JPS641328Y2 - - Google Patents

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JPS641328Y2
JPS641328Y2 JP8481384U JP8481384U JPS641328Y2 JP S641328 Y2 JPS641328 Y2 JP S641328Y2 JP 8481384 U JP8481384 U JP 8481384U JP 8481384 U JP8481384 U JP 8481384U JP S641328 Y2 JPS641328 Y2 JP S641328Y2
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JP
Japan
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case
spring
locking
lid
spiral spring
Prior art date
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JP8481384U
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JPS60195869U (ja
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 1 目的 (1) 考案の産業上の利用分野 この考案は、スパイラルスプリングを収容する
ケースに関し、殊に、ケース内に収容されたスプ
リングが左右何れの向きに巻回されているか識別
可能なケースに係る。
(2) 従来技術との関連におけるこの考案の課題 従来この種のスパイラルスプリングケースとし
て、実公昭49−2336号のものが知られている。こ
のものでは、ケース内に切り欠きを設け、スパイ
ラルスプリングの外周側係止端をケースの切り欠
きを介してケース外に取り出している。そして、
外周側係止端を、ケースが取付られるブラケツト
に配された固定部材に係止している。一方、スパ
イラルスプリングの内周側係止端をシヤフトに係
止して、シヤフトにその軸まわりの回転力を付与
していた。
しかしながら、通常、スパイラルスプリングは
数回巻回されて初期荷重を有する状態で使用され
る。よつて、上記従来技術では、ケースとは別に
設けられた固定部材にスパイラルスプリングの外
周側係止端が係止されているから、内周側係止端
をシヤフトに係止しておき、シヤフトを回転させ
ることにより、スパイラルスプリングに初期荷重
を付与させられる。ところが、ケースを回すとケ
ースとスプリングとが干渉するので、ケースを回
して初期荷重を与えることが出来ない。
そこで、ケース内にスプリングの外周側係止端
を配設するようにすると、スプリングとケースと
の干渉がなくなり、ケースの回動によるスプリン
グの初期荷重セツトが可能となる。しかしなが
ら、スパイラルスプリングには右巻と左巻がある
から、何れのスパイラルスプリングも収容できる
ようにすると、スプリングの巻回方向が確認でき
ない。よつて、シヤフトにスプリング内周係止端
の係止を可能とするために、ケースに設けられた
開口を介してスプリング内周側係止端に基いてス
プリングの巻回方向を確認しなくてはならず、識
別が極めて困難になるという問題があつた。
そこで、この考案は、表示によりスプリングの
巻回方向を確実に確認し得るようにすることを、
その課題とする。
2 構 成 (1) 上記課題解決のために講じた技術的手段 上記課題解決のために講じた手段は、ケース本
体と蓋体とからケースを形成し、このケース本体
にスパイラルスプリング外周側係止端用係止部を
左右一対設け、蓋体の裏面に両係止部の何れか一
方に挿入される凸部が配され、しかも、蓋体の表
面には前記他方の係止部にスパイラルスプリング
が係止されていることを示す表示を為したことに
ある。
(2) 上記手段の作用 よつて、スパイラルスプリングの外周側係止端
が、蓋体の凸部が挿入される一方の係止部に係止
されていると、凸部とスパイラルスプリングとが
干渉してしまい、蓋体をケース本体に取付けられ
ない。しかるに、スパイラルスプリングが他方の
係止部に係止されている場合、蓋体の凸部が一方
の係止部に挿入されるから、蓋体をケース本体に
取付られる。従つて、ケース内に誤つたスプリン
グが配されていない上に、蓋体表面の表示によ
り、スプリングが何れの係止部に係止されている
か確認でき、スプリングの巻回方向を判断できる
ようになる。
(3) 実施例 この考案の手段を具体化する場合の典型的な実
施例を以下に説明する。この場合、スパイラルス
プリングをワイヤ式ウインドレギユレータ機構の
バランススプリングとして利用した例に基いて示
している。しかし、アーム式ウインドレギユレー
タ機構・シートベルトの巻き取り機構等にも利用
できる。
ワイヤを用いてドアガラスを昇降してウインド
レギユレータの一般的な構造は、第1図に示すよ
うになつている。1はドア、2はドアガラス、3
はウインドレギユレータの駆動装置である。4は
ドア内板1aにボルト等で固着され、前記駆動装
置3を支持するベース、5はガイドで、ドアガラ
ス2の下端に固着されたブラケツト7と係合する
ホルダ6の昇降を案内するものである。8,9は
ガイド5の上下端に取付けられたドア1への取付
板、10,11は取付板8,9に夫々枢着された
プーリで、ワイヤ13を案内する。
更に、駆動装置4は、第2図のように構成され
ている。ベース4上にはハンドルシヤフト14が
回転自在に配設され、図示しないハンドルにより
回転される。ハンドルシヤフト14は、周知の反
転防止機構(図示せず)を介して、ドラム15を
回転させる。ドラム15上には、ワイヤ13の両
端16,17が巻付けられている。18はベース
4に固着されたドラムケースで、ドラム15を回
転自在に支承している。ドラムケース18は、支
持部19を有し、ケース20を保持する。ケース
20内には、第3図に図示したように、スパイラ
ルスプリング30が収容されている。スパイラル
スプリング30の内周側係止端26は、ドラム1
5の回転軸(図示せず)に係止され、一方、外周
側係止端27は、ケース20に設けられた係止部
28に係止されている。
従つて、ハンドルにより、ハンドルシヤフト1
4を介してドラム15を回転させて、ワイヤ13
を第1図で時計方向に回動すると、ドアガラス2
即ち窓ガラスは降下される。又、窓ガラス2を上
昇させるには、ワイヤ13を逆方向に回動させれ
ば良い。
スプリング30は、予め巻き込まれて所要の付
勢力を有する状態でドラム15の回転軸に係止さ
れている。しかも、スプリング30の巻回方向
は、ドアガラス2の下降時、ドラ15の回転と伴
に巻込まれるようにされている。よつて、スプリ
ング30の付勢力は、ドアガラス降下時に、ハン
ドル操作力を増加させる抵抗として、上昇時に
