JPS639663A - エンジンで駆動される手動操作装置の気化器における空気／燃料−混合気の比を変えるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも１個の調整ダイアフラムを備え、
この調整ダイアフラムを介してばねの力に抗して弁ニー
ドルを弁座から離すことができる、内燃機関で駆動され
る手動操作装置、特にチェーンソー、刈込はさみ等の内
燃機関の気化器における、空気／燃料−混合気の比を変
えるための装置に関する。

〔従来技術〕

この種類の公知の装置（西独国特許出願公開公報第２７
２７２７４号）の場合には、弁座から離すことができる
弁ニードルを備えたダイアフラム構遺体が設けられてい
る。この弁ニードルは、混合気の空気／燃料の比を変え
るために、場合によっては追加空気の流入を可能にし、
それによって吸気管内の脈動を緩衝する。手で操作され
るチェーンソーや類似の作業機器の場合には、作業機器
を簡単にかつ骨を折らずに取り扱い操作できるようにす
るために、全体重量を軽くするような努力がなされてい
る。チェーンソーをできるだけ軽い構造にとする場合に
は、回転数が上昇すると共に、駆動装置強度が低下する
。

〔発明の目的〕

発明の課題は、エンジン回転数の上昇と関連して、切り
換えレベルに達したときに空気／燃料−混合気に燃料を
多く追加し、回転数を制限するように、作業機器の内燃
機関のための燃料混合物の空気／燃料−比を変更する装
置を改良することである。

〔発明の構成〕

この課題は本発明に従い、気化器の調整ダイアフラムに
アクチュエータが付設され、予め定めた回転数に達した
後で、回転数を制限するよう空気／燃料−混合気を濃く
するために、弁ニードルが燃料通路の弁座を付加的な量
だけ開放するように、前記アクチュエータが回転数に比
例して制御可能であることによって解決される。

本発明の好ましい実施態様、好ましい変形、他の効果お
よび重要な詳細は、特許請求の範囲第２〜１２項、以下
の説明および図面から推察することができる。

〔実施例〕

図は、好ましい実施例を略示している。

図に示した本発明による装置は、手で作業する装置特に
チェーンソーの高回転型内燃機関のためのものであり、
ダイアフラム式気化器ｌを備えている。ダイアフラム式
気化器は吸込管２、ベンチュリ管すなわちベンチュリ３
およびスロットル弁４を備えている。

ダイアフラム式気化器１の室５内に°は、ダイアフラム
式気化器の調整ダイアフラムが設けられている。この調
整ダイアフラムは圧力チャンバ７を画成している。圧力
チャンバ７内には、ヒンジ９に揺動可能に支承されたほ
ぼＺ状の伝達部材８が設けられている。このＺ状伝達部
材８の一方のアーム１０は、燃料通路１３の弁座１２と
協働する弁ニードル１１に設けられている。伝達部材８
の他方のアームＩ４は調整ダイアフラム６の中央に設け
られたボルト１５に支承されている。アーム１４ひいて
は調整ダイアフラムに対してコイルばね１６が作用して
いる。このコイルばねは壁部分Ｉ７に支持されている。

調整ダイアフラム６の中央に設けられたボルト１５の軸
線に対して平行に延びる弁ニードル１１は、調整ダイア
フラム６の外側範囲の近くに位置するように半径方向に
ずらして設けられている。ヒンジ９は弁ニードル１１と
ボルト１５の間のほぼ中央に設けられている。

弁ニードルＩＩは伝達部材８を介してコイルばね１６に
よって弁座１２の方へ付勢されている。

アーム１４の揺動ストロークは、コイルばね１６の力と
反対方向でストッパー１８によって制限されている。そ
れによって同時に弁ニードル１１の開放ストロークが制
限される。

調整ダイアフラム６に対して平行に、付加的な制御ダイ
アフラムＩ９が設けられている。この制御ダイアフラム
は好ましくは調整ダイアフラム６と同じ大きさに形成さ
れている。この制御ダイアフラム１９は壁２１によって
画成された別のチャンバ２０内に設けられている。この
壁は調整ダイアフラム６と制御ダイアフラム１９の間を
分離するように設けられている。壁２１には、支柱状の
ストッパー２２が形成されている。このストッパーがチ
ャンバ部分２３内において制御ダイアフラム１９の方へ
延びているので、制御ダイアフラムＩ９のストロークひ
いては弁ニードルｌ！の開放ストロークが制限される。

