JPS64417Y2 - - Google Patents

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JPS64417Y2
JPS64417Y2 JP19686682U JP19686682U JPS64417Y2 JP S64417 Y2 JPS64417 Y2 JP S64417Y2 JP 19686682 U JP19686682 U JP 19686682U JP 19686682 U JP19686682 U JP 19686682U JP S64417 Y2 JPS64417 Y2 JP S64417Y2
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JP
Japan
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work vehicle
tower
girder
work
cable
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JP19686682U
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English (en)
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JPS59102608U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として斜張橋の塔柱の外面のひび割
れ、ケーブル取付部のボルトの緩み、錆の発生等
の点検、補修の際に用いる点検作業車に関するも
ので、詳しくは塔柱外面の全面に亘る点検、補修
ができるようにした点検作業車に関するものであ
る。
従来の斜張橋の塔柱は、単純な形状であり、大
きさもそれ程大きくなく、そのため、一般にビル
の窓掃除等に使用されているゴンドラ方式の作業
車をワイヤロープにて昇降自在に吊り下げ、上記
作業車上で点検、補修作業を行うことが可能であ
つた。
ところが最近の斜張橋は、大スパンに加え、鉄
道橋、道路橋を併用し、激しい潮流や風の強い過
酷な自然環境に設けられるため、第1図及び第2
図に示す如く塔柱1はその形状が複雑化すると共
に、主塔の高さは150m、鉄道橋2部の幅は30m
にも達するという大型なものとなつている。3は
道路橋、4はケーブル、5は中段ハンチ6は下段
ハンチ、7は検査ステツプである。
上記のように複雑化し且つ大型化した塔柱の点
検、補修を従来のゴンドラ式の作業車で行おうと
する場合は、塔柱1の背面(橋軸と直角方向の外
側面)に塔頂から塔底までガイドレールを配し、
該ガイドレールに沿に作業車を上昇させるように
する必要がある。しかし、作業車が小さいことか
ら、順次他の場所へ移動させて縦方向に作業させ
て行かなければ塔柱の外面すべてに亘り点検、補
修作業することができない。そのため、別のガイ
ドレールへの作業車のかけ替えに多くの寺間を要
し、塔柱1の外面をすべて点検、補修するのに莫
大な作業時間を要すること、塔柱には傾斜部があ
り、この傾斜部では作業車の姿勢に変化を来たし
不安感があるとか有風時に危険が伴うこと、等の
問題がある。
そこで、最近では、従来のゴンドラ方式の作業
車に代るものとして、安全に且つ能率的に点検、
補修作業のできる大型の点検作業車の出現が強く
望まれており、この要望に応えるため種種の作業
車が考えられている。その一例を示すと、第3図
に概要を示す如く、塔柱1の背面に縦方向にガイ
ドレール8を2本配設し、該2本のガイドレール
8に係合するガイドローラ9を有する作業車本体
10に、塔柱1の前後側(橋軸方向側)に位置さ
せたスライド床11を、ケーブル4の位置では該
ケーブル4と干渉しない位置まで待避させるため
橋軸に対して直角方向(矢印x方向)にスライド
自在に水平に組み付け、又、上記スライド床11
には、塔柱1の大きさの変化に対応できるよう別
のスライド床12を前後方向にスライド自在に備
え、塔柱1の前後側の面の点検、補修作業に便利
なようにした構成のものが考えられている。
この構成のものでは、作業車本体10が移動し
てもガイドレール8をガイドローラ9が挟む構造
にできるので、床面の上下動は少なく安定感があ
り、又、床面は水平に保持できることから安定感
があり、作業の安全性が図れるという利点を有し
ている。しかし、塔柱1の内側、すなわち、橋軸
に対し直角方向の内側の点検、補修作業ができな
いという問題がある。
本考案は、塔柱の外面の全面に亘り点検、補修
作業を行うことができるようにした点検作業車を
提供しようとするものである。
以下、図面にもとづき本考案の実施例を説明す
る。
第4図及び第5図に示す如く、塔柱1の背面に
縦方向にガイドレール8を2本配設し、該ガイド
レール8を挟むようにして係合可能なガイドロー
ラ9を有し且つ上下2段に円弧状の空洞部を形成
した作業車本体10を、上記ガイドローラ9を介
してガイドレール8に昇降自在に係合させると共
に、塔頂部の巻上機にてワイヤロープを介して吊
り下げ、該作業車本体10の上段空洞部と下段空
洞部に、展張したとき塔柱1を囲めるように円弧
状にしてある中間ガーダ13a,13bと先端ガ
ーダ14a,14bを別々に格納し得るようにす
る。すなわち、作業車本体10の上段空洞部に
は、該空洞部に入り得る大きさと断面形状とし且
つ内部を空洞にし更に円弧の内側面にラツク15
を刻設した中間ガーダ13aを、出入自在に収納
し、該中間ガーダ13a内には、該中間ガーダ1
3aの空洞に入り得る大きさと断面形状を有し且
つ円弧の内側面にラツク16を刻設した先端ガー
ダ14aを出入自在に収納し、中間ガーダ13a
のラツク15と噛合するピニオン17を作業車本
体10に、又、先端ガーダ14aのラツク16と
噛合するピニオン18を中間ガーダ13aに、そ
れぞれ設け、更に、中間ガーダ13a及び先端ガ
ーダ14aの伸縮動作を円滑に行わせるためのガ
イドローラ19,20を作業車本体10及び中間
ガーダ13aにそれぞれ設け、ピニオン17,1
8を電動又は操作スタンド21からの索取りによ
り回転させることにより順次中間ガーダ13a、
先端ガーダ14aが伸縮し得るようにする。作業
車本体10の下段空洞部にも同様に中間ガーダ1
3b及び先端ガーダ14bをテレスコピツク式に
伸縮可能に収納し、作業車本体10の橋軸方向の
両方から上段の中間ガーダ13a及び先端ガーダ
14aと、下段の中間ガーダ13b及び先端ガー
