JPS643472B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS643472B2 JPS643472B2 JP59148635A JP14863584A JPS643472B2 JP S643472 B2 JPS643472 B2 JP S643472B2 JP 59148635 A JP59148635 A JP 59148635A JP 14863584 A JP14863584 A JP 14863584A JP S643472 B2 JPS643472 B2 JP S643472B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kamaboko
- board
- heating
- air
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 22
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 235000019465 surimi Nutrition 0.000 description 9
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 description 1
- 238000010025 steaming Methods 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fish Paste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、板付かまぼこにしばしば発生する気
泡を防止する方法に関するものである。
泡を防止する方法に関するものである。
一般に、板付かまぼこは、薄く切断したとき、
板との接触面のところに大小の気泡がみられるこ
とが多い。
板との接触面のところに大小の気泡がみられるこ
とが多い。
気泡が小さければ問題はないが、あまり大きく
なつてかまぼこがえぐられたようになると、商品
価値を著じるしく減じてしまうことになる。
なつてかまぼこがえぐられたようになると、商品
価値を著じるしく減じてしまうことになる。
従来、板付かまぼこのほとんどに少くとも1ケ
の気泡が又、多くは10ケ以上の気泡がみられるの
が普通であつた。
の気泡が又、多くは10ケ以上の気泡がみられるの
が普通であつた。
本発明者らは、少しでも気泡の少い板付かまぼ
こを求めて鋭意研究したところ、すり身をのせる
前にかまぼこ板を加熱するだけでほとんどの気泡
が防止できることを知つたのである。
こを求めて鋭意研究したところ、すり身をのせる
前にかまぼこ板を加熱するだけでほとんどの気泡
が防止できることを知つたのである。
本発明はかまぼこ板のみを加熱し、かまぼこ板
に含まれた空気を膨張させて除去した後、可及的
すみやかにかまぼこ原料を載置し、かまぼこを製
造することを特徴とするかまぼこの気泡発生防止
法である。
に含まれた空気を膨張させて除去した後、可及的
すみやかにかまぼこ原料を載置し、かまぼこを製
造することを特徴とするかまぼこの気泡発生防止
法である。
本発明では、かまぼこ板を30〜110℃、好まし
くは40〜70℃に加熱して、かまぼこ板のすきまや
内部に含まれた空気を膨張させて除去すること、
又、加熱した後は、冷却して新たな空気が入らな
いように、可及的すみやかにかまぼこ原料を載置
することによつて板との接触面のかまぼこ原料を
坐らせ組織を強固にし、さらにかまぼこ原料と板
との密着性を良くする。そのことによつて板から
の空気及びかまぼこ原料を板に載置するときにだ
きこんだ空気を板に吸収させ、板との接触面のか
まぼこ原料に移行させないようにしたものであ
る。30℃以下では内部の空気はほとんど除去され
ないが、30℃以上になるといくらかでも空気は膨
張して除去され、かまぼこ原料が坐るので、その
程度でもあとでかまぼこ製造時の蒸煮による気泡
の発生は抑制されるものである。好ましいかまぼ
こ板の加熱温度は40〜70℃程度である。
くは40〜70℃に加熱して、かまぼこ板のすきまや
内部に含まれた空気を膨張させて除去すること、
又、加熱した後は、冷却して新たな空気が入らな
いように、可及的すみやかにかまぼこ原料を載置
することによつて板との接触面のかまぼこ原料を
坐らせ組織を強固にし、さらにかまぼこ原料と板
との密着性を良くする。そのことによつて板から
の空気及びかまぼこ原料を板に載置するときにだ
きこんだ空気を板に吸収させ、板との接触面のか
まぼこ原料に移行させないようにしたものであ
る。30℃以下では内部の空気はほとんど除去され
ないが、30℃以上になるといくらかでも空気は膨
張して除去され、かまぼこ原料が坐るので、その
程度でもあとでかまぼこ製造時の蒸煮による気泡
の発生は抑制されるものである。好ましいかまぼ
こ板の加熱温度は40〜70℃程度である。
加熱はいかなる加熱でもよい。例えば、ガス
火、電熱による直接加熱、間接加熱、蒸気による
直接加熱、間接加熱、湯又は熱水による直接加熱
などがある。
火、電熱による直接加熱、間接加熱、蒸気による
直接加熱、間接加熱、湯又は熱水による直接加熱
などがある。
設備として簡単で好ましいのは連続して運ばれ
てくるかまぼこ板をガス火で直接上方から加熱す
る方式である。ガス火直接加熱の場合は、かまぼ
こ板の品温が50〜60℃になるように加熱するのが
最も好ましい。ガス火直接加熱の場合は、かまぼ
こ板の上にすり身が乗りやすくなつており、かま
ぼこ製造上からも好ましい。
てくるかまぼこ板をガス火で直接上方から加熱す
る方式である。ガス火直接加熱の場合は、かまぼ
こ板の品温が50〜60℃になるように加熱するのが
最も好ましい。ガス火直接加熱の場合は、かまぼ
こ板の上にすり身が乗りやすくなつており、かま
ぼこ製造上からも好ましい。
また、電熱によるかまぼこ板の直接加熱はガス
火直接加熱と同様に好ましいものである。
火直接加熱と同様に好ましいものである。
しかし、ガス火、電熱などの直接加熱の場合は
品温が80℃を超えるようになるとこげを生じるこ
とがあるので、こげを生じない程度まで温度を下
げるのが必要である。
品温が80℃を超えるようになるとこげを生じるこ
とがあるので、こげを生じない程度まで温度を下
げるのが必要である。
生蒸気もしくは過熱蒸気を用いる直接加熱は、
こげの心配もなく、品温をかなり高く上げること
ができて好ましいが、蒸気を有効に使用できるよ