は、操作力を軽減させる補助力として作用する。
次に、本考案の要部たるケース20について説
明する。ケース20は、左右何れの巻回方向のス
プリング30を収容でき、しかも、ケース20に
内蔵されているスプリング30が何れの巻回方向
であるか確実に認識し得るようにされている。
第3図に図示したように、ケース20は、ケー
ス本体20aと蓋体133とから成る。ケース本
体20aは、底部31を有する円筒状をしてい
る。そして、周壁29によりスプリング30の外
周を保持している。又、周壁29には爪25,2
5が2箇所設けられ、この爪25,25により、
蓋体133を挟持した状態で、ケース本体20a
がドラムケース18の支持部19に係止固定され
る(第2図)。
周壁29には、スプリング30の外周側係止端
用係止部34が設けられている(第4図)。係止
部34には、左右一対の係止片28,28′が形
成されている。両片28,28′の間には、スプ
リング30の係止端27の挿入用の間隙が、そし
て、両片28,28′の外側には係止端27を収
容する空所35,36が設けられている。従つ
て、第4図で、左巻スプリング(実線で図示)3
0の係止端27は係止片28に、右巻スプリング
(2点鎖線で図示)30′の係止端27′は係止片
28′に係止される。即ち、何れの巻回方向のス
プリング30,30′でも、ケース本体20aは
収容できる。
蓋体133は、第5図に図示したように、プレ
ート状を呈し、その各面に夫々凸部35A,36
Aを有する。そして、凸部35Aはケース本体2
0aの空所35に、凸部36Aは空所36に挿入
される位置に夫々形成されている。更に、蓋体1
33の各面には、凸部36Aの反対面側に“R”
という表示36Bが、凸部35Aの反対側に
“L”という表示35Bが施されている。
ケース本体20aの中に、第4図のように、ス
プリング30が配設されていると、空所36が空
になつている。蓋体133は、凸部36Aを裏面
にしてしかケース本体20aに組付られず、組付
後蓋体133の表面には“R”という表示36B
が為されることとなる(第7,8,9図参照)。
又、スプリング30′がケース本体20a内に配
設されていると(第4図)、蓋体133は前述と
は裏返つてしか組付られず、空所35に凸部35
Aが挿入されると共に、蓋体133の表面には
“L”という表示35Bが為される。よつて、組
付後、ケース20内に収容されているスプリング
30,30′の巻回方向は蓋体133の表示35
b,36Bから確実に識別できる。尚、蓋体13
3には穴133aが設けられてドラム15の回転
軸をケース20内に挿入可能とされている。
又、蓋体33を、スプリング30,30′の巻
回方向に応じて個別に形成しても良い。例えば、
スプリング30用では、第6図に図示したよう
に、裏面に穴所36に対応して凸部36Aを、表
面に表示“R”36Bを施す。図示していない
が、スプリング30′用では、裏面に空所35に
対応して凸部を表面に表示“L”を施すこととな
る。尚、表示“R”,“L”に代えて蓋体133自
体を着色して識別するようにしても良い。
3 考案の効果 (1) この考案によつて生じる特有の効果 この考案によれば、スプリングはケース内に内
蔵される。従つて、ケース内への異物侵入を防止
できる。よつて、スプリングの荷重の変動を生じ
させないという利点がある。
又、スプリングの巻回方向に係わらず、ケース
を共通化できるから、安価となるという利点をあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はウインドレギユレータ機構を示す平面
図、第2図は駆動装置を示す正面図、第3図は本
考案によるケースを示す斜視図、第4図はスプリ
ングの係止部を示す正面図、第5図は蓋体を示す
斜視図、第6図は他の蓋体を示す斜視図、第7図
は蓋体を取付けた状態でのケースを示す第4図に
相当する正面図、第8図及び第9図は夫々第7図
に於ける−線、−線に沿う断面を示す断
面図である。 20……ケース、20a……ケース本体、2
5,26……空所(係止部)、27……係始端、
28,28′……係止片(係止部)、30……スパ
イラルスプリング、33……蓋体、25A,26
A……凸部、25B,26B……表示。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパイラルスプリングを収容するケースにおい
    て、該ケースを、ケース本体と該ケース本体に取
    付られる蓋体とから形成し、該ケース本体にスプ
    リング外周側の係止端用係止部が左右一対設けら
    れると共に、前記蓋体の裏面に前記両係止部の何
    れか一方に挿入される凸部が配設され、しかも、
    該蓋体の表面には前記他方の係止部にスパイラル
    スプリングの外周側の係止部が係止されているこ
    とを示す表示が施されたスパイラルスプリング用
    ケース。
JP8481384U 1984-06-06 1984-06-06 スパイラルスプリング用ケ−ス Granted JPS60195869U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8481384U JPS60195869U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 スパイラルスプリング用ケ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8481384U JPS60195869U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 スパイラルスプリング用ケ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60195869U JPS60195869U (ja) 1985-12-27
JPS641328Y2 true JPS641328Y2 (ja) 1989-01-12

Family

ID=30634637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8481384U Granted JPS60195869U (ja) 1984-06-06 1984-06-06 スパイラルスプリング用ケ−ス

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JP (1) JPS60195869U (ja)

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Publication number Publication date
JPS60195869U (ja) 1985-12-27

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