JPS6410662B2 - - Google Patents
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- JPS6410662B2 JPS6410662B2 JP5783480A JP5783480A JPS6410662B2 JP S6410662 B2 JPS6410662 B2 JP S6410662B2 JP 5783480 A JP5783480 A JP 5783480A JP 5783480 A JP5783480 A JP 5783480A JP S6410662 B2 JPS6410662 B2 JP S6410662B2
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- ignition timing
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- engine
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Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はエンジンの点火時期制御方法に係り、
特にノツク(KNOCK)の発生状態に応じて点火
時期を修正するエンジンの点火時期制御方法に関
する。
特にノツク(KNOCK)の発生状態に応じて点火
時期を修正するエンジンの点火時期制御方法に関
する。
最近ではエンジンの制御機能を向上させる目的
でマイクロコンピユータを使用したエンジンの総
合的制御が行われつつある。本発明に係る点火時
期制御方法もこのエンジンの総合的制御の一環と
して行われるものである。この技術は例えば特開
昭54−84142号に開示されている。
でマイクロコンピユータを使用したエンジンの総
合的制御が行われつつある。本発明に係る点火時
期制御方法もこのエンジンの総合的制御の一環と
して行われるものである。この技術は例えば特開
昭54−84142号に開示されている。
エンジンに発生するノツクはノツク音を伴うた
め操行性を低下させると共に、逆トルクの発生に
よりエンジンの出力低下、或いはエンジンの過熱
による破壊を招くものである。このノツクは点火
時期と密接な関係を持つており、エンジンの特性
上ノツク発生直前に点火時期、即ち点火進角を設
定するとエンジン出力を最大にできることが知ら
れている。従つてノツクの発生を避ける結果、点
火進角を小さくすることは逆にエンジン出力を低
下させることにもなるので点火時期はノツク発生
直前に制御することが要請される。特にターボチ
ヤージヤ付エンジンにおいては圧縮比が高く、最
大効率を維持するためには点火時期を最適なもの
とすることが要求される。
め操行性を低下させると共に、逆トルクの発生に
よりエンジンの出力低下、或いはエンジンの過熱
による破壊を招くものである。このノツクは点火
時期と密接な関係を持つており、エンジンの特性
上ノツク発生直前に点火時期、即ち点火進角を設
定するとエンジン出力を最大にできることが知ら
れている。従つてノツクの発生を避ける結果、点
火進角を小さくすることは逆にエンジン出力を低
下させることにもなるので点火時期はノツク発生
直前に制御することが要請される。特にターボチ
ヤージヤ付エンジンにおいては圧縮比が高く、最
大効率を維持するためには点火時期を最適なもの
とすることが要求される。
一方マイクロコンピユータを使用した点火時期
制御において一定周期毎に起動されるプログラム
(以下タスクと記す)によりエンジンに発生する
ノツクの強度に応じて点火時期制御を実行するこ
とが提案されている。
制御において一定周期毎に起動されるプログラム
(以下タスクと記す)によりエンジンに発生する
ノツクの強度に応じて点火時期制御を実行するこ
とが提案されている。
しかしながらマイクロコンピユータを使用した
エンジン制御においてはエンジン制御に必要な各
種のデータ(例えばエンジン冷却水温、エンジン
回転数等)の取り込みを一定周期毎に起動される
タスク群のうちの優先度の高いタスク(例えば起
動周期10msec)により実行する必要があり、そ
れ故前記各種データの取り込み以外の制御を実行
するタスクの起動周期はCPUの負荷率の兼ね合
いからそれより長く(例えば20msec以上)設定
されるのが通常である。
エンジン制御においてはエンジン制御に必要な各
種のデータ(例えばエンジン冷却水温、エンジン
回転数等)の取り込みを一定周期毎に起動される
タスク群のうちの優先度の高いタスク(例えば起
動周期10msec)により実行する必要があり、そ
れ故前記各種データの取り込み以外の制御を実行
するタスクの起動周期はCPUの負荷率の兼ね合
いからそれより長く(例えば20msec以上)設定
されるのが通常である。
一方4気筒エンジンの場合には回転角で180度
毎に一回点火する必要があるが、この点火タイミ
ングの周期はエンジンの高回転数領域(例えば
3000rpm以上)では点火時期制御を行うタスク
(以下点火時期制御タスクと記す)の起動周期
(例えば20msec)より短かく(10msec以下)な
るので、一定周期毎に起動されるタスクによりノ
ツクの検出を行い、そのノツクの強度に応じて点
火時期の補正を行つたのでは発生するノツクに対
し点火時期制御を追従させることが不可能とな
り、その結果エンジン出力の低下又はエンジンの
破損を招来することとなる。
毎に一回点火する必要があるが、この点火タイミ
ングの周期はエンジンの高回転数領域(例えば
3000rpm以上)では点火時期制御を行うタスク
