JPS6411377B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6411377B2
JPS6411377B2 JP4699482A JP4699482A JPS6411377B2 JP S6411377 B2 JPS6411377 B2 JP S6411377B2 JP 4699482 A JP4699482 A JP 4699482A JP 4699482 A JP4699482 A JP 4699482A JP S6411377 B2 JPS6411377 B2 JP S6411377B2
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JP
Japan
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peripheral wall
poly
trough
cup
roller
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JP4699482A
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JPS58163538A (ja
Inventor
Misao Oda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanemitsu KK
Original Assignee
Kanemitsu KK
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Publication date
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Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21HMAKING PARTICULAR METAL OBJECTS BY ROLLING, e.g. SCREWS, WHEELS, RINGS, BARRELS, BALLS
    • B21H1/00Making articles shaped as bodies of revolution
    • B21H1/02Making articles shaped as bodies of revolution discs; disc wheels
    • B21H1/04Making articles shaped as bodies of revolution discs; disc wheels with rim, e.g. railways wheels or pulleys

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、周壁部外面に所定ピツチで並ぶ複数
のV溝、つまりポリV溝を有する板金製ポリVプ
ーリの製造方法に関するものである。
(従来技術) 近時、Vベルトに代わるポリVベルト(ベルト
の内面に、ベルトの走行方向に沿いかつポリVプ
ーリのポリV溝(その各溝幅、3.5mm程度)に係
合する複数の凸条を形成したもの)が開発されて
おり、このポリVベルト用のポリVプーリが種々
開発されている。
ところで、上記ポリVプーリは、1つのポリV
ベルトの内面に形成された複数の凸条を同時にポ
リVプーリのポリV溝に係合させる必要から各V
溝の精度は5/100mm程度まで厳しく要求されてお
り、したがつて、ポリV溝は、そのピツチ、各V
溝幅、各V溝径等を高精度に仕上げることが要求
される。
このような要望に応えるべく、本出願人は、カ
ツプ状素材の周壁部を、その外面側から波形成形
ローラで押圧して当該周壁部外面に山部と谷部と
を有する断面波形状に波付け成形した後、軸心方
向に移動可能な補助成形ローラの外周縁部を前記
各谷部にそれぞれ差込んだ状態で当該カツプ状素
材の周壁部を軸心方向に圧縮加工し、しかる後当
該周壁部外面の各谷部をこれら谷部に仕上げ成形
ローラを押圧する転造加工によつて所定のポリV
溝に成形するようにした板金製ポリVプーリの製
造方法(特願昭54−113820号(特公昭56−53453
号))を提案している。そして、この製造方法に
よつて、各V溝の幅や径の精度および各V溝間の
ピツチの精度を格段に向上させることができた。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、できた製品同士を比べた場合には、未
だ、板金製ポリVプーリの取付部となる底壁部
