JPS643410Y2 - - Google Patents

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JPS643410Y2
JPS643410Y2 JP1982006878U JP687882U JPS643410Y2 JP S643410 Y2 JPS643410 Y2 JP S643410Y2 JP 1982006878 U JP1982006878 U JP 1982006878U JP 687882 U JP687882 U JP 687882U JP S643410 Y2 JPS643410 Y2 JP S643410Y2
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JP
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frame
armrest
shaft
lever
lock gear
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JP1982006878U
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JPS58108926U (ja
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はアームレストの回動角度調節装置、詳
しくは座席の背もたれ部に対しての傾斜角度を自
在に変化することのできるアームレストの回動角
度調節装置に関する。
一般に座席あるいは自動車のドア等には、腕等
を休めるためのアームレストが設けられているこ
とが多い。例えば第1図Aに示すような、背もた
れ部10にアームレスト30が固定されたもので
は、通常のA状態では、アームレスト30が座部
20に対しほぼ水平となつているため、着座者が
アームレスト30に腕を載せ休めることは容易で
ある。しかし第1図Aの状態より、背もたれ部1
0をBの後傾状態にすると、背もたれ部10と共
にアームレスト30も傾き、この状態では腕を休
めることができないものである。また第1図Cの
ように、背もたれ部10を前傾させると、アーム
レスト30が座部20に当たり、背もたれ部10
が必要量前方へ倒れないこともあつた。なおアー
ムレスト30を回動自在としているものもある
が、アームレスト30を動かすにはロツクを解除
しなければならず、背もたれ部10を後傾あるい
は前傾させる度にロツク解除の操作をしなくては
ならず不便なものであつた。
本考案は上記従来の欠点を除去するためになさ
れたものであつて背もたれ部の傾斜状態に関わら
ずアームレストを最良の位置とすることができ、
かつアームレストの回動及び固定を共に図ること
のできるアームレストの回動角度調節装置を提供
することを目的とする。
以下図示の実施例によつて本考案を説明する。
第2図に示す本考案の一実施例であるアームレ
ストの回動角度調節装置を備えたアームレスト2
は、背もたれ部3に回動自在に取付けられてい
る。そしてアームレスト2内に配設された回動角
度調節装置に連動されたレバー4を上下に操作す
れば、その操作方向と同方向に、例えばレバー4
を上方に動かせば時計方向に、アームレスト2が
回動するようになつている。アームレスト2を回
動させて所定の位置とした後は、レバー4を中立
状態に戻せば(レバー4にはばねが取付けられて
いて常に中立状態となるようにしている)、アー
ムレスト2の回動がロツクされる。
次にアームレスト2内に配設された回動角度調
節装置1について第3図を参照して説明する。背
もたれ部3には、背もたれ部3の側面に対して垂
直に延出するシヤフト5が固着されている。シヤ
フト5は基端部側が円柱状に、先端部側が四角柱
状に形成されている。シヤフト5の円柱状の部分
には、断面がほぼコ字状であつて、アームレスト
2を構成する横長のフレーム6が回動自在に挿通
されている。フレーム6のシヤフト5が挿通した
個所には、平板状の調節部材7が固着されてい
る。この調節部材7のほぼ中心にはシヤフト5が
挿通する孔71が穿設され、この孔71を中心に
左右にロツク部材72,73が配設されている。
ロツク部材72,73は、長方形状の平板からな
り、孔71寄りの側部には歯溝74,75が形成
されている。またロツク部材72,73の上下端
は、一面が開口した中空四角柱あるいはロツク部
材72,73よりも板厚のある平板等よりなる保
持部材76,76′,77,77′内に収納され、
ロツク部材72,73は水平方向に保持部材7
6,76′,77,77′内を滑動自在となつてい
る。保持部材76と76′と、77と77′との間
には、棒ばね78,79が掛け渡されるように取
付けられ、この棒ばね78,79はロツク部材7
2,73より垂直に延出するピン72a,73a
を常時孔71側に押している。調節部材7を貫通
したシヤフト5の四角柱状の部分には、周囲に歯