(以下点火時期制御タスクと記す)の起動周期
(例えば20msec)より短かく(10msec以下)な
るので、一定周期毎に起動されるタスクによりノ
ツクの検出を行い、そのノツクの強度に応じて点
火時期の補正を行つたのでは発生するノツクに対
し点火時期制御を追従させることが不可能とな
り、その結果エンジン出力の低下又はエンジンの
破損を招来することとなる。
本発明の目的はエンジンの全回転数領域に亘つ
てエンジンに発生するノツクの強度に応じて点火
時期の補正が可能なエンジンの点火時期制御方法
を提供することにある。
てエンジンに発生するノツクの強度に応じて点火
時期の補正が可能なエンジンの点火時期制御方法
を提供することにある。
上記目的を達成するため、エンジンの回転情報
及び負荷情報を取り込んでデイジタル演算処理に
基づき点火時期を制御する点火時期制御方法にお
いて、取り込まれた前記エンジンの回転情報及び
負荷情報に基づいて基本点火時期の演算を一定時
間毎に起動されるタスクにより実行し、かつ前記
タスクにより演算された基本点火時期の修正及び
設定をエンジン回転に同期して起動されるタスク
により実行するものとし、このタスクによる基本
点火時期の修正及び設定は、ノツクによる前記基
本点火時期の修正が必要か否かをノツクセンサの
出力に基づいて判断し、この判断が肯定のときに
は、前回実行時の点火時期修正量をノツクの強度
に対応した計数値に基づいた修正量だけ遅角修正
して今回の点火時期修正量を求め、この点火時期
修正量を前記基本点火時期に加えて新たな点火時
期として設定する一方、前記判断が否定のときに
は、前回実行時の点火時期修正量を予め定めた最
小単位の修正量だけ進角修正して今回の点火時期
修正量を求め、この点火時期修正量を前記基本点
火時期に加えて新たな点火時期として設定するこ
とを特徴とする。
及び負荷情報を取り込んでデイジタル演算処理に
基づき点火時期を制御する点火時期制御方法にお
いて、取り込まれた前記エンジンの回転情報及び
負荷情報に基づいて基本点火時期の演算を一定時
間毎に起動されるタスクにより実行し、かつ前記
タスクにより演算された基本点火時期の修正及び
設定をエンジン回転に同期して起動されるタスク
により実行するものとし、このタスクによる基本
点火時期の修正及び設定は、ノツクによる前記基
本点火時期の修正が必要か否かをノツクセンサの
出力に基づいて判断し、この判断が肯定のときに
は、前回実行時の点火時期修正量をノツクの強度
に対応した計数値に基づいた修正量だけ遅角修正
して今回の点火時期修正量を求め、この点火時期
修正量を前記基本点火時期に加えて新たな点火時
期として設定する一方、前記判断が否定のときに
は、前回実行時の点火時期修正量を予め定めた最
小単位の修正量だけ進角修正して今回の点火時期
修正量を求め、この点火時期修正量を前記基本点
火時期に加えて新たな点火時期として設定するこ
とを特徴とする。
以下本発明を図面に示した実施例に基づき詳細
に説明する。
に説明する。
第1図にはエンジン系統全体の制御装置が示さ
れている。図において、吸入空気はエアクリーナ
2、スロツトルチヤンバ4、吸気管6を通り、シ
リンダ8へ供給される。シリンダ8で燃焼したガ
スは、シリンダ8から排気管10を通り、大気中
へ排出される。
れている。図において、吸入空気はエアクリーナ
2、スロツトルチヤンバ4、吸気管6を通り、シ
リンダ8へ供給される。シリンダ8で燃焼したガ
スは、シリンダ8から排気管10を通り、大気中
へ排出される。
スロツトルチヤンバ4には、燃料に噴射するた
めのインジエクタ12が設けられており、このイ
ンジエクタ12から噴出した燃料はスロツトルチ
ヤンバ4の空気通路内で霧化され、吸入空気と混
合して混合気を形成し、この混合気は吸気管6を
通つて、吸気弁20の開弁により、シリンダ8の
燃焼室へ供給される。
めのインジエクタ12が設けられており、このイ
ンジエクタ12から噴出した燃料はスロツトルチ
ヤンバ4の空気通路内で霧化され、吸入空気と混
合して混合気を形成し、この混合気は吸気管6を
通つて、吸気弁20の開弁により、シリンダ8の
燃焼室へ供給される。
インジエクタ12の出口近傍には絞り弁14,
16が設けられている。絞り弁14は、アクセル
ペタルと機械的に連動するように構成され、運転
者により駆動される。一方、絞り弁16はダイヤ
フラム18により駆動されるように配置され、空
気流量が小の領域で全閉状態となり、空気流量が
増大するにつれてダイヤフラム18への負圧が増
大することにより絞り弁16は開き始め、吸入抵
抗の増大を抑止する。
16が設けられている。絞り弁14は、アクセル
ペタルと機械的に連動するように構成され、運転
者により駆動される。一方、絞り弁16はダイヤ
フラム18により駆動されるように配置され、空
気流量が小の領域で全閉状態となり、空気流量が
増大するにつれてダイヤフラム18への負圧が増
大することにより絞り弁16は開き始め、吸入抵
抗の増大を抑止する。
スロツトルチヤンバ4の絞り弁14,16の上
流には空気通路22が設けられ、この空気通路2
2には熱式空気流量計を構成する電気的発熱体2
4が配設され、空気流速と発熱体の伝熱量との関
係から定まる空気流速に応じて変化する電気信号
が取り出される。発熱体24は空気通路22内に
設けられているので、シリンダ8のバツクフアイ
ア時に生じる高温ガスから保護されると共に、吸
入空気中のごみなどによつて汚染されることから
も保護される。この空気通路22の出口はベンチ
ユリの最狭部近傍に開口され、その入口はベンチ
ユリの上流側に開口されている。
流には空気通路22が設けられ、この空気通路2
