JPS642981Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS642981Y2 JPS642981Y2 JP1983071073U JP7107383U JPS642981Y2 JP S642981 Y2 JPS642981 Y2 JP S642981Y2 JP 1983071073 U JP1983071073 U JP 1983071073U JP 7107383 U JP7107383 U JP 7107383U JP S642981 Y2 JPS642981 Y2 JP S642981Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- inclined surface
- angle
- joint
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 2
- 241000722921 Tulipa gesneriana Species 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 230000002028 premature Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車等の車両のドライブシヤフト
に使用されるトリポード型ジヨイントのローラ端
面の傾斜面に関するものである。
に使用されるトリポード型ジヨイントのローラ端
面の傾斜面に関するものである。
第1図はチユーリツプ7にシヤフト8を介して
組み込まれたトリポード型ジヨイントを示す。第
1図及び第1図のB部を詳細に示す第2図におい
て、トリポード軸3に複数のニードルローラ2を
介して筒状のローラ1が回転可能に取りつけられ
ている。4はニードルローラ2の位置決め用リテ
ーナであり、5はローラ1及びニードルローラ2
の抜け止め用リテーナである。6はリテーナ5の
抜け止め用のスナツプリングを示す。ところで第
1図において矢視E方向にシヤフト8が傾いてい
る状態でシヤフト8が矢視D方向に回転している
場合には3個のローラ1a,1b,1cのうち例
えばローラ1aは回転しながら○ア,○ウ区間でリテ
ーナ4の方向にニードルローラ2に対し摺動し、
○イ,○エ区間ではリテーナ5の方向にニードルロー
ラ2に対し摺動する。
組み込まれたトリポード型ジヨイントを示す。第
1図及び第1図のB部を詳細に示す第2図におい
て、トリポード軸3に複数のニードルローラ2を
介して筒状のローラ1が回転可能に取りつけられ
ている。4はニードルローラ2の位置決め用リテ
ーナであり、5はローラ1及びニードルローラ2
の抜け止め用リテーナである。6はリテーナ5の
抜け止め用のスナツプリングを示す。ところで第
1図において矢視E方向にシヤフト8が傾いてい
る状態でシヤフト8が矢視D方向に回転している
場合には3個のローラ1a,1b,1cのうち例
えばローラ1aは回転しながら○ア,○ウ区間でリテ
ーナ4の方向にニードルローラ2に対し摺動し、
○イ,○エ区間ではリテーナ5の方向にニードルロー
ラ2に対し摺動する。
従来第2図のA部の形状は第3図のようになつ
ており、ローラ1の端面は傾斜角θ1で面取りさ
れ、傾斜面1dのコーナ部1fは曲率半径Rの部
分円弧に仕上げられている。
ており、ローラ1の端面は傾斜角θ1で面取りさ
れ、傾斜面1dのコーナ部1fは曲率半径Rの部
分円弧に仕上げられている。
第4図は第1図の従来型のローラ1aが○イ,○エ
区間でチユーリツプ7からWの力をトリポード軸
3に対し直角方向に受け、弾性変形しながらトリ
ポード軸3の方向、すなわちニードルローラ2の
軸方向に力Fで摺動する場合を示しており、さら
に力W,Fの合力Rをローラ1aの傾斜面1dに
対する垂直分力P1と平行分力Q1とに分解して示
している。ローラ1aが合力Rを受けて弾性変形
したニードルローラ2の斜面2a上を摺動する時
摺動を妨げる摩擦力f1を受ける。ここでμをニー
ドルローラ2の斜面2aとローラ1aの傾斜面1
dとの間の辷り摩擦係数とするとf1=μP1となる。
区間でチユーリツプ7からWの力をトリポード軸
3に対し直角方向に受け、弾性変形しながらトリ
ポード軸3の方向、すなわちニードルローラ2の
軸方向に力Fで摺動する場合を示しており、さら
に力W,Fの合力Rをローラ1aの傾斜面1dに
対する垂直分力P1と平行分力Q1とに分解して示
している。ローラ1aが合力Rを受けて弾性変形
したニードルローラ2の斜面2a上を摺動する時
摺動を妨げる摩擦力f1を受ける。ここでμをニー
ドルローラ2の斜面2aとローラ1aの傾斜面1
dとの間の辷り摩擦係数とするとf1=μP1となる。
一方合力Rと力Wとのなす角度(この角度をト
リポード型ジヨイントのジヨイント角という)を
φとすると摩擦力f1と平行分力Q1とが釣り合うた
めにはμcos(θ1−φ)=sin(θ1−φ)となる。φは
通常22゜以下である。ここでμ=0.1とすると前式