と、該底壁部側に位置する最初のV溝つまり第
1V溝との間の寸法が均一となつていない場合が
多く、ばらつきが生じていた。
即ち、板金製の周壁部にポリV溝を成形して行
く段階では、方向性のない不規則な塑性流動や弾
性変形が入り乱れるため、成形品を取り出すと、
これが周壁部の底壁部側あるいは開口部側に波及
し、その波及量、つまり変形・変位量が定まらな
いため、取付部となる底壁部と第1V溝との間の
寸法が製品間においてばらついていたのである。
この取付部となる底壁部と第1V溝との間の寸
法が製品間においてばらつくと、環状のポリVベ
ルトを2個のポリVプーリに巻装させたとき、該
ポリVベルトが一直線上とならず、ポリVベルト
やポリVプーリに悪影響をもたらすことは言うま
でもない。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ポリV溝の精度を
損なわないで、取付部となる底壁部と第1V溝と
の間の寸法を製品間において均一化できる板金製
ポリVプーリの製造方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、カツプ
状素材の周壁部を、予め、その外面側から波形成
形ローラで押圧して当該周壁部外面に山部と谷部
とを交互に有する断面波形形状に波付け成形し、
最後に周壁部外面に形成されている各谷部をこれ
ら谷部に仕上げ成形ローラを押圧する転造加工に
よつてポリV溝に仕上げ成形する板金製ポリVプ
ーリの製造方法において、前記波付け成形を行う
前に、カツプ状素材の周壁部と底壁部との連接部
を、それら周壁部の内面と底壁部の内面とが互い
に圧着される状態に挟圧して、基端縁部とこの基
端縁部に隣接して当該基端縁部を側壁とする1つ
の谷部を予備成形し、波付け成形および仕上げ成
形のときに前記予備成形された谷部に対応して形
成された波形成形ローラ、仕上げ成形ローラの突
出部を前記予備成形された谷部に進入させて、前
記予備成形した谷部を含む周壁部外面の成形を行
うようにしたものである。
(作用) このように周壁部全体を大きく波付け成形する
前に、予め、周壁部と底壁部との連接部を、それ
ら周壁部の内面と底壁部の内面とが互いに圧着さ
れる状態に挟圧して、基端縁部とこの基端縁部に
隣接して当該基端縁部を側壁とする1つの谷部を
予備成形しておくと、最初から周壁部全体を大き
く波付け成形する場合より、基端縁部と1つの谷
部の成形なので、底壁部側へ向かう予測し得ない
不規則な変形・変位量を少なくなること、また波
付け成形工程および仕上げの成形工程のときに、
予備成形された谷部に対応して形成された波形成
形ローラ、仕上げ成形ローラの突出部を予備成形
された谷部に進入させて、予備成形された1つの
谷部を含む周壁部外面の成形を行えば、予備成形
された谷部も正確に成形できると共に、とV状に
屈曲された予備成形の谷部の底部が底壁部側へ向
かう不規則な変形・変位量に対して波及阻止点と
なり上記成形工程中にはほとんど底壁部側に波及
しないことから、底壁部と該底壁部側の第1V溝
との間の寸法精度が頗る向上され、製品間におい
て上記寸法がほぼ均一になつて、製品間でのばら
つきが有効に防止されるのである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第11
図を参照して詳細に説明する。なお、本実施例
は、周壁部の両端縁部に耳部を備える板金製ポリ
Vプーリの製造に本発明を適用したものである。
まず、鋼板から打抜いた円形素板を絞り加工し
て、第1図に示すような有底円筒状のカツプ状素
材1を成形する。
そして、このカツプ状素材1の周壁部4に波付
け成形する前に、当該カツプ状素材1の周壁部4
と底壁部3との連接部4bを、第2図に示すよう
に、それら周壁部4の内面と底壁部3の内面とが
互いに圧着される状態に挟圧して、基端縁部7′
と、この基端縁部7′に隣接して当該基端縁部
7′を側壁とする1つの谷部9(第1谷部)を予
備成形する。この場合、当該基端縁部7′は後述
する耳部7とするために、周壁部4より半径方向
外方に突出した状態に予備成形しておくととも
に、その基端縁部7′の側壁に、段状部21bを
第2図に示すように予備成形しておく。
一方、周壁部4の開口側端縁部4aを、拡開加
工によつて周壁部4より半径方向外方に突出した
開口端縁部6′を形成しておく。
この開口端縁部6′と基端縁部7′との成形方法
を第6図および第7図を参照して詳述すると、先
ずカツプ状素材1を下部回転予備成形型14に被
嵌させて、カツプ状素材1の開口側端縁部4aを
下部回転予備成形型14の環状衝合端14bに係
止させるとともに、カツプ状素材1の底壁部3と