2には熱式空気流量計を構成する電気的発熱体2
4が配設され、空気流速と発熱体の伝熱量との関
係から定まる空気流速に応じて変化する電気信号
が取り出される。発熱体24は空気通路22内に
設けられているので、シリンダ8のバツクフアイ
ア時に生じる高温ガスから保護されると共に、吸
入空気中のごみなどによつて汚染されることから
も保護される。この空気通路22の出口はベンチ
ユリの最狭部近傍に開口され、その入口はベンチ
ユリの上流側に開口されている。
インジエクタ12に供給される燃料は、燃料タ
ンク30から、フユーエルポンプ32は、フユー
エルダンパ34及びフイルタ36を介して燃圧レ
グユレータ38へ供給される。一方、燃圧レギユ
レータ38からはインジエクタ12へパイプ40
を介して加圧燃料が供給され、そのインジエクタ
12から燃料が噴射される吸気管6の圧力と上記
インジエクタ12への燃料圧の差が常に一定にな
るように、燃圧レギユレータ38から燃料タンク
30にリターンパイプ42を介して燃料が戻され
るようになつている。
ンク30から、フユーエルポンプ32は、フユー
エルダンパ34及びフイルタ36を介して燃圧レ
グユレータ38へ供給される。一方、燃圧レギユ
レータ38からはインジエクタ12へパイプ40
を介して加圧燃料が供給され、そのインジエクタ
12から燃料が噴射される吸気管6の圧力と上記
インジエクタ12への燃料圧の差が常に一定にな
るように、燃圧レギユレータ38から燃料タンク
30にリターンパイプ42を介して燃料が戻され
るようになつている。
吸気弁20から吸入された混合気はピストン5
0により圧縮され、点火プラグ52よりスパーク
により燃焼し、この燃焼は運動エンジンに変換さ
れる。シリンダ8は冷却水54により冷却され、
この冷却水の温度は水温センサ56により計測さ
れ、この計測値はエンジン温度として利用され
る。点火プラグ52には点火コイル58より点火
タイミングに合わせて高電圧が供給される。
0により圧縮され、点火プラグ52よりスパーク
により燃焼し、この燃焼は運動エンジンに変換さ
れる。シリンダ8は冷却水54により冷却され、
この冷却水の温度は水温センサ56により計測さ
れ、この計測値はエンジン温度として利用され
る。点火プラグ52には点火コイル58より点火
タイミングに合わせて高電圧が供給される。
また、図示しないクランク軸にはエンジンの回
転に応じて基準クランク角毎におよび一定角度
(例えば0.5度)毎に基準角信号およびポジシヨン
信号を出すクランク角センサが設けられている。
転に応じて基準クランク角毎におよび一定角度
(例えば0.5度)毎に基準角信号およびポジシヨン
信号を出すクランク角センサが設けられている。
このクランク角センサの出力、水温センサ56
の出力56A及び発熱体24からの電気信号はマ
イクロコンピユータなどからなる制御回路64に
入力され、制御回路64で演算処理され、この制
御回路64の出力によつてインジエクタ12及び
点火コイル58が駆動される。
の出力56A及び発熱体24からの電気信号はマ
イクロコンピユータなどからなる制御回路64に
入力され、制御回路64で演算処理され、この制
御回路64の出力によつてインジエクタ12及び
点火コイル58が駆動される。
以上の構成に基づき制御されるエンジン系統に
おいて、スロツトルチヤンバ4にはスロツトルの
絞り弁16を跨いで吸気管6に連通するバイパス
26が設けられ、このバイパス26には開閉制御
されるバイパスバルブ62が設けられている。こ
のバイパスバルブ62の駆動部には、前記制御回
路64の制御入力が供給され、開閉制御されるよ
うになつている。
おいて、スロツトルチヤンバ4にはスロツトルの
絞り弁16を跨いで吸気管6に連通するバイパス
26が設けられ、このバイパス26には開閉制御
されるバイパスバルブ62が設けられている。こ
のバイパスバルブ62の駆動部には、前記制御回
路64の制御入力が供給され、開閉制御されるよ
うになつている。
このバイパスバルブ62は絞り弁16を迂回し
て設けられたバイパス26に臨ませられ、パルス
電流によつて開閉制御がなされる。このバイパス
バルブ62は弁のリフト量によりバイパス26の
断面積を変更するもので、このリフト量は制御回
路64の出力によつて駆動系が駆動され制御され
る。即ち、制御回路64においては駆動系の制御
のため開閉周期信号が発生され、駆動系はこの開
閉周期信号によつてバイパスバルブ64のリフト
量を調節するための制御信号をバイパスバルブ6
2の駆動部に付与するものである。
て設けられたバイパス26に臨ませられ、パルス
電流によつて開閉制御がなされる。このバイパス
バルブ62は弁のリフト量によりバイパス26の
断面積を変更するもので、このリフト量は制御回
路64の出力によつて駆動系が駆動され制御され
る。即ち、制御回路64においては駆動系の制御
のため開閉周期信号が発生され、駆動系はこの開
閉周期信号によつてバイパスバルブ64のリフト
量を調節するための制御信号をバイパスバルブ6
2の駆動部に付与するものである。
以上説明したエンジンの作動を第2図について
説明すると、第2図aは4気筒エンジンにおける
インジエクタからの燃料の噴射タイミングを示し
たものである。横軸はエンジンのクランク軸の回
転角度であり、各気筒の吸入行程をハツチングで
示している。図から明らかなようにクランク角の
180度毎に吸入行程が存在し、0度〜180度の間は
第1気筒、180度〜360度の間は第3気筒、360度
〜540度の間は第4気筒、540度〜720度の間は第
2気筒である。
説明すると、第2図aは4気筒エンジンにおける