ダ14bが伸長することにより第4図の如く塔柱
1を取り囲め得るようにする。
なお、中間ガーダ13a,13bには、塔柱1
方向へ出入できるスライド床22が内蔵されてお
り、先端ガーダ14a,14bにもスライド床2
3が塔柱1の方向へ出入自在に内蔵されており、
これら各スライド床22,23は手動によりスラ
イドし得るようにしてある。又、作業車本体1
0、中間ガーダ13a,13b、先端ガーダ14
a,14bの上面は作業足場としてある。24は
手摺りである。
上記構成であるから、本作業車で塔柱1の点
検、補修の作業を行う場合には、ガイドレール8
に沿い本作業車を塔頂まで上昇させ、塔頂より下
降しながら必要な作業を行うようにする。本作業
車が作業すべき個所に位置すると、作業車本体1
0に格納した状態にある中間ガーダ13a,13
b及び先端ガーダ14a,14bを、塔柱1を取
り囲むように順次引き出し、第4図に示すように
展張させる。次に、作業員が作業車本体10や中
間ガーダ13a,13bや先端ガーダ14a,1
4b等の上に乗り移り、必要に応じてスライド床
22,23を張り出させて、塔柱1の外面の点
検、補修作業を行う。
作業しながらケーブル4の位置を通過する場合
には、ケーブル4に中間ガーダ13a,13bが
当つて通過できないため、その都度、中間ガーダ
13a,13b及び先端ガーダ14a,14bを
一旦作業車本体10内へ格納してケーブル4位置
を通過し、通過し終ると、再び中間ガーダ13
a,13b及び先端ガーダ14a,14bを伸長
させて作業姿勢とする。
塔柱1は塔頂から塔底に至る間で断面積が変化
しているが、本考案の作業車では、断面積の大き
い部分を取り囲めるような円弧状にしてあるの
で、作業に支障はなく、又、スライド床22,2
3を活用することによつて安全に作業を行うこと
ができる。
塔柱1外面の点検、補修作業が終ると、作業車
本体10の両側より張り出している各中間ガーダ
13a,13b、先端ガーダ14a,14bを第
5図に部分断面で示す如く作業車本体10内に格
納する。これにより格納をコンパクトにすること
ができ、取扱いを容易に行うことができる。
なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、たとえば、ワイヤロープで作業車を
吊り下げる場合を示したが、ラツクとピニオンに
より昇降できるようにしたものでもよいこと、中
間ガーダ13a,13b、先端ガーダ14a,1
4bの伸縮をラツクとピニオン方式で行う場合を
示したが、ワイヤやローランチエン方式、あるい
は手動で行うようにしてもよいこと、ガーダは中
間、先端の2つでなくてもよく更に細かく分割し
てもよいこと、斜張橋の塔柱以外の他の塔柱、橋
脚、煙突時にも適用できること、その他本考案の
要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
以上述べた如く、本考案の点検作業車によれ
ば、塔柱に沿い昇降できるようにした作業車本体
の両側から複数のガーダをテレスコピツク式に出
入できるようにし、非作業時とかケーブル位置通
過時では各ガーダを作業車本体内へ収納できるよ
うにしてあり、且つ各ガーダを円弧状にした構成
を有するもので、ガーダを展張させると、塔柱を
取り囲むことができて容易に且つ安全に塔柱外面
の全面に亘り作業を行うことができ、又、作業し
ないときなどはガーダをコンパクトに格納できて
広いスペースを必要とせず、取扱いが容易であ
る、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は最近の斜張橋の塔柱の正面図、第2図
は第1図のA−A矢視図、第3図は第1図に示す
斜張橋の作業車として最近考えられている作業車
の一例を示す平面図、第4図は本考案の作業車の
作業時の姿勢を示す平面図、第5図は第4図の一
部切断側面図である。 1……塔柱、2……鉄道橋、4……ケーブル、
8……ガイドレール、9……ガイドローラ、10
……作業車本体、13a,13b……中間ガー
ダ、14a,14b……先端ガーダ、15,16
……ラツク、17,18……ピニオン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塔柱の背面に設けたガイドレールに沿い昇降可
    能に係合させた作業車本体の内部に空洞部を設
    け、円弧状に形成した複数のガーダをテレスコピ
    ツク式に伸縮自在に連結し、上記作業車本体内の
    空洞部に、上記複数のガーダを該本体の両側端よ
    り出入自在に格納したことを特徴とする塔柱の点
    検作業車。
JP19686682U 1982-12-27 1982-12-27 塔柱の点検作業車 Granted JPS59102608U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19686682U JPS59102608U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 塔柱の点検作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19686682U JPS59102608U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 塔柱の点検作業車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59102608U JPS59102608U (ja) 1984-07-10
JPS64417Y2 true JPS64417Y2 (ja) 1989-01-06

Family

ID=30422114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19686682U Granted JPS59102608U (ja) 1982-12-27 1982-12-27 塔柱の点検作業車

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JP (1) JPS59102608U (ja)

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JPS59102608U (ja) 1984-07-10

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