チャンバ部分２３に対向するチャンバ２０の他の部分２
５の壁部２４には接続部材２６が設けられている。この
接続部材を通って正圧すなわち過剰圧力Ｐ１をチャンバ
部分２５に供給することができる。正圧Ｐ１は好ましく
は、ケーシング４７を有する略示したエンジンファン４
６またはエンジン消音器によって、回転数に比例して供
給される。

制御ダイアフラム１９には、ボルト１５と同軸にピン２
７が設けられている。このピン２７は壁２１を通って案
内され、ボルト１５の頭部分の方へ向いている。ストッ
パー２２の範囲においてチャンバ部分２３内には更に、
圧縮ばね２８が設けられている。この圧縮ばね２８は壁
２１に載り、制御ダイアフラム１９の方へ作用している
。室５とチャンバ部分２３が開口２９によって大気すな
わち周辺空気と連通している。制御ダイアフラム１９の
側の調整ダイアフラム６の表面３０と、この調整ダイア
フラム６側の制御ダイアフラムＩ９の側面３１には、大
気圧Ｐ。が作用している。一方、制御ダイアフラム１９
の対向する外側側面３２には回転数に比例する正圧Ｐ、
が作用している。

予め定めることができるエンジンの回転数から、制御ダ
イアフラム１９が、回転数に比例する正圧Ｐ、によって
圧縮ばね２８の力に抗して動かされるので、ピン２７は
ボルト１５に押し付けられる。

それによって、調整ダイアフラム６が図において左側へ
変位し、Ｚ字状の伝達部材８がコイルばね■６の力に抗
して揺動し、弁ニードル１１が付加的な量またはストロ
ークだけ弁座１２から離れ、燃料通路Ｉ３が一層開放す
る。従って、燃料／空気混合気に燃料が平均以上に添加
されて濃くなり、よって同時にエンジンの出力が低下す
る。それによって、最大出力に比例するエンジン最高回
転数を簡単に制限することができる。回転数低下は圧縮
ばね２８の予圧縮力によって調整することができる。

第２図に示した本発明によるダイアフラム式気化器１′
は、前記のダイアフラム式気化器とほぼ同じように形成
されているが、ここではアクチュエータとして、回転数
に比例する正圧によって付勢可能な制御ダイアフラム１
９の代わりに、ソレノイド３３が設けられている。ソレ
ノイドのアーマチュア３４はばね３５の力に抗してその
ボルト部分３６が調整ダイアフラム６のボルト１５を向
いている。ソレノイド３３には第３図に従って、回転数
に比例する電圧を供給することができる。

そのために、付加的なコイル３８を点火装置３７に設け
ることができる。このコイルは好ましくは５０以上の巻
線を有する。付加的なコイルを別個の鉄心に設けること
ができる。ソレノイド３３のだめの電圧はジェネレータ
例えば加熱用ジェネレータによっても供給することがで
きる。

発生する不規則な交流は整流器３９によって直流に変換
される。ソレノイド３３の電圧はポテンショメータ４３
例えばトリミングポテンショメータによって調節するこ
とができる。このポテンショメータはソレノイドと共に
分圧器を形成する。

アーマチュア３４ひいてはボルト３６の移動ストローク
はソレノイド３３に発生する直流電圧とばね３５の力に
依存する。このばねはボルト３６の吐出に反作用する。

すなわち、ばね予圧縮量の選定とポテンショメータ４１
の調節によって、切り換え点を変更して、供給燃料量の
ための制御量を決めることができる。

所定の回転数に達しない運転条件の場合には、調整ダイ
アフラム６は圧力チャンバ７内の圧力を大気圧より少し
下のレベルに調節する。予め定められた限界回転数に達
すると、接点“＋“および“−”を経てソレノイド３３
に電圧がかけられる。

アーマチュア３４は電磁力によってばね３５に抗して図
で左側へ引っ張られ、その自由端が調整ダイアフラム６
のボルト１５に押し付けられる。この過程によって、弁
ニードル１１が大きく開放されるかまたは弁座１２から
離れるので、流入４４と流出４５が増大する。大きな燃
料流れ４５がベンチュリ管３に達するので、燃料空気混
合気は濃くなる。すなわち燃料が追加される。これによ
って、エンジンの出力が低下し、従って最高回転数が制
限される。

