JPS643889B2 - - Google Patents

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JPS643889B2
JPS643889B2 JP15013982A JP15013982A JPS643889B2 JP S643889 B2 JPS643889 B2 JP S643889B2 JP 15013982 A JP15013982 A JP 15013982A JP 15013982 A JP15013982 A JP 15013982A JP S643889 B2 JPS643889 B2 JP S643889B2
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JP
Japan
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ethylene
propylene
weight
ethylene content
segments
Prior art date
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Expired
Application number
JP15013982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5941317A (ja
Inventor
Tadashi Asanuma
Shinryu Uchikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP15013982A priority Critical patent/JPS5941317A/ja
Publication of JPS5941317A publication Critical patent/JPS5941317A/ja
Publication of JPS643889B2 publication Critical patent/JPS643889B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐衝撃性と剛性のバランスが優れた
プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製造法
に関する。 詳しくは、エチレン含量が80重量%以上のセグ
メントを含有するプロピレン−エチレンブロツク
共重合体の製造法に関する。 結晶性ポリプロピレンの低温で脆いという欠点
を解決する方法についてはすでに多くの検討がな
され中でもプロピレンと他のオレフインを共重合
する方法がられており、中でもプロピレンとエチ
レンのブロツク共重合体が優れたものであること
はよく知られている。又、剛性と耐衝撃性のバラ
ンスをさらに改良し、又析りまげ、衝撃時の白化
を改良するためエチレン含量の多いセグメントを
含有するポリマーの製造方法も公知であり(特公
昭49−40156、特公昭49−24593、特開昭50−
142652)、これらの方法ではエチレン含量が80重
量%以上含有するセグメントが必要であるとされ
ている。 一方プロピレン自身を媒体とする塊状重合法に
ついても公知である触媒活性が比較的高まるこ
と、媒体とポリマーの分離及びポリマーの乾燥が
比較的簡単であること、或は媒体に可溶なポリマ
ー(いわゆるアタクチツクポリプロピレン)が少
ないなどの特徴があるなど、近年の省資源、省エ
ネルギーの要求に一致する方法である。しかしな
がら上記のエチレン含量が80重量%以上のセグメ
ントを含有するような旧来の重合法即ちエチレ
ン/プロピレンのモノマー比とエチレン/プロピ
レンの反応比の相関を求め、エチレン含量が80重
量%以上の共重合体を得るエチレン/プロピレン
のモノマー比で重合することを塊状重合法で実施
するためには、エチレンの分圧を高める必要があ
り、装置の耐圧を大きくする必要があることさら
には多量のエチレンが必要となりエチレンの回収
に多くのエネルギーを必要とするなどの問題があ
る。 本発明者らは、上記の問題を解決する方法につ
いて種々の検討を行つた結果、特定の方法によつ
て上記の問題が解消できることを見い出し本発明
を完成した。 本発明の目的は耐衝撃性と剛性のバランスの優
れたプロピレン−エチレンブロツク共重合体の製
造法を提供することにある。 本発明はプロピレン単独或は少量のエチレンと
プロピレンを共重合し、次いでプロピレン/エチ
レンの共重合を反応比20/80重量比以上の反応比
で行うことによつてエチレン含量が80重量%以上
のセグメントを生成することによつて得たエチレ
ン含量が80重量%以上のセグメントを含有するプ
ロピレン−エチレンブロツク共重合体の製造法に
関する。 さらに詳しくは、本発明は又予め一定比率でプ
ロピレン/エチレン共重合を行つた場合に生成す
るエチレン含量が80重量%以上のセグメントの生
成割合を測定し次いでプロピレン単独或は少量の
エチレンとプロピレンの共重合を行い、さらにプ
ロピレン/エチレンの共重合を反応比20/80重量
比以上の比率で重合することによりエチレン含量
が80重量%以上のセグメントの割合が所望の量比
となるように重合することを特徴とする、プロピ
レン−エチレンブロツク共重合体の製造方法に関
する。 本発明に於て、用いる触媒は高立体規則性触媒
であれば良く特に限定を要しないが、プロピレ
ン/エチレンの共重合を反応比20/80重量比以上
で共重合して得た時にエチレン含量が80重量%以
上のセグメントの割合は触媒系によつて異なるた
め、所望の量比によつて適当な触媒系は決定さる
べきである。 本発明に於て、重合方法については不活性な炭
化水素を用いる溶媒重合法、プロピレン自身を媒
体とする塊状重合法又は液状の媒体が存在しない
気相重合法に適用可能であるが本発明の効果が比
較的大きいのは塊状重合法である。 重合温度及び重合圧力についても格別の制限は
ないが一般には、30〜100℃、常圧〜50Kg/cm2
ゲージで行われる。 本発明の方法を適用することによつて特に塊状
重合法に於ても格別エチレン分圧を特に高めた
り、余分にその回収の為のエネルギーを費すこと
なくエチレン含量が80重量%以上含有するセグメ
ントを所望の割合で含有するプロピレン−エチレ
ンブロツク共重合体を与えることが可能であり工