下部回転予備成形型14の上面との間に所定の隙
間をあける。そして、カツプ状素材1の底壁部3
に上部回転予備成形型13を上方より当てつけ、
これら回転予備成形型13,14を回転させなが
ら、当該カツプ状素材1の周壁部4の内、外周面
を下部回転予備成形型14のロール面14aと側
壁予備成形ローラ15のロール面15aとで支持
し、しかる後、上部回転予備成形型13を下降さ
せて当該周壁部4を軸心方向に押圧する。これに
よつて、まず開口側端縁部4aに拡開加工による
半径方向外方に突出する開口端縁部6′が形成さ
れる。次いで、上部回転予備成形型13の下降を
続け、前記下部回転予備成形型14の衝合端14
bと前記上部回転予備成形型13の下面13aと
でカツプ状素材1の周壁部4が軸心方向に支持さ
れた状態で、上部回転予備成形型13の基端予備
成形部13bと側壁予備成形ローラ15の基端予
備成形部15cとで、周壁部4の連接部4bを挟
圧加工して、半径方向外方に突出する基端縁部
7′と、この基端縁部7′に隣接する1つの谷部9
(第1谷部)を第7図に示すように予備成形する
のである。なお、この上部回転予備成形型13が
下限位置に下降した状態では、第7図に示すよう
に、上記回転予備成形型13の衝合面13cが側
壁予備成形ローラ15の上部テーパー面15dに
衝合するとともに、下部回転予備成形型14の衝
合面14dが側壁予備成形ローラ15の下部テー
パー面15eに衝合し、下限位置に下降した上部
回転予備成形型13と下部回転予備成形型14と
の間隔は側壁予備成形ローラ15を介在して一定
に保たれるので、周壁部4の内面と底壁部3の内
面とは所定状態に圧着される。また、前記側壁予
備成形ローラ15とは反対側に固定フレーム16
に軸着した回転自在な押えローラ17が設けられ
ており、この押えローラ17を下部回転予備成形
型14の側面14cに当接させて、該下部回転予
備成形型14が側壁予備成形ローラ15の反対側
にたわむのを防止している。
上記の如くしてカツプ状素材1の連接部4bに
基端縁部7′を形成した周壁部4の波付け成形は
第8図に示すようにカツプ状素材1の底壁部3の
上、下一対の回転水平方向摺動可能に支持型1
8,19で支持してカツプ状素材1を軸心回りに
回転させながら、当該カツプ状素材1の周壁部4
の内、外周面を内、外一対の断面波形の波形成形
用ロール面19a,20aで加圧することによつ
て行う。つまり、下部回転支持型19の外周面に
形成した内部波形成形用ロール面19aを周壁部
4の内径より小さい外径に形成し、かつカツプ状
素材1に対して波形成形ローラ20側の偏心位置
で駆動回転させ、当該ロール面19aを周壁部4
の内周面に添接するようにしている。そして、外
部波形成形用ロール面20aを外周面に有する波
形成形ローラ20で、周壁部4を外面側から押圧
し、各ロール面19a,20aによる押圧力で第
3図および第8図に示すように、周壁部4を山部
8…と谷部9…とを交互に有する断面波形状に成
形するものである。そして、この波付け成形に際
し、第8図に示すように、前記基端縁部7′の外
側壁面を上部回転支持型18に有する基端支持部
18bで支持し、かつ前記1つの谷部9に波形成
形ローラ20の突出部20bを進入させかつまた
下部回転支持型19のロール面19aの上端縁部
を前記1つの谷部9の内周面下縁に当接さなが
ら、谷部を含む周壁部4の外面の波付け成形を行
うのである。この場合、波形成形ローラ20の押
圧初期には、すでにカツプ状素材1の基端縁部
7′の上面が上部回転支持型18の基端支持部1
8bに当接されているとともに、下部回転支持型
19のロール面19aの上端縁部が1つの谷部9
の内周面下縁に当接されかつ谷部9がV状に屈曲
されているから、前記波付ローラ20が、周壁部
4の外面を押圧して塑性変形させる場合の塑性変
形流は専ら谷部9の底部から開口端縁部6′に亘
つて波及することになる。したがつて、周壁部4
の、谷部9の底部より上側方向への余計な変形や
変位は規制される。また、周壁部4の開口端縁部
6′は、波形成形ローラ20に有する折込み部2
0cの押圧によつて内方に折曲されるとともに、
その折込み部20cのU字構造によつて、周壁部
4の下端部分が支持されるようになつている。
なお、下部回転支持型19の、偏心方向とは反
対側すなわち波形成形ローラ20とは反対側の側
面19cを、固定フレーム22に軸着した回転自
在な押えローラ23で支持して、下部回転支持型
19が波形成形ローラ20による押圧方向にたわ
むのを防止してる。
次に、本実施例では前記断面波形状に成形され
た周壁部4に対して軸方向に圧縮成形する。この