本発明の範囲内において、回転数を制限するように空気
／燃料混合気を濃くするために、回転数に比例する遠心
力制御器またはウィンドベーンを設けることができる。

このウィンドベーンはリンク機構を介してピン２７を操
作する。

【図面の簡単な説明】

第１図は気化器調整ダイアフラムに付設されがつ正圧に
依存する制御ダイアフラムとして形成されたアクチュエ
ータを有する、本発明によるダイアフラム式気化器装置
の断面図、第２図は気化器調整ダイアフラムに付設され
たソレノイドを有する、本発明による他のダイアフラム
式気化器装置を示す図、第３図は点火モジュール、整流
器およびトリミングポテンショメータを備えた第２図の
ソレノイドに、回転数に比例して電圧を供給するための
回路図である。 ！、１′　・・・気化器、　　６・・・調整ダイアフラ
ム、　　１１・・・弁ニードル、　　１２・・・弁座、
　　１３・・・燃料通路、　　１６・・・ばね、　　１
９．３３・・・アクチュエータ手続補正書（１劃 昭和６２年　７月　２日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも１個の調整ダイアフラム（６）を備え、
   この調整ダイアフラムを介してばね（１６）の力に抗し
   て弁ニードル（１１）を弁座（１２）から離すことがで
   きる、内燃機関で駆動される手動操作装置、特にチェー
   ンソー、刈込はさみ等の内燃機関の気化器における、空
   気／燃料−混合気の比を変えるための装置において、気
   化器（１、１′）の調整ダイアフラム（６）にアクチュ
   エータ（１９、３３）が付設され、予め定めた回転数に
   達した後で、回転数を制限するよう空気／燃料−混合気
   を濃くするために、弁ニードル（１１）が燃料通路（１
   ３）の弁座（１２）を付加的な量だけ開放するように、
   前記アクチュエータが回転数に比例して制御可能である
   ことを特徴とする装置。 ２、混合気に燃料を追加するための弁ニードル（１１）
   の開放ストロークが、少なくとも１個のストッパー（１
   ８；２２）を介して制限されていることを特徴とする、
   特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３、アクチュエータが制御ダイアフラム（１９）として
   形成され、この制御ダイアフラムが気化器（１）の調整
   ダイアフラム（６）の側（３１）で大気圧（Ｐ＿０）と
   ばね（２８）の力によって付勢され、かつ調整ダイアフ
   ラム（６）の方へ向いたピン（２７）を備え、制御ダイ
   アフラムの反対側の外面（３２）がエンジンファンスパ
   イラル、消音器等の回転数に比例する正圧（Ｐ＿１）に
   よって付勢されていることを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項または第２項記載の装置。 ４、制御ダイアフラム（１９）が壁（２１）によって調
   整ダイアフラム（６）から分離され、ピン（２７）がこ
   の壁を通って突出し、制御ダイアフラムが別のチャンバ
   （２０）の中に設けられ、このチャンバの壁（２４）が
   正圧（Ｐ＿１）のための接続部材（２６）を備えている
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第３項ま
   でのいずれか一つに記載の装置。 ５、弁ニードル（１１）と制御ダイアフラム（１９）の
   ピン（２７）が軸方向にずらして設けられ、弁ニードル
   のとピンの両軸線の間に伝達部材（８）が設けられてい
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第１項から第４項
   までのいずれか一つに記載の装置。 ６、伝達部材（８）がＺ字状に形成されていることを特
   徴とする、特許請求の範囲第５項記載の装置。 ７、気化器（１′）の調整ダイアフラム（６）のための
   アクチュエータ（１９）がソレノイド（３３）として形
   成され、回転数に比例する電圧が、点火装置（３７）に
   設けられた付加的なコイル（３８）からソレノイドに供
   給され、コイルが好ましくは５０個以上の巻線を有し、
   コイル（３８）とソレノイド（３３）の間に整流器（３
   ９）が設けられていることを特徴とする、特許請求の範
   囲第１項または第２項記載の装置。 ８、付加的なコイル（３８）の代わりに、コイルを備え
   た別の鉄心が設けられていることを特徴とする、特許請
   求の範囲第７項記載の装置。 ９、ソレノイド（３３）のアーマチュア（３４）が気化
   器（１′）の調整ダイアフラム（６）の方へ向いていて
   、ソレノイドがポテンショメータ（４１）を介して調節
   可能であることを特徴とする、特許請求の範囲第７項記
   載の装置。 １０、ソレノイド（３３）を調節するために整流器（３
   ９）とソレノイドの間に、パルスに依存する開閉装置（
   ４２）が設けられ、この開閉装置が所定の周波数の上で
   直流電圧を開放することを特徴とする、特許請求の範囲
   第７項または第８項記載の装置。 １１、開閉装置（４２）が集積回路として形成されてい
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第１０項記載の装
   置。 １２、アクチュエータ（１９）が機械的、空気圧的また
   は電気的に制御可能であることを特徴とする、特許請求
   の範囲第１項記載の装置。