業的意義が大である。 以下に実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説
明する。 本発明の実施例及び比較例に於て、 破断時の伸びはASTM D638により、 極限粘度数(以下ηと略記)は135℃テトラン
溶液で則定し、曲げ剛性度はASTM D747によ
り、デユポン衝撃はJISK6718に準じて、アイゾ
ツト衝撃はASTM D256により、メルフローイ
ンデツクス(以下MIと略記)はJISK7210に基づ
いて230℃荷重2.16Kgで測定した。上記の測定の
うち温度の特定のないものはすべて20℃で実施
し、デユポン、シヤルピー衝撃はさらに−10℃で
も測定した。 実施例 (i) 触媒の合成 直径12mmの鋼球9Kgの入つた内容積、4の
粉砕用ポツトを4個装備した振動ミルを用意す
る。各ポツトに窒素雰囲気下で塩化マグネシウ
ム300g、テトラエトキシシラン50ml、α,α,
α−トリクロロトルエン45mlを加え40時間粉砕
した。 充分に乾燥し窒素雰囲気とした50のオート
クレーブに上記粉砕物3Kg4塩化チタン20を
加え80℃で120分間撹拌の後静置し、上澄液を
除いた後n−ヘプタン35を加え、80℃で15分
間撹拌ののち静置上澄液を除く洗浄操作を7回
繰り返した後、さらにn−ヘプタン20を追加
して固体触媒スラリーとした。固体触媒スラリ
ーの1部をサンプリングしn−ヘプタンを蒸発
させ分析したところ固体触媒中に1.98重量%の
Tiを含有していた。 (‐1) 共重合体中のエチレン含量800重量%以上
のセグメントの割合の測定 内容積5のオートクレーブを用いて50℃
でエチレン分圧一定の条件で重合し(5min)
で得られた共重合体のエチレン含量及びエチ
レン含量が88〜93重量%のポリマーの割合を
求めた(この触媒系では分別によつて80重量
%付近のセグメントは得られなかつた)。エ
チレン含量の異なるセグメントの割合は特願
昭56−180408に示された方法又はJ.Polymer
Scie Polymer Letters Edition Vol18 389
−394(1980)に示された方法で分別できる。 (‐2) 共重合体中のエチレン含量が80重量%以
上のセグメントの割合について、プロピレン
−エチレンブロツク共重合体の製造した際の
割合は、ブロツク共重合体を得る条件で共重
合体を合成し先の方法で分別することによつ
て知ることが可能である。触媒が重合中に経
時変化する場合は、この方法が正確である
が、(i)の触媒或は高活性三塩化チタン触媒
(丸紅ソルヴエー社製 TSH−39)でも(
−1)(−2)の結果はほとんど相違しな
い結果となつている。 (iii) ブロツク共重合体の製造 物性バランスの優れたポリマー組成物として
ホモ部87%η1.17、共重合部EL含量48wt%セグ
メント9%η2.31、エチレン含量91wt%のセグ
メント4%η3.7を含有するブロツク共重合体を
製造した。 共重合部のエチレン含量が91wt%のセグメ
ントの割合が30%になるのは図面より、液相部
のエチレンのモル濃度は16%であり、その時の
共重合体のエチレン含量は71モル%即ち62wt
%従つて残りはエチレン含量が50wt%となり、
一段の反応で上記組成のものが得られると推定
できる。 充分に乾燥し窒素で置換しさらにプロピレン
で置換したジヤケツト付の100のオートクレ
ーブにプロピレンを25Kg装入する。一方、1
のフラスコにn−ヘプタン500ml、ジエチルア
ルミニウムクロライド4.8ml、p−トルイル酸
メチル2.8ml、上記固体触媒1gを入れ、室温
で1分間撹拌の後トリエチルアルミニウム1ml
を加えたものを上記100のオートクレーブに
圧入した。次に水素を所定量装入しジヤケツト
に温水を通じて内温を75℃に昇温し、75℃に保
ちながら水素濃度を4.2vol%に保つて一方3ml
のトリエチルアルミニウムを57mlのn−ヘプタ
ンに溶解したものを0.5ml/minで装入しなが
ら重合を続けη1.17のポリプロピレンを10Kg製
造した。次いでジヤケツトに冷水を通じ内温を
50℃にすると同時に気相部をパージして水素濃
度を下げながら液状プロピレン5Kgを装入し、
水素濃度を0.5vol%になつたところでエチレン
及び水素を装入し気相部の水素濃度1.8vol%エ
チレン濃度36vol%に保つて、共重合体が1.5Kg
得られるまで重合した。 次いでイソプロパノール50mlを圧入し重合を
停止し、未反応のモノマーをパージして共重合
体を得た。得られたポリマーに公知の添加剤を
加え造粒した後物性を測定し、又分別により各
セグメントの割合を求めた。 ホモ部87%、η1.15、共重合部EL含量46wt
%、セグメント9%、η2.28、エチレン含量
92wt%のセグメント4%、η3.75であつた。 比較例 一方同様の操作でエチレン含量48wt%の共重
合体とエチレン含量91wt%のセグメントが4%
できるようにエチレン濃度25vol%及び70vol%の
2段階で重合した得られたパウダーを同様に造粒
し分別及び物性を測定した。 ホモ部86%η1.17、EL含量35wt%のフラクシヨ
ン7wt%η2.18、エチレン含量92wt%のセグメン
トが7wt%η3.85であつた。 【表】
【図面の簡単な説明】
図面は、液相中エチレンモル%に対する、ポリ
マー中エチレン部モル%及びエチレン含量88〜
95wt%のセグメントの割合を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め一定比率でプロピレン/エチレンの共重
    合を行つた場合に生成するエチレン含量が80重量
    %以上のセグメントの生成割合を測定し、プロピ
    レン単独或いは少量のエチレンとプロピレンの共
    重合を行いさらにプロピレン/エチレンの共重合
    を反応比20/80重量比以上の反応比で重合するこ
    とによりエチレン含量が80重量%以上のセグメン
    トの割合が所望の量比となるように重合すること
    を特徴とするプロピレン−エチレンブロツク共重
    合体の製造法。 2 重合反応をプロピレン自身を媒体とする塊状
    重合法で行う特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP15013982A 1982-08-31 1982-08-31 プロピレン―エチレンブロック共重合体の製造法 Granted JPS5941317A (ja)