インジエクタからの燃料の噴射タイミングを示し
たものである。横軸はエンジンのクランク軸の回
転角度であり、各気筒の吸入行程をハツチングで
示している。図から明らかなようにクランク角の
180度毎に吸入行程が存在し、0度〜180度の間は
第1気筒、180度〜360度の間は第3気筒、360度
〜540度の間は第4気筒、540度〜720度の間は第
2気筒である。
第2図bに示す如く、クランク角の180度毎に
基準クランク角パルスを発生させ、このパルスに
基づいてインジエクタ12を開弁させ、既に計測
されたデータに基づき制御回路64で処理された
演算結果に基づきインジエクタ12の開弁時間が
決定される。このインジエクタ12の開弁時間で
ある燃料噴射時間を第2図cに示す。同図におい
てΘ1は基準クランク角パルスの立上り時点から
の燃料噴射開始時期を規定するものである。
基準クランク角パルスを発生させ、このパルスに
基づいてインジエクタ12を開弁させ、既に計測
されたデータに基づき制御回路64で処理された
演算結果に基づきインジエクタ12の開弁時間が
決定される。このインジエクタ12の開弁時間で
ある燃料噴射時間を第2図cに示す。同図におい
てΘ1は基準クランク角パルスの立上り時点から
の燃料噴射開始時期を規定するものである。
更に第2図dは点火時期のタイミングを示すタ
イムチヤートであり、同図においてΘ2はIGコイ
ルの一次側の通電開始時期(以下、ドウエル角と
記す)を示し、Θ3は前記IGコイルの一次電流遮
断時点を決定する点火進角を示している。
イムチヤートであり、同図においてΘ2はIGコイ
ルの一次側の通電開始時期(以下、ドウエル角と
記す)を示し、Θ3は前記IGコイルの一次電流遮
断時点を決定する点火進角を示している。
第3図は第1図の点火装置の説明図であり、増
幅器68を介してパワートランジスタ72へバル
ス電流が供給され、この電流によりトランジスタ
72はONする。これによりバツテリ66より点
火コイル68へ一次コイル電流が流れる。このパ
ルス電流の立ち下がりでトランジスタ72は遮断
状態となり、点火コイル58の2次コイルに高電
圧を発生する。
幅器68を介してパワートランジスタ72へバル
ス電流が供給され、この電流によりトランジスタ
72はONする。これによりバツテリ66より点
火コイル68へ一次コイル電流が流れる。このパ
ルス電流の立ち下がりでトランジスタ72は遮断
状態となり、点火コイル58の2次コイルに高電
圧を発生する。
この高電圧は配電器70を介してエンジンの各
シリンダにある点火プラグ52のそれぞれにエン
ジン回転に同期して高電圧を配電する。
シリンダにある点火プラグ52のそれぞれにエン
ジン回転に同期して高電圧を配電する。
第4図は排気ガス環流(以下EGRと記す)シ
ステムを説明するためのもので、負圧源80の一
定負圧がEGR制御弁86を介して制御弁86へ
加えられている。制御弁84はトランジスタ90
に加えられる繰返しパルスのONデユーテイ比率
に応じ、負圧源の一定負圧を大気88へ開放に対
する比率を制御し、EGR制御弁86への負圧の
印加状態を制御する。従つてEGR制御弁86へ
加えらる負圧はトランジスタ90のONデユーテ
イ比率で定まる。この制圧弁84の制御負圧によ
り排気管10から吸気管6へのEGR量が制御さ
れる。
ステムを説明するためのもので、負圧源80の一
定負圧がEGR制御弁86を介して制御弁86へ
加えられている。制御弁84はトランジスタ90
に加えられる繰返しパルスのONデユーテイ比率
に応じ、負圧源の一定負圧を大気88へ開放に対
する比率を制御し、EGR制御弁86への負圧の
印加状態を制御する。従つてEGR制御弁86へ
加えらる負圧はトランジスタ90のONデユーテ
イ比率で定まる。この制圧弁84の制御負圧によ
り排気管10から吸気管6へのEGR量が制御さ
れる。
第5図は制御システムの全体構成図である。
CPU102とリード・オンリ・メモリ104
(以下ROMと記す)とランダム・アクセス・メ
モリ106(以下RAMと記す)と入出回路10
8とから構成されている。上記CPU102は
ROM104内に記憶された各種のプログラムに
より、入出力回路108からの入力データを演算
し、その演算結果を再び入出力回路108へ戻
す。これらの演算に必要な中間的な記憶はRAM
106を使用する。CPU102、ROM104、
RAM106、入出力回路108間の各種データ
のやり取りはデータ・バスとコントロール・バス
とアドレス・バスからなるバスライン110によ
つて行なわれる。
CPU102とリード・オンリ・メモリ104
(以下ROMと記す)とランダム・アクセス・メ
モリ106(以下RAMと記す)と入出回路10
8とから構成されている。上記CPU102は
ROM104内に記憶された各種のプログラムに
より、入出力回路108からの入力データを演算
し、その演算結果を再び入出力回路108へ戻
す。これらの演算に必要な中間的な記憶はRAM
106を使用する。CPU102、ROM104、
RAM106、入出力回路108間の各種データ
のやり取りはデータ・バスとコントロール・バス
とアドレス・バスからなるバスライン110によ
つて行なわれる。
入出力回路108には第1のアナログ・デイジ
タル・コンバータ(以下ADC1と記す)と第2
のアナログ・デイジタル・コンバータ(以下
ADC2と記す)と角度信号処理回路126と1
ビツト情報を入出力するためのデイスクリート出
力回路(以下DIOと記す)との入力手段を持つ。
タル・コンバータ(以下ADC1と記す)と第2
のアナログ・デイジタル・コンバータ(以下
ADC2と記す)と角度信号処理回路126と1