うな装置にすることが必要となる。
こげの心配もなく、品温をかなり高く上げること
ができて好ましいが、蒸気を有効に使用できるよ
うな装置にすることが必要となる。
また、熱水の中にかまぼこ板を通せば、効率よ
く加熱されて空気を除去することができる。この
場合、かまぼこ板の上に水が残るので、すり身の
乗りが悪くなることがあるので、よくふき取る
か、ガス火等で蒸発させてやる必要がある。
く加熱されて空気を除去することができる。この
場合、かまぼこ板の上に水が残るので、すり身の
乗りが悪くなることがあるので、よくふき取る
か、ガス火等で蒸発させてやる必要がある。
加熱時間は、温度が低ければ長くなり、温度が
高ければ短かくてもよい。
高ければ短かくてもよい。
かまぼこ板の加熱によつて、できるだけ空気を
除去した後、かまぼこ原料であるすり身が連続的
に載置され、成型される。
除去した後、かまぼこ原料であるすり身が連続的
に載置され、成型される。
すり身の成型後、直ちに坐り室に入れ、45℃で
20分程度坐りが行なわれる。
20分程度坐りが行なわれる。
坐り後、85℃で40分程度蒸煮することによつて
かまぼこ製品が完成する。
かまぼこ製品が完成する。
本発明によつて、かまぼこ板をあらかじめ加熱
して、板に含まれた空気を除去しておけば、ほと
んどのかまぼこの板との接触面に気泡が発生する
ことがなく実質的に問題となることはなかつた。
して、板に含まれた空気を除去しておけば、ほと
んどのかまぼこの板との接触面に気泡が発生する
ことがなく実質的に問題となることはなかつた。
次に本発明の実施例を示す。
実施例
連続的に送られてくるかまぼこ板を、上方に設
けたガス加熱装置で加熱し、かまぼこ板の表面温
度が50℃になるようにする。その後直ちにすり身
を載置するようにする。
けたガス加熱装置で加熱し、かまぼこ板の表面温
度が50℃になるようにする。その後直ちにすり身
を載置するようにする。
一方、凍結すり身1Kg当りに食塩30gを添加し
て、高速カツターで30分間撹拌し、すり身を用意
する。
て、高速カツターで30分間撹拌し、すり身を用意
する。
得られたすり身を連続注入機に入れ、上記の加
熱したかまぼこ板に連続的に載置して、順次成型
し、これを坐り室に入れ、蒸気で45℃で20分間坐
りを行い、次いで85℃で40分間蒸煮し、板付かま
ぼこを製造した。
熱したかまぼこ板に連続的に載置して、順次成型
し、これを坐り室に入れ、蒸気で45℃で20分間坐
りを行い、次いで85℃で40分間蒸煮し、板付かま
ぼこを製造した。
得られた板付かまぼこを板の上を切さくして気
泡をしらべたところ2割のものに2〜5ケの気泡
がみられる程度に改善されているのが分かつた。
泡をしらべたところ2割のものに2〜5ケの気泡
がみられる程度に改善されているのが分かつた。
なお、かまぼこ板を加熱しないで製造した板付
かまぼこは、同様に検査して約9割のものに2〜
10ケの気泡がみられる。
かまぼこは、同様に検査して約9割のものに2〜
10ケの気泡がみられる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 かまぼこ板のみを加熱し、かまぼこ板に含ま
れた空気を膨張させて除去した後、可及的すみや
かにかまぼこ原料を載置し、かまぼこを製造する
ことを特徴とするかまぼこの気泡発生防止法。 2 かまぼこ板の加熱が27℃以上、好ましくは40
〜70℃である特許請求の範囲第1項記載のかまぼ
この気泡発生防止法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14863584A JPS6128369A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | かまぼこの気泡発生防止法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14863584A JPS6128369A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | かまぼこの気泡発生防止法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6128369A JPS6128369A (ja) | 1986-02-08 |
JPS643472B2 true JPS643472B2 (ja) | 1989-01-20 |
Family
ID=15457198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14863584A Granted JPS6128369A (ja) | 1984-07-19 | 1984-07-19 | かまぼこの気泡発生防止法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6128369A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0498178U (ja) * | 1991-01-18 | 1992-08-25 | ||
JPH0498177U (ja) * | 1991-01-18 | 1992-08-25 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0374294U (ja) * | 1989-11-18 | 1991-07-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60176564A (ja) * | 1984-02-24 | 1985-09-10 | Bibun Corp | 板付蒲鉾の形成方法及び装置 |
-
1984
- 1984-07-19 JP JP14863584A patent/JPS6128369A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0498178U (ja) * | 1991-01-18 | 1992-08-25 | ||
JPH0498177U (ja) * | 1991-01-18 | 1992-08-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6128369A (ja) | 1986-02-08 |
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