から角度θ1≒27.3゜でこれ以上θ1が大きくなるとQ1
>f1となり、ローラ1aはニードルローラ2に食
り込む。通常θ1は約45゜に設定されているためQ1
>f1となり、ニードルローラ2にローラ1aが食
い込むようになりローラ1aがニードルローラ2
より柔らかいとローラ1aの傾斜面1dのコーナ
部1fが摩耗する。従つてコーナ部1fの曲率半
径Rの寸法がトリポード型ジヨイントの耐久性に
重要な影響を与えており、曲率半径Rが不正確で
あつたり、又Rにばらつきがあると耐久試験にお
いて早期にフレーキングが発生し耐久性が減少す
る。
リポード型ジヨイントのジヨイント角という)を
φとすると摩擦力f1と平行分力Q1とが釣り合うた
めにはμcos(θ1−φ)=sin(θ1−φ)となる。φは
通常22゜以下である。ここでμ=0.1とすると前式
から角度θ1≒27.3゜でこれ以上θ1が大きくなるとQ1
>f1となり、ローラ1aはニードルローラ2に食
り込む。通常θ1は約45゜に設定されているためQ1
>f1となり、ニードルローラ2にローラ1aが食
い込むようになりローラ1aがニードルローラ2
より柔らかいとローラ1aの傾斜面1dのコーナ
部1fが摩耗する。従つてコーナ部1fの曲率半
径Rの寸法がトリポード型ジヨイントの耐久性に
重要な影響を与えており、曲率半径Rが不正確で
あつたり、又Rにばらつきがあると耐久試験にお
いて早期にフレーキングが発生し耐久性が減少す
る。
この考案は耐久性に富むトリポード型ジヨイン
トの提供を目的とする。
トの提供を目的とする。
上記目的を達成するためこの考案のトリポード
型ジヨイントはローラの端面に2段傾斜面を形成
し、ローラの内径に近接する側の傾斜面の角度を
ローラとローラを回転可能に支持する支持部材と
の間の辷り摩擦係数で決る摩擦角以下に設定した
構成を有している。
型ジヨイントはローラの端面に2段傾斜面を形成
し、ローラの内径に近接する側の傾斜面の角度を
ローラとローラを回転可能に支持する支持部材と
の間の辷り摩擦係数で決る摩擦角以下に設定した
構成を有している。
以下実施例を示す図面に基きこの考案を説明す
る。なお、従来例と同じ構成要素に対しては同じ
番号を附しその説明を省く。第5図及び第6図は
ともに一実施例を示し、第5図は第3図に対応す
る概略図を示し、第6図は第4図に対応するもの
でローラ1aの傾斜面に作用する力の状態を示
す。まず第5図に示すようにローラ1の端面には
2段傾斜の傾斜面1d,1gが設けられている。
そして傾斜面1d,1gの傾斜角をそれぞれθ1,
θ2とするとθ1>θ2である。
る。なお、従来例と同じ構成要素に対しては同じ
番号を附しその説明を省く。第5図及び第6図は
ともに一実施例を示し、第5図は第3図に対応す
る概略図を示し、第6図は第4図に対応するもの
でローラ1aの傾斜面に作用する力の状態を示
す。まず第5図に示すようにローラ1の端面には
2段傾斜の傾斜面1d,1gが設けられている。
そして傾斜面1d,1gの傾斜角をそれぞれθ1,
θ2とするとθ1>θ2である。
第6図に示すように傾斜面1gに第4図と同じ
力W,F(合力はRである)が作用し、合力Rの
傾斜面1gに垂直の分力をP2、平行の分力をQ2、
力Wと合力Rとのなす角をφとすると垂直分力
P2による摩擦力f2=μP2と平行分力Q2(第4図の
平行分力Q1と方向が逆になる)とが釣り合うた
めの条件はμcos(φ−θ2)=sin(φ−θ2)であり、
ジヨイント角φ=22゜,μ=0.1とすると上式から
θ2≒16.3°であり、この角度より小さく傾斜角θ2が
設定されているとQ2>f2となりローラ1aはニー
ドルローラ2の斜面2a上を辷りながらニードル
ローラ2の軸方向に動く。ここでθ2<tan-1μ
(tan-1μを摩擦角を定義する)になるように傾斜
角θ2を設定するとローラ1aはニードルローラ2
の斜面2a上を押しならして摩耗することなく辷
る。
力W,F(合力はRである)が作用し、合力Rの
傾斜面1gに垂直の分力をP2、平行の分力をQ2、
力Wと合力Rとのなす角をφとすると垂直分力
P2による摩擦力f2=μP2と平行分力Q2(第4図の
平行分力Q1と方向が逆になる)とが釣り合うた
めの条件はμcos(φ−θ2)=sin(φ−θ2)であり、
ジヨイント角φ=22゜,μ=0.1とすると上式から
θ2≒16.3°であり、この角度より小さく傾斜角θ2が
設定されているとQ2>f2となりローラ1aはニー
ドルローラ2の斜面2a上を辷りながらニードル
ローラ2の軸方向に動く。ここでθ2<tan-1μ
(tan-1μを摩擦角を定義する)になるように傾斜
角θ2を設定するとローラ1aはニードルローラ2
の斜面2a上を押しならして摩耗することなく辷
る。
通常のグリース潤滑においては、傾斜角θ2は6
度以下であり、傾斜幅Lはローラ1aの傾斜面1
gの先端1iとニードルローラ外径2bとの隙間
δが0.030mm以上となるように設定されている。
度以下であり、傾斜幅Lはローラ1aの傾斜面1
gの先端1iとニードルローラ外径2bとの隙間
δが0.030mm以上となるように設定されている。
