JPS642050Y2 - - Google Patents

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JPS642050Y2
JPS642050Y2 JP1979040089U JP4008979U JPS642050Y2 JP S642050 Y2 JPS642050 Y2 JP S642050Y2 JP 1979040089 U JP1979040089 U JP 1979040089U JP 4008979 U JP4008979 U JP 4008979U JP S642050 Y2 JPS642050 Y2 JP S642050Y2
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JP
Japan
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door
bearing
self
shaft
upper shaft
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JP1979040089U
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JPS55140659U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は自閉力の促進強化と開放時の一旦制
止ができる軽量扉に関するものである。
従来より、扉の重量と、枢軸周辺に設けた蝶番
の傾斜などを利用して自閉するように試みた先行
技術は枚挙に暇なく、その殆んどは、例えば実公
昭31−3980号、実公昭37−11888号ならびに特公
昭43−9160号などの各公報に開示されているが、
開扉後の自閉力を阻止して一旦停止させる機能が
不備のため、人や車(器物)などが頻繁に通過す
る病院や学校の廊下、或いはスーパー店などの入
口における間仕切りとして用いたスイングドアー
では絶えず左右の扉が接触して出入時の妨害とな
る。
また、自閉装置を弾機の復元力で試みるように
した前述の実公昭37−11888号公報の第2実施例
では、開扉後に生ずる弾機の付勢力で閉窓が急速
に行はれるため、人や器物に激突する危険を伴う
し、さらに蝶番同士の接触面を螺旋面として、こ
の間にボールベアリングを介装したものの、所詮
枢軸は固定化されているから扉の回動とともに蝶
番片5のみが螺条(リード)分だけ上昇すること
となり、したがつてベアリングの球9が水平配列
であれば減摩効果は得られず、飽くまで螺条(リ
ード)角と同方向の傾斜線上に該球9が配列して
いなければ無意味であり、この考案に用いるスト
ローク軸受(後述)とは構成並びに作用効果の全
く異なる単なるスラストベアリングとしての役目
しか果されないものである。更に斯かる蝶番類を
用いた開扉装置は、開口部A線上より前後何れか
の片方にしか扉が回転せず不便である。
次に扉を倒回傾動して下側の枢軸を傾斜面の高
所に滑動させ、該扉の底縁(角面)をストツパー
の山部に掛止して自閉力を一旦停止させるように
試みた実公昭53−43716号公報の自閉ドアー装置
では、開扉する際し、その都度把手を持つてドア
ーを持ち上げるようにしながら回動しなければな
らず、微力な者(婦女子)には到底斯かる煩しい
力の操作を必要とするものは無理であり、かつ片
方開放しかできないことと併せ実用に供されてい
ない。
また、地上に立設した支柱に扉を張設した外筒
を外嵌し、両者の間に閉鎖、開放時に外筒側より
軸支のローラーが嵌入して一旦制止するように斜
面に窪みを設けた筒状体を支柱側に固着した実開
昭52−145037号公報の門扉がある、しかし該窪
(凹所)の深浅度は回動、停止に及ぼす影響が大
きく、浅ければローラーが外れ、深ければローラ
ーを浮上して転動させる大きい力が必要であり、
かつ外筒を支柱の上方より外嵌させる構成でもあ
り、縦長の扉では外嵌も厄介であり、施工面から
しても、到底室内用には設置できない難点を有す
るものである。
この考案は上述した先行技術の全部に該当する
不備、難点すなわち傾斜面を利用して扉を回動す
るときに生ずる水平、垂直両面の摩擦抵抗を特殊
な減摩軸受でもつて軽減し得るように構成し、閉
鎖時における両扉の端部密接による室温漏洩の防
止を計るための施工面の省力化、および開扉時の
一旦停止が適確に行える実用的な自閉力促進装置
つき軽量扉を提供することを目的とする。
この考案の実施態様を以下図面に基いて説明す
ると、開口部Aの側柱Bに枢着される両開きので
きる扉1,1Aには、ともに一側縁と等長の管体
3が付設され、その上端口に嵌着された上段軸1