圧縮成形は、波付け成形された周壁部4の各山部
8…および各谷部9…のピツチ間隔を、後述の最
終工程(仕上げ工程)で使用される下部回転支持
型41および仕上げ成形ローラ42のロール面4
1a,42aの各山部、各谷部のピツチ間隔に一
致させるため、及びこの圧縮成形を採用すると何
回も周壁部外面を径方向に挟圧成形していく場合
に比べて各谷部の底部があまり薄肉化されないた
めに行つているもので、第9図A,Bに示すよう
に、各谷部9にそれぞれ軸心方向に移動可能な補
助成形ローラ25,25′,25″の各外周縁部2
5a,25′a,25″aを差込んだ状態で行う。
すなわち、前記断面波形状に成形された周壁部4
を軸心方向から圧縮する上、下一対の回転押圧型
26,27と、該周壁部4の内周側に待機する受
型28と、カツプ状素材1の周方向に3個に亘つ
て配設する補助成形ローラ25,25′,25″と
を用意する。そして、まず、前記受型28を上昇
状態にして、該受型28と上部回転押圧型26で
前記波付け成形されたカツプ状素材1の底壁部3
を挟持するとともに、そのカツプ状素材1の周壁
部4の先端縁部6′aを下部回転押圧型27衝合
端27aに衝合させる。また、そのカツプ状素材
1の基端縁部7′の外側壁面を前記上部回転押圧
型26に形成された基端支持部26aで支持させ
る。そして、この状態から、最上位の補助成形ロ
ーラ25に有する突出部25bを前記1つの谷部
に相当する谷部9に差し込み、さらに補助成形ロ
ーラ25′,25″の外周縁部25′a,25″aも
それぞれ各谷部9…に差し込む。
そうして、前記上、下部回転押圧型26,27
を軸心回りに回転させながら上部回転押圧型26
を下降させ、それとともに受型28も下方に降下
させてゆき、周壁部4を第4図に示すようにジグ
ザグ状に折畳むのである。これにより、周壁部4
の各谷部9は補助成形ローラ25,25′,2
5″の外周縁部25a,25′a,25″aに支持
された状態で圧縮され、かつ基端縁部7′が最上
位にある補助成形ローラ25の突出部25bと上
部回転押圧型26の基端支持部26aとの間で挟
持された状態で圧縮が行われるので、周壁部4
は、余計な変形をすることなく軸心方向に圧縮さ
れる。
そして、最終的な転造加工による仕上げ成形
は、第10図および第11図に示すように、カツ
プ状素材1の底壁部3を仕上げ用の上、下一対の
回転支持型40,41で水平方向摺動可能に支持
してカツプ状素材1を軸心回りに回転させなが
ら、前工程で圧縮成形された周壁部4を、外周面
側からV溝仕上げ用ロール面42aで、また内周
面側から受けロール面41aで挟圧することによ
つて、第5図に示すようなV溝10…に仕上げ成
形する。つまり、下部回転支持型41の外周面の
受けロール面41aを周縁部4の内径より小さい
外径に形成し、かつカツプ状素材1に対して仕上
げ成形ローラ42側の偏心位置で駆動回転させ、
当該ロール面41aを周壁部4の内周面に添接す
る。そして、V溝仕上げ用ロール面42aの外周
面に有する各山部42b…を各谷部9…に合致さ
せた状態で、仕上げ成形ローラ42を周壁部4に
押圧する転造加工によつて所定のV溝10…を成
形する。そして、この場合に、第10図および第
11図に示すように、周壁部4の基端縁部7′の
外側壁面を上部回転支持型40に有する基端支持
部40aで支持し、かつ前記1つの谷部に相当す
る谷部9に仕上げ成形ローラ42の突出部42c
を進入させることによつて行なう。これにより、
前述の波付け成形の場合と同様の理由で、周壁部
4の第1谷部(基端縁部7′を側壁とする谷部)
9の底部より上側方向への余計な変形や変位は規
制されることになる。なお、この基端縁部7′は、
仕上げ成形ローラ42の突出部42cの押圧でそ
の内側面に段状部21bを有した所定の耳部7に
仕上げ成形され、一方開口端縁部6′は、第11
図に示すように、下部回転支持型41の外周面4
1bの隆起部41cと前記仕上げ成形ローラ42
の外周面42dの周溝部42eとの間に挟み、か
つ開口端縁部6′の先端縁部6′aの端面6″aを
前記仕上げ成形ローラ42の周溝部42eから連
続して前記下部回転支持型41の外周面41bに
向けて成形した止り段面42fに衝合させながら
仕上げ成形ローラ42を押圧し、その内側面に段
状部21aを有した所定の耳部6に仕上げ成形す
る。なお、上記段状部21a,21bは、第5図
に示すようにポリVベルト11の側面11a,1
1bがポリVプーリ5の耳部6,7と接触しない
ようにする逃げとなるものであり、これによりポ
リVプーリ5の耳部6,7にポリVベルト11が
接触することによる回転伝達効率の低下を防ぐと