第7図は従来のバレル研摩によるR形状良、不
良のローラのフレーキング寿命とこの考案による
2段傾斜面を有するローラのフレーキング寿命と
の比較を示し、この考案のローラはバレル研摩良
品と同等のフレーキング寿命を有することが分
る。
良のローラのフレーキング寿命とこの考案による
2段傾斜面を有するローラのフレーキング寿命と
の比較を示し、この考案のローラはバレル研摩良
品と同等のフレーキング寿命を有することが分
る。
上記実施例はローラ1を回転可能に支持する部
材としてニードルローラ2を使用する例で説明し
たがトリポード軸3に直接ローラ1が回転及び摺
動可能に支持されるタイプのジヨイントにもこの
考案は実施可能である。
材としてニードルローラ2を使用する例で説明し
たがトリポード軸3に直接ローラ1が回転及び摺
動可能に支持されるタイプのジヨイントにもこの
考案は実施可能である。
この考案のトリポード型ジヨイントは上述の構
成を有するので耐久性が勝れている。
成を有するので耐久性が勝れている。
第1図はトリポード型ジヨイントの正面図を示
し、第2図は第1図のB部の拡大図を示す。第3
図は第2図のA部の拡大図で従来の傾斜面を示
す。第4図は第3図の傾斜面に作用する力を示し
た図である。第5図はこの考案の一実施例のロー
ラの傾斜面を示す。第6図は第5図の傾斜面に作
用する力を示した図である。第7図は従来のバレ
ル研摩によるコーナ部を有するトリポード型ジヨ
イントのフレーキング寿命とこの考案の傾斜面を
有するトリポード型ジヨイントのフレーキング寿
命との比較図である。 1……ローラ、1d,1g……傾斜面、2……
ニードルローラ(支持部材)、3……トリポード
軸(支持部材)。
し、第2図は第1図のB部の拡大図を示す。第3
図は第2図のA部の拡大図で従来の傾斜面を示
す。第4図は第3図の傾斜面に作用する力を示し
た図である。第5図はこの考案の一実施例のロー
ラの傾斜面を示す。第6図は第5図の傾斜面に作
用する力を示した図である。第7図は従来のバレ
ル研摩によるコーナ部を有するトリポード型ジヨ
イントのフレーキング寿命とこの考案の傾斜面を
有するトリポード型ジヨイントのフレーキング寿
命との比較図である。 1……ローラ、1d,1g……傾斜面、2……
ニードルローラ(支持部材)、3……トリポード
軸(支持部材)。
Claims (1)
- 3個のローラを有するトリポード型ジヨイント
であつて、前記ローラの端面に2段傾斜面を形成
し、ローラの内径に近接する側の傾斜面の角度
を、ローラと該ローラを回転可能に支持する支持
部材との間の辷り摩擦係数で決る摩擦角以下に設
定したことを特徴とするトリポード型ジヨイン
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983071073U JPS59175720U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | トリポ−ド型ジヨイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983071073U JPS59175720U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | トリポ−ド型ジヨイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59175720U JPS59175720U (ja) | 1984-11-24 |
JPS642981Y2 true JPS642981Y2 (ja) | 1989-01-25 |
Family
ID=30201225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983071073U Granted JPS59175720U (ja) | 1983-05-11 | 1983-05-11 | トリポ−ド型ジヨイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59175720U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2775741B1 (fr) * | 1998-03-05 | 2000-05-26 | Gkn Glaenzer Spicer | Organe de transmission mecanique et son application a un joint mecanique homocinetique |
-
1983
- 1983-05-11 JP JP1983071073U patent/JPS59175720U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59175720U (ja) | 1984-11-24 |
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