溝が形成されたロツク歯車8が嵌合されている。
ロツク歯車8がシヤフト5の所定の位置に取付け
られると、ロツク歯車8と調節部材7のロツク部
材72,73とが噛合して調節部材7及びフレー
ム6の回動を阻止している。さらにシヤフト5に
は、ロツク歯車8に隣接して径の異なる2つの円
筒状部材を一体としたスペーサー81が嵌合され
ている。スペーサー81の径小の部分には円板状
の回動部材9が回動自在に挿通されている。回動
部材9には、シヤフト5が挿通する中心孔91を
挾み対向するくの字形に湾曲した長孔92,93
が形成されている。この長孔92,93内には、
調節部材7のロツク部材72,73に固着された
ピン72a,73aが挿通されている。また回動
部材9には、レバー4が一体に取付けられてい
る。このレバー4には、フレーム6に設けられた
係止部61,62に係止されたばね41,42が
取付けられている。レバー4は、ばね41により
上方に、ばね42により下方に引張され、両者の
引張力は均等であるため、レバー4が常に定位置
を保ち、この時ロツク部材72,73のピン72
a,73aは回動部材9の長孔92,93の中心
である屈曲した部分に位置する構成となつてい
る。さらにシヤフト5にはワツシヤー94を介し
てフレーム6の外側板63が挿通され、この外側
板63より突出するシヤフト5にはワツシヤー9
5を介してナツト96が係合されている。なお外
側板63はフレーム6にビス止め等により取付け
られ、フレーム6と外側板63との間に上記各部
材が収納されている。またフレーム63には矩形
の窓64が形成され、ここにレバー44の一部が
突出するようになつている。
さらに上記アームレストの回動角度調節装置1
の作用について第4図を参照して説明する。第4
図Aの状態はレバー4に操作を加えていない状態
であり、回動部材9は固定されていて、ロツク部
材72,73とロツク歯車8とが噛合し、調節部
材7及びフレーム6の回動は制限されている。こ
の状態より、まずレバー4を手等により窓64内
を上方に持ち上げると、レバー4が窓64の上端
に当接するまで回動する。レバー4と共に回動部
材9も回動して、長孔92,93も時計方向に回
動する。長孔92,93が回動すると、長孔9
2,93内に挿通されているロツク部材72,7
3のピン72a,73aが、長孔92,93内を
移動する。ピン72a,73aは長孔92,93
の端部に当接するまで移動するが、長孔92,9
3の屈曲部から端部への移動(第4図AからBの
状態への移動)は、長孔92,93の形状がくの
字状となつているため、水平方向にも移動するこ
ととなり、このピン72a,73aの移動によつ
てロツク部材72,73も互いに離れる方向に移
動する。ロツク部材72と73が互いに離れる方
向に移動すると、ロツク部材72,73とロツク
歯車8との噛合が解除され調節部材7は回動自在
となる。このように第4図Bの状態となり、この
状態よりさらにレバー4を時計方向に回動すれ
ば、長孔92,93がピン72a,73aを押動
し、ロツク部材72,73を介して調節部材7に
も回動力が伝達され、調節部材7と共にフレーム
6が回動する。そしてフレーム6の回動によりア
ームレスト2を所望の位置とした後は、レバー4
の操作を解除すればレバー4はばね42によつて
第4図Aの中立状態に戻り、長孔92,93も回
動してピン72a,73aが長孔92,93の屈
曲部に位置して、再びロツク部材72,73がロ
ツク歯車8に噛合して、調節部材7の回動が停止
され、アームレスト2は所望の位置に固定され
る。またアームレスト2を上記の場合とは逆の反
時計方向に回動するには、レバー4を窓64の下
端部に当接するまで移動し、回動部材9の長孔9
2,93によりピン72a,73aを移動して、
ロツク部材72,73とロツク歯車8との噛合を
解除して、調節部材7を回動可能とし、(第4図
C参照)レバー4をさらに回動すれば調節部材7
及びフレーム6が回動し、アームレスト2が反時
計方向に回動する。なおレバー4の操作中に、ア
ームレスト2にレバー4の操作以外の力が加わつ
た場合には、アームレスト2のわずかの回動によ
つて長孔92,93が動いてピン72a,73a
が移動して、ロツク歯車8とロツク部材72,7
3とが噛合して、アームレスト2の回動は停止さ
れる。
なお上記実施例における回動部材9に形成され
た長孔92,93の形状を、例えば第5図に示す
ような形状とすることもできる。回動部材9に形
成される長孔94,95は、湾曲しておらず傾斜
を持ち直線状の長孔となつている。長孔94,9
5をこのような形状とすると、位置方向(時計方
向)にのみ回動自在となり、逆(反時計方向)の
回動はロツクされていて安全である。
なお、本考案のアームレストの回動角度調節装
置1Aにおいては、アームレスト2に360度の回
転を与えると共に所望の位置に固定することがで
きるため、例えば第6図に示すように背もたれ部
3が前後に移動するスイングタイプの座席に適用