0は、側柱Bに予め定着された上軸承7に内嵌さ
れたストローク軸受6(すなわち薄肉な外筒内
を、別の球が分離状に保持されたホルダーが摺動
する特殊な軸受で、回転運動と往復運動およびそ
の複合運動をころがり案内できる摩擦係数の極め
て少ない効果が得られるもの)内を摺動自在に回
転するように嵌挿し、別のニードルベアリングに
よる回転子4を底側に軸9支してなる可動体5が
冠着される。
そして、前記の回転子4を上軸承7に載着され
た別の広角状のV斜面Cを上軸承7の同心円上に
有し、かつ左右の高所には断面が略々半円状で枢
軸心に向つて膨出された突条13,13を形成し
てなるカム体12の上面を転動自在に摺接するよ
う構成する。
さらに、前記管体3の下端口に嵌着された下段
軸11は側柱Bの下方側に定着されたストローク
軸受6を内嵌して下軸承8内に摺動、回転自在に
嵌通され、その先端11Aは、閉扉時(開口部A
線上)の床面とは僅少間隔Lがあればよいもので
ある。
この考案は以上のような構成であるから、開口
部Aに枢着された左右の扉1,1Aが外力(主と
して人や搬車)で表裏何れの方向からでも押され
たときは、上段軸10と下段軸11を結ぶ鉛直線
(すなわち上軸承7と下軸承8を結ぶ枢軸線)を
軸芯として開口部Aの前後に回動するから、上段
軸10に冠着された可動体5も同方向に回動する
から、該可動体5の底側に軸9支されたニードル
ベアリングを用いた回転子4は、上軸承7に載設
されたカム体12の左右に形設された公知の広角
状V斜面Cを上昇(登坂)し、扉が略々直角開放
したとき、該V斜面Cの左右高所側に断面が半円
状で枢軸心に向つて膨出された突条13を乗り越
えて、一旦停止することができる。
そして前記の回転子4が自力で突条13を乗り
越えてV斜面Cに降下転動することはないので、
扉は直角開放され全く人や搬車などの通過に支障
のない開口部Aとなる。
また、扉1,1Aの板面はスイングドアー用と
して最適の透明の合成樹脂板をエンボツ加工した
ものを用いる関係上、閉扉時に物体が当接しても
損傷せず、かつ扉の向う側が僅かながら透視でき
るので、扉に接近中の人や搬車を発見できるから
不測の激突事故は回避でき、さらに左右の扉1,
1Aの端部を閉扉時重合接触するようにして室温
流失を防止するような構成にし易いものである。
そして頗る軽微な力で開閉操作が行えるよう、
実施に際し特に各回動箇所の要部には、すべて偏
荷重が集中するのを避けるため、減摩効果の顕著
なころがり軸受けを配設する、すなわち、この考
案では自閉および一旦停止を行うために設けられ
た転動用の可動体5に軸9支された回転子4はニ
ードルベアリングを用い、さらに扉の枢軸部に
は、上段軸および下段軸11がともに扉の回動に
伴つて上下に昇降しながら回動するため上軸承7
および下軸承8には第6図に示す如く夫々ストロ
ーク軸受6(すなわち薄肉外筒20を両端口より
離脱しないように別の球21……21が分離状に
保持されたホルダー22が矢印23の如く上下に
摺動する特殊な球軸受)を内嵌して、回転および
往復スライドの両運動乃至はその複合運動がころ
がり案内されるように取計い、最大限の減摩効果
を発揮できるように配設したものである。
この考案は以上のような構成であり、先行技術
に見られる煩しい操作は全く不要となり、至極簡
便に軽微力で開閉、停止が行はれるようにしたこ
とを最も特徴としたもので、詳細には開口部Aの
線上で閉鎖する両開き用の扉1,1Aは、外力
(人や器物の接触による押進力)が与えらると、
前後に回動し、枢軸も同様に回動されるから、扉
の一側縁に付設された管体3の上端口に嵌着され
た上段軸10は、ニードルベアリングの回転子4
を底側に軸9支して冠着された可動体5をも同一
方向に回動するので、該回転子4は、別の側柱B
に定着された上軸承7に載設され、該上軸承7の
同心円上に広角状のV斜面Cを有し、かつ左右の
高所に断面が略々半円状で枢軸心に向つて膨出さ
れた突条13を有するカム体12の表面を転動し
て、突条13に接触した後、該突条13を乗り越
えれば、(このとき扉は直角開放)自力で後退し
て前記V斜面C側に降下転動することはないの
で、扉は回動を停止し、開口部Aは全開となつて
人や搬車の通過を自由ならしめる。
反面、閉扉する場合には、直角開放して制止し
ている扉を軽く押し戻すようにすれば、扉の前記
回転子4は枢軸の回転に呼応してカム体12の突
条13を乗り越えてV斜面C側に降下転動し、該
V斜面C,C間の中間低所で回転子4は止まるか
ら扉はこの位置で停止することとなる。
よつてカム体12の前記V斜面C,C間の低位
置を予め開口部Aの線上になるよう上軸承7に載
着しておけば左右の扉1,1Aはともに開口部A
で閉鎖位置に停止してスイングドアーとしての役
目を果すこととなる。