ともに、ポリVベルト11の損傷を防止するので
ある。
また、前記仕上げ成形ローラ42の反対側の下
部回転支持型41の側面41b′には、固定フレー
ム43に軸着した回転自在な押えローラ44が当
接されており、これによつて下部回転支持型41
が仕上げ成形ローラ42による押圧方向にたわむ
のを防止している。
なお、本発明は、上記実施例のような耳部6,
7に段状部21a,21bを有した形状のもの限
られないのは勿論であり、たとえば第12図に示
すような互いに遠ざかる逃げ用傾斜面21a′,2
1b′を形成したポリVプーリ5′のものあるいは
第13図に示すような耳部6,7を全く形成しな
いポリVプーリ5″のもの等でも実施可能である。
なお、第12図および第13図におけるその他
の詳細は、第1図ないし第11図と同様であるの
でそれと同一符号を付してその説明を省略する。
(効果) 以上のように本発明は、波付け成形を行う前
に、カツプ状素材の周壁部と底壁部との連接部
を、それら周壁部の内面と底壁部の内面とが圧着
される状態に挟圧して、基端縁部と、この基端縁
部を側壁とする1つの谷部を予備成形し、波付け
成形および仕上げ成形のときに前記予備成形され
た谷部に対応して形成された波形成形ローラ、仕
上げ成形ローラの突出部を前記予備成形された谷
部に進入させて前記予備成形した谷部を含む周壁
部外面の成形を行うようにしたから、予備成形さ
れた谷部の底部からカツプ状素材の底壁部側へ向
かう不規則な変形や変位量を有効に阻止すること
ができ、これによつて底壁部と該底壁部側の第
1V溝との間の寸法が製品間において均一化され、
製品間でのばらつきを有効に解消するとこができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の一実施例を示し、
第1図はカツプ状素材の全体形状を示す断面図、
第2図は周壁部両端縁部の成形後のカツプ状素材
を示す部分断面図、第3図は波付け成形後のカツ
プ状素材の周壁部を示す部分断面図、第4図は圧
縮成形後のカツプ状素材の周壁部を示す部分断面
図、第5図は転造加工後の板金製ポリVプーリの
周壁部を示す部分断面図、第6図は周壁部両端縁
部の成形状態を示す一部断面にした正面図、第7
図は第6図の要部を拡大した正断面図、第8図は
周壁部の波付け成形状態を示す一部断面にした正
面図、第9図Aは周壁部の圧縮成形状態を示す正
断面図、第9図Bは、第9図Aの−線から見
た正断面図、第10図は周壁部の転造加工による
仕上げ成形状態を示す一部断面にした正面図、第
11図は、第10図の要部を拡大して示す正面
図、第12図および第13図はそれぞれ異なる他
の実施例を示す第5図相当の部分断面図である。 1……カツプ状素材、3……カツプ状素材の底
壁部、4……カツプ状素材の周壁部、4a……カ
ツプ状素材の開口側端縁部、4b……カツプ状素
材の連接部、5……本発明で製造された板金製ポ
リVプーリ、6′……開口端縁部、7′……基端縁
部、8……山部、9……谷部、10……ポリVプ
ーリの所定のV溝、20……波形成形ローラ、2
0b……波形成形ローラの突出部、42……仕上
げ成形ローラ、42C……仕上げ成形ローラの突
出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カツプ状素材の周壁部を、予め、その外面側
    から波形成形ローラで押圧して当該周壁部外面に
    山部と谷部とを交互に有する断面波形形状に波付
    け成形し、最後に周壁部外面に形成されている各
    谷部をこれら谷部に仕上げ成形ローラを押圧する
    転造加工によつてポリV溝に仕上げ成形する板金
    製ポリVプーリの製造方法において、前記波付け
    成形を行う前に、カツプ状素材の周壁部と底壁部
    との連時部を、それら周壁部の内面と底壁部の内
    面とが互いに圧着される状態に狭圧して、基端縁
    部とこの基端縁部に隣接して当該基端縁部を側壁
    とする1つの谷部を予備成形し、波付け成形およ
    び仕上げ成形のときに前記予備成形された谷部に
    対応して形成された波形成形ローラ、仕上げ成形
    ローラの突出部を前記予備成形された谷部に進入
    させて、前記予備成形した谷部を含む周壁部外面
    の成形を行うようにしたことを特徴とする板金製
    ポリVプーリの製造方法。
JP4699482A 1982-03-23 1982-03-23 板金製ポリvプ−リの製造方法 Granted JPS58163538A (ja)

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