ビツト情報を入出力するためのデイスクリート出
力回路(以下DIOと記す)との入力手段を持つ。
ADC1にはバツテリ電圧検出センサ132
(以下VBSと記す)と冷却水温センサ56(以下
TWSと記す)と大気温センサ112(以下TAS
と記す)と調整電圧発生器114(以下VRSと
記す)とスロツトル角センサ116(以下
ΘTHSと記す)とλセンサ118(以下λSと記
す)との出力がマルチ・プレクサ120(以下
MPXと記す)に加えられ、MPX120によりこ
の内の1つを選択してアナログ・デイジタル。変
換回路122(以下ADCと記す)へ入力する。
ADC122の出力であるデイジタル値はレジス
タ124(以下REGと記す)に保持される。
(以下VBSと記す)と冷却水温センサ56(以下
TWSと記す)と大気温センサ112(以下TAS
と記す)と調整電圧発生器114(以下VRSと
記す)とスロツトル角センサ116(以下
ΘTHSと記す)とλセンサ118(以下λSと記
す)との出力がマルチ・プレクサ120(以下
MPXと記す)に加えられ、MPX120によりこ
の内の1つを選択してアナログ・デイジタル。変
換回路122(以下ADCと記す)へ入力する。
ADC122の出力であるデイジタル値はレジス
タ124(以下REGと記す)に保持される。
また流量センサ24(以下AFSと記す)は
ADC2へ入力され、アナログ・デイジタル・変
換回路128(以下ADCと記す)を介してデイ
ジタル変換されレジスタ130(以下REGと記
す)へセツトされる。
ADC2へ入力され、アナログ・デイジタル・変
換回路128(以下ADCと記す)を介してデイ
ジタル変換されレジスタ130(以下REGと記
す)へセツトされる。
角度センサ146(以下ANGSと記す)から
は基準クランク角、例えば180度クランク角を示
す信号(以下REFと記す)と微少角、例えば1
度クランク角を示す信号(以下POSと記す)と
が出力され、角度信号処理回路126へ加えら
れ、ここで波形整形される。
は基準クランク角、例えば180度クランク角を示
す信号(以下REFと記す)と微少角、例えば1
度クランク角を示す信号(以下POSと記す)と
が出力され、角度信号処理回路126へ加えら
れ、ここで波形整形される。
DIOにはアイドル・スイツチ148(以下
IDLE−SWと記す)とトツプ・ギヤ・スイツチ
150(以下TOP−SWと記す)とスタータ・ス
イツチ152(以下START−SWと記す)とが
入力される。更にノツクセンサ(以下KNCKSと
記す)162からはエンジンに発生したノツクの
強度に応じた数のパルス列信号が出力される。そ
してこのパルス列信号は入出力回路108内に設
けられたフリツプフロツプ(以下F/Fと記す)
164及びカウンタ(以下、CNRと記す)16
6に入力される。CPU102はCNR166の計
数値に応じた点火時期修正量を演算し、点火パル
ス発生回路138内に設けられているレジスタ
ADVに設定する。
IDLE−SWと記す)とトツプ・ギヤ・スイツチ
150(以下TOP−SWと記す)とスタータ・ス
イツチ152(以下START−SWと記す)とが
入力される。更にノツクセンサ(以下KNCKSと
記す)162からはエンジンに発生したノツクの
強度に応じた数のパルス列信号が出力される。そ
してこのパルス列信号は入出力回路108内に設
けられたフリツプフロツプ(以下F/Fと記す)
164及びカウンタ(以下、CNRと記す)16
6に入力される。CPU102はCNR166の計
数値に応じた点火時期修正量を演算し、点火パル
ス発生回路138内に設けられているレジスタ
ADVに設定する。
またF/F164はエンジンにノツクが発生し
たことを識別するための判定信号をバスライン1
10を介してCPU102に出力する。そして前
記CNR166及びF/F164はノツクの発生
に応じた点火時期の修正制御(以下、ノツク制御
と記す)の制御周期毎にCPU102から出され
る指令によりリセツトされる。
たことを識別するための判定信号をバスライン1
10を介してCPU102に出力する。そして前
記CNR166及びF/F164はノツクの発生
に応じた点火時期の修正制御(以下、ノツク制御
と記す)の制御周期毎にCPU102から出され
る指令によりリセツトされる。
次にCPUの演算結果に基づくパルス出力回路
及び制御対象について説明する。インジエクタ制
御回路(INJCと記す)134は演算結果のデイ
ジタル値をパルス出力に変換する回路である。従
つて燃料噴射量に相当したパルス幅を有するパル
スがINJC134で作られ、ANDゲート136を
介してインジエクタ12へ印加される。
及び制御対象について説明する。インジエクタ制
御回路(INJCと記す)134は演算結果のデイ
ジタル値をパルス出力に変換する回路である。従
つて燃料噴射量に相当したパルス幅を有するパル
スがINJC134で作られ、ANDゲート136を
介してインジエクタ12へ印加される。
点火パルス発生回路138(以下IGNCと記
す)は点火時期をセツトするレジスタ(ADVと
記す)と点火コイルの1次電流通電開始時間をセ
ツトするレジスタ(DWLと記す)とを有し、
CPUよりこれらデータがセツトされる。セツト
されたデータに基づいてパルスを発生し、第3図
に基づいて詳述した増幅器68へANDゲート1
40を介してこのパルスを加える。
す)は点火時期をセツトするレジスタ(ADVと
記す)と点火コイルの1次電流通電開始時間をセ
ツトするレジスタ(DWLと記す)とを有し、
CPUよりこれらデータがセツトされる。セツト
されたデータに基づいてパルスを発生し、第3図