この考案による自閉力促進装置つき軽量扉は、
転動および回動の各要部に減摩効果抜群の特別な
軸受類を装備したため、軽量の扉と雖も自閉力が
中途で鈍化して全閉せず半開きの状態になるよう
なことは全くない、また防塵対策も軸承部に装備
されて枢軸の円滑回動と耐耗面を補佐しているの
で給油を全然必要とせず頗る軽快に扉は回動し、
かつ自閉力は扉の完全閉鎖位置(開口部)まで確
実に稼動するため、左右の扉の端部同士が接触し
て室温効果を保持することとなる。更に、開扉し
た後に一旦停止させる確実な機能を設けたことに
より、連続通過時における人や器物の接触も避け
られ、かつ施工完了後と雖も螺止部の調整が開扉
状で簡便に行えるため、扉同士の端部接触を密に
することが極めて容易であるなど実用面で在来技
術にない卓効が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は開口部に枢着した本案両開き用の扉の
一側閉鎖、他側半開中の正面図、第2図は要部上
軸承周辺の中途欠切した縦断面図、第3図はカム
体の拡大上面図、第4図はカム体の拡大斜視図、
第5図は下軸承周辺の中途欠切した縦断面図、第
6図はストローク軸受が上段軸および下段軸に組
みこまれたときの一部欠切拡大中央截断図であ
る。 A……開口部、B……側柱、C……V斜面、
1,1A……扉、2……側縁、3……管体、4…
…回転子、5……可動体、6……ストローク軸
受、7……上軸承、8……下軸承、9……軸、1
0……上段軸、11……下段軸、12……カム
体、13……突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 框側に固設した低所から左右に上昇する傾斜台
    に、他方扉の全重量が負荷する枢軸に係着した滑
    車を載置して自閉力が生じるようにした回動扉に
    おいて、合成樹脂板を張設した軽量の扉1,1A
    の側縁2に設けた管体3に嵌入螺止された上段軸
    10および下段軸11を、側柱Bに定着の上軸承
    7および下軸承8に内嵌されたストローク軸受6
    に嵌通すると共に、上軸承7に載着した別の左右
    高所側に半円状の突条13を軸承中心に向つて膨
    出したカム体12の上面に、他の上段軸10に螺
    止冠着した可動体5に軸9支したニードルベアリ
    ングなる回転子4を摺接させたことを特徴とする
    自閉力促進装置つき軽量扉。
JP1979040089U 1979-03-27 1979-03-27 Expired JPS642050Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979040089U JPS642050Y2 (ja) 1979-03-27 1979-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979040089U JPS642050Y2 (ja) 1979-03-27 1979-03-27

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Publication Number Publication Date
JPS55140659U JPS55140659U (ja) 1980-10-07
JPS642050Y2 true JPS642050Y2 (ja) 1989-01-18

Family

ID=28908139

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JP1979040089U Expired JPS642050Y2 (ja) 1979-03-27 1979-03-27

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5286758B2 (ja) * 2007-11-30 2013-09-11 トヨタ車体株式会社 段差解消機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5343716U (ja) * 1976-09-18 1978-04-14

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JPS5343716U (ja) * 1976-09-18 1978-04-14

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JPS55140659U (ja) 1980-10-07

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