを取付けることができ、水圧による槽
壁の外側への変形応力を各ボルトが均一に受け得
るようにして、耐久性を向上させることのできる
ステーを提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記問題点を解決するために本考案が講じる技
術的手段は、直角に連接させた平面の一面を、連
接接合された単位板間の接合線を直交状に跨いで
該両単位板の受圧平面部に添設固定する壁取付面
とし、他平面を、槽壁より垂直に起立せしめて補
助ステー用取付面とするL形アングルと、このL
形アングルの長さ方向中心部におけるコーナー内
部に端部を一体に固着して該L形アングル両者間
に装架するL形型材とで構成し、このL形型材の
両端に上記L形アングルを夫々直角な角度でもつ
てT字状に装着すると共に、該L形アングル両平
面には、L形型材を挾んでその長さ方向両端部に
夫々ボルト挿通孔を穿設したことである。
〈実施例〉 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
図中Aはステー本体、A1は補助ステーであり、
ステー本体AはL形アングルa1,a2両者、このL
形アングルa1,a2両者間に渉つて装架するL形型
材a3、とで構成する。
L形アングルa1,a2は、アングル材或いは帯状
板をその長さ方向に直角に折曲せしめたL形材料
を、組立水槽Bの側壁b1及び底壁b2を夫々接続形
成する単位板1間の接合線2を跨いで該両単位板
1のコーナー受圧平面部1a間に渉る所定の長さ
に截断し、その直角に連設する平面の一面を壁取
付面3とすると共に他平面を補助ステーA1用取
付面4としてなる。
壁取付面3と補助ステーA1用取付面4にはL
形型材を挾んでその長さ方向両端部にボルト挿通
孔5を夫々穿設する。
型材a3は、L形型鋼材を所望の長さ、例えば1
m四方の単位板1のコーナー受圧平面部1a間に
渉り架設する場合、1m四方の単位板1と相対す
る二辺を1mとし、もう一方の相対する二辺を
0.5mとする所謂ハーフ単位板1とのコーナー受
圧平面部1a間に渉り架設する場合とでは当然架
設傾斜角度により長さは異なるため、それらに対
応させた所謂の長さに截断形成し、その端部をL
形アングルa1,a2の長さ方向中心部におけるコー
ナー内部に溶接等の手段で一体に固着して該L形
アングルa1,a2を型材a3の両端に直角な角度でも
つてT字状に夫々装着してステー本体Aを形成す
る(第1図)。
尚、架設傾斜角度に対応させるために型材a3
端のL形アングルa1,a2への固着角度を変えても
L形アングルa1の壁取付面3と補助ステーA1
取付面4とは他方のL形アングルa2の補助ステー
A1用取付面4と壁取付面3とに常に平行な関係
にする(第2図,第3図)。
補助ステーA1は、型材a3と同様にL形型鋼材
を所望の長さに截断形成してその両端部にボルト
連結孔6を夫々穿設してなる。
而して、斯る実施例は組立水槽Bの側壁b1及び
底壁b2を接続形成する単位板1間の接合線2を跨
ぐ両コーナー受圧平面部1aに型材a3両端のL形
アングルa1,a2の壁取付面3,3を夫々当接位置
させ、該壁取付面3,3の並設する両ボルト挿通
孔5から受圧平面部1aに穿設したボルト貫通孔
7を挿通させてライニングボルト8を槽外に突出
させナツト9にて締着せしめてL形アングルa1
a2両者を夫々添設固定し、ステー本体Aを側壁b1
と底壁b2とに渉り、或いは側壁b1同志間に渉り架
設固定する。
そして、槽内コーナーを挾んで隣り合う二面の
側壁b1,b1より夫々垂直に起立させて同一平面の
直線上に位置させたL形アングルa1,a1の補助ス
テーA1用取付面4,4両者間に補助ステーA1
載架し、然る後、該補助ステーA1両端部のボル
ト連結孔6から取付面4,4のボルト挿通孔5に
ライニングボルト10を挿通させてナツト11に
て締着連結せしめて補助ステーA1を側壁b1,b1
同志間に渉り架設固定する(第4図,第5図)。
そして、更に側壁b1及び底壁b2に添設固定された
L形アングルa1,a2の補助ステーA1用取付面4,
4両者間に前述と同様に補助ステーA1を締着連
結して側壁b1と底壁b2とに渉り補助ステーA1
架設して、四面側壁b1を定着保持させて水圧によ
る膨出変形を阻止させる。
尚、ステー本体Aは第4図に図示した様に補助
ステーA1を架設せずに独自の使用も可能である。
〈考案の作用効果〉 本考案は叙上の如く構成してなるので各槽壁間
に渉つて架設したステーの、槽壁より垂直に起立
せしめた補助ステー取付面に渉つて補助ステーを
装架せしめることができる。よつて、補助ステー