すれば、アームレスト2を常に最適な位置とする
ことができ非常に便利である。
また上記実施例においては調節部材にロツク部
材を設けたが、フレームに直接取付けるようにし
てもよい。さらにその他の構成も上記実施例に限
定されるものでない。
以上説明したように本考案は、座席の背もたれ
部側部に固定されるシヤフトと、このシヤフトに
取付けられるフレーム及びロツク歯車と、フレー
ムに取付けられロツク歯車に噛合してフレームの
回動を規制するロツク部材と、ロツク部材より延
出したピンを滑動案内する長孔を有し、シヤフト
に回動自在に取付けられる回動部材とから構成し
たものである。したがつてアームレストの回動お
よび回動のロツクを1つの操作で行うことがで
き、非常に扱い易いアームレストを提供すること
ができる。さらに部品数も少ないため、組み立て
が容易であり、故障しにくい等の効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す座席の側面図、第2図は
本考案の実施例を説明する座席の一部省略側面
図、第3図は本考案の一実施例を示す分解斜視
図、第4図はアームレストが夫々A固定時、B時
計方向回動時、C反時計方向回動時における回動
調節装置の作用を説明する簡略図、第5図は長孔
の形状を変化した回動部材の一部省略側面図、第
6図は本考案の応用例を示す座席の側面図であ
る。 1……(アームレストの)回動角度調節装置、
2……アームレスト、3……背もたれ部、4……
レバー、5……シヤフト、6……フレーム、8…
…ロツク歯車、9……回動部材、72,73……
ロツク部材、72a,73a……ピン、78,7
9……棒バネ、92,93,92′,93′……長
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座席の背もたれ部3側部に固定されるシヤフト
    5と、 アームレスト2を構成し、上記シヤフト5に回
    動自在に取付けられるフレーム6と、 上記シヤフト5に固定されるロツク歯車8と、 このロツク歯車8に噛合してフレーム6の回動
    動作を規定するため、棒バネ78,79によつて
    一定方向に弾性力が付勢されたピン72a,73
    aを固着し、上記フレーム6側に対し所定方向に
    滑動自在に取付けられるロツク部材72a,73
    aと、 上記ピン72a,73aを滑動・案内する長孔
    92,93,92′,93′を有し、上記シヤフト
    5に回動自在に取付けられる回動部材9とからな
    り、 上記回動部材9のレバー4による回動操作を行
    わないときには棒バネ78,79の弾性力によつ
    てロツク部材72,73がロツク歯車8に噛合し
    てアームレスト2を固定し、かつ、 上記レバー4による回動操作時には上記ピン7
    2a,73aが上記長孔92,93,92′,9
    3′に沿つて移動し、上記ロツク部材72,73
    とロツク歯車8との噛合を解除すすると共に、上
    記フレーム6に回動を与えるように構成したこと
    を特徴とするアームレフトの回動角度調節装置。
JP1982006878U 1982-01-21 1982-01-21 ア−ムレストの回動角度調節装置 Granted JPS58108926U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982006878U JPS58108926U (ja) 1982-01-21 1982-01-21 ア−ムレストの回動角度調節装置

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JP1982006878U JPS58108926U (ja) 1982-01-21 1982-01-21 ア−ムレストの回動角度調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58108926U JPS58108926U (ja) 1983-07-25
JPS643410Y2 true JPS643410Y2 (ja) 1989-01-30

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ID=30019655

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JP1982006878U Granted JPS58108926U (ja) 1982-01-21 1982-01-21 ア−ムレストの回動角度調節装置

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JPS58108926U (ja) 1983-07-25

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