に基づいて詳述した増幅器68へANDゲート1
40を介してこのパルスを加える。
バイパスバルブ62の開弁率は制御回路(以下
ISCCと記す)142からANDゲート144を介
して加えられるパルスによつて制御される。
ISCCと記す)142からANDゲート144を介
して加えられるパルスによつて制御される。
ISCC142はパルス幅をセツトするレジスタ
ISCDと繰返しパルス周期をセツトするレジスタ
ISCPとを持つている。
ISCDと繰返しパルス周期をセツトするレジスタ
ISCPとを持つている。
第4図に示したEGR制御弁86を制御するト
ランジスタ90を制御するEGR量制御パルス発
生回路180(以下EGRCと記す)にはパルスの
デユーテイを表わす値をセツトするレジスタ
EGRDとパルスの繰返し周期を表わす値をセツト
するレジスタEGRPとを有している。このEGRC
の出力パルスはANDゲート156を介してトラ
ンジスタ90に加えられる。
ランジスタ90を制御するEGR量制御パルス発
生回路180(以下EGRCと記す)にはパルスの
デユーテイを表わす値をセツトするレジスタ
EGRDとパルスの繰返し周期を表わす値をセツト
するレジスタEGRPとを有している。このEGRC
の出力パルスはANDゲート156を介してトラ
ンジスタ90に加えられる。
また1ビツトの入出力信号は回路DIOにより制
御される。入力信号としてはIDLE−SW信号、
TOP−SW信号、START−SW信号がある。ま
た出力信号としては燃料ポンプを駆動するための
パルス出力信号がある。このDIOは端子を入力端
子として使用するか、出力端子として使用するか
を決定するためのレジスタDDRと、出力データ
をラツチするためのレジスタDOUTとが設けら
れている。
御される。入力信号としてはIDLE−SW信号、
TOP−SW信号、START−SW信号がある。ま
た出力信号としては燃料ポンプを駆動するための
パルス出力信号がある。このDIOは端子を入力端
子として使用するか、出力端子として使用するか
を決定するためのレジスタDDRと、出力データ
をラツチするためのレジスタDOUTとが設けら
れている。
レジスタ160は入出力回路108内部の色々
な状態を指令する命令を保持するレジスタ(以下
MODと記す)であり、例えばこのレジスタに命
令をセツトすることにより、ANDゲート136,
140,144,156を総てターンオンさせた
り、ターンオフさせたりする。このようにMOD
レジスタ160に命令をセツトすることにより、
INJCやIGNC、ISCCの出力の停止や起動を制御
できる。
な状態を指令する命令を保持するレジスタ(以下
MODと記す)であり、例えばこのレジスタに命
令をセツトすることにより、ANDゲート136,
140,144,156を総てターンオンさせた
り、ターンオフさせたりする。このようにMOD
レジスタ160に命令をセツトすることにより、
INJCやIGNC、ISCCの出力の停止や起動を制御
できる。
次に第6図及び第7図に基づき本発明に係るエ
ンジンの点火時期制御方法の内容について具体的
に説明する。第6図は一定時間毎に起動される点
火時期計算タスクの処理フローを示し、同図にお
いてステツプ200でタスクが起動されると、次
のステツプ202にて基本点火時期ΘADV(BASE)
が次式により算出される。
ンジンの点火時期制御方法の内容について具体的
に説明する。第6図は一定時間毎に起動される点
火時期計算タスクの処理フローを示し、同図にお
いてステツプ200でタスクが起動されると、次
のステツプ202にて基本点火時期ΘADV(BASE)
が次式により算出される。
ΘADV(BASE)=f(N、L)
ここでNはエンジン回転数、Lは負荷データ、
例えば吸入管負圧である。又基本点火時期ΘADV
(BASE)はエンジンにノツクが発生しない状態
における点火時期であり、上記データN、Lから
ROM104に格納されている進角プログラムに
基づき算出される。
例えば吸入管負圧である。又基本点火時期ΘADV
(BASE)はエンジンにノツクが発生しない状態
における点火時期であり、上記データN、Lから
ROM104に格納されている進角プログラムに
基づき算出される。
更に次のステツプ204では通電開始時期(ドウ
エル角)の計算が行われ、ステツプ206でタスク
は終了する。
エル角)の計算が行われ、ステツプ206でタスク
は終了する。
第7図にはエンジン回転に同期して起動される
点火時期制御タスクが示されている。この点火時
期制御タスクはノツク発生時には基本点火時期
ΘADV(BASE)に点火時期修正量ΔΘADV1を減算
し、ノツクの発生による点火時期修正後は修正最
小単位をΔΘADV2で進角方向に段階的に修正制御
を行うように構成されている。同図においてステ
ツプ250でタスクが起動されると次のステツプ252
でノツクによる修正実行は必要か否かが判定され
る。これは第5図においてノツクセンサ162の
出力を受けたF/F106の出力が論理“1”で
あるか否かの判定を行うものである。
点火時期制御タスクが示されている。この点火時
期制御タスクはノツク発生時には基本点火時期
ΘADV(BASE)に点火時期修正量ΔΘADV1を減算
し、ノツクの発生による点火時期修正後は修正最
小単位をΔΘADV2で進角方向に段階的に修正制御
を行うように構成されている。同図においてステ
ツプ250でタスクが起動されると次のステツプ252
でノツクによる修正実行は必要か否かが判定され
る。これは第5図においてノツクセンサ162の
出力を受けたF/F106の出力が論理“1”で
あるか否かの判定を行うものである。