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JP15013982A JPS5941317A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 プロピレン―エチレンブロック共重合体の製造法

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JP15013982A JPS5941317A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 プロピレン―エチレンブロック共重合体の製造法

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Publication Number Publication Date
JPS5941317A JPS5941317A (ja) 1984-03-07
JPS643889B2 true JPS643889B2 (ja) 1989-01-24

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ID=15490338

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JP15013982A Granted JPS5941317A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 プロピレン―エチレンブロック共重合体の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337111A (ja) * 1986-08-01 1988-02-17 Mitsubishi Chem Ind Ltd プロピレン−エチレンブロツク共重合体の製造法
US4888085A (en) * 1986-09-18 1989-12-19 Eastman Kodak Company Processes for their manufacture of monolithically integrated planar lasers differing in emission wavelengths
US4891093A (en) * 1986-09-18 1990-01-02 Eastman Kodak Company Processes for the manufacture of laser including monolithically integrated planar devices
US6194116B1 (en) 1998-12-15 2001-02-27 Minolta Co., Ltd. Toner containing specific alkyl carboxylic acid with fine particles externally added

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CH609835A5 (en) * 1976-08-19 1979-03-30 Ciba Geigy Ag Pesticide
JPS5798519A (en) * 1980-12-12 1982-06-18 Chisso Corp Production of modified polypropylene

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JPS5941317A (ja) 1984-03-07

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