を取付けるために槽壁に新たなボルト挿通孔を開
穿する作業が不要になるばかりか、漏水危険性箇
所の激減を図ることができ、漏水防止処理作業の
面倒さの軽減にも寄与できる。
また、各槽壁が水圧によつて外側へ膨出変形し
ようとする応力を、L形アングルの壁取付面両端
に、L形型材を挾んで夫々直角に設けられた両ボ
ルトで均一に受圧するため、一方のボルトのみに
負担が掛ることがなく、長期使用によつてもボル
トが緩み漏水を惹き起こしたり、破損したりする
ことがない。よつて、各ステーの槽壁への取付け
を強固に行なうことができると共に、耐久性が向
上する。
しかも、一本のL形型材と二個のL形アングル
のみでステー本体が構成されるので、構造が簡単
であり、コストの高謄を招くこともない。
依つて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案組立水槽用ステーの実施例を示
し、第1図は正面図、第2図は同平面図、第3図
は同拡大斜視図、第4図はステーの架設形態を示
し組立水槽の平面斜視図、第5図は要部の拡大し
て示す縦断側面図、第6図は第5図の−線断
面図である。 尚、図中、A……ステー本体、a1,a2……L形
アングル、a3……型材、A1……補助ステー、B
……組立水槽、b1……側壁(槽壁)、b2……底壁
(槽壁)、1……単位板、1a……受圧平面部、2
……接合線、3……壁取付面、4……補助ステー
用取付面、5……ボルト挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 組立水槽の槽内コーナーを挾んで隣り合う槽壁
    を夫々接続形成する単位板の受圧平面部間に渉つ
    て架設するステーにおいて、直角に連設させた平
    面の一面を、連接接合された単位板間の接合線を
    直交状に跨いで該両単位板の受圧平面部に添設固
    定する壁取付面とし、他平面を、槽壁より垂直に
    起立せしめて補助ステー用取付面とするL形アン
    グルと、このL形アングルの長さ方向中心部にお
    けるコーナー内部に端部を一体に固着して該L形
    アングル両者間に装架するL形型材とで構成し、
    このL形型材の両端に上記L形アングルを夫々直
    角な角度でもつてT字状に装着すると共に、該L
    形アングル両平面には、L形型材を挾んでその長
    さ方向両端部に夫々ボルト挿通孔を穿設してなる
    組立水槽用ステー。
JP1981046559U 1981-03-31 1981-03-31 Expired JPS644716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981046559U JPS644716Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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JP1981046559U JPS644716Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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Publication Number Publication Date
JPS57159689U JPS57159689U (ja) 1982-10-07
JPS644716Y2 true JPS644716Y2 (ja) 1989-02-07

Family

ID=29843397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981046559U Expired JPS644716Y2 (ja) 1981-03-31 1981-03-31

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JP (1) JPS644716Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5487408U (ja) * 1977-12-05 1979-06-20

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Publication number Publication date
JPS57159689U (ja) 1982-10-07

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