ステツプ252でノツクによる修正実行が必要で
あると判定された場合にはステツプ254に移行し、
点火時期修正量ΔΘADV(t)が式により求められ
る。
あると判定された場合にはステツプ254に移行し、
点火時期修正量ΔΘADV(t)が式により求められ
る。
ΔΘADV(t)=ΔΘADV(t−1)−ΔΘADV1………(1
) 式(1)においてΔΘADV1は現在の修正量、 ΔΘADV(t−1)は修正直前の修正量である。
) 式(1)においてΔΘADV1は現在の修正量、 ΔΘADV(t−1)は修正直前の修正量である。
ここで現在の修正量ΔΘADV1はカウンタ(CNR)
166の計数内容NPに基づいて次式により計算
される。
166の計数内容NPに基づいて次式により計算
される。
ΔΘADV1=f(NP) ………(2)
更にステツプ256では前記ステツプ254で求めら
れた点火時期修正量ΔΘADV(t)に基づいて修正
された点火時期ΘADV(t)の計算が次式により行
なわれる。
れた点火時期修正量ΔΘADV(t)に基づいて修正
された点火時期ΘADV(t)の計算が次式により行
なわれる。
ΘADV(t)=ΘADV(BASE)+ΔΘADV(t)………(3)
ここでΘADV(BASE)は第6図の処理フローの
ステツプ202で求めた基本点火時期である。
ステツプ202で求めた基本点火時期である。
更に次のステツプ258ではノツクによる修正実
行終了報告が管理プログラムに対してなされ、次
いでステツプ260では入出力回路108内に設け
られたIGNC138のレジスタADV及びDWLへ
点火時期データΘADV(t)及びドウエル角データ
の設定がなされると共にF/F164及びCNR
166のリセツトが行われる。
行終了報告が管理プログラムに対してなされ、次
いでステツプ260では入出力回路108内に設け
られたIGNC138のレジスタADV及びDWLへ
点火時期データΘADV(t)及びドウエル角データ
の設定がなされると共にF/F164及びCNR
166のリセツトが行われる。
一方ステツプ252でノツクによる修正実行が不
要であると判断された場合にはステツプ262に移
行し点火時期修正量ΔΘADV(t)が次式により求
められる。
要であると判断された場合にはステツプ262に移
行し点火時期修正量ΔΘADV(t)が次式により求
められる。
ΔΘADV(t)=ΔΘADV(t−1)+ΔΘADV2………(4
) ここで式(4)においてΔθADVには通常運転時にお
ける点火進角値の修正最小単位であり一定値であ
る。
) ここで式(4)においてΔθADVには通常運転時にお
ける点火進角値の修正最小単位であり一定値であ
る。
ステツプ262で点火時期修正量ΔΘADV(t)を求
めた後ステツプ264に移行し点火時期ΘADV(t)
が次式により求められる。
めた後ステツプ264に移行し点火時期ΘADV(t)
が次式により求められる。
ΘADV(t)=ΘADV(BASE))+ΔΘADV(t)………(
5) 式(5)より明らかなようにノツクの発生によつて
ノツクの強度に応じて後退させた点火時期をノツ
ク消滅と同時に最小修正単位の点火時期修正量で
進角方向に増加させている。
5) 式(5)より明らかなようにノツクの発生によつて
ノツクの強度に応じて後退させた点火時期をノツ
ク消滅と同時に最小修正単位の点火時期修正量で
進角方向に増加させている。
またステツプ264の処理が終了すると前記ステ
ツプ260に移行し、既述と同様の処理が行われ、
次のステツプ266でタスクは終了する。
ツプ260に移行し、既述と同様の処理が行われ、
次のステツプ266でタスクは終了する。
上述のとおり、本発明によれば、一定時間毎に
演算されるエンジンの基本点火時期がエンジンの
回転に同期して起動されるタスクにより修正演算
されるので、エンジンの全回転数領域に亘つてエ
ンジンに発生するノツクの強度に応じた点火時期
の補正が可能となり、最適点火時期に収束する時
間が速くなつてエンジン出力の低下やエンジンの
破損等を未然に防止することができると共に、排
ガス浄化を達成できる。またエンジンの基本点火
時期の演算を一定時間毎に起動されるタスクによ
り実行しているため、エンジンの全回転数領域に
おいて他の制御のための演算とは無関係に行なわ
れるから、最新データに基づく修正がなされる結
果、応答性の優れたノツク制御が可能となる。
演算されるエンジンの基本点火時期がエンジンの
回転に同期して起動されるタスクにより修正演算
されるので、エンジンの全回転数領域に亘つてエ
ンジンに発生するノツクの強度に応じた点火時期
の補正が可能となり、最適点火時期に収束する時
間が速くなつてエンジン出力の低下やエンジンの
破損等を未然に防止することができると共に、排
ガス浄化を達成できる。またエンジンの基本点火
時期の演算を一定時間毎に起動されるタスクによ
り実行しているため、エンジンの全回転数領域に
おいて他の制御のための演算とは無関係に行なわ
れるから、最新データに基づく修正がなされる結
果、応答性の優れたノツク制御が可能となる。
第1図はエンジン系統全体の制御装置を示す構
成図、第2図はエンジンの作動状態を説明するた
めのタイムチヤート、第3図は第1図の点火装置
の説明図、第4図は排気ガス環流システムを説明
するための構成図、第5図は第1図における制御
回路64の具体的な構成を示すブロツク図、第6
図は一定周期毎に起動される点火時期計算タスク
の処理内容を示すフローチヤート、第7図はエン
ジンの回転に同期して起動される点火時期制御タ
スクの処理内容を示すフローチヤートである。 102……CPU、104……ROM、106…
…RAM、108……入出力回路。
成図、第2図はエンジンの作動状態を説明するた
めのタイムチヤート、第3図は第1図の点火装置
の説明図、第4図は排気ガス環流システムを説明
するための構成図、第5図は第1図における制御
回路64の具体的な構成を示すブロツク図、第6
図は一定周期毎に起動される点火時期計算タスク
の処理内容を示すフローチヤート、第7図はエン
ジンの回転に同期して起動される点火時期制御タ
スクの処理内容を示すフローチヤートである。 102……CPU、104……ROM、106…
…RAM、108……入出力回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジンの回転情報及び負荷情報を取り込ん
でデイジタル演算処理に基づき点火時期を制御す
る点火時期制御方法において、取り込まれた前記
エンジンの回転情報及び負荷情報に基づいて基本
点火時期の演算を一定時間毎に起動されるタスク
により実行し、かつ前記タスクにより演算された
基本点火時期の修正及び設定をエンジン回転に同
期して起動されるタスクにより実行するものと
し、このタスクによる基本点火時期の修正及び設
定は、ノツクによる前記基本点火時期の修正が必
要か否かをノツクセンサの出力に基づいて判断
し、この判断が肯定のときには、前回実行時の点
火時期修正量をノツクの強度に対応した計数値に
基づいた修正量だけ遅角修正して今回の点火時期
修正量を求め、この点火時期修正量を前記基本点
火時期に加えて新たな点火時期として設定する一
方、前記判断が否定のときには、前回実行時の点
火時期修正量を予め定めた最小単位の修正量だけ
進角修正して今回の点火時期修正量を求め、この
点火時期修正量を前記基本点火時期に加えて新た
な点火時期として設定することを特徴とするエン
ジンの点火時期制御方法。 2 前記遅角させる点火時期修正量を、前回求め
た修正量から今回求めた修正量を引いた減算値で
与えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のエンジンの点火時期制御方法。 3 前記進角させる点火時期修正量を、前回求め
た修正量に一定の最小修正量を加えた加算値で与
えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
のエンジンの点火時期制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5783480A JPS56156462A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Ignition timing control process for engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5783480A JPS56156462A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Ignition timing control process for engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56156462A JPS56156462A (en) | 1981-12-03 |
JPS6410662B2 true JPS6410662B2 (ja) | 1989-02-22 |
Family
ID=13066970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5783480A Granted JPS56156462A (en) | 1980-05-02 | 1980-05-02 | Ignition timing control process for engine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56156462A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2539820B1 (fr) * | 1983-01-20 | 1987-06-26 | Texas Instruments France | Procede de commande d'allumage pour moteur a combustion interne et circuit electronique pour sa mise en oeuvre |
DE3414932C2 (de) * | 1983-04-22 | 1995-07-13 | Mitsubishi Electric Corp | Vorrichtung zur Verminderung des Klopfens bei einer Brennkraftmaschine |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647665A (en) * | 1979-09-26 | 1981-04-30 | Nissan Motor Co Ltd | Knocking control system |
-
1980
- 1980-05-02 JP JP5783480A patent/JPS56156462A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56156462A (en) | 1981